JP4008809B2 - ロジック図編集装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電プラント等の制御システムに関わり、とくにプラント制御のためのロジック図作成・編集を行う処理を行うロジック図編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロジック図編集装置とは、図19に示すように、プラント制御装置の制御ロジックをデータの演算処理および入出力処理を示す様々なシンボルと、そのシンボル間のデータのやりとりを示す結線とで構成されているロジック図(図19、9−1)を作成・編集するためのものである。
【0003】
ロジック図(9−1)は、紙1枚分で表記可能なシートと呼ばれる単位ごとに作成されており、プラント制御装置1台の制御ロジックは、1枚以上のシートで構成された制御ロジック図により表現される。
【0004】
そして、シート内に配置されたシンボル(9−2)は、端子(9−3)と呼ばれる1個以上の接続点を持っており、この接続点により結線(9−4)と接続する。
【0005】
シンボル上の各端子は、シンボルで行われる演算処理、入出力処理における入力項目およびデータ処理結果の出力項目に関連付けられている。プラント制御装置内で、このロジック図を基に制御演算が行われる際、シンボルの入力用端子に接続された結線で示されるデータが演算入力として取り込まれ、シンボルの意味する演算が行われた後、出力用端子に接続された結線の示すデータに演算結果が設定するように動作する。
【0006】
このように結線は、シンボルで行われた演算を他のシンボルに引き渡すために仲介するものであり、物理的には制御装置上のメモリの特定位置を指すものである。さらに、この結線を識別するための名前が線番(9−5)であり、線番が同一である結線は、ロジック図の表現上は接続状態に無くても制御装置上の同一メモリに対する参照を行うこととしている。
【0007】
またシンボル間で受け渡されるデータタイプは、デジタル、整数、実数、整数設定値、実数設定値などがあるが、シンボルの処理によりシンボル端子に接続可能なデータタイプが決まっている。
【0008】
図20は、従来のロジック図編集装置の構成を示す。この図20に示すように、ロジック図編集装置10−1は、次のような各装置を備えている。プラント制御装置10−2に繋いだコンピュータ10−3内に存在し、ロジック図および設定画面を表示する表示装置10−4と、表示装置10−4へロジック図編集装置10−1で作成したデータを表示する表示手段10−5と、シンボル(命令/データ線)を配置したり配置されたシンボルを選択したりする入力装置10−6と、入力装置10−6の入力を受け付けて各手段へ分配する入力受付手段10−7と、ロジック図編集装置で作成したデータを保存するロジック図データ保存装置10−8と、ロジック図データ保存装置10−8とデータをやり取りし、保存するデータの書き込みまたは保存済みデータの読み込みを行うロジック図データ保存・読込手段10−9と、ロジック図データ保存・読込手段10−9とのデータのやり取りと保存前の編集操作および一時的保存を行う編集ロジック保持手段10−10と、入力装置10−6からの要求によりロジック図上のシンボル端子間の結線接続操作を行う結線処理手段10−11と、シンボルの配置を含むロジック図の編集処理を行うロジック図編集処理手段10−12と、パラメータの設定処理を行うパラメータ設定処理手段10−13と、入力装置10−6からの線番編集要求を受付け、結線に対する線番や線番名称を設定し、編集ロジック保持手段10−10上のロジック図データに反映する線番・線番名称設定手段10−14と、結線処理、シンボル配置、パラメータ設定、線番・線番名称設定の何れかを選択するためのモード切替手段10−15と、編集ロジック保持手段10−10で保存されているロジック図情報をロジック図として表示手段10−5に渡すためのデータ作成を行うロジック図表示画面作成手段10−16と、編集ロジック保持手段10−10が保存しているパラメータを表示手段10−5に渡すためのデータ作成を行うパラメータ設定画面作成手段10−17と、編集ロジック保持手段10−10で保存している線番・線番名称を表示手段10−5に渡すためのデータ作成を行う線番・線番名称設定画面作成手段10−18と、ロジック図で配置可能なシンボルの形状情報、端子属性情報を記憶しておくシンボル情報保存装置10−19と、ロジック図データ保存装置10−8に保存してあるデータを制御装置が実行できる形式にデータを変換するためのオブジェクト作成手段10−20と、オブジェクト作成手段10−20で作成したデータを制御装置に書き込むオブジェクト書込手段10−21と、制御装置に書き込まれたデータを読み込むための制御装置データ読込手段10−22と、制御装置データ読込手段10−22で読み込んだデータのうち、設定したパラメータをロジック図編集装置10−1に読み込む設定値読込手段10−23と、設定値を変更するための設定値変更手段10−24と、設定値変更手段10−24で編集した結果を表示手段10−5に渡すための設定値変更画面作成手段10−25と、を備えている。
【0009】
この従来のロジック図編集装置におけるロジック図編集操作の入力モード切替操作の手順は、次の通りである。まず入力装置を用いてモード切替手段により結線を行う場合は前記結線処理手段の、またロジック図にシンボルを配置する場合などはロジック図編集処理手段の、さらにシンボルのパラメータを設定する場合はパラメータ設定処理手段の、そして結線された線に対して線番または線番名称をつける場合は線番・線番名称設定手段の選択を行う。
【0010】
既に設定されているデータを前記ロジック図データ保存装置から読み出し、またモード切替後に設定を行ったデータを編集ロジック保持手段が保持管理し、表示手段にそれぞれロジック図表示画面作成手段、パラメータ設定画面作成手段、線番・線番名称設定画面作成手段からデータを渡すことでロジック図編集を行う。
【0011】
この従来のロジック図編集装置におけるマクロ配置およびパラメータ設定の手順を説明する。まず入力装置を用いて、モード切替手段によりロジック図編集処理手段を選択する。モードをロジック図編集処理手段にすることによりマクロシンボルが選択できるようになるので、入力装置を用いて必要なマクロシンボルを選択し配置する。
【0012】
さらに配置したマクロシンボルにパラメータがある場合、モード切替手段によりパラメータ設定処理手段を選択し、次に入力装置を用いてパラメータを変更したいシンボルを選択し、パラメータ設定画面作成手段により対応する設定画面を表示する。
【0013】
最後に、入力装置を用いてパラメータ設定処理手段によって変更したパラメータを編集ロジック保持手段に渡すことで、ロジック図データに反映する。
【0014】
この従来のロジック図編集装置におけるロジック図編集データの保存・削除操作、線番編集操作を説明する。ロジック図はシート単位に管理されており、編集中のロジックの保存要求が行われた場合、ロジック図データ保存・読込手段は入力装置より保存要求とともに保存先のシート番号を受け取り、ロジック図データ保存・読込手段は編集ロジック保持手段上のロジックデータをシート番号の索引とともにロジック図データ保存装置に保存する。
【0015】
また、保存中のロジックの削除要求が行われた場合、ロジック図データ保存・読込手段は入力装置より削除要求とともに削除シート番号を受け取り、ロジック図データ保存装置に保存されたシート番号の索引および削除要求シート番号の索引と一致するロジック情報を、ロジック図データ保存装置より削除する。
【0016】
また、編集中のロジックの結線またはシンボルパラメータ情報中の線番編集要求が行われた場合、線番・線番名称設定手段は、入力装置より編集対象となる結線またはシンボルパラメータの図面上の位置情報と設定する線番が渡され、これに基づき、編集ロジック保持手段上の結線・シンボルなどの編集対象を特定し線番を設定する。この時、表示装置には、この編集経過を常時表示するよう動作する。
【0017】
この従来のロジック図編集装置のうち、線番および線番名称設定の手順を説明する。まず入力装置を用いて、モード切替手段により線番・線番名称設定手段を選択する。次に、入力装置を用いて線番を設定する結線を選択し、線番および線番名称を設定する。これを繰り返して、全ての結線に線番を設定する。
【0018】
この従来のロジック図編集装置におけるシンボル端子間への結線配置手順、および線番編集手順を説明する。
【0019】
このロジック図編集装置において、編集ロジック保持手段には、編集操作中のロジック図情報が読込まれている。このロジック図情報は、ロジック図上に配置されたシンボルの種類・配置位置・パラメータ情報、またシンボルの端子間を接続する結線の位置・属性・線番などの情報である。
【0020】
この編集ロジック保持手段上のロジック図情報に対して結線の追加を行う場合、作業者が結線経路を入力装置に入力し、結線要求を行う。入力装置では、配置する結線の始点、折れ点、終点のロジック図上の座標を結線処理手段に渡し、結線要求を行う。結線処理手段は、編集ロジック保持手段上の全てのシンボル位置およびシンボル情報保存装置のシンボルの端子情報より、ロジック図上の全シンボルの結線および端子座標を求める。
【0021】
また、編集ロジック保持手段に保存されている結線の座標情報より、全結線の経路座標を求める。そして、この求めたシンボルの端子座標または設定済み結線の経路座標および結線要求の結線座標の始点、終点と一致するものがあるかどうかを判定する。始点、終点がともに一致する座標がある場合、正常な結線として編集ロジック保持手段に要求された結線を登録する。新たな結線が編集ロジック保持手段に登録されると、ロジック図表示画面作成手段は、編集ロジック保持手段のロジック図情報およびシンボル情報保存装置のシンボル形状情報を元にして表示手段に送るデータ上のロジック図の表示イメージを更新する。
【0022】
また、結線に対する線番の編集手順では、作業者が入力装置より編集中にロジックの結線の線番編集要求が行われた場合、線番・線番名称設定手段は、入力装置より編集対象となる結線の図面上の位置情報および設定する線番が渡される。
【0023】
これに基づき、線番・線番名称設定手段は、編集ロジック保持手段上の結線の編集対象を特定し、線番を設定する。新たに結線の線番が編集ロジック保持手段で更新されると、ロジック図表示画面作成手段は、編集ロジック保持手段のロジック図情報およびシンボル情報保存装置のシンボル形状情報を元にして、表示手段に送るロジック図の表示イメージを更新する。
【0024】
この従来のロジック図編集装置におけるロジック図動作確認手順を説明する。まずロジック図データ保存・読込手段を用いて、編集ロジック保持手段で保持しているロジック図データを、ロジック図データ保存装置に保存する。次に、オブジェクト作成手段を用いてオブジェクト作成を行う。
【0025】
次に、オブジェクト書込み手段を用いてオブジェクト書込みを行う。次いで、プラント制御装置の状態を観察できるモニタ手段を用いて、制御装置のモニタを行う。ここで、プラント制御装置の挙動を見てロジック図に誤りがないかを判断し、ロジックミスがあればロジック図データの作成作業へ戻り、ロジックの修正を行う。
【0026】
この従来のロジック図編集装置における設定値変更手順を説明する。まず、プラント制御装置から制御装置データ読込手段を用いて、プラント制御装置に書き込んだ制御装置データを読み込む。そのデータを、設定値読込手段を用いてロジック図編集装置に読み込み、設定値変更手段を用いて設定値変更処理を行う。
【0027】
設定値変更手段では、入力装置により変更するマクロを選択し、次に変更値を入力装置から入力する。編集結果は、設定値変更画面作成手段および表示手段を用いて、表示装置に表示する。編集結果は、ロジック図データ保存・読込手段を用いてロジック図データ保存装置に保存し、そのロジック図データからオブジェクト作成手段、オブジェクト書込み手段により、プラント制御装置に対して変更値を書き込む。
複数変更がある場合は、再度変更するマクロを選択、設定値を入力、プラント制御装置に対して変更値の書き込みを繰り返す。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
従来のロジック図編集装置は、作業者がこれから何のシンボルに対するパラメータを設定するかを意識してモードの切替えをする必要があるため、複数ロジック図に複数シンボルが配置されたロジック図編集において、作業の負担が増加するという問題がある。
【0029】
また、従来のロジック図編集装置は、作業者がマクロシンボルを配置する度に、1つずつパラメータを入力していく必要があり、特にマクロシンボルの種類によっては、毎回同じパラメータを設定するにも関わらず、その都度作業者が設定しており、また、除算命令の分母等を入力し忘れると演算がエラーとなるようなマクロシンボルのパラメータについても作業者による手入力が行われており、作業の負担だけでなくプログラムの不安定性も増加する、という問題がある。
【0030】
また、従来のロジック図編集装置は、作業者がロジック図上の結線やシンボルパラメータに線番を設定する場合、設定しようとする線番がすでに使用されているものか、ロジックのどの部分で使用されたものかが重要な情報であり、線番の使用状況を人間が管理している。その場合、線番の重複使用による制御装置の誤動作により制御ロジックの動作確認が長期化する問題がある。
【0031】
また、従来のロジック図編集装置は、作業者が結線に対し1つずつ手で線番を入力していく必要があり、特に制御ロジックとしては無意味なマクロシンボル間のワーク用線番(単にマクロシンボル間でのデータ受け渡しのために使用する線番)に対しても同様に手入力で設定する必要があり、作業者の負担になる、という問題がある。
【0032】
また、従来のロジック図編集装置で作業者がロジック図上に結線をする場合、結線の始点または終点にシンボルの未接続端子または結線が存在すればどんな結線も可能であり、ロジックを実現するに当って成立しない結線についても設定できてしまう不具合がある。
【0033】
これにより、作業者によるタイプの異なる端子間の結線などの誤結線が発生している。また、結線の線番を編集する場合においては、結線のタイプと異なるタイプの線番を設定したために、制御ロジックの確認作業に時間がかかる、などの問題がある。
【0034】
また、従来のロジック図編集装置では、作業者が制御ロジックのミスを判断できるのは、制御装置へオブジェクトを書き込んだ後である。このため、既に稼動中の制御装置のロジック変更に対する書き込み前の確認には別セットの制御装置が必要となり、試験設備が増加することになり、また試験が後工程でしかできず、後戻りによる作業の負担が増加する、という問題がある。
【0035】
また、従来のロジック図編集装置は、設定値の変更は作業者が手作業で実施しており、変更が複数ある場合にそれを連続で行うため、変更する数が増えるほど作業者の変更値誤入力が発生する可能性が増加してしまう、という問題がある。
【0036】
さらに、従来のロジック図編集装置では、設定値の変更は作業者が手作業で実施しており、変更値の増減幅の判定は作業者が行っており、変更値の増減が大き過ぎてはいけないようなマクロシンボルの変更値の判定も作業者が実施している。そして、作業者の判定誤りにより変更値の誤入力が発生してしまう、という問題がある。
【0037】
このような問題を解決するために、本発明では、次のようなロジック図編集装置を提供することを目的とする。
【0038】
すなわち、作業者がモードの切替えをする必要がなく、また、選択したシンボルに対応したパラメータを設定することができ、マクロシンボル配置時にパラメータをデフォルト値に設定し、変更が必要なパラメータのみ設定することができ、また、線番設定操作時に入力した線番の使用先シートの一覧を作業者に提示することで線番の重複使用や、誤使用を防ぐことができ、また、結線に自動的に線番を設定することができ、また、結線においては異なるタイプの2端子間の結線要求、結線―端子間の結線要求、結線−結線間の結線要求を検出し、拒絶する機能、および結線の結線属性と異なるタイプの線番を結線に設定すること防止するため、結線に設定可能な線番タイプのガイド表示をすることができ、また、制御装置の挙動確認に近い机上デバッグをすることができ、また、複数の変更値を一括入力し、一括して制御装置に書き込むことができ、また、過大もしくは過小な変更ができないマクロをあらかじめ設定し、過大もしくは過小な変更を禁止することができるロジック図編集装置を提供することである。
【0039】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明では、請求項1ないし4記載の装置を提供する。
請求項1記載の発明においては、ロジック図編集装置において、入力装置から表示装置上のロジック図におけるどのシンボルを選択しているかを判定し、結線処理手段、ロジック図編集処理手段、パラメータ設定処理手段、線番・線番名称設定手段に処理を振り分け、シンボルに対する各設定を行う際のモード設定作業を自動化する設定項目解析手段(図1、1−1)をそなえるとともに、前記入力装置を用いてマクロシンボルを配置するとき、そのマクロシンボルのパラメータに対するデフォルト値を、パラメータデフォルト値定義ファイル保存装置(図3、2−1)からパラメータデフォルト値定義ファイルを参照することにより、自動設定するパラメータデフォルト値設定手段2−2と、前記ロジック図データの保存時にロジック図上の結線やシンボル情報から線番の使用状態である線番情報を抽出するための線番情報抽出手段(図5、3−1)と、前記線番情報抽出手段により抽出された線番情報を保存するための線番情報保存装置3−2と、前記線番・線番名称設定手段で入力された線番に関する線番使用先を前記線番情報保存装置より取得し、表示手段に表示データを渡す線番使用先表示手段3−3と、前記線番情報保存装置に保存されている線番情報を用いて未使用の線番を用いて結線に対し自動的に線番を設定する線番自動設定処理手段(図9、4−1)と、前記ロジック図上のシンボル端子間の結線操作を行う際、連結する結線に接続されたシンボル端子情報を結線処理手段より受け取り、そのシンボル端子の端子属性から端子間を連絡する結線の持つ結線属性を算出し結線処理手段に通知することで編集ロジック保持手段に結線属性情報を結線に関連付けて保存するための結線属性演算手段(図11、5−1)と、結線に対して線番を付加、編集する際、前記線番・線番名称設定手段より線番を付加する結線およびその結線属性を受け取り、その結線属性よりその結線に付加可能な線番のタイプを表示装置に一覧表示し、またその線番タイプ中の1つを作業者が選択することで線番設定を補助する線番属性表示作成手段5−2とをそなえたことを特徴とする。
【0043】
また請求項の発明においては、請求項記載の前記ロジック図編集装置に加え、前記ロジック図上のシンボル端子間の結線操作を行う際、連結する結線に接続されたシンボル端子情報を結線処理手段より受け取り、そのシンボル端子の端子属性から端子間を連絡する結線の持つ結線属性を算出し結線処理手段に通知することで編集ロジック保持手段に結線属性情報を結線に関連付けて保存するための結線属性演算手段(図11、5−1)と、結線に対して線番を付加、編集する際、線番・線番名称設定手段より線番を付加する結線およびその結線属性を受け取り、その結線属性よりその結線に付加可能な線番のタイプを表示装置に一覧表示し、またその線番タイプ中の1つを作業者が選択することで線番設定を補助する線番属性表示作成手段5−2とをそなえたことを特徴とする。
【0044】
また請求項の発明においては、請求項記載の前記ロジック図編集装置に加え、現在編集中のロジック図データから生成されるオブジェクトをプラント制御装置に書き込んで動作させた時に、どのように動作するかを模擬することができる制御装置模擬手段(図14、6−1)をそなえたことを特徴とする。
【0045】
また請求項の発明においては、請求項記載の前記ロジック図編集装置に加え、複数の変更値を補助記憶装置(図16、7−1)より補助記憶装置読込手段7−2を用いて一括入力し、入力した変更値を一括でプラント制御装置に書き込むことができる機能を前記設定値変更手段に付加することを特徴とする。
【0046】
そして、請求項の発明においては、請求項記載の前記ロジック図編集装置に加え、過大もしくは過小の変更ができないマクロシンボルをあらかじめ設定し、制御装置への書き込みにおいて特定マクロシンボルでの過大もしくは過小な変更の場合は変更を禁止する過大過小変更禁止手段を前記設定値変更手段に付加することを特徴とする。
【0047】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施例を、図1および図2を参照して説明する。
図1は、第1の実施例の構成を示す図である。この実施例のロジック図編集装置は、上述した従来のロジック図編集装置に加え、入力装置からの選択データを用いてシンボルに対する設定項目を解析し、入力モードの切替を自動で行う設定項目解析手段1−1を有している。
【0048】
図2は、この第1の実施例におけるモード切替の手順を示している。まず、入力装置10−6を用いて、シンボルを選択する(ステップ1−101)。すると、設定項目解析手段1−1が、選択されたシンボルに応じた設定画面を表示する要求を、ロジック図編集処理手段10−12、パラメータ設定処理手段10−13、線番・線番名称設定手段10−14に送る。この結果、それぞれの設定画面を、ロジック図表示画面作成手段10−16、パラメータ設定画面作成手段10−17、線番・線番名称設定画面作成手段10−18によって、表示手段10−5を介し表示装置10−4へ表示する。
【0049】
入力装置10−6を用いて入力した各設定結果は、それぞれロジック図編集処理手段10−12、パラメータ設定処理手段10−13、線番・線番名称設定手段10−14が編集ロジック保持手段10−10に送り、ロジック図データ9−1に反映する。すなわち、命令のパラメータ設定(ステップ1−102)もしくはデータ線のパラメータ設定(ステップ1−103)である。これにより、作業者がパラメータを設定する場合に、モード切替えをする必要はなく、パラメータを変更したいシンボルを選択するだけで、パラメータを設定することが可能となる。
【0050】
図3および図4は、本発明における第2の実施例の構成を示すブロック線図、および動作内容を示すフローチャートである。
【0051】
図3は、第2の実施例の構成を示している。この第2の実施例は、第1の実施例に加え、パラメータデフォルト値定義ファイル(図4、2−109)が保存してあるパラメータデフォルト値定義ファイル保存装置2−1と、このパラメータデフォルト値定義ファイルを読み込んでパラメータデフォルト値を設定するパラメータデフォルト値設定手段2−2と、を有している。
【0052】
図4は、第2の実施例のマクロ配置およびパラメータ設定の手順を示している。まず入力装置10−6を用いて、モード切替手段10−15によりマクロ配置モード、すなわちロジック図編集処理手段10−12による処理を行うモードを選択する。つまり、モードの選択(ステップ2−101)を行う。モードをマクロ配置モードにすることによりマクロシンボルが選択できるようになるので、入力装置10−6を用いて必要なマクロシンボルを選択(ステップ2−102)し、配置する(ステップ2−103)。
【0053】
このとき配置したマクロシンボルにパラメータがある場合、パラメータデフォルト値定義ファイル(ステップ2−109)が、パラメータデフォルト値定義ファイル保存装置2−1からパラメータデフォルト値設定手段2−2により読み込まれ(ステップ2−107)、今配置されたマクロシンボルに対応するパラメータデフォルト値を自動的に設定する(ステップ2−108)。
【0054】
作業者は、このデフォルトで設定された値を変更したい場合のみ、引き続き次の作業を実施する。モード切替手段10−15によりパラメータモード、すなわちパラメータ設定処理手段10−13による処理を行うモードを選択し(ステップ2−104)、次に入力装置10−6を用いてパラメータを変更したいシンボルを選択し(ステップ2−105)、パラメータ設定画面作成処理手段10−17により対応する設定画面を表示し設定を行う(ステップ2−106)。
【0055】
最後に、入力装置10−6を用いてパラメータ設定処理手段10−13により変更したパラメータをロジック図データに反映する。これにより、作業者がパラメータ入力作業時間を減らすことが可能となる。
【0056】
本発明の第3の実施例を、図5ないし図8を参照して説明する。
図5は、第3の実施例の構成を示す図である。この第3の実施例は、第2の実施例に加え、線番情報抽出手段3−1と、線番情報保存装置3−2と、線番使用先表示手段3−3とを有している。
【0057】
この実施例において、本発明により追加された線番情報保存装置3−2に保存されている線番情報は、図6に示すように構成されており、各線番3−101に対してその線番を持つ結線に対してデータ出力を行うシンボルを持つシート番号のリストと、その線番を持つ結線のデータを参照しているシンボルを持つシート番号リストが、線番とともに区切り文字(本例では/(スラッシュ))で分割され、保持されている。
この情報は、次の手順で、ロジック図編集装置によるロジック図データの保存時または削除時に編集する。
【0058】
先ず、入力装置10−6がロジック図データ保存要求を受け付けると、ロジック図データ保存・読込手段10−9は、入力装置10−6より保存要求とともに保存先のシート番号を受け取る。
【0059】
さらに、ロジック図データ保存・読込手段10−9は、編集ロジック保持手段10−10上のロジック図データをシート番号の索引とともにロジック図データ保存装置10−8に保存し、かつ保存シート番号およびロジック図情報を線番情報抽出手段3−1に渡す。線番情報抽出手段3−1では、ロジック図データより全結線の線番およびその結線の入出力情報(図7)を取り出す。
【0060】
結線の入出力情報は、ロジック図上の結線に対してロジック図上のシンボルの信号出力端子と連結しているか、信号入力端子と連結しているか、またはその両方であるかを示す情報である。
【0061】
ここで、図7(a),(b)における、3−201はシンボルの入力端子1、3−202はシンボルの入力端子2、3−203はシンボルの出力端子1、3−211はシンボルの入力端子との接続結線、3−212はシンボルの入力端子との接続結線、3−213はシンボルの出力端子との接続結線、3−214は結線3−211の線番である。
【0062】
さらに、線番情報抽出手段3−1は、図6に示すように、線番情報保存装置3−2上の全ての線番への出力元シート番号3−102および線番の参照先シート番号3−103から保存シート番号および一致するシート番号を一旦全て削除する。この後、線番情報抽出手段3−1は、抽出した線番に対応した出力元シート番号3−102および保存シート番号を次のように設定する。
【0063】
すなわち、線番の参照先シート番号3−103における結線の入出力情報から、ロジック図上のシンボルの信号出力端子と連結している場合は線番への出力元シート番号3−102側に、ロジック図上のシンボルの信号入力端子と連結している場合は線番の参照先シート番号3−103側に、また両方に接続している場合は線番への出力元シート番号3−102側および線番の参照先シート番号3−103側の両方に、保存シート番号を設定する。
【0064】
また、保存中のロジックの削除要求が行われた場合、ロジック図データ保存読込手段10−9は、入力装置10−6より削除要求とともに削除シート番号を受け取り、ロジック図データ保存装置10−8に保存されたシート番号の索引および削除要求シート番号の索引と一致するロジック図データをロジック図データ保存装置10−8より削除する。
【0065】
それと同時に、ロジック図データ保存・読込手段10−9は、削除シート番号を線番情報抽出手段3−1に渡す。線番情報抽出手段3−1は、線番情報保存装置3−2上の全ての線番への出力元シート番号3−102と、線番の参照先シート番号3−103から削除シート番号と一致するシート番号を全て削除する。
【0066】
以上のようにして、線番情報保存装置3−2上の線番情報は、常にロジック図データ保存装置10−8に保存されている全ロジック図データに一致するように更新している。
【0067】
さて、編集中のロジック図の結線またはシンボルパラメータ情報中の線番編集要求が行われた場合、線番・線番名称設定手段10−14は、入力装置10−6より編集対象となる結線またはシンボルパラメータの図面上の位置情報と設定する線番が渡される。
【0068】
これに基づき、線番・線番名称設定手段10−14は、編集ロジック保持手段10−10上の結線・シンボルなどの編集対象を特定して線番を設定すると同時に、表示装置10−4には線番・線番名称設定画面作成手段10−18により、この編集経過を常時表示する。
【0069】
さらに、線番・線番名称設定手段10−14は、線番使用先表示手段3−3に対し入力装置10−6から受け取った線番を渡す。線番・線番名称設定手段10−18では、線番情報保存装置3−2から渡された線番に対応した線番への出力元シート番号3−102および線番の参照先シート番号3−103を取得し、表示装置10−4に線番の使用先一覧表示(図8)の表示を行う。
【0070】
ここで、図8における3−301は線番使用先(データ書込み)表示欄、3−302は線番使用先(データ参照)表示欄、そして3−303は線番編集欄である。
【0071】
以上のようにして、編集中の線番に対する使用先一覧表示を実現することができる。これにより、作業者が線番の属性チェック作業時間を減らすことが可能となる。
【0072】
本発明の第4の実施例を、図9および図10を参照して説明する。
図9は、第4の実施例の構成を示す図である。この第4の実施例は、第3の実施例に加え、線番自動設定処理手段4−1を有している。
【0073】
このロジック図編集装置の線番および線番名称設定の手順を、図10を用いて説明する。まず入力装置10−6を用いて、自動線番割付を起動する(ステップ4−104)。これにより、結線に対して自動的に線番を設定する。このとき使用する線番は、第3の実施例における線番情報保存装置3−2に保存されている情報を用いて未使用の線番を探し、割り付ける。
【0074】
ロジックとして他の結線と取り合う信号がある場合、自動的に設定された線番を修正する必要があるので、入力装置10−6を用いて線番入力モード、すなわち線番・線番名称設定手段10−14による処理を行うモードに切替え(ステップ4−101)、修正が必要な結線を選択し(ステップ4−102)、線番および線番名称を設定する(ステップ4−103)。これにより、作業者が線番割付時間を短縮することが可能となる。
【0075】
本発明の第5の実施例を、図11ないし図13を参照して説明する。
図11は、第5の実施例の構成を示す図である。この第5の実施例は、第4の実施例に加え、結線属性演算手段5−1および線番促成表示作成手段5−2をそなえる。結線属性演算手段5−1は、ロジック図上のシンボル端子間の結線操作を行う際、連結する結線に接続されたシンボル端子情報を結線処理手段10−11より受け取り、そのシンボル端子の端子属性から端子間を連絡する結線の持つ結線属性を算出して結線処理手段10−11に通知することで、編集ロジック保持手段10−10に結線属性情報を結線に関連付けて保存する。
【0076】
また、結線に対して線番を付加、編集する際、線番・線番名称設定手段10−14より線番を付加する結線およびその結線属性を受け取り、その結線属性よりその結線に付加可能な線番のタイプを表示装置10−4に一覧表示し、また線番属性表示作成手段5−2は、その線番タイプから1つを作業者が選択することで線番設定を補助する。
【0077】
この第5の実施例において、シンボル情報保存装置10−19のシンボルの端子属性情報を図12に示す。シンボル情報保存装置10−19において、各シンボルが持つ端子の参照可能な結線のタイプが、端子に接続可能な線番タイプ属性5−105に設定されている。
【0078】
この接続可能な線番タイプ属性5−105は、複数のビットデータで構成されており、各ビットは、デジタルタイプ、整数タイプ、整数設定値タイプ、実数タイプ、実数設定値タイプなどのような線番のタイプに対応している。そして、このビットは、その状態(0または1)により、それぞれの線番タイプがそのシンボル端子に対して接続可能か否かを示している。
【0079】
さて、入力装置10−6より結線の接続が行われる場合、先ず作業者が結線経路を入力装置10−6に入力して結線要求を行う。入力装置10−6では、配置する結線の始点・各折れ点・終点のロジック図上の座標を結線処理手段10−11に渡し、結線要求を行う。
【0080】
結線処理手段10−11は、編集ロジック保持手段10−10が保存している全てのシンボルのシンボル名と、その位置座標、シンボル情報保存装置10−19のシンボル情報(図12)よりロジック図上の全シンボルの端子座標を求める。
【0081】
ロジック図上のシンボルの座標は、シンボルの基準点に当たるロジック図上の座標がシンボル名とともに編集ロジック保持手段10−10に保存されている。また、シンボル情報(図12)におけるシンボルデータはシンボル名称により特定でき、そのシンボル情報内で表現されているシンボルの形状や端子の座標はシンボル独自の座標基準により記述されている。したがって、ロジック図上のシンボルの各端子座標は、下記の演算で求めることができる。
ロジック図上の端子座標=
ロジック図上のシンボル座標+
(端子位置座標5−103−シンボルの基準点座標5−102)
以上により求められたロジック図上の何れかの端子座標が、結線要求のあった結線座標の始点または終点と一致したかどうかで、結線と接続するシンボル端子を特定する。結線要求のあった結線座標の始点および終点が、それぞれ何れかのシンボルの端子の座標と一致した場合、結線処理手段10−11は、該当するシンボル端子に接続可能な端子属性5−105を、シンボル情報保存装置10−19より取得し、結線属性演算手段5−1に通知する。
【0082】
結線属性演算手段5−1では、取得した結線の始点、終点に接続したシンボル端子の接続可能な端子属性5−105をAND演算し、この結果を結線処理手段10−11に返す。結線処理手段10−11では、結線属性演算手段5−1の演算の結果、線番のタイプに対応した全てのビットが0であった場合、結線として成立しない結線要求と認定して結線処理を中断する。
【0083】
また、何れかのビットが1であった場合、そのビットに該当する線番タイプが設定可能な結線として、編集ロジック保持手段10−10に要求結線に関する座標情報と、結線属性演算手段5−1の演算結果を該当結線のタイプ属性として登録する。
【0084】
例えば、端子属性のビット並びがデジタルタイプ、整数タイプ、整数設定値タイプ、実数タイプ、実数設定値タイプであるとき、結線の始点に接続する端子属性が整数タイプ・整数設定値タイプであり、終点に接続する端子属性が整数タイプ・実数タイプであったとすると、始点接続端子の属性値は(0110)であり、終点接続端子の属性値は(01010)となる。このような結線に対する結線属性演算手段5−1の演算結果は、下記式のようになる。
始点(01100)AND 終点(01010)=結線属性(01000)これにより、結線属性は、整数タイプに該当するビットが1であるため、結線として成立し、この結線に整数線番が設定可能であることとなる。
【0085】
なお、結線要求の始点、終点またはその両方が全てのシンボル端子座標と一致しない場合、編集ロジック保持手段10−10上に保持されている結線の経路上に該当するかどうかをチェックする。
【0086】
要求結線の始点もしくは終点、またはその両方が編集ロジック保持手段10−10上に保持されている結線の経路上に位置する場合、既設結線からの分岐した結線の設定要求とし、要求結線の始点、または終点と接続した結線の結線属性と端子の線番タイプ属性、または2つの結線属性を使用して結線属性演算手段5−1により結線の妥当性を確認し、結線の登録/中止の判定を行う。
【0087】
その後、編集ロジック保持手段5−1に結線データが追加された場合、ロジック図表示画面作成手段10−16は、表示装置10−4に編集ロジック保持手段10−10上のロジック図イメージを表示する。
【0088】
以上のようにして、異なるタイプの2端子間の結線要求、異なるタイプの結線―端子間の結線要求、異なるタイプの結線−結線間の結線要求をチェックし、検出した場合、結線を拒絶する機能を実現する。
【0089】
さて、ロジック図上の結線の線番編集要求が行われる場合、線番・線番名称設定手段10−14は、入力装置10−6より編集対象となる結線またはシンボルパラメータの図面上の位置情報と設定する線番とが渡される。
【0090】
これに基づき、線番・線番名称設定手段10−14は、編集ロジック保持手段10−10上の結線・シンボルなどの編集対象を特定し、該当結線の結線属性を取得する。線番・線番名称設定手段10−14は、結線属性情報から設定可能な線番タイプを取得し、結線属性を線番属性表示作成手段5−2に送る。
【0091】
線番属性表示作成手段5−2は、結線属性を元に該当結線に設定可能な線番属性を線番属性表示である図13の線番属性表示リスト(5−201)のように、表示装置10−4に表示を行う。これにより、結線に設定可能な線番タイプのガイド表示をする機能を実現できる。
【0092】
本発明の第6の実施例を、図14および図15を参照して説明する。
図14は、第6の実施例の構成を示す図である。この第6の実施例は、第5の実施例に加え、制御装置模擬手段6−1を備えている。
【0093】
このロジック図作成環境におけるロジック図作成手順を、図15を用いて説明する。まずロジック図編集を行う(ステップ6−101)。次に、制御装置模擬手段6−1を用いて制御装置模擬を行う(ステップ6−105)。ここで、ロジック図に誤りがないか模擬の挙動を見て判断し、ロジックミスがあれば最初のロジック図編集(ステップ6−101)の作業に戻り、ロジック図の修正を行う。ロジック図に誤りがないことを確認したら、次の作業(ステップ6−102〜6−104)へ進む。
【0094】
これにより、作業者がロジック図の確認をする場合に、制御装置10−2にオブジェクトを書き込む必要はなく、制御装置10−2の挙動確認に近い机上デバッグをすることが可能となり、試験設備/作業の負担を減少させることができる。
【0095】
本発明の第7の実施例を、図16および図17を参照して説明する。
図16は、第7の実施例の構成を示す図である。この第7の実施例は、第6の実施例に加え、補助記憶装置7−1および補助記憶装置読込手段7−2を備えている。
【0096】
この設定値変更環境における設定値変更手順を、図17を用いて説明する。
まず、設定値変更手段10−24を用いてチューニング機能を起動する(ステップ7−101)。次に、補助記憶装置7−1より変更値を一括読み込みする(ステップ7−106)。次いで、制御装置10−2に対して変更値を一括で書き込む(ステップ7−104)。
【0097】
これにより、あらかじめ準備されたデータを補助記憶装置7−1より読み込むため、入力装置10−6からの入力時に発生しうる誤入力を防止できる。また、一括書き込みのため複数変更の時の変更時間短縮が可能となる。
【0098】
本発明によるロジック図編集装置の第8の実施例を、図18を参照して説明する。
【0099】
まず、設定値変更手段10−24を用いてチューニング機能(ステップ7−101)を起動する。次に、変更する設定値を選択(ステップ8−102)する。次に、設定値を入力装置10−6から入力(ステップ8−103)する。変更するマクロシンボルが特定マクロシンボルか判定し(ステップ8−105)、特定マクロシンボルの場合は、増減幅を判定し(ステップ8−106)、増減幅が大き過ぎる(小さ過ぎる)場合は、エラーメッセージを表示する(ステップ8−107)。特定マクロ以外か、増減幅が良好の場合、制御装置10−2に入力された変更値を書き込む(ステップ7−104)。これにより、作業者の誤った入力値判定を無くすことが可能となる。
【0100】
なお、上述した実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどの記憶媒体に書き込んで各種装置に適用したり、通信媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記憶媒体に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
【0101】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したため、ロジック図作成・編集作業に当る作業者の負担を軽減することができ、併せてロジック図作成・編集時間を減らすことができる。また、試験設備、作業の負担を減らすことができ、さらに作業者の誤ったデータ入力を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるロジック図編集装置の構成を示す図。
【図2】本発明の1の実施例におけるパラメータ変更の手段を示すフローチャート。
【図3】本発明の第2の実施例におけるロジック図編集装置の構成を示す図。
【図4】本発明の第2の実施例におけるパラメータ変更の手段を示すフローチャート。
【図5】本発明の第3の実施例におけるロジック図編集装置の構成を示す図。
【図6】本発明の第3の実施例における線番情報保存装置の線番情報。
【図7】本発明の実施例における結線の入出力情報を示す図。
【図8】本発明の第3の実施例における線番使用先一覧表示の表示例を示す図。
【図9】本発明の第4の実施例におけるロジック図編集装置の構成を示す図。
【図10】本発明の第4の実施例におけるパラメータ変更の動作を示すフローチャート。
【図11】本発明の第5の実施例におけるロジック図編集装置の構成を示す図。
【図12】本発明の第5の実施例におけるシンボル情報保存装置のシンボル情報を示す図。
【図13】本発明の第5の実施例における線番属性表示の表示例を示す図。
【図14】本発明の6の実施例におけるロジック図作成環境の構成を示す図。
【図15】本発明の第6の実施例おけるロジック作成手段の動作を示すフローチャート。
【図16】本発明の7の実施例における設定値変更の流れを示すフローチャート。
【図17】本発明の第7の実施例における設定値変更環境の構成を示す図。
【図18】本発明の第8の実施例における設定値変更の流れを示すフローチャート。
【図19】従来のロジック図編集装置における編集画面を示す図。
【図20】従来のロジック図編集装置の構成を示す図。
【符号の説明】
1−1 設定項目解析手段
1−101 シンボルの選択
1−102 命令のパラメータ設定
1−103 データ線のパラメータ設定
2−1 パラメータデフォルト値定義ファイル保存装置
2−2 パラメータデフォルト値設定手段
2−101 マクロ配置モードに切替
2−102 配置するマクロシンボル選択
2−103 マクロシンボル配置
2−104 パラメータモードに切替
2−105 パラメータを設定するマクロシンボルの選択
2−106 パラメータ設定
2−107 パラメータデフォルト値定義ファイル参照
2−108 パラメータデフォルト値自動設定
2−109パラメータデフォルト値定義ファイル
3−1 線番情報抽出手段
3−2 線番情報保存装置
3−3 線番使用先表示手段
3−101 線番
3−102 線番への出力元シート番号
3−103 線番の参照先シート番号
3−201 シンボルの入力端子1
3−202 シンボルの入力端子2
3−203 シンボルの出力端子1
3−211 シンボルの入力端子との接続結線
3−212 シンボルの入力端子・出力端子との接続結線
3−213 シンボルの出力端子との接続結線
3−214 結線3−211の線番
3−301 線番使用先(データ書込み)表示欄
3−302 線番使用先(データ参照)表示欄
3−303 線番編集欄
4−1 線番自動設定処理手段
4−101 線番入力モードに切替
4−102 結線選択
4−103 線番・線番名称設定
4−104 自動線番割付実施
5−2 線番属性表示作成手段
5−1 結線属性演算手段
5−101 シンボル名称
5−102 基準点座標
5−103 端子位置座標
5−104 端子入出力属性
5−105 端子に接続可能な線番タイプ属性
5−201 線番属性表示リスト
5−202 線番入力欄
6−1 制御装置模擬手段
6−101 ロジック図編集
6−102 オブジェクト作成
6−103 オブジェクト書込み
6−104 制御装置のモニタ
6−105 制御装置模擬
7−1 補助記憶装置
7−101 チューニング
7−104 設定値書き込み
7−106 一括読み込み
7−107 変更値一覧表示・確認
8−102 マクロ選択
8−103 入力装置からの入力
8−105 特定マクロ判定
8−106 増減幅判定
8−107 エラーメッセージ表示
9−1 ロジック図(1シート分)
9−2 マクロシンボル
9−3 端子
9−4 結線
9−5 線番
9−6 モード切替
9−7 マクロ一覧
10−1 ロジック図編集装置
10−2 制御装置
10−3 コンピュータ
10−4 表示装置
10−5 表示手段
10−6 入力装置
10−7 入力受付手段
10−8 ロジック図データ保存装置
10−9 ロジック図データ保存・読込手段
10−10 編集ロジック保存手段
10−11 結線処理手段
10−12 ロジック図編集処理手段
10−13 パラメータ設定処理手段
10−14 線番・線番名称設定手段
10−15 モード切替手段
10−16 ロジック図表示画面作成手段
10−17 パラメータ設定画面作成手段
10−18 線番・線番名称設定画面作成手段
10−19 シンボル情報保存装置
10−20 オブジェクト作成手段
10−21 オブジェクト書込手段
10−22 制御装置データ読込手段
10−23 設定値読込手段
10−24 設定値変更手段
10−25 設定値変更画面作成手段

Claims (4)

  1. プラント制御装置用のプログラムを図面化したロジック図およびこのロジック図に含まれる定数、変数を含むロジック図データを画面に表示する表示装置と、ブロック化された命令およびこの命令を有機的に結合して前記ロジック図を形成するシンボルを前記表示装置上に配置するか、または前記表示装置上に配置されたシンボルを選択する入力装置とを有し、前記ロジック図データの作成編集のために設けられた前記ロジック図および定数などの作成、設定を行うための画面の作成、前記ロジック図データの保持および前記表示装置への表示データの出力などを行うロジック図編集装置において、
    前記入力装置により選択されたシンボルを表す選択情報を用いてシンボルに対する設定項目を解析し、前記ロジック図に対するロジック図編集操作の入力モードの切替を行う設定項目解析手段と、
    前記入力装置により配置された前記シンボルに対する入力要素であるパラメータとして、パラメータデフォルト値定義ファイル保存装置内に保存されているパラメータデフォルト値定義ファイルを用いて予め定められたデフォルト値を設定するパラメータデフォルト値設定手段と
    前記ロジック図データの保存時にロジック図上の結線やシンボル情報に含まれる線番情報を抽出するための線番情報抽出手段と、
    前記線番情報抽出手段により抽出された線番情報を保存するための線番情報保存装置と、
    前記線番情報保存装置より線番に関する線番使用先を取得し、前記表示装置に繋がる表示手段に表示データを送る線番使用先表示手段と、
    結線された線に対し自動的に線番を設定する線番自動設定処理手段と、
    前記ロジック図上のシンボル端子間の結線操作を行う際、連結する結線に接続されたシンボル端子情報を受け取り、そのシンボル端子の端子属性から端子間を連絡する結線の持つ結線属性を算出し、得られた結線属性情報を結線に関連付けて保存するための結線属性演算手段と、
    結線に対して線番を付加、編集する際、線番を付加する結線およびその結線属性を受け取り、その結線属性よりその結線に付加可能な線番のタイプを作業者にて選択可能に前記表示装置にて一覧表示することで線番設定を補助する線番属性表示作成手段
    をそなえたことを特徴とするロジック図編集装置。
  2. 請求項記載のロジック図編集装置において、
    現在編集中のロジック図データを前記プラント制御装置が認識し実行できる形式に変換されたデータであるオブジェクトを該プラント制御装置に書き込んで動作させた時にどのように動作するかを、実際にオブジェクトへ変換し制御装置に書き込むことをせずに前記ロジック図編集装置上で模擬することができる制御装置模擬手段をそなえたことを特徴とするロジック図編集装置。
  3. 請求項記載のロジック図編集装置において、
    動作中の前記プラント制御装置に対して該プラント制御装置内に書き込んだ前記ロジック図データの持つ設定値の変更を実施する際、複数の設定値変更を前記ロジック図編集装置に繋いだ補助記憶装置より取り込み、設定値の変更を一括で実施する操作を行う補助記憶装置読込手段をそなえたことを特徴とするロジック図編集装置。
  4. 請求項記載のロジック図編集装置において、
    動作中の前記プラント制御装置に対して設定値の変更を実施する際、前記ロジック図データの要素中における特定のマクロシンボルに対して、このマクロシンボルの持つ設定値の変更が前記プラント制御装置による制御に大きな影響を与える可能性のある設定値に対して安全圏内であると想定した値から過大もしくは過小となる値の変更を禁止する過大・過小値変更禁止手段をそなえたことを特徴とするロジック図編集装置。
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