JP3997502B2 - 光学プローブ組立体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運転中のガスタービンエンジン等の動翼振動を非接触でモニタするための光学プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンの性能評価のために、運転中のタービン動翼の振動を計測する場合がある。従来、かかる試験は、動翼自体に歪ゲージを貼付け動翼振動に基づく変形信号を検出し、この変形信号から振動状態を計測することが行われていた。しかし、この方法は、歪ゲージの耐熱性が劣るため動翼が高温ガスに曝されるガスタービンには適用できず、かつ変形信号を外部に取り出すための装置が大がかりとなる、等の問題点があった。
そこで、本願発明の出願人は、先に光学的にタービン動翼の振動を計測する計測手段を提案した(特願平2−241505号)。この装置は、並設された投光用の光ファイバーと受光用の光ファイバーとの先端に石英ガラスのレンズを設け、該レンズの前方に石英の保護ガラスを設け、外周に外筒を設けたプローブの外筒を、回転機械の動翼部分のケーシングの外側にプローブの先端が動翼端部に向くように取付け、前記外筒の内部には冷却水通路を形成すると共に、前記ケーシングにはプローブの先端部に圧縮空気を流す空気通路を形成したものである。
かかる装置により、投光用の光ファイバーから発せられたレーザー光は、レンズ、保護ガラスを通って動翼の端部に照射され、動翼の端部で反射して保護ガラス、レンズを通り、受光用の光ファイバーに戻される。動翼が振動していると、投光用と受光用のレーザー光の間に微小なずれが生ずるので、その変化量を解析することにより動翼の振動計測が可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した光学プローブを用いてタービン動翼の振動を計測するためには、動翼の先端面(翼先端面)で反射されたレーザー光が受光用の光ファイバーに戻るようにする必要がある。このため、従来のプローブでは、投光用と受光用の光ファイバーを同軸に構成し、翼先端面にレーザー光を垂直に照射し垂直に反射するように、タービンのケーシングにプローブを取り付けていた。
【0004】
例えばパイパスダクト付きジェットエンジンのように、計測するガスタービンエンジンの動翼(供試翼)がバイパスダクトやケーシングの厚みでエンジン外部から深い位置(例えば300mm前後)にある場合、プローブ先端を供試翼の先端に近づけるために必然的にプローブ全長を長くする必要がある。この場合、プローブはダクト外部から細長いボルトを使用してケーシング(内側ケーシング)に直接固定するか、或いはケーシングの代わりにダクトケーシング(外側ケーシング)に固定用フランジ等を設けて取り付けていた。
【0005】
しかし、ケーシングの代わりにダクトケーシングに固定すると、バイパスダクト、および内側ケーシングの熱膨張・熱収縮によりプローブの先端位置(先端レンズ)と動翼端面の距離が変化し、正確な計測に支障をきたすことがある問題点があった。
また、細長いボルトで内側ケーシング(ケーシング)に固定する場合には、作業性が悪いばかりでなく、プローブ取付け用の取付け座やフランジ等をケーシングに設ける必要があり、計測するガスタービンエンジンの比較的大きな改造が必要となる問題があった。
更に、圧縮ケーシングの動翼位置の周辺には、前後の静翼を可変にするためのリンク機構等が設置されている場合が多く、この場合には、プローブ取付け座等を設けられないばかりでなく、プローブ先端の直径もエンジン側の寸法の制約で抑えられて、プローブ直径を十分に大きくできない問題点がある。
【0006】
一方、計測するガスタービン内を流れる作動ガス中には未燃分やカーボン等が含まれるため、プローブ先端の直径が大きくできないと、プローブ本体にエアパージ機構を組み込むこができず、プローブ先端部のレンズ等が短時間で汚れ、長時間の計測が不可能になる問題点があった。また、従来の取り付け手段では、プローブの取り付け/取り外しに時間がかかるため、一端先端部が汚染すると、試験を長時間中断する必要があった。
【0007】
本発明は上述した種々の問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、ケーシング(内側ケーシング)がエンジン外部から深い位置にある場合でも、ケーシングに大がかりな改造なしに直接固定することができ、タービンケーシング又は圧縮機ケーシングの動翼位置周辺に、十分なスペースがなくても取り付けができ、プローブ直径を十分に大きくできない場合でも、その先端部にエアパージ機構を組み込むこができ、短時間に簡単に取り付け/取り外しができる光学プローブ組立体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、中間部にリング状の鍔部(12a)を有する細長い光学プローブ(12)と、ケーシング(1)に固定され前記光学プローブの先端部を保持する中空円筒状のプローブ固定アダプタ(14)と、該プローブ固定アダプタ内に光学プローブを挿入して固定する中空円筒状の細長いロングナット(16)と、を備え、プローブ固定アダプタは、その軸線方向外端部内面に設けられた雌ねじ部(14a)と、中間部分に設けられた円筒内面(14b)とを有し、ロングナットは、光学プローブの鍔部と当接する先端面(16a)と、アダプタの雌ねじ部と螺合する雄ねじ部(16b)と、その中間部外面に設けられ前記円筒内面と当接してその間をシールするシール部材(15)と、末端部から先端部まで連通するガス流路(16c)とを有し、これにより、ロングナットの末端部からパージガスを供給し、その先端部からアダプタとプローブの隙間を通してパージガスをプローブ先端に導く、ことを特徴とする光学プローブ組立体が提供される。
【0009】
上記本発明の構成によれば、細長い光学プローブ(12)は、中間部にリング状の鍔部(12a)を有する点以外は、従来の水冷式プローブと同一であり、鍔部以外の部分を従来の水冷式プローブと同一直径に細く形成することができる。
【0010】
また、中空円筒状のプローブ固定アダプタ(14)は、ケーシング(1)に固定でき、光学プローブの先端部を保持して、プローブとの隙間を通してパージガスをプローブ先端に導くことができる限りで、十分に細く設定することができる。例えば、タービン動翼の近傍に位置するケーシングのフランジに取り付け、ケーシングにパージガスを流入させる貫通穴を形成するだけで、大きなスペースや大改造なしにプローブ固定アダプタをケーシングに直接固定することができる。
【0011】
更に、中空円筒状の細長いロングナット(16)は、雄ねじ部(16b)をアダプタの雌ねじ部(14a)と螺合させることにより、ロングナットをアダプタ内にねじ込んで、その先端面(16a)で光学プローブの鍔部を内部に押し込み、プローブ固定アダプタ内に光学プローブを挿入して固定する。また、同時にシール部材(15)がアダプタの円筒内面(14b)と当接してその間をシールするので、ロングナットの末端部から先端部まで連通するガス流路(16c)を通してアダプタとプローブの隙間にパージガスを直接供給することができる。
従って、雄ねじ部(16b)と雌ねじ部(14a)の螺合のみで、アダプタへの光学プローブの取付け/取外しができるので、短時間に簡単に取り付け/取り外しができる。また、プローブ直径を十分に大きくできない場合でも、その先端部にエアパージ機構を組み込むこができる。更に外部配管なしにロングナットの末端部からパージガスを供給し、その先端部からアダプタとプローブの隙間を通してパージガスをプローブ先端に導くことができる。
【0012】
本発明の好ましい実施形態によれば、前記プローブ固定アダプタ(14)は、ケーシング(1)に接触する端面にリング状の凹溝(14c)を有し、該凹溝内にシール剤を充填・固定することによりケーシングとの間をシールする。この構成により、ケーシングとの間を容易かつ確実にシールすることができる。
【0013】
また、前記アダプタとプローブの隙間は、流路面積が漸減するように構成されている。この構成により、シールガス(例えば空気)の流速を徐々に高め、圧力損失を低く抑えることができる。
【0014】
また、前記ロングナット(16)は、先端部と末端部が互いに固定され中間部が互いに間隔を隔ててチャンバを形成する二重管(17)からなり、二重管の末端部には前記チャンバ内にパージガスを供給するパージガス供給口(17a)が設けられ、先端部には周方向に間隔を隔てて複数の噴射口(18)が設けられている。
この構成により、パージガス供給口(17a)から二重管(17)のチャンバを通して先端部の噴射口(18)から、アダプタとプローブの隙間にパージガスを噴射・供給することができ、ロングナットの外部配管が不要であることから、全体を細くできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の光学プローブ組立体を用いたタービン動翼の振動計測装置の全体斜視図である。この図に示すように、本発明の光学プローブ組立体10は、ガスタービンのケーシング1(タービンケーシング又は圧縮機ケーシング)の外側の複数箇所に取り付けられる。各プローブ10は、投光用と受光用の光ファイバーからなる同軸光ファイバー4を介してレーザーシステム3に接続され、このレーザーシステム3は更に光ファイバー4によって光電変換器5に接続され、光電変換器5はケーブル6によって解析器7に接続されている。なお、この図で8は電源である。
【0016】
レーザーシステム3によって発せられたレーザ光は、同軸光ファイバー4の中心ファイバー、光学プローブ組立体10を介してケーシング1内で回転するタービン動翼の翼先端面に照射され、その反射光がパルス状のレーザ光となって同軸光ファイバー4の外周ファイバーを介して光電変換器5に達し、ここで電気信号に変換され、解析器7に入力される。動翼が振動していると、振動による翼の変形により、翼先端面から反射したパルス状のレーザ光のタンミングに微小なずれが生じ、その変化量を解析することによって動翼の振動計測ができる。
【0017】
図2は、本発明の光学プローブ組立体を構成する光学プローブの全体構成図である。この図に示すように、光学プローブ12は、その中間部の先端付近にリング状の鍔部12aを有している。また、この例では、光学プローブ12の末端部に冷却水入口12bと冷却水出口12cを備えており、内部を冷却水で冷却できるようになっている。なお、このプローブ12には、先端部のパージガスを通す流路はなく、その限りで十分に細く形成されている。その他の構成は従来の光学プローブと同一である。
【0018】
図3は、本発明の光学プローブ組立体を構成するプローブ固定アダプタ(A)とロングナット(B)の断面図である。
図3(A)に示すように、プローブ固定アダプタ14は、中空円筒状をしており、その内面の軸線方向外端部(図で右端部)に雌ねじ部14aが設けられ、中間部分に円筒内面14bが設けられ、ケーシング1の端面に貫通穴13aが設けられている。また、このプローブ固定アダプタ14のケーシング1に接触する端面14dにリング状の凹溝14cが設けられ、この凹溝14c内にシール剤を充填・固定してケーシングとの間をシールする。なお、1aはケーシング1に設けられた計測用の貫通穴である。
【0019】
アダプタ14のケーシング側は、その内側に光学プローブ12の先端部が隙間をもって挿入できる限りで細く形成されている。また、ケーシング側の端部には、例えばケーシングのフランジに取り付けるフランジ等(図示せず)が設けられ、ケーシングの動翼位置周辺に、十分なスペースがなくても取り付けができるように構成されている。
【0020】
ロングナット16は、細長い中空円筒状のものであり、光学プローブ12の鍔部12aと当接する先端面16aと、アダプタ14の雌ねじ部14aと螺合する雄ねじ部16bと、その中間部外面に設けられアダプタの円筒内面14bと当接してその間をシールするシール部材15(例えばOリング)と、末端部(右端部)から先端部(左端部)まで連通するガス流路16cとを有する。
【0021】
この例において、ロングナット16は、先端部(左端部)と末端部(右端部)が互いに溶接等で固定され中間部が互いに間隔を隔ててチャンバ(ガス流路16c)を形成する二重管17からなる。また、二重管17の末端部にはチャンバ内にパージガスを供給するパージガス供給口17aが設けられ、先端部には周方向に間隔を隔てて複数の噴射口18が設けられている。
【0022】
図4は、本発明の光学プローブ組立体の取付け/取外しの手順図(A)と全体構成図(B)である。
図4(A)に示すように、ロングナット16は光学プローブ12の鍔部12aよりも外方(図で右側)のまわりに予め嵌め、光学プローブ12の末端部に冷却水入口12bと冷却水出口12cを取り付けて一体化しておく。この場合、ロングナット16の内径はプローブ外径より十分大きく、自由に回転及び軸方向移動ができる。また、アダプタ14は、ケーシング1に予め固定しておく。なお、この図で2は外側ケーシング(例えばダクトケーシング)であり、この外側ケーシングにもロングナット16が軸方向に通る貫通穴2aを設けておく。貫通穴2aとロングナット16のシールは、図示しないシール手段、例えばOリング、パッキン等で行う。
【0023】
図4(A)において、ロングナット16の雄ねじ部16bをアダプタの雌ねじ部14aと螺合させることにより、ロングナット16をアダプタ14内にねじ込んで、その先端面16aで光学プローブ12の鍔部を内部に押し込み、プローブ固定アダプタ内に光学プローブ12を挿入して、図4(B)に示すように固定する。
従って、雄ねじ部16bと雌ねじ部14aの螺合のみで、アダプタ14への光学プローブ12の取付け/取外しができるので、短時間に簡単に取り付け/取り外しができる。また、プローブ直径を十分に大きくできない場合でも、その先端部にエアパージ機構を組み込むこができる。更に外部配管なしにロングナットの末端部からパージガスを供給し、その先端部からアダプタとプローブの隙間を通してパージガスをプローブ先端に導くことができる。
【0024】
図5は、図4(B)のA部拡大図である。この図に示すように、本発明のタービン動翼の光学プローブ10は、プローブ本体22、同軸光ファイバー4、保護ガラス26、及び集光レンズ系28からなる。また、同軸光ファイバー4は、レーザ光を外部から中心部に導入する投光用光ファイバー24aと、その周囲に同軸に配置され反射レーザ光を外部に取り出す受光用の光ファイバー24bとからなる。更に集光レンズ系28は、同軸光ファイバー4に近接して設けられた小径レンズ28aと、この小径レンズ28aに隣接して設けられた大径レンズ28bからなる。
【0025】
同軸光ファイバー4は、プローブ本体22内に軸線に沿って挿入され端部がプローブ本体に固定されている。保護ガラス27は、プローブ本体22の内端面近傍に取り付けられている。この保護ガラス27は好ましくは石英の平面ガラスであり、通過するレーザ光に影響を与えず、かつ集光レンズ系28が燃焼ガス等に直接曝されないようにシール部材(例えばOリング)により気密に取り付けられている。
更に、プローブ本体22には、外部からレンズ系28の周囲まで延びる密閉された冷却水流路(図示せず)が設けられ、この冷却水流路を循環させて冷却水を流し、プローブ本体22を冷却できるようになっている。
【0026】
また図5において、集光レンズ系28は、同軸光ファイバー4の中心の投光用光ファイバー24aからのレーザー光を動翼の翼先端面(図示せず)に集光するようになっている。
上述した構成により、翼先端が振動している場合には、翼先端面で反射したレーザ光は、翼先端面の僅かな傾きにより入射光からわずかにずれて反射し、一部は大径レンズ28bのみを通って同軸光ファイバー4の周囲の受光用光ファイバー24bに入射する。従って、受光用光ファイバー24bに入射した反射光を上述した光電変換器5で電気信号に変換し、これを解析器7で解析することによって動翼の振動計測ができる。
【0027】
更に、図5に示すように、アダプタ14とプローブ10の隙間は、流路面積が貫通穴13aに近づくほど漸減するように構成されている。従って、ロングナット16の末端部からパージガスを供給し、その先端部16aの噴射口18からアダプタ14とプローブ10の隙間を通して、図中に破線の矢印で示すようにパージガスをプローブ先端に導くことができ、かつ貫通穴13aの近傍における流速を十分に大きくすることができる。従って、保護ガラス27の動翼側対向面に冷却ガス(例えば圧縮空気)を噴射して、保護ガラス27に燃焼ガスが直接接触することを防ぎ、その汚染と過熱を防止できる。
【0028】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない限りで種々に変更できることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、プローブ先端の直径を従来と同一サイズに抑え、プローブの水冷機構を有した状態で、レンズ面のパージ機能も実現できる。また、ロングナットの使用により、レンズ面近傍のフランジ部でプローブの固定が可能であるため、熱膨張・熱収縮による翼先端からレンズ面までの距離の変化を最小限に抑えることができ、計測中の焦点位置の変化による性能低下を防止できる。従って、高温で冷却が必要なレンズ面のタービン作動ガスによる汚れを防止し、レンズ面をケーシング外部から深い位置に設置しなければならないようなエンジンの動翼振動計測が可能となる。
【0030】
上述したように、本発明の光学プローブ組立体は、ケーシング(内側ケーシング)がエンジン外部から深い位置にある場合でも、ケーシングに大がかりな改造なしに直接固定することができ、ケーシングの動翼位置周辺に、十分なスペースがなくても取り付けができ、プローブ直径を十分に大きくできない場合でも、その先端部にエアパージ機構を組み込むこができ、短時間に簡単に取り付け/取り外しができる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学プローブ組立体を用いたタービン動翼の振動計測装置の全体斜視図である。
【図2】本発明の光学プローブ組立体を構成する光学プローブの全体構成図である。
【図3】本発明の光学プローブ組立体を構成するプローブ固定アダプタ(A)とロングナット(B)の断面図である。
【図4】本発明の光学プローブ組立体の取付け/取外しの手順図(A)と全体構成図(B)である。
【図5】図4(B)の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
1a 流路内面
2 外側ケーシング(ダクトケーシング)
3 レーザーシステム
4 光ファイバー
5 光電変換器
6 ケーブル
7 解析器
8 電源
9 動翼
9a 翼先端面
10 光学プローブ組立体
12 光学プローブ
12a 鍔部
13a 貫通穴
14 プローブ固定アダプタ
14a 雌ねじ部
14b 円筒内面
14c 凹溝
15 シール部材
16 ロングナット
16a 先端面
16b 雄ねじ部
16c ガス流路
17 二重管
17a パージガス供給口
18 噴射口
22 プローブ本体
24a 投光用光ファイバー
24b 受光用光ファイバー
26 保護ガラス
28 集光レンズ系
28a 小径レンズ
28b 大径レンズ

Claims (4)

  1. 中間部にリング状の鍔部(12a)を有する細長い光学プローブ(12)と、ケーシング(1)に固定され前記光学プローブの先端部を保持する中空円筒状のプローブ固定アダプタ(14)と、該プローブ固定アダプタ内に光学プローブを挿入して固定する中空円筒状の細長いロングナット(16)と、を備え、
    プローブ固定アダプタは、その軸線方向外端部内面に設けられた雌ねじ部(14a)と、中間部分に設けられた円筒内面(14b)とを有し、
    ロングナットは、光学プローブの鍔部と当接する先端面(16a)と、アダプタの雌ねじ部と螺合する雄ねじ部(16b)と、その中間部外面に設けられ前記円筒内面と当接してその間をシールするシール部材(15)と、末端部から先端部まで連通するガス流路(16c)とを有し、
    これにより、ロングナットの末端部からパージガスを供給し、その先端部からアダプタとプローブの隙間を通してパージガスをプローブ先端に導く、ことを特徴とする光学プローブ組立体。
  2. 前記プローブ固定アダプタ(14)は、ケーシング(1)に接触する端面にリング状の凹溝(14c)を有し、該凹溝内にシール剤を充填・固定することによりケーシングとの間をシールする、ことを特徴とする請求項1に記載の光学プローブ組立体。
  3. 前記アダプタとプローブの隙間は、流路面積が漸減するように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の光学プローブ組立体。
  4. 前記ロングナット(16)は、先端部と末端部が互いに固定され中間部が互いに間隔を隔ててチャンバを形成する二重管(17)からなり、二重管の末端部には前記チャンバ内にパージガスを供給するパージガス供給口(17a)が設けられ、先端部には周方向に間隔を隔てて複数の噴射口(18)が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の光学プローブ組立体。
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