JP4000179B1 - カメラとカメラのためのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体撮影において撮影前に撮影画像の解像度を決定するカメラを提供する。
【解決手段】シャッター操作を通じて撮影画像を取得するカメラは、カメラの特定の状態を示す機器状態信号に基づいて撮影待機信号を発生する撮影待機評価部14と、撮影待機信号の発生時点からシャッター21が切られるまでの経過時間を計数する計数部15と、経過時間に基づいて撮影画像の解像度を決定する解像度決定部16とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、被写体撮影を行うカメラとそのようなカメラのためのプログラムに関する。
従来から、被写体撮影により取得された撮影画像を保存用メモリに記録するカメラとしてデジタルカメラが広く知られている。また、携帯電話機や携帯端末装置においても撮影画像を取得できるように撮影機能(撮像デバイス等)を搭載することによりカメラとして機能するものも知られている。これらのカメラにおいては、撮影画像の解像度や撮影画像を記録する際の圧縮率を設定した後に被写体撮影を行い、撮影画像を記録するものが多い。この場合、被写体撮影に先立ち、その被写体撮影の状況に応じてユーザーが手動で解像度や圧縮率を変更する必要がある。この煩わしさを解消するために、自動で撮影画像の解像度を変更する機能を備えるカメラが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に係るカメラでは、手ぶれや被写体ぶれ等で画像がぼやけて本来の解像度を充分に生かすことができない画像と判断される場合に、撮影画像の画質に応じて解像度を変更して記録することが可能である。
特開2005−184745号公報(段落番号0073、0081等)
しかしながら、取得された撮影画像の画質だけで解像度を変更してしまうと、撮影者の撮影意図が反映されなくなることが少なくない。例えば、わざと部分的にぼやけた画像を作り出して被写体の疾走感を表現する場合には、画像がぼやけている部分が多くても、高い解像度で撮影画像を記録したいことがある。逆に、画像がシャープであっても、メモ代わりに被写体を撮影する場合には、高い解像度で撮影画像を記録する必要がない。記録する撮影画像の解像度を決定する重要な判定条件は、撮影者がシャッターを押す際に持っている撮影意図である。例えば、手軽で簡単な撮影では大きく引き伸ばした写真プリントを製作する可能性は少ないとみなして、低い解像度で撮影画像を記録すると良いし、逆に時間をかけた慎重な撮影では大きく引き伸ばした写真プリントを製作する可能性が高いとみなして、高い解像度で撮影画像を記録すると良い。
本発明の目的は、シャッターを押す際の撮影者の意図をできるだけ簡単に判定できる機能を備え、その判定結果に基づいて取得された撮影画像の解像度を決定するカメラを提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る、カメラの特徴は、シャッター操作を通じて撮影画像を取得し、前記カメラの機器状態を撮影待機状態とするための機器状態信号に基づいて撮影待機信号を発生する撮影待機評価部と、前記撮影待機信号の発生時点からシャッターが切られるまでの経過時間を撮影意図として計数する計数部と、前記経過時間に基づいて前記撮影画像の解像度を決定する解像度決定部と、を備える点にある。
このような構成とすれば、撮影画像を記録する解像度は、撮影待機状態になってからシャッターが切られるまでの経過時間に基づいて撮影意図を判定することにより、自動的に決定されることが可能となる。
前記カメラは、前記機器状態信号が、前記シャッターを切るためのレリーズボタンを半押しする動作に基づいて発生される構成とすることも好適である。また、前記カメラは、前記機器状態信号が、手ぶれ判定部による手ぶれ判定結果に基づいて発生される構成とすることも好適である。更には、前記カメラは、前記機器状態信号が、顔検出部による顔検出結果に基づいて発生される構成とすると好適である。また、前記カメラは、前記機器状態信号が、機器姿勢判定部による機器姿勢判定結果に基づいて発生されるとしても良いし、前記機器状態信号が、起動スイッチの投入に基づいて発生されるとしても良い。このような構成の場合には、機器状態信号の設定をユーザーが所定の条件の中から任意に選択して設定することができるため、撮影状況に応じた画像解像度に決定することが可能となる。
また、前記カメラは、前記シャッターが、前記経過時間に基づいて前記シャッターのシャッタースピードを決定するシャッタースピード決定部を備える構成としても好適である。このように構成すれば、撮影待機状態の経過時間に応じて画像解像度を自動的に決定するだけでなく、シャッタースピードも自動的に変更することができるため、撮影状況に応じた撮影画像の取得が可能となる。
更に、本発明では、シャッター操作を通じて撮影画像を取得するカメラためのコンピュータプログラムも権利範囲としており、そのコンピュータプログラムは前記カメラの機器状態を撮影待機状態とするための機器状態信号に基づいて撮影待機信号を発生する撮影待機評価機能と、前記撮影待機信号の発生時点からシャッターが切られるまでの経過時間を撮影意図として計数する計数機能と、前記経過時間に基づいて前記撮影画像の解像度を決定する解像度決定機能と、をコンピュータに実現させることが可能である。
本発明の第一実施形態
以下、本発明に係るカメラの一例として、図1のようなデジタルカメラを用いて説明する。デジタルカメラ1は、前面には被写体を撮影するための撮影レンズ2を、背面には被写体を特定するために電子ファインダとして機能し、更には撮影した撮影画像を表示するモニタ3を、上面には被写体を撮影する際のシャッターとなるレリーズボタン4と、電源制御用の電源スイッチ5を有している。また、デジタルカメラ1はデジタルカメラ1の機器状態が撮影待機状態となってからシャッターが切られるまでの経過時間に基づいて、撮影画像の解像度を撮影画像の取得前に決定する機能を備えている。この撮影待機状態の設定は、トリガー設定ボタン7を押すことにより設定画面を呼び出し、操作ボタン8で選択してユーザーが希望する条件に設定することが可能である。
被写体撮影により取得された撮影画像は、デジタルカメラ1が備える記録部挿入口10に挿入される記録部9(例えば、メディア)に記録される。デジタルカメラ1は、この記録部9に記録されている既に取得済みの撮影画像を読み出して、モニタ3に映して見ることができる。この状態から被写体撮影を行いたい場合には、カメラモードスイッチ6を押すことにより撮影モードに切り替えることが可能である。
デジタルカメラ1は、CPUを中核部材として撮影画像を取得する種々の動作を行うための機能部をハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。図2は、本発明の第一実施形態に係る、デジタルカメラ1の構成を模式的に示すブロック図である。デジタルカメラ1は被写体撮影を行うにあたり、結像機能を有する撮影部11を通じて取得する。撮影された被写体を特定するための電子ファインダとしてはモニタ3が使用される。図示はしないが、モニタ3とは別構成として専用のファインダを備えることも当然に可能である。撮影部11にて撮影された画像は、画像生成部12のメモリ12aに展開され画像データに変換される。つまり、撮影部11を通じて得られた撮影画像をCCD等の光電変換部11aによって、デジタルデータ化して撮影画像の画像データが得られ、更に、この画像データによってモニタ3に撮影画像を表示したり、プリンタ等で撮影画像を実現したりすることができる。但し、本発明では、特に区別する必要がない限り、被写体撮影によって各段階で得られる撮影画像や画像データを「撮影画像」という語句で総称する。
トリガー設定部13は、解像度決定に際しデジタルカメラ1の機器状態を撮影待機状態とするための機器状態信号の設定を行い、この機器状態信号は、所定の条件の中からユーザーが任意に設定することが可能である。設定された機器状態信号に基づいて撮影待機評価部14は、デジタルカメラ1が撮影待機状態となったことを認識させるために撮影待機信号を計数部15に出力する。計数部15は、この撮影待機信号に基づいて経過時間の計数を始める。この計数は、レリーズボタン4が押されシャッター21が切られるまで、継続して行われる。シャッター21はシャッター制御部16により制御され、レリーズボタン4が押されることでシャッター制御部16がシャッター21を切ることになる。シャッター制御部16はシャッター21を切ると共に、画像生成部12は撮像部11にて取得された撮影画像の取り込み処理を行い、この取り込み処理を行った撮影画像をメモリ12aに一時記憶する。また、シャッター制御部16は計数部15に対し撮影待機信号の出力を停止するため、計数部15は計数を終了する。計数が終了すると、それまでに計数された経過時間に基づいて解像度決定部17は解像度テーブル格納部28から経過時間と撮影画像の解像度の関係を示す解像度テーブル29(詳細は後述する)を参照し、撮影画像の解像度を決定する。この決定された解像度に基づいて、メモリ12aに一時記憶された撮影画像は、画素データ間引かれることにより記録部9に記録する撮影画像の解像度に変更され記録される。
次に、機器状態信号について説明する。機器状態信号の一つとして、レリーズボタン4の半押し操作がある。撮影待機評価部14は、レリーズボタン4の半押し操作に基づいて計数部15に撮影待機信号を出力する。二つ目として、デジタルカメラ1に加速度センサ22や振動計(図示しない)を備え、これらの出力を撮影待機評価部14が備える手ぶれ判定部23によりぶれ判定を行い、ぶれが収まった状態となると手ぶれ判定部23が機器状態信号を出力する構成にすることも可能である。このぶれ判定は、手ぶれ判定部23により行われるが、加速度センサ22や振動計により、ふれ幅や振動数を取得し、一定の範囲内になった状態を「手ぶれなし」と判断する構成にすると良い。
また、画像生成部12に取得されたスルー画像を撮影待機評価部14が備える顔検出部24に入力することにより人物の顔を検出させ、このスルー画像の中に人物の顔を捉えた場合に機器状態信号を出力する構成とすることも可能である。更には、機器姿勢検出部25を備えることにより、デジタルカメラ1が撮影状態にされたことを認識するようにしても良い。撮影状態にされたか否かは、例えば、機器姿勢検出部25が出力するデジタルカメラ1の機器姿勢情報を撮影待機評価部14が備える機器姿勢判定部26に入力し、撮影レンズ2が向く方向と地面の角度差に基づいて判定することにより可能である。この判定結果に基づいてデジタルカメラ1が撮影状態にあれば、機器状態信号を発生するように構成すると良い。その他には、被写体撮影を行うために起動スイッチ6を押すことによる撮影モードへの切り替えに基づいて機器状態信号を発生させることも可能である。この起動スイッチ6に同期する信号を機器状態信号として、撮影待機評価部14に入力することにより撮影待機信号を発生させるようにすると良い。上記において、説明した機器状態信号のうち、いずれにするかは撮影状況に合わせてユーザーが任意に設定することが可能である。
図3は、解像度テーブル格納部28に格納される解像度テーブル29の一例を示したものである。この解像度テーブル29に示された計数部15が計数する経過時間に基づいて、解像度決定部17は撮影画像の画像解像度を決定する。図3のとおり、経過時間が0.1秒未満と短い場合にはQVGA(Quarter Video Graphics Array:320×240)サイズ、経過時間が0.5秒未満ではVGA(Video Graphics Array:640×480)サイズ、経過時間が1.0秒未満ではXGA(Extended Graphics Array:1024×768)サイズ、経過時間が2.0秒未満ではSXGA(Super Extended Graphics Array:1280×1024)サイズ、経過時間が3.0秒未満ではUXGA(Ultra Extended Graphics Array :1600×1200)サイズ、経過時間が3.0秒以上ではQXGA(Quad Extended Graphics Array :2048×1536)サイズとしている。このように経過時間が短い、すなわち撮影待機状態となってからシャッターが切られるまでの時間が短い場合には素早い操作による簡易な写真撮影とみなし低い解像度で撮影画像を記録し、また、経過時間が長い、すなわちシャッターが切られるまでの時間が長い場合には景観等の慎重な定置撮影とみなし高い解像度で撮影画像を記録することが可能となる。
次に、このデジタルカメラ1を用いた実際の撮影画像の解像度の決定に関して図4に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、デジタルカメラ1は、機器状態を撮影待機状態とするための機器状態信号をどのような操作に基づいて出力するかを設定するために機器状態信号設定ルーチンの処理を行う(ステップ#01)。
機器状態信号設定ルーチンについて、図5に示されるフローチャートに基づいて説明する。機器状態信号の設定は、撮影待機状態となるトリガーを設定するための処理である。このトリガーは複数の条件から設定することができるため、デジタルカメラ1は設定された条件に合わせてフラグ(フラグ名:TRG)を立て、そのフラグを参照することにより処理を行う。レリーズボタン4の半押しをトリガーとする場合には(ステップ#21:Yes)、TRG=1とし(ステップ#22)、処理を終了する。レリーズボタン4の半押しをトリガーとしない場合には(ステップ#21:No)、次の条件の確認を行う。撮影待機状態のトリガーをデジタルカメラ1の手ぶれの収まりとする場合には(ステップ#23:Yes)、TRG=2とし(ステップ#24)、処理を終了する。手ぶれの収まりをトリガーとしない場合には(ステップ#23:No)、次の条件の確認を行う。スルー画像に人物の顔が写ったことを撮影待機状態のトリガーとする場合には(ステップ#25:Yes)、TRG=3とし(ステップ#26)、処理を終了する。
撮影待機状態のトリガーをデジタルカメラ1が撮影状態となる機器姿勢がとられたこととする場合には(ステップ#27:Yes)、TRG=4とし(ステップ#28)、処理を終了する。更に、デジタルカメラ1の起動スイッチ6が押されて撮影モードとなることをトリガーとする場合には(ステップ#29:Yes)、TRG=5とし(ステップ#30)、処理を終了する。また、これまでの条件に当てはまらない場合には(ステップ#29:No)、TRG=0として(ステップ#31)、処理を終了する。このようにして、デジタルカメラ1は、まず機器状態信号の条件に対応するフラグの設定を行う。
ステップ#02に戻り、TRG=0、すなわち機器状態信号の設定を行わない場合には(ステップ#02:Yes)、撮影画像の解像度をユーザーが手動で設定する(ステップ#12)。この際の解像度の設定は、図3において説明したような画像解像度(QVGA、VGA、XGA、SXGA、UXGA、QXGA)を選択画面としてモニタ3に映し、操作ボタン8によりユーザーが選択することが可能である。ステップ#12により、ユーザーにより解像度が設定されると、レリーズボタン4が押されるまで処理を保留する(ステップ#13:No)。レリーズボタン4が押されると(ステップ#13:Yes)、設定された解像度に合わせて撮影画像を記録部9に記録し(ステップ#11)、処理を終了する。
一方、TRG=0でない、すなわち機器状態信号の設定が行われている場合には(ステップ#02:No)、機器状態信号出力ルーチンの処理が行われる(ステップ#03)。
機器状態信号出力ルーチンについて、図6に示されるフローチャートに基づいて説明する。機器状態信号出力ルーチンでは、機器状態信号設定ルーチンにおいて設定されたフラグ値に基づいて機器状態信号の出力が行われる。TRG=1の場合には(ステップ#41:Yes)、レリーズボタン4が半押しされたか否かの確認を行う。レリーズボタン4が半押しされなければ処理を保留し(ステップ#42:No)、半押しされれば(ステップ#42:Yes)、機器状態信号が撮影待機評価部13に出力される(ステップ#50)。
TRG=2の場合には(ステップ#43:Yes)、手ぶれがないか否かの確認を行う。この手ぶれの確認は、加速度センサ22の出力を撮影待機評価部14の手ぶれ判定部23に入力することにより、手ぶれ判定部23が判定する。この判定結果に基づきぶれが収まった場合には(ステップ#44:Yes)、手ぶれ判定部23は撮影待機評価部13に機器状態信号を出力する(ステップ#50)。一方、手ぶれが収まらない場合には、手ぶれが収まるまで処理を保留する(ステップ#44:No)。
TRG=3の場合には(ステップ#45:Yes)、電子ファインダとして使用するモニタ3に人物の顔が写っているか否かの判定を行う。スルー画像の撮影画像は、画像生成部12から顔検出部24に入力され、公知技術である顔検出処理により人物の顔検出を行う。スルー画像の中に人物の顔を検出すれば(ステップ#46:Yes)、顔検出部24は撮影待機評価部13に機器状態信号を出力する(ステップ#50)。人物の顔を検出しない場合には(ステップ#46:No)、処理を保留する。
TRG=4の場合には(ステップ#47:Yes)、デジタルカメラ1が撮影姿勢とされたか否かの判定を行う。機器姿勢検出部25により機器姿勢情報が機器姿勢判定部26に出力され、機器姿勢判定部26によりデジタルカメラ1が撮影姿勢状態であると判定された場合には(ステップ#48:Yes)、機器姿勢判定部26は撮影待機評価部13に機器状態信号を出力する(ステップ#50)。一方、撮影姿勢状態でなければ(ステップ#48:No)、処理を保留する。
TRGが1から4のいずれにも該当しない場合(ステップ#47:No)、すなわちTRG=5の場合には、カメラモードスイッチ6が押されたか否かの判定を行う。カメラモードスイッチ6が押されると(ステップ#49:Yes)、機器状態信号として撮影待機評価部13に入力される(ステップ#50)。一方、カメラモードスイッチ6が押されなければ(ステップ#49:No)、処理を保留する。
機器状態信号出力ルーチンから図4のフローチャートに戻り、撮影待機評価部14が機器状態信号を検出すると(ステップ#04)、撮影待機評価部14は計数部15に対して撮影待機信号を出力する(ステップ#05)。計数部15は、この撮影待機信号に基づいて計数を開始する(ステップ#06)。この計数は、レリーズボタン4が押されない場合には(ステップ#07:No)、計数が続けられる(ステップ#08)。計数中にレリーズボタン4が押されると(ステップ#07:Yes)、計数が終了する(ステップ#09)。この間に計数された経過時間に基づいて解像度決定部17は、解像度テーブル格納部28から解像度テーブル29を参照し、解像度を決定する(ステップ#10)。画像生成部12に取り込まれ、メモリ12aに一時記憶された撮影画像は、決定された解像度に基づいて画素データが間引かれ、記録部9に記録される(ステップ#11)。このようにして、デジタルカメラ1は撮影待機状態となった経過時間を計数することにより、撮影前に自動的に解像度を決定することができるため、撮影の状況に応じて記録に無駄な時間をかけることなくスムーズに撮影画像を取得することが可能となる。
本発明の第二実施形態
第一実施形態として、撮影待機状態となった経過時間に基づいて撮影画像の画素データを間引くことにより解像度を決定するデジタルカメラ1を説明した。本発明に係る第二実施形態として、撮影画像の解像度の自動設定と共にシャッタースピードも自動的に決定する構成とすることも好適である。一般的に、撮影待機状態の経過時間が短い場合には急いでいる状況での撮影である場合が多いため、手ぶれが発生しにくいようにシャッタースピードを早くし、一方、経過時間が長い場合には景観等の高画質撮影の場合が多いことから、より明るい撮影画像が取得できるようにシャッタースピードを遅くして鮮やかな撮影画像を取得することが可能となる。
図7はこの実施形態に係る、デジタルカメラ1の構成を模式的に示すブロック図である。上述の第一実施形態とは、シャッター制御部16にシャッタースピード決定部27を備えている点と、シャッタースピードテーブル格納部30を備えている点が異なっている。シャッタースピード決定部27は、デジタルカメラ1が撮影待機状態となり計数部15により計数された経過時間に基づいて、シャッタースピードテーブル格納部30に格納されているシャッタースピードテーブル31を参照することによりシャッタースピードを決定する。
図8は、シャッタースピードテーブル格納部30に格納されるシャッタースピードテーブル31の一例を示したものである。このシャッタースピードテーブル31に示された計数部15が計数する経過時間に基づいて、シャッタースピード決定部27はシャッタースピードを決定する。図8のとおり、経過時間が0.1秒未満と短い場合にはシャッタースピードが1/60秒、経過時間が0.5秒未満では1/30秒、経過時間が1.0秒未満では1/60秒、経過時間が2.0秒未満では1/8秒、経過時間が3.0秒未満では1/4秒、経過時間が3.0秒以上では1秒としている。このように経過時間に応じてシャッタースピードを自動決定することにより、状況に応じた撮影画像を取得することが可能となる。
〔その他の実施形態〕
上記の各実施形態では、撮影画像の解像度の変更は、解像度決定部17によって決定された解像度に基づいて撮影画像の画像生成処理を行うためにメモリ12aに展開された撮影画像の画素データを間引くことにより変更される構成として説明したが、これに限らない。解像度決定部17の決定に基づいて撮影画像を結像する光電変換部11aにおいて画素データを間引くことにより画像解像度を変更し、その後、画像生成部12に撮影画像を取り込む構成とすることも当然に可能である。
上記の各実施形態では、機器状態信号の設定に関して例を挙げて説明したが、これに限らない。他の条件を設定しておくことも当然に可能であるし、ユーザーが所望する条件を登録するような構成とすることも当然に可能である。
上記の各実施形態では、機器状態信号の設定の中から1つを選択して設定するとしたが、これに限らない。複数の条件を設定することも当然に可能である。
上記の各実施形態では、機器状態信号として起動スイッチ6が押されたことにより認識可能であるとして説明したが、これに限らない。例えば、電源スイッチ5により認識させることも当然に可能である。
上記の各実施形態では、カメラをデジタルカメラ1として説明したが、これに限らない。例えば、本発明をカメラ機能が搭載された携帯電話機やその他携帯端末装置に実施することは当然に可能である。
上記の各実施形態では、計数部15が計数を行うために、撮影待機信号は機器状態信号が入力されてからシャッター21が切られるまで出力されるとしたが、これに限らない。例えば、機器状態信号の入力に合わせて撮影待機信号を1パルス出力し、レリーズボタン4が押され、シャッター制御部16からの信号に基づいて撮影待機状態を終了する構成とすることは当然に可能である。
上記の各実施形態では、解像度テーブル、及びシャッタースピードテーブルに関して例を挙げて説明したが、これに限らない。時間経過に対応する解像度、及びシャッタースピードの設定を変更し、これ以外の設定にすることは当然に可能である。
上記各実施形態では、機器状態信号の設定は、ユーザーにより設定することが可能であるとして説明したが、これに限らない。例えば、全ての機器状態信号の出力を監視し、その結果から最初に出力された機器状態信号に基づいて撮影待機信号を出力する構成とすることも当然に可能である。また、一定時間、全ての機器状態信号の出力を監視しておき、予め設定されているルールテーブルを用いて決定された優先度に基づいて、自動的に選択するように構成することも当然に可能である。
撮影の決断が付かないまま何時までもレリーズボタンを半押し状態で保持すると解像度が設定可能な最大値まで大きくなってしまい、低解像度で撮影したいときには最初からの操作が必要となってしまう。このような場合には、例えば、レリーズボタンの押し操作を3段以上のステップで検知できるようにし、「1/4押し」で合焦と露出設定、「1/2押し」で解像度を上げるための計時開始、「3/4押し」で解像度を決定する。この状態から「1/4押し」に戻すと解像度を下げる方向へ計時を開始し「4/4深押し」或いは別に備えるボタンを押すと、画像を取得する構成とすると好適である。このような構成とすれば、最初からの操作を不要とすることができ、迅速な対応が可能である。
デジタルカメラの外観を示す図 第一実施形態に係るデジタルカメラの構成を模式的に示すブロック図 第一実施形態に係る経過時間と画像解像度の関係を示す図 第一実施形態に係る解像度の決定におけるフローチャート 第一実施形態に係る機器状態信号を設定するフローチャート 第一実施形態に係る機器状態信号を出力するフローチャート 第二実施形態に係るデジタルカメラの構成を模式的に示すブロック図 第二実施形態に係る経過時間と画像解像度とシャッタースピードの関係を示す図
符号の説明
1:デジタルカメラ
4:レリーズボタン
6:カメラモードスイッチ
7:トリガー設定ボタン
9:記録部
11:撮像部
12:画像生成部
13:トリガー設定部
14:撮影待機評価部
15:計数部
16:シャッター制御部
17:解像度決定部
21:シャッター
22:加速度センサ
23:手ぶれ判定部
24:顔検出部
25:機器姿勢検出部
26:機器姿勢判定部
27:シャッタースピード決定部
28:解像度テーブル格納部
29:解像度テーブル
30:シャッタースピードテーブル格納部
31:シャッタースピードテーブル

Claims (9)

  1. シャッター操作を通じて撮影画像を取得するカメラにおいて、
    前記カメラの機器状態を撮影待機状態とするための機器状態信号に基づいて撮影待機信号を発生する撮影待機評価部と、前記撮影待機信号の発生時点からシャッターが切られるまでの経過時間を撮影意図として計数する計数部と、前記経過時間に基づいて前記撮影画像の解像度を決定する解像度決定部と、を備えたカメラ。
  2. 前記解像度決定部が、前記経過時間が短い場合には前記解像度を低い解像度に決定し、前記経過時間が長い場合には前記解像度を高い解像度に決定することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記機器状態信号が、前記シャッターを切るためのレリーズボタンを半押しする動作に基づいて発生されることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ。
  4. 前記機器状態信号が、手ぶれ判定部による手ぶれ判定結果に基づいて発生されることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ。
  5. 前記機器状態信号が、顔検出部による顔検出結果に基づいて発生されることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ。
  6. 前記機器状態信号が、機器姿勢判定部による機器姿勢判定結果に基づいて発生されることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ。
  7. 前記機器状態信号が、起動スイッチの投入に基づいて発生されることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ。
  8. 前記シャッターが、前記経過時間に基づいて前記シャッターのシャッタースピードを決定するシャッタースピード決定部を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のカメラ。
  9. シャッター操作を通じて撮影画像を取得するカメラためのプログラムにおいて、
    前記カメラの機器状態を撮影待機状態とするための機器状態信号に基づいて撮影待機信号を発生する撮影待機評価機能と、前記撮影待機信号の発生時点からシャッターが切られるまでの経過時間を撮影意図として計数する計数機能と、前記経過時間に基づいて前記撮影画像の解像度を決定する解像度決定機能と、をコンピュータに実現させるカメラのためのプログラム。
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