JP4002203B2 - 止着タイプ紙おむつ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙おむつに関し、特に、止着タイプの紙おむつに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、止着タイプの紙おむつには、おむつの背側のフラップ部に粘着材やメカニカルファスナーのオス材を有する止着テープが形成され、腹側のバックシートには、粘着材やオス材を止着するためのフロントシートが形成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
着用者に、この種の紙おむつを装着する際、おむつの内面(肌側)を表にして敷き、おむつを開き、止着テープが形成されている背側を上にし、腹側を下に配置した状態で、着用者を抱え、臀部をこのおむつの背側の内面に載せる。
【0004】
そして、図17に示すように、着用者の股を開き、おむつの腹側8の内面を着用者に宛がいつつ、このおむつ腹側8に形成されたフロントシート19を目掛けて、背側のフラップ部9や止着テープ15を摘んでおむつの背側7を引張りながら、フロントシート19と止着テープ15とを結合し、紙おむつを装着する。
【0005】
【特許文献1】
特開第2001−70340号(4頁、図1、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、着用者に紙おむつを装着する際、着用者の臀部をおむつの背側7の内面に載せ、おむつの腹側8の内面を着用者に宛がうときに、着用者が動いて引っくり返ってしまった場合(仰向けがうつ伏せになる)、おむつの背側7が着用者の臀部の上部にきてしまうため、うつ伏せになった状態の着用者を再度抱きかかえつつ、背側のフラップ部9に形成された止着テープ15を、床面や布団等と着用者の間に挟まれてしまったおむつの腹側8に、まわし込んで結合し装着する必要があり、装着を行う者の手間や疲労は大きい。
【0007】
また、装着を行う者は、おむつの内面を表にして敷いた状態で、止着テープ15が形成されている背側7を上にし、腹側8を下に配置することを、常に意識しなければならず、煩わしい。
【0008】
そこで、本発明の主たる課題は、止着タイプの紙おむつにおいて、止着テープが形成されている背側を上にし、腹側を下に配置することを意識する必要がなく、また、着用者がうつ伏せになっても、抱きかかえる必要がなく、容易に装着できる止着タイプ紙おむつを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明は、次のとおりである。
<請求項1記載の発明>
請求項1記載の発明は、トップシート、バックシート及びこれらに介在された吸収体とを備え、腹側と背側のそれぞれの両側部を有し、係止要素とこれと係脱自在の関係を有する被係止要素との組み合わせによる面ファスナーから形成された止着手段を備える止着タイプ紙おむつであって、
前記係止要素は、;前記紙おむつの背側若しくは腹側の一方側の両側部のフラップ縁部に、それぞれ取付けられた基材シートの外方端部の内面に位置して基材シートに固定され、製品状態において基材シートの先端部が紙おむつの内面に折り重ねられて前記一方側のトップシートに予め係止され、装着時において前記基材シートの先端部が展開される第1の係止要素;、及び前記一方側の両側フラップ部のバックシートにそれぞれ取付けられた第2の係止要素とから構成され、
第1の係止要素が、他方側のバックシートを前記被係止要素として係止することにより、第1の固定状態となり、
第2の係止要素が、他方側のトップシートを前記被係止要素として係止することにより、第2の固定状態となる、
ことを特徴とする止着タイプ紙おむつである。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
(作用効果)
請求項1に係る発明では、着用者に紙おむつを装着する際、着用者の臀部をおむつの背側の内面に載せ、おむつの腹側を着用者に宛がい、係止要素を有する基材シートや当該基材シートが形成された背側のフラップ部を引張り、おむつの腹側に持ち込み、腹側の不織布等からなるバックシートに止着する通常の固定状態と、着用者の臀部をおむつの腹側の内面に載せ、おむつの背側を着用者に宛がい、腹側のフラップを引張り、おむつの背側に持ち込み、不織布等からなる腹側のトップシートを、背側のバックシートに形成された係止要素に止着する固定状態、とを選択することが可能なため、紙おむつの背側を上にし、腹側を下に配置することを意識することなく、着用者に対して装着できる。
【0025】
また、例えば、紙おむつの内面を表にして、紙おむつの腹側を上にし、背側を下に配置した場合、着用者をうつ伏せにした状態で、着用者の下腹部をおむつの腹側の内面に載せ、おむつの背側を着用者の臀部にあてがい、腹側のフラップ部を引張り、おむつの背側に持ち込み、不織布等からなる腹側のトップシートを、背側のバックシートに形成された係止要素に止着することが可能である。
【0026】
そのため、うつ伏せになった状態の着用者を再度抱きかかえつつ、背側のフラップ部に形成された係止要素を、床面や布団等と着用者の間に挟まれてしまったおむつの腹側に、まわし込んで結合し装着する必要がなく、装着を行う者の手間や疲労を軽減できる。
【0027】
さらに、第1の係止要素が紙おむつの内面に折り重ねられており、かつ第2の係止要素が紙おむつの裏面に取付けられているので、着用者の肌が第1及び第2の係止要素と直接触れることがないため、不快感等を醸し出すことはない。
【0028】
<請求項2記載の発明>
請求項2記載の発明は、トップシート、バックシート及びこれらに介在された吸収体とを備え、腹側と背側のそれぞれの両側部を有し、係止要素とこれと係脱自在の関係を有する被係止要素との組み合わせによる面ファスナーから形成された止着手段を備える止着タイプ紙おむつであって、
前記係止要素は、;前記紙おむつの背側若しくは腹側の一方側の両側部のフラップ縁部に、それぞれ取付けられた基材シートの外方端部の内面に位置して基材シートに固定され、製品状態において基材シートの先端部が紙おむつの内面に折り重ねられて前記一方側のトップシートに予め係止され、装着時において前記基材シートの先端部が展開される第1の係止要素;、及び前記他方側の両側フラップ部のトップシート若しくはバックシートにそれぞれ取付けられた第2の係止要素とから構成され、
第1の係止要素が、他方側のバックシートを前記被係止要素として係止することにより、第1の固定状態となり、
第2の係止要素が、一方側のバックシート若しくはトップシートを前記被係止要素として係止することにより、第2の固定状態となる、
ことを特徴とする止着タイプ紙おむつである。
【0029】
(作用効果)
請求項2に係る発明では、着用者に紙おむつを装着する際、着用者の臀部をおむつの背側の内面に載せ、おむつの腹側を着用者に宛がい、係止要素を有する基材シートや当該基材シートが形成された背側のフラップ部を引張り、おむつの腹側に持ち込み、腹側の不織布等からなるバックシートに止着する通常の固定状態と、着用者の臀部をおむつの腹側の内面に載せ、おむつの背側を着用者に宛がい、トップシート若しくはバックシートに係止要素が形成された腹側のフラップを引張り、おむつの背側に持ち込み、背側のバックシート若しくはトップシートに止着する固定状態、とを選択することが可能なため、紙おむつの背側を上にし、腹側を下に配置することを意識することなく、着用者に対して装着できる。
【0030】
また、例えば、紙おむつの内面を表にして、紙おむつの腹側を上にし、背側を下に配置した場合、着用者をうつ伏せにした状態で、着用者の下腹部をおむつの腹側の内面に載せ、おむつの背側を着用者の臀部に宛がい、トップシート若しくはバックシートに係止要素が形成された腹側のフラップ部を引張り、おむつの背側に持ち込み、背側のバックシート若しくはトップシートに止着することが可能である。
【0031】
そのため、うつ伏せになった状態の着用者を再度抱きかかえつつ、背側のフラップ部に形成された係止要素を、床面や布団等と着用者の間に挟まれてしまったおむつの腹側に、まわし込んで結合し装着する必要がなく、装着を行う者の手間や疲労を軽減できる。
【0032】
さらに、第1の係止要素が紙おむつの内面に折り重ねられているので、着用者の肌が第1の係止要素と直接触れることがないため、不快感等を醸し出すことはない。加えて、第2の係止要素が紙おむつの裏面に取付けられている場合は、着用者の肌が第2の係止要素とも直接触れることがないため、不快感等を醸し出すことはない。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
<請求項3記載の発明>
請求項3記載の発明は、前記基材シートの先端部が、製品状態において紙おむつの裏面に折り重ねられて仮止めされ、装着時において前記基材シートの先端部が展開される、請求項1または2記載の止着タイプ紙おむつである。
【0039】
(作用効果)
請求項3に係る発明では、上記請求項1乃至2記載の発明が有する作用効果に加え、係止要素が紙おむつの裏面に折り重ねられて仮止めされているので、着用者の肌が係止要素と直接触れることがないため、不快感等を醸し出すことはない。
【0040】
また、係止要素がトップシートに予め係止されることがないため、装着時に係止要素がトップシートから引き剥がされることはないので、トップシート表面を傷めることはない。
【0041】
<請求項4記載の発明>
請求項4記載の発明は、前記基材シートが、伸縮性シートからなる、請求項1乃至3のいずれか1項記載の止着タイプ紙おむつである。
【0042】
(作用効果)
請求項4に係る発明では、上記請求項1乃至3記載の発明が有する作用効果に加え、伸縮性シートに固定された係止要素により係止された場合、おむつが着用者へ装着された後は、被係止要素に係止した係止要素に対して伸縮性シートの弾性力により引張り方向の力がかかるため、被係止要素と密に絡み合い、はずれ難くなる。
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図5に基づいて説明する。
紙おむつ本体の構成について、紙おむつの内面側(肌に当たる面)の展開図を示した図1及び紙おむつの裏面側の展開図を示した図2に基づいて説明する。
紙おむつ本体は、内面(肌に当る面)側の不織布等からなる透液性のトップシート1と、ポリエチレンシート等からなる不透液性のシート(図示せず)と、この不透液性のシートにホットメルト接着剤等により固定され、紙おむつの裏面を構成する不織布等からなるバックシート2と、周囲部分をフラップ部として残してそれらの間に介在された綿状パルプ等からなる吸収体3とを基本構成要素としている。吸収体3に隣接して脚回り部分に1本または複数本の糸ゴム等からなる弾性伸縮部材11が必要により設けられている。また、紙おむつの内面の長手方向には、バリヤーカフス4が必要により形成されている。このバリヤーカフス4には、糸ゴム等からなる弾性伸縮部材4aが伸長下で固定されている。
【0049】
なお、この種の紙おむつ本体は公知のものであり、上記に述べた構成以外のものであっても、本発明を適用できることは言うまでもない。
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【0086】
【0087】
図1及び図2では、図3の断面図に示すように、止着テープ15が、背側7のフラップ部9のそれぞれの縁部に取り付けられている。背側7のバックシート2には、面ファスナーの一方の構成要素で、係止要素であるオス材5aを有するオス材シート5がホットメルト接着剤等により固定されている。
図3に示すように、係止要素であるオス材5aを有するオス材シート5は、基材シート12の外方端部の内面に位置して、基材シート12に図示しないホットメルト接着剤や熱溶着等により固定されている。この基材シート12の裏面には、基材シート12と略同形同面積の不織布からなる裏面シート13が、ホットメルト接着剤等による接着剤層14aを介して固定されている。そして、これらオス材シート5、基材シート12及び裏面シート13から止着テープ15は構成されている。
この止着テープ15は、背側7のフラップ部9及び腹側8のフラップ部10のそれぞれの縁部に取り付けられているが、図3に示すように、トップシート1とバックシート2との間で、ホットメルト接着剤等による接着剤層14b、14cを介して固定されている。しかしながら、止着テープ15の固定については、必ずしもトップシート1とバックシート2との間である必要はなく、トップシート1の紙おむつの内面側に固定してもよいし、バックシート2の紙おむつの裏面側に固定してもよい。
止着テープ15は、図3の二点鎖線で示す矢印の方向に、すなわち、背側7のフラップ部9及び腹側8のフラップ部10の内面に折り重ねが可能となっており、製品状態においては、基材シート12の先端部が紙おむつの内面に折り重ねられて、トップシート1の不織布等の繊維に予め絡ませて係止され、装着時において基材シート12の先端部が、二点鎖線で示す矢印の逆方向に展開されるようになっている。
そのため、背側7の止着テープ15及び腹側8の止着テープ15が紙おむつの内面に折り重ねられているので、装着前では止着テープ15に形成されたオス材シート5のオス材5aが剥き出しの状態にならず、また装着した後でも、止着に際して使用しない方の止着テープ15のオス材シート5のオス材5aが剥き出しの状態にならないため、布団や装着を行う者の衣服に絡みつくことがない。また、止着に際して使用しない方の止着テープ15のオス材シート5は、トップシート1に折り重ねられて係止されているので、オス材シート5のオス材5aが着用者の肌に直接触れることがなく、トップシート1と同材の裏面シート13が着用者の肌に直接触れるため、着用者に不快感を募らせることはない。
オス材シート5の形状については、図1〜図5の示すような矩形形状に限られるわけでなく、略円形でも、その他の形状であってもよい。また、形成されるオス材シート5の個数としては、複数あってもよい。
また、面ファスナーの他方の構成要素で、被係止要素であるメス材についてであるが、トップシート1とバックシート2とが共に、不織布等からなっていることにより、特に、メス材シートを設ける必要はなく、トップシート1若しくはバックシート2の不織布等の繊維にオス材を絡ませ係止して止着すればよい。したがって、紙おむつの装着の際には、 トップシート1若しくはバックシート2の不織布等の繊維を目掛けて、オス材シート5を止着するようにすればよい。しかしながら、図示はしないが、メス材シート(又は、ニット等で形成されたメス材シートを、絵や文字が印刷されたフィルムの上に熱溶着により積層させた、いわゆるフロントターゲットテープ)をトップシート1及びバックシート2とは別個に形成し、これをトップシート1及びバックシート2にホットメルト接着剤等により固定してもよい。
止着手段として用いる面ファスナーは、オス材とメス材の組み合わせにおいて、確実に止着するためには、係合力として、MD方向の90度剥離力では、50〜500gf/25mmが望ましく、MD方向のせん断力として500〜8,000gf/25mmが望ましい。
【0088】
この場合の紙おむつの装着についてであるが、着用者に紙おむつを装着する際、着用者の臀部をおむつの背側7の内面に載せ、おむつの腹側8の内面を着用者に宛がい、背側7の止着テープ15を展開し、この止着テープ15や止着テープ15が形成された背側7のフラップ部9を引張り、おむつの腹側8に持ち込み、腹側8の不織布等からなるバックシート2に止着する通常の固定状態と、着用者の臀部をおむつの腹側7の内面に載せ、おむつの背側7の内面を着用者に宛がい、腹側8のフラップ部10を引張り、おむつの背側7に持ち込み、背側7のバックシート2に形成されたオス材シート5に止着する固定状態、とを選択することが可能なため、紙おむつの内面の背側7を上にし、腹側8を下に配置することを意識することなく、着用者に対して装着できる。
【0089】
また、例えば、紙おむつの内面を表にして、背側7を上にし、腹側8を下に配置し、着用者をうつ伏せにした状態で、着用者の下腹部をおむつの腹側8の内面に載せ、おむつの背側7を着用者の臀部にあてがい腹側8のフラップ部10を引張り、おむつの背側7に持ち込み、背側7のバックシート2に形成されたオス材シート5に腹側8のトップシート1を止着することが可能である。
【0090】
そのため、うつ伏せになった状態の着用者を再度抱きかかえつつ、背側7のフラップ部9に形成された止着テープ15を、床面や布団等と着用者の間に挟まれてしまったおむつの腹側8に、まわし込んで腹側8に結合し装着する必要がなく、装着を行う者の手間や疲労を軽減できる。
【0091】
なお、その他の構成、作用効果については、第1の実施の形態及び第2の実施の形態での説明と重複するので、省略する。
【0092】
また、第4の実施の形態の派生形としては、図4及び図5に示すように、止着テープ15を、背側7のフラップ部9のそれぞれの縁部に取り付けると共に、腹側8のバックシート2に、面ファスナーの一方の構成要素で、係止要素であるオス材5aを有するオス材シート5を取り付けることも考えられる。
【0093】
さらに図示はしないが、止着テープ15を、背側7のフラップ部9のそれぞれの縁部に取り付けると共に、腹側8のトップシート1に、面ファスナーの一方の構成要素で、係止要素であるオス材5aを有するオス材シート5を取り付けることも考えられる。
【0094】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、止着タイプの紙おむつにおいて、止着テープが形成されている背側を上にし、腹側を下に配置することを意識する必要がなく、また、着用者がうつ伏せになっても、抱きかかえる必要がなく、容易に装着できる、等の利点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態の、紙おむつの内面側(肌に当たる面)の展開図を示したものである。
【図2】 本発明に係る実施の形態の、紙おむつの裏面側の展開図を示したものである。
【図3】 本発明に係る実施の形態の、止着テープの横断面図を示したものである。
【図4】 本発明に係る実施の形態の派生形態の、紙おむつの内面側(肌に当たる面)の展開図を示したものである。
【図5】 本発明に係る実施の形態の派生形態の、紙おむつの裏面側の展開図を示したものである。
【図6】 止着タイプ紙おむつを着用者に装着する状態を説明する図である。
【符号の説明】
1…トップシート、2…バックシート、3…吸収体、4…バリヤーカフス、4a…弾性伸縮部材、5…オス材シート、5a…オス材、6…紙おむつ股下部、7…紙おむつ背側、8…紙おむつ腹側、9…背側のフラップ部、10…腹側のフラップ部、11…弾性伸縮部材、12…基材シート、13…裏面シート、14a,14b,14c,14d,14e…接着剤層、15…止着テープ、16…仮止め接着剤層、17…伸縮性シート、18…止着テープ、19…フロントシート。
Claims (4)
- トップシート、バックシート及びこれらに介在された吸収体とを備え、腹側と背側のそれぞれの両側部を有し、係止要素とこれと係脱自在の関係を有する被係止要素との組み合わせによる面ファスナーから形成された止着手段を備える止着タイプ紙おむつであって、
前記係止要素は、;前記紙おむつの背側若しくは腹側の一方側の両側部のフラップ縁部に、それぞれ取付けられた基材シートの外方端部の内面に位置して基材シートに固定され、製品状態において基材シートの先端部が紙おむつの内面に折り重ねられて前記一方側のトップシートに予め係止され、装着時において前記基材シートの先端部が展開される第1の係止要素;、及び前記一方側の両側フラップ部のバックシートにそれぞれ取付けられた第2の係止要素とから構成され、
第1の係止要素が、他方側のバックシートを前記被係止要素として係止することにより、第1の固定状態となり、
第2の係止要素が、他方側のトップシートを前記被係止要素として係止することにより、第2の固定状態となる、
ことを特徴とする止着タイプ紙おむつ。 - トップシート、バックシート及びこれらに介在された吸収体とを備え、腹側と背側のそれぞれの両側部を有し、係止要素とこれと係脱自在の関係を有する被係止要素との組み合わせによる面ファスナーから形成された止着手段を備える止着タイプ紙おむつであって、
前記係止要素は、;前記紙おむつの背側若しくは腹側の一方側の両側部のフラップ縁部に、それぞれ取付けられた基材シートの外方端部の内面に位置して基材シートに固定され、製品状態において基材シートの先端部が紙おむつの内面に折り重ねられて前記一方側のトップシートに予め係止され、装着時において前記基材シートの先端部が展開される第1の係止要素;、及び前記他方側の両側フラップ部のトップシート若しくはバックシートにそれぞれ取付けられた第2の係止要素とから構成され、
第1の係止要素が、他方側のバックシートを前記被係止要素として係止することにより、第1の固定状態となり、
第2の係止要素が、一方側のバックシート若しくはトップシートを前記被係止要素として係止することにより、第2の固定状態となる、
ことを特徴とする止着タイプ紙おむつ。 - 前記基材シートの先端部が、製品状態において紙おむつの裏面に折り重ねられて仮止めされ、装着時において前記基材シートの先端部が展開される、請求項1または2記載の止着タイプ紙おむつ。
- 前記基材シートが、伸縮性シートからなる、請求項1乃至3のいずれか1項記載の止着タイプ紙おむつ。
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