JP3994403B2 - 浮力容器の反復浮上沈下装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、水の満たされたプールに水中で沈下浮上を繰り返す円柱形の浮力容器を複数個設置した浮力容器の反復浮上沈下装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
公開公報(特開昭56−154171号)に記載されるように、従来より浮力容器(フロート)のような容器を水中で沈下浮上させるようにした気体浮力を応用した給気式動力発生装置は存在した。この装置は、浮力容器(フロート)内に気体を送り込むところと、浮力容器(フロート)内の水を抜く部分が同じ部分に存在し、機構上複雑であった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
本発明は、簡単な機構で、浮力容器の浮上沈下を繰り返すことができる装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、水の満たされたプールに水中で沈下浮上を繰り返す円柱形の浮力容器を複数個設置した浮力容器の反復浮上沈下装置に次の手段を採用した。
第1に、プールの底部には、該底部から排水口に至るプール水脱水口が、浮力容器底部にて塞ぐことができる形状と大きさで、設置された上記浮力容器の数に一致して設けられる。
第2に、該プール水脱水口の排水口側で、塞いでいるときの浮力容器底部より下方の位置に開閉弁が取付けられる。
第3に、上記浮力容器は、浮力容器底部がプール水脱水口に接した際に該脱水口を塞ぐことのできる形状と大きさに形成され、かつ、浮力容器の重さが、浮力容器の内部が空気だけとなることにより水中より浮上し、浮力容器の内部の空気が抜けると自重により水中に沈下する重さとされる。
第4に、浮力容器の上部には、上端に開放空気口が形成され、プール底部のプール水脱水口に浮力容器が接した状態で上部の開放空気口が水面上端より上に突出する長さのパイプを有する。
第5に、浮力容器底部には、プール水脱水口を浮力容器底部が塞いでいる状態でプール水脱水口の内側となる位置に開閉弁を取付けた容器水脱水口が設けられる。
第6に、浮力容器が浮上しているときに容器水脱水口の開閉弁を開き、容器水脱水口より水を進入させ、自重により浮力容器を沈下させ、浮力容器底部が、プール底部のプール水脱水口に接し、浮力容器がプール水脱水口を塞いだ後、プール水脱水口の開閉弁を開き、浮力容器内の水を脱水し、空気がパイプの開放空気口より浮力容器内に充満した後、容器水脱水口の開閉弁とプール水脱水口の開閉弁を閉じ、浮力容器を浮上させるようにした。
【0005】
【実施例】
以下、図示の実施例について説明する。本発明に係る浮力容器の反復浮上沈下装置は、水の満たされたプール20と、プール20の水中で沈下浮上を繰り返す円柱形の浮力容器9とによりなる。
【0006】
プール20は、図6に示されるように、プール底部5が、平地1である地上面より2mまたは3m上方に位置する高さ(すなわち、プール20の水の脱水が速やかにできる高さ)で、建設技術が可能な範囲で、50mまたは100mの深さとして作られるのが好ましい。尚、該プール20は給水され貯水される。
【0007】
プール20に対する貯水及び給水に関しては、一般的方法によればよいが、図6に示すように水道25、地下水24,貯水池22の水、河川の水などをポンプ21及び汲み上げパイプ26を利用して、プール20にくみ上げることが考えられる。
【0008】
上記プール20は、図1及び図4に示されるように、プール底部5に、浮力容器9の数に一致するプール水脱水口4が設けらる。プール水脱水口4は、浮力容器9にて塞ぐことができる形状と大きさで、プール底部5から排水口3に至るよう設けられている。更に、該プール水脱水口4の排水口3側で、塞いでいるときの浮力容器9の底部より下方の位置には、開閉弁7が取付けられている。尚、プール水脱水口4の下方には排水口3が設けられており、プール水脱水口4を通過した水は排水口3より排水通路(図示されていない)を通って外部へと排水される。
【0009】
浮力容器9は、プール底部5での水圧に耐えうる材質や肉厚で構成し、軽量化を図るため梁や桁を設けて水圧に耐えうる構造を採用することが好ましい。更に、浮力容器9の底部がプール水脱水口4に接した際に該脱水口4にぴったりと接し、プール水脱水口4を塞ぐことのできる形状と大きさに形成され、かつ、浮力容器9の重さが、浮力容器9の内部に空気が充満することにより水中より浮上し、浮力容器9の内部の空気が抜けると自重により水中に沈下する重さとされる。
【0010】
浮力容器9の上部には、上端に開放空気口13が形成され、プール底部5のプール水脱水口4に浮力容器9の底部が接した状態で上部の開放空気口13が水12の上端(水面上端)より上に突出する長さのパイプ11を有する。該パイプ11のプールの深さとの関係は図1に示されている。
【0011】
浮力容器9の底部で、図1に示されるように浮力容器9の底部がプール水脱水口4を塞いでいる状態で、プール水脱水口4の内側となる位置には、浮力容器9内の水を脱水するための容器水脱水口が形成され、該脱水口に、開閉弁8が設けられている。尚、浮力容器9は、図2(A)に示されるように浮力容器9の左右側面、又は図5に示されるように浮力容器9の前後左右側面にレールアダプター10を形成し、他方、図1、図2(B)及び図5に示されるようにプール内に支柱レール6をプール水脱水口4に浮力容器9の底部が接するための案内を行うように設け、該レールアダプター10が支柱レール6に案内され、該レールアダプター10により浮力容器9の沈下浮上運動がスムーズに行くようにされている。
【0012】
以下浮力容器9の沈下浮上動作と共に開閉弁7,8の関係について説明する。
先ず、浮力容器9の容器水脱水口の開閉弁8を開く。浮力容器9には開放空気口13が形成されたパイプ11があるため、浮力容器9内の空気が抜け、容器水脱水口より水が進入する。浮力容器9内の空気が抜けると、自重により浮力容器9が沈下し、浮力容器9の底部が、プール底部5のプール水脱水口4に接する。
【0013】
このようにして浮力容器9の底部が、プール水脱水口4を塞いだ後、プール水脱水口4の開閉弁7を開くと、浮力容器9内部は開放空気口13で大気に開放されているため、浮力容器9内の水は脱水される。脱水と同時に、空気は、パイプ11の開放空気口13より浮力容器9内に充満する。このときの浮力容器9内の空気は大気開放された状態であるので大気と同様である。
【0014】
その後、容器水脱水口の開閉弁8とプール水脱水口4の開閉弁7を閉じると、浮力容器9は空気の浮力により浮上する。浮力容器9が浮上しおわった時点で容器水脱水口の開閉弁8を開くと、浮力容器9は、自重で再び、プール水脱水口4まで沈下する。
【0015】
以上のように容器水脱水口の開閉弁8とプール水脱水口4の開閉弁7を連動させることで、沈下浮上運動を繰り返すのである。尚、この開閉弁7,8の作動は、電動モータの利用や、油圧シリンダ等の利用により行うものであるが、本発明では特に限定するものではない。また、この浮上容器9を図4に示すように多数並設する。
【0016】
尚、浮力容器9の沈下浮上運動により発電機を回転させる手段は、特別なものである必要はなく、例えば、図示しないが浮力容器9と連動する上下運動伝達バーを、パイプ11に沿った縦軸に設け、横軸に設けた図示されない発電機に、ラチェットやフライホイールを介して伝達すれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すプールと浮力容器の関係を示す断面図である。
【図2】浮力容器の容器脱水口の開閉弁の説明図で、(A)は縦断面説明図で、(B)は底面説明図である。
【図3】プールのプール水脱水口の開閉弁の説明図で、(A)は縦断面説明図で、(B)は平面説明図である。
【図4】浮力容器の動作説明図である。
【図5】 浮力容器の設置状態を示す平面説明図である。
【図6】 プールと給水システムを示す説明図である。
【符号の説明】
1 ・・・・・平 地
2 ・・・・・プール外壁
3 ・・・・・排水口
4 ・・・・・プール水脱水口
5 ・・・・・プール底部
6 ・・・・・支柱レール
7 ・・・・・プール脱水口の開閉弁
8 ・・・・・容器脱水口の開閉弁
9 ・・・・・浮力容器
10・・・・・レールアダプター
11・・・・・パイプ
12・・・・・ 水
13・・・・・ 開放空気口
20・・・・・プール
21・・・・・ ポンプ
22・・・・・ 貯水池
23・・・・・ 河 川
24・・・・・ 地下水
25・・・・・ 水 道
26・・・・・汲み上げパイプ
Claims (1)
- 水の満たされたプールに水中で沈下浮上を繰り返す円柱形の浮力容器を複数個設置した浮力容器の反復浮上沈下装置であって、
上記プールの底部には、該底部から排水口に至るプール水脱水口が、上記浮力容器底部にて塞ぐことができる形状と大きさで、設置された上記浮力容器の数に一致して設けられ、
該プール水脱水口の排水口側で、塞いでいるときの浮力容器底部より下方の位置に開閉弁が取付けられる、と共に、
上記浮力容器は、浮力容器底部がプール水脱水口に接した際に該脱水口を塞ぐことのできる形状と大きさに形成され、かつ、浮力容器の重さが、浮力容器の内部が空気だけとなることにより水中より浮上し、浮力容器の内部の空気が抜けると自重により水中に沈下する重さとされる、と共に、
浮力容器の上部には、上端に開放空気口が形成され、プール底部のプール水脱水口に浮力容器が接した状態で上部の開放空気口が水面上端より上に突出する長さのパイプを有し、
かつ、浮力容器底部には、プール水脱水口を浮力容器底部が塞いでいる状態でプール水脱水口の内側となる位置に開閉弁を取付けた容器水脱水口が設けられ、
浮力容器が浮上しているときに容器水脱水口の開閉弁を開き、容器水脱水口より水を進入させ、自重により浮力容器を沈下させ、浮力容器底部が、プール底部のプール水脱水口に接し、浮力容器がプール水脱水口を塞いだ後、
プール水脱水口の開閉弁を開き、浮力容器内の水を脱水した後、
容器水脱水口の開閉弁とプール水脱水口の開閉弁を閉じ、浮力容器を浮上させるようにしたことを特徴とする浮力容器の反復浮上沈下装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16585993A JP3994403B2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 浮力容器の反復浮上沈下装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16585993A JP3994403B2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 浮力容器の反復浮上沈下装置 |
Publications (2)
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JPH06336970A JPH06336970A (ja) | 1994-12-06 |
JP3994403B2 true JP3994403B2 (ja) | 2007-10-17 |
Family
ID=15820355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP16585993A Expired - Lifetime JP3994403B2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 浮力容器の反復浮上沈下装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3994403B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008035574A1 (fr) * | 2006-09-20 | 2008-03-27 | Tuyoshi Yasoshima | Pompe hydraulique |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP16585993A patent/JP3994403B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH06336970A (ja) | 1994-12-06 |
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