JP3998065B2 - 哺乳瓶洗浄消毒装置 - Google Patents

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本発明は、多数の哺乳瓶を一度に洗浄し消毒できる哺乳瓶洗浄消毒装置に関する。
来、哺乳瓶の洗浄と消毒を自動化することは望まれているが、哺乳瓶を水洗いし、その哺乳瓶を消毒液に浸し、更に消毒液から哺乳瓶を引き上げた後、哺乳瓶に付着した消毒液を滴下させるまでの一連の作業は、殆ど人手に依るのが現状である。哺乳瓶の洗浄又は消毒に係る装置は、下記の特許文献に開示されている。
特開平10−309547号公報 特開2001−178799号公報
しかしながら、上記の一連の作業は、哺乳瓶を水洗いする場所から消毒液を溜めた消毒槽まで搬送する作業を伴うことに加え、哺乳瓶を消毒液に浸す際に、哺乳瓶の内側に気泡が入り込まないように、注意を払いながら哺乳瓶を消毒槽に没入する手作業が不可欠である。従って、哺乳瓶の洗浄と消毒を総括して自動化できるような装置は大掛かりで高価になることは必至である。このような装置を導入することで哺乳瓶の洗浄と消毒に要する人件費を節減できても、大きな費用効果を期待することはできない。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、簡単な構造により哺乳瓶の迅速な洗浄と確実な消毒を実現する哺乳瓶洗浄消毒装置を、低コストで提供することにある。
本発明に係る哺乳瓶洗浄消毒装置は、口部が開放された複数の哺乳瓶を、それぞれの前記口部を下方へ向けて保持する保持器と、水平方向に隔たる一端及び他端が画定された空間を内部に有し、前記保持器を導入する導入口、及び該導入口を開閉する蓋体を、前記一端寄りに設けたハウジングと、前記保持器に保持されて前記ハウジングの内部へ導入される前記複数の哺乳瓶を、洗浄する洗浄手段と、前記ハウジングの内部へ導入される前記保持器を、該保持器の真下を横切る水平軸周りに旋回させることにより、前記保持器に保持される前記複数の哺乳瓶を、それぞれの前記口部が下方へ向く水切姿勢、又はそれぞれの前記口部が上方へ向く漬液姿勢に反転させる昇降手段と、前記ハウジングの内部に収納され、前記水平軸周りに旋回する前記保持器と共に前記複数の哺乳瓶を没入可能な開口部を、上面に有する消毒槽と、前記消毒槽を、前記ハウジングの内部の一端と他端の間で往復動させる移動手段と、前記ハウジングの内部を前記一端と他端の間で仕切り、前記消毒槽の往復動を許容する可動垂体とを備え、前記移動手段が、前記消毒槽を前記ハウジングの他端で待機させた状態で、前記洗浄手段が、前記保持器に保持される前記水切姿勢の複数の哺乳瓶を洗浄し、前記移動手段が、前記消毒槽を前記ハウジングの一端へ往動させた状態で、前記昇降手段が、前記保持器に保持される前記複数の哺乳瓶を漬液姿勢に反転させながら、該保持器と共に前記哺乳瓶を前記消毒槽に没入し、前記昇降手段が、前記消毒槽に前記保持器と共に没入した前記複数の哺乳瓶を水切姿勢に復帰させた状態で、前記移動手段が、前記消毒槽を前記ハウジングの他端へ復動させることを特徴とする。
本発明に係る哺乳瓶洗浄消毒装置は、前記洗浄手段が、前記保持器に保持される複数の哺乳瓶に水を噴射する噴水ノズルと、前記複数の哺乳瓶に下方から洗剤を噴射する洗剤ノズルとを備えることを特徴とする。
本発明に係る哺乳瓶洗浄消毒装置は、前記消毒槽が、次亜塩素酸ナトリウムを含有する消毒液を貯留することを特徴とする。
本発明に係る哺乳瓶洗浄消毒装置によれば、複数の哺乳瓶を保持器で保持し、この保持器と共にハウジングの内部に導入した複数の哺乳瓶を、洗浄手段によって洗浄し、更に、哺乳瓶を、昇降手段が保持器と共にハウジング内に収納される消毒槽に没入させて消毒し、哺乳瓶を消毒槽から引き出すことにより、哺乳瓶に付着した消毒液を滴下させることができる。
従って、当該哺乳瓶洗浄消毒装置は、最小限の構成要素である保持器、ハウジング、洗浄手段、消毒槽、及び昇降手段を備えるだけの極めて簡単な構造により、哺乳瓶の洗浄を開始して哺乳瓶から消毒液を滴下させるまでの総ての工程の自動化を、低コストにて実現することができる。
更に、本発明に係る哺乳瓶洗浄消毒装置によれば、消毒槽をハウジングの内部の他端で待機させた状態で、洗浄手段が、保持器に水切姿勢で保持される複数の哺乳瓶を洗浄するので、哺乳瓶と消毒槽を適当に乖離させ、哺乳瓶の洗浄に伴って水や洗剤が飛散しても、これらの消毒槽への到達を抑えられる。しかも、ハウジングの内部の一端と他端の間を可動垂体で仕切ることにより、哺乳瓶の洗浄に伴い飛散する水や洗剤を確実に遮断し、消毒槽を清浄に保つことができる。
また、可動垂体は消毒槽の往復動を許容するので、移動手段は、消毒槽をハウジングの内部の一端と他端の間で自由に移動させられる。しかも、移動手段が消毒槽をハウジングの内部の一端へ往動させた状態で、昇降手段が、保持器を哺乳瓶のそれぞれの口部が上方へ向く漬液姿勢となるよう反転すると、この保持器と共に哺乳瓶が消毒槽に没入するので、口部が上方へ向いた哺乳瓶の内側には、空気が残留することが無く、哺乳瓶の表面の総てを直接に消毒槽内に貯留した消毒液に触れさせ、哺乳瓶の全体を偏りなく且つ確実に消毒することができる。
しかも、保持器がこの真下を横切る水平軸周りに旋回する過程で、哺乳瓶はそれぞれの口部が下方へ向く水切姿勢から、それぞれの口部が上方へ向く漬液姿勢に徐々に反転しながら、全体として消毒槽へ向かって下降する。この過程で、哺乳瓶の内側への消毒液の流入と同時に、哺乳瓶の内側から空気が排出されながら、哺乳瓶を消毒液に沈められるので、恰も作業者が個々の哺乳瓶をその内側に気泡が入らないよう注意を払いながら消毒液に浸す手作業と同様に、消毒液に沈めた哺乳瓶の内側に僅かの空気も残留させることなく、消毒液の殺菌力を最大限に発揮させることができる。
また、昇降手段が、哺乳瓶を消毒槽から引き揚げる過程で、上記の通り消毒槽に没入した保持器を漬液姿勢から水切姿勢に復帰し、哺乳瓶に付着した消毒槽内の消毒液を滴下させられる。この状態で、移動手段が消毒槽をハウジングの他端へ復動させるので、哺乳瓶から滴下する消毒液が消毒槽に戻ることがなく、消毒槽に貯留する消毒液を清浄に保つことができる。しかも、水切姿勢をとる哺乳瓶は、口部が下方へ向くので、哺乳瓶の内部に過剰の消毒液が残留することがない。
更に、本発明に係る哺乳瓶洗浄消毒装置によれば、洗浄手段が、保持器に保持される複数の哺乳瓶に水を噴射する噴水ノズルと、同哺乳瓶に下方から洗剤を噴射する洗剤ノズルとを備えるので、洗剤による洗浄を必要とする哺乳瓶の内側に洗剤を確実に到達させられるので、洗浄効果を向上し、また洗剤の使用量を節減することができる。しかも、噴水ノズルと洗剤ノズルから哺乳瓶の全体に一斉に水を噴射できるので、哺乳瓶から洗剤を確実に洗い流すことができる。
更に、次亜塩素酸ナトリウムを含有する消毒液を消毒槽に貯留することにより、この消毒液に哺乳瓶を漬け置きするだけで、所望の殺菌効果を達成できる。従って、超音波による界面活性作用や、消毒液を加熱する等の補助的機能が不要であるため、当該哺乳瓶洗浄消毒装置の構成要素を最小限に抑えて、その製造コストも低価格にすることができる。
図1乃至図3は、本発明の実施形態に係る哺乳瓶洗浄消毒装置1を各々表している。哺乳瓶洗浄消毒装置1は、複数の哺乳瓶2を保持する保持器3と、保持器3を内部へ導入できるハウジング4と、ハウジング4に保持器3と共に導入された複数の哺乳瓶2を洗浄する洗浄手段5と、ハウジング4の内部に収納された消毒槽6と、保持器3と共に複数の哺乳瓶2を消毒槽6に出没させる昇降手段7とを備える。詳しくは以下の通りである。
図1乃至図3に示すように、保持器3は、口部21が開放された複数の哺乳瓶2を、それぞれの口部21を下方へ向けて保持する網体又は枠体である。ハウジング4は、水平方向に隔たる一端41及び他端42が画定された空間を内部に有し、その内部へ保持器3を導入するための導入口43、及び導入口43を開閉する蓋体44を、一端41寄りに設けた気密な筐体である。この他、ハウジング4は、洗剤を貯留する洗剤タンク45、消毒液供給口46、上下の窓47,48、及びドレン部49を備える。
洗浄手段5は、蓋体44の裏面に配置され保持器3に保持される複数の哺乳瓶2に水道水を噴射する複数の噴水ノズル51と、これらの哺乳瓶2に水道水又は後述の洗剤を噴射する複数の洗剤ノズル52とを備える。図4は洗浄手段5の配管図を表している。同図の方向制御弁53は、水道元栓から流入する水道水を矢印a方向に流すが、洗剤タンク45に内装したポンプ54により圧送される洗剤が噴水ノズル51へ流入することは規制する。このため、ポンプ54を起動したとき洗剤は洗剤ノズル52からのみ噴出される。
昇降手段7は、図1乃至図3に示すように、ハウジング4の内部へ導入される保持器3を、その真下を横切る水平軸71の周りに旋回させることにより、保持器3に保持された複数の哺乳瓶2を、それぞれの口部21が下方へ向く水切姿勢、又は哺乳瓶2のそれぞれの口部21が上方へ向く漬液姿勢に反転させるものである。
昇降手段7を更に詳しく述べると、水平軸71の両端部はハウジング4の内側面に各々軸受けされ、水平軸71の一方の端部が、ハウジング4の一側面に取付けた速減速機付きモータ72に接続している。また、水平軸71の両端部の間には、保持器3を図に表れていない爪等で着脱自在に固定できる。そして、水平軸71に保持器3を固定した状態で、モータ72を起動させると、水平軸71を図1中で時計回りに約180度回転する。これにより、保持器3の全体が水平軸71の下側に回り込み、哺乳瓶2は漬液姿勢に転じることになる。
洗浄手段5の洗剤ノズル52は、水平軸71の回転に伴い保持器3が旋回することを考慮して、保持器3の旋回する範囲を避けて配置される。例えば、水平軸71の両端部を軸受けするハウジング4の内側面に洗剤ノズル52を配置しても良い。或いは、哺乳瓶2を水切姿勢にして保持する保持器3の下面に沿って延びる枠材等を、水平軸71に接合し、この枠材等に複数の洗剤ノズル52を各々支持させても良い。この場合、洗剤ノズル52を水平軸71に伴わせて旋回できるので、個々の哺乳瓶2の口部21の真下に、個々の洗剤ノズル52を配置しても、洗剤ノズル52が保持器3の旋回を邪魔することはない。
消毒槽6は、ハウジング4の内部に収納され、保持器3を上記の水平軸71の周りに旋回させながら没入可能な広さの開口部61を上面に有し、ハウジング4の底面に転がり接触する複数の車輪62を下面に取付けている。消毒槽6には、次亜塩素酸ナトリウムを主成分として含有する消毒液を貯留することが望ましい。例えば、哺乳瓶等の消毒用原液として「ミルトン」の呼称で市販されている。また、消毒槽6及び既述の洗剤タンク45は、それぞれ内容物が上下の窓47,48から見えるように、透明又は半透明の容器であることが望ましい。
更に、哺乳瓶洗浄消毒装置1は、消毒槽6をハウジング4の内部の一端41と他端42の間で往復動させる移動手段8と、ハウジング4の内部を一端41と他端42の間で仕切る可動垂体9とを備えることが望ましい。
移動手段8は、ハウジング4の他側面に固定した速減速機付きモータ81の出力軸にクランク82を接続する一方、クランク82の先端に係合するピン83を、消毒槽6の外面に取付けたものである。モータ81を起動させると、この出力軸の回転に伴うクランク82の先端の変位に従って、ピン83と共に消毒槽6が、ハウジング4の内部の一端41と他端42の間を矢印X方向に往復動する。可動垂体9としては、消毒槽6が突き当たると容易に撓む等して、消毒槽6の往復動を許容するゴムシートを適用しても良い。
次に、哺乳瓶洗浄消毒装置1の動作を工程順に説明する。以下で、水道水、洗剤を供給又は遮断する制御は図4に表した電磁バルブを適時開閉して為される。このような電磁バルブの開閉、保持器3の旋回、又は消毒槽6の移動の動作は、特に断らない限り、ハウジング4の適所に設けた操作パネルを作業者が操作することで始動又は停止する。
先ずは、図1に示すように、洗剤が洗剤タンク45に貯留され、消毒槽6が消毒液で満たされていることを、上下の窓47,48を覗いて確認する。消毒槽6に消毒液を補充する場合は、消毒液の原液を消毒液供給口46を経て消毒槽6へ流入させ、更に消毒槽6に、同原液を希釈する適量の水道水を供給する。
次に、哺乳瓶2の口部21にゴム製乳首が取付けてある場合はこれを取り外し、口部21を開放してから、複数の哺乳瓶2を保持器3に保持させる。この時、総ての哺乳瓶2を口部21が下方へ向いた水切姿勢とする。そして、蓋体44を手で引き揚げる等して導入口43を開放し、哺乳瓶2を、水切姿勢にしたまま保持器3と共にハウジング4の内部へ導入し、保持器3を水平軸71の爪等に固定する。蓋体44を再び閉鎖した状態が図5に示されている。
このまま、消毒槽6をハウジング4の内部の他端42に寄せて待機させた状態で、洗浄手段5により、保持器3に水切姿勢で保持される複数の哺乳瓶2を洗浄する。具体的には、ポンプ54を起動して洗剤ノズル52から洗剤を哺乳瓶2の口部21へ向けて噴射する。この時、洗剤が行き渡る範囲は概ね哺乳瓶2の内側に限られるので、所望の洗浄効果を達成しながら洗剤の使用量を節減できる。そして、哺乳瓶2の内側に付着したミルクやその脂肪分が洗い流されたところで、ポンプ54を停止し、保持器3を上下から挟んで対向する噴水ノズル51と洗剤ノズル52から、複数の哺乳瓶2へ向けて一斉に水道水を噴射する。
以上の洗浄工程において、洗浄手段5から噴射される水道水及び洗剤は、哺乳瓶2から滴下すると直ちにドレン部49からハウジング4の外へ排出されるので、ハウジング4の内部に汚水が滞留することはない。また、図示の通り、哺乳瓶2から消毒槽6を適当に乖離させられるので、洗浄手段5により哺乳瓶2を洗浄する際に、水道水や洗剤が飛散しても、これらの消毒槽6への到達を抑えられる。更に、ハウジング4の内部の一端41と他端42の間を、可動垂体9で仕切ることで、哺乳瓶2の洗浄の際に飛散する水道水や洗剤を確実に遮断し、消毒槽6が水や洗剤によって汚染されるのを予防できる。
上記の水道水の噴射を所定の時間継続し、哺乳瓶2と保持器3に付着した洗剤が洗い流されたところで、水道水を遮断し噴射を停止する。続いて、図6に示すように、移動手段8が消毒槽6をハウジング4の内部の一端41へ往動させる。この状態で、昇降手段7が、保持器3を水平軸71の周りに旋回させると、図1に示すように、総ての哺乳瓶2が保持器3と共に哺乳瓶2を消毒槽6に没入することになる。
この過程で、複数の哺乳瓶2はそれぞれの口部21が下方へ向く水切姿勢から、それぞれの口部21が上方へ向く漬液姿勢に徐々に反転しながら、消毒槽6へ向かって下降するので、哺乳瓶2の内側への消毒液の流入と同時に、哺乳瓶2の内側から空気を排出しながら、総ての哺乳瓶2は消毒液に沈められることになる。これにより、恰も作業者が個々の哺乳瓶2の内側に気泡が入らないよう注意を払いながら消毒液に浸す手作業と同様に、消毒液に沈めた総ての哺乳瓶2の内側に僅かの空気も残留させることなく、消毒液の殺菌力を最大限に発揮させられる。
また、消毒槽6に、次亜塩素酸ナトリウムを含有する消毒液を貯留しておけば、この消毒液に哺乳瓶2を漬け置きするだけで、所望の殺菌効果を達成できる。従って、超音波による界面活性作用や、消毒液を加熱する等の補助的機能が不要であるため、哺乳瓶洗浄消毒装置1の構成要素を最小限に抑えて、その製造コストも低価格にすることができる。
続いて、昇降手段7が、消毒槽6に没入した保持器3を水切姿勢に復帰させると、保持器3と共に総ての哺乳瓶2が消毒槽6から引き揚げられる。そして、哺乳瓶洗浄消毒装置1は、再び図6に示す状態となり、個々の哺乳瓶2に付着した消毒液は、それぞれ消毒槽6へ滴下する。このように、水切姿勢をとるすべての哺乳瓶2は、それぞれの口部21が下方へ向くので、個々の哺乳瓶2の内部に過剰の消毒液が残留することなく、個々の哺乳瓶2に適量の消毒液を付着させておくことができる。
更に、移動手段8が消毒槽6をハウジング4の内部の他端42へ復動させると、消毒槽6は、図中に仮想線で表した位置に達する。この状態で、個々の哺乳瓶2からそれぞれ滴下する消毒液が消毒槽6に戻ることがなく、消毒槽6に貯留する消毒液を清浄に保つことができる。以上により哺乳瓶洗浄消毒装置1の全工程を完了する。
尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、変形を加えた態様で実施できる。例えば、消毒液として消毒用アルコールを代用しても良い。
また、次亜塩素酸ナトリウムを含有する消毒液を用いる場合、これを24時間以内に新たなものに交換することが推奨されている。古い消毒液を廃棄する場合には、図7に示すように、移動手段8により消毒槽6をハウジング4の内部の一端41へ往動させた状態で、消毒槽6に設けたドレン63からハウジング4の外部へ直接に消毒液を排出しながら、水道水をハウジング4の内部に供給することにより、ハウジング4の内部の清掃を同時に行っても良い。
本発明は、総合病院、産婦人科医院、又は託児所等の業務として日々繰り返される哺乳瓶の洗浄と消毒を、人手を煩わせることなく済ませたいとする医療又は保育現場の要請を満たすものである。
本発明の実施形態に係る哺乳瓶洗浄消毒装置の内部を側面視した断面図。 本発明の実施形態に係る哺乳瓶洗浄消毒装置の内部を平面視した断面図。 図1のA−A断面図。 本発明の実施形態に係る哺乳瓶洗浄消毒装置に適用した洗浄手段の配管図。 本発明の実施形態に係る哺乳瓶洗浄消毒装置の内部を側面視した第1の動作説明図。 本発明の実施形態に係る哺乳瓶洗浄消毒装置の内部を側面視した第2の動作説明図。 本発明の実施形態に係る哺乳瓶洗浄消毒装置の内部を側面視した第3の動作説明図。
符号の説明
1:哺乳瓶洗浄消毒装置
2:哺乳瓶
3:保持器
4:ハウジング
5:洗浄手段
6:消毒槽
7:昇降手段
8:移動手段
9:可動垂体
21:口部
41:一端
42:他端
43:導入口
44:蓋体
51:噴水ノズル
52:洗剤ノズル
61:開口部
71:水平軸

Claims (3)

  1. 口部が開放された複数の哺乳瓶を、それぞれの前記口部を下方へ向けて保持する保持器と、
    水平方向に隔たる一端及び他端が画定された空間を内部に有し、前記保持器を導入する導入口、及び該導入口を開閉する蓋体を、前記一端寄りに設けたハウジングと、
    前記保持器に保持されて前記ハウジングの内部へ導入される前記複数の哺乳瓶を、洗浄する洗浄手段と、
    前記ハウジングの内部へ導入される前記保持器を、該保持器の真下を横切る水平軸周りに旋回させることにより、前記保持器に保持される前記複数の哺乳瓶を、それぞれの前記口部が下方へ向く水切姿勢、又はそれぞれの前記口部が上方へ向く漬液姿勢に反転させる昇降手段と、
    前記ハウジングの内部に収納され、前記水平軸周りに旋回する前記保持器と共に前記複数の哺乳瓶を没入可能な開口部を、上面に有する消毒槽と、
    前記消毒槽を、前記ハウジングの内部の一端と他端の間で往復動させる移動手段と、
    前記ハウジングの内部を前記一端と他端の間で仕切り、前記消毒槽の往復動を許容する可動垂体とを備え、
    前記移動手段が、前記消毒槽を前記ハウジングの他端で待機させた状態で、前記洗浄手段が、前記保持器に保持される前記水切姿勢の複数の哺乳瓶を洗浄し、
    前記移動手段が、前記消毒槽を前記ハウジングの一端へ往動させた状態で、前記昇降手段が、前記保持器に保持される前記複数の哺乳瓶を漬液姿勢に反転させながら、該保持器と共に前記哺乳瓶を前記消毒槽に没入し、
    前記昇降手段が、前記消毒槽に前記保持器と共に没入した前記複数の哺乳瓶を水切姿勢に復帰させた状態で、前記移動手段が、前記消毒槽を前記ハウジングの他端へ復動させることを特徴とする哺乳瓶洗浄消毒装置。
  2. 前記洗浄手段が、前記保持器に保持される複数の哺乳瓶に水を噴射する噴水ノズルと、前記複数の哺乳瓶に下方から洗剤を噴射する洗剤ノズルとを備えることを特徴とする請求項1に記載の哺乳瓶洗浄消毒装置。
  3. 前記消毒槽が、次亜塩素酸ナトリウムを含有する消毒液を貯留することを特徴とする請求項1又は2に記載の哺乳瓶洗浄消毒装置。
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