JP3998678B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に係り、特に、トレンチ構造を有する半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
半導体装置の微細化にともない、DRAM(dynamic random access memory)においても電荷を蓄積するキャパシタの面積が縮小されてきており、十分な容量を確保することが重要な課題になっている。
キャパシタ絶縁膜の薄膜化は、同じ面積のキャパシタで容量を増加させるためには有効であるが、リーク電流が増大するという別の問題がある。高誘電体絶縁膜をキャパシタ絶縁膜として使用すると、同じ膜厚の絶縁膜でリーク電流を増加させずにキャパシタ容量を増加させることができる。そのため、キャパシタ絶縁膜を、現在主に用いられているシリコン酸窒化(SiNO)膜から高誘電体膜、例えば、酸化アルミニウム(Al)膜に変更することが検討されている。
キャパシタ容量を大きくする他の方法として、キャパシタの実効的な表面積を増加させる例が、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1の方法は、スタック型キャパシタ若しくはトレンチ型キャパシタの下部電極として表面凹凸、例えば、半球形状粒(HSG:hemi-spherical grain)の表面、を有するシリコン膜を使用するものである。このような凹凸を有する表面に、高品質の絶縁膜を高被覆率で形成することは、一般に容易ではない。特許文献1の方法は、この問題を克服して被覆率を向上させているが、プロセスが複雑であり、実用化するためにはさらに改善が必要である。また、トレンチ型キャパシタは、トレンチの内壁をキャパシタとして使用するため、HSGシリコン膜を使用するためにはトレンチ直径を大きくすることが必要になり、微細化を進める上では得策ではない。
また他の問題点として、キャパシタ電極として、例えばポリシリコンを使用して、キャパシタ絶縁膜を薄膜化した場合に、電極中に生じる空乏層は、キャパシタ容量を実質的に低下させ、キャパシタ絶縁膜の薄膜化の効果を削減することが明らかになってきている。この電極中の空乏層の形成は、電極として使用するポリシリコン若しくはシリコンの不純物濃度を高くすることによって抑制できる。
現在のトレンチ型DRAMキャパシタでは、シリコン基板に形成する一方の電極(プレート電極)へのドーピングを、例えば、ヒ素ガラス(AsSG:arseno-silicate glass)からの固相拡散若しくはフォスフィン(PH)による気相拡散によって行っている。プレート電極への、例えば、ヒ素(As)のドーピング濃度を高くすると、Asをドーピングしたくないトレンチ上部のシリコン基板中にもオートドーピングによりAsがドープされる。その結果、MOS(metal oxide semiconductor)トランジスタのチャネル領域にまで好ましくないAsがドープされ、サブスレショルド特性を劣化させるという問題が生ずる。
公開特許公報 第特開2001−200363号
本発明は、高誘電体絶縁膜を使用し、キャパシタ電極中の空乏層の形成を抑制したトレンチ型キャパシタを有する半導体記憶装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題は、以下に詳細に説明される本発明に係る半導体装置及びその製造方法によって解決される。
本発明の1態様による半導体記憶装置は、半導体基板中に形成されたトレンチと、前記トレンチ内壁に形成された高誘電体絶縁膜と、前記高誘電体絶縁膜に接する半導体基板中に形成され、導電性を与える不純物を含む第1の電極と、前記トレンチの内部を埋めて形成され、前記第1の電極と同一の不純物を少なくとも同等濃度に含む第2の電極と、前記第1の電極、高誘電体絶縁膜、及び第2の電極とを含み、動作時の空乏化率が0.9以上であるトレンチ型キャパシタとを具備する。
本発明の他の1態様による半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板中にトレンチを形成する工程と、前記トレンチの内壁に高誘電体絶縁膜を形成する工程と、前記高誘電体絶縁膜上にシリコン膜を堆積する工程と、前記シリコン膜中に不純物を導入すると同時に、前記高誘電体絶縁膜を介して前記半導体基板に前記不純物を導入する工程とを具備する。
本発明によって、高誘電体絶縁膜を使用し、キャパシタ電極中の空乏層の形成を抑制したトレンチ型キャパシタを有する半導体記憶装置及びその製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態を、添付した図面を参照して以下に詳細に説明する。図では、対応する部分は、一貫して対応する参照符号で示している。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、トレンチ型DRAMキャパシタにおいて、キャパシタ容量絶縁膜として高誘電体絶縁膜を使用し、トレンチの内側に形成したノード電極中にドープされた高濃度の不純物をこの高誘電体絶縁膜を介して基板側のプレート電極にドープする半導体装置及びその製造方法である。本実施形態では、nチャネルトレンチ型DRAMセルを例に説明するが、これに限定されることはない。
本実施形態のトレンチ型DRAMセル100の一例の断面図を図1に示す。図1には、隣接する2つのメモリセルが示されている。このDRAMセル100は、MOSトランジスタ110とトレンチ型キャパシタ120とを具備する。トレンチ型キャパシタ120は、プレート電極38と、容量絶縁膜28と、ノード電極30とを含む。プレート電極38は、基板に設けられたトレンチの内壁のうち上部を除く部分に形成される。容量絶縁膜28は、プレート電極38上に形成され、高誘電体絶縁膜である。ノード電極30は、容量絶縁膜28に囲まれたトレンチ内部を埋めるように形成され、高濃度のn型不純物、例えば、リン(P)を含む。このノード電極30中のn型不純物を容量絶縁膜28を介して拡散することによって、シリコン基板10に不純物をドープしてプレート電極38を形成する。さらに、MOSトランジスタ110のチャネル領域にノード電極30中の不純物が拡散することを防止するためにカラー酸化膜26を有する。
本実施形態のトレンチ型キャパシタ120を含む半導体装置の製造工程の一例を図2から図8を参照して説明する。
(1)先ず、図2に示したようにシリコン基板10にキャパシタ120を形成するためのトレンチ20を形成し、トレンチ20の上部に、図3に示したカラー酸化膜26を形成する。
すなわち、シリコン基板10の表面全面に第1のシリコン窒化膜(SiN膜)12を堆積し、この第1のSiN膜12にキャパシタ用のトレンチのパターンをリソグラフィ及びエッチング技術により形成する。この第1のSiN膜12をマスクとして異方性ドライエッチング(RIE:reactive ion etching)によりシリコン基板10に所望の深さのトレンチ20を形成する。
さらに、図2に示したように、トレンチ20の内側を含む全面に薄い第1のシリコン膜(Si膜)22を堆積し、さらに第2のSiN膜24を堆積する。トレンチ20の下部にだけレジスト(図示せず)を形成してトレンチ20の上部のSiN膜24を露出させる。露出しているトレンチ20の上部及び基板10の表面に堆積された第2のSiN膜24をエッチング、例えば、ウェットエッチング、等方性ドライエッチングにより、選択的に除去する。そして、トレンチ20内部のレジストを除去する。第2のSiN膜24をマスクとしてLOCOS(local oxidation of silicon)酸化を行い、第1のSi膜22及びシリコン基板10を酸化して、トレンチ20上部及び第1のSiN膜12上にLOCOS酸化膜(カラー酸化膜)26を形成する。その後LOCOS酸化のマスクとして使用した第2のSiN膜24を除去する。このようにしてカラー酸化膜26が、トレンチ20の上部に形成され、図3に示した構造が得られる。
(2)次に、図4に示したように容量絶縁膜として高誘電体絶縁膜28、例えば、酸化アルミニウム膜(Al膜)を形成する。
Al膜を形成する前処理として、第1のSi膜22を除去してトレンチ20下部のシリコン基板10を露出する。そして、トレンチ20内部を洗浄すると同時にごく薄いシリコン酸化膜(SiO膜)(図示せず)を形成する。さらに、アンモニア(NH)雰囲気中で処理することによってこのごく薄いSiO膜を窒化する。その後、トレンチ20の内側を含む全面にAl膜28を、例えば、ALD(atomic layer deposition)により5ナノメートル(nm)の厚さに堆積する。そして、アニールを行って、Al膜28を緻密化する。
キャパシタの容量絶縁膜28として、Al膜の他に、例えば、Al膜に窒素若しくは炭素を添加した膜、Al膜よりもさらに高誘電率の酸化ハフニウム膜(Hf膜)とAl膜との混合膜を使用することができる。
(3)次に、図5に示したように、トレンチ20内部にノード電極30を形成し、このノード電極30中の不純物をシリコン基板10中に拡散させることによりプレート電極38を形成する。
すなわち、トレンチ20を埋めるようにn型不純物、例えば、リン(P)を高濃度にドープしたアモルファスの第2のシリコン膜(a−Si膜)30−1を、例えば、LPCVDで堆積して、ノード電極30を形成する。第2のa−Si膜中のリン濃度は、後で詳しく述べるように、好ましくは5×1019atoms/cm以上であり、さらに好ましくは1×1020atoms/cm以上である。
その後、例えば、1000℃以上でアニールを行って、ノード電極30からリンをAl膜28を透過させてシリコン基板10中に拡散させて、トレンチ20の内壁にプレート電極38を形成する。リンは、原子半径が小さいのでAl膜28の格子間をすり抜けて透過する。このアニールによって、ノード電極30の第2のa−Si膜は、ポリシリコン膜になる。また、このリンを拡散させるアニールは、第2のa−Si膜30の堆積直後でなく、その後の、MOSトランジスタの形成以降の工程のアニールと兼ねて行うこともできる。
(4)次に、図6に示したように、トレンチ20の開口部付近より上の第2のSi膜30を、例えば、等方性ドライエッチングにより除去する。そして、トレンチ20上部に露出したAl膜28を、例えば、熱リン酸により除去する。その後、トレンチ20開口部付近のカラー酸化膜26を、例えば、異方性ドライエッチングにより除去して図6に示した構造が得られる。さらに、リンを高濃度にドープした第3のシリコン膜32を全面に堆積して、図7に示したトレンチ型キャパシタ120を形成できる。
その後、素子分離40、及びゲート絶縁膜42、ゲート電極44、46、側壁絶縁膜48とソース/ドレイン50とを含むMOSトランジスタ110を形成して、図8に示したトレンチ型DRAMセル100を形成できる。
さらに、多層配線等の半導体装置に必要な工程を行って、トレンチ型キャパシタ120を含む半導体装置が完成する。
ノード電極30及びプレート電極38にドープする必要な不純物(ドーパント)濃度について説明する。これらのキャパシタ電極30,38中の不純物濃度が低い場合には、素子の動作においていずれかのキャパシタ電極中に空乏層が形成される。空乏層は、等価的にキャパシタ絶縁膜を厚くしたことになり、キャパシタ容量を実質的に低下させてしまう。キャパシタ電極の空乏化率は、単純に空乏層の厚さだけでなく、ゲート絶縁膜厚にも依存する。
図9は、キャパシタ電極中の不純物濃度(縦軸)とキャパシタの空乏化率(横軸)との関係を示した図である。ここで、空乏化率は、キャパシタの空乏層を含む容量(C)と絶縁膜だけの容量(C0)との比(C/C0)である。キャパシタの容量は、大きいことが好ましいが、DRAM素子の他の設計要素と密接に関係するため一義的には決められない。空乏化率は、1に近い値ほど好ましく、小さくなると容量絶縁膜の薄膜化の効果を削減してしまう。したがって、キャパシタ容量の低下は、10%程度が限界であるため、空乏化率は、0.9以上であることが好ましい。さらに好ましくは、空乏化率は0.95以上である。図9は、キャパシタ絶縁膜の酸化膜換算膜厚EOTをパラメータとして、電極中の不純物濃度と空乏化率との関係を示している。各曲線が右上りになっていることは、電極中の不純物濃度が高いほど空乏層の厚さが薄いことを示している。本発明で対象としている半導体装置の酸化膜換算膜厚EOTは、3.5nmであるので、上から2番目の破線に注目する。図9から、0.9以上の空乏化率を達成するためには、電極中の不純物濃度は、5×1019atoms/cm以上が必要であることが知られる。さらに、空乏化率0.95以上を達成するためには、電極中の不純物濃度は、1×1020atoms/cm以上が必要である。
キャパシタの動作を、例えば、プレート電極を1/2・Vccに固定して、データ“1”の時にはノード電極にVccを印加し、データ“0”ではノード電極に0Vを印加するとすれば、キャパシタにかかる電界は、データの値に依存して反転する。その結果、データ“1”の時にはノード電極側に、データ“0“の時にはプレート電極側に空乏層が形成される可能性がある。すなわち、半導体素子の動作状態によってプレート電極、ノード電極のいずれにも空乏層が形成される可能性がある。したがって、プレート電極とノード電極の両者ともに不純物濃度を5×1019atoms/cm以上とし、しかもほぼ等しい値にすることが好ましい。
このようにして、高誘電体絶縁膜を使用し、キャパシタ電極中の空乏層の形成を抑制したトレンチ型キャパシタを有する半導体記憶装置及びその製造方法を提供することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、トレンチ型キャパシタ220においてトレンチの内部に形成されるノード電極36への不純物のドーピングを気相から行うものである。本実施形態のトレンチ型DRAMセル200の一例を図10に示す。本実施形態では、ノード電極36は、トレンチ内に薄いシリコン膜を形成し、これに気相からのドーピングを行うことを繰り返して形成されるため、図10に示したように、ノード電極36は積層構造になる。このノード電極36へのドーピング時にプレート電極38にも同時に不純物をドープする。
本実施形態の半導体装置200の製造方法を図11から図14を用いて説明する。この製造方法は、上記のようにノード電極36の形成方法が第1の実施形態と異なるだけである。ノード電極36を形成する前までの工程は、第1の実施形態の工程(1)、(2)と同じであり、ノード電極36形成後の工程も、第1の実施形態の工程(4)以降と同じであるため、説明を省略する。
図11は、トレンチ20の上部にカラー酸化膜26を形成し、トレンチ20の内壁に容量絶縁膜として、例えば、Al膜28を形成した図である。このトレンチ20の内部に、図12に示したようにノード電極36を形成すると同時に、トレンチ20の周囲のシリコン基板中にプレート電極38を形成する。
すなわち、トレンチ20内のAl膜28上に不純物をドープしない無添加の第4のシリコン膜(a−Si膜)36−1を、例えば、10〜20nmの厚さに堆積する。次に、高温、例えば、850℃から1000℃のリンを含む雰囲気、例えば、フォスフィン(PH)中で処理して、a−Si膜36−1にリンを拡散させて高濃度にリンをドープしたポリシリコン膜(ノード電極)36を形成する。この拡散時に、リンは、薄いAl膜28を透過してトレンチ20周囲のシリコン基板10中に拡散して、プレート電極38を形成する。このリンの拡散では、リンが継続的に供給されるため、ノード電極36中のリン濃度及びAl膜28と接するプレート電極38の表面リン濃度は、処理温度におけるリンの固溶度で決められる濃度になり、ほぼ等しくなる。また、処理温度を変えることによってリン濃度を制御できる。すなわち、高温の処理ほど、高濃度のリンのドーピングが可能になる。
このa−Si膜36−1の堆積とリンのドーピングは、同じ装置で実施することも、それぞれ別々の装置で実施することも可能である。
また、a−Si膜36−1の堆積とリンのドーピングは、複数回繰り返して行うことができる。このようにして、図13に示したように、層状のポリシリコンからなるノード電極36を形成できる。
その後、第1の実施形態の工程(4)以降を行って、トレンチ型キャパシタ220を完成し、素子分離40及びMOSトランジスタ110を形成する。このようにして、図14に示したようにトレンチ型キャパシタ220を含むトレンチ型DRAMセル200が完成する。
第2の実施形態は、不純物濃度の値を制御しやすい、例えば、ノード電極36とプレート電極38との不純物濃度を高濃度でかつほぼ等しくできる、等の利点を有する。
このようにして、第2の実施形態の高誘電体絶縁膜を使用し、キャパシタ電極中の空乏層の形成を抑制したトレンチ型キャパシタを有する半導体記憶装置を製造することができる。
上記の実施形態では、プレート電極38への不純物のドーピングをノード電極30,36からAl膜28を透過して拡散させる場合について説明したが、その他のドーピング方法、例えば、カラー酸化膜26形成後にシリコン基板10に、例えば、気相からドーピングする方法を併用することも可能である。
以上説明したように本発明により、高誘電体絶縁膜を使用し、キャパシタ電極中の空乏層の形成を抑制したトレンチ型キャパシタを有する半導体記憶装置及びその製造方法を提供することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の精神及び範囲から逸脱しないで、種々の変形を行って実施することができる。それゆえ、本発明は、ここに開示された実施形態に制限することを意図したものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において他の実施形態にも適用でき、広い範囲に適用されるものである。
図1は、本発明の第1の実施形態を説明するためのトレンチ型キャパシタを含むトレンチ型DRAMセルの断面図の一例である。 図2は、本発明の第1の実施形態の製造工程の一例を説明するための工程断面図である。 図3は、図2に続く第1の実施形態の製造工程の一例を説明するための工程断面図である。 図4は、図3に続く第1の実施形態の製造工程の一例を説明するための工程断面図である。 図5は、図4に続く第1の実施形態の製造工程の一例を説明するための工程断面図である。 図6は、図5に続く第1の実施形態の製造工程の一例を説明するための工程断面図である。 図7は、図6に続く第1の実施形態の製造工程の一例を説明するための工程断面図である。 図8は、図7に続く第1の実施形態の製造工程の一例を説明するための工程断面図である。 図9は、ゲート電極中の不純物濃度と空乏化率との関係を示す図である。 図10は、本発明の第2の実施形態を説明するためのトレンチ型キャパシタを含むトレンチ型DRAMセルの断面図の一例である。 図11は、本発明の第2の実施形態の製造工程の一例を説明するための工程断面図である。 図12、図11に続く第2の実施形態の製造工程の一例を説明するための工程断面図である。 図13は、図12に続く第2の実施形態の製造工程の一例を説明するための工程断面図である。 図14は、図13に続く第2の実施形態の製造工程の一例を説明するための工程断面図である。
符号の説明
10…シリコン基板,12…第1のSiN膜,20…トレンチ,22…第1のシリコン膜,24…第2のSiN膜,26…カラー酸化膜,28…容量絶縁膜,30…ノード電極、第2のシリコン膜,32…第3のシリコン膜,36…ノード電極(積層)、第4のシリコン膜,38…プレート電極,40…素子分離,42…ゲート絶縁膜,44,46…ゲート電極,48…側壁絶縁膜,50…ソース/ドレイン,100、200…トレンチ型DRAMセル,110…MOSトランジスタ,120、220…トレンチ型キャパシタ。

Claims (5)

  1. 半導体基板中に形成されたトレンチと、
    前記トレンチ内壁に形成され、前記半導体基板に導電性を与える不純物を拡散させる格子間隔を有する容量絶縁膜と
    前記容量絶縁膜に接する半導体基板中に形成され、前記不純物を含む第1の電極と、
    前記トレンチの内部を埋めて形成され、前記第1の電極と同一の前記不純物を少なくとも同等濃度含み、前記不純物の前記第1の電極への供給源である第2の電極と、
    前記第1の電極、容量絶縁膜、及び第2の電極とを含み、前記第1の電極又は前記第2の電極に空乏層が形成される電圧が印加されたときに前記第1の電極又は前記第2の電極の空乏化率が0.9以上であるトレンチ型キャパシタを具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 半導体基板中にトレンチを形成する工程と、
    前記トレンチの内壁に容量絶縁膜を形成する工程と、
    前記容量絶縁膜上にシリコン膜を堆積する工程と、
    前記シリコン膜中に不純物を導入すると同時に、前記シリコン膜から前記容量絶縁膜を介して前記半導体基板に少なくとも5×10 19 atoms/cm の濃度の前記不純物を導入する工程とを具備することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  3. 前記不純物は、リンであることを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  4. 前記不純物濃度は、少なくとも1×10 20 atoms/cm であることを特徴とする請求項2若しくは3に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  5. 前記容量絶縁膜は、アルミニウム及び酸素を含むことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1に記載の半導体記憶装置の製造方法。
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