JP4004416B2 - 屋上防水工法及び屋上防水密封型構造体、並びに屋上庭園 - Google Patents

屋上防水工法及び屋上防水密封型構造体、並びに屋上庭園 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は断熱性や防水性に優れた屋上防水工法やその応用物に関し、さらに詳しくは、非乾燥時の屋上スラブコンクリート上に直接、或いは石材上に断熱板を設置固定し、コンクリートと断熱板との空間に発泡剤を流入してこれらの空間を密封することによって防水効果を高めると共に、断熱特性に優れた硬質スタイルホーム材等を用いる新規な屋上防水工法及び屋上防水密封型構造体、並びに屋上庭園を提供するものである。
【0002】
【従来の技術分野】
屋上の外断熱防水構造としては、実公平4−20096号「屋上の外断熱防水構造」に、「水平スラブ上面に、合成樹脂発泡体からほぼ同じ厚みの板上に形成された断熱板を敷詰めて断熱材層を設けるとともに、非水性シーラントを用いて、断熱材層を構成する断熱材の各端面を突合わせて形成される目地隙間にこれを充填したり、又は目地隙間をこれで外被して、更にその上面の全体に防水層を積層させた屋上の外断熱防水構造」が開示されている。
【0003】
また特公平6−21510号公報「ビル屋上の断熱及び防水工法」には、「ビル屋上のスラブコンクリート面に外スラブコンクリート面側が隙間率が高く、その厚さ方向反対面側が隙間率が低い断熱材を敷設し、該断熱材面に対し、一方の防水シートの端部に第1段差部に係合可能で略相似形を有し、第1段差部よりも幅の短い第2段差部との重ね合わせ又は突きあわせ時の接合面を接着剤又は溶着材により接合すると共に第1段差部と第2段差部との間の幅長の相違によって生じる隙間部に接着剤又は溶着材を介在させるビル屋上の断熱及び防水工法」を開示している。
【0004】
更に近年屋上に庭園やミニ畑を設置することも緑化運動の面からも見直されており、そのような屋上をつくるものとして特開平11−32578号「廃水システム及び廃水方法」は、「コンクリート建造物の屋上の防水処理面に、、発泡ポリスチレン形樹脂ボードなどの断熱材と、耐根性及び防水性を付与するための凹凸部を有する防水シートと、網状体と、メッシュ状の通水性中空管とを順次配設し、人工土壌を入れた屋上庭園」が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の屋上スラブコンクリートは、いずれもがコンクリート表面を平らに設定した後は、十分に養生して乾燥を行い隙間が生じないようにしてから次の処理に掛かっているために養生時間を相当に必要としていた。
【0006】
また屋上スラブコンクリートの上に設置する断熱材、或いは防水シートは相当量のものをつなぎ合わして平面とするために、つなぎ目の目地を接着剤や溶着材で塞がなければならないという構造上の課題があった。
【0007】
さらに屋上に庭園等の緑地を設けるためには、特に防水性を高めるためにコンクリート躯体に防水加工を施し、発泡ボードを配設した上にコンクリートモルタルを押さえ加工するなど費用が高くつくという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は掛かる課題を解決するために鋭意研究したところ、コンクリと躯体に台座突きの段悦材を設置固定して、その空間に八歩材を流すと隙間全体が密封されることを見いだし、本発明の屋上防水工法及び屋上防水密封型構造体を提供するものである。
【0009】
すなわち本発明の第一は、建築物躯体表面に、断熱板を設置する第一工程と、次いで前記断熱板の小孔から結束線付きアンカーを前記建築物躯体表面に打設固着せしめる第二工程と、前記断熱板の小孔付近に鉄筋を縦横に設置して前記アンカーの結束線を鉄筋に結びつけて固定する第三工程と、固定された断熱板の小孔から発泡剤を注入して建築物躯体表面と断熱板との空間及び小孔を充填して密封する第四工程と、第四工程で得られた密封体の上面に保護モルタルを塗布する第五工程と、さらに必要において保護モルタル層の上にラスを貼る第六工程とからなる屋上防水工法である。
【0010】
本発明の第二は、前記建築物躯体表面は、乾燥後のみでなく非乾燥状態においても断熱板を設置し、アンカー固定が可能であることを特徴とする請求項1記載の屋上防水工法である。
【0011】
本発明の第三は、前記断熱板は、複数の台座上に設置され、或いは断熱板の下部に予め台座を取り付けてあることを特徴とする請求項1〜請求項2記載の屋上防水工法である。
【0012】
本発明の第四は、前記断熱板は、複数の小孔を有して該小孔から結束線付きアンカーを打ち込み、或いは発泡剤を流入することを特徴とする請求項1〜請求項3記載の屋上防水工法である。
【0013】
本発明の第五は、前記発泡剤は、水とは反応するが水に溶けない性質を有する薬液であることを特徴とする請求項1〜請求項4記載の屋上防水工法である。
【0014】
本発明の第六は、建築物躯体表面に設けられた台座付き断熱板と、該断熱板の小孔から前記建築物躯体表面に打設固着せしめられた結束線付きアンカーで該アンカーの結束線で断熱板上の鉄筋と固着した空間を、発泡剤により密封してなることを特徴とする屋上防水密封型構造体。
【0015】
本発明の第七は、建築物躯体表面に設けられた断熱板と、該断熱板の小孔から前記建築物躯体表面に打設固着せしめられた結束線付きアンカーの結束線で断熱板上の鉄筋と固着した空間を発泡剤により密封した密封層と、保護モルタル層と、網状体と、通水性中空管と、土壌とを順次備えてなることを特徴とする屋上庭園である。
【0016】
本発明の第八は、建築物躯体表面に、結束線付きアンカーを前記建築物躯体表面に打設固着せしめる第一工程と、前記建築物躯体表面に鉄筋を縦横に配置したラス材を設置し、前記結束線を結ぶ第二工程と、砕石又は珪砂からなる石材を前記ラス材上・下面に設置する第三工程と、前記石材上に断熱板を設置し、結束線を断熱板小孔から上方に通す第四工程と、次いで前記断熱板の小孔付近に鉄筋を縦横に配置したラス材を設置して前記アンカーの結束線を鉄筋に結びつけて固定する五工程と、固定されたラス材から水を流入し、次いで発泡剤を注入して建築物躯体表面と上部ラス材との間の空間を充填して密封する第六工程と、第六工程で得られた密封体の上面にシリンダコンクリートを塗布する第七工程とからなる屋上防水工法である。
【0017】
本発明の第九は、建築物躯体表面に設けられ、下部鉄筋を配置したラス材を挟んで設置される上・下石材と、上部石材の上に設置される断熱板と、該断熱板の上に設置される上部鉄筋を配置したラス材と、前記建築物躯体表面に打設固着せしめられた結束線付きアンカーの結束線で下部及び上部鉄筋を固定して得られた空間を、発泡剤により密封し、その上をシンダコンクリートで封入してなることを特徴とする屋上防水密封型構造体である。
【0018】
本発明の第十は、建築物躯体表面に設けられ、下部鉄筋を配置したラス材を挟んで設置される上・下石材と、上部石材の上に設置される断熱板と、該断熱板の上に設置される上部鉄筋を配置したラス材と、前記建築物躯体表面に打設固着せしめられた結束線付きアンカーの結束線で下部及び上部鉄筋を固定して得られた空間を発泡剤により密封した密封層と、シンダコンクリートと、網状体と、通水性中空管と、土壌とを順次備えてなることを特徴とする屋上庭園である。
【0019】
【発明の実施の態様】
図1は、本発明の基本構造を示す屋上防水密封型構造体の部分拡大図である。本発明において、屋上のスラブコンクリート1は被乾燥時から使用可能であるが、先ず一旦平面とした屋上躯体表面に発泡プラスチック保温材である硬質スタイロフォーム(商品名)からなる約20mm厚の断熱材2を前記躯体上に配置するが、この場合、躯体と断熱材とのの間に隙間を持たせるために台座3を複数設置する(第一工程)。
【0020】
上記の台座3は、個別に躯体表面に置きながらその上に断熱材2を嵌合させながら設置することもできるが、予め断熱材2の底部に台座3を嵌合固着したものを用いる方が作業効率がよいのは当然である。
【0021】
上記断熱材2を躯体上に配置しながら、断熱材2に予め設けてある複数の小孔9上部から躯体に向けて結束線付きアンカー4を打ち込み、アンカー先端を駆対内部に埋め込むようにした(第二工程)。
【0022】
次いで上記小孔9の上部に縦横に結んだ鉄筋7を配置し、前記結束線付きアンカー4の結束線を鉄筋に結びつけ結束部6とした(第三工程)。
【0023】
上記のように躯体と断熱材2とを鉄筋7を介して固定した後、断熱材2の小孔9から順次、発泡剤を注入した(第四工程)が、この場合、発泡剤としては、水とは反応するが水に溶けない性質を有する薬液であるタックス(TACSS商品名)を流し込み機で順次注入した。
【0024】
上記タックス(TACSS商品名)薬液は、モルタルやコンクリートの軽量化や断熱性向上のために用いられる発泡剤であるが、疎水性のイソシアネート化合物が主成分であり、構造物や地中の水と反応して水に不溶性のポリ尿素ゲル(ウレタン樹脂)を生成するものである。
【0025】
この発泡剤は非抱水ゲルであり、躯体と断熱材2との隙間、或いは断熱材2の小孔9の間を発泡しながら上部に出てくるため、断熱材2の上部に均一になるように出たところを確認して注入を中止する。なおこの場合、上記タックス(TACSS商品名)のみでなく、水分の存在下で発砲する性質を有する発泡剤ならば、本発明工法に使用できるのは勿論である。
【0026】
或いは粒径の細かいアルミニウム粉末や他の金属粉末と、反応促進剤として水酸化カルシウムや苛性ソーダと反応させて、水素ガスを発生させながら発砲することによって躯体と断熱材2との隙間、或いは断熱材2の小孔9の間に充填させることも可能である。
【0027】
次いで発泡剤が固まったのを確認した後に、断熱材2上部に約3cm厚の保護モルタル10を塗布して、図2に示すように該保護モルタルと躯体との間を完全に密封して防水効率を高めると共に、内部に断熱材を設けているために外部からの熱を遮断する断熱効果を合わせて有する屋上防水密封型構造体を得ることができた。
【0028】
図3は、上記屋上防水密封型構造体を利用して作った屋上庭園の断面図である。
本発明の屋上庭園は、基礎構造として屋上のスラブコンクリート1を打設するときに予め排水管14と該排水管に連結するメッシュ状の中空缶13を設置する(第一工程)。
【0029】
次いで屋上躯体の上に台座3付き発泡プラスチック保温材である断熱材2を設置するが、前記メッシュ状の中空缶13を囲むように設置し(第二工程)、前記断熱材に予め設けてある小孔9から結束線付きアンカーを打ち込み、アンカー先端を躯体内部に埋め込むようにした(第三工程)。
【0030】
次いで上記小孔9の上部に縦横に結んだ鉄筋7を配置し、前記結束線付きアンカー4の結束線を鉄筋に結びつけ結束部6とした(第四工程)。
【0031】
上記のように躯体と断熱材2とを鉄筋7を介して固定した後、電熱部の小孔9から順次、発泡剤を注入した(第五工程)が、この場合、発泡剤としては、水とは反応するが水に溶けない性質を有する薬液であるタックス(商品名)を流し込み機で順次注入した。
【0032】
次いで発泡剤が固まったのを確認した後に、断熱材2上部に約3cm厚の保護モルタル10を塗布して、該保護モルタルと躯体との間を完全に密封して防水効率と断熱効果に優れた下地を得ることができた(第六工程)。
【0033】
次いで該下地上に網状体11を約5cmの厚さに均一に引き、その上に土壌12を約30cm敷き、目的の樹木15を複数植えて屋上庭園とした(第七工程)。この場合、網状体11や土壌12の厚さは、目的の樹木或いは畑地とするかによって厚みや土壌の種類が変わることは勿論である。
【0034】
図4は、本発明の別な屋上防水密封型構造体の部分拡大図である。本発明において、屋上のスラブコンクリート1は被乾燥時から使用可能であるが、ある程度の養生をした躯体表面に複数の結束線付きアンカーを打接固着せしめる(第一工程)。
【0035】
次いで縦横に鉄筋を配置したラス材(鉄筋ラス材)を設置した後に、前記結束線の一部を軽く鉄筋に結びつけ(第二工程)、その後に砕石や珪砂からなる石材をラス材の上からかけ、鉄筋部を境に上下に石材が分かれた時点で石材の投入を中止して、石材表面を平らに整理する(第三工程)。
【0036】
この場合、鉄筋ラス材としては市販のものを使用するが、重量物が係る場合には鉄筋の径が太いものを用いるとよい。
【0037】
一旦平面とした石材表面に発泡プラスチック保温材である硬質スタイロフォーム(商品名)からなる約20mm厚の断熱材2を配置するが、この場合、断熱材には小孔が複数あるために、先に鉄筋に結んだ結束線の先端を通過させておく(第四工程)。
【0038】
さらに上記断熱材上部に鉄筋を縦横に配列した上部ラス材を重ね、前記結束線を鉄筋に結びつけると共に引っ張り、躯体表面・石材・下部鉄筋・石材・断熱材、上部鉄筋とが重なり合うように固定する(第五工程)。
【0039】
上記のように躯体1表面と上部ラス材との間で固定した後、上部ラス材の隙間から水をある程度流し、順次、発泡剤を注入して隙間や空間を密封する(第六工程)が、この場合、発泡剤としては、水とは反応するが水に溶けない性質を有する薬液であるタックス(TACSS商品名)を流し込み機で順次注入する。
【0040】
この発泡剤は非抱水ゲルで、躯体とラス材との隙間、或いは断熱材2の小孔9の間を発泡しながら上部に出てくるため、ラス材の上部に均一になるように出たところを確認して注入を中止する。
【0041】
この場合、水と反応したタックス(商品名)は、躯体上面に設置した砕石や珪砂の石材を包みながら発砲して周囲を密封するため、下地として上部に載置される重量物に対しても強度を有するものである。
【0042】
上記の工法によって得られた構造体の断面図を図5に示すが、発泡剤の作用を確認した後は、ある程度の乾燥を行ってその表面をシリンダコンクリートで全体を覆うとよい(第七工程)。
【0043】
これらの構造体を応用する庭園として、図6の断面図に示す屋上庭園があるが、躯体上は発泡剤によって密封されているために水分の侵入を防止できる構造となっている。
【0044】
【発明の効果】
本発明の最大の効果は、従来スラブコンクリートを乾燥するために養生時間を相当取らなければ次工程に入れなかったものが、水分を必要とする発泡剤を用いるためにその養生時間を必要とせずに作業が可能となったものである。
【0045】
また従来の工法では、断熱材やシート材のつなぎ目を塞ぐために接着剤や溶着材で密封化を図っていたものが、本発明工法では、これらの隙間を発泡剤が侵入して全てを密封するために、上記接着剤や溶着材を使用せずに対応できるために安価に、且つ工期が早く終了できる効果を合わせて有している。
【0046】
また安価な硬質スタイロフォームを用いているために、断熱効果に優れているほか、密封タイプであるために他の従来品品に比較して防水効果にも優れた構造体である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋上防水密封型構造体の部分拡大図である。
【図2】本発明の屋上防水密封型構造体を示す断面図である。
【図3】本発明の屋上庭園を示す断面図である。
【図4】本発明の別な屋上防水密封型構造体の部分拡大図である。
【図5】本発明の別な屋上防水密封型構造体を示す断面図である。
【図6】本発明の別な屋上庭園を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・屋上スラブコンクリート
2・・・断熱材
3・・・台座
4・・・アンカー
5・・・結束線
6・・・結束部
7・・・鉄筋
8・・・保護モルタル
9・・・小孔
10・・ラス層
11・・網状体
12・・土壌
13・・通水性中空管
14・・排水パイプ
15・・樹木
16・・下部鉄筋
17・・上部鉄筋
18・・下部石材
19・・上部石材
20・・シリンダコンクリート
21・・上部鉄筋入りラス材

Claims (10)

  1. 建築物躯体表面に、断熱板を設置する第一工程と、次いで前記断熱板の小孔から結束線付きアンカーを前記建築物躯体表面に打設固着せしめる第二工程と、前記断熱板の小孔付近に鉄筋を縦横に設置して前記アンカーの結束線を鉄筋に結びつけて固定する第三工程と、固定された断熱板の小孔から発泡剤を注入して建築物躯体表面と台座付き断熱板との空間及び小孔を充填して密封する第四工程と、第四工程で得られた密封体の上面に保護モルタルを塗布する第五工程と、さらに必要において保護モルタル層の上にラスを貼る第六工程とからなる屋上防水工法。
  2. 前記建築物躯体表面は、乾燥後のみでなく非乾燥状態においても断熱板を設置し、アンカー固定が可能であることを特徴とする請求項1記載の屋上防水工法。
  3. 前記断熱板は、複数の台座上に設置され、或いは断熱板の下部に予め台座を取り付けてあることを特徴とする請求項1〜請求項2記載の屋上防水工法。
  4. 前記断熱板は、複数の小孔を有して該小孔から結束線付きアンカーを打ち込み、或いは発泡剤を流入することを特徴とする請求項1〜請求項3記載の屋上防水工法。
  5. 前記発泡剤は、水とは反応するが水に溶けない性質を有する薬液であることを特徴とする請求項1〜請求項4記載の屋上防水工法。
  6. 建築物躯体表面に設けられた断熱板と、該断熱板の小孔から前記建築物躯体表面に打設固着せしめられた結束線付きアンカーで該アンカーの結束線で断熱板上の鉄筋とを固着した空間を、発泡剤により密封してなることを特徴とする屋上防水密封型構造体。
  7. 建築物躯体表面に設けられた断熱板と、該断熱板の小孔から前記建築物躯体表面に打設固着せしめられた結束線付きアンカーの結束線で断熱板上の鉄筋を固着した空間を発泡剤により密封した密封層と、保護モルタル層と、網状体と、通水性中空管と、土壌とを順次備えてなることを特徴とする屋上庭園。
  8. 建築物躯体表面に、結束線付きアンカーを前記建築物躯体表面に打設固着せしめる第一工程と、前記建築物躯体表面に鉄筋を縦横に配置したラス材を設置し、前記結束線を結ぶ第二工程と、砕石又は珪砂からなる石材を前記ラス材上・下面に設置する第三工程と、前記石材上に断熱板を設置し、結束線を断熱板小孔から上方に通す第四工程と、次いで前記断熱板の小孔付近に鉄筋を縦横に配置したラス材を設置して前記アンカーの結束線を鉄筋に結びつけて固定する五工程と、固定されたラス材から水を流入し、次いで発泡剤を注入して建築物躯体表面と上部ラス材との間の空間を充填して密封する第六工程と、第六工程で得られた密封体の上面にシリンダコンクリートを塗布する第七工程とからなる屋上防水工法。
  9. 建築物躯体表面に設けられ、下部鉄筋を配置したラス材を挟んで設置される上・下石材と、上部石材の上に設置される断熱板と、該断熱板の上に設置される上部鉄筋を配置したラス材と、前記建築物躯体表面に打設固着せしめられた結束線付きアンカーの結束線で下部及び上部鉄筋を固定して得られた空間を、発泡剤により密封し、その上をシンダコンクリートで封入してなることを特徴とする屋上防水密封型構造体。
  10. 建築物躯体表面に設けられ、下部鉄筋を配置したラス材を挟んで設置される上・下石材と、上部石材の上に設置される断熱板と、該断熱板の上に設置される上部鉄筋を配置したラス材と、前記建築物躯体表面に打設固着せしめられた結束線付きアンカーの結束線で下部及び上部鉄筋を固定して得られた空間を発泡剤により密封した密封層と、シンダコンクリートと、網状体と、通水性中空管と、土壌とを順次備えてなることを特徴とする屋上庭園。
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