JP3998182B2

JP3998182B2 - Carrier plate and window regulator

Info

Publication number: JP3998182B2
Application number: JP2002222871A
Authority: JP
Inventors: 明次木村; 幸夫磯村
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd; Nippon Cable System Inc; Hi Lex Corp; Aisin Corp
Current assignee: Nippon Cable System Inc; Hi Lex Corp; Aisin Corp
Priority date: 2002-07-31
Filing date: 2002-07-31
Publication date: 2007-10-24
Anticipated expiration: 2022-07-31
Also published as: JP2004060372A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はキャリアプレートおよびそれを用いたウインドレギュレータに関する。さらに詳しくは、自動車のドアのケーブル式ウインドレギュレータに用いられるキャリアプレートおよびそれを用いたウインドレギュレータに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の自動車には、図７に示すような、前後にガイドレール１０１、１０１およびキャリアプレート１０２、１０２を備えたウインドレギュレータ１００が採用されている。このウインドレギュレータ１００では、図８ａに示すように、各ガイドレール１０１は一側縁に断面Ｌ字状のリブ１０１ａを有し、キャリアプレート１０２は本体１０３と、その本体の裏面側に設けられるガラス取り付け部１０５とを備えている。図８ｂに示すように、本体１０３にはケーブル係止部１０６が突設され、ガラス取り付け部１０５の上下に、ガラスＧを取り付けるためのガラス取り付け孔１０７が形成されている。
【０００３】
また図７の符号１０９はガイドレール１０１の上端および下端に回転自在に取り付けられるプーリであり、符号１１０はキャリアプレート１０２を上下に駆動する８字状に配索されたケーブルであり、符号１１１はケーブル１１０を案内する導管である。また符号１１２はケーブルのループを循環駆動するケーブル駆動装置である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
図７のような前後にガイドレール１０１、１０１を備えたウインドレギュレータ１００の場合、それぞれのガイドレール１０１は互いに平行になるようにドアのインナーパネル取り付けられる。しかしガイドレール１０１は湾曲ガラスに合わせるために外向きに凸となるように湾曲していることもあって、あらかじめ平行度を検出することが困難である。そのため、ガラスＧを取り付けるときにガラスホルダとキャリアプレート１０２のピッチが合わないことで初めてガイドレール１０１、１０１の平行度が不充分であることに気づく。あるいはガラスを取り付けた後、昇降動作がスムーズでないことで初めて気づくことがある。そのためガイドレールの位置調整が必要となり、ガラスＧの取り付け作業やウインドレギュレータ１００のドアへの組み付け作業がきわめて繁雑である。
【０００５】
他方、ドアに組み付けられたウインドレギュレータのキャリアプレートにガラスを取り付ける場合、あらかじめガラスランが組み付いた状態で行う場合は、ガラスＧの姿勢がガラスランで保持されるので、ガラスＧをキャリアプレートに取り付け易い。しかし一部の車両ではガラスランがない状態でガラスＧを組み付ける場合がある。その場合はガラスＧの姿勢が安定せず、図９に示すようにキャリアプレート１０２がケーブル１１０のテンションによって後方に引かれ、こじれる方向（矢印Ｋ方向）に傾き、そのためガラスの仮置きが困難となり、別途冶具を要したり、余分な工数がかかったりすることがある。
【０００６】
本発明は、前記問題を解消することを目的とするものであり、前後のガイドレールの平行度が不充分であっても、ガラスの取り付け作業が容易で、ガラスの昇降操作にほとんど影響しないキャリアプレートおよびウインドレギュレータを提供することを第１の技術課題としている。さらに本発明は、ガラス締結前のキャリアプレートの姿勢がばらついたり、ガラスラン無し状態でのガラス姿勢にばらつきがあっても、ガラスを容易に取り付けることができるキャリアプレートを提供することを第２の技術課題としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明のキャリアプレート（請求項１）は、ガラスの下端に固定されるガラス取り付け部と、操作用ケーブルが係止されるケーブル係止部と、ガイドレールに沿って摺動するスライダとを有するキャリアプレートであって、前記ガラス取り付け部が、ガラスホルダを固定するための取り付け孔と、その取り付け孔を挟む両側で取り付け孔の上側に、ガラスホルダの幅より広い間隔をあけて配置される一対のガラス仮置き用の突起とを備えていることを特徴としている。このキャリアプレートでは、前記スライダが上下方向に移動するキャリアプレート本体に対し、所定範囲内で横方向に移動自在に取り付けられているものが好ましい（請求項２）。さらに前記スライダに横方向に長い長孔が設けられており、スライダをキャリアプレート本体に取り付けるシャフトが、その長孔に貫通されると共に、スライダの横方向の動きおよび回動を妨げない状態でキャリアプレートに固定されているものが好ましい（請求項３）。
【０００９】
本発明のウインドレギュレータ（請求項４）は、車のドアの前後に配置される一対のガイドレールと、それぞれのガイドレールに上下動自在に取り付けられる前後のキャリアプレートとを有し、前後のキャリアプレートで１枚のガラスを昇降駆動するウインドレギュレータであって、前後のキャリアプレートのうち少なくとも一方のキャリアプレートが前述のいずれかのキャリアプレートであることを特徴としている。
【００１０】
【作用および発明の効果】
本発明のキャリアプレート（請求項１）は、ガラス取り付け部にガラスを仮置きする仮置き用の突起が左右に間隔を開けて設けられているので、キャリアプレートがケーブルのテンションでいずれかの方向に傾いても、左右いずれかの突起にガラスホルダを係止させることができる。そのため特別な冶具を用いなくても、ガラス取り付け作業が容易である。
【００１１】
本発明のキャリアプレートの好ましい態様（請求項２）では、スライダと本体の間で横方向に相対的に動くことができる。ガラスが昇降するとき、ガイドレールのピッチが変化しても、スライダがガイドレールに追従することができる。また、ガラスがガラスランによって案内されて昇降するとき、その軌跡とガイドレールとがずれていても、スライドがガラスに対して横方向に移動することにより、そのずれを吸収する。したがってガラスの昇降動作がスムーズである。そして、スライダと本体とが大きく横にずれている状態でケーブルのテンションでキャリアプレートが傾いても、ガラスを仮置き突起に乗せることができる。そのためガラスの取り付け作業が容易である。
【００１２】
前記スライダに横方向に長い長孔が設けられており、スライダをキャリアプレート本体に取り付けるシャフトが、その長孔に貫通されると共に、スライダの横方向の動きおよび回動を妨げない状態でキャリアプレートに固定されている場合（請求項３）は、シャフトが長孔内を移動できる範囲で、スライドが本体に対して横方向に移動できる。また、シャフトはスライダの横方向の動きを妨げない状態でキャリアプレートに固定されているので、シャフトを本体にしっかり固定しても、スライダの横方向の動きは妨げられない。なおスライダは本体に対して回動することもできるので、シャフトに捻り方向の負荷がかからない。
【００１４】
本発明のウインドレギュレータ（請求項４）は、前述のキャリアプレートを備えているので、ガラスのキャリアプレートへの取り付け作業が容易であり、ウインドレギュレータのドアへの組み付け作業も容易である。
【００１５】
【発明の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本発明のキャリアプレートおよびウインドレギュレータの実施の形態を説明する。図１および図２はそれぞれは本発明のキャリアプレートの一実施形態を示す組み立て前の背面斜視図および組み立て後の正面斜視図、図３ａおよび図３ｂはそれぞれ図１のキャリアプレートの組み立て後の一部断面平面図および正面図、図３ｃは図１のキャリアプレートのスライダの正面図、図４は図１のキャリアプレートを備えたウインドレギュレータの実施形態を示す正面図、図５ａおよび図５ｂはぞれぞれ図１のキャリアプレートにガラスを取り付ける工程を示す側面図および平面図、図６は図４のウインドレギュレータの作用を示す概略正面図である。
【００１６】
図１のキャリアプレート１０は、本体１１と、その本体にシャフト１２によって取り付けられるスライダ１３とを備えている。なお、図１の符号Ｇはガラスであり、ガラスＧの下部には、それぞれナットＮをインサート成型した合成樹脂製のガラスホルダＨが、互いに間隔をあけて２個、固定されている。符号３２はキャリアプレート１０の昇降動作を案内するためのガイドレールである。キャリアプレートの本体１１は、金属板を所定の形状に打ち抜き、曲げ加工を施したベース１４と、そのベースに対してアウトサート成形した合成樹脂製の要素とから構成されている。また図２に示すように、ベース１４の左部分１６の下端および中央部１５の下端は、それぞれ前側に折り曲げて補強を兼ねたガイドレールへの被水よけ１４ａとしている。
【００１７】
ベース１４の中央部１５の背面側には、縦長のブロック状のケーブル係止部１８が形成されており、左部分１６および右部分１７の上端には、それぞれガラスホルダＨを取り付けるためのガラス取り付け部１９、２０が設けられている。ケーブル係止部１８および左右のガラス取り付け部１９、２０は合成樹脂のアウトサート成型により形成したものである。ケーブル係止部１８は、従来公知のものと同じく、ベース１４の中央に上向きおよび下向きの矩形状の切り起こし部を形成し、それによって得られた突起で補強している。また、ベース部１４の両面に合成樹脂を設け、ベース１４に形成した貫通孔に充填される部分で前後の合成樹脂部が一体化され、ベース１４への固着強度を高めている。
【００１８】
図１のようにケーブル係止部１８の背面には下降用のケーブルのニップル（ケーブルエンド）を係止するための係止穴２１が形成され、側面側に開口するケーブル導入溝２２と連通している。また図３ｂに示すように、前面には上昇用のケーブルのニップルが係止される係止穴２３が形成されており、下面にケーブル導入溝２４が形成されている。いずれの係止穴２１、２３も、図３ｂに示すように、ケーブル係止部１８の側面に形成された湾曲して下向きおよび上向きに延びるケーブルガイド溝２５に連通している。
【００１９】
図２に示すように、ケーブル係止部１８の前面側は、ガイドレールへの被水を防ぐ台部分２６と一体化している。台部分２６の下部は、上昇用ケーブルの係止穴２３にニップルを入れるために開けている。
【００２０】
図１に戻って、ベース１４の中央部のケーブル係止部１８に隣接する部位にはスライダ１３を保持するシャフト１２を固着するための孔３０が形成されている。またその孔３０の上部には、長孔３１が形成されている。スライダ１３は、断面Ｃ字状のガイドレール３２の内部に摺動自在に挿入される直方体状の摺動部３３と、その前面側に突出する突出部３４とからなる（図３ａ参照）。突出部３４はガイドレール３２のリップ部３５の隙間から外部に突出してキャリアプレートの本体１１に当接される部分である。その当接面はベース１４に対して横方向に摺動するのに適するように滑り易くしている。スライダ１３の下端には、その前後にわたる長さのゴム製のクッション３６が固定されている。
【００２１】
スライダ１３の中央部には、シャフト１２を通すための横長の長孔３８が貫通している。スライダ１３の背面側には、その長孔３８を囲むように座ぐり部３９が形成されている。なお、図３ｃに示すように、スライダ１３の突出部３４の上部は円弧状にされ、その前面側に前記ベース１４の長孔３１内を摺動する係合突起４０が形成されている。この係合突起４０はシャフト１２と共に、スライダ１３の横方向の移動を許しながらガイドレールに沿う姿勢をある程度保つものである。
【００２２】
前記シャフト１２は、従来のものと実質的に同じであり、ベース１４の孔３０に挿入されてカシメられる細い先端部４１と、スライダ１３の長孔３８と係合する太い中央部４２と、座ぐり部３９に係合する円板状の頭部４３とからなる。なお、ガラスＧの重量はキャリアプレート本体１１を通じてケーブルに支持されるので、このシャフト１２とスライダ１３の間の当接にはそれほど大きい力はかからない。そのため、シャフト１２の中央部４２とスライダ１３の長孔３８とが線接触であっても、負担は少ない。
【００２３】
つぎに図２を参照してガラス取り付け部１９、２０を説明する。左右のガラス取り付け部１９、２０は、ベース１４の上端に沿って延びる仮置き段部５１と、その仮置き段部５１の後端から斜め後方に突出するガイド片５２と、仮置き段部５１の前面側の左右端近辺から前方に突出する仮置き突起５３、５３とを備えている。また左側のベース１４の仮置き突起５３の中央部に相当する位置には、ボルト（図１の符号５４）を通すためのボルト孔５５が形成されている。他方、右側の仮置き突起５３の中央部には、横長の長孔５６が形成されている。この長孔５６は２個のガラスホルダＨのガラスＧへの接着位置のバラツキを吸収するためのものであり、スライダ１３の長孔とシャフト１２のように横方向の移動を許すものではなく、組み立て後は固定されて移動しない。それらの仮置き段部５１やガイド片５２にも、ベース１４を切り起こした突起や貫通孔と一体化したり、合成樹脂でリブを形成することにより、補強するのが好ましい。
【００２４】
前記左右一対の仮置き突起５３は、先端に向かって薄くなる板状を呈しており、縦長の状態で、かつ先端側がいくらか拡がるように設けられている。そのためガラスＧの仮置きの位置が若干ずれていてもボルト孔５５、５６に誘導しやすい。仮置き突起５３の上面は仮置き段部５１の上面と面一になっている。ベース１４の前面はガラスホルダＨが当接する部位であるので、合成樹脂は設けられず、ベース１４が露出している。また、図１に示すように、ベース１４の背面もボルト５４の頭部が当接するので、所定の範囲でベース１４が露出している。
【００２５】
上記のように構成されるキャリアプレート１０は、図１のシャフト１２をスライダ１３の長孔３８に挿入し、細い先端部４１を裏面側からベース１４の孔３０に挿入し、表側に出てきた先端をかしめることにより（図２参照）、組み立てられる。そのとき、シャフト１２の中央部４２の先端の段部がベース１４の表面に当接する。それにより、シャフト１２の頭部４３とベース１４の表面との間隔が固定されるので、スライダ１３はシャフト１２で締め付けられずにキャリアプレート本体１１に取り付けられる。そしてシャフト１２と長孔３８の横方向の寸法には遊びがあり、係合突起４０とベース１４の長孔３１の間にも横方向の遊びがあるので、スライダ１３は横方向に移動自在に本体１１に取り付けられる。
【００２６】
ついで上記のように組み立てられたキャリアプレート１０は、スライダ１３をガイドレール３２に挿入し、ケーブル係止部１８に上昇用ケーブル（図５ａの想像線６２ａ）および下降用ケーブル（図５ａの想像線６２ｂ）のケーブルエンドをそれぞれ挿入し、ケーブルに連結することにより、図４に示すようなウインドレギュレータ６０に組み付けられる。
【００２７】
図４のウインドレギュレータ６０は、キャリアプレート１０の構成およびケーブル駆動部６１の位置を除けば図７のウインドレギュレータ１００とほぼ同じである。すなわち自動車のドアの内面の前後に取り付けられるガイドレール３２と、それぞれのガイドレールに摺動自在に取り付けたキャリアプレート１０、１０と、それらのキャリアプレートを上下に駆動するための８字状に配索されたケーブル６２と、ケーブルの方向転換を行うプーリ６３と、ケーブル６２を摺動自在に案内する導管６４と、８字状字のループの途中に設けられる前述のケーブル駆動部６１とを備えている。ケーブル駆動部６１は従来公知のものであり、モータＭで回転駆動されるドラム６５が回転自在に設けられており、そのドラム６５にケーブルの端部が巻かれ、ケーブルエンドが係止されている。前後のキャリアプレート１０、１０は、いずれもケーブル係止部１８がガイドレール３２の内側に位置するようにされ、そのため両者は勝手違いにされている。
【００２８】
図４のウインドレギュレータ６０は、それぞれのガイドレール３２の上端および下端に溶接などで固定されているブラケット６６を自動車のドアのインナーパネルにネジで取り付けることにより、ドアに組み込まれる。なお、図９から分かるように、ガイドレール３２はリップ部３５の側が凸となるように湾曲しており、その側が自動車の外側を向く。したがって図４は自動車の外側からウインドレギュレータを見た状態で示している。
【００２９】
つぎにドアに取り付けられたウインドレギュレータ６０のキャリアプレート１０にガラスＧを取り付ける手順を説明する。ガラスＧを取り付ける場合は、まず図５ａの想像線Ｈ１のように、ガラスホルダをキャリアプレート１０の仮置き段部５１あるいは仮置き突起５３の上に置く。そのとき、仮置き突起５３が前の方に突出しているので、キャリアプレート１０が図５ｂの想像線のようにケーブルの張力で斜めに傾いても、ガラスホルダＨの下端を仮置き突起５３の上に乗せることができる。すなわちケーブルのテンションでキャリアプレート１０が傾く場合、図５ｂに示すように、ケーブル係止部１８が矢印Ｒ方向に後退する。しかしそのように後退しても、仮置き突起５３はケーブル係止部１８がある左側に配置されているので、ガラスホルダＨを仮置き突起５３の上に引っかけることができる。なお図５ｂでは、ガラスホルダＨにハッチングを施している。
【００３０】
他方、図５ｂの右側の仮置き段部５１は逆に矢印Ｆ方向に前進する。しかしガイド片５２が斜め上方に突出しているので、ガラスホルダＨはそのガイド片５２に沿って下降し、仮置き段部５１に乗せることができる。そのときキャリアプレート１０はケーブルの張力に抗していくらか反時計方向に振れる。そのため、左側の仮置き段部５１にガラスホルダＨを仮置きすることができる。
【００３１】
ついでそれぞれのガラスホルダＨは左右の仮置き突起５３の間に挿入する。その状態でボルト５４をキャリアプレート１０のボルト孔に通してガラスホルダＨのナット（図１の符号Ｎ）に螺合し、締め付けることにより、ガラスＧの取付が完了する。上記のように、このキャリアプレート１０では、左右に分かれた仮置き突起５３が突出しているので、キャリアプレート１０の姿勢に関わらず容易にガラスＧをキャリアプレート１０に取り付けることができる。
【００３２】
キャリアプレート１０へのガラスＧの取り付け作業は、図４の前後両方のキャリアプレート１０について行う。そしてガラスＧが取り付けられた後は、従来のものと同様に、ケーブル駆動部６１のモータＭを回転させ、その内部のドラム６５に一方のケーブルの端部を巻き取り、他方のケーブルの端部を送り出すことにより、８字状のケーブル６２のループを一方向、たとえば矢印Ｕ方向に循環させてガラスＧを上昇させることができる。また、モータＭを逆方向に回転させることにより、ケーブル６２のループを逆方向に循環させてガラスＧを下降させることができる。
【００３３】
前記ガラスＧを前後のキャリアプレート１０へ取り付けるとき、前後のガイドレール３２が平行である場合は、キャリアプレート１０を上下に移動させても、前後のキャリアプレート１０のピッチは変化しない。しかし図６のように、前後のガイドレール間に角度θがあり、そのため下部のピッチＰ１が上部のピッチＰ２より狭い場合は、キャリアプレート間のピッチは高さによってそのピッチは変化する。そして前後のガラスホルダのピッチに合わせるためにキャリアプレート１０を特定の高さに昇降させなければならず、しかもガラス取り付け後は前後のキャリアプレート１０のピッチが固定されるので、昇降動作がスムーズでなく、場合によってはロックする。そのため再度ガイドレール３２の取り付け位置を調整する必要がある。
【００３４】
しかし前記キャリアプレート１０の場合は、図３ｃに示すように、シャフト１２が長孔３８内の遊びの分だけスライダ１３に対して左右に移動する。そのため、キャリアプレート１０がどの高さにある場合でも、本体をスライダに対して横方向にずらせることができ、それにより前後のキャリアプレートの本体同士のピッチＸを一定にすることができる。したがってガラスの取り付け作業が容易である。また、ガラスを取り付けた後、キャリアプレート１０が下降したときはスライダ１３同士のピッチ（Ｐ１）が狭くなり、上昇したときはピッチ（Ｐ２）が拡がるが、キャリアプレート１０の本体１１同士のピッチＸは変化しない。そのためガラスの昇降操作はスムーズである。
【００３５】
なお、図３ｃのようなシャフト１２とスライダ１３との間で左右に移動自在にする構成に代えて、たとえばガラスＧとキャリアプレート本体１１との間、さらにはシャフトとベース１４との間で左右に移動自在にすることも可能である。しかし元々シャフト１２をスライダ１３の貫通孔に挿通してベース１４にカシメる構成を採用しているため、シャフト１２とスライダ１３との間でシフトさせる方法がもっとも簡単かつ低コストな方法である。
【００３６】
図１、図２のキャリアプレート１０では、シャフト１２の断面形状は円形であるが、矩形あるいは上下が平坦な小判型などであってもよい。前記のキャリアプレートでは、２個のガラスの取り付け孔５５、５６を横方向に配列しているが、図８ｂのキャリアプレートの場合のように、上下に配列してもよい。前記の実施形態では自動車の側方のドアの場合を示しているが、バックドアのウインドレギュレータに用いることもできる。その場合は一対のガイドレールは自動車の左右方向に配列されることになる。また前記のウインドレギュレータは２本のガイドレールおよび２個のキャリアプレートを備えているが、１本のガイドレールおよび１個のキャリアプレートを有するウインドレギュレータに対しても適用することができる。その場合は、キャリアプレートの横移動により、ガラスランなどとガイドレールの平行度の誤差を吸収できる効果がある。また、仮置き突起による効果は２本の場合と実質的に同じである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のキャリアプレートの一実施形態を示す組み立て前の背面斜視図である。
【図２】本発明のキャリアプレートの一実施形態を示す組み立て後の正面斜視図である。
【図３】図３ａおよび図３ｂはそれぞれ図１のキャリアプレートの組み立て後の一部断面平面図および正面図、図３ｃは図１のキャリアプレートのスライダの正面図である。
【図４】図１のキャリアプレートを備えたウインドレギュレータの実施形態を示す正面図である。
【図５】図５ａおよび図５ｂはそれぞれ図１のキャリアプレートにガラスを取り付ける方法を示す側面図および平面図である。
【図６】図４のウインドレギュレータの作用を示す概略正面図である。
【図７】従来のウインドレギュレータの一例を示す正面図である。
【図８】図８ａおよび図８ｂはそれぞれ従来のキャリアプレートの一例を示す平面図および背面図である。
【図９】従来のキャリアプレートのケーブルのテンションによる傾きを示す概略斜視図である。
【符号の説明】
１０キャリアプレート
１１本体
１２シャフト
１３スライダ
Ｇガラス
Ｈガラスホルダ
Ｎナット
３２ガイドレール
１４ベース
１４ａ被水よけ
１５中央部
１６左部分
１７右部分
１８ケーブル係止部
１９、２０ガラス取り付け部
２１、２３係止穴
２２、２４ケーブル導入溝
２５ケーブルガイド溝
２６台部分
３０孔
３１長孔
３３摺動部
３４突起部
３５リップ部
３６クッション
３８長孔
３９座ぐり部
４０係合突起
４１先端部
４２中央部
４３頭部
５１仮置き段部
５２ガイド片
５３仮置き突起
５４ボルト
５５ボルト孔
５６長孔
６０ウインドレギュレータ
６１ケーブル駆動部
６２ケーブル
６３プーリ
６４導管
Ｍモータ
６５ドラム
６６ブラケット
Ｕ、Ｄ循環方向
Ｐ１、Ｐ２ガイドレールのピッチ
Ｘキャリアプレートのピッチ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a carrier plate and a window regulator using the same. More specifically, the present invention relates to a carrier plate used for a cable type window regulator of an automobile door and a window regulator using the carrier plate.
[0002]
[Prior art]
A conventional automobile employs a window regulator 100 having guide rails 101 and 101 and carrier plates 102 and 102 on the front and rear as shown in FIG. In this window regulator 100, as shown in FIG. 8 a, each guide rail 101 has a rib 101 a having an L-shaped cross section at one side edge, and a carrier plate 102 is a glass provided on a main body 103 and a back surface side of the main body. And an attachment portion 105. As shown in FIG. 8 b, a cable locking portion 106 is projected from the main body 103, and glass attachment holes 107 for attaching the glass G are formed above and below the glass attachment portion 105.
[0003]
In addition, reference numeral 109 in FIG. 7 denotes a pulley that is rotatably attached to the upper and lower ends of the guide rail 101, reference numeral 110 denotes an 8-wire cable that drives the carrier plate 102 up and down, and reference numeral 111 denotes A conduit for guiding the cable 110. Reference numeral 112 denotes a cable driving device for circulatingly driving the cable loop.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the case of the window regulator 100 having the guide rails 101, 101 in the front and rear as shown in FIG. 7, the inner rail panels are attached so that the guide rails 101 are parallel to each other. However, since the guide rail 101 is curved so as to protrude outward in order to match the curved glass, it is difficult to detect the parallelism in advance. For this reason, when the glass G is attached, the guide rails 101 and 101 are not sufficiently parallel when the pitch between the glass holder and the carrier plate 102 does not match. Or after attaching glass, it may be noticed for the first time because the raising / lowering operation is not smooth. Therefore, it is necessary to adjust the position of the guide rail, and the work of attaching the glass G and the work of assembling the window regulator 100 to the door are extremely complicated.
[0005]
On the other hand, when the glass is attached to the carrier plate of the window regulator assembled to the door, when the glass run is assembled in advance, the glass G is held in the glass run so that the glass G is attached to the carrier plate. Easy to install. However, in some vehicles, the glass G may be assembled without a glass run. In that case, the posture of the glass G is not stable, and the carrier plate 102 is pulled backward by the tension of the cable 110 as shown in FIG. 9 and tilted in the direction to be twisted (arrow K direction). In some cases, additional jigs are required or extra man-hours are required.
[0006]
The object of the present invention is to solve the above-mentioned problem, and even if the parallelism of the front and rear guide rails is insufficient, the glass can be easily attached and hardly affects the glass lifting operation. Providing a plate and a window regulator is a first technical problem. Furthermore, the present invention provides a carrier plate capable of easily attaching glass even if the posture of the carrier plate before glass fastening varies or the glass posture varies in the absence of a glass run. It is a technical issue.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The carrier plate of the present invention (Claim 1) has a glass mounting portion fixed to the lower end of the glass, a cable locking portion for locking the operation cable, and a slider that slides along the guide rail. A pair of carrier plates, in which the glass attachment portion is disposed at a space wider than the width of the glass holder on the upper side of the attachment hole on both sides of the attachment hole for fixing the glass holder. And a projection for temporarily placing the glass . In this carrier plate, it is preferable that the slider is attached so as to be movable in the lateral direction within a predetermined range with respect to the carrier plate main body which moves in the vertical direction. Further, the slider is provided with a long slot in the lateral direction , and a shaft for attaching the slider to the carrier plate main body is penetrated through the slot, and the carrier does not interfere with the horizontal movement and rotation of the slider. Those fixed to the plate are preferred (Claim 3 ) .
[0009]
A window regulator according to the present invention (Claim 4 ) has a pair of guide rails arranged at the front and rear of a vehicle door, and front and rear carrier plates attached to the respective guide rails so as to be movable up and down. A window regulator that moves up and down one glass with a plate, wherein at least one of the front and rear carrier plates is any one of the carrier plates described above.
[0010]
[Operation and effect of the invention]
The carrier plate of the present invention (Claim 1) has provisional projections for temporarily placing the glass on the glass mounting portion with a space left and right. Even if tilted, the glass holder can be locked to either the left or right projection. Therefore, it is easy to attach the glass without using a special jig.
[0011]
In a preferred embodiment of the carrier plate of the present invention (Claim 2), the carrier plate can move relatively in the lateral direction between the slider and the main body. When the glass moves up and down, the slider can follow the guide rail even if the pitch of the guide rail changes. Further, when the glass is guided up and down by the glass run, even if the trajectory and the guide rail are displaced, the displacement is absorbed by the movement of the slide in the lateral direction with respect to the glass. Therefore, the raising and lowering operation of the glass is smooth. Even when the carrier plate is tilted by the tension of the cable while the slider and the main body are largely displaced laterally, the glass can be placed on the temporary placement protrusion. Therefore, it is easy to attach the glass.
[0012]
The slider is provided with a long slot in the lateral direction, and the shaft for attaching the slider to the carrier plate main body is penetrated through the slot and the carrier plate in a state that does not prevent the slider from moving and rotating in the lateral direction. If it is fixed (claim 3), the range capable of moving the shaft long hole, the slide can move laterally with respect to the main body. Further, since the shaft is fixed to the carrier plate in a state that does not hinder the horizontal movement of the slider, even if the shaft is firmly fixed to the main body, the horizontal movement of the slider is not hindered. Since the slider can also be rotated with respect to the main body, no load in the twisting direction is applied to the shaft.
[0014]
Since the window regulator of the present invention (Claim 4 ) includes the above-described carrier plate, it is easy to attach the glass regulator to the carrier plate, and it is easy to assemble the window regulator to the door.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the carrier plate and the window regulator of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 and 2 are respectively a rear perspective view before assembly and a front perspective view after assembly showing one embodiment of the carrier plate of the present invention, and FIGS. 3a and 3b are one after assembly of the carrier plate of FIG. FIG. 3c is a front view of the slider of the carrier plate of FIG. 1, FIG. 4 is a front view showing an embodiment of the window regulator having the carrier plate of FIG. 1, and FIGS. FIG. 6 is a schematic front view showing the operation of the window regulator in FIG. 4, and FIG. 6 is a side view and a plan view showing the process of attaching the glass to the carrier plate in FIG.
[0016]
The carrier plate 10 of FIG. 1 includes a main body 11 and a slider 13 attached to the main body by a shaft 12. In addition, the code | symbol G of FIG. 1 is glass, and the two glass holders H made of the synthetic resin which insert-molded the nut N to the lower part of the glass G, respectively are fixed at intervals. Reference numeral 32 denotes a guide rail for guiding the lifting and lowering operation of the carrier plate 10. The main body 11 of the carrier plate is composed of a base 14 obtained by punching a metal plate into a predetermined shape and bending it, and an element made of a synthetic resin that is outsert-molded with respect to the base 14. As shown in FIG. 2, the lower end of the left portion 16 of the base 14 and the lower end of the central portion 15 are respectively water-proof 14a to the guide rail that is bent forward and serves as reinforcement.
[0017]
On the back side of the central portion 15 of the base 14, a vertically long block-shaped cable locking portion 18 is formed, and glass attachments for attaching the glass holder H to the upper ends of the left portion 16 and the right portion 17, respectively. Portions 19 and 20 are provided. The cable locking portion 18 and the left and right glass attachment portions 19 and 20 are formed by outsert molding of synthetic resin. The cable locking portion 18 is formed with an upward and downward rectangular cut-and-raised portion at the center of the base 14 and is reinforced with a projection obtained by the same as in the conventionally known one. Further, a synthetic resin is provided on both surfaces of the base portion 14, and the front and rear synthetic resin portions are integrated at the portion filled in the through-hole formed in the base 14, thereby increasing the fixing strength to the base 14.
[0018]
As shown in FIG. 1, a locking hole 21 for locking a nipple (cable end) of a lowering cable is formed on the back surface of the cable locking portion 18 and communicates with a cable introduction groove 22 opened to the side surface side. ing. As shown in FIG. 3b, a locking hole 23 for locking the nipple of the ascending cable is formed on the front surface, and a cable introduction groove 24 is formed on the lower surface. As shown in FIG. 3 b, each of the locking holes 21, 23 communicates with a cable guide groove 25 that is formed on the side surface of the cable locking portion 18 and extends downward and upward.
[0019]
As shown in FIG. 2, the front surface side of the cable locking portion 18 is integrated with a base portion 26 that prevents the guide rail from being exposed to water. The lower part of the base part 26 is opened to insert a nipple into the locking hole 23 of the lifting cable.
[0020]
Returning to FIG. 1, a hole 30 for fixing the shaft 12 holding the slider 13 is formed in a portion adjacent to the cable locking portion 18 in the central portion of the base 14. A long hole 31 is formed in the upper portion of the hole 30. The slider 13 includes a rectangular parallelepiped sliding portion 33 that is slidably inserted into a guide rail 32 having a C-shaped cross section, and a protruding portion 34 that protrudes to the front side (see FIG. 3A). The protruding portion 34 is a portion that protrudes outward from the gap of the lip portion 35 of the guide rail 32 and comes into contact with the main body 11 of the carrier plate. The abutment surface is made slippery so as to be suitable for sliding laterally with respect to the base 14. At the lower end of the slider 13, a rubber cushion 36 having a length extending in the front-rear direction is fixed.
[0021]
A laterally long hole 38 for passing the shaft 12 passes through the center of the slider 13. A counterbore portion 39 is formed on the back side of the slider 13 so as to surround the long hole 38. As shown in FIG. 3c, the upper portion of the projecting portion 34 of the slider 13 is formed in an arc shape, and an engaging projection 40 that slides in the long hole 31 of the base 14 is formed on the front side thereof. The engaging protrusion 40, together with the shaft 12, maintains a certain degree of posture along the guide rail while allowing the slider 13 to move in the lateral direction.
[0022]
The shaft 12 is substantially the same as the conventional one, and a thin tip portion 41 that is inserted into the hole 30 of the base 14 and caulked, a thick central portion 42 that engages with the long hole 38 of the slider 13, and a seat. It consists of a disc-shaped head 43 that engages with the counterbore 39. Since the weight of the glass G is supported by the cable through the carrier plate main body 11, a large force is not applied to the contact between the shaft 12 and the slider 13. Therefore, even if the central portion 42 of the shaft 12 and the long hole 38 of the slider 13 are in line contact, the burden is small.
[0023]
Next, the glass attachment portions 19 and 20 will be described with reference to FIG. The left and right glass attachment portions 19, 20 are a temporary placement step portion 51 that extends along the upper end of the base 14, a guide piece 52 that protrudes obliquely rearward from the rear end of the temporary placement step portion 51, and a temporary placement step portion 51. Temporary placement projections 53, 53 projecting forward from the vicinity of the left and right ends of the front side of the front. A bolt hole 55 for passing a bolt (reference numeral 54 in FIG. 1) is formed at a position corresponding to the central portion of the temporary placement protrusion 53 of the left base 14. On the other hand, a horizontally long slot 56 is formed at the center of the right temporary projection 53. The long hole 56 is for absorbing the variation in the bonding position of the two glass holders H to the glass G, and does not allow lateral movement like the long hole of the slider 13 and the shaft 12. After assembly, it is fixed and does not move. The temporary placement step 51 and the guide piece 52 are also preferably reinforced by being integrated with the protrusions and through-holes obtained by cutting and raising the base 14 or by forming ribs with synthetic resin.
[0024]
The pair of left and right temporary placement protrusions 53 has a plate shape that becomes thinner toward the tip, and is provided in a vertically long state so that the tip side is somewhat expanded. Therefore, even if the temporary placement position of the glass G is slightly shifted, it is easy to guide to the bolt holes 55 and 56. The upper surface of the temporary placement protrusion 53 is flush with the upper surface of the temporary placement step portion 51. Since the front surface of the base 14 is a portion with which the glass holder H comes into contact, the synthetic resin is not provided and the base 14 is exposed. Further, as shown in FIG. 1, since the head of the bolt 54 also contacts the back surface of the base 14, the base 14 is exposed within a predetermined range.
[0025]
The carrier plate 10 configured as described above is inserted into the long hole 38 of the slider 13 in the shaft 12 of FIG. 1, and the thin tip portion 41 is inserted into the hole 30 of the base 14 from the back side, and comes out to the front side. It is assembled by caulking the tip (see FIG. 2). At that time, the stepped portion at the tip of the central portion 42 of the shaft 12 contacts the surface of the base 14. Thereby, since the distance between the surface of the head 43 of the shaft 1 2 and the base 14 is fixed, the slider 13 is attached to the carrier plate main body 11 without being clamped in the shaft 12. Further, there is play in the horizontal dimension of the shaft 12 and the long hole 38, and there is also play in the horizontal direction between the engagement protrusion 40 and the long hole 31 of the base 14, so that the slider 13 is movable in the horizontal direction. It is attached to the main body 11.
[0026]
Next, the carrier plate 10 assembled as described above has the slider 13 inserted into the guide rail 32, and a cable for raising (imaginary line 62a in FIG. 5a) and a cable for lowering (imaginary line in FIG. Each of the cable ends 62b) is inserted and connected to the cable to be assembled into a window regulator 60 as shown in FIG.
[0027]
The window regulator 60 of FIG. 4 is substantially the same as the window regulator 100 of FIG. 7 except for the configuration of the carrier plate 10 and the position of the cable driving unit 61. That is, guide rails 32 that are attached to the front and back of the inner surface of the automobile door, carrier plates 10 and 10 that are slidably attached to the respective guide rails, and an eight-letter shape for driving the carrier plates up and down. A cable 62 that has been routed, a pulley 63 that changes the direction of the cable, a conduit 64 that slidably guides the cable 62, and the cable drive unit 61 that is provided in the middle of the eight-shaped loop. ing. The cable driving unit 61 is a conventionally known one, and a drum 65 that is rotationally driven by a motor M is rotatably provided. The end of the cable is wound around the drum 65 and the cable end is locked. . In both the front and rear carrier plates 10 and 10, the cable locking portion 18 is positioned inside the guide rail 32, and therefore both are made differently.
[0028]
The window regulator 60 of FIG. 4 is incorporated in a door by attaching a bracket 66 fixed to the upper and lower ends of each guide rail 32 by welding or the like to the inner panel of the door of the automobile. As can be seen from FIG. 9, the guide rail 32 is curved so that the side of the lip portion 35 is convex, and that side faces the outside of the automobile. Accordingly, FIG. 4 shows the window regulator as viewed from the outside of the automobile.
[0029]
Next, a procedure for attaching the glass G to the carrier plate 10 of the window regulator 60 attached to the door will be described. When the glass G is attached, the glass holder is first placed on the temporary placement step 51 or the temporary placement protrusion 53 of the carrier plate 10 as indicated by an imaginary line H1 in FIG. At that time, since the temporary placement protrusion 53 protrudes forward, even if the carrier plate 10 is inclined obliquely by the cable tension as indicated by the imaginary line in FIG. Can be placed on top. That is, when the carrier plate 10 is tilted by the tension of the cable, the cable locking portion 18 is retracted in the direction of the arrow R as shown in FIG. However, even if it retracts in such a manner, the glass holder H can be hooked on the temporary placement protrusion 53 because the temporary placement protrusion 53 is disposed on the left side where the cable locking portion 18 is located. In FIG. 5b, the glass holder H is hatched.
[0030]
On the other hand, the temporary placement step 51 on the right side of FIG. However, since the guide piece 52 protrudes obliquely upward, the glass holder H can be lowered along the guide piece 52 and placed on the temporary placement step portion 51. At that time, the carrier plate 10 is swung counterclockwise somewhat against the tension of the cable. Therefore, the glass holder H can be temporarily placed on the temporary placement step 51 on the left side.
[0031]
Next, each glass holder H is inserted between the left and right temporary placement protrusions 53. In this state, the bolts 54 are passed through the bolt holes of the carrier plate 10, screwed into the nuts (N in FIG. 1) of the glass holder H, and tightened to complete the attachment of the glass G. As described above, in the carrier plate 10, the temporary placement protrusions 53 that are divided on the left and right sides protrude, so that the glass G can be easily attached to the carrier plate 10 regardless of the posture of the carrier plate 10.
[0032]
The operation of attaching the glass G to the carrier plate 10 is performed on both the front and rear carrier plates 10 in FIG. After the glass G is attached, the motor M of the cable driving unit 61 is rotated like the conventional one, the end of one cable is wound around the drum 65 inside, and the end of the other cable is wound. The glass G can be raised by circulating the loop of the 8-shaped cable 62 in one direction, for example, in the direction of the arrow U. Further, by rotating the motor M in the reverse direction, the glass G can be lowered by circulating the loop of the cable 62 in the reverse direction.
[0033]
When the front and rear guide rails 32 are parallel when the glass G is attached to the front and rear carrier plates 10, the pitch of the front and rear carrier plates 10 does not change even if the carrier plate 10 is moved up and down. However, as shown in FIG. 6, when there is an angle θ between the front and rear guide rails, when the lower pitch P1 is narrower than the upper pitch P2, the pitch between the carrier plates changes depending on the height. In order to match the pitch of the front and rear glass holders, the carrier plate 10 must be raised and lowered to a specific height, and after the glass is attached, the pitch of the front and rear carrier plates 10 is fixed. There is no lock in some cases. Therefore, it is necessary to adjust the mounting position of the guide rail 32 again.
[0034]
However, in the case of the carrier plate 10, as shown in FIG. 3 c, the shaft 12 moves to the left and right with respect to the slider 13 by the amount of play in the long hole 38. Therefore, regardless of the height of the carrier plate 10, the main body can be shifted laterally with respect to the slider, whereby the pitch X between the main bodies of the front and rear carrier plates can be made constant. Accordingly, the glass can be easily attached. Further, after the glass is attached, the pitch (P1) between the sliders 13 is narrowed when the carrier plate 10 is lowered, and the pitch (P2) is widened when the carrier plate 10 is raised, but the pitch X between the main bodies 11 of the carrier plate 10 is increased. Does not change. Therefore, the raising and lowering operation of the glass is smooth.
[0035]
In place of the configuration in which the shaft 12 and the slider 13 can be moved to the left and right as shown in FIG. 3c, for example, between the glass G and the carrier plate main body 11, and between the shaft and the base 14, left and right. It is also possible to make it freely movable. However, since the shaft 12 is originally inserted into the through hole of the slider 13 and caulked to the base 14, the method of shifting between the shaft 12 and the slider 13 is the simplest and low cost method.
[0036]
In the carrier plate 10 of FIGS. 1 and 2, the shaft 12 has a circular cross-sectional shape, but may be a rectangular shape or an oval shape having a flat top and bottom. In the carrier plate, the two glass mounting holes 55 and 56 are arranged in the horizontal direction. However, as in the case of the carrier plate in FIG. Although the case of the side door of the automobile is shown in the above embodiment, it can also be used as a window regulator for a back door. In that case, the pair of guide rails are arranged in the left-right direction of the automobile. The window regulator includes two guide rails and two carrier plates. However, the window regulator can also be applied to a window regulator having one guide rail and one carrier plate. In this case, the lateral movement of the carrier plate has an effect of absorbing an error in the parallelism between the glass run and the guide rail. Moreover, the effect by temporary placement protrusion is substantially the same as the case of two.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a rear perspective view showing an embodiment of a carrier plate according to the present invention before assembly.
FIG. 2 is a front perspective view after assembly showing an embodiment of the carrier plate of the present invention.
3a and 3b are respectively a partially sectional plan view and a front view after assembly of the carrier plate of FIG. 1, and FIG. 3c is a front view of a slider of the carrier plate of FIG.
4 is a front view showing an embodiment of a window regulator including the carrier plate of FIG. 1. FIG.
FIGS. 5a and 5b are a side view and a plan view, respectively, showing a method of attaching glass to the carrier plate of FIG.
6 is a schematic front view showing the operation of the window regulator of FIG. 4. FIG.
FIG. 7 is a front view showing an example of a conventional window regulator.
FIGS. 8a and 8b are a plan view and a rear view, respectively, showing an example of a conventional carrier plate.
FIG. 9 is a schematic perspective view showing a tilt of a conventional carrier plate due to cable tension.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Carrier plate 11 Main body 12 Shaft 13 Slider G Glass H Glass holder N Nut 32 Guide rail 14 Base 14a Moisture protection 15 Center part 16 Left part 17 Right part 18 Cable latching parts 19, 20 Glass attachment parts 21, 23 Stop hole 22, 24 Cable introduction groove 25 Cable guide groove 26 Base part 30 Hole 31 Long hole 33 Sliding part 34 Projection part 35 Lip part 36 Cushion 38 Long hole 39 Counterbore part 40 Engagement protrusion 41 Tip part 42 Central part 43 Head 51 Temporary placing step 52 Guide piece 53 Temporary placing projection 54 Bolt 55 Bolt hole 56 Long hole 60 Window regulator 61 Cable drive portion 62 Cable 63 Pulley 64 Pipe M Motor 65 Drum 66 Bracket U, D Circulation directions P1, P2 Guide Rail pitch X Carrier plate pitch

Claims

A carrier plate having a glass mounting portion fixed to the lower end of the glass, a cable locking portion for locking the operation cable, and a slider that slides along the guide rail,
The glass mounting part is for a pair of glass temporary placements arranged at an upper side of the mounting hole on both sides of the mounting hole for fixing the glass holder, and at a wider interval than the width of the glass holder. Wind regulator carrier plate with protrusions.

The carrier plate of the window regulator according to claim 1, wherein the slider is attached to a carrier plate main body that moves in the vertical direction so as to be movable in the horizontal direction within a predetermined range.

The slider is provided with a long slot in the lateral direction, and the shaft for attaching the slider to the carrier plate main body is penetrated through the slot and the carrier plate in a state that does not prevent the slider from moving and rotating in the lateral direction. The carrier plate according to claim 2, which is fixed to the carrier plate.

A window regulator having a pair of guide rails arranged on a door of a car and a carrier plate attached to each guide rail so as to freely move up and down, and driving up and down one glass with the pair of carrier plates, window regulator is at least one of the carrier plate according to claim 1, 2 or a carrier plate according to any of the three of the carrier plate.