JP4008891B2 - 電気防食工の事前処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電気防食工の事前処理方法に関し、さらに詳しくは外部電源方式の電気防食を施すべきコンクリート部材の外面に、鉄筋と電気的導通がある埋設物の露出部が存在するか否かを検出し、若し存在すれば発見された短絡埋設物を除去した後、電気防食を施すようにした電気防食工の事前処理方法に関する。
コンクリート構造物に外部電源方式の電気防食技術を施す場合、コンクリート部材の外面又はコンクリート部材の外面に切削等によって形成した溝内に、陽極を装着する。コンクリート中の鉄筋と電気的導通がある埋設物がコンクリート部材の外面または加工した面、例えば上記切削等によって形成した溝内に露出している場合には、陽極がこの埋設物を介して電気的に鉄筋と短絡し、外部電源方式の正常な電気防食回路を形成することが出来ないという問題がある。
このようなコンクリート部材中の鉄筋とコンクリート部材の外面との間に電気的に導通のある埋設物を本発明では短絡埋設物と称する。このような短絡埋設物としては、例えば、鉄筋結束線、鉄筋位置保持治具、型枠保持用スペーサ、その他の金属片などがある。このような短絡埋設物が存在するか否かは、従来、技術者がコンクリート部材の外面や切削等によって形成した溝内等を慎重に目視観察することにより発見している。しかし、このような短絡埋設物の目視による発見には困難性が伴い、見逃すことも多く、電気防食技術が妨げられるという問題がある。
外部電源方式の電気防食技術については、チタン電極を用いるすぐれた技術がある。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−11666号公報(第2−3頁、図4)
本発明は、外部電源方式の電気防食を施すべきコンクリート部材中にコンクリート部材の外面と鉄筋間に電気的導通を付与する短絡埋設物が存在するか否かを容易に検出し、若し存在した場合には、この短絡埋設物を除去した後、コンクリート部材の外面に陽極を装着する技術を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記問題点を解決するために開発されたもので、コンクリート中の鉄筋や鋼材を保護するために、外部電源方式の電気防食を施すに当り、可撓性を有する箒状の導電性部材をコンクリート部材の外面に接触させて移動させ、該導電性部材とコンクリート中の鉄筋との間の短絡の有無によりコンクリート表面にある露出金属を検知し、コンクリート表面に存在する短絡埋設物を除去した後、コンクリート部材の外面に陽極を装着することを特徴とする電気防食工の事前処理方法である。この方法によれば外部電源方式の電気防食において、短絡埋設物を簡単にかつ、正確に検知することが可能となりトラブルをなくすることができる。
本発明によれば、外部電源方式の電気防食を施すべきコンクリート部材中にコンクリート部材の外面と鉄筋間に電気的導通を付与する短絡埋設物が存在するか否かを容易に検出することができ、若し短絡埋設物が存在するときには短絡埋設物を除去した後、コンクリート部材の外面に陽極を装着する。従って、短絡埋設物を容易に発見することができ、短絡によるトラブルをなくすることが可能となった。
本発明は外部電源方式の電気防食を行う場合に適用される短絡埋設物の検出、除去技術である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1に本発明方法を実施するシステムの構成図を示した。このシステムは箒状をなす導電性部材11を表示装置14、直流電圧計15を介して、導線13でコンクリート部材20中の鉄筋21に結線する。コンクリート部材20は、外部電源方式の電気防食を行うために、コンクリート部材20の外面14に溝23を設け、ここに陽極を装着する。
陽極の装着に先立って、上記箒状の導電性部材11のホールダ12を持って、コンクリート部材20の外面24に導電性部材11を接触させながら移動し、導電性部材11とコンクリート部材20中の鉄筋21との間の短絡を検知し、コンクリート部材20中に存在する短絡埋設物22の存在を検知する。このときもし、コンクリート部材20の外面24又は溝23の内面と鉄筋21とを電気的に短絡させる短絡埋設物22が存在すると、表示装置14に表示される。
表示装置14の表示手段としては直流電圧計等を用いればよいが、導通があったとき、作動するランプやブザー等による警報を用いてもよい。短絡埋設物22が検知されたらこれを除去した後、コンクリート部材20や外面24の溝23内などに電気防食装置の陽極を装着する。
可撓性を有する箒状の導電性部材11は市販のワイヤーブラシや箒状の簡易な導電性材料からなる部材を用いるとよい。例えば、コンクリート部材20中の鉄筋21を市販の導通テスター等と接続し、上記の導電性部材11をコンクリート部材20の外面24に沿って移動させることにより、短絡埋設物22が存在した場合にはテスターが反応し、発見することが可能となる。
このような手法を用いることにより、専門の技術を有する技術者でなくとも、簡単に、かつ、確実に短絡埋設物22を発見することが可能となり、これを除去することが容易にできるので確実な電気防食を施工することが可能となる。
本発明方法を実施するシステムの構成図である。
符号の説明
11 導電性部材
12 ホールダ
13 導線
14 表示装置
15 直流電圧計
20 コンクリート部材
21 鉄筋
22 短絡埋設物
23 溝
24 外面

Claims (1)

  1. 外部電源方式の電気防食を施すに当り、可撓性を有する箒状の導電性部材をコンクリート部材の外面に接触させて移動させ、該導電性部材とコンクリート中の鉄筋との間の短絡の有無によりコンクリート表面にある露出金属を検知し、コンクリート表面に存在する短絡埋設物を除去した後、コンクリート部材の外面に陽極を装着することを特徴とする電気防食工の事前処理方法。
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