JP3999136B2 - 温風暖房機のルーバ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、温風暖房機の温風吹出口に設けられて温風の風向を制御するルーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種の温風暖房機においては、床面方向に温風を吹出して部屋内上下の温度差を小とすることが行なわれている。即ち、温風暖房機本体の前面側に温風吹出口を設け、更に、温風吹出口にルーバを設けることによって温風の吹出し方向を制御している。この種のルーバにおいては、ルーバ全長にわたって先端が下方に向くように傾斜されて取り付けられており、床面方向に温風を案内するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、ルーバの先端が下方に向くように傾斜していると、ルーバの上面側が比較的目立つ状態となるだけでなく、目線が比較的高くてもルーバの後縁が見える場合も生じ、温風暖房機の外観を著しく損ねる不都合がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−168528号公報(第1図、第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかる不都合を解消して、本発明は、温風暖房機の外観を低下させることなく温風の吹出し方向を下方に向けることができる温風暖房機のルーバを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は、熱源と該熱源の熱により温風を生成するファンとを収容する温風暖房機本体の前面側に形成された開口部に設けられ、該開口部の一部に形成された温風吹出口から前記ファンにより強制的に吹出される温風の風向を制御するルーバにおいて、前記開口部に対して水平方向に延びる下片と、前記温風吹出口の両側に位置して前記下片の後縁に連設され、該下片を前記本体に連結する連結片と、前記下片の前縁から起立する折返し部を介して該下片の上面側に折り返され、該折返し部から後縁にかけて下降する方向に傾斜する上片とを備えてなり、少なくとも前記温風吹出口に対向する位置の前記下片に、該下片の後縁が上昇する方向に所定角度傾斜させた傾斜部を設けたことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、前記温風吹出口に対向する位置では、前記上片が前記下片の前縁に起立する折返し部から後縁にかけて下降する方向に傾斜されている一方、前記下片においては前記傾斜部によってその後縁が上昇する方向に所定角度に傾斜されている。
【0008】
これにより、前記上片はその傾斜により前記折返し部の上縁に位置する前縁が後縁より高い位置にあるので、比較的高い位置から見下ろしても上片の上面が見え難い。従って、上片を下片の上部に備えることでルーバの上面を目立たなくすることができる。しかも、前記温風吹出口から吹出された温風は、前記下片の下面に接して該下片の前縁が後縁より低い位置にある傾斜部に沿って床面に向うように案内される。このように、本発明によれば、下片の前縁から起立する折返し部と傾斜する上片とにより、ルーバの上面が目立たないので、温風暖房機の外観を低下させることなく温風の吹出し方向を下方に向けることができる。
【0009】
本発明においては、前記下片に、該下片の後縁から前縁に向って延びる一対の切り込みを少なくとも前記温風吹出口の幅寸法と同じ間隔を存して形成し、両切り込みの間の下片を、その前縁又は前縁近傍を介して上方に折り曲げて前記傾斜部を形成したことを特徴とする。
【0010】
前記下片の傾斜部を両切り込みの間に形成することにより、該傾斜部を、該傾斜部以外の水平部分から確実に分離させて折り曲げることができ、該傾斜部を容易に形成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態のルーバを備える温風暖房機の正面図、図2は本実施形態のルーバの説明的正面図、図3は本実施形態のルーバの説明的平面図、図4は本実施形態のルーバの説明的底面図図5は本実施形態のルーバの説明的側面図、図6は図2のVI−VI線断面説明図、図7はルーバーの一部を示す説明図、図8はルーバーの作用を示す説明図である。
【0012】
本実施形態における温風暖房機1は、図1に示すように、その本体2の前面パネル3の下方位置にパネル開口部4を備えている。該パネル開口部4は、その一部に温風吹出口5を備え、それ以外の部分においては閉塞板6により閉塞されている。本体2の内部には、図示しないが、ガスバーナ等の熱源及び熱源の熱による温風を生成して温風吹出口5から吹出させるファンが設けられている。
【0013】
前記パネル開口部4には、複数のルーバ7が上下方向に所定間隔を存して配設されている。該ルーバ7は、図2及び図3に示すように、左右方向に延びる板状部材により形成され、図4に示すように、水平方向に張り出す下片8を備えている。該下片8の一端部の後縁には、下方に折り曲げ形成された第1連結片9が連設されており、該下片8の他端部の後縁には、下方に折り曲げ形成された第2連結片10が連設されている。第1連結片9には、図2に示すように、ネジ穴が形成されており、該ネジ穴を介して温風吹出口5の外縁部の片側(図中左側)に、ネジ11によって連結支持される。第2連結片10には、複数の係止穴12が形成されており、前記閉塞板6に切り起して形成された係止爪13を該係止穴12に貫通させた後、該係止爪13を折り曲げることによって閉塞板6に連結支持される。
【0014】
また、図5に示すように、該ルーバ7の下片8の上部には、該下片8の前縁の折返し部14を介して折返し形成された上片15が連設されている。該上片15は、その前縁(折返し部14側)から後縁にかけて次第に下降する方向に傾斜して形成されている。
【0015】
該ルーバ7は、図3に示すように、温風吹出口5に対向する部分に、温風を案内する案内部16が形成されている。該案内部16の両端部に位置する下片8には、一対の切り込み17が形成されている。そして、両切り込み17の間の案内部16に位置する下片8には、図6に示すように、その前縁(折返し部14側)から後縁にかけて次第に上昇する方向に傾斜する傾斜部18が形成されている。本実施形態においては、該傾斜部18は、下片8における案内部16以外の水平部分に対して約7°の傾きを有して傾斜されている。
【0016】
このように、温風吹出口5に対向する案内部16の両端部に一対の切り込み17を設けて、両切り込み17間の下片8に傾斜部18を設けたので、図7に天地を逆にして一部を示すように、下片8における案内部16以外の水平部分から案内部16の下片8のみを分離させて、両切り込み17を介して下片8を傾斜させた傾斜部18を形成する加工が容易に行なえる。他方、前記上片15は、ルーバ7の全長にわたって略同じ角度に傾斜された状態が維持される。
【0017】
このように形成されたルーバ7によれば、図8に模式的に示すように、温風吹出口5に対向する案内部16に形成された下片8の傾斜部18により、温風吹出口5から吹出す温風を床面方向に向けて制御することができる。しかも、前記傾斜部18を設けたことにより、ルーバ7全体を下方に傾斜させることなく、前記パネル開口部4に取り付けることができ、更に、上片15の前縁から後縁にかけて次第に下降する傾斜を維持できるので、高い位置からの目線であってもルーバ7の上面側(上片15の上面)が見え難く、外観の低下を防止することができる。
【0018】
また、折返し部14を前面パネル3に沿った鉛直面に維持することができるので、ルーバ7全体を下方に向けて傾斜させた場合のように折返し部14の前面が前方に傾いて折返し部14の上縁が前面パネル3の鉛直面から突出する不具合がなく、外観の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のルーバを備える温風暖房機の正面図。
【図2】本実施形態のルーバの説明的正面図。
【図3】本実施形態のルーバの説明的平面図。
【図4】本実施形態のルーバの説明的底面図。
【図5】本実施形態のルーバの説明的側面図。
【図6】図2のVI−VI線断面説明図。
【図7】ルーバーの一部を示す説明図。
【図8】ルーバーの作用を示す説明図。
【符号の説明】
1…温風暖房機、2…本体、4…パネル開口部(開口部)、5…温風吹出口、7…ルーバ、8…下片、9,10…連結片、14…折返し部、15…上片、17…切り込み、18…傾斜部。
Claims (2)
- 熱源と該熱源の熱により温風を生成するファンとを収容する温風暖房機本体の前面側に形成された開口部に設けられ、該開口部の一部に形成された温風吹出口から前記ファンにより強制的に吹出される温風の風向を制御するルーバにおいて、
前記開口部に対して水平方向に延びる下片と、前記温風吹出口の両側に位置して前記下片の後縁に連設され、該下片を前記本体に連結する連結片と、前記下片の前縁から起立する折返し部を介して該下片の上面側に折り返され、該折返し部から後縁にかけて下降する方向に傾斜する上片とを備えてなり、
少なくとも前記温風吹出口に対向する位置の前記下片に、該下片の後縁が上昇する方向に所定角度傾斜させた傾斜部を設けたことを特徴とする温風暖房機のルーバ。 - 前記下片に、該下片の後縁から前縁に向って延びる一対の切り込みを少なくとも前記温風吹出口の幅寸法と同じ間隔を存して形成し、
両切り込みの間の下片を、その前縁又は前縁近傍を介して上方に折り曲げて前記傾斜部を形成したことを特徴とする請求項1記載の温風暖房機のルーバ。
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