JP4000389B2 - Metal grain manufacturing method and manufacturing apparatus - Google Patents

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JP4000389B2 JP2002077948A JP2002077948A JP4000389B2 JP 4000389 B2 JP4000389 B2 JP 4000389B2 JP 2002077948 A JP2002077948 A JP 2002077948A JP 2002077948 A JP2002077948 A JP 2002077948A JP 4000389 B2 JP4000389 B2 JP 4000389B2
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  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メッキ浴中の金属イオン減少分の補給用、あるいはショットブラスト等の表面処理用等として用いられる金属粒の製造方法および製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属粒の製造方法として、滴下法、液体噴霧法、気化凝縮法、転造法、機械的粉砕法、および電解法等があり、それぞれ目的とする金属粒の形状、粒度等に応じて実施されている。
前記金属粒の製造方法のうち滴下法は、溶融金属保持容器の下部に溶融金属滴下用のノズルを設け、さらにこのノズルの下方に水等の冷却媒体を置いておき、前記溶融金属保持容器中の溶融金属を、前記ノズルより出湯させて下方の冷却媒体中へ落下させ、金属粒とする製造方法である。
この滴下法は、例えばメッキ等の原料として好個に用いられる金属粒を、比較的簡便に製造できる製造方法である。
【0003】
滴下法による金属粒の造粒方法には、溶融金属を収めた容器に設けられたノズルから溶融金属を液滴状にして冷却媒体中へ落下させ冷却凝固させる方法と、溶融金属を線状にして冷却媒体中へ落下させ、冷却媒体の液圧により分断して液滴状とした後、冷却凝固させる方法とがある。
前者は、比較的大きな粒度を有する金属粒を製造する際に適用され、後者は、比較的小さな粒度を有する金属粒を製造する際に適用され、用いられるノズルの形状はそれぞれ異なる。
1種類のノズルを用いて、金属粒の製造を継続しながらノズルからの溶融金属の出湯状態を、液滴状から線状へ、或いは線状から液滴状へと変化させると、製造される金属粒の形状や粒度が不安定に変化するため、通常はどちらかの出湯状態で金属粒の製造をおこなう。
【0004】
液滴状または線状の出湯状態で金属粒の製造をおこなう場合、ノズルからの出湯開始時および、何らかの要因でノズル温度が低下しノズル内で金属が凝固してしまった場合は、ノズルをガスバーナー等にて加熱し、出湯の開始および金属凝固の解消がおこなわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、滴下法は金属粒を製造するのに有用な製造方法である。
しかし、従来の技術に係る滴下法には、金属粒の形状が針金状、花弁状、あるいは扁平状等に不安定に変化する場合がある、1種類のノズルで製造できる金属粒の粒度範囲が狭い、ノズル内で金属が凝固する場合がある等の問題点があり、品質保証および生産性の観点から課題となっていた。
【0006】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、安定した形状を有する金属粒、なかでも後工程において操作性の高い球状の粒子形状を有する金属粒を、広い粒度範囲にわたって高い生産性をもって安定的に製造することが可能な、金属粒の製造方法および製造装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための第1の手段は、溶融金属保持容器内に保持された溶融金属を、前記溶融金属保持容器に設けられたノズルより、前記ノズル下方に設けられた冷却媒体中へ落下させて冷却凝固し、所望の形状および粒度を有する金属粒を製造する金属粒の製造方法であって、
前記ノズルの温度と、
前記ノズルの先端と前記冷却媒体との間隔とを、
所定の値となるよう制御することを特徴とする金属粒の製造方法である。
【0008】
第1の手段によって、所望の形状および粒度を有する金属粒を製造することが可能になった。
これは、ノズルの温度が、ノズル内部を通過する溶融金属の温度、通過量等の影響を受けて変動し、このノズル温度の変動の結果、今度はノズル内部を通過する溶融金属の温度、通過量等が変動し、さらにこの変動の影響を受けて、ノズルの温度がさらに変動するのを、ノズルの温度を所定の値に制御する構成により回避したこと、および、ノズルの先端と冷却媒体との間隔が、落下してきた溶融金属を冷却凝固させる際の冷却媒体の蒸発等により変動していたものを所定の値に制御する構成とすることで変動を回避したことで、所望の形状および粒度を有する金属粒を製造することが可能になったものである。
さらに、ノズルの温度を所定の値に制御する構成とすることで、ノズル内で金属が凝固することも回避することが可能になったものである。
【0009】
第2の手段は、第1の手段に記載の金属粒の製造方法であって、
前記ノズルの温度を測温する測温手段と、
前記ノズルを加熱する加熱手段とを用い、
前記測温手段により測温した前記ノズルの温度により、前記加熱手段による前記ノズルの温度制御をおこなうことを特徴とする金属粒の製造方法である。
【0010】
第2の手段によれば、ノズルの温度が、その内部を通過する溶融金属の温度、通過量等の影響を受けて変動したとき、その変動をノズルの温度を測温する測温手段により測温し、この測温結果によりノズルを加熱する加熱手段を制御することで、ノズルの温度を所定の値に制御することができた。
【0011】
第3の手段は、第1または第2の手段に記載の金属粒の製造方法であって、
前記ノズルの先端と前記冷却媒体との間隔を測定する測定手段と、
前記ノズルの先端と前記冷却媒体との間隔を制御する間隔制御手段とを用い、
前記測定手段により測定した前記ノズルの先端と前記冷却媒体との間隔の値より、前記間隔制御手段による前記ノズルの先端と前記冷却媒体との間隔制御をおこなうことを特徴とする金属粒の製造方法である。
【0012】
第3の手段によれば、ノズルの先端と冷却媒体との間隔が、落下してきた溶融金属を冷却凝固させる際の冷却媒体の蒸発等により変動したとき、この変動を測定し、この測定結果によりノズルの先端と前記冷却媒体との間隔制御をおこなうことで、ノズルの先端と前記冷却媒体との間隔を所定の値に制御することができた。
【0013】
第4の手段は、第1〜3の手段のいずれかに記載の金属粒の製造方法であって、
前記金属粒は、亜鉛粒または亜鉛合金粒であることを特徴とする金属粒の製造方法である。
【0014】
第4の手段によって、所望の形状および粒度を有する亜鉛粒または亜鉛合金粒を製造することが可能になった。
【0015】
第5の手段は、溶融金属を冷却媒体に落下させて冷却凝固し、金属粒を製造する金属粒の製造装置であって、
溶融金属を保持する溶融金属保持容器と、
前記溶融金属保持容器に設けられ、前記溶融金属を落下させるノズルと、
前記ノズルを加熱する加熱手段と、
前記ノズルの温度を測温する測温手段と、
前記ノズル下方に設けられ、前記ノズルより落下してくる前記溶融金属を冷却凝固させて金属粒とする冷却媒体と
前記ノズルの先端と前記冷却媒体との間隔を測定する測定手段と、
前記ノズルの先端と前記冷却媒体との間隔を制御する間隔制御手段とを有し、
前記測温手段により測温した前記ノズルの温度の値により、前記加熱手段による前記ノズルの温度制御をおこない、
前記測定手段により測定した前記ノズルの先端と前記冷却媒体との間隔の値より、前記間隔制御手段による前記ノズルの先端と前記冷却媒体との間隔制御をおこなうことで、所望の形状および粒度を有する金属粒を製造することを特徴とする金属粒の製造装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る金属粒の製造装置における実施の形態例について説明する。
図1は、本発明に係る金属粒の製造に用いる製造装置の一実施例の模式的な断面図であるが、溶融金属保持容器10(以下、容器10と記載する。)は、金属粒の原料である溶融金属20を収納保持する容器であり、黒鉛またはセラミック製のルツボ等が好個に用いられる。
【0017】
この容器10の下部壁面あるいは底面の適宜な箇所に、ノズル40が嵌合して設けられる。
ノズル40は、例えば漏斗型の外形を有し、上述したように容器10の下部に設けられが、このときノズルの下部45は、容器10より下方へ突出するかたちで設けられる。
【0018】
ノズル40内には、前記溶融金属20が通過する通路が設けられている。
この通路の好ましい構成例として、ノズル40の上方より順に、容器10の底部に開口した導入路41、次に導入路41より径の狭い第1の通路42、次に第1の通路42と同径またはより径の広い第2の通路43、そして第2の通路43の終端であるノズルの先端44とからなるものがある。
ここで、ノズル40として例えば特許第1743916号に記載する「溶融金属滴下用ノズル」等が好個に適用できる。
尚、ノズル40の材質としては溶融金属20と濡れ性の良いカーボンまたはセラミックス等が好個に用いられる。
【0019】
上述したノズルの下部45には、加熱手段としてヒーター30が設置され、ノズルの下部45を適宜に加熱することでノズルの温度制御をおこない、所望の温度に保つ。
ヒーター30は、ノズルの温度制御をおこない所望の温度に保つことができるものであればよいが、例えば、ヒーター線31の周囲を絶縁材32で被覆しさらにステンレス製の外皮で被覆したシーズ型の電気ヒーター等が好ましい。
このヒーター30を、ノズルの下部45へ巻き付ける等の手段により設置すればよい。
【0020】
ノズルの下部45には、測温手段として測温用のセンサー35が設置され、この部分の温度を適宜測温する。そして、この測温結果に基づき、ヒーター30への通電電力を制御することで、ノズルへの加熱を容易に制御することができる。さらに加えて、この制御の部分を、CPU等を用いて自動制御とするのも好ましい構成である。
尚、前記測温用のセンサー35としては、測温抵抗体や熱電対等が好個に用いられる。
【0021】
ノズルの先端44の下方には、間隔dを隔てて冷却媒体60が冷却媒体槽61に入れられて設置され、ノズル40の近傍には、ノズルの先端44と冷却媒体60との間隔を測定する測定手段であるレベルセンサー63を設け、ノズルの先端44と冷却媒体60との間隔dを測定している。さらに前記冷却媒体槽61には間隔制御手段として昇降機構62が設置され、レベルセンサー63と接続されている。
金属粒の製造工程の進行に伴い冷却媒体60の蒸発等により、間隔dが変化した場合は、レベルセンサー63がこの変化を検知し、昇降機構62を制御して間隔dを所望の一定値に保つ。
【0022】
昇降機構62は、間隔dを制御できるものであればよく、冷却媒体槽61を機械的に昇降させる昇降機構、冷却媒体槽61中における冷却媒体60の量を加減して液面を昇降させるポンプ機構等を適用することができる。
この間隔制御の精度は、±2mm以下であることが好ましく、さらに好ましくは±1mm以下である。
また、冷却媒体60としては、水等が好個に用いられる。
【0023】
次に、この金属粒の製造装置を用いた、金属粒の製造工程について説明する。
まず、容器10に収納される溶融金属20としては、亜鉛、アルミニウム、銅、マグネシウム、鉄、鉛、錫、カドミウム等の金属または2種以上の金属を含む合金を好個に用いることができる。
例えば、溶融金属20として、亜鉛または亜鉛アルミニウム合金(亜鉛96wt%、アルミニウム4wt%、マグネシウム0.04wt%)を用いる場合、亜鉛の純度は、98.5%以上の蒸留亜鉛地金から、さらに高純度の最純亜鉛地金等を好個に用いることができる。そして、容器10中における、溶融亜鉛の好ましい温度は380〜600℃、さらに好ましくは450〜550℃である。
【0024】
容器10に収納された溶融金属20は、自重でノズル40内の導入路41へ移行し、第1の通路42、第2の通路43を通過してノズルの先端44より出湯する。
このとき、ノズルの下部45の温度は、外気温と、溶融金属20の温度と、ノズル40を通過する溶融金属20の量と、ヒ−ター30による加熱との総体として定まる。
そして、前記第1の通路42と、それより径の広い第2の通路43を有した構造のノズルにおいて、ノズルの下部45の温度が低い場合、第1の通路42より第2の通路43へ出湯する際、溶融金属の粘度が上昇し、表面張力によって液滴状になり、この状態で第2の通路43を通過後、ノズルの先端44より液滴状となって出湯し、液滴状の出湯金属50となって落下する。
一方、ノズルの下部45の温度が高い場合、第1の通路42より第2の通路43へ出湯した溶融金属は、ここで液滴状にはならずに第2の通路を通過後、ノズルの先端44より線状となって出湯し、線状の出湯金属50となって落下する。
【0025】
従って、本発明において、ノズルの下部45温度を測温しながら、ヒーター30による加熱を制御することでノズルの下部45の温度を制御し、ノズルの先端44から出湯する出湯金属50の温度および形状を適宜選択することができる。
【0026】
上記の構成をとることにより、使用するノズルは1本であっても、ヒーター30への通電電力を制御するだけで、出湯金属50の出湯形状を、液滴状または線状のいずれでも選択可能となった。
この結果、詳細は後述するが、1本のノズルで製造できる金属粒の粒度の幅を大きく広げることができた。
【0027】
さらにヒーター30への通電電力制御によるノズルの温度制御により、金属粒の製造開始時において、ノズルの先端44における出湯金属50の出湯開始の制御を、自在におこなうことが可能になった。
この結果、ノズルの下部45を、出湯開始および所望の形状粒度の金属粒を製造するのに必要十分な温度まで昇温するのに、昇温過程を測温しながら正確に実施できることになり、金属粒製造における生産性を高めることができる。
さらに加えて、従来の技術において必要であった、ガスバーナー等によるノズルの下部45の加熱が不要になり、ノズル40の熱的劣化が抑制され、寿命が延長したことから製造コスト削減も可能となった。
【0028】
因みに、溶融金属20として亜鉛または亜鉛アルミニウム合金亜鉛(96wt%、アルミニウム4wt%、マグネシウム0.04wt%)を用いる場合、ノズルの下部45の温度は、ヒーター30への通電電力を制御することで250〜450℃の範囲とすることが好ましい。
何となれば、ノズルの下部45の温度が250℃でノズルの先端44の出湯が開始し、250〜380℃では液滴状の出湯が得られ、380〜450℃では線状の出湯が得られるが、450℃以上となると製造される亜鉛粒の形状が不安定になるからである。
【0029】
ノズルの先端44より出湯した出湯金属50は、ここから間隔dを開けた冷却媒体60中へ落下するが、出湯金属50が液滴状の場合は、そのまま冷却媒体60中で金属粒55となり、出湯金属50が線状の場合は、冷却媒体60中へ落下した後、冷却媒体の液圧により分断され金属粒55となる。
ノズルの先端44より冷却媒体60迄の間隔dは、0〜20mmの範囲で±2mmにて制御されることが好ましく、さらに好ましくは5〜15mmの範囲で±1mmにて制御されることである。
【0030】
因みに、出湯金属50が液滴状の場合は、φ3〜8mm程度までの大きな粒度の金属粒55を得ることができ、出湯金属50が線状の場合は、φ3mm以下の小さな粒度の金属粒55を得ることができる。
以上のことより、1本のノズルを使用しながら、ヒーター30への加熱手段による温度制御のみで、亜鉛粒の出湯開始時期、出湯状態の制御が容易に実現できる。
【0031】
(実施例1)
原料の金属は、純度99.99%の亜鉛を用いた。
溶融金属保持容器内における溶融亜鉛の温度は、450〜550℃とした。
ノズルは、特許第1743916号に記載する「溶融金属滴下用ノズル」に準拠したものを用い、溶融亜鉛の通過通路の形状は、導入路(径:14φ、長さ:85mm)、第1の通路(径:0.8φ、長さ8mm)、第2の通路(径:1.0φ、長さ:12mm)とした。尚、ノズルの材質はSi34である。
ノズルの加熱手段は、容量300Wのシーズ型のヒーターを、ノズルの下部に巻き付けることで固定したものである。
ノズル下部の温度の測温手段は、熱電対をノズルの下部に巻き付けることで固定したものである。
レベルセンサーは超音波式のものを用い、ノズルの先端と冷却溶媒との間隔を測定する。そして、測定されたノズルの先端と冷却溶媒との間隔が、予め設定した値を保つよう、油圧を用いた昇降機構により冷却媒体槽を昇降させた。
【0032】
ヒーターへの通電を開始し通電電力を電圧制御したところ、ノズル下部の温度が250℃となった際に、ノズル先端より溶融亜鉛の出湯が開始した。
ここで、ノズル下部の温度を測温しながらヒーターへの通電電力を電圧制御し、ノズル下部温度を415℃とした。
次に、ノズル先端と冷却媒体との間隔dを、図1に示す0〜22mmの範囲にて±1mmの精度で設定した。尚、冷却媒体は水を用い温度は50℃とした。
この結果得られた、ノズル先端からの亜鉛の出湯状態、亜鉛粒の形状および粒度分布を図1に記載する。
【0033】
この結果より、ノズル先端と冷却媒体との間隔dが、0〜15mmの範囲で球状の亜鉛粒を得ることができることが判明した。
特に、ノズル先端と冷却媒体との間隔dが8〜10mmの範囲においては、粒度2〜4mmの亜鉛の球状粒が90%以上を占める粒度分布をもって製造できた。
【0034】
(実施例2)
実施例1と同様の、亜鉛、ノズル、加熱手段、測温手段および間隔調整手段を用い、溶融金属保持容器内における溶融亜鉛の温度も、実施例1と同様の450〜550℃とした。
また、ノズル先端と冷却媒体との間隔dは10mmとし、±1mmの精度で設定した。尚、冷却媒体は水を用い、温度は50℃とした。
【0035】
ヒーターへの通電を開始し通電電力を電圧制御したところ、ノズル下部の温度が250℃となった際に、ノズル先端より溶融亜鉛の出湯が開始した。
ここで、ノズル下部の温度を測温しながらヒーターへの通電電力を電圧制御し、ノズル下部の温度を250〜450℃以上の、図2に示す各温度に設定した。この結果得られた、ノズル先端からの亜鉛の出湯状態、亜鉛粒の形状および粒度分布を、図2に記載する。
【0036】
この結果より、ノズル下部の温度が250〜450℃の範囲において球状の粒子形状を有する亜鉛粒を製造できることが判明した。また、1種類のノズルを用いて製造できる亜鉛粒の粒度が、8〜2mm以下の広い範囲にわたっていることも判明した。特に、ノズル下部の温度が415℃においては、粒度2〜4mmの亜鉛の球状粒が90%以上を占める粒度分布をもって製造できた。
【0037】
(実施例3)
原料の金属として亜鉛−アルミニウム合金(96wt%、アルミニウム4wt%、マグネシウム0.04wt%)を用いた以外は、実施例2と同様にしてノズル先端からの亜鉛−アルミニウム合金の出湯状態、製造された亜鉛−アルミニウム合金粒の形状および粒度分布を測定した。
【0038】
ヒーターへの通電を開始し通電電力を電圧制御したところ、ノズル下部の温度が220℃となった際に、ノズル先端より溶融亜鉛−アルミニウム合金の出湯が開始した。
ここで、ノズル下部の温度を測温しながらヒーターへの通電電力を電圧制御し、ノズル下部の温度を250〜450℃以上の、図3に示す各温度に設定した。この結果得られた、ノズル先端からの亜鉛−アルミニウム合金の出湯状態、亜鉛粒の形状および粒度分布を、図3に記載する。
【0039】
この結果より、ノズル下部の温度が220〜420℃の範囲において球状の亜鉛−アルミニウム合金粒を製造できることが判明した。また、1種類のノズルを用いて製造される亜鉛−アルミニウム合金粒の粒度が、8〜2mm以下の広い範囲にわたっていることも判明した。特に、ノズル下部の温度390℃においては、粒度2〜4mmの亜鉛−アルミニウム合金の球状粒が90%以上を占める粒度分布をもって製造できた。
【0040】
(比較例1)
原料の金属として実施例1と同様の純度99.99%の亜鉛を用い、溶融金属保持容器内における溶融亜鉛の温度は450〜550℃とした。
ノズルは、実施例1と同様のものを用いたが、ノズルの下部にヒーターを設置しなかった。
ノズル先端と冷却媒体との間隔dは30mmとし、±1mmの精度で設定した。尚、冷却媒体は水を用い温度は50℃とした。
【0041】
ノズル下部をガスバーナーで加熱し、ノズル先端より溶融亜鉛の出湯を開始した。
この結果得られた、ノズル先端からの亜鉛の出湯状態、亜鉛粒の形状および粒度を図4に記載する。
この結果より、ノズル下部のヒーター加熱を行わなかった場合、ノズルからの出湯状態は滴下状態であり、得られた亜鉛粒の粒度は4〜5mmであった。しかも、その粒子形状は、球状だけでなく半球状、涙状等のものが多数混入していた。
さらに、比較例1において、前記ノズルは新品のものを用いたが、出湯開始後3時間ほどでノズル先端が閉塞し、出湯が停止した。
出湯を再開させるためには、再度、ノズル下部をガスバーナーで加熱する必要があった。
【0042】
(比較例2)
ノズル内の溶融金属が通過する通路形状を変更したノズルを試作した。この試作ノズルにおける、溶融金属が通過する通路形状を図5に示す。
この試作ノズルを用い、比較例1と同様の条件にて亜鉛粒の製造をおこなった。
この結果得られた、ノズル先端からの亜鉛の出湯状態、亜鉛粒の形状および粒度を図5に記載する。
【0043】
比較例2においても、試作ノズルは新品のものを用いたが、出湯開始後3時間ほどでノズル先端が閉塞し、出湯が停止し、出湯を再開させるためには、再度、ノズル下部をガスバーナーで加熱する必要があった。
この結果より、ノズル下部のヒーター加熱を行わなかった場合は、ノズル内の溶融金属が通過する通路形状を変更しても、ノズルからの出湯状態は滴下状態であり、得られた亜鉛粒の粒度は4〜5mmであった。しかもその粒子形状は、球状だけでなく半球状、涙状等のものが多数混入していた。
【0044】
【発明の効果】
溶融金属を、保持容器に設けられたノズルより冷却媒体中へ落下させて金属粒を製造する金属粒の製造において、前記ノズルの温度制御と、前記ノズルの先端と前記冷却媒体との間隔を間隔制御することで、所望の形状および粒度を有する金属粒を製造することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る金属粒の製造装置例の模式的な断面図である。
【図2】実施例1における亜鉛の出湯状態、粒の形状、粒度分布を示す表である。
【図3】実施例2における亜鉛の出湯状態、粒の形状、粒度分布を示す表である。
【図4】実施例3における亜鉛合金の出湯状態、粒の形状、粒度分布を示す表である。
【図5】比較例1における亜鉛の出湯状態、粒の形状、粒度を示す表である。
【図6】比較例2における亜鉛の出湯状態、粒の形状、粒度を示す表である。
【符号の説明】
10.溶融金属保持容器
20.溶融金属
30.ヒーター
35.測温用のセンサー
40.ノズル
44.ノズルの先端
45.ノズルの下部
50.出湯金属
55.金属粒
60.冷却媒体
61.冷却媒体槽
62.昇降機構
63.レベルセンサー
d.ノズルの先端と冷却媒体との間隔
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and an apparatus for producing metal particles used for replenishing metal ions in a plating bath or for surface treatment such as shot blasting.
[0002]
[Prior art]
Methods for producing metal particles include a dripping method, a liquid spray method, a vaporization condensation method, a rolling method, a mechanical grinding method, and an electrolysis method, which are performed according to the shape, particle size, etc. of the target metal particle. ing.
Among the methods for producing the metal particles, the dropping method is provided with a nozzle for dropping molten metal at the lower part of the molten metal holding container, and a cooling medium such as water is placed below the nozzle, The molten metal is discharged from the nozzle and dropped into the cooling medium below to form metal particles.
This dripping method is a production method capable of relatively easily producing metal particles that are favorably used as a raw material for plating, for example.
[0003]
There are two methods for granulating metal particles by the dropping method: a method in which molten metal is dropped from a nozzle provided in a container containing molten metal and dropped into a cooling medium to cool and solidify; and the molten metal is linearized. There is a method of dropping into a cooling medium, dividing it by the liquid pressure of the cooling medium to form droplets, and then cooling and solidifying.
The former is applied when producing metal particles having a relatively large particle size, and the latter is applied when producing metal particles having a relatively small particle size, and the shapes of nozzles used are different.
Manufactured by changing the state of molten metal discharged from the nozzle from a droplet shape to a linear shape or from a linear shape to a droplet shape while continuing to produce metal particles using one type of nozzle. Since the shape and particle size of the metal particles change in an unstable manner, the metal particles are usually produced in one of the tapping conditions.
[0004]
When metal particles are produced in the form of droplets or linear hot water, when the hot water from the nozzle starts or when the nozzle temperature drops for some reason and the metal solidifies in the nozzle, the nozzle is Heating is performed with a burner or the like to start hot water and eliminate metal solidification.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the dropping method is a production method useful for producing metal particles.
However, the drop method according to the prior art has a particle size range of metal particles that can be manufactured with one kind of nozzle, where the shape of the metal particles may be unstablely changed to a wire shape, a petal shape, a flat shape, or the like. There are problems such as narrowness and the possibility of metal solidification in the nozzle, which has been a problem from the viewpoint of quality assurance and productivity.
[0006]
Therefore, the problem to be solved by the present invention is to stably produce metal particles having a stable shape, particularly metal particles having a spherical particle shape having high operability in the subsequent process with high productivity over a wide particle size range. It is an object of the present invention to provide a metal grain manufacturing method and a manufacturing apparatus that can be manufactured.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The first means for solving the above-described problem is that the molten metal held in the molten metal holding container is transferred from the nozzle provided in the molten metal holding container into the cooling medium provided below the nozzle. A method for producing metal particles that drops and solidifies by cooling to produce metal particles having a desired shape and particle size,
The temperature of the nozzle;
An interval between the tip of the nozzle and the cooling medium,
It is a method for producing metal particles, characterized in that it is controlled so as to have a predetermined value.
[0008]
By the first means, it has become possible to produce metal particles having a desired shape and particle size.
This is because the temperature of the nozzle fluctuates due to the temperature of the molten metal passing through the nozzle, the amount of passage, etc., and as a result of this nozzle temperature fluctuation, the temperature of the molten metal passing through the nozzle this time passes The amount of the nozzle etc. fluctuated, and the fluctuation of the nozzle temperature under the influence of this fluctuation was avoided by the configuration in which the nozzle temperature was controlled to a predetermined value, and the tip of the nozzle and the cooling medium By changing the interval of the above to a predetermined value by changing the interval of the molten metal due to the evaporation of the cooling medium when cooling and solidifying the molten metal that has dropped, the desired shape and particle size are avoided. It is possible to produce metal grains having
Furthermore, by adopting a configuration in which the temperature of the nozzle is controlled to a predetermined value, it is possible to prevent the metal from solidifying in the nozzle.
[0009]
The second means is the method for producing metal particles according to the first means,
A temperature measuring means for measuring the temperature of the nozzle;
Using a heating means for heating the nozzle,
In the method for producing metal particles, the temperature of the nozzle is controlled by the heating unit based on the temperature of the nozzle measured by the temperature measuring unit.
[0010]
According to the second means, when the temperature of the nozzle fluctuates due to the influence of the temperature of the molten metal passing through the inside, the amount of passage, etc., the fluctuation is measured by the temperature measuring means for measuring the temperature of the nozzle. It was possible to control the temperature of the nozzle to a predetermined value by controlling the heating means for heating and heating the nozzle according to the temperature measurement result.
[0011]
The third means is the method for producing metal particles according to the first or second means,
Measuring means for measuring the distance between the tip of the nozzle and the cooling medium;
Using an interval control means for controlling the interval between the tip of the nozzle and the cooling medium,
The method for producing metal particles, wherein the distance control means controls the distance between the nozzle tip and the cooling medium based on the value of the distance between the nozzle tip and the cooling medium measured by the measuring means. It is.
[0012]
According to the third means, when the distance between the tip of the nozzle and the cooling medium fluctuates due to evaporation of the cooling medium when cooling and solidifying the molten metal that has fallen, this fluctuation is measured, and the measurement result is By controlling the gap between the nozzle tip and the cooling medium, the gap between the nozzle tip and the cooling medium could be controlled to a predetermined value.
[0013]
A 4th means is a manufacturing method of a metal grain given in either of the 1st-3rd means,
The metal particles are zinc particles or zinc alloy particles, wherein the metal particles are produced.
[0014]
The fourth means makes it possible to produce zinc particles or zinc alloy particles having a desired shape and particle size.
[0015]
The fifth means is an apparatus for producing metal particles, which drops molten metal onto a cooling medium and cools and solidifies it to produce metal particles,
A molten metal holding container for holding the molten metal;
A nozzle provided in the molten metal holding container, for dropping the molten metal;
Heating means for heating the nozzle;
A temperature measuring means for measuring the temperature of the nozzle;
A measuring means provided below the nozzle and measuring a distance between a cooling medium that cools and solidifies the molten metal falling from the nozzle to form metal particles, a tip of the nozzle, and the cooling medium;
An interval control means for controlling an interval between the tip of the nozzle and the cooling medium;
According to the temperature value of the nozzle measured by the temperature measuring means, temperature control of the nozzle by the heating means is performed,
By controlling the gap between the nozzle tip and the cooling medium by the gap control means from the value of the gap between the nozzle tip and the cooling medium measured by the measuring means, it has a desired shape and particle size. An apparatus for producing metal particles, characterized by producing metal particles.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a metal grain manufacturing apparatus according to the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of an embodiment of a manufacturing apparatus used for manufacturing metal particles according to the present invention. A molten metal holding container 10 (hereinafter referred to as a container 10) is made of metal particles. It is a container for storing and holding the molten metal 20 as a raw material, and a graphite or ceramic crucible or the like is preferably used.
[0017]
A nozzle 40 is fitted and provided at an appropriate location on the lower wall surface or bottom surface of the container 10.
The nozzle 40 has a funnel-shaped outer shape, for example, and is provided in the lower part of the container 10 as described above. At this time, the lower part 45 of the nozzle is provided in a form protruding downward from the container 10.
[0018]
A passage through which the molten metal 20 passes is provided in the nozzle 40.
As a preferable configuration example of this passage, in order from the upper side of the nozzle 40, the same as the introduction passage 41 opened to the bottom of the container 10, the first passage 42 having a smaller diameter than the introduction passage 41, and then the first passage 42. Some have a second passage 43 having a larger diameter or a larger diameter, and a nozzle tip 44 which is the end of the second passage 43.
Here, as the nozzle 40, for example, a “molten metal dropping nozzle” described in Japanese Patent No. 1743916 can be suitably applied.
As the material of the nozzle 40, the molten metal 20 and carbon or ceramics having good wettability are preferably used.
[0019]
In the lower part 45 of the nozzle described above, the heater 30 is installed as a heating means, and the temperature of the nozzle is controlled by appropriately heating the lower part 45 of the nozzle to keep it at a desired temperature.
The heater 30 may be anything as long as the nozzle temperature can be controlled and maintained at a desired temperature. For example, a sheathed type in which the periphery of the heater wire 31 is covered with an insulating material 32 and further covered with a stainless steel sheath. An electric heater or the like is preferable.
What is necessary is just to install this heater 30 by means, such as winding around the lower part 45 of a nozzle.
[0020]
A temperature measuring sensor 35 is installed in the lower portion 45 of the nozzle as a temperature measuring means, and the temperature of this portion is appropriately measured. And based on this temperature measurement result, the heating to a nozzle can be easily controlled by controlling the electric power supplied to the heater 30. In addition, it is also preferable that this control part is automatically controlled using a CPU or the like.
As the temperature measuring sensor 35, a resistance temperature detector, a thermocouple or the like is preferably used.
[0021]
Below the nozzle tip 44, the cooling medium 60 is placed in the cooling medium tank 61 with a distance d, and in the vicinity of the nozzle 40, the distance between the nozzle tip 44 and the cooling medium 60 is measured. A level sensor 63 as a measuring means is provided to measure the distance d between the nozzle tip 44 and the cooling medium 60. Further, an elevating mechanism 62 is installed in the cooling medium tank 61 as an interval control means, and is connected to a level sensor 63.
When the interval d changes due to evaporation of the cooling medium 60 or the like as the metal grain manufacturing process proceeds, the level sensor 63 detects this change and controls the elevating mechanism 62 to set the interval d to a desired constant value. keep.
[0022]
The elevating mechanism 62 only needs to be able to control the distance d, and is an elevating mechanism that mechanically raises and lowers the cooling medium tank 61, and a pump that raises and lowers the liquid level by adjusting the amount of the cooling medium 60 in the cooling medium tank 61. A mechanism or the like can be applied.
The accuracy of the interval control is preferably ± 2 mm or less, and more preferably ± 1 mm or less.
As the cooling medium 60, water or the like is preferably used.
[0023]
Next, the manufacturing process of a metal grain using this metal grain manufacturing apparatus will be described.
First, as the molten metal 20 accommodated in the container 10, a metal such as zinc, aluminum, copper, magnesium, iron, lead, tin, cadmium, or an alloy containing two or more metals can be used.
For example, when zinc or a zinc aluminum alloy (zinc 96 wt%, aluminum 4 wt%, magnesium 0.04 wt%) is used as the molten metal 20, the purity of zinc is higher than that of distilled zinc metal of 98.5% or more. The purest zinc ingot of purity, etc. can be used in good numbers. And the preferable temperature of the molten zinc in the container 10 is 380-600 degreeC, More preferably, it is 450-550 degreeC.
[0024]
The molten metal 20 stored in the container 10 moves by its own weight to the introduction passage 41 in the nozzle 40, passes through the first passage 42 and the second passage 43, and is discharged from the tip 44 of the nozzle.
At this time, the temperature of the lower portion 45 of the nozzle is determined as a total of the outside air temperature, the temperature of the molten metal 20, the amount of the molten metal 20 passing through the nozzle 40, and the heating by the heater 30.
In the nozzle having the first passage 42 and the second passage 43 having a larger diameter, when the temperature of the lower portion 45 of the nozzle is low, the first passage 42 leads to the second passage 43. When the hot metal is poured out, the viscosity of the molten metal rises to form droplets due to the surface tension. After passing through the second passage 43 in this state, the molten metal is discharged from the tip 44 of the nozzle into the form of droplets. Falls as a hot spring metal 50.
On the other hand, when the temperature of the lower portion 45 of the nozzle is high, the molten metal discharged from the first passage 42 to the second passage 43 does not form a droplet here, but passes through the second passage, From the front end 44, the hot water is discharged into a linear shape, and the discharged hot metal 50 is dropped.
[0025]
Accordingly, in the present invention, the temperature and shape of the tapping metal 50 discharged from the nozzle tip 44 is controlled by controlling the heating by the heater 30 while measuring the temperature of the nozzle bottom 45 temperature. Can be appropriately selected.
[0026]
By adopting the above configuration, even if only one nozzle is used, the shape of the tapping metal 50 can be selected either in the form of droplets or in a line by simply controlling the power supplied to the heater 30. It became.
As a result, although the details will be described later, the width of the particle size of the metal particles that can be produced by one nozzle could be greatly widened.
[0027]
Furthermore, by controlling the temperature of the nozzle by controlling the electric power supplied to the heater 30, it is possible to freely control the start of pouring of the hot metal 50 at the tip 44 of the nozzle at the start of production of metal particles.
As a result, the lower part 45 of the nozzle can be accurately carried out while measuring the temperature rising process to raise the temperature to the temperature necessary and sufficient for the start of the hot water and the production of metal particles having a desired shape and particle size. Productivity in metal particle production can be increased.
In addition, heating of the lower part 45 of the nozzle by a gas burner or the like, which is necessary in the prior art, is no longer necessary, the thermal deterioration of the nozzle 40 is suppressed, and the life is extended, so that the manufacturing cost can be reduced. became.
[0028]
Incidentally, when zinc or zinc aluminum alloy zinc (96 wt%, aluminum 4 wt%, magnesium 0.04 wt%) is used as the molten metal 20, the temperature of the lower portion 45 of the nozzle is controlled by controlling the electric power supplied to the heater 30. It is preferable to set it as the range of -450 degreeC.
What happens is that the temperature of the lower part 45 of the nozzle is 250 ° C. and the hot water at the tip 44 of the nozzle starts, a hot water in the form of droplets is obtained at 250 to 380 ° C., and a linear hot water is obtained at 380 to 450 ° C. However, when the temperature is 450 ° C. or higher, the shape of the manufactured zinc particles becomes unstable.
[0029]
The hot metal 50 discharged from the tip 44 of the nozzle falls into the cooling medium 60 with a gap d from here, but when the hot metal 50 is in the form of droplets, it becomes the metal particles 55 in the cooling medium 60 as it is, When the tapping metal 50 is linear, after falling into the cooling medium 60, it is divided by the liquid pressure of the cooling medium into metal particles 55.
The distance d from the nozzle tip 44 to the cooling medium 60 is preferably controlled at ± 2 mm in the range of 0 to 20 mm, more preferably controlled at ± 1 mm in the range of 5 to 15 mm. .
[0030]
Incidentally, when the tapping metal 50 is in the form of droplets, it is possible to obtain a metal particle 55 having a large particle size of about 3 to 8 mm. When the tapping metal 50 is in the form of a line, the metal particle 55 having a small particle size of 3 mm or less. Can be obtained.
From the above, it is possible to easily control the start timing of the zinc particle hot water and the state of the hot water by only temperature control by the heating means for the heater 30 while using one nozzle.
[0031]
(Example 1)
Zinc having a purity of 99.99% was used as a raw material metal.
The temperature of the molten zinc in the molten metal holding container was set to 450 to 550 ° C.
The nozzle is based on the “nozzle for molten metal dropping” described in Japanese Patent No. 1743916, and the shape of the passage for molten zinc is the introduction passage (diameter: 14φ, length: 85 mm), the first passage. (Diameter: 0.8φ, length 8mm), the second passage (diameter: 1.0φ, length: 12mm). The material of the nozzle is Si 3 N 4 .
The nozzle heating means is fixed by winding a sheath type heater having a capacity of 300 W around the lower part of the nozzle.
The temperature measuring means for measuring the temperature at the lower part of the nozzle is fixed by winding a thermocouple around the lower part of the nozzle.
The level sensor uses an ultrasonic sensor and measures the distance between the tip of the nozzle and the cooling solvent. Then, the cooling medium tank was moved up and down by a lifting mechanism using hydraulic pressure so that the measured distance between the tip of the nozzle and the cooling solvent kept a preset value.
[0032]
When energization of the heater was started and voltage control of the energization power was performed, when the temperature of the lower portion of the nozzle reached 250 ° C., hot water for molten zinc started from the nozzle tip.
Here, while controlling the temperature of the lower part of the nozzle, the electric power supplied to the heater was subjected to voltage control, and the nozzle lower part temperature was set to 415 ° C.
Next, the interval d between the nozzle tip and the cooling medium was set with an accuracy of ± 1 mm within the range of 0 to 22 mm shown in FIG. The cooling medium was water and the temperature was 50 ° C.
FIG. 1 shows the zinc discharge from the nozzle tip, the shape of the zinc particles, and the particle size distribution obtained as a result.
[0033]
From this result, it was found that spherical zinc particles can be obtained when the distance d between the nozzle tip and the cooling medium is in the range of 0 to 15 mm.
In particular, when the distance d between the nozzle tip and the cooling medium was in the range of 8 to 10 mm, it was possible to produce with a particle size distribution in which spherical particles of zinc having a particle size of 2 to 4 mm accounted for 90% or more.
[0034]
(Example 2)
The same zinc, nozzle, heating means, temperature measuring means and interval adjusting means as in Example 1 were used, and the temperature of the molten zinc in the molten metal holding container was also set to 450 to 550 ° C. as in Example 1.
The distance d between the nozzle tip and the cooling medium was 10 mm, and was set with an accuracy of ± 1 mm. The cooling medium was water and the temperature was 50 ° C.
[0035]
When energization of the heater was started and voltage control of the energization power was performed, when the temperature of the lower portion of the nozzle reached 250 ° C., hot water for molten zinc started from the nozzle tip.
Here, the electric power supplied to the heater was controlled while measuring the temperature of the lower part of the nozzle, and the temperature of the lower part of the nozzle was set to each temperature shown in FIG. FIG. 2 shows the state of zinc discharged from the nozzle tip, the shape of the zinc particles, and the particle size distribution obtained as a result.
[0036]
From this result, it has been found that zinc particles having a spherical particle shape can be produced in a temperature range of 250 to 450 ° C. at the lower portion of the nozzle. Moreover, it turned out that the particle size of the zinc particle which can be manufactured using one type of nozzle covers a wide range of 8 to 2 mm or less. In particular, when the temperature at the bottom of the nozzle was 415 ° C., it could be produced with a particle size distribution in which 90% or more of spherical zinc particles having a particle size of 2 to 4 mm account for 90% or more.
[0037]
(Example 3)
A zinc-aluminum alloy tapping state from the nozzle tip was produced in the same manner as in Example 2 except that a zinc-aluminum alloy (96 wt%, aluminum 4 wt%, magnesium 0.04 wt%) was used as a raw material metal. The shape and particle size distribution of zinc-aluminum alloy grains were measured.
[0038]
When the energization of the heater was started and the voltage of the energizing power was controlled, when the temperature of the lower part of the nozzle reached 220 ° C., the hot water of molten zinc-aluminum alloy started from the tip of the nozzle.
Here, the electric power supplied to the heater was controlled while measuring the temperature at the lower part of the nozzle, and the temperature at the lower part of the nozzle was set to each temperature shown in FIG. FIG. 3 shows the molten state of the zinc-aluminum alloy from the nozzle tip, the shape of the zinc particles, and the particle size distribution obtained as a result.
[0039]
From this result, it has been found that spherical zinc-aluminum alloy grains can be produced when the temperature at the bottom of the nozzle is in the range of 220 to 420 ° C. Moreover, it turned out that the particle size of the zinc-aluminum alloy grain manufactured using one kind of nozzle covers a wide range of 8 to 2 mm or less. In particular, at a temperature of 390 ° C. at the lower portion of the nozzle, it could be produced with a particle size distribution in which spherical particles of zinc-aluminum alloy having a particle size of 2 to 4 mm account for 90% or more.
[0040]
(Comparative Example 1)
Zinc having a purity of 99.99% similar to that in Example 1 was used as the raw material metal, and the temperature of the molten zinc in the molten metal holding vessel was set to 450 to 550 ° C.
The same nozzle as in Example 1 was used, but no heater was installed below the nozzle.
The distance d between the nozzle tip and the cooling medium was 30 mm, and was set with an accuracy of ± 1 mm. The cooling medium was water and the temperature was 50 ° C.
[0041]
The lower part of the nozzle was heated with a gas burner, and molten zinc hot water was started from the nozzle tip.
FIG. 4 shows the state of zinc discharged from the nozzle tip, the shape of the zinc particles, and the particle size obtained as a result.
From this result, when the heater heating of the nozzle lower part was not performed, the state of the hot water from the nozzle was a dripping state, and the particle size of the obtained zinc particles was 4 to 5 mm. In addition, the particle shape is not only spherical but also a lot of hemispherical, tear-like, etc. are mixed.
Further, in Comparative Example 1, the new nozzle was used, but the tip of the nozzle was blocked about 3 hours after the start of pouring, and the pouring was stopped.
In order to restart the hot water, it was necessary to heat the lower part of the nozzle with a gas burner again.
[0042]
(Comparative Example 2)
A nozzle with a modified passage shape through which molten metal passes was manufactured. The shape of the passage through which the molten metal passes in this prototype nozzle is shown in FIG.
Using this prototype nozzle, zinc particles were produced under the same conditions as in Comparative Example 1.
FIG. 5 shows the state of zinc discharged from the nozzle tip, the shape of the zinc particles, and the particle size obtained as a result.
[0043]
Also in Comparative Example 2, a new nozzle was used as a prototype nozzle. However, the nozzle tip was blocked in about 3 hours after the start of pouring, the pouring was stopped, and in order to resume the pouring, the lower part of the nozzle was again connected to the gas burner. It was necessary to heat with.
From this result, when the heater heating of the lower part of the nozzle was not performed, even if the shape of the passage through which the molten metal in the nozzle passes was changed, the hot water state from the nozzle was in a dripping state, and the obtained zinc particle size Was 4-5 mm. Moreover, the shape of the particles was not only spherical but also many hemispherical, tear-like, etc. were mixed.
[0044]
【The invention's effect】
In the production of metal particles in which molten metal is dropped into a cooling medium from a nozzle provided in a holding container to produce metal particles, the temperature control of the nozzle and the interval between the tip of the nozzle and the cooling medium are spaced apart. By controlling, it became possible to produce metal particles having a desired shape and particle size.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of an example of an apparatus for producing metal particles according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a table showing zinc tapping state, grain shape, and particle size distribution in Example 1.
FIG. 3 is a table showing zinc tapping state, grain shape, and particle size distribution in Example 2.
4 is a table showing the tapping state, grain shape, and particle size distribution of a zinc alloy in Example 3. FIG.
FIG. 5 is a table showing the zinc tapping state, grain shape, and grain size in Comparative Example 1;
FIG. 6 is a table showing the zinc tapping state, grain shape, and grain size in Comparative Example 2;
[Explanation of symbols]
10. Molten metal holding container 20. Molten metal 30. Heater 35. Sensor for temperature measurement 40. Nozzle 44. Nozzle tip 45. Lower part of nozzle 50. Hot metal 55. Metal grain 60. Cooling medium 61. Cooling medium tank 62. Elevating mechanism 63. Level sensor d. Distance between nozzle tip and cooling medium

Claims (6)

溶融金属保持容器内に保持された溶融金属を、前記溶融金属保持容器に設けられたノズルより、前記ノズル下方に設けられた冷却媒体中へ落下させて冷却凝固し、所望の粒度を有する金属粒を製造する金属粒の製造方法であって、
前記ノズルとして、上部の通路と、それにつながる下部の通路とを有し、前記下部の通路は上部の通路より広い径を有する構造を有し、かつ、前記ノズルを加熱する加熱手段を有するノズルを用い、
前記加熱手段により前記ノズル下部の温度制御をおこなうことで、前記溶融金属を、前記上部の通路から下部の通路へ出湯する際、液滴状または線状とした後、前記ノズルの先端より出湯させることを特徴とする金属粒の製造方法。
The molten metal held in the molten metal holding container is dropped from a nozzle provided in the molten metal holding container into a cooling medium provided below the nozzle to be cooled and solidified, thereby obtaining metal particles having a desired particle size. A method for producing metal grains, comprising:
The nozzle has an upper passage and a lower passage connected to the upper passage, the lower passage has a structure having a larger diameter than the upper passage, and has a heating means for heating the nozzle. Use
By controlling the temperature of the lower part of the nozzle by the heating means, when the molten metal is discharged from the upper passage to the lower passage, the molten metal is made into a droplet shape or a linear shape, and then discharged from the tip of the nozzle. The manufacturing method of the metal grain characterized by the above-mentioned.
請求項1に記載の金属粒の製造方法であってIt is a manufacturing method of the metal grain according to claim 1.
前記ノズルの先端と前記冷却媒体との間隔を制御することを特徴とする金属粒の製造方法。A method for producing metal particles, comprising controlling an interval between a tip of the nozzle and the cooling medium.
請求項1または2に記載の金属粒の製造方法であって、
前記下部の通路を通過する前記溶融金属を、線状として出湯させることを特徴とする金属粒の製造方法。
It is a manufacturing method of the metal grain according to claim 1 or 2,
A method for producing metal grains, characterized in that the molten metal passing through the lower passage is discharged in a linear form.
請求項1から3のいずれかに記載の金属粒の製造方法であって、前記金属粒は、亜鉛粒または亜鉛合金粒であることを特徴とする金属粒の製造方法。  4. The method for producing metal particles according to claim 1, wherein the metal particles are zinc particles or zinc alloy particles. 5. 溶融金属を冷却媒体に落下させて冷却凝固し、金属粒を製造する金属粒の製造装置であって、
溶融金属を保持する溶融金属保持容器と、
前記溶融金属保持容器に設けられ、上部の通路と、それにつながる下部の通路を有し、前記下部の通路は上部の通路より広い径を有する構造の前記溶融金属を落下させるノズルと、
前記ノズル下部を加熱する加熱手段と、を有することを特徴とする金属粒の製造装置。
A metal particle manufacturing apparatus that drops molten metal onto a cooling medium and cools and solidifies it to produce metal particles,
A molten metal holding container for holding the molten metal;
A nozzle that is provided in the molten metal holding container and has an upper passage and a lower passage connected to the upper passage, and the lower passage has a diameter wider than that of the upper passage;
And a heating means for heating the lower part of the nozzle .
前記ノズルの先端と前記冷却媒体との間隔を測定する測定手段と、を有することを特徴とする請求項5に記載の金属粒の製造装置。The metal grain manufacturing apparatus according to claim 5, further comprising a measuring unit that measures a distance between the tip of the nozzle and the cooling medium.
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