JP4010277B2 - 遊技機用ユニット島の基体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数台の遊技機を並列設置し得るユニット島の基体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ機等の遊技機を設置するためのパチンコ島台を、工場等で数台(2〜4台)の遊技機を設定し得るユニット島単位に分割して構成し、遊技場において、複数のユニット島を組み付けることにより、多数の遊技機を設置するパチンコ島台として完成させていた。しかして、ユニット島は、木製で構成されたり(例えば、実開平4−120789号)、あるいはスチール製で構成されたり(例えば、実開平7−24387号)するが、いずれの構成においても、ユニット島の縦桟を構成する支柱が1台の遊技機の横幅間隔毎、あるいは複数台の遊技機の横幅寸法間隔毎に立設され、支柱の間隔が決められた位置となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、遊技場からの注文に基づいてパチンコ島台にすべての遊技機や機器を設置したときに、パチンコ島台内の上部に設けられる重量物(トランスや配線の塊等)の位置や島台内部の玉タンクの位置が遊技場毎に異なるため、支柱の間隔もそれに応じた間隔にすることが望ましい。しかしながら、ユニット島は、大量生産を前提として構成されているため、上記のような要望に対応することができないという欠点があった。
【0004】
本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、遊技場固有の支柱間隔に対しても容易に対応することができ、しかもその対応を統一した規格部品によって行うことが可能な遊技機用ユニット島の基体構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明が採用した解決手段を図面を参照して説明すると、図2,図5,図6において、複数台のパチンコ機6を並列設置し得るユニット島1の基体構造であって、該基体構造は、その内部に補給樋が傾斜状に敷設し得る上部ユニット2と、該上部ユニット2を支持し且つその側面にパチンコ機6を配列し得る中ユニット3と、該中ユニット3を支持し且つその内部に回収樋を傾斜状に敷設し得る下部ユニット4と、該下部ユニット4を支持する土台5と、からなり、前記中ユニット3は、上部ユニット2の下部に形成された上部レール溝31及び下部ユニット4の上部に形成された下部レール溝132に沿って左右方向に移動可能であって任意の位置で固定することが可能なスライド支柱60を含んで構成され、パチンコ機6の下部を固定する締付金具101が設けられる遊技機固定部材90を、前記下部レール溝132に左右方向に移動可能であって任意の位置で固定可能とした。このように構成することにより、上部ユニット2を支持するスライド支柱60の間隔あるいは位置を任意の位置に固定することができ、しかも、間隔を変えるために特別な部品を用意する必要もなく通常の間隔時にも使用されると同じ統一化された規格部品であるスライド支柱60を使用することができるので、大量生産してストックしておくことができる。また、パチンコ機6の装着に必要とされる締付金具101の取付及びその位置設定をきわめて簡単に行うことができる。
【0006】
また、図6に示すように、前記パチンコ機6から排出されるパチンコ玉を回収して回収樋設置空間157に放出するアウト玉箱106を取付ネジ94に取着し得る固定部材90を、前記下部レール溝132に左右方向に移動可能であって任意の位置で固定可能としたことにより、アウト玉箱106の取付及びその位置設定をきわめて簡単に行うことができる。
【0007】
また、図7に示すように、遊技機固定部材90には、該遊技機固定部材90を前記下部レール溝132に固定する際に前後方向に位置調節可能な止め長穴97を形成したことにより、パチンコ機6の傾斜角度の調節等を行うことができる。
【0008】
更に、図7に示すように、締付金具101は、その先端がギザギザ状の爪となっている押圧金具104とすることにより、一点で押圧するものより、その固定状態を長期間にわたって安定的に保持し得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図面中、図1は、完成した状態のユニット島1を示す斜視図であり、図2は、組付けが終了したユニット島1の斜視図であり、図3は、中ユニット3,下部ユニット4,及び土台5部分の示すユニット島1の拡大部分斜視図であり、図4は、中ユニット3を構成するスライド支柱60の斜視図であり、図5は、スライド支柱60のスライド移動することができる構造を説明するためのユニット島1の側面図であり、図6は、パチンコ機6の下部を固定する状態の下部ユニット4部分の斜視図であり、図7は、遊技機固定部材90の拡大斜視図であり、図8は、上部ユニット2の一端部側の部分斜視図であり、図9は、上部ユニット2の主要構成部品である上部支柱10の斜視図であり、図10は、上部ユニット2と中ユニット3との連結構造を示す側面図であり、図11は、下部ユニット4と土台5との関係を示す斜視図であり、図12は、同じく下部ユニット4と土台5との関係を示す拡大部分斜視図であり、図13は、下部ユニット4に内蔵される回収樋としてのアウトレール155の取付状態を示す斜視図であり、図14は、同じくその分解斜視図であり、図15は、アウトレールの他の取付構造を示す斜視図であり、図16は、土台5の分解斜視図である。
【0010】
(1)ユニット島全体の構造
まず、本実施形態に係るユニット島1の全体の構成について、図1及び図2を参照して概略説明する。図において、本実施形態に係るユニット島1は、その内部に図示しない補給樋が傾斜状に敷設し得る上部ユニット2と、該上部ユニット2を支持し且つその側面に遊技機としてのパチンコ機6(図5参照)を配列し得る中ユニット3と、該中ユニット3を支持し且つその内部に回収樋としてのアウトレール155を傾斜状に敷設し得る下部ユニット4と、該下部ユニット4を支持する土台5と、から構成されている。図示のユニット島台1は、3台のパチンコ機6をそれぞれ両面に並列設置するものが示されているが、2台のパチンコ機6を並列設置するユニット島1でも良い。現状では、3台並列ユニット島1と2台並列ユニット島1とを組合せて遊技場の要望するパチンコ島台として構成している。以下、各ユニット毎に詳細に説明する。
【0011】
(2)上部ユニット
上部ユニット2について、主として図2及び図8乃至図10を参照して説明する。図において、上部ユニット2は、ほぼ等間隔に立設される複数の上部支柱10と、該複数の上部支柱10の上部左右の長手方向に沿って連結される欄間取付上部横桟39,40と、複数の上部支柱10の下部中央に所定間隔を開けて長手方向に沿って連結される一対の上部レール部材29と、複数の上部支柱10の下部左右の長手方向に沿って連結される遊技機取付上部横桟34と、から構成されている。なお、上部ユニット2を構成する各部材は、ほとんどスチールの打ち抜き加工等によって構成されている。
【0012】
上部支柱10は、図9に示すように、下部の支柱支持部材11と、該支柱支持部材11に溶接固着されて垂直方向に立設される一対の垂直支柱12と、該垂直支柱12の上端側方にネジ止め固着される欄間取付上部板13と、一対の垂直支柱12の間に差し渡されて止着される補給樋支持金具14と、垂直支柱12のほぼ中間に取り付けられ且つ後述する欄間46及び呼出ランプ取付板48が取り付けられる場合に必要とされる欄間取付中間部材15と、から構成されている。
【0013】
支柱支持部材11は、上部支柱10に上部ユニット2の長手方向の下部横桟である上部レール部材29及び遊技機取付上部横桟34とを取り付けるための部材であり、このため、その底面部には、平行状に設けられる一対の上部レール部材29をボルト30で止着するための上部レール取付穴16が穿設され、また、両端部にも遊技機取付上部横桟34をボルト38で止着するための長孔17が穿設されている。ここで、遊技機取付上部横桟34を止着するための長孔17が左右方向に長く形成されているが、これは、この遊技機取付上部横桟34がパチンコ機6の上部を挟持支持するものであり、列設されるすべてのパチンコ機6の大まかな傾斜角度を調節する場合に後述する遊技機用上部固定ネジ51で個々に調節するよりも一斉に調節できるように、遊技機取付上部横桟34の出具合を調節することができるようにするためであると共に、背向するパチンコ機6間の間隔を調節するためである。
【0014】
また、垂直支柱12は、支柱支持部材11の垂直状に立設された垂直部裏面にその下端が溶接固着されるものであり、断面コ字状のアングル材によって構成され、その両側辺12a,12bに多数の取付穴18,19がほぼ等間隔に穿設されている。一側辺12aに穿設される取付穴18には、補給樋支持金具14がビス24によって止着されるものであり、他側辺12bに穿設される取付穴19には、欄間取付中間部材15がビス25aによって取り付けられるものである。なお、取付穴18,19が多数穿設されているのは、補給樋支持金具14及び欄間取付中間部材15を所望の位置に取り付けるためである。
【0015】
垂直支柱12の上端の外側に突出するようにネジ止め固着される欄間取付上部板13は、その上端が水平状の載置片21となっており、その載置片21の中心に取付穴20が穿設されている。そして、載置片21に欄間取付上部横桟39,40を載置してビス(図示しない)で取付穴20に止着することにより、欄間取付上部横桟39,40を上部支柱10に止着する。なお、図示左側の欄間取付上部横桟39は、図示右側の欄間取付上部横桟40の上部にネジ挿入溝41が形成される部材を積層してビス止めされることによって構成されているが、このように欄間取付上部横桟39,40の構造が異なっているのは、この横桟39,40に取り付けられる欄間44,46の種類に応じた横桟39,40を図示しているからである。これについては、後に詳述する。
【0016】
次に、垂直支柱12の一側辺12aに穿設される取付穴18に止着される補給樋支持金具14は、逆L字状に形成されており、その側辺の両端に上下方向の調節用長穴22が穿設され、その上辺に図示しない補給樋を挟持支持するためのズレ防止突片23が突設されている。しかして、補給樋支持金具14の側辺を垂直支柱12の一側辺12aに当接した状態で調節用長穴22を介して取付穴18にビス24を螺着することにより、補給樋支持金具14を所望の高さ位置に掛け渡すことができ、実際に補給樋を補給樋支持金具14に載置した状態でその傾斜角度を微調節する際には、ビス24を若干緩めて調節用長穴22の範囲内で補給樋支持金具14を上下動することにより、補給樋の微妙な傾斜角度も容易に調節することができる。
【0017】
更に、垂直支柱12の他側辺12bに穿設される取付穴19に止着される欄間取付中間部材15は、平板状の後端部に前後して上下それぞれ2つの取付穴25,26が穿設され、後方の取付穴25を取付穴19に一致させてビス25aを止着したときには、その突出量が大きくなり、前方の取付穴26を取付穴19に一致させてビス25aを止着したときには、その突出量を少なくすることができるようになっている。この突出量の大小は、前記遊技機取付上部横桟34の突出の大小に応じて決められるものである。また、欄間取付中間部材15の先端部の下部には、蝶番取付片27が水平状に設けられ、該蝶番取付片27に穿設される取付穴28に後述する呼出ランプ取付板48の蝶番50が止着されるようになっている。
【0018】
上部支柱10の構成は、概ね上記した通りであるが、このように構成される上部支柱10を適宜間隔(図示の場合には、1台のパチンコ機6の横幅寸法毎)を開けて上部レール部材29、遊技機取付上部横桟34、欄間取付上部横桟39,40を前述したように所定の位置にそれぞれ取り付けることにより、上部ユニット2が完成される。
【0019】
ここで、各横桟の構成について説明すると、上部レール部材29は、図8及び図10に示すように、平板状の板材の裏面一側に、下面の中央部が長手方向に沿って開放する角筒状部を有しており、その角筒状部が上部レール溝31を構成している。そして、角筒状部が形成されていない平板部に支柱支持部材11の上部レール取付穴16に対応する取付穴33が穿設され、取付穴16,33を一致させてボルト30を止着することにより、上部レール部材29と所定間隔を置いて立設される上部支柱10の支柱支持部材11とが固着されるものである。なお、取付穴33は、上部レール部材29に多数形成されているので、上部支柱10の間隔及び個数は、任意に設定することができるものである。また、上部レール部材29は、平行状に一対設けられるので、その端部には、図8に示すように、間隔保持部材32が挟持されるようになっている。
【0020】
また、上部レール部材29の外側に取り付けられる遊技機取付上部横桟34は、断面C角筒状の筒材で構成され、その上辺に長手方向に沿って欄間下部当接立片35が突設され、その欄間下部当接立片35の内側に支柱支持部材11の長孔17に対応する取付穴36と、パチンコ機6の外枠7の上部外面を固定する遊技機用上部固定ネジ51を螺合する固定ネジ穴37が多数穿設されている。欄間下部当接立片35は、蝶番で開閉自在に設けられる欄間44又は呼出ランプ取付板48の下部が当接する部分である。また、長孔17と取付穴36とを一致させてボルト38を止着することにより、遊技機取付上部横桟34と所定間隔を置いて立設される上部支柱10の支柱支持部材11とが固着されるものである。
【0021】
上部支柱10の欄間取付上部板13に取り付けられる欄間取付上部横桟39,40は、図示の実施形態では、異なる形状のものが示されている。図8の左側に取り付けられる欄間取付上部横桟39は、ネジ挿入溝41に挿入される板材(図示しない)にネジ42が螺合され、このネジ42を若干緩めた状態で図1に示す呼出ランプ内蔵欄間44の蝶番45をネジ42に係止して締め付けることにより、呼出ランプ内蔵欄間44を開閉自在に軸支するものである。そして、図示の呼出ランプ内蔵欄間44は、上部ユニット2の一側面の全体を覆う大きさに形成されているので、呼出ランプ内蔵欄間44を閉じた状態では、当該欄間44の下部が前記欄間下部当接立片35に当接するようになっている。なお、このような大型の欄間44を装着するときには、欄間取付中間部材15は、当然のことながら必要ない。また、欄間取付上部横桟39には、ネジ挿入溝41の内側に係止突片43が突設されているが、この係止突片43は、上部ユニット2の天井面を被覆する場合の被覆板が載置されるときに滑り落ちないように係止するためのものである。
【0022】
一方、図8の右側に取り付けられる欄間取付上部横桟40は、図1に示す通常よく使用される長尺状の欄間46を開閉自在に取り付けるものであり、欄間46の蝶番47を欄間取付上部横桟40の取付穴(図示しない)にネジ止めするものである。また、この欄間46は、幅寸法が短いので、その下端は、欄間取付中間部材15の蝶番取付片27のやや上方であり、その下方に呼出ランプ49が設けられる呼出ランプ取付板48が配置される。図示の場合には、呼出ランプ取付板48も蝶番50によって開閉自在に取り付けられるようになっているが、その蝶番50は、前述したように、欄間取付中間部材15の蝶番取付片27の取付穴28に取り付けられるようになっている。なお、従来の呼出ランプ取付板は、ビス等により完全に止着される構造であったが、図示の呼出ランプ取付板48のように蝶番50によって開閉自在に構成することにより、欄間46より下方に位置する補給樋や該補給樋に設けられる分離器、あるいはパチンコ機6の上部賞球タンクの接続部分に設けられる賞球接続具部分での玉詰まりトラブルに対する処置を簡単に行うことができると共に、呼出ランプ49の交換等も楽に行うことができる。
【0023】
上記したように、本実施形態における上部ユニット2の上部支柱10には、各種形状の欄間取付上部横桟39,40及び欄間取付中間部材15を自由に取り付けることができるようにしたので、左右形状及び構造の異なる欄間44,46,48を取り付けることができ、従来のように左右同じ欄間を取り付けていた場合に比較してパチンコ島台の装飾の自由度を向上させることができる。もちろん、左右同じ欄間取付上部横桟39,40を取り付けて同じ構造の欄間を取り付けても良い。なお、図示の欄間においては、呼出ランプ内蔵欄間44は、1台のパチンコ機6の横幅寸法と同じものを示し、欄間46は、ユニット島1に設置し得る台数のパチンコ機の横幅寸法と同じものを示したが、これらの横幅寸法は、自由に設計した長さで良い。
【0024】
また、上記した上部ユニット2と次に説明する中ユニット3との連結構造及びパチンコ機6の支持構造については、後に詳述する。
【0025】
(3)中ユニット
次に、中ユニット3について、主として、図2乃至図7を参照して説明する。図において、中ユニット3は、上記した上部ユニット2を支持し且つその側面にパチンコ機6を配列し得るものであると共に、前記上部ユニット2の下部に形成された上部レール溝31及び後述する下部ユニット4の上部に形成された下部レール溝132に沿って左右方向に移動可能であって任意の位置で固定することが可能なスライド支柱60を含んで構成されるものである。
【0026】
そこで、まず、スライド支柱60の構造について図4を参照して説明すると、スライド支柱60は、側面がほとんど開放した平板角筒状のスチール部材によって構成されており、その下部両側に下部ユニット4と連結するための下部固定片61が溶接固着され、その前後面に図示しない紙幣・コイン搬送機を載置支持する搬送機支持部材62が止着され、上端に上部ユニット2と連結するための上部連結部材63が設けられて構成されている。
【0027】
スライド支柱本体60は、前述したように、側面がほとんど開放した平板角筒状のスチール部材によって構成されており、その両側前後面に搬送機支持部材62を任意の高さ位置に取り付けるために多数の取付穴64が穿設されている。この取付穴64は、前後のいずれか一方の面だけに構成しても良いが、前後面に形成することにより、全く対称となるためにいちいち向きを考えながら下部ユニット4又は上部ユニット2に装着しなくても良いので、組立を素早く行うことができる。また、スライド支柱本体60の上部の一側側面には、上部連結部材63を固定ボルト80で止めるための取付穴66が穿設され、その近傍の両側面には、上部連結部材63を仮止めするための仮止めピン79が挿通される差込穴65が所定の間隔離れて上下に2個ずつ穿設されている。なお、スライド支柱本体60の中程一側面は、打ち抜き加工されることなく補強連結板67で連結されたままとなってスライド支柱60の全体の強度を高めている。
【0028】
スライド支柱本体60の下部両側に溶接固着される下部固定片61には、止め穴68が形成され、この止め穴68に螺着される固定ボルト71の先端に挟持板69の止め穴70が螺合されることとなる。このように、固定ボルト71によって下部固定片61と挟持板69とが対向した状態となるが、この対向した状態で下部ユニット4の後述する下部レール部材123の下部レール溝132に挟持板69が挿入され、その挿入された状態で固定ボルト71を締め付けることにより、下部レール部材123が下部固定片61と挟持板69とに挟持されてスライド支柱60の下部が下部ユニット4の任意の位置で強固に連結固定されるようになっている。
【0029】
また、搬送機支持部材62は、逆L字状に形成され、その前面側面に取付長穴72が形成されて、ビス73で前記取付穴64に止着することにより、スライド支柱本体60に取り付けられる。その取り付けられた状態では、上辺の載置片74が水平状となるので、図示しない紙幣・コイン搬送装置を載置片74の上に載置することにより、該装置がスライド支柱60に装着される。なお、取付長穴72によってその取付位置の微調整を簡単に行うことができる。
【0030】
スライド支柱本体60の上部に設けられる上部連結部材63は、T字状に形成され、その垂直部は、スライド支柱本体60の上部が貫入される嵌入部75として構成され、その水平部が後述する挟持板82と協働してスライド支柱60を上部ユニット2に連結するための固定部76となっている。嵌入部75の両端部の下部に前記差込穴65に対応するピン挿通穴77が穿設されると共に、前記取付穴66に対応する位置に上下方向の固定長穴78が穿設されている。しかして、上部連結部材63の嵌入部75をスライド支柱60の上端に差し込み、固定長穴78と取付穴66とを一致させた状態で取付穴66に固定ボルト80を螺合することにより、上部連結部材63をスライド支柱60に取り付けることができる。ただし、固定ボルト80を強く締着しないときには、固定長穴78によって上部連結部材63が上下に移動可能となっている。
【0031】
しかして、差込穴65が上下方向に所定の間隔を持って形成されているので、ピン挿通穴77を下部の差込穴65に一致させて仮止ピン79を差し込んで該仮止ピン79が脱落しないように固定ピン85を仮止ピン79の端部に差し込むことにより、上部連結部材63の取り付け位置を低い位置で確定し、その後、固定ボルト80を強く締着することにより、低い位置での上部連結部材63の取付が完了する。一方、固定ボルト80を緩め且つ仮止ピン79を引き抜き、上部連結部材63を上方に移動させて上部の差込穴65にピン挿通穴77を一致させて仮止ピン79を差し込み固定ピン85で止めることにより、上部連結部材63の取り付け位置を高い位置で確定し、その後、固定ボルト80を強く締着することにより、高い位置での上部連結部材63の取付が完了する。
【0032】
上記のように上部連結部材63の上下方向の固定位置を変えることができるようにした理由は、ユニット島1に列設されるパチンコ機6の外枠7の寸法は、古くから寸法の若干大きな関西枠と小さな関東枠という2種類の枠があり、従来は、ユニット島の大きさを大きな関西枠に対応するように形成しておき、小さな関東枠のパチンコ機を列設した場合には、隙間を埋めるために埋め込み部材を埋め込んで対処していた。しかしながら、本実施形態のように、上部連結部材63の取り付け高さを変えることができる場合には、少なくとも高さ方向の埋め込み部材を用意する必要はなく、簡単に関東枠用のユニット島と関西枠用のユニット島とに相互に変更することができる。
【0033】
なお、関東枠と関西枠との寸法の相違は、高さ方向だけでなく横幅方向においても相違するが、本実施形態において横幅寸法を変化させる場合には、横幅寸法として関西枠に合致する大きさで形成しておき、関東枠を列設する場合には、側部にだけ埋め込み部材を埋め込むようにするか、あるいは、最初から関東枠用と関西枠用の上部ユニット2及び下部ユニット4を用意しておき、それぞれの上部・下部ユニット2,4を本実施形態のスライド支柱60で連結するかのいずれかである。いずれの方法であっても、少なくともスライド支柱60は、統一化された規格部品として使用することができる。また、関東枠用あるいは関西枠用の専用の上部・下部ユニット2,4においても、垂直方向の部材は、統一化された規格部品として使用することができ、水平方向の部材だけを関東枠用あるいは関西枠用として用意すれば良い。
【0034】
ところで、上記のようにしてスライド支柱60の上部に取り付けられた上部連結部材63の固定部76の四隅には、止め穴81が形成され、この止め穴81に下方から螺着される固定ボルト84の先端に挟持板82の止め穴83が螺合されて挟持板82が前記挟持板69と同じ向きとなる。このように、固定ボルト84によって固定部76と挟持板82とが対向した状態となるが、この対向した状態で上部ユニット2の前記上部レール部材29の上部レール溝31に挟持板82が挿入され、その挿入された状態で固定ボルト84を締め付けることにより、上部レール部材29が固定部76と挟持板82とに挟持されてスライド支柱60の上部が上部ユニット2の任意の位置で強固に連結固定されるようになっている。
【0035】
中ユニット3の主たる構成部材は、上記したスライド支柱60だけであるが、本実施形態の場合には、スライド支柱60の下部が固定される下部レール溝132にパチンコ機6の下部を固定し且つパチンコ機6から排出されるアウト玉を回収樋(図示ではアウトレール155)に放出するアウト玉箱106が設けられる遊技機固定部材90があるので、これについて図6及び図7を参照して説明する。
【0036】
遊技機固定部材90は、階段状に形成された固定板91に集約して構成されている。即ち、固定板91の固定片部92の両端には、パチンコ機6を固定するための締付金具101が取り付けられる固定腕96が逆L字状に延設され、その固定腕96の基部に対応する固定片部92に止め長穴97が形成され、その止め長穴97に挿通される固定ボルト100の先端に挟持板98の止め穴99が螺合される。このように、固定ボルト100によって固定片部92と挟持板98とが対向した状態となるが、この対向した状態で下部ユニット4の下部レール部材123の下部レール溝132に挟持板98が挿入され、その挿入された状態で固定ボルト100を締め付けることにより、下部レール部材123が固定片部92と挟持板98とに挟持されて遊技機固定部材90が下部ユニット4の任意の位置で強固に連結固定されるようになっている。なお、止め長穴97が前後方向に長く形成されているので、遊技機固定部材90を前後方向に位置調節でき、それによってパチンコ機6の傾斜角度の調節等を行うことができる。
【0037】
一方、固定板91のクランク状に立ち上った載置取付片部93の端部には、取付ネジ94が立設され、該取付ネジ94の内側に誘導片95が取り付けられている。取付ネジ94及び誘導片95は、アウト玉箱106を取り付けるためのものであり、アウト玉箱106の両サイドに突設形成される取付片部107を誘導片95に嵌め込みながら載置取付片部93に載置すると、取付片部107に形成された取付穴108から前記取付ネジ94の頭部が突出し、その突出した取付ネジ94の頭部に蝶ナット109を螺合してアウト玉箱106を固定板91に装着することができる。なお、アウト玉箱106の玉誘導通路の末端には、周知のように玉計数器110が取り付けられている。また、クランク状に立ち上がった載置取付片部93は、後述するカウンター台124の後端部を受け入れるようになっている。
【0038】
また、前記固定腕96の先端部には、締付金具101が設けられるが、この締付金具101は、固定腕96に螺合される螺合ネジ102と、該螺合ネジ102の上端部に固着される摘み103と、螺合ネジ102の下端部に回転自在に止着される押圧金具104とから構成されている。なお、摘み103の中心には、螺合ネジ102の回転をドライバでも行えるように十字ネジ105が形成されている。
【0039】
しかして、上記のように構成される締付金具101においては、摘み103を回転せしめることにより、パチンコ機6の外枠7の下部内側面に押圧金具104を押圧してパチンコ機6の下部をユニット島1に固定することができ、特に図示の実施形態の押圧金具104のように、先端がギザギザ状の爪となっている場合には、一点で押圧するものより、その固定状態を長期間にわたって安定的に保持し得るものである。
【0040】
以上のように、パチンコ機6から排出されるパチンコ玉を回収して回収樋設置空間157に放出するアウト玉箱106を取付ネジ94に取着し得ると共にパチンコ機6の下部を固定する締付金具101が設けられる遊技機固定部材90を、前記下部レール溝132に左右方向に移動可能であって任意の位置で固定可能とすることにより、パチンコ機6の装着に必要とされる締付金具101とアウト玉箱106との取付及びその位置設定をきわめて簡単に行うことができる。なお、固定板91の両端に突設される一対の固定腕96の間隔をパチンコ機6の外枠の内側寸法よりもやや小さく形成した場合には、製造者の異なるすべてのパチンコ機6に対して適用することができ、パチンコ機6の新台入れ替え時の固定作業を迅速且つ簡単に行うことができる。また、固定板91を短く形成し、その固定板91に1つの固定腕96と1つの取付ネジ94とを設け、そのような固定板91を1台のパチンコ機6に2個ずつ使用しても良い。このように構成することにより、更にフレキシブルに各種の遊技機に対応させることができるものである。また、本実施形態では、遊技機固定部材90がパチンコ機6を固定する機能とアウト玉箱106とを固定する機能を有するものを示したが、いずれか一方の機能を有するように構成しても良い。
【0041】
(4)下部ユニット
次に、下部ユニット4について、図3及び図11乃至図15を参照して説明する。図において、下部ユニット4は、ほぼ等間隔に立設される複数(図示の実施形態では4個)の逆袴状の下部支柱120と、該複数の下部支柱120の下辺部に所定間隔を開けて長手方向に沿って連結される一対の下部横桟121と、複数の下部支柱120の二股のそれぞれ上辺部の長手方向に沿って連結される上部横桟122と、内側の上部横桟122の上部に載置固定される下部レール部材123と、下部レール部材123の前方であって上部横桟122に止着されるカウンター台124と、下部支柱120の下部両側に取り付けられる腰板装着部材125と、から構成されている。なお、下部ユニット4を構成する各部材は、ほとんどスチールの打ち抜き加工等によって構成されている。
【0042】
下部支柱120は、上記したように逆袴状(逆台形状)となっており、その正面形状におけるほぼ中央の長方形状の打ち抜き部が後述する回収樋設置空間157を構成するものである。また、下部ユニット4を構成する複数の下部支柱120のうち、図11に示すように、一端に位置する下部支柱120には、外側に突出する連結突片126と連結止め穴128とが形成され、他端に位置する下部支柱120には、連結突片126が係合し得る連結開口127と連結止め穴128とが対応形成されている。しかして、2つのユニット島を連結する際に、一方のユニット島の連結突片126を他方のユニット島の連結開口127に挿入し得るように一方のユニット島をスライド移動して係合せしめて2つのユニット島を連結し得るようにしたことにより、簡単にユニット島1同士を連結することができる。なお、2つのユニット島を連結した状態で連結止め穴128にビスあるいはボルトを螺着することにより、左右のずれがなくなり、正確に連結されることとなる。
【0043】
また、下部支柱120は、その外周縁の全体に渡って一側に直角に曲折されており、外側曲折片の下部には、腰板装着部材125をビス止めするための止め穴129が穿設され、また、内側曲折片(長方形状の打ち抜き部分)の上下には、後述する側壁板141をビス止めするための止め穴130が穿設されている。
【0044】
下部支柱120の下辺両端部に平行状に溶接固着される下部横桟121は、上面の中央部が開放した断面C角筒状のアングル材で構成されており、この下部横桟121が後述する土台5に載置固定されるものである。
【0045】
下部支柱120の二股状のそれぞれの上辺部の長手方向に沿って連結される一対の上部横桟122には、カウンター台124をビス止めするための止め穴131が形成されている。この止め穴131は、一対の上部横桟122の同じ位置に前後するように形成されるものであるが、これは、カウンター台124を外側の上部横桟122にも内側の上部横桟122のいずれにも取り付け得るようにするためである。なお、上部横桟122と下部支柱120との間の連結は、溶接によって行われている。
【0046】
また、上部横桟122の内側には、上方が開放した断面C字状の下部レール部材123が内側の上部横桟122の内側端上部に溶接固着されているが、この下部レール部材123に前記スライド支柱60の挟持板69が挿入されるようになっている。
【0047】
また、カウンター台124は、パチンコ機6をユニット島1に設置した状態でパチンコ機6の下方から前方に突出するものであり、図示の実施形態においては、幅方向の上面に僅かな段差があるように形成され、その高段部がパチンコ機6を載置する遊技機載置部133として構成され、低段部がカウンター台として使用し得るカウンター部134となっている。また、カウンター台124の後方部には、適宜間隔をおいて、その上面に大きな楕円形状の操作穴136が形成され、その操作穴136の下方に小さな楕円形状の取付長穴135が形成されている。この操作穴136及び取付長穴135は、カウンター台124を前記上部横桟122に止着するための開口であり、その作業は、カウンター台124を上部横桟122の上部に載置した状態で取付長穴135と止め穴131とを一致させてビス(図示しない)を立てて操作穴136からドライバ工具等で該ビスを回して止着する。この場合、取付長穴135の一致させる止め穴131として、外側の上部横桟122の止め穴131を選択した場合には、カウンター台124の突出量を大きくすることができ、逆に内側の上部横桟122の止め穴131と一致させた場合には、カウンター台124の突出量を通常の状態とすることができる。なお、通常の状態においても、取付長穴135によってカウンター台124の突出量を調節(例えば、30mm程度)することが可能である。
【0048】
また、カウンター台124を上部横桟122に止着する際には、図3に示すように、腰板156(図1参照)の上端縁が挿入される腰板装着レール部材138がカウンター台124と上部横桟122との間に挟持されるようになっている。更に、カウンター台124の遊技機載置部133には、パチンコ機6の横幅寸法に相当する間隔をおいて間仕切り部材137がネジ止め固着されている。この間仕切り部材137の上部には、玉貸機(図示しない)が載置されるものである。
【0049】
複数の下部支柱120の下部側方に止着される腰板装着部材125は、その上端部を前記止め穴129に取付ネジ140で止着するだけで取り付けられるものであり、腰板装着部材125の下端は、下部横桟121の側面にただ単に当接しているだけである。また、腰板装着部材125には、腰板156の下端縁が挿入される装着レール部139が形成されている。
【0050】
以上説明した下部支柱120と下部横桟121及び上部横桟122等との連結接続によって枠組み構成される下部ユニット4の中央部には、直方体状の空間ができているが、その空間の内側両面に図3に示すように、側壁板141を止着することにより回収樋設置空間157が構成され、その内部に回収樋としてのアウトレール155が傾斜状に敷設される。しかして、このアウトレール155が傾斜状に敷設される構造について図11及び図13乃至図15を参照して説明すると、側壁板141の四隅に穿設される取付穴142を、図11に示す下部支柱120の止め穴130に合致させて取付ネジ143を螺着することにより、側壁板141が下部支柱120の内側側壁に止着される。
【0051】
側壁板141の一側部には、上下方向に長い調節長穴144が形成され、該調節長穴144の任意の位置に支持部材145が取り付けられる。即ち、図14に示すように、支持部材145の両端部が直角に曲折されて側壁板141の内面と当接する当接片146となっており、その当接片146の中心に穿設される止め穴147を調節長穴144に一致させて側壁板141の外側から固定ネジ148で螺着することにより、支持部材145を側壁板141の任意の高さ位置に固定することができる。そして、支持部材145の上面は、ほぼ水平状の載置片149となっており、その載置片149の両端部に止め穴150が形成されている。しかして、各側壁板141の一端部に差し渡される支持部材145の高さ位置をほぼ傾斜状となるように高さ位置調節した後、アウトレール載置板151を支持部材145に載置し、左右両端縁に形成される取付片152の止め穴153を支持部材145の止め穴150に一致させて取付ネジ154を止着し、一応の傾斜角度を出し、その後、微調整を行うために固定ネジ148を緩めて調節した後再度固定ネジ148を締め、所望の傾斜角を得た後に、簀の子状のアウトレール155をアウトレール載置板151上に載置することにより、回収樋が完成する。
【0052】
なお、アウトレール155には、多量の玉によって相当な荷重がかかるので、支持部材145が荷重によってずれ落ちてしまう虞もあり、そのずれ落ちを極力少なくするために、図15に示すように、長さの短い調節長穴144を多数形成しておき、支持部材145の取付位置に対応した調節長穴144を選択するようにしても良い。
【0053】
上記したように、下部ユニット4の中央部に回収樋設置空間157を構成する側壁板141が対向して取り付けられ、該側壁板141に上下方向の調節長穴144を形成し、該調節長穴144の任意の位置に回収樋としてのアウトレール155が載置されるアウトレール載置板151を支持する支持部材145を横架固定し得ることにより、パチンコ島台の長さによって調節する必要のあるアウトレール155の傾斜角度を極めて容易に調節し且つ設定することができる。
【0054】
(5)土台
土台5について、図11及び図16を参照して説明する。図において、土台5は、ユニット島1全体を支持するものであり、アンカーボルト176によって固定される土台板160と、該土台板160に対して高さ位置を調節し得るように固定され且つ前記下部ユニット4の下部横桟121を搭載するユニット搭載台167と、該ユニット搭載台167との間で前記下部横桟121を挟持するように取着されるユニット固定部材171と、から構成されている。
【0055】
土台板160は、床面に当接する水平部分からほぼ直角に立設される立部161を有し、水平部分の両端部には、アンカーボルト176を差し込むためのアンカーボルト取付長孔165が開設され、また、立部161の近接する位置に雌ネジ棒162が立設されている。雌ネジ棒162には、頭部に搭載部164を有する搭載ネジ163が螺合されている。また、立部161の両端部には、止めネジ穴166が形成され、該止めネジ穴166にユニット搭載台167の調節長穴168を貫通する固定ボルト169が螺合されるようになっている。
【0056】
ユニット搭載台167は、ほぼT字状に形成され、その垂直辺に縦長な調節長穴168が形成され、該調節長穴168を固定ボルト169が貫通している。また、水平辺は、下部ユニット4の下部横桟121が載置されるようになっていると共に、その載置した位置の内側の位置に止めネジ穴170が形成されている。この止めネジ穴170は、ユニット固定部材171に形成される貫通穴174を貫通したボルト175が螺合されるものである。また、水平部の長さは、前記搭載ネジ163の立設位置よりも長くなるように設計されている。
【0057】
ユニット固定部材171は、下部ユニット4の下部横桟121の外のり間隔寸法とほぼ同じ長さの平板と、該平板と直角状に下向きに曲折された下部横桟121の内のり間隔寸法とほぼ同じ長さの間隔保持片部172とが一体的に構成された板材であり、間隔保持片部172から外側に突出した平板部が押え片部173として下部横桟121を押えるものである。また、押え片部173の内側には、貫通穴174が穿設され、その貫通穴174にボルト175が挿入されるようになっている。
【0058】
上記のように構成される土台5に下部ユニット4を固定するためには、土台板160とユニット搭載台167とが固定ボルト169によって組み付けられたものに対して、まず、土台板160のアンカーボルト取付長孔165にワッシャー177を介してアンカーボルト176を挿入して土台板160を床面に固定し、その状態で固定ボルト169を緩めてユニット搭載台167の裏面が搭載ネジ163の搭載部164に当接した状態としておく。そのような状態で、下部ユニット4(場合によっては、上部ユニット2と中ユニット3と下部ユニット4とを組み付けたもの)の下部横桟121をユニット搭載台167の水平部に載置し、その載置した状態で搭載ネジ163を回転せしめて(搭載部164の下部にある六角ナット部をスパナ等で回転せしめる)高さ調節し、調節後、固定ボルト169を締め付ける。その後、ユニット固定部材171の間隔保持片部172を下部横桟121の間隔内に挿入して押え片部173を下部横桟121の上面に載置し、ボルト175を貫通穴174から差し込んで回転することにより、ボルト175が止めネジ穴170に螺合して下部横桟121がユニット搭載台167とユニット固定部材171とに挟持されて下部ユニット4が土台5に固定される。
【0059】
そして、本実施形態においては、ユニット搭載台167が高さ調節した位置で土台板160に螺合される搭載ネジ163の搭載部164によって下方から支持されることにより、重量物であるパチンコ島台を止めネジ穴166と調節長穴168とを固定ボルト169で側方から締め付けた場合に比べて、ユニット搭載台167が下方にずれ落ちたりすることがなく、また、下部ユニット4の土台5への取付もユニット固定部材171で下部横桟121を挟持するだけであるため、下部ユニット4に固定するための加工を施したりする必要がないことに加えて、下部横桟121のある位置であれば、どの位置でも土台5で支持することができるという利点がある。
【0060】
以上、本実施形態に係るユニット島の基体構造について説明してきたが、本実施形態によれば、図2,図5に示すように、複数台のパチンコ機6を並列設置し得るユニット島1の基体構造であって、該基体構造は、その内部に補給樋が傾斜状に敷設し得る上部ユニット2と、該上部ユニット2を支持し且つその側面にパチンコ機6を配列し得る中ユニット3と、該中ユニット3を支持し且つその内部に回収樋を傾斜状に敷設し得る下部ユニット4と、該下部ユニット4を支持する土台5と、からなり、前記中ユニット3は、上部ユニット2の下部に形成された上部レール溝31及び下部ユニット4の上部に形成された下部レール溝132に沿って左右方向に移動可能であって任意の位置で固定することが可能なスライド支柱60を含んで構成した。このように構成することにより、上部ユニット2を支持する支柱60の間隔あるいは位置を任意の位置に固定することができ、しかも、間隔を変えるために特別な部品を用意する必要もなく通常の間隔時にも使用されると同じ統一化された規格部品であるスライド支柱60を使用することができるので、大量生産してストックしておくことができる。
【0061】
また、図10に示すように、前記スライド支柱60の上端部に第1の位置である下方位置と該第1の位置よりも所定寸法高い第2の位置である上方位置とに取付可能な上部連結部材63を固定ボルト80及び仮止ピン79とで固定し、その上部連結部材63に前記上部レール溝31に沿って移動し且つ固定する機構(挟持板82及び固定ボルト84)を設けることにより、通称、関西枠とか関東枠とか言われている外形寸法の異なるパチンコ機を列設するユニット島1に対しても同一の規格部品であるスライド支柱60を使用することができる。
【0062】
また、図6に示すように、パチンコ機6から排出されるパチンコ玉を回収して回収樋設置空間157に放出するアウト玉箱106を取付ネジ94に取着し得ると共にパチンコ機6の下部を固定する締付金具101が設けられる遊技機固定部材90を、前記下部レール溝132に左右方向に移動可能であって任意の位置で固定可能とすることにより、パチンコ機6の装着に必要とされる締付金具101とアウト玉箱106との取付及びその位置設定をきわめて簡単に行うことができる。
【0063】
また、図12及び図16に示すように、前記土台5は、アンカーボルト176によって固定される土台板160と、該土台板160に対して高さ位置を調節し得るように固定され且つ前記下部ユニット4の下部横桟121を搭載するユニット搭載台167と、該ユニット搭載台167との間で前記下部横桟121を挟持するように取着されるユニット固定部材171と、からなり、前記ユニット搭載台167は、高さ調節した位置で前記土台板160に螺合される搭載ネジ163の搭載部164によって下方から支持されることにより、重量物であるパチンコ島台を止めネジ穴166と調節長穴168とを固定ボルト169で側方から締め付けた場合に比べて、ユニット搭載台167が下方にずれ落ちたりすることがなく、また、下部ユニット4の土台5への取付もユニット固定部材171で下部横桟121を挟持するだけであるため、下部ユニット4に固定するための加工を施したりする必要がないことに加えて、下部横桟121のある位置であれば、どの位置でも土台5で支持することができる。
【0064】
また、図6及び図13に示すように、前記下部ユニット4には、その中央部に前記回収樋設置空間157を構成する側壁板141が対向して取り付けられ、該側壁板141に上下方向の調節長穴144を形成し、該調節長穴144の任意の位置に回収樋としてのアウトレール155が載置されるアウトレール載置板151を支持する支持部材145を横架固定し得ることにより、パチンコ島台の長さによって調節する必要のあるアウトレール155の傾斜角度を極めて容易に調節し且つ設定することができる。
【0065】
更に、図11に示すように、前記下部ユニット4の所定間隔毎に立設される下部支柱120のうち、一端に位置する下部支柱120には、外側に突出する連結突片126と連結止め穴128とを形成し、他端に位置する下部支柱120には、前記連結突片126が係合し得る連結開口127と連結止め穴128とを対応形成し、2つのユニット島を連結する際に、一方のユニット島の連結突片126を他方のユニット島の連結開口127に挿入し得るように一方のユニット島をスライド移動して係合せしめ、その係合状態で一致している連結止め穴128にビスを螺着することにより、2つのユニット島を連結し得るようにしたことにより、簡単且つ正確にユニット島1同士を連結することができる。
【0066】
なお、上記した実施形態では、設置される遊技機としてパチンコ機を示したが、パチンコ機とほぼ同じ寸法を有するスロットマシンタイプの遊技機を列設するユニット島に本実施形態のユニット島を適用しても良い。
【0067】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、本発明においては、中ユニットを上部ユニットの下部に形成された上部レール溝及び下部ユニットの上部に形成された下部レール溝に沿って左右方向に移動可能であって任意の位置で固定することが可能なスライド支柱を含んで構成したので、上部ユニットを支持する支柱の間隔あるいは位置を任意の位置に固定することができ、しかも、間隔を変えるために特別な部品を用意する必要もなく通常の間隔時にも使用されると同じ統一化された規格部品であるスライド支柱を使用することができるので、大量生産してストックしておくことができる。また、遊技機の下部を固定する締付金具が設けられる遊技機固定部材を、前記下部レール溝に左右方向に移動可能であって任意の位置で固定可能とすることにより、遊技機の装着に必要とされる締付金具の取付及びその位置設定をきわめて簡単に行うことができる。
【0068】
また、遊技機から排出されるパチンコ玉を回収して回収樋に放出するアウト玉箱を取着し得る固定部材を、前記下部レール溝に左右方向に移動可能であって任意の位置で固定可能とすることにより、アウト玉箱の取付及びその位置設定をきわめて簡単に行うことができる。
【0069】
遊技機固定部材には、該遊技機固定部材を前記下部レール溝に固定する際に前後方向に位置調節可能な止め長穴を形成したことにより、遊技機の傾斜角度の調節等を行うことができる。
【0070】
更に、前記締付金具は、その先端がギザギザ状の爪となっていることにより、一点で押圧するものより、その固定状態を長期間にわたって安定的に保持し得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】完成した状態のユニット島を示す斜視図である。
【図2】組付けが終了したユニット島の斜視図である。
【図3】中ユニット,下部ユニット,及び土台部分の示すユニット島の拡大部分斜視図である。
【図4】中ユニットを構成するスライド支柱の斜視図である。
【図5】スライド支柱のスライド移動することができる構造を説明するためのユニット島の側面図である。
【図6】パチンコ機の下部を固定する状態の下部ユニット部分の斜視図である。
【図7】遊技機固定部材の拡大斜視図である。
【図8】上部ユニットの一端部側の部分斜視図である。
【図9】上部ユニットの主要構成部品である上部支柱の斜視図である。
【図10】上部ユニットと中ユニットとの連結構造を示す側面図である。
【図11】下部ユニットと土台との関係を示す斜視図である。
【図12】同じく下部ユニットと土台との関係を示す拡大部分斜視図である。
【図13】下部ユニットに内蔵される回収樋としてのアウトレールの取付状態を示す斜視図である。
【図14】同じくその分解斜視図である。
【図15】アウトレールの他の取付構造を示す斜視図である。
【図16】土台の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ユニット島
2 上部ユニット
3 中ユニット
4 下部ユニット
5 土台
6 パチンコ機(遊技機)
7 外枠
10 上部支柱
29 上部レール部材
31 上部レール溝
60 スライド支柱
61 下部固定片
63 上部連結部材
65 差込穴
69 挟持板
71 固定ボルト
76 固定部
78 固定長穴
79 仮止ピン
80 固定ボルト
82 挟持板
84 固定ボルト
85 固定ピン
90 遊技機固定部材
91 固定板
94 取付ネジ
96 固定腕
98 挟持板
100 固定ボルト
101 締付金具
104 押圧金具
106 アウト玉箱
120 下部支柱
121 下部横桟
122 上部横桟
123 下部レール部材
124 カウンター台
126 連結突片
127 連結開口
128 連結止め穴
132 下部レール溝
141 側壁板
144 調節長穴
145 支持部材
151 アウトレール載置板
155 アウトレール
160 土台板
163 搭載ネジ
167 ユニット搭載台
171 ユニット固定部材
176 アンカーボルト

Claims (4)

  1. 複数台の遊技機を並列設置し得るユニット島の基体構造であって、
    該基体構造は、その内部に補給樋が傾斜状に敷設し得る上部ユニットと、該上部ユニットを支持し且つその側面に前記遊技機を配列し得る中ユニットと、該中ユニットを支持し且つその内部に回収樋を傾斜状に敷設し得る下部ユニットと、該下部ユニットを支持する土台と、からなり、
    前記中ユニットは、前記上部ユニットの下部に形成された上部レール溝及び前記下部ユニットの上部に形成された下部レール溝に沿って左右方向に移動可能であって任意の位置で固定することが可能なスライド支柱を含んで構成され、
    前記遊技機の下部を固定する締付金具が設けられる遊技機固定部材を、前記下部レール溝に左右方向に移動可能であって任意の位置で固定可能としたことを特徴とする遊技機用ユニット島の基体構造。
  2. 前記遊技機から排出されるパチンコ玉を回収して前記回収樋に放出するアウト玉箱を取着し得る固定部材を、前記下部レール溝に左右方向に移動可能であって任意の位置で固定可能としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機用ユニット島の基体構造。
  3. 前記遊技機固定部材には、該遊技機固定部材を前記下部レール溝に固定する際に前後方向に位置調節可能な止め長穴を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機用ユニット島の基体構造。
  4. 前記締付金具は、その先端がギザギザ状の爪となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機用ユニット島の基体構造。
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