JP3994187B2 - ホーム・エージェントシステム - Google Patents

ホーム・エージェントシステム Download PDF

Info

Publication number
JP3994187B2
JP3994187B2 JP2002149038A JP2002149038A JP3994187B2 JP 3994187 B2 JP3994187 B2 JP 3994187B2 JP 2002149038 A JP2002149038 A JP 2002149038A JP 2002149038 A JP2002149038 A JP 2002149038A JP 3994187 B2 JP3994187 B2 JP 3994187B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operator
customer
call
home agent
contact center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002149038A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003348240A (ja
Inventor
功 吉澤
浩康 中村
Original Assignee
Jfeシステムズ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jfeシステムズ株式会社 filed Critical Jfeシステムズ株式会社
Priority to JP2002149038A priority Critical patent/JP3994187B2/ja
Publication of JP2003348240A publication Critical patent/JP2003348240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3994187B2 publication Critical patent/JP3994187B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホーム・エージェントシステムに係り、特に、コンタクト・センタの構外に配置したホーム・エージェントのオペレータに効率的に顧客情報を伝送できるようにし、コールセンタの運営効率の向上や運営費の削減を図る一方、オペレータの顧客対応のサービス品質を維持することができるホーム・エージェント運用方法、コンタクト・センタ・サーバ装置、オペレータ端末装置、及びこれらに係るコンピュータ・プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平11−317817では、公衆回線から着信した呼をリモート・サイトに転送するという、分散型コールセンタに関する技術が開示されている。該技術では、ローカル・サイト及びリモート・サイトはLAN(Local Area Network)で接続されている。そして、転送を受けたオペレータは、リモート・サイトのデータベースにLANによってアクセスし、顧客に関する情報を検索する。
【0003】
該技術によれば、オペレータをローカル・サイト及びリモート・サイトに配置した分散型コールセンタを提供すことができ、コールセンタの運営効率の向上や運営費の削減を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、顧客に関する情報は、転送後に転送先からデータベースにアクセスして得ている。該技術では、該アクセスはLANによるものとなり、このためローカル・サイト及びリモート・サイトの配置に制限が生じる。
【0005】
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、コンタクト・センタの構外に配置したホーム・エージェントのオペレータに効率的に顧客情報を伝送できるようにし、コールセンタの運営効率の向上や運営費の削減を図る一方、オペレータの顧客対応のサービス品質を維持することができるホーム・エージェントシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
まず、本願の第1発明のホーム・エージェント運用方法は、公衆回線網を経由する顧客とオペレータとの間の呼を交換制御する交換機、該顧客に関する情報を格納するデータベース、及び該データベースから読み出した顧客情報をオペレータ端末に提供するコンタクト・センタ・サーバ装置をコンタクト・センタ側に配置し、公衆回線網を経由する通話が可能な通話装置、及び前記コンタクト・センタ・サーバ装置に接続可能なオペレータ端末装置をホーム・エージェント側に配置し、公衆回線網を経由して接続中の顧客との通話を、前記交換機が公衆回線網を経由して前記ホーム・エージェント側に転送すると共に、前記コンタクト・センタ・サーバ装置が、検索のキー・データとして用いる転送データを前記ホーム・エージェント側に伝送し、又、前記読み出しの顧客情報を該転送データ及び詳細データを含む構成に編成し、該編成の顧客情報を前記ホーム・エージェント側に伝送し、前記オペレータ端末装置は、前記顧客情報を受けるとこれを転送データ管理テーブルに書き込むと共に、通話の着信時には該着信と共に前記転送データを受け、該転送データをキー・データとして用いて該転送データ管理テーブルを検索し、見出された顧客情報をオペレータに提供するようにしたことにより、前記課題を解決したものである。
【0007】
なお、本発明において通話装置とは、電話通話をするための装置であって、近年様々な形態のものが提供されており、本発明はこれを具体的に限定するものではない。該通話装置は、まず、通常の電話機が含まれる。又、パーソナル・コンピュータやPDA(Personal Digital Assistants)などに、通話用のマイクロフォンやヘッドフォンやイヤフォンなどを取り付け、通常の回線交換のアナログ電話回線を利用する電話機として用いるようにしたものや、あるいは、IP網やインターネット網を通信路に用いる、いわゆるIP電話機として用いるようにしたものであってもよい。
【0008】
なお、本発明における公衆回線網は、一般的な回線交換方式の通信網のみならず、IP網や、インターネット網であってもよい。又、本発明における交換機には、PBX(Private Branch eXchange)、IPスイッチなどが含まれる。更には、本発明における交換機は、局側交換機など、公衆回線網に含まれる交換機であってもよい。例えばCBR(Carrier Based Routing)では、公衆回線網内の交換機を制御するための機能を、公衆回線網を運営する者がその仕様を提示して、外部者、例えばコンタクト・センタを運営したり利用する一般企業などに提供することも行われている。本発明はこれに限定されるものではないが、例えば、SS7、UDP/IP、X.25などに代表される標準プロトコルがある。
【0009】
次に、本願の第2発明のホーム・エージェント運用方法は、公衆回線網を経由する顧客とオペレータとの間の呼を交換制御する交換機、該顧客に関する情報を格納するデータベース、及び該データベースから読み出した顧客情報をオペレータ端末に伝送するコンタクト・センタ・サーバ装置をコンタクト・センタ側に配置し、公衆回線網を経由する通話が可能な通話装置、及び前記コンタクト・センタ・サーバ装置に接続可能なオペレータ端末装置をホーム・エージェント側に配置し、前記コンタクト・センタ・サーバ装置が、前記読み出しの顧客情報を、検索のキー・データとして用いる転送データ及び詳細データを含む構成の顧客情報に編成し、又、該編成の顧客情報を前記ホーム・エージェント側に伝送し、該伝送後、前記コンタクト・センタ・サーバ装置が、前記転送データを前記ホーム・エージェント側に伝送すると共に、前記前記交換機が、公衆回線網を経由して接続中の顧客との通話を、公衆回線網を経由して前記ホーム・エージェント側に転送し、前記オペレータ端末装置は、前記顧客情報を受けるとこれを転送データ管理テーブルに書き込むと共に、通話の着信時には該着信と共に前記転送データを受け、該転送データをキー・データとして用いて該転送データ管理テーブルを検索し、見出された顧客情報をオペレータに提供するようにしたことにより、前記課題を解決したものである。
【0013】
次に、本願の第3発明のコンタクト・センタ・サーバ装置は、前述の第1発明又は第2発明に係り、公衆回線網を経由する顧客とオペレータとの間の接続中の呼を、構外の別のオペレータに公衆回線網を経由して転送する際に、該転送の命令を交換機に対して出力し、又、データベースから読み出した該顧客に関する情報を、公衆回線網を経由して後者のオペレータのオペレータ端末に伝送するようにしたことにより、前記課題を解決したものである。
【0014】
なお、転送の命令の出力先になる、上述の交換機は、本発明はこれを具体的に限定するものではない。前述したように、公衆回線網内の交換機によって本発明の通話転送を行う場合は、該出力先の交換機は、公衆回線網内の該交換機になる。あるいは、PBXによって本発明の通話転送を行う場合は、該出力先の交換機は、該PBXになる。
【0015】
又、本願の第4発明のオペレータ端末装置は、前述の第1発明又は第2発明に係り、公衆回線網を経由して接続中であった顧客と、構外の別のオペレータとの間の呼が、公衆回線網を経由して自分方のオペレータに転送されてきた際、該転送の着信を通知する信号が入力された場合には、公衆回線網を経由して伝送されてくる該転送の顧客に関する情報を、後者のオペレータに対して表示するようにしたことにより、前記課題を解決したものである。
【0016】
更に、本願の第5発明のコンピュータ・プログラムは、上記第1発明〜第4発明を実現するコンピュータ・プログラムを提供することで、前記課題を解決したものである。
【0017】
以下、本発明の作用について、簡単に説明する。
【0018】
本発明は、転送通話に係る顧客情報が、公衆回線網を経由して、ホーム・エージェント側に提供される。従って、コンタクト・センタ及びホーム・エージェントの配置の自由度が向上する。
【0019】
あるいは、本発明は、転送通話に係る顧客情報を、コンタクト・センタ内のコンタクト・センタ・サーバ装置側がホーム・エージェント側に伝送する。従って、通話の転送と、該通話に係る顧客情報の伝送とを、同時、あるいはほぼ同時に行うことができる。このため、通話が転送できても、情報伝達経路の異常その他で顧客情報はオペレータ側に伝送できないなどの障害を回避することもできる。又、通話転送時の時点における顧客情報がオペレータ端末に伝送される点で、情報内容の時期と通話転送時期との時間的な一致の精度を向上することもできる。もし、通話転送してから後に最新の顧客情報が必要であれば、オペレータの判断で再参照すればよい。
【0020】
以上のように本発明によれば、コンタクト・センタの構外に配置したホーム・エージェントのオペレータに効率的に顧客情報を伝送できるようにし、コールセンタの運営効率の向上や運営費の削減を図る一方、オペレータの顧客対応のサービス品質を維持することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明が適用された実施形態のホーム・エージェントシステムの全体的な構成を示すブロック図である。
【0023】
図1において、顧客の電話機2は、公衆回線網1を経由してコンタクト・センタ10やホーム・エージェント50のオペレータの電話機3と接続される。更に、コンタクト・センタ10及びホーム・エージェント50の間において、電話機2の顧客の情報を含め、種々の情報は公衆回線網1を経由して伝達されている。
【0024】
本実施形態においては、以下のように、顧客の電話機2との通話が個々のオペレータに対して、該顧客に関する情報のデータと共に(データ付き)接続される、あるいは転送される(コサルト転送(データ付き))。
【0025】
A1. インバウンド業務において顧客の電話機2からコンタクト・センタ10に新たな着信があったとき。
【0026】
A2. アウトバウンド業務の自動発信において顧客の電話機2に新たに接続されたとき。
【0027】
A3. インバウンド業務及びアウトバウンド業務を問わず、オペレータから通話中の顧客に対する通話接続を他のオペレータに転送するように指示があったとき。
【0028】
又、上記のA3については、オペレータと一旦通話中になった後の転送である。該転送には、本実施形態では以下のようなパターンがある。
【0029】
B1. 一旦コンタクト・センタ10内のオペレータが対応した顧客との通話を、コンタクト・センタ10内の別のオペレータに転送。
【0030】
B2. 一旦コンタクト・センタ10内のオペレータが対応した顧客との通話を、ホーム・エージェント50のオペレータに転送。
【0031】
B3. 一旦ホーム・エージェント50のオペレータが対応した顧客との通話を、コンタクト・センタ10内のオペレータに転送。
【0032】
B4. 一旦ホーム・エージェント50のオペレータが対応した顧客との通話を、ホーム・エージェント50の別のオペレータに転送。
【0033】
図2は、本実施形態のコンタクト・センタ10の構成を示すブロック図である。
【0034】
この図において、コンタクト・センタ10は、ダイヤル・アップ・ルーター12と、コンタクト・センタ・サーバ装置13と、ウェブ・サーバ装置14と、データベース・サーバ装置15と、統計監視端末装置16と、PBX(Private Branch eXchange)17と、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)によるLAN61及び62と、破線枠のごとく個々のオペレータに1台ずつ設けられている電話機3及びオペレータ端末4とを有している。該電話機3は内線電話である。
【0035】
オペレータ端末4は、端末機能部57及びリモート機能部58を有している。端末機能部57は、オペレータに対して情報を表示したり、オペレータが入力したりする、端末としての機能を提供するものである。リモート機能部58は、図6のフローチャートを用いて後述するような、本発明に係る特有の処理を提供するものである。
【0036】
又、PBX17、オペレータ端末4、コンタクト・センタ・サーバ装置13、ウェブ・サーバ装置14、データベース・サーバ装置15、及び統計監視端末装置16は、LAN62に接続されている。又、ダイヤル・アップ・ルーター12、又ウェブ・サーバ装置14は、LAN61に接続されている。
【0037】
ダイヤル・アップ・ルーター12は、MODEM(modulator-demodulator)による音声通話回線利用やINS64やADSL(asymmetric digital subscriber line)、OCNなどにより、データ通信を行う機能を有するルーターである。
【0038】
PBX17は、公衆回線網1を経由する顧客の電話機2と、コンタクト・センタ10の構内にあるオペレータの電話機3との間の呼を交換制御する構内交換機(PBX)である。又、PBX17は、公衆回線網1を経由して着信した顧客の電話機2を、ホーム・エージェント50のオペレータの電話機3に転送する交換制御機能を有している。更には、該PBX17は、公衆回線網1を経由して一旦オペレータが通話中になっている呼を別のオペレータに転送する交換制御機能も有しており、コンタクト・センタ10のオペレータの電話機3間で相互に、あるいは、公衆回線網1を経由して、コンタクト・センタ10のオペレータの電話機3とホーム・エージェント50のオペレータの電話機3との間で相互に、更には、公衆回線網1を経由して、ホーム・エージェント50のオペレータの電話機3間で相互に、接続中の顧客の電話機2との通話を転送する機能も有している。
【0039】
オペレータ端末4は、該当のオペレータに対して、該オペレータが対応する顧客の情報その他を表示する。該オペレータ端末4は、本実施形態では具体的には、一般的なパーソナル・コンピュータが用いられている。又、オペレータに対する諸表示には、一般的なブラウザ・プログラムが用いられている。
【0040】
図3は、本実施形態のコンタクト・センタ・サーバ装置13の構成を示すブロック図である。
【0041】
図示されるように、コンタクト・センタ・サーバ装置13は、コンタクト・センタ制御装置20と、ホーム・エージェント制御装置25と、統計情報制御装置30とを有している。
【0042】
コンタクト・センタ制御装置20は、CTI(Computer Telephony Integration)技術に基づいて、コンタクト・センタにおいてオペレータがインバウンド業務及びアウトバウンド業務を行うために、PBX17を制御したり、接続中の顧客情報その他についてデータベース・サーバ装置15を検索したりする。該コンタクト・センタ制御装置20は、アウトバウンド業務における自動ダイヤル予測発信制御をするページング制御部22と、発信時に必要な情報をデータベース・サーバ装置15から得るデータベース制御部23と、これらページング制御部22及びデータベース制御部23の制御その他インバウンド業務及びアウトバウンド業務の制御全般を行うコンタクト・センタ制御部21とを有している。
【0043】
ホーム・エージェント制御装置25は、ホーム・エージェント制御部26と、データベース制御部27とを有している。ホーム・エージェント制御部26は、まず、PBX17に対して指示を出す機能を有しており、顧客の電話機2を、コンタクト・センタ10の構内のオペレータの電話機3や、ホーム・エージェント50のオペレータの電話機3に接続する際に、どの電話機3に接続するかの指示をPBX17に出す機能を有している。該指示には、一旦オペレータが通話中になっている呼を別のオペレータに転送する、PBX17に対する指示も含まれる。更に、該ホーム・エージェント制御部26は、データベース制御部27を介してデータベース・サーバ装置15を検索し得られた情報を、該当するオペレータのオペレータ端末4に伝送し、表示させる機能を有している。
【0044】
統計情報制御装置30は、統計情報制御部32と、統計用データベース部34と、統計用メモリ部35とを有している。統計情報制御部32は、インバウンド業務及びアウトバウンド業務の運営状況に関する情報を収集し、これら業務の業務実績の統計を得るための情報を生成する。このような統計情報制御部32の処理は、統計用データベース部34及び統計用メモリ部35を用いながら行われ、該処理によって得られた情報は統計用データベース部34に格納される。
【0045】
図4は、本実施形態のホーム・エージェント50の構成を示すブロック図である。
【0046】
図示されるように、ホーム・エージェント50は、ダイヤル・アップ・ルーター52と、電話機制御装置53と、端末機能部57及びリモート機能部58を有するオペレータ端末4と、ダイヤル・アップ・ルーター52及びオペレータ端末4が接続されるTCP/IPによるLAN63と、外線電話である電話機3とを有している。オペレータ端末4及び電話機制御装置53の間は、USB(Universal Serial Bus)のインタフェイスによって接続されている。ダイヤル・アップ・ルーター52及び電話機制御装置53の間、電話機制御装置53及び電話機3の間は、通話のアナログ回線である。
【0047】
端末機能部57及びリモート機能部58は、コンタクト・センタ10側にあるオペレータ端末4と同様である。
【0048】
図5は、本実施形態において用いられる転送データ管理テーブルを示す線図である。
【0049】
この転送データ管理テーブルは、オペレータ端末4のリモート機能部58に設けられている。コンタクト・センタ10に、あるいはホーム・エージェント50に配置されているかに関わらず、オペレータが顧客に対応する際には、対応する顧客の情報を把握している必要がある。本実施形態では、このような顧客情報は、図5に示すような転送データ管理テーブルに格納され、オペレータ端末4において端末機能部57やリモート機能部58により該情報が参照され、オペレータに提供される。
【0050】
図5において、転送データ管理テーブルの各行は、顧客情報を表す顧客毎のデータになっている。又、このような顧客毎のデータは、キー・データとして用いる転送データと、個々の顧客に関する具体的な情報が盛り込まれている詳細データとによって構成されている。
【0051】
本実施形態において、詳細データには、顧客識別番号と、氏名と、電話番号と、その他の情報とを、それぞれ表すデータが含まれている。顧客識別番号のデータは、コンタクト・センタ10の業務などに係り、個々の顧客を識別するために付された番号である。又、氏名のデータは該当顧客の個人名や法人名であり、電話番号のデータは該当顧客の電話番号である。
【0052】
このような転送データ管理テーブルに書き込む情報は、顧客の通話をオペレータの電話機3に接続する際に、データベース制御部27を介してデータベース・サーバ装置15を参照し、ホーム・エージェント制御部26が編成する。又、ホーム・エージェント制御部26は、編成されたものを、公衆回線網1を経由して該当のオペレータのオペレータ端末4に伝送する。そうして、該情報のデータは、このような転送データ管理テーブルに書き込まれる。この後は、オペレータに接続された通話の顧客に関する情報は、該当オペレータのオペレータ端末4のリモート機能部58にある転送データ管理テーブルから読み出され、該オペレータに対して表示される。
【0053】
図6は、本実施形態における転送元側処理及び転送先側処理を示すフローチャートである。
接続中の顧客との通話の転送と、該通話の顧客に係る顧客情報の転送先への伝送と、該通話の顧客に係るキー・データとして用いる転送データの伝送とについては、これらの順序は、特に限定されるものではない。但し、それぞれに特徴がある。この図6においては、まず、接続中の顧客との通話に係る顧客情報の転送先への伝送を行ってから(ステップ122)、この後に、該通話の顧客に係るキー・データとして用いる転送データの伝送と、該通話の転送とを行っている(ステップ125)。
【0054】
この図の転送元側処理は、インバウンド業務において顧客の電話機2からコンタクト・センタ10に新たな着信があったとき、アウトバウンド業務の自動発信において顧客の電話機2に新たに接続されたとき、インバウンド業務及びアウトバウンド業務を問わずオペレータから通話中の顧客に対する通話接続を他のオペレータに転送するように指示があったときに、これらに関する顧客の通話の転送元になるホーム・エージェント制御装置25のホーム・エージェント制御部26において行われる。該処理によって顧客との通話は特定のオペレータに接続され、該通話の顧客情報が該オペレータのオペレータ端末4に転送される。
【0055】
一方、転送先側処理は、該通話が接続されるオペレータのオペレータ端末4において、リモート機能部58を中心に行われる。該処理によって、転送データ管理テーブルに伝送済みの情報に基づいて、該当顧客に関する情報がオペレータに提供される。
【0056】
図6の転送元側処理において、まずステップ120では、ホーム・エージェント制御部26は、データベース制御部27を介してデータベース・サーバ装置15に格納された、通話待ちや通話中などの個々のオペレータ状態や、個々のオペレータが担当している業務や、個々のオペレータのスキルなどの情報を参照する。そうして該ホーム・エージェント制御部26は、当該転送元側処理において接続しようとする転送先のオペレータを決定する。
【0057】
次にステップ122は、ホーム・エージェント制御部26は、データベース制御部27を介してデータベース・サーバ装置15を参照し、転送する通話の顧客情報を取得すると共に、該取得の顧客情報に基づいて、通話の転送先に伝送する顧客情報を編成する。該編成の顧客情報は、検索のキー・データとして用いる転送データ及び詳細データを含む構成になっている。又、ホーム・エージェント制御部26は、編成されたものを、公衆回線網1を経由して該当のオペレータのオペレータ端末4に伝送する。そうして、該情報のデータは、このような転送データ管理テーブルに書き込まれる。
【0058】
ステップ124では、ステップ122における転送データ管理テーブルに対するデータ書き込みがすべて正常に行え、データ伝送が正常に終了したか判定する。正常に行えたと判定された場合はステップ126に進む。一方、何らかの原因により該書き込みに異常があって、正常にはデータ伝送が終了していないと判定された場合は、再びステップ120に戻り、これにより顧客の通話の転送先を変更する。
【0059】
ステップ126では、ホーム・エージェント制御部26は、該転送データ管理テーブルを参照する際のキー・データとして用いる、顧客毎のデータの一部である転送データを、通話の転送先のオペレータ端末4に送信する。又、該ホーム・エージェント制御部26は、PBX17に対して指示を出力し、通話を該当のオペレータの電話機3に転送する。
【0060】
なお、上述の転送データは、本発明は具体的に限定するものではなく、本実施形態では顧客の発信者番号になっている。該発信者番号は、DNIS(Dialed Number Identification Service)やANI(Automatic Number Identification)によるものであってもよく、他の方法によって取得したものでもよい。
【0061】
又本実施形態においては、コンタクト・センタ10側からホーム・エージェント50側に転送される呼の発信者番号通知によって、該呼が、該コンタクト・センタ10に係る業務に関するものであることが、転送先のホーム・エージェント50のオペレータ端末4に対して暗示されるようになっている。
【0062】
次に、図6の転送先側処理において、まずステップ140では、該転送先のオペレータの電話機3に、転送された通話が着信する。又、該着信の際、該着信が、ホーム・エージェント制御部26により転送された通話の呼であれば、即ち、他の発信先からの呼でなければ、該着信の前後において、転送先のオペレータのオペレータ端末4に、転送データ管理テーブルを参照する際のキー・データになる転送データが受信される。
【0063】
ステップ142では、着信した呼に対応する転送データが受信されたか判定する。受信されていると判定された場合は、ステップ144において今回受信の転送データを取得し、ステップ148において該転送データをキー・データとして検索される転送データ管理テーブルの詳細データを検索する。一方、受信されていないと判定された場合は、発信者番号通知なしの他者からの着信であると判定し、コンタクト・センタ10以外の他の発信先からの呼であると考えられ、ステップ146において非転送着信処理を行い、図6の転送先側処理を終了する。該非転送着信処理は、今回の着信がコンタクト・センタ10に係る業務以外のものである旨、オペレータに対して表示したり、転送データ管理テーブルその他の情報を更新したりするなどである。
【0064】
ステップ148に続いてステップ150では、今回受信した転送データをキー・データとした検索で、転送データ管理テーブルに該当の詳細データがあるいか否か判定する。該当詳細データありと判定された場合は、ステップ152において、オペレータに対する顧客情報表示など、該詳細データに基づく処理を行う。一方、該当詳細データなしと判定された場合は、発信者番号通知はあるものの他者からの着信であると判定し、ステップ154において、非転送着信処理を行う。これらステップ152又はステップ154の後には、図6の転送先側処理を終了する。
【0065】
以上説明したように、本実施形態によれば、本発明を効果的に適用することが可能である。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、コンタクト・センタの構外に配置したホーム・エージェントのオペレータに効率的に顧客情報を伝送できるようにし、コールセンタの運営効率の向上や運営費の削減を図る一方、オペレータの顧客対応のサービス品質を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された実施形態のホーム・エージェントシステムの全体的な構成を示すブロック図
【図2】上記実施形態のコンタクト・センタ10の構成を示すブロック図
【図3】前記実施形態のコンタクト・センタ・サーバ装置13の構成を示すブロック図
【図4】前記実施形態のホーム・エージェント50の構成を示すブロック図
【図5】前記実施形態において用いられる転送データ管理テーブルを示す線図
【図6】前記実施形態における転送元側処理及び転送先側処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1…公衆回線網
2、3…電話機
4…オペレータ端末
10…コンタクト・センタ
12、52…ダイヤル・アップ・ルーター
13…コンタクト・センタ・サーバ装置
14…ウェブ・サーバ装置
15…データベース・サーバ装置
16…統計監視端末装置
17…PBX
20…コンタクト・センタ制御装置
21…コンタクト・センタ制御部
22…ページング制御部
23、27…データベース制御部
25…ホーム・エージェント制御装置
26…ホーム・エージェント制御部
30…統計情報制御装置
32…統計情報制御部
34…統計用データベース部
35…統計用メモリ部
50…ホーム・エージェント
53…電話機制御装置
57…端末機能部
58…リモート機能部
61〜63…LAN

Claims (5)

  1. 公衆回線網を経由する顧客とオペレータとの間の呼を交換制御する交換機、該顧客に関する情報を格納するデータベース、及び該データベースから読み出した顧客情報をオペレータ端末に提供するコンタクト・センタ・サーバ装置をコンタクト・センタ側に配置し、
    公衆回線網を経由する通話が可能な通話装置、及び前記コンタクト・センタ・サーバ装置に接続可能なオペレータ端末装置をホーム・エージェント側に配置し、
    公衆回線網を経由して接続中の顧客との通話を、前記交換機が公衆回線網を経由して前記ホーム・エージェント側に転送すると共に、
    前記コンタクト・センタ・サーバ装置が、検索のキー・データとして用いる転送データを前記ホーム・エージェント側に伝送し、又、前記読み出しの顧客情報を該転送データ及び詳細データを含む構成に編成し、該編成の顧客情報を前記ホーム・エージェント側に伝送し、
    前記オペレータ端末装置は、前記顧客情報を受けるとこれを転送データ管理テーブルに書き込むと共に、通話の着信時には該着信と共に前記転送データを受け、該転送データをキー・データとして用いて該転送データ管理テーブルを検索し、見出された顧客情報をオペレータに提供するようにしたことを特徴とするホーム・エージェント運用方法。
  2. 公衆回線網を経由する顧客とオペレータとの間の呼を交換制御する交換機、該顧客に関する情報を格納するデータベース、及び該データベースから読み出した顧客情報をオペレータ端末に伝送するコンタクト・センタ・サーバ装置をコンタクト・センタ側に配置し、
    公衆回線網を経由する通話が可能な通話装置、及び前記コンタクト・センタ・サーバ装置に接続可能なオペレータ端末装置をホーム・エージェント側に配置し、
    前記コンタクト・センタ・サーバ装置が、前記読み出しの顧客情報を、検索のキー・データとして用いる転送データ及び詳細データを含む構成の顧客情報に編成し、又、該編成の顧客情報を前記ホーム・エージェント側に伝送し、
    該伝送後、前記コンタクト・センタ・サーバ装置が、前記転送データを前記ホーム・エージェント側に伝送すると共に、前記前記交換機が、公衆回線網を経由して接続中の顧客との通話を、公衆回線網を経由して前記ホーム・エージェント側に転送し、
    前記オペレータ端末装置は、前記顧客情報を受けるとこれを転送データ管理テーブルに書き込むと共に、通話の着信時には該着信と共に前記転送データを受け、該転送データをキー・データとして用いて該転送データ管理テーブルを検索し、見出された顧客情報をオペレータに提供するようにしたことを特徴とするホーム・エージェント運用方法。
  3. 公衆回線網を経由する顧客とオペレータとの間の接続中の呼を、構外の別のオペレータに公衆回線網を経由して転送する際に、該転送の命令を交換機に対して出力し、又、データベースから読み出した該顧客に関する情報を、公衆回線網を経由して後者のオペレータのオペレータ端末に伝送するようにしたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のコンタクト・センタ・サーバ装置。
  4. 公衆回線網を経由して接続中であった顧客と、構外の別のオペレータとの間の呼が、公衆回線網を経由して自分方のオペレータに転送されてきた際、該転送の着信を通知する信号が入力された場合には、公衆回線網を経由して伝送されてくる該転送の顧客に関する情報を、後者のオペレータに対して表示するようにしたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のオペレータ端末装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のホーム・エージェント運用方法、請求項に記載のコンタクト・センタ・サーバ装置、又は請求項に記載のオペレータ端末装置のいずれかを実施するためのコンピュータ・プログラム。
JP2002149038A 2002-05-23 2002-05-23 ホーム・エージェントシステム Expired - Lifetime JP3994187B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002149038A JP3994187B2 (ja) 2002-05-23 2002-05-23 ホーム・エージェントシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002149038A JP3994187B2 (ja) 2002-05-23 2002-05-23 ホーム・エージェントシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003348240A JP2003348240A (ja) 2003-12-05
JP3994187B2 true JP3994187B2 (ja) 2007-10-17

Family

ID=29767349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002149038A Expired - Lifetime JP3994187B2 (ja) 2002-05-23 2002-05-23 ホーム・エージェントシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3994187B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003348240A (ja) 2003-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7961865B1 (en) Method for handling incoming calls directed to a virtual communication service subscriber via a guest PBX
US6490344B1 (en) Communication system and communication channel coupling method
GB2345610A (en) PBX system for interworking a digital telephone with personal computer and controlling method thereof
JPH11331371A (ja) Lan電話端末を接続する交換機およびその接続方法
JP3684222B2 (ja) コンタクト・センタ・システム
JP3634610B2 (ja) 自動コールシステム
JP3994187B2 (ja) ホーム・エージェントシステム
KR100960805B1 (ko) 인아웃바운드의 수행이 모두 가능한 중앙 집중식 고객 지원방법
JPH0993630A (ja) 構内交換機の端末制御システム
JP4124781B2 (ja) 内線電話システム、端末装置、内線装置及び内線電話方法
JP3758978B2 (ja) インバウンド・ブリッジ・システム
KR100371917B1 (ko) 컴퓨터-전화(ct) 호 서버 시스템과 그 서비스 방법
KR100624678B1 (ko) 통화중 가입자에 대한 자동 통화 전환 방법
JP2006094330A (ja) Ip電話転送装置
JPH11284746A (ja) 電話応対管理システム及び電話応対管理方法
JP3289569B2 (ja) 簡易交換装置
JP4313782B2 (ja) コールセンタ運用方法及び装置
JP2005045685A (ja) 公衆phs用の構内交換システム
JP3803615B2 (ja) 電話装置の会議通話方法
JP2936028B2 (ja) 同時通話における転送方式
KR100723968B1 (ko) 지능망을 이용한 콜센터 서비스 제공 방법
KR20050036121A (ko) 호분배방법 및 호분배장치
JP2021034942A (ja) 処理装置、処理プログラム及び処理方法
JP2000224311A (ja) 構内交換機における局線自動転送システム
JP2005295592A (ja) コールセンタ運用方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070703

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20070709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070709

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3994187

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140810

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term