JP4008187B2

JP4008187B2 - Medium for growing mycorrhizal mycelium, method for culturing mycelium, and method for growing fruiting body

Info

Publication number: JP4008187B2
Application number: JP2000183691A
Authority: JP
Inventors: 信之助宮内
Original assignee: Japan Science and Technology Agency; National Institute of Japan Science and Technology Agency
Current assignee: Japan Science and Technology Agency; National Institute of Japan Science and Technology Agency
Priority date: 2000-06-19
Filing date: 2000-06-19
Publication date: 2007-11-14
Anticipated expiration: 2020-06-19
Also published as: JP2002000071A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、菌根菌の菌糸増殖用培地と菌系の培養方法並びに子実体の栽培方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術とその課題】
従来より、ホウキタケ、アミタケ、バカマツタケ、ホンシメジ等の菌根性菌（（以後、「菌根菌」と呼ぶ）は、樹木と共生関係にあるといわれているが、その共生関係についてはいまだ未解明であって、このことにも帰因して、その子実体（キノコ）を人工栽培することや、あるいはその成育を調整する半人工的な栽培は極めて困難であった。
【０００３】
しかしながら、菌根菌の子実体は市場価値の高いキノコが多く、しかもその産出は地域社会の特徴のある経済活動を左右する要因ともなっていることから、子実体を安定的に大量取得するための方法が強く求められていた。
【０００４】
そこで、この出願の発明は、以上のとおりの従来の問題点を解消し、菌根菌子実体の安定的な大量産出を可能とする新しい技術的方策を提供することを課題としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、第１には、菌根菌の菌糸増殖用培地であって、１５０メッシュ（Tyler 基準）よりも大きい粒度のふすまを含水率３５〜５０ｗｔ％にして滅菌処理したものであることを特徴とする菌根菌の菌糸増殖用培地を提供し、第２には、ふすまの粒度は１００メッシュ（Tyler 基準）よりも大きいことを特徴とする培地を、第３には、滅菌処理前には、空気が５０Ｖｏｌ％以上含まれていることを特徴とする培地を提供する。
【０００６】
また、この出願の発明は、第４には、菌根菌の菌糸の培養方法であって、前記いずれかの培地に菌糸を植菌し、３０℃未満の温度、５０〜９０％の湿度の条件下に培養することを特徴とする菌根菌の菌糸培養方法を提供し、第５には、植菌する菌糸は、子実体発生後に山取り採取した菌糸であることを特徴とする培養方法を、第６には、植菌する菌糸は、子実体発生地の土中の菌糸塊より採取した菌糸であることを特徴とする培養方法を提供する。
【０００７】
そして、この出願の発明は、第７には、菌根菌子実体の栽培方法であって、請求項４ないし６のいずれかの方法により培養した菌糸を、培地とともに、子実体の発生地もしくはその周辺に山移植することを特徴とする菌根菌子実体の栽培方法を提供し、第８には、子実体発生地の半径１５ｍ以内の周辺域に山移植する栽培方法を提供する。
【０００８】
【発明の実施の形態】
この出願の発明は、上記のとおりの特徴をもつものであるが、菌根菌子実体（キノコ）の半人工的栽培、さらには人工的栽培をも可能とする、菌糸の増殖用培地とこれを用いた培養方法、さらには培養された菌糸による子実体の栽培方法をその本質としている。
【０００９】
まず、菌糸の増殖用の培地については、ふすまをその主な構成材としている。ふすま以外にも米ヌカ、オガクズ等の配合も許容されるが、少くとも７０ｗｔ％以上、より好ましくは９０ｗｔ％以上はふすまとする。そして、この出願の発明においては、微細粒度のふすま、さらには他の添加材を除いて、比較的粗粒度のものとすることが欠かせない条件である。すなわち、この出願の発明では、１５０メッシュ（Tyler 基準）よりも大きい粒度のふすまを用いる。より好ましくは１００メッシュよりも大きい粒度のふすまとする。
【００１０】
このような比較的粗粒度のふすまとすることで、培地には空気層が大きな割合で含まれることになる。
【００１１】
また、このようなふすまは、乾燥後、もしくは乾燥を行わずに水分添加によって含水率３５〜５０ｗｔ％に調整される。
【００１２】
含水率４０〜５０ｗｔ％に調整されたふすまを主とする培地は、空気層の存在が５０Ｖｏｌ％以上となっていることが望ましい。
【００１３】
ふすま粒度や含水率、さらには空気層の割合が以上のような場合には、菌根菌の菌糸は良好に迅速に増殖するが、そうでない場合には菌糸の成長は停止してしまうことが多い。
【００１４】
そして、以上のとおりの培地は、培養に使用されるに先立って、滅菌処理されることになる。この滅菌処理については、通常、各種のキノコ栽培において採用されている培地の加熱滅菌の手段が適宜に適用可能である。通常は、１１０℃前後の温度での６時間程度の加熱を複数回繰り返しているが、この発明においては、たとえば１００〜１２０℃での加熱を数時間一回行うことでもよい。また、電子レンジによって代用してもよい。
【００１５】
滅菌処理された培地には、菌根菌の菌糸が植菌されて培養増殖されることになる。この場合の植菌に際しては、基本的にはより強い菌糸を用いることが望ましいことから、山取り採取されたものであることが望ましい。山取りでは、子実体ではなく、その発生地もしくはその周辺より採取した菌糸とする。特に望ましいのは、子実体発生後に、その発生地の土中の菌糸塊より採取したものである。山取り採取の季節は、晩秋から初冬とするのが最もよい。
【００１６】
菌糸の培地への植菌後の培養増殖は、この発明においては、３０℃未満、より好ましくは２５℃以下の温度で、５０〜９０％の湿度の条件下で行う。温度が３０℃以上の場合には、菌糸の成長ははやいが、アオカビなどの雑菌が発生しやすいという問題がある。また、雑菌の発生を抑えるためには、湿度は９０％以下、より好ましくは７０％前後とする。
【００１７】
この発明の培養によって、菌糸の種類にもよるが、早い場合には１０日位で成長するが、ほとんどが４０日以内には培地全体に菌糸が蔓延する。培養の終了の目安は、たとえば、培地表面にでる水玉状の代謝成分の発生を確認することで判断可能である。
【００１８】
培養した菌糸は、この出願の発明においては子実体（キノコ）の栽培に有用となる。この栽培においては、たとえば、培養菌糸を子実体の発生した地点もしくはその周辺に山移植することで可能となる。この場合あらかじめ発生地を確認しておかなければならない。子実体が一本でも発生していれば、その周辺かなり広い範囲に菌糸があり、たとえば１０メートルの半径の範囲内に広く移植する。移植の時期は梅雨時が菌糸の活動が活発で、作業をやりやすい。
【００１９】
子実体は、早ければその年の秋に発生をみるが、順調に行くと３年以内に多くのものが子実体を作る。
【００２０】
たとえば、以上のとおりのこの出願の発明によって、菌根菌の子実体は安定的に大量に産出することが可能となる。
【００２１】
なお、この出願の発明における菌根菌はその種類に限定はない。たとえば、ホウキタケ、アミタケ、センボンシメジ、タマゴタケ、バカマツタケ等をはじめとする各種のものであってよい。
【００２２】
そこで以下に実施例を示し、さらに実施の形態について説明する。
【００２３】
【実施例】
＜実施例１＞
山から菌糸を採取し、各培地に接種し菌糸の成長試験を行った。
【００２４】
元菌の採取においては、あらかじめ各きのこの発生現場を調査し、きのこ発生後菌糸を採取した。採取季節１１月〜１２月。培地としては、おがくず、ふすま、米ぬかなどについて検討した。試験は通常きのこ栽培に用いられているプラスチック製の通気孔のついた０．９リットルのボトルを使用し実施した。各培地をそれぞれの条件で調整し、含水率を４０％として、びん８分目入れる。これを１１０℃、３時間滅菌し空冷する。そこに菌を接種するが、菌の接種は培地中央上に直径２ｃｍ、深さ４ｃｍの穴を空け、その中に菌を仕込む。これを２５℃、湿度８０％のチャンバーに入れて培養する。菌根菌の培養結果は表１のとおりであった。
【００２５】
【表１】

【００２６】
上記の結果より、菌糸を成長させるためには、次のような条件が最適であることがわかった。
【００２７】
採集土の表面菌糸膜は雑菌が発生し易く、成長が弱い。土を割って中の菌糸塊の中心部を採取するのが好ましい。
【００２８】
培地としてはふすまがよく、その場合出来るだけ粉状物を除くことが大切である。粗さ１００メッシュアンダーの篩を用い、粉をふるい落とし、粉を９０％以上除去したもの、つまり、粒度が１００メッシュよりも大きいより粗粒のふすまが有効であること確認された（試験 No.５〜１０）。粉を除いたふすまは１５０℃で１時間乾燥し、これにｐＨ７に近い蒸留水で湿気を与えたが、含水率としては、上記試験の場合の４０％を含めて、３５〜４０％とするのが有効であることが確認された。この結果従来の菌根菌栽培で利用されている寒天培地に比べ１０倍以上の速さで菌糸を成長させることができた。例えば試験 No.７のアミタケはこれまでの方法では、６ケ月かかってもあまり成長させられなかったものが、この発明では、著しい成長促進効果があった。ここでもう一つ重要なことは、空気層を沢山作ることである。５０Ｖｏｌ％以上で良い結果が得られた。ふすまを力を加えて作った培地では菌糸は途中で死んでしまった。
＜実施例２＞
次にホウキタケについて、さらに温度、湿度を変えて菌糸の成長を観察した。その結果を表２に示した。
【００２９】
【表２】

【００３０】
培養温度は２２℃付近がもっとも早く成長し、湿度は５０〜９０％の広い範囲で成長することが確認された。温度、そして湿度が高いとアオカビなどが発生しやすい。また、ふすまに焦がした米ぬかを加えたものでは、成長が早かった。その結果ホウキタケでは２０日間で（早いものは２週間）きのこ発生の目的である、水玉状の代謝物の産生が確認された。
＜実施例３＞
培養した培地を含めた菌糸を、そのきのこの発生した周辺に山移植した。移植はきのこが発生した１０メートルの半径内にした。そのきのこの発生が始まる約１月前に移植した。
【００３１】
たとえば、２週間培養したホウキタケの培地の移植後、１０日目頃より変化が見られ、１４日から２０日の間に、大きなきのこ（重さ５００ｇ）を５株採取することができた。採取率３０％であった。
【００３２】
【発明の効果】
以上詳しく説明したとおり、この出願の発明によって、従来、栽培が困難とされてきた菌根菌子実体の安定的な大量産出が可能とされる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The invention of this application relates to a mycelial growth medium for mycorrhizal fungi, a fungal culture method, and a fruit body cultivation method.
[0002]
[Prior art and its problems]
Traditionally, mycorrhizal fungi (such as mycorrhizal fungi) such as Bamboo shoot, Agaricus, Bakamatsutake and Honshimeji are said to be in symbiotic relationship with trees, but the symbiotic relationship is still unclear. Because of this, it has been extremely difficult to artificially cultivate the fruit bodies (mushrooms) or to semi-artificially adjust the growth.
[0003]
However, many mycorrhizal fungus fruit bodies have high market value, and their production is a factor that affects the characteristic economic activities of the local community. There was a strong need for a method.
[0004]
Accordingly, the invention of this application is to solve the conventional problems as described above, and to provide a new technical measure that enables stable mass production of mycorrhizal fungal fruit bodies.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the invention of this application is, firstly, a mycorrhizal mycelium growth medium comprising bran having a particle size larger than 150 mesh (Tyler standard) with a water content of 35 to 50 wt. A medium for mycelial growth of mycorrhizal fungi characterized in that it is sterilized to a percentage, and second, a medium characterized in that the particle size of bran is larger than 100 mesh (Tyler standard) Thirdly, a medium characterized by containing 50 Vol% or more of air before sterilization is provided.
[0006]
The invention of this application is fourthly a method for culturing mycorrhiza mycelium, wherein the mycelium is inoculated in any one of the above-mentioned media, and the temperature is less than 30 ° C. and the humidity is 50 to 90%. A method for culturing mycorrhizal fungi characterized by culturing under conditions, and fifthly, a method for culturing mycelium to be inoculated is a mycelium collected and collected after fruit body generation Sixth, the present invention provides a culture method characterized in that the mycelium to be inoculated is a mycelium collected from the mycelium in the soil of the fruiting body.
[0007]
And, the invention of this application is seventhly a method for cultivating mycorrhizal fruit bodies, wherein the mycelia cultured by any of the methods of claims 4 to 6 are combined with a culture medium, or the place of occurrence of fruit bodies or its A method for cultivating mycorrhizal fungal fruit bodies characterized by transplanting mountains in the vicinity is provided. Eighth, a cultivation method for transplanting mountains in a peripheral area within a radius of 15 m of the fruit body generation site is provided.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The invention of this application has the characteristics as described above, and a mycelium growth medium that enables semi-artificial cultivation and further artificial cultivation of mycorrhizal fruit bodies (mushrooms) and The essence is the culturing method used, and further the cultivation method of fruiting bodies by the cultured mycelium.
[0009]
First, bran is used as the main constituent of the mycelium growth medium. In addition to bran, blending of rice bran, sawdust, etc. is allowed, but at least 70 wt% or more, more preferably 90 wt% or more is bran. In the invention of this application, it is indispensable to have a relatively coarse grain size except for fine grain bran and other additives. That is, in the invention of this application, bran having a particle size larger than 150 mesh (Tyler standard) is used. More preferably, the bran has a particle size larger than 100 mesh.
[0010]
By using such a relatively coarse grain bran, the medium contains an air layer in a large proportion.
[0011]
Moreover, such a bran is adjusted to a moisture content of 35 to 50 wt% by adding water after drying or without drying.
[0012]
The medium mainly composed of bran adjusted to a water content of 40 to 50 wt% preferably has an air layer of 50 Vol% or more.
[0013]
When the bran particle size, water content, and air layer ratio are as described above, mycorrhizal mycelium grows well and quickly, but otherwise mycelial growth may stop. Many.
[0014]
The medium as described above is sterilized before being used for culture. For this sterilization treatment, the means for heat sterilization of the medium usually employed in various mushroom cultivations can be appropriately applied. Usually, heating for about 6 hours at a temperature of about 110 ° C. is repeated a plurality of times. However, in the present invention, heating at 100 to 120 ° C. may be performed once for several hours, for example. Moreover, you may substitute with a microwave oven.
[0015]
The mycelium of mycorrhizal fungi is inoculated on the sterilized medium and cultured and proliferated. In inoculation in this case, it is basically desirable to use a stronger mycelium, so that it is desirable to have been collected from a pile. In mountain harvesting, the hyphae are collected from the place of occurrence or the surrounding area, not the fruit body. Particularly preferred is a sample collected from the mycelium in the soil of the occurrence site after the fruiting body is generated. The best season for mountain harvesting is late autumn to early winter.
[0016]
In this invention, the culture growth after inoculation of the mycelium into the medium is performed at a temperature of less than 30 ° C., more preferably 25 ° C. or less, and a humidity of 50 to 90%. When the temperature is 30 ° C. or higher, the hyphae grow rapidly, but there is a problem that germs such as blue mold are likely to occur. Moreover, in order to suppress generation | occurrence | production of miscellaneous bacteria, humidity shall be 90% or less, More preferably, it shall be about 70%.
[0017]
According to the culture of the present invention, although it depends on the type of mycelium, it grows in about 10 days in the early case, but in most cases, the mycelium spreads throughout the entire medium within 40 days. An indication of the end of the culture can be determined by confirming the occurrence of polka-dot-like metabolic components on the surface of the medium, for example.
[0018]
The cultured mycelium is useful for cultivation of fruit bodies (mushrooms) in the invention of this application. In this cultivation, for example, it is possible to transplant the cultured mycelium to a point where the fruit body is generated or around it. In this case, the place of occurrence must be confirmed in advance. If even one fruiting body has occurred, there are mycelia in a fairly wide area around it, and for example, it is transplanted widely within a radius of 10 meters. During the rainy season, the hyphae is active and the work is easy to do.
[0019]
The fruiting bodies are observed as early as the fall of that year, but many things will form the fruiting bodies within three years.
[0020]
For example, according to the invention of this application as described above, mycorrhizal fruit bodies can be stably produced in large quantities.
[0021]
In addition, the mycorrhizal fungus in the invention of this application is not limited in its kind. For example, it may be various types such as Bamboo shoot, Amitake, Senbon shimeji, Tamagotake, Bakamatsutake and the like.
[0022]
Therefore, examples will be shown below, and further embodiments will be described.
[0023]
【Example】
<Example 1>
The mycelium was collected from the mountain, inoculated into each medium, and the mycelial growth test was conducted.
[0024]
In collecting the original fungus, the occurrence site of each mushroom was investigated in advance, and the mycelium was collected after the occurrence of mushroom. The harvest season is from November to December. As the medium, sawdust, bran, rice bran, etc. were examined. The test was carried out using 0.9 liter bottles with plastic vents that are normally used for mushroom cultivation. Each medium is adjusted under the respective conditions, the water content is set to 40%, and the bottle is placed in the 8th minute. This is sterilized at 110 ° C. for 3 hours and air-cooled. The fungus is inoculated there, but inoculate the fungus with a hole having a diameter of 2 cm and a depth of 4 cm in the center of the medium. This is cultured in a chamber at 25 ° C. and 80% humidity. The culture results of mycorrhizal fungi were as shown in Table 1.
[0025]
[Table 1]

[0026]
From the above results, it was found that the following conditions are optimal for growing mycelium.
[0027]
The surface mycelium of the collected soil is susceptible to various germs and weak in growth. It is preferable to collect the central part of the mycelium in the soil by breaking the soil.
[0028]
As the medium, bran is good, in which case it is important to remove as much powder as possible. It was confirmed that a sieve with a mesh under 100 mesh was used to screen out the powder and 90% or more of the powder was removed, that is, a coarser bran having a particle size larger than 100 mesh was effective (Test No. 5). -10). The bran from which the powder was removed was dried at 150 ° C. for 1 hour, and was moistened with distilled water close to pH 7. The moisture content was 35-40%, including 40% in the above test. Was confirmed to be effective. As a result, the mycelium could be grown at a speed 10 times faster than that of the agar medium used in the conventional mycorrhizal fungus cultivation. For example, Amitake of Test No. 7 was not able to grow very much even in the past methods even if it took 6 months, but in this invention, it had a remarkable growth promoting effect. Another important thing here is to create many air layers. Good results were obtained at 50 Vol% or more. In the medium made with the power of bran, the mycelium died on the way.
<Example 2>
Next, with regard to Bamboo shoot, the growth of mycelia was observed by changing the temperature and humidity. The results are shown in Table 2.
[0029]
[Table 2]

[0030]
It was confirmed that the culture temperature grows fastest around 22 ° C. and the humidity grows in a wide range of 50 to 90%. If temperature and humidity are high, blue mold etc. are likely to occur. In addition, rice bran with burnt rice bran added to it quickly. As a result, the production of polka-dot-like metabolites, which is the purpose of mushroom development, was confirmed in Houkitake in 20 days (the fast one is 2 weeks).
<Example 3>
The mycelium including the cultured medium was transplanted to the periphery of the mushrooms. The transplant was within a 10 meter radius where the mushrooms occurred. The mushroom was transplanted about one month before the outbreak began.
[0031]
For example, after transplanting the medium of Bamboo cultivar cultured for 2 weeks, a change was seen from around day 10, and 5 large mushrooms (weighing 500 g) could be collected from 14 to 20 days. The collection rate was 30%.
[0032]
【The invention's effect】
As explained in detail above, the invention of this application enables stable mass production of mycorrhizal fungal fruit bodies that have been conventionally difficult to grow.

Claims

A mycorrhizal mycelium growth medium, which is a mycorrhizal mycelium growth characterized by sterilizing bran having a particle size larger than 150 mesh (Tyler standard) to a moisture content of 35 to 50 wt% Medium.

The medium according to claim 1, wherein the grain size of the bran is larger than 100 mesh (Tyler standard).

The medium according to claim 1 or 2, wherein air is contained in an amount of 50 Vol% or more before sterilization.

The medium according to any one of claims 1 to 3, wherein the mycorrhizal fungus is Bamboo shoot.

A method for cultivating mycorrhizal mycelium, wherein the mycelium is inoculated in the medium of any one of claims 1 to 4 and cultured under conditions of a temperature of less than 30 ° C and a humidity of 50 to 90%. A mycelium culture method for mycorrhizal fungi.

6. The culture method according to claim 5, wherein the mycelium to be inoculated is a mycelium collected and collected after fruit body generation.

The culture method according to claim 6, wherein the mycelium to be inoculated is a mycelium collected from a mycelium in the soil of the fruiting body.

A method for cultivating mycorrhizal fungal fruit bodies, wherein the mycelium cultivated by the method according to any one of claims 5 to 7 is transplanted together with a culture medium into or around the place where the fruit bodies are generated. Entity cultivation method.

The cultivation method according to claim 8, wherein mountain transplantation is performed in a peripheral region within a radius of 15 m of the fruiting body generation site.