JP4004611B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、店等の構造物に取り付けられ、商品の宣伝広告等を行う表示装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に店頭等において、商品の販売促進を図るために、商品の宣伝広告のためのパネル、ボード等が設置される。これらの広告宣伝用ツールとしては、例えば、ネオンサインのように照明器具を用いるもの、また、薄いボード形状の内部に蛍光等の照明手段を備え、透過材を用いた表示部を浮きだたせるサインボード等が知られている。
【０００３】
その他、のぼり形状のものや、ポスター等のシート幕に宣伝広告等を付したものも知られている。
【０００４】
また、近年においては、前記シート幕を店頭ガラス等に近接して設置し、夜間において店内の灯を前記シート幕に透過させることにより、視覚的により目立つようにした形状のものも用いられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、図１２に示すような広告用等のシート幕等から構成される表示装置１０を、店頭のガラス等に近接して設置する場合、通常、木製又はステンレス製等の枠部材を設置し、前記枠部材にシート幕が鋲等によって装着されている（図１２参照）。
【０００６】
しかし、従来の表示装置１０のように、枠部材にシート幕を鋲等によって装着する作業は煩雑であり、シート幕を枠部材に伸張させて装着するのは困難であり、シート幕が弛緩して装着されると、表示部が見えにくいという問題があった。
【０００７】
また、シート幕を装着しない場合は、前記枠部材のみが残るため、見栄えが悪く、シートの張り替え等の度に煩雑な作業を行わなければならないという問題があった。
【０００８】
更に、前記枠部材を設置するためには、壁等に近接して設けなければならず、ガラスに付着している汚れ等がそのままシート幕に映ってしまい、また、夜間部において、前記シート幕が店内の灯によって背面から照されると、枠部材の骨組が影として映ってしまうという問題があった。
【０００９】
そこで、本発明は前記問題点に鑑みて、広告宣伝用等の表示装置において、一対の取り付け手段を備え、簡易な構造でこの取り付け手段間にシート幕を適宜伸張して装着することのできる表示装置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本願第１請求項に記載した発明は、店頭等に設けられ、商品の宣伝広告等を行う表示装置において、
前記表示装置は、店等の構造物に左右又は上下対称の位置に設置される固定式ブラケットと、回転式ブラケットからなる取り付け手段を備え、
前記取り付け手段は、シート幕を装着するための装着手段を備えた装着部を設け、
また、前記回転式ブラケットは、回転式ブラケットにシート膜を巻き付けて、シート幕を伸張及び弛緩させるための前記装着部を回動させるハンドルを備え、
前記２つのブラケットから構成される取り付け手段の間に、表示部となるシート幕が装着する構成の表示装置である。
【００１１】
このように、本発明の表示装置は、取り付け手段である固定式ブラケットと回転式ブラケット間にシート幕が装着され、回転式ブラケットのハンドル動作によって、従来は伸張して設置することが困難であったシート幕を、簡易な動作で適宜伸張して設置することができ、シート幕に表示される宣伝公告内容の視認性を向上することができる。
【００１２】
また、店頭の任意位置に設置することの可能な取り付け手段の装着部にシート幕を簡単に装着することができるため、従来のように煩雑な取り付け動作を必要とすることなく、簡単にシート幕の取替えをすることができる。
【００１３】
また、ガラス等からある程度離間して取り付け手段を設置することができ、この取り付け手段にシート幕が伸張して装着されるため、夜間部においては、店内の灯を反映させて、表示部であるシート幕を浮き立たせることができるため、美観性が向上し、販促能力を向上することが可能となる。
【００１４】
また、同様にハンドル動作によって、シート幕を弛緩することができるため、シート幕の交換動作が簡便となる。
【００１５】
本願第２請求項に記載した発明は、前記請求項１記載の発明において、前記ハンドルは、使用時以外の場合は、横部位又は上部位に収納される収納機構を備えている構成の表示装置である。
【００１６】
このように、取り付け手段間に装着されたシート幕の伸張及び弛緩を行うハンドルが、使用時以外は、上部位又は横部位に収納される収納機構を有しているため、前記ハンドルが通行等の妨げとならず、また、関係者以外の第三者によって、前記表示装置がいたずらされるのを防ぐことができる。
【００１７】
本願第３請求項に記載した発明は、前記請求項１記載の発明において、前記固定式ブラケット及び回転式ブラケットの装着部には、シート幕を確実に装着するための装着部材が設けられ、前記シート幕は前記装着部材を嵌着する装着部が設けられている構成の表示装置である。
【００１８】
このように、取り付け手段を構成するブラケットの方には、装着部材が設けられ、シート幕の方には、前記装着部材を嵌着する装着部位が設けられているため、雨風等の環境状況の変化があっても、前記取り付け手段を構成する各ブラケットにシート幕を確実に保持することができる。
【００１９】
本願第４請求項に記載した発明は、前記請求項１記載の発明において、前記固定式ブラケット及び回転式ブラケットは、使用時以外は、上部位又は横部位に収納される収納機構を備えている構成の表示装置である。
【００２０】
このように、使用時以外は収納しておくことができるため、わざわざ前記取り付け手段を外したり、また、使用する場合に取り付けたりする等の煩雑な手間を省くことができ、取扱いやすく、汎用性が向上する。
【００２１】
本願第５請求項に記載した発明は、前記請求項１記載の発明において、前記固定式ブラケットと回転式ブラケットの間に、シート幕端部の支持を行うレールが設けられている構成の表示装置である。
【００２２】
前記固定式ブラケットと回転式ブラケットの間に、レールが設けられていると、固定式ブラケットと回転式ブラケット間が長距離離間している場合であっても、シート幕を伸張して保持することができ、また、レールがシート幕の位置決めとなるので、弛緩及び伸張の各動作が容易となる。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の具体例を図面を参照しながら、詳細に説明する。
【００２４】
図１は、本発明の具体例に係り、図１は、本発明の表示装置１の概略構成を示す分解斜視図である。
【００２５】
図１に示すように、本例の表示装置１は、固定式ブラケット２と、回転式ブラケット３と、広告用等の表示部となるシート幕４によって構成されている。
【００２６】
固定式ブラケット２は、この固定式ブラケット２を店等の構造物に設置するための取り付け台座となる上台座２１と、シート幕４を装着するための装着部材２２から構成されており、前記装着部材２２には、シート幕を安定に装着するために上下位置にフック２３，２３が設けられている。
【００２７】
また、回転式ブラケット３は、この回転式ブラケット３を店等の構造物に設置するための取り付け台座となる上台座３１と、シート幕４を装着する装着部３２と、前記装着部の上下に設けられたフック３３，３３と、シート幕４の伸張動作及び弛緩動作の補助となる補助部材３４と、前記装着部材３２と、補助部材３４の下端部に設けられる下台座３５と、この下台座３５の下部に位置し、前記装着部材３２を回転駆動させるハンドル３６とから構成されている。
【００２８】
また、シート幕４は、その両端が縫着又は接着された袋状の装着部４１，４１が形成されている。
【００２９】
本例の表示装置１は、固定式ブラケット２の上台座２１と回転式ブラケット３の上台座３１が、所定距離離間されて、入口ドア上部の上壁にねじ止め等によって固定される。
【００３０】
そして、シート幕４の一端の装着部４１を、前記固定式ブラケット２のフック２３，２３に引っ掛けて装着し、シート幕４自体を回転式ブラケット３の補助部材３４を介して、他端の装着部４２を回転式ブラケット３のフック３３に装着して、シート幕４を２つのブラケット２，３間に装着する。
【００３１】
図２に、本例の表示装置１を店頭に備えつけた状態の図を示す。
【００３２】
従って、本例の表示装置１によれば、簡易な構造でシーズンごと、或は、行事ごとに変化する広告内容を表示するシート幕の着脱動作を簡便に行うことができる。
【００３３】
また、ハンドル３６を回動させることにより（図３中、矢印方向に回動）、固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３間に装着されたシート幕４を簡単に伸張させてシート幕４に表示された広告内容の視認性を向上させることができ、また、夜間においては、シート幕４の透過性を向上させて、店内の灯を効率よく反映させることができる。従って、シート幕に表示された文字、写真等を浮き立たせることができ、美観性が向上し販売促進力を向上することが可能となる。
また、シート幕４交換時には、同じくハンドル３６を前記回動と逆方向に回動させることにより、シート幕４を弛緩させることができ、交換動作を容易にする。
【００３４】
次に、回転式ブラケット３に設けられたハンドル３６の収納機能について説明する。
【００３５】
図４は、前記回転式ブラケット３を示す概略側面図である。
【００３６】
図４に示すように、前記装着部材３２には、回動軸５１が設けられている。この回動軸５１は、弾性部材、本例においては、コイルバネ５２が装着されて、回転軸５１の下端部が受け台５３の内部に嵌着している。
【００３７】
前記受け台５３には、矩形状のハンドル３６が設けられている。
【００３８】
また、回転式ブラケット３の下台座３５には、前記コイルバネ５２の押圧付勢力を変化させる解除レバー５４が設けられている。
【００３９】
従って、前記解除レバー５４を移動させてコイルバネ５２の押圧付勢力を変えることにより、ハンドル３６の位置を９０℃変化させて上部位置に収納することができる。
【００４０】
このように、回転式ブラケット３から下方向に突出しているハンドル３６が、収納されるので、ハンドル３６が通行等の妨げとならない。また、容易にハンドル動作を行うことができなくなり、いたずら等を防止することができる。
【００４１】
また、図５に示すように、固定式ブラケット２の装着部材２２の上位置に設けたフック２３の替わりに、アルミ等によって形成された押さえピン２３’を設け、この押さえピン２３’によってシート幕４を保持することも可能である。
【００４２】
また、図６に示すように、固定式ブラケット２の装着部材２２に上下位置に設けたフック２３の代わりに、装着部材２２の上下一箇所に支持部材２４及び押さえねじ２５を設け、この支持部材２４及び押さえねじ２５の間にシート幕４の装着部４１を挿入し、押さえねじ２５によってシート幕を安定に挟持することも可能である。
【００４３】
また、図７に示すように、前述したハンドル３６の収納機能と同構成を用いることにより、固定式ブラケット２の装着部材２２等、及び、回転式ブラケット３の装着部材３２等を９０℃上方向に収納することが可能となる。
【００４４】
このように、固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３が収納機構を有すると、表示装置１を使用しない場合に、前記ブラケット等を収納しておくことができ、わざわざ取り外したり取り付けたりする等の煩雑な作業を省くことができ、取扱やすく、表示装置１の汎用性が向上する。
【００４５】
また、図８は、前記固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３を店等の構造物の側壁面に設置するために、取り付け台座２７，３７を前記２つのブラケット２，３の側面部に設けた具体例を示す図である。
【００４６】
このような取り付け部を設けることにより、壁面又はサッシ等に取り付けることが可能となり、建物の構造に合せて表示装置を設置することができる。
【００４７】
また、図９に示す具体例は、固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３の装着部材２２，３２に、シート幕４を安定に装着するための取り付け部材２８，３８が設けられている。
【００４８】
すなわち、固定式ブラケット２の装着部材２２には、所定の距離離間して装着部材２２から垂直方向に突出する取り付け部材２８が設けられており、取り付け部材２８の先端には、シート幕４１を安定に保持するための抜け止め部２８ａが設けられている。回転式ブラケット３の装着部材３２においても、同様に取り付け部材３８及び抜け止め部３８ａが設けられている。
【００４９】
また、シート幕４両端には、前述した袋状の装着部４１，４１の替わりに、前記取り付け部材２８，３８が挿入される装着孔４２，４２が設けられている。
【００５０】
従って、シート幕４は、固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３の装着部材２２，３２に確実に装着され、雨風等の環境状況の変化があっても、安定にシート幕を保持することができる。
【００５１】
また、図１０に示す具体例は、固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３の装着部材２２，３２に、矩形状の保持材２９ａ，３９ａと、前記保持材２９ａ，３９ａと面接触するフラット材２９ｂ，３９ｂと、前記保持材２９ａ，３９ａの端部に、前記フラット材２９ｂ，３９ｂを押さえるために、押さえ部材２９ｃ，３９ｃが設けられている。
【００５２】
前記押さえ部材２９ｃ，３９ｃは、針金等の素材によって矩形枠状に形成され、保持部材２９ａ，３９ａの端部に回動可能に枢着されている。この押さえ部材２９ｃ，３９ｃの矩形枠内部に、前記フラット材２９ｂ，３９ｂの末端を侵入させ、押さえ部材２９ｃ，３９ｃを回動させることにより、保持材２９ａ，３９ａにフラット材２９ｂ，３９ｂが面接触する状態で保持される。
【００５３】
従って、シート幕４の両端部を前記保持２９ａ，３９ａと、フラット材２９ｂ，３９ｂの間に挟み、押さえ部材２９ｃ，３９ｃによってシート幕４ごとフラット材２９ｂ，３９ｂに保持することにより、シート幕４は、安定に回転式ブラケット２及び回転式ブラケット３に挟持される。
【００５４】
このように、固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３の装着部材２２，３２にシート幕４が挟持されると、シート幕４の端部に装着部材に装着するための、装着部や装着孔等を設けることなく、安定に固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３を装着することができる。
【００５５】
また、図１１は、固定式ブラケット２と回転式ブラケット３の間にレール５を設けた表示装置１を示す図である。
【００５６】
この表示装置は、固定式ブラケット２と回転式ブラケット３に装着されたシート幕４の上端部が、前記レール５に沿って移動するように構成されているものである。
【００５７】
このように、シート幕４がレール５に沿って移動するように構成されていると、例えば、表示部分の長い表示装置１の場合であっても、シート幕４の上端部の位置決めがなされるので、シート幕４の弛緩を防止することができ、シート幕４を伸張して保持することができる。また、レール５に沿ってシート幕４が移動するため、シート幕４の伸張動作及び弛緩動作が容易となる。
【００５８】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、店頭等に設けられ、商品の宣伝広告等を行う表示装置において、前記表示装置は、店等の構造物に左右又は上下対称の位置に設置される固定式ブラケットと、回転式ブラケットからなる取り付け手段を備え、前記取り付け手段は、シート幕を装着するための装着手段を備えた装着部を設け、また、前記回転式ブラケットは、回転式ブラケットにシート膜を巻き付けて、シート幕を伸張及び弛緩させるための前記装着部を回動させるハンドルを備え、前記２つのブラケットから構成される取り付け手段の間に、表示部となるシート幕が装着されて構成される表示装置である。
【００５９】
このように、本発明の表示装置は、取り付け手段である固定式ブラケットと回転式ブラケット間にシート幕が設置され、回転式ブラケットのハンドル動作によって、従来は伸張して設置することが困難であったシート幕を、簡易な動作で伸張して設置することができ、シート幕に表示される宣伝公告内容の視認性を向上することができる。
【００６０】
また、店頭の任意位置に設置することの可能な取り付け手段の装着部にシート幕を簡単に装着することができるため、従来のように煩雑な取り付け動作を必要とすることなく、簡単にシート幕の取替えをすることができる。
【００６１】
また、ガラス等からある程度離間して取り付け手段を設置することができ、この取り付け手段にシート幕が伸張して装着されるため、夜間部においては、店内の灯を反映させて、表示部であるシート幕を浮き立たせることができるため、美観性が向上し、販促能力を向上することが可能となる。
【００６２】
また、同様にハンドル動作によって、シート幕を弛緩することができるため、シート幕の交換動作が簡便となる。
【００６３】
また、この表示装置に備えらえれたハンドル及び取り付け手段である回転式ブラケット若しくは固定式ブラケットは、使用時以外の場合は、横部位又は上部位に収納される収納機構を備えている。
【００６４】
このように、取り付け手段間に装着されたシート幕の伸張及び弛緩を行うハンドルが、使用時以外は、上部位又は横部位に収納される収納機構を有しているため、前記ハンドルが通行等の妨げとならず、また、関係者以外の第三者によって、前記表示装置がいたずらされるのを防ぐことができる。
【００６５】
また、固定式ブラケット及び回転式ブラケットのから構成される取り付け手段を、使用時以外は収納しておくことができるため、わざわざ前記取り付け手段を外したり、また、使用する場合に取り付けたりする等の煩雑な手間を省くことができ、取扱いやすく、汎用性が向上する。
【００６６】
また、前記各取り付け手段の装着部に、シート幕を確実に装着するための装着部材が設けられ、また、前記シート幕は前記装着部材を嵌着する装着部材が設けられていると、雨風等の環境状況の変化があっても、前記取り付け手段を構成する各ブラケットにシート幕を確実に保持することができる。
【００６７】
また、前記取り付け手段間に、シート幕端部の支持を行うレールが設けられていると、取り付け手段間が比較的長距離離間している場合でも、シート幕を伸張して保持することができ、また、レールがシート幕の位置決めとなるので、弛緩及び伸張の各動作が容易となる。
【００６８】
このように、本発明の表示装置は、簡易な構造で取扱が容易であるとともに、公告表示部の美感性が向上し、販売促進力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の具体例に係り、表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。
【図２】本発明の具体例に係り、表示装置を取り付けた状態を示す図である。
【図３】本発明の具体例に係り、表示装置の概略構成を示す概略底面図である。
【図４】本発明の具体例に係り、回転式ブラケットを示す側面図である。
【図５】本発明の他の具体例に係り、固定式ブラケットを示す側面図である。
【図６】本発明の他の具体例に係り、固定式ブラケットの装着部材の一部を示す拡大図である。
【図７】本発明の具体例に係り、固定式ブラケット及び回転式ブラケットの収納機構を示す概略を示す図である。
【図８】本発明の他の具体例に係り、固定式ブラケット及び回転式ブラケットを示す斜視図である。
【図９】本発明の他の具体例に係り、表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。
【図１０】本発明の他の具体例に係り、表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。
【図１１】本発明の他の具体例に係り、表示装置の概略構成を示す斜視図である。
【図１２】従来例に係り、表示装置を取り付けた状態を示す図である。
【符号の説明】
１ 表示装置
２ 固定式ブラケット
３ 回転式ブラケット
４ シート幕
５ レール
１０ 表示装置
２１ 上台座
２２ 装着部材
２３ フック
２３’ 押さえピン
２４ 支持部材
２５ 押さえねじ
２７ 取り付け台座
２８ 取り付け部材
２８ａ 抜け止め部
２９ａ 保持材
２９ｂ フラット材
２９ｃ 押さえ部材
３１ 上台座
３２ 装着部材
３３ フック
３４ 補助部材
３５ 下台座
３６ ハンドル
３７ 取り付け台座
３８ 取り付け部
３８ａ 抜け止め部
３９ａ 保持材
３９ｂ フラット材
３９ｃ 押さえ部材
４１ 装着部
４２ 装着孔
５１ 回転軸
５２ コイルバネ
５３ 受け台
５４ 解除レバー
【発明の属する技術分野】
本発明は、店等の構造物に取り付けられ、商品の宣伝広告等を行う表示装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に店頭等において、商品の販売促進を図るために、商品の宣伝広告のためのパネル、ボード等が設置される。これらの広告宣伝用ツールとしては、例えば、ネオンサインのように照明器具を用いるもの、また、薄いボード形状の内部に蛍光等の照明手段を備え、透過材を用いた表示部を浮きだたせるサインボード等が知られている。
【０００３】
その他、のぼり形状のものや、ポスター等のシート幕に宣伝広告等を付したものも知られている。
【０００４】
また、近年においては、前記シート幕を店頭ガラス等に近接して設置し、夜間において店内の灯を前記シート幕に透過させることにより、視覚的により目立つようにした形状のものも用いられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、図１２に示すような広告用等のシート幕等から構成される表示装置１０を、店頭のガラス等に近接して設置する場合、通常、木製又はステンレス製等の枠部材を設置し、前記枠部材にシート幕が鋲等によって装着されている（図１２参照）。
【０００６】
しかし、従来の表示装置１０のように、枠部材にシート幕を鋲等によって装着する作業は煩雑であり、シート幕を枠部材に伸張させて装着するのは困難であり、シート幕が弛緩して装着されると、表示部が見えにくいという問題があった。
【０００７】
また、シート幕を装着しない場合は、前記枠部材のみが残るため、見栄えが悪く、シートの張り替え等の度に煩雑な作業を行わなければならないという問題があった。
【０００８】
更に、前記枠部材を設置するためには、壁等に近接して設けなければならず、ガラスに付着している汚れ等がそのままシート幕に映ってしまい、また、夜間部において、前記シート幕が店内の灯によって背面から照されると、枠部材の骨組が影として映ってしまうという問題があった。
【０００９】
そこで、本発明は前記問題点に鑑みて、広告宣伝用等の表示装置において、一対の取り付け手段を備え、簡易な構造でこの取り付け手段間にシート幕を適宜伸張して装着することのできる表示装置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本願第１請求項に記載した発明は、店頭等に設けられ、商品の宣伝広告等を行う表示装置において、
前記表示装置は、店等の構造物に左右又は上下対称の位置に設置される固定式ブラケットと、回転式ブラケットからなる取り付け手段を備え、
前記取り付け手段は、シート幕を装着するための装着手段を備えた装着部を設け、
また、前記回転式ブラケットは、回転式ブラケットにシート膜を巻き付けて、シート幕を伸張及び弛緩させるための前記装着部を回動させるハンドルを備え、
前記２つのブラケットから構成される取り付け手段の間に、表示部となるシート幕が装着する構成の表示装置である。
【００１１】
このように、本発明の表示装置は、取り付け手段である固定式ブラケットと回転式ブラケット間にシート幕が装着され、回転式ブラケットのハンドル動作によって、従来は伸張して設置することが困難であったシート幕を、簡易な動作で適宜伸張して設置することができ、シート幕に表示される宣伝公告内容の視認性を向上することができる。
【００１２】
また、店頭の任意位置に設置することの可能な取り付け手段の装着部にシート幕を簡単に装着することができるため、従来のように煩雑な取り付け動作を必要とすることなく、簡単にシート幕の取替えをすることができる。
【００１３】
また、ガラス等からある程度離間して取り付け手段を設置することができ、この取り付け手段にシート幕が伸張して装着されるため、夜間部においては、店内の灯を反映させて、表示部であるシート幕を浮き立たせることができるため、美観性が向上し、販促能力を向上することが可能となる。
【００１４】
また、同様にハンドル動作によって、シート幕を弛緩することができるため、シート幕の交換動作が簡便となる。
【００１５】
本願第２請求項に記載した発明は、前記請求項１記載の発明において、前記ハンドルは、使用時以外の場合は、横部位又は上部位に収納される収納機構を備えている構成の表示装置である。
【００１６】
このように、取り付け手段間に装着されたシート幕の伸張及び弛緩を行うハンドルが、使用時以外は、上部位又は横部位に収納される収納機構を有しているため、前記ハンドルが通行等の妨げとならず、また、関係者以外の第三者によって、前記表示装置がいたずらされるのを防ぐことができる。
【００１７】
本願第３請求項に記載した発明は、前記請求項１記載の発明において、前記固定式ブラケット及び回転式ブラケットの装着部には、シート幕を確実に装着するための装着部材が設けられ、前記シート幕は前記装着部材を嵌着する装着部が設けられている構成の表示装置である。
【００１８】
このように、取り付け手段を構成するブラケットの方には、装着部材が設けられ、シート幕の方には、前記装着部材を嵌着する装着部位が設けられているため、雨風等の環境状況の変化があっても、前記取り付け手段を構成する各ブラケットにシート幕を確実に保持することができる。
【００１９】
本願第４請求項に記載した発明は、前記請求項１記載の発明において、前記固定式ブラケット及び回転式ブラケットは、使用時以外は、上部位又は横部位に収納される収納機構を備えている構成の表示装置である。
【００２０】
このように、使用時以外は収納しておくことができるため、わざわざ前記取り付け手段を外したり、また、使用する場合に取り付けたりする等の煩雑な手間を省くことができ、取扱いやすく、汎用性が向上する。
【００２１】
本願第５請求項に記載した発明は、前記請求項１記載の発明において、前記固定式ブラケットと回転式ブラケットの間に、シート幕端部の支持を行うレールが設けられている構成の表示装置である。
【００２２】
前記固定式ブラケットと回転式ブラケットの間に、レールが設けられていると、固定式ブラケットと回転式ブラケット間が長距離離間している場合であっても、シート幕を伸張して保持することができ、また、レールがシート幕の位置決めとなるので、弛緩及び伸張の各動作が容易となる。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の具体例を図面を参照しながら、詳細に説明する。
【００２４】
図１は、本発明の具体例に係り、図１は、本発明の表示装置１の概略構成を示す分解斜視図である。
【００２５】
図１に示すように、本例の表示装置１は、固定式ブラケット２と、回転式ブラケット３と、広告用等の表示部となるシート幕４によって構成されている。
【００２６】
固定式ブラケット２は、この固定式ブラケット２を店等の構造物に設置するための取り付け台座となる上台座２１と、シート幕４を装着するための装着部材２２から構成されており、前記装着部材２２には、シート幕を安定に装着するために上下位置にフック２３，２３が設けられている。
【００２７】
また、回転式ブラケット３は、この回転式ブラケット３を店等の構造物に設置するための取り付け台座となる上台座３１と、シート幕４を装着する装着部３２と、前記装着部の上下に設けられたフック３３，３３と、シート幕４の伸張動作及び弛緩動作の補助となる補助部材３４と、前記装着部材３２と、補助部材３４の下端部に設けられる下台座３５と、この下台座３５の下部に位置し、前記装着部材３２を回転駆動させるハンドル３６とから構成されている。
【００２８】
また、シート幕４は、その両端が縫着又は接着された袋状の装着部４１，４１が形成されている。
【００２９】
本例の表示装置１は、固定式ブラケット２の上台座２１と回転式ブラケット３の上台座３１が、所定距離離間されて、入口ドア上部の上壁にねじ止め等によって固定される。
【００３０】
そして、シート幕４の一端の装着部４１を、前記固定式ブラケット２のフック２３，２３に引っ掛けて装着し、シート幕４自体を回転式ブラケット３の補助部材３４を介して、他端の装着部４２を回転式ブラケット３のフック３３に装着して、シート幕４を２つのブラケット２，３間に装着する。
【００３１】
図２に、本例の表示装置１を店頭に備えつけた状態の図を示す。
【００３２】
従って、本例の表示装置１によれば、簡易な構造でシーズンごと、或は、行事ごとに変化する広告内容を表示するシート幕の着脱動作を簡便に行うことができる。
【００３３】
また、ハンドル３６を回動させることにより（図３中、矢印方向に回動）、固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３間に装着されたシート幕４を簡単に伸張させてシート幕４に表示された広告内容の視認性を向上させることができ、また、夜間においては、シート幕４の透過性を向上させて、店内の灯を効率よく反映させることができる。従って、シート幕に表示された文字、写真等を浮き立たせることができ、美観性が向上し販売促進力を向上することが可能となる。
また、シート幕４交換時には、同じくハンドル３６を前記回動と逆方向に回動させることにより、シート幕４を弛緩させることができ、交換動作を容易にする。
【００３４】
次に、回転式ブラケット３に設けられたハンドル３６の収納機能について説明する。
【００３５】
図４は、前記回転式ブラケット３を示す概略側面図である。
【００３６】
図４に示すように、前記装着部材３２には、回動軸５１が設けられている。この回動軸５１は、弾性部材、本例においては、コイルバネ５２が装着されて、回転軸５１の下端部が受け台５３の内部に嵌着している。
【００３７】
前記受け台５３には、矩形状のハンドル３６が設けられている。
【００３８】
また、回転式ブラケット３の下台座３５には、前記コイルバネ５２の押圧付勢力を変化させる解除レバー５４が設けられている。
【００３９】
従って、前記解除レバー５４を移動させてコイルバネ５２の押圧付勢力を変えることにより、ハンドル３６の位置を９０℃変化させて上部位置に収納することができる。
【００４０】
このように、回転式ブラケット３から下方向に突出しているハンドル３６が、収納されるので、ハンドル３６が通行等の妨げとならない。また、容易にハンドル動作を行うことができなくなり、いたずら等を防止することができる。
【００４１】
また、図５に示すように、固定式ブラケット２の装着部材２２の上位置に設けたフック２３の替わりに、アルミ等によって形成された押さえピン２３’を設け、この押さえピン２３’によってシート幕４を保持することも可能である。
【００４２】
また、図６に示すように、固定式ブラケット２の装着部材２２に上下位置に設けたフック２３の代わりに、装着部材２２の上下一箇所に支持部材２４及び押さえねじ２５を設け、この支持部材２４及び押さえねじ２５の間にシート幕４の装着部４１を挿入し、押さえねじ２５によってシート幕を安定に挟持することも可能である。
【００４３】
また、図７に示すように、前述したハンドル３６の収納機能と同構成を用いることにより、固定式ブラケット２の装着部材２２等、及び、回転式ブラケット３の装着部材３２等を９０℃上方向に収納することが可能となる。
【００４４】
このように、固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３が収納機構を有すると、表示装置１を使用しない場合に、前記ブラケット等を収納しておくことができ、わざわざ取り外したり取り付けたりする等の煩雑な作業を省くことができ、取扱やすく、表示装置１の汎用性が向上する。
【００４５】
また、図８は、前記固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３を店等の構造物の側壁面に設置するために、取り付け台座２７，３７を前記２つのブラケット２，３の側面部に設けた具体例を示す図である。
【００４６】
このような取り付け部を設けることにより、壁面又はサッシ等に取り付けることが可能となり、建物の構造に合せて表示装置を設置することができる。
【００４７】
また、図９に示す具体例は、固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３の装着部材２２，３２に、シート幕４を安定に装着するための取り付け部材２８，３８が設けられている。
【００４８】
すなわち、固定式ブラケット２の装着部材２２には、所定の距離離間して装着部材２２から垂直方向に突出する取り付け部材２８が設けられており、取り付け部材２８の先端には、シート幕４１を安定に保持するための抜け止め部２８ａが設けられている。回転式ブラケット３の装着部材３２においても、同様に取り付け部材３８及び抜け止め部３８ａが設けられている。
【００４９】
また、シート幕４両端には、前述した袋状の装着部４１，４１の替わりに、前記取り付け部材２８，３８が挿入される装着孔４２，４２が設けられている。
【００５０】
従って、シート幕４は、固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３の装着部材２２，３２に確実に装着され、雨風等の環境状況の変化があっても、安定にシート幕を保持することができる。
【００５１】
また、図１０に示す具体例は、固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３の装着部材２２，３２に、矩形状の保持材２９ａ，３９ａと、前記保持材２９ａ，３９ａと面接触するフラット材２９ｂ，３９ｂと、前記保持材２９ａ，３９ａの端部に、前記フラット材２９ｂ，３９ｂを押さえるために、押さえ部材２９ｃ，３９ｃが設けられている。
【００５２】
前記押さえ部材２９ｃ，３９ｃは、針金等の素材によって矩形枠状に形成され、保持部材２９ａ，３９ａの端部に回動可能に枢着されている。この押さえ部材２９ｃ，３９ｃの矩形枠内部に、前記フラット材２９ｂ，３９ｂの末端を侵入させ、押さえ部材２９ｃ，３９ｃを回動させることにより、保持材２９ａ，３９ａにフラット材２９ｂ，３９ｂが面接触する状態で保持される。
【００５３】
従って、シート幕４の両端部を前記保持２９ａ，３９ａと、フラット材２９ｂ，３９ｂの間に挟み、押さえ部材２９ｃ，３９ｃによってシート幕４ごとフラット材２９ｂ，３９ｂに保持することにより、シート幕４は、安定に回転式ブラケット２及び回転式ブラケット３に挟持される。
【００５４】
このように、固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３の装着部材２２，３２にシート幕４が挟持されると、シート幕４の端部に装着部材に装着するための、装着部や装着孔等を設けることなく、安定に固定式ブラケット２及び回転式ブラケット３を装着することができる。
【００５５】
また、図１１は、固定式ブラケット２と回転式ブラケット３の間にレール５を設けた表示装置１を示す図である。
【００５６】
この表示装置は、固定式ブラケット２と回転式ブラケット３に装着されたシート幕４の上端部が、前記レール５に沿って移動するように構成されているものである。
【００５７】
このように、シート幕４がレール５に沿って移動するように構成されていると、例えば、表示部分の長い表示装置１の場合であっても、シート幕４の上端部の位置決めがなされるので、シート幕４の弛緩を防止することができ、シート幕４を伸張して保持することができる。また、レール５に沿ってシート幕４が移動するため、シート幕４の伸張動作及び弛緩動作が容易となる。
【００５８】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、店頭等に設けられ、商品の宣伝広告等を行う表示装置において、前記表示装置は、店等の構造物に左右又は上下対称の位置に設置される固定式ブラケットと、回転式ブラケットからなる取り付け手段を備え、前記取り付け手段は、シート幕を装着するための装着手段を備えた装着部を設け、また、前記回転式ブラケットは、回転式ブラケットにシート膜を巻き付けて、シート幕を伸張及び弛緩させるための前記装着部を回動させるハンドルを備え、前記２つのブラケットから構成される取り付け手段の間に、表示部となるシート幕が装着されて構成される表示装置である。
【００５９】
このように、本発明の表示装置は、取り付け手段である固定式ブラケットと回転式ブラケット間にシート幕が設置され、回転式ブラケットのハンドル動作によって、従来は伸張して設置することが困難であったシート幕を、簡易な動作で伸張して設置することができ、シート幕に表示される宣伝公告内容の視認性を向上することができる。
【００６０】
また、店頭の任意位置に設置することの可能な取り付け手段の装着部にシート幕を簡単に装着することができるため、従来のように煩雑な取り付け動作を必要とすることなく、簡単にシート幕の取替えをすることができる。
【００６１】
また、ガラス等からある程度離間して取り付け手段を設置することができ、この取り付け手段にシート幕が伸張して装着されるため、夜間部においては、店内の灯を反映させて、表示部であるシート幕を浮き立たせることができるため、美観性が向上し、販促能力を向上することが可能となる。
【００６２】
また、同様にハンドル動作によって、シート幕を弛緩することができるため、シート幕の交換動作が簡便となる。
【００６３】
また、この表示装置に備えらえれたハンドル及び取り付け手段である回転式ブラケット若しくは固定式ブラケットは、使用時以外の場合は、横部位又は上部位に収納される収納機構を備えている。
【００６４】
このように、取り付け手段間に装着されたシート幕の伸張及び弛緩を行うハンドルが、使用時以外は、上部位又は横部位に収納される収納機構を有しているため、前記ハンドルが通行等の妨げとならず、また、関係者以外の第三者によって、前記表示装置がいたずらされるのを防ぐことができる。
【００６５】
また、固定式ブラケット及び回転式ブラケットのから構成される取り付け手段を、使用時以外は収納しておくことができるため、わざわざ前記取り付け手段を外したり、また、使用する場合に取り付けたりする等の煩雑な手間を省くことができ、取扱いやすく、汎用性が向上する。
【００６６】
また、前記各取り付け手段の装着部に、シート幕を確実に装着するための装着部材が設けられ、また、前記シート幕は前記装着部材を嵌着する装着部材が設けられていると、雨風等の環境状況の変化があっても、前記取り付け手段を構成する各ブラケットにシート幕を確実に保持することができる。
【００６７】
また、前記取り付け手段間に、シート幕端部の支持を行うレールが設けられていると、取り付け手段間が比較的長距離離間している場合でも、シート幕を伸張して保持することができ、また、レールがシート幕の位置決めとなるので、弛緩及び伸張の各動作が容易となる。
【００６８】
このように、本発明の表示装置は、簡易な構造で取扱が容易であるとともに、公告表示部の美感性が向上し、販売促進力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の具体例に係り、表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。
【図２】本発明の具体例に係り、表示装置を取り付けた状態を示す図である。
【図３】本発明の具体例に係り、表示装置の概略構成を示す概略底面図である。
【図４】本発明の具体例に係り、回転式ブラケットを示す側面図である。
【図５】本発明の他の具体例に係り、固定式ブラケットを示す側面図である。
【図６】本発明の他の具体例に係り、固定式ブラケットの装着部材の一部を示す拡大図である。
【図７】本発明の具体例に係り、固定式ブラケット及び回転式ブラケットの収納機構を示す概略を示す図である。
【図８】本発明の他の具体例に係り、固定式ブラケット及び回転式ブラケットを示す斜視図である。
【図９】本発明の他の具体例に係り、表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。
【図１０】本発明の他の具体例に係り、表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。
【図１１】本発明の他の具体例に係り、表示装置の概略構成を示す斜視図である。
【図１２】従来例に係り、表示装置を取り付けた状態を示す図である。
【符号の説明】
１ 表示装置
２ 固定式ブラケット
３ 回転式ブラケット
４ シート幕
５ レール
１０ 表示装置
２１ 上台座
２２ 装着部材
２３ フック
２３’ 押さえピン
２４ 支持部材
２５ 押さえねじ
２７ 取り付け台座
２８ 取り付け部材
２８ａ 抜け止め部
２９ａ 保持材
２９ｂ フラット材
２９ｃ 押さえ部材
３１ 上台座
３２ 装着部材
３３ フック
３４ 補助部材
３５ 下台座
３６ ハンドル
３７ 取り付け台座
３８ 取り付け部
３８ａ 抜け止め部
３９ａ 保持材
３９ｂ フラット材
３９ｃ 押さえ部材
４１ 装着部
４２ 装着孔
５１ 回転軸
５２ コイルバネ
５３ 受け台
５４ 解除レバー
Claims (5)
- 店頭等に設けられ、商品の宣伝広告等を行う表示装置において、
前記表示装置は、店等の構造物に左右又は上下対称の位置に設置される固定式ブラケットと、回転式ブラケットからなる取り付け手段を備え、
前記取り付け手段は、シート幕を装着するための装着手段を備えた装着部を設け、
また、前記回転式ブラケットは、回転式ブラケットにシート膜を巻き付けて、シート幕を伸張及び弛緩させるための前記装着部を回動させるハンドルを備え、
前記２つのブラケットから構成される取り付け手段の間に、表示部となるシート幕が装着されてなることを特徴とする表示装置。 - 前記ハンドルは、使用時以外は、上部位又は横部位に収納される収納機構を備えているこを特徴とする前記請求項１記載の表示装置。
- 前記固定式ブラケット及び回転式ブラケットの装着部には、シート幕を確実に装着するための装着部材が設けられ、前記シート幕は前記装着部材に嵌着する装着部が設けられていることを特徴とする前記請求項１記載の表示装置。
- 前記固定式ブラケット及び回転式ブラケットは、使用時以外は、上部位又は横部位に収納される収納機構を備えていることを特徴とする前記請求項１記載の表示装置。
- 前記固定式ブラケットと回転式ブラケットの間に、シート幕端部の支持を行うレールが設けられていることを特徴とする前記請求項１記載の表示装置。
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