JP4003799B2 - カメラ画像の偽装検出システム - Google Patents

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Description

本発明は、カメラ画像の偽装検出システムに関するものである。
現在、車室内に置いた貴重品や車内の備品等を盗難から防止するために、車室内を監視する車室内カメラを設置し、この車室内カメラで撮影した画像を管理センターに送信し、管理センターで画像を確認することによって盗難の発生を検出し、盗難発生時には所定の警報又は警告を実行する盗難防止システムが検討されている。
しかし、犯人が、車室内の様子を撮影した偽装画像を予め用意しておき、車室内カメラのレンズをこの偽装画像で覆い隠した上で犯行に及ぶと、折角の盗難防止システムが有効に機能しないことになってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、車室内カメラを用いて盗難防止を実現しようとするシステムにおいて、カメラ画像が偽装されたことを検出できる様にすることを目的とする。
上記目的を達成しようとしてなされた本発明のカメラ画像の偽装検出システムは、車室内を監視するための車室内カメラの撮影範囲内に、時間と共に状態が変化する機器を設置してあるカメラ画像の偽装検出システムにおいて、前記車室内カメラの撮影した画像を、管理センター及び/又はユーザーの所持する携帯通信端末に対して送信する送信手段と、該送信手段によって送信されてきた画像に基づいて、当該画像が偽装データか否かを判定する偽装判定手段と、該偽装判定手段によって偽装データであると判定された場合は、所定の警報及び/又は警告を実行する警告・警報手段とを備えていることを特徴とする。
このカメラ画像の偽装検出システムによれば、車室内カメラで撮影した画像を、送信手段で管理センターに対して送信し、管理センターでは、偽装判定手段で、受信した画像が偽装データか否かを判定し、偽装データであると判定された場合は、警告・警報手段を作動させて所定の警報及び/又は警告を実行する様にしておくことにより、管理センターで容易に、車上狙いの監視を行うことができる。
ここで、車室内カメラは、時間と共に状態が変化する機器を含む画像を撮影するので、車室内カメラで撮影した画像の中で、この機器の状態が変化しているか否かを確認することによって、カメラ画像が偽装されたものであるか否かを判別することができる。
前記機器としては、車室内に備えられている時計を利用することができる。通常、車両には時計が設置されているので、この時計を利用すれば、新たな機器の設置をしなくてもカメラ画像の偽装を検出することができるからである。
また、前記機器として、前記車室内カメラの撮影範囲内に点滅信号を発生する装置を設置しておくようにしてもよい。より具体的には、車室内カメラの撮影範囲内に、LEDを設置しておき、このLEDを周期的に点滅させる様にしておけばよい。LEDを点滅させる制御は容易に実現することができ、また、消費電力も小さなもので済む。さらに、LEDの点滅状態は、画像中のLEDの設置位置の明るさや色の変化から容易にデジタル信号化ができるので、車室内カメラの撮影している画像が偽装データか否かの判定を管理センター等で容易に判別することができる。
ところで、単純な点滅信号程度だと、犯人に気付かれてしまい、偽装データにもこの点滅信号を組み込まれてしまうおそれがある。そこで、さらに望ましい形態として、前記機器として、前記車室内カメラの撮影範囲内に時間の経過に従って状態を変化させることによって所定の意味を持った情報を発生する装置を設置しておくとよい。正常な状態であれば、車室内カメラで撮影した画像の中には、上述の機器により発生される所定の意味を持った情報が画像として捉えられるので、この部分をチェックすることによって偽装データか否かを容易に判別することができる。また、点滅の様な単純な状態変化ではないので、犯人による偽装が行われる確率が極めて低くなる。なお、この機器は、LEDと、このLEDの点滅状態により所定の意味を持ったデジタル信号を発生させるLEDコントローラとで構成しておくとよい。車室内カメラで撮影した画像の中から、このLEDの設置されている部分に着目し、明るさ又は色の変化をON/OFF信号として抽出し、このON/OFF信号の時間的な変化により、所定の意味を持ったデジタル信号が画像中で確認できるか否かにより偽装データか否かを容易に判別することができるからである。
また、上記目的を達成するために本願が提案する他の発明は、車室内を監視するための車室内カメラの撮影範囲内に、時間の経過と共に状態を変化させることによって暗号情報を発生する暗号情報発生装置を設置しておき、送信手段は、車室内カメラの撮影した画像を管理センターに送信する場合には、車両を特定するための車両特定情報を一緒に送信する様にしておくとよい。そして、管理センターには、当該管理センターが管理する全ての車両について、各車両と、各車両に設置されている暗号情報発生装置が発生する暗号情報とを関連付けたデータベースを備えさせておき、送信手段により送信されてきた車両特定情報に基づいてデータベースから対応する車両の暗号情報を読み出すと共に、同じく送信手段により送信されてきた画像から暗号情報を抽出し、二つの暗号情報を比較することにより、送信されてきた画像が偽装データか否かを判定し、偽装データであると判定された場合は、所定の警報及び/又は警告を実行する様にしておくとよい。この様に、車両の1台ずつが、それぞれ異なる暗号情報を発生する装置を備えさせておけば、偽装データを作成することはほぼ不可能となるからである。この場合も、暗号情報発生装置としては、LEDとLEDコントローラとを採用するとデータ処理が容易であり、また、消費電力も小さくて済み、さらに、車室内のインテリアの雰囲気を崩すことがなく、機器の設置コストも安価になるという効果が期待される。
また、上記目的を達成するためになされた本願が提案するさらに他の発明は、車室内カメラの撮影範囲内に暗号情報発生装置を設置し、車室内カメラの撮影した画像を、送信手段が、当該車両のユーザーの所持する携帯通信端末に対し、ユーザーの所持する携帯通信端末側では、送信手段からの情報を受信したら、偽装判定手段で、照合データ記憶手段に記憶されている照合用の暗号情報と、受信した画像から抽出した暗号情報とを照合することにより、偽装データか否かを判定し、偽装データであると判定された場合は、警告・警報手段が所定の警報及び/又は警告を実行する様にしたものである。この請求項7のシステムによれば、何者かによってカメラ画像が偽装されていることをいち早くユーザーに知らせることができる。
本発明によれば、車室内カメラを用いて盗難防止を実現しようとするシステムにおいて、カメラ画像が偽装されたことを検出することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。図1は、第1の実施の形態としてのカメラ画像偽装検出システムの概略構成を表すブロック図である。図示の様に、このカメラ画像偽装検出システム1は、車室内カメラ3と、この車室内カメラ3の撮影範囲内に設置されている車室内時計5と、車室内カメラ3に制御指令を出力すると共に、車室内カメラ3が撮影した画像を入力して外部の管理センター等へ送信するテレマティクECU7と、このテレマティクECU7に必要な情報を与えたり制御指令を出したりするセキュリティECU9とによって構成される。車室内カメラ3は、図2に示す様に、車両10の天井のほぼ中央に、少なくとも助手席及び計器パネル上の車室内時計5を撮影範囲とする様に設置されている。また、セキュリティECU9には、イグニッションスイッチや、ドアの開閉状態を検出するカーテシスイッチや、ドアロックアクチュエータ等からの検出信号が入力される様になっている。
次に、この第1の実施の形態のシステムにおいて実行される制御処理について図3のフローチャートに従って説明する。本処理は、例えば、車両10のエンジンが停止され、イグニッションスイッチがOFFとなったときに開始される。まず最初に、セキュリティECU9からのアラームセット信号を受信したら(S10)、テレマティクECU7から車室内カメラ3へと作動要求を出力する(S20)。ここで、アラームセット信号は、イグニッションOFF後に、ドアが開かれ、乗員が降車し、ドアが閉じられ、かつ、全ドアがロックされたときに発生する。
テレマティクECU7からの作動要求を受けると、車室内カメラ3が作動し、車室内の映像を撮影し始める。車室内カメラ3で撮影した映像は、画像データとしてテレマティクECU7に対して入力される。テレマティクECU7では、この画像データを、その内部メモリや外部メモリに、例えば、データの上書きやFIFO(Fast In Fast Out)等の情報処理手法を用いて、少なくとも最新のものを保持しておくことができる様に格納する。
こうして車室内カメラ3からの画像データを入力し始めると、テレマティクECU7は、送信時間が来たか否かを判断する(S30)。例えば、30秒毎に画像を送信する様に設定されている場合には、このS30の判断は、30秒毎にYESとなる。そして、送信時間が来たときは(S30:YES)、テレマティクECU7は、その時点の最新の画像データを管理センターへ送信する(S40)。
上述のS30,S40の処理は、セキュリティECU9からアラームアンセット信号が入力されるまで続行される(S50)。そして、アラームアンセット信号が入力されると(S50:YES)、テレマティクECU7が車室内カメラ3に対して作動停止を命令し(S60)、車室内カメラの作動が停止される。なお、アラームアンセット信号は、ドアロックが解除されることによって発生する。
この様に、本実施の形態によれば、アラームセット状態においては、車室内の画像データが定期的に管理センターへと送信される。そして、この画像データには、助手席の様子に加えて車室内時計5が捉えられているので、管理センターでは、受信した画像データの中の車室内時計5の部分から正常に時計が動いていることを示すものであるか否かを判定することにより、カメラ画像が偽装されたものであるか否かを容易に判断することができる。
次に、第2の実施の形態を図面と共に説明する。図4に示す様に、このカメラ画像偽装検出システム21は、車室内カメラ23と、この車室内カメラ23の撮影範囲内に設置されている車室内LED25と、車室内カメラ23に制御指令を出力すると共に、車室内カメラ23が撮影した画像を入力して外部の管理センター等へ送信するテレマティクECU27と、このテレマティクECU27に必要な情報を与えたり制御指令を出したりするセキュリティECU29とによって構成される。車室内カメラ23は、図5に示す様に、車両10の運転席側の天井に、少なくとも助手席及び助手席ドア付近に設置されているLED25を撮影範囲とする様に設置されている。また、セキュリティECU29には、イグニッションスイッチや、ドアの開閉状態を検出するカーテシスイッチや、ドアロックアクチュエータ等からの検出信号が入力される様になっている。
次に、この第2の実施の形態のシステムにおいて実行される制御処理について図6のフローチャートに従って説明する。本処理も、第1の実施の形態と同様に、例えば、車両10のエンジンが停止され、イグニッションスイッチがOFFとなったときに開始される。まず最初に、セキュリティECU29からのアラームセット信号を受信したら(S210)、テレマティクECU27から車室内カメラ23へと作動要求を出力する(S220)。
テレマティクECU27からの作動要求を受けると、車室内カメラ23が作動し、車室内の映像を撮影し始める。次に、テレマティクECU27は、LED25に点滅要求信号を出力する(S230)。ここで、LED25は、点滅要求信号を受けると、一定の周期で点滅を開始する。これにより、車室内カメラ23は、正常な状態においては、この一定周期で点滅するLED25を含む車室内の映像を撮影することになる。
上述の様にして車室内カメラ23で撮影した映像は、画像データとしてテレマティクECU27に対して入力される。テレマティクECU27では、この画像データを、その内部メモリや外部メモリに、例えば、データの上書きやFIFO(First In First Out)等の情報処理手法を用いて、少なくとも最新のものを保持しておくことができる様に格納する。
こうして車室内カメラ23からの画像データを入力し始めると、テレマティクECU27は、送信時間が来たか否かを判断する(S240)。例えば、30秒毎に画像を送信する様に設定されている場合には、このS240の判断は、30秒毎にYESとなる。そして、送信時間が来たときは(S240:YES)、テレマティクECU27は、その時点の最新の画像データを管理センターへ送信する(S250)。
上述のS240,S250の処理は、セキュリティECU29からアラームアンセット信号が入力されるまで続行される(S260)。そして、セキュリティECU29からアラームアンセット信号が入力されると(S260:YES)、テレマティクECU27が車室内カメラ23及びLED25に対して作動停止を命令し(S270)、車室内カメラ23及びLED25の作動が停止される。
この様に、本実施の形態によれば、アラームセット状態においては、車室内の画像データが定期的に管理センターへと送信される。そして、この画像データには、助手席の様子に加えてLED25が捉えられているので、管理センターでは、受信した画像データの中のLED25が正常に点滅していることを示すものであるか否かを判定することにより、カメラ画像が偽装されたものであるか否かを容易に判断することができる。この第2の実施の形態のシステムの方が第1の実施の形態よりも有利な点としては、LED25の点滅状態は、画像データ中の該当部分の色の変化又は明るさの変化といったものから容易に判定することができるという点をあげることができる。従って、この第2の実施の形態によれば、迅速な判定が可能で、かつ、判定精度が高くなるという効果がある。なお、第1の実施の形態の方が有利な点としては、車室内時計5を利用することで、新たな機器の追加が不要な点をあげることができる。
次に、第3の実施の形態を図面と共に説明する。図7に示す様に、このカメラ画像偽装検出システム31は、車室内カメラ33と、この車室内カメラ33の撮影範囲内に設置されている車室内LED35と、車室内カメラ33に制御指令を出力すると共に、車室内カメラ33が撮影した画像を入力して外部の管理センター等へ送信するテレマティクECU37と、このテレマティクECU37に必要な情報を与えたり制御指令を出したりするセキュリティECU39と、管理センター41と、ユーザーの所持する携帯通信端末43(例えば、携帯電話やPHS、あるいは通信機能を有するPDA端末など)とによって構成される。車室内カメラ33及びLED35の取り付け位置は、第2の実施の形態と同様である。この第3の実施の形態では、LED35は、単純な周期的点滅ではなく、車両毎に固有の点滅状態となる様に制御され、点滅周期によって一定の意味を有する情報(具体的には固有の暗証番号。以下、「暗号情報」という。)を形成する様になっている。また、管理センター33には、車両毎のIDと、それぞれの車両に設置されているLED35が点滅したときに形成される暗証番号(以下、「照合データ」という。)。とが対応付けられたデータベース45が備えられている。さらに、携帯通信端末43には、当該ユーザーの所有する車両に設置されているLED35が点滅したときに形成される暗証番号が記憶されたEEPROM47が備えられている。
次に、この第3の実施の形態のシステムにおいて実行される制御処理について図8のフローチャートに従って説明する。この第3の実施の形態のシステムでは、セキュリティECU39からのアラームセット信号を受信したら(S310)、テレマティクECU37からLED35へと作動要求を出力し(S320)、LED35が、上述の様に暗証番号を意味する周期の点滅を実行する。次に、テレマティクECU37は、車室内カメラ33へと作動要求信号を出力し(S330)、所定時間後に作動停止要求信号を出力する(S340)。この結果、車室内カメラ33は、所定時間の間だけLED35を含む範囲の車室内の画像を撮影する。
こうして車室内カメラ33で撮影した映像は、画像データとしてテレマティクECU37に対して入力される。テレマティクECU37では、この画像データを、その内部メモリや外部メモリに、記憶する。
こうして車室内カメラ33からの画像データを入力し始めると、テレマティクECU37は、送信時間が来たか否かを判断する(S350)。例えば、30秒毎に画像を送信する様に設定されている場合には、このS350の判断は、30秒毎にYESとなる。そして、送信時間が来たときは(S350:YES)、テレマティクECU37は、今回の送信時間になるまでに記憶しておいた画像データを、車両のIDと共に管理センター41へ送信すると共に(S360)、画像データについてはユーザーの所持する携帯通信端末43へも送信する(S370)。
上述のS330〜S370の処理は、セキュリティECU39からアラームアンセット信号が入力されるまで続行される(S380)。そして、セキュリティECU39からアラームアンセット信号が入力されると(S380:YES)、テレマティクECU37が車室内カメラ33及びLED35に対して作動停止を命令し(S390)、車室内カメラ33及びLED35の作動が停止される。
次に、管理センター41における制御処理について説明する。管理センター41では、図9に示す様に、いずれかの車両からデータを受信したか否かを判定する(S410)。データを受信している場合は(S410:YES)、受信したデータに画像データが含まれているか否かを判定する(S420)。画像データを含んでいない場合は(S420:NO)、他の処理を実行する(S430)。
一方、画像データを受信している場合は(S420:YES)、車両IDを受信しているか否かを判定する(S440)。画像データと共に車両IDも受信している場合は(S440:YES)、受信した車両IDに基づいてデータベース45を検索し、対応する照合データを取得する(S450)。そして、受信した画像データからLED35の部分の画像に着目し、LED35の点滅によって形成される暗号情報を抽出する(S460)。
次に、S450で取得した照合データと、S460で抽出した暗号情報とが一致しているか否かを比較する(S470)。そして、照合データと暗号情報とが一致している場合は(S470:YES)、正常画像と判断して処理を終了する(S480)。一方、照合データと暗号情報とが一致していない場合は(S470:NO)、偽装データと判断し(S490)、管理センター41の表示パネルに警告メッセージを表示すると共に、ブザー等によって管理者に対する注意を促す警告・警報処理を実行する(S500)。なお、画像データを受信していても車両IDを受信しなかった場合も(S420:NO)、S490,S500と進んで警告・警報処理を実行する。
次に、携帯通信端末43における制御処理について説明する。携帯通信端末43では、図10に示す様に、画像データを受信したか否かを判定する(S510)。画像データを受信した場合は(S510:YES)、受信した画像データ中のLED35の部分の画像に着目し、LED35の点滅によって形成される暗号情報を抽出する(S520)。また、EEPROM47から参照データを読み出す(S530)。
次に、S530で読み出した照合データと、S520で抽出した暗号情報とが一致しているか否かを比較する(S540)。そして、照合データと暗号情報とが一致している場合は(S540:YES)、正常画像と判断して処理を終了する(S550)。一方、照合データと暗号情報とが一致していない場合は(S540:NO)、偽装データと判断し(S560)、携帯通信端末43の表示パネルに警告メッセージを表示すると共に、ブザー等によってユーザーに対する注意を促す警告・警報処理を実行する(S570)。
次に、アラームセット状態における車室内カメラ33のON/OFF状態と、LED35のON/OFF状態と、送信時のLED35の見え方との関係を、図11のタイミングチャートで説明する。図示の様に、車室内カメラ33は、一定の周期でON/OFFされる。これに対して、LED35は、当該車両の暗証番号に応じたデジタル信号を形成する様に、点滅間隔を代えた所定のパターンで点滅する。この結果、送信時のLED35の見え方は、図示の最下段に示す様になる。
この様に、本実施の形態によれば、アラームセット状態においては、車室内の画像データが車両IDと共に、定期的に管理センター41へと送信される。そして、この画像データには、助手席の様子に加えてLED35が捉えられているので、管理センター41では、受信した画像データの中のLED35が当該車両の暗号情報に対応する点滅状態となっているか否かを判定することにより、カメラ画像が偽装されたものであるか否かを容易に判断することができる。また、これと共に、アラームセット状態では、車室内カメラ33が撮影した画像データは、ユーザーの所持する携帯通信端末43へも送信される。そして、携帯通信端末43では、受信した画像データの中のLED35が当該車両の暗号情報に対応する点滅状態となっているか否かを判定することにより、カメラ画像が偽装されたものであるか否かを容易に判断することができ、画像データが偽装されている場合には、盗難の発生をユーザーに速やかに伝えることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこの実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内においてさらに種々の形態を採用することができることはもちろんである。
例えば、車室内カメラの撮影範囲内に、時計やLEDではなく、振り子の様なものを設置しておいて、アラームセット時には、この振り子が一定の周期で揺動する様にしておいてもよい。また、第3の実施の形態においてLED35で発生させる暗号情報としては、車両毎の暗証番号ではなく三々七拍子の様に点滅の周期が一定でない各車両に共通の信号としておいてもよい。
第1の実施の形態としてのカメラ画像偽装検出システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における車室内カメラ及び車室内時計の配置を示す説明図である。 第1の実施の形態における制御処理の内容を示すフローチャートである。 第2の実施の形態としてのカメラ画像偽装検出システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における車室内カメラ及び車室内時計の配置を示す説明図である。 第2の実施の形態における制御処理の内容を示すフローチャートである。 第3の実施の形態としてのカメラ画像偽装検出システムの構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態における車両側の制御処理の内容を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における管理センター側の制御処理の内容を示すフローチャートである。 第3の実施の形態におけるユーザーの所持する携帯端末側の制御処理の内容を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における車室内カメラ及び車室内LEDのON/OFF状態と送信時のLEDの見え方の関係を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1・・・カメラ画像偽装検出システム
3・・・車室内カメラ
5・・・車室内時計
7・・・テレマティクECU
9・・・セキュリティECU
10・・・車両
21・・・カメラ画像偽装検出システム
23・・・車室内カメラ
25・・・車室内LED
27・・・テレマティクECU
29・・・セキュリティECU
31・・・カメラ画像偽装検出システム
33・・・車室内カメラ
35・・・車室内LED
37・・・テレマティクECU
39・・・セキュリティECU
41・・・管理センター
43・・・携帯通信端末
45・・・データベース
47・・・EEPROM

Claims (3)

  1. 車室内を監視するための車室内カメラの撮影範囲内に、時間と共に状態が変化する機器を設置してあるカメラ画像の偽装検出システムにおいて、
    前記車室内カメラの撮影した画像を、管理センター及び/又はユーザーの所持する携帯通信端末に対して送信する送信手段と、
    該送信手段によって送信されてきた画像に基づいて、当該画像が偽装データか否かを判定する偽装判定手段と、
    該偽装判定手段によって偽装データであると判定された場合は、所定の警報及び/又は警告を実行する警告・警報手段と
    を備えていることを特徴とするカメラ画像の偽装検出システム。
  2. 車室内を監視するための車室内カメラの撮影範囲内に、時間の経過と共に状態を変化させることによって暗号情報を発生する暗号情報発生装置を設置すると共に、
    前記車室内カメラの撮影した画像を、車両を特定するための車両特定情報と共に管理センターに対して送信する送信手段を備え、
    前記管理センターには、
    当該管理センターが管理する全ての車両について、各車両と、各車両に設置されている暗号情報発生装置が発生する暗号情報とを関連付けたデータベースと、
    前記送信手段により送信されてきた車両特定情報に基づいて前記データベースから対応する暗号情報を読み出すと共に、同じく前記送信手段により送信されてきた画像から暗号情報を抽出し、二つの暗号情報を比較することにより、前記送信手段により送信されてきた画像が偽装データか否かを判定する偽装判定手段と、
    該偽装判定手段によって偽装データであると判定された場合は、所定の警報及び/又は警告を実行する警告・警報手段と
    を備えていることを特徴とするカメラ画像の偽装検出システム。
  3. 車室内を監視するための車室内カメラの撮影範囲内に、時間の経過と共に状態を変化させることによって暗号情報を発生する暗号情報発生装置を設置すると共に、
    前記車室内カメラの撮影した画像を、当該車両のユーザーの所持する携帯通信端末に対して送信する送信手段を備え、
    前記携帯通信端末には、
    当該携帯通信端末の所持者であるユーザーの車両に設置されている暗号情報発生装置が発生する暗号情報を記憶した照合データ記憶手段と、
    前記送信手段により送信されてきた画像から暗号情報を抽出し、前記照合データ記憶手段に記憶されている暗号情報と照合することにより、前記送信手段により送信されてきた画像が偽装データか否かを判定する偽装判定手段と、
    該偽装判定手段によって偽装データであると判定された場合は、所定の警報及び/又は警告を実行する警告・警報手段と
    を備えていることを特徴とするカメラ画像の偽装検出システム。
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