JP3991151B2 - ピンチロール装置のロール交換装置 - Google Patents

ピンチロール装置のロール交換装置

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は金属ストリップ連続鋳造装置に備えられるピンチロール装置のロール交換装置に関する。より詳細には、双ロール式連続鋳造機に備えられるピンチロール装置のロール交換装置に関するが、これに限定されるものではない。
【0002】
【従来の技術】
従来、溶融金属から金属板を連続的に鋳造する一手段として、種々の双ロール式連続鋳造機が提案されている。
【0003】
図11は特開昭63−26240号公報及び特開昭63−30158号公報に開示されているストリップキャスタ(双ロール式連続鋳造機)を示すものである。図中1a,1bは一対の内部冷却される鋳造ロールであり、該鋳造ロール1a,1bは、水平に且つ互いに平行にロールギャップを有して並ぶように配置されている。
【0004】
この鋳造ロール1a,1bの直上には、鋳造ロール1a,1bの間に溶融金属溜まり2を形成させるためのタンディッシュ3が設けられており、鋳造ロール1a,1bの間に溶融金属溜まり2を形成させた状態で、図11において左側に位置する鋳造ロール1aを時計回りに、また、図11において右側に位置する鋳造ロール1bを反時計回りに同時に回動させると、鋳造ロール1a,1bの間で凝固した金属が鋳造ロール1a,1bのロールギャップに応じた板厚の高温ストリップ4に成形されて鋳造ロール1a,1bの下方へ連続的に送り出されるようになっている。
【0005】
5a,5bは一対のピンチロール群であり、該ピンチロール群5a,5bは、鋳造ロール1a,1bから下方へ送り出される高温ストリップ4を板厚方向に挾持し得るように、鋳造ロール1a,1bの直下に配置されている。6は側方から見て湾曲板状に形成されたストリップガイド部材であり、該ストリップガイド部材6は、ピンチロール群5a,5bから下方へ送り出されるストリップ4を水平方向へ案内するように、ピンチロール群5a,5bの下方に配置されている。
【0006】
7は一対のピンチロール7a,7bを有するピンチロール装置であり、該ピンチロール装置7は、ストリップガイド部材6によって水平方向に案内されるストリップ4を板厚方向に挾持し得るように、ストリップガイド部材6のストリップ4の移動方向下流側に配置されている。
【0007】
前記ピンチロール装置7は、その一例を図13、図14に示すように、ストリップ4の移動経路上において、側面形状がU字状を有するハウジング7c,7c’がストリップ4を幅方向に挟む位置に固設され、ハウジング7c,7c’間には、ロールチョック7dを介し上、下ピンチロール7a,7bが配置され、ハウジング7c,7c’の開放された上部には上部蓋材7eが着脱可能に取り付けられている。前記下ピンチロール7aのロールチョック7dはハウジング7c,7c’に固定され、又、上ピンチロール7bのロールチョック7dは、上部蓋材7eに設けた圧下装置7fにより圧下が行えるようになっている。7gはハウジング7c,7c’同士を連結する連結材である。
【0008】
図11中、8は巻取機であり、該巻取機8は、ピンチロール7a,7bから水平に送り出されるストリップ4を巻き取り得るように、ピンチロール装置7の下流側に配置している。
【0009】
上述した鋳造ロール1a,1bの下半部、ピンチロール群5a,5b、ストリップガイド部材6、ピンチロール装置7、巻取機8からなるストリップ4の移動経路は、一体に形成された大型のチャンバ(ケーシング)9に内装されており、該チャンバ9の内部には、ストリップガイド部材6とピンチロール7a,7bとの間において、ストリップ4の下面及び上面に対峙するようにノズル10a,10bが設けられている。このノズル10a,10bには、供給管11a,11bを介し窒素ガス等の無酸化ガスのガス供給源12が接続され、チャンバ9には、供給管13a,13bを介しガス供給源14が接続されている。
【0010】
すなわち、図11に示す双ロール式連続鋳造機においては、窒素ガス等の無酸化ガスをチャンバ9へ供給することにより該チャンバ9の内部を無酸化ガス雰囲気とし、更に、窒素ガスをノズル10a,10bから噴射させることにより、ストリップ4の表面にスケール(酸化被膜)が生成されるのを抑制している。また、ストリップ4の温度は、鋳造ロール1a,1bから送り出される時点において約1400℃程度であるが、ノズル10a,10bから噴射される窒素ガスによって冷却されることにより、約600〜800℃程度に低下されるようになっている。
【0011】
しかし、上記図11に示す双ロール式連続鋳造機では、チャンバ9の容積が非常に大きくなってしまい、このためにチャンバ9の内部を完全に無酸化ガス雰囲気に維持することは困難であるので、ストリップ4の表面にスケールが生成することがある。また、巻取機8により巻き取られたストリップ4をチャンバ9から取り出す際には該チャンバ9を大気開放することになるため、窒素ガスの消費量が非常に多くなる。加えて、窒素は高価なので操業費用が高くなる。
【0012】
上記した問題点を軽減する方法として特開平9−174204号公報が提案されている。この公報では、図12に示すように、鋳造ロール1a,1bからピンチロール7a,7bまでの間のストリップ4を取り囲む上流側の固定チャンバ16Aと、ピンチロール7a,7bと巻取機8の入側に設けたピンチロール15a,15bの手前までの間のストリップ4を取り囲む下流側の固定チャンバ16Bとを更に設けた構成としている。
【0013】
前記固定チャンバ16A,16B内には、制御した無酸化ガス17をストリップ4の両面に向けて噴出するようにしたノズル群18を備えており、装置操業中にストリップ4にスケールが形成されるのを抑制している。更に、ピンチロール7a,7bの下流側の固定チャンバ16Bには、ストリップ4が300℃以下の温度になって移動経路を出るように、通過するストリップ4を急冷するための室温で液体である急冷媒体19を吹き付けるようにした急冷手段を備えている。6aはキャッチロール、20はドレン抜きである。
【0014】
また、上記公報ではピンチロール装置7と巻取機8との間に、圧延機を備えた場合も例示している。このように圧延機を設けた場合には、ピンチロール装置7と圧延機の間に下流側の固定チャンバを設けると共に、圧延機の出側にも固定チャンバを設けている。又、圧延機の入側直前位置まで下流側の固定チャンバを設けて圧延機の出側には固定チャンバを設けない構成のものもある。
【0015】
図12の上流側の固定チャンバ16Aと下流側の固定チャンバ16Bにおけるピンチロール7a,7bに対向する端部には、ピンチロール7a,7bの外周面に気密に接するシール部材21が設置されており、このシール部材21によってピンチロール7a,7bと固定チャンバ16A,16Bとの間の気密を保持するようにしている。シール部材21としては、ラビリンスシールや多数の金属素線によって形成されるワイヤシールが適用される。
【0016】
図12に示したように、ストリップ4の移動経路を分割して包囲するようにした固定チャンバ16A,16Bの構成によれば、図11のように一体形成した大型のチャンバ9でストリップ4の移動経路全体を覆う構成に比して各固定チャンバ16A,16Bの容積を小さく抑えることができるので、無酸化ガスの使用量を低減することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図12の構成においては回転するピンチロール7a,7bと固定チャンバ16A,16Bとの間の気密を保持する必要があるが、このためのシール部材21はピンチロール7a,7bの外周面に接触しており、このためにピンチロール7a,7bの表面にロール転写による傷を生じさせる可能性があり、延いてはストリップ4に模様を生じさせる可能性がある。又、この問題を回避するためにピンチロール7a,7bとシール部材21との間に間隙を保持することも考えられるが、この場合にはガスが間隙から大量に排出するために無酸化ガスの消費量が増大してしまう。
【0018】
又、図11、図12に示した双ロール式連続鋳造機において、不測の事態によりピンチロール7a,7bを交換する必要が生じた場合に、長期間に亘ってラインを休止しなければならない問題がある。
【0019】
即ち、従来のピンチロール装置7は、図13、図14に示すようにストリップ4の移動経路上に固設しているために、ロール交換を行う場合は、双ロール式連続鋳造機の運転を停止した後、圧下装置7fと上ピンチロール7bの連結を解除し、ハウジング7c,7c’に固定されている上部蓋材7eの固定を解いてクレーン等の吊上装置により上部蓋材7eを取り外す。更に、上、下ピンチロール7a,7bに対する冷却水給排管及びカップリングの連結を切離す。続いて、上ピンチロール7bをクレーン等の吊上装置で吊上げて除去し、次にストリップ4を除去した後、下ピンチロール7aをクレーン等の吊上装置で吊上げて除去する。続いて、交換用の(研磨された)下ピンチロール7aをハウジング7c,7c’に吊降ろして固定した後、交換用の上ピンチロール7bをハウジング7c,7c’に吊り降ろし、次に圧下装置7fを備えた上部蓋材7eをハウジング7c,7c’の上部に吊降ろして固定し、圧下装置7fにより上ピンチロール7bを昇降できるように組み立てる。
【0020】
上記したように、ピンチロール7a,7bの交換作業を全てストリップ4の移動経路上で行うことになるため、ラインの休止期間が長くなる問題がある。
【0021】
更に、前記ピンチロール7a,7bの交換時には、図11の例ではロール交換のためにチャンバ9におけるピンチロール装置7の上部を開放する作業が必要であり、このための作業にも時間を要する。又、図12の例ではピンチロール7a,7bの交換時には、ロール交換のために固定チャンバ16A,16Bに備えたシール部材21の着脱が必要であり、この作業のためにも時間を要する問題があり、更にシール部材21が汚れるとピンチロール7a,7bの傷の発生の原因になるためシール部材21の取扱いに細心の注意を要するといった問題がある。
【0022】
本発明は、ピンチロールの外周面に接触するシール部材を廃止し、無酸化ガスの消費量を低減でき、且つピンチロールのロール交換作業を短時間で効率的に行えるようにしたピンチロール装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ストリップの移動経路を取り囲む固定チャンバを備えて該固定チャンバ内に無酸化ガスを供給することによりストリップにスケールが形成するのを抑制するようにした金属ストリップ連続鋳造装置における前記ストリップの移動経路に備えるピンチロール装置のロール交換装置であって、ストリップの移動経路と交差して側方に延びるレールに沿い移動が可能な内側ハウジングとストリップを幅方向に挾む位置に固定されて前記内側ハウジングが嵌脱できる孔形の外側ハウジングとを設け、内側ハウジングにロールチョックを介し上、下ピンチロールを備えると共に上、下ピンチロールの外周を覆うロールチャンバを備え、外側ハウジングに前記ロールチョックを介し上ピンチロールを圧下する圧下装置を備えたことを特徴とするピンチロール装置のロール交換装置、に係るものである。
【0024】
好ましくは、前記内側ハウジングは、上部がロールチョックを抜出可能に開放され、開放された上端には上部蓋材が着脱可能に取り付けられていることを含む。
【0025】
好ましくは、前記レールに、ストリップの移動経路と平行な方向にスライドして切換えが可能な複数の切換レールを備えていることを含む。
【0026】
好ましくは、前記ロールチャンバは、上、下ピンチロールのピンチ部を除く外周を包囲する上、下ロールカバーと、ロール端面とロールチョックとの間において上、下ロールカバー相互間に配置した中間カバーとからなり、前記ピンチ部の一側にストリップ入口を形成しピンチ部の他側にストリップ出口を形成し且つ前記孔形の外側ハウジングが通過可能な形状を有していることを含む。
【0027】
好ましくは、前記外側ハウジングに、ロールチャンバと気密に連通可能な固定チャンバを固定したことを含む。
【0028】
上記手段によれば、次のように作用する。
【0029】
上、下ピンチロールとロールチャンバを備えた内側ハウジングを、固定の外側ハウジングの位置からストリップの移動経路外に取り出せるようにしたので、待機しておいた交換用の内側ハウジングを同様にして直ちにストリップの移動経路に組み込むことができる。よって、上、下ピンチロールのロール交換作業が短時間に効率的に行い得られ、双ロール式連続鋳造機の休止時間を短縮することが可能になる。
【0030】
又、内側ハウジングに備えたロールチャンバは、上、下ロールカバーと中間カバーとにより最小の容積で上、下ピンチロールを包囲しているので、ロールチャンバ内を無酸化ガス雰囲気に保持するためのガス消費量を減少することができる。更に、外側ハウジングに固定した固定チャンバと前記ロールチャンバとの間がシール材によって気密に連通されるようにしているので、ロールチャンバと固定チャンバの連通時における気密保持と切離しとが容易にできる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0032】
図1は本発明のピンチロール装置のロール交換装置の一形態例を示す全体正面図、図2は図1をII−II方向から見た平面図、図5はピンチロール装置の詳細を示す正面図、図6は図5をVI−VI方向から見た側面図である。
【0033】
図12に示したように、高温ストリップ4の移動経路にピンチロール装置7を備え、且つピンチロール装置7の前後に高温ストリップ4を取り囲む固定チャンバ16A,16Bを備えた構成において、前記ピンチロール装置7を図1、図2及び図6、図7のように構成する。
【0034】
ピンチロール装置7は、ストリップ4を幅方向に挟む間隔を有する内側ハウジング51a,51bと外側ハウジング64a,64bとにより構成されている。内側ハウジング51a,51bは、下部が連結材51にて連結されており、ストリップ4の移動経路と交差して側方に延びるレール63上を車輪62により移動経路の側方である操作側(図5の左側)にシフト可能に設けられており、又、外側ハウジング64a,64bは、前記内側ハウジング51a,51bを包囲する孔形を有してストリップ4を幅方向に挟む位置に固定されている。この時、レール63には、内側ハウジング51a,51bが外側ハウジング64a,64bの内側に一致したときに内側ハウジング51a,51bが落ち込むようにした位置決め用の段部63aが形成されている。前記外側ハウジング64a,64bの上部は幅方向に延びる連結材64’によって連結されている。
【0035】
内側ハウジング51a,51bには、図5、図6に示すように、上下1対のピンチロール52,53が軸部55を介しロールチョック54によって回転可能に支持されている。下ピンチロール53のロールチョック54は内側ハウジング51a,51bに固定され、又、上ピンチロール52のロールチョック54は、内側ハウジング51a,51bのガイド58に沿って昇降可能に支持されている。内側ハウジング51a,51bの上部はロールチョック54を上側に抜き出せるように開放している。そして、内側ハウジング51a,51bの開放された上部には上部蓋材59が着脱可能に取り付けられている。
【0036】
前記外側ハウジング64a,64bの幅方向外側面には、図6、図8に示すように、孔形の外側ハウジング64a,64bの孔88側に張出して外側ハウジング64a,64b内に位置させた内側ハウジング51a,51bが移動しないように固定するためのストッパ89を設けている。ストッパ89は長孔90によりボルト91を介して張出し位置と没入位置とに固定できるようになっている。これにより、上、下ピンチロール52,53が組付られて一体に組み立てられた内側ハウジング51a,51bは、ストッパ89によって外側ハウジング64a,64bにしっかり固定されるようになる。
【0037】
外側ハウジング64a,64bの上部には、前記内側ハウジング51a,51bの上ピンチロール52をロールチョック54を介し昇降及び押圧するようにした圧下装置65が設けられている。
【0038】
前記ピンチロール52,53の操作側(図5の左側)の軸端部には冷却水給排管60a,60bがロータリジョイント61を介し接続されており、又、ピンチロール52,53の駆動側(図5の右側)の軸端部には図1、図2に示すようにカップリング103及び駆動軸104を介し駆動装置105が連結されている。
【0039】
上記ピンチロール装置7において、図5、図7に示すように上、下ロールカバー66,67と、中間カバー68とからなるロールチャンバを設ける。
【0040】
上、下ロールカバー66,67は、ピンチロール52,53のピンチ部Pを除く外周を包囲する矩形形状を有しており、上、下ロールカバー66,67のピンチ部Pに近い端部70a,70bはロール表面との間に僅かな間隙を形成している。上記端部70a,70bに形成される間隙はストリップ4の方向を向くようにしている。更に、前記上、下ロールカバー66,67には、ロール端面71とロールチョック54との間の軸部55を包囲するようにした矩形形状の軸カバー部72を突出させて形成している。
【0041】
前記中間カバー68は、ピンチロール52,53のロール端面71とロールチョック54との間において、上、下ロールカバー66,67の相互間に配置されている。
【0042】
そして、前記下ロールカバー67はハウジング底面51’に支持され且つ下ピンチロール53のロールチョック54に固定されており、前記中間カバー68は上記下ロールカバー67上にボルト固定されており、更に、上ロールカバー66は中間カバー68上にボルト固定されている。上記により、ピンチロール52,53は、上、下ロールカバー66,67と中間カバー68とからなるロールチャンバによって包囲されるが、上、下ロールカバー66,67は上、下ロールカバー66,67と中間カバー68のいずれとも接触していない。
【0043】
前記上、下ピンチロールを包囲している上、下ロールカバー66,67と中間カバー68とからなるロールチャンバは、図10に示すように、上、下ピンチロール52,53とのピンチ部Pの一側にストリップ入口92を有し、ピンチ部Pの他側にストリップ出口93を有しており、前記ロールチャンバは前記孔形の外側ハウジング64a,64bの孔88を通過できる形状を有している。
【0044】
前記上、下ロールカバー66,67及び中間カバー68は、図5、図7に示すように内部に冷却液流路69を備えた水冷パネルにより構成されており、この冷却液流路69には、図5、図6の液供給口73及び液排出口74を介し冷却液が給排されるようになっている。図中76はピンチロール52,53に潤滑ミストを供給するための潤滑ミスト供給口である。
【0045】
更に、前記上、下ロールカバー66,67には、無酸化ガスを供給するためのガス供給口75が設けられており、該ガス供給口75から無酸化ガスを供給することにより上、下ロールカバー66,67の端部70a,70bとロール表面との間隙から無酸化ガスを吹き出すことによりストリップ4に向かう無酸化ガスのガスカーテン77(図7)を形成するようにしている。
【0046】
前記ハウジング底面51’上に支持された下ロールカバー67は、図5に示すように両端の軸カバー部72がボルト56によってロールチョック54に固定されており、これにより下ロールカバー67とロールチョック54との間の気密が保持される。又、下ピンチロール53の熱伸縮は、一側のロールチョック54に対し軸部55が隙間57の範囲で軸方向にスライドすることにより許容されるようになっている。
【0047】
前記上ロールカバー66は、図7に示すように上ピンチロール52の昇降を許容する形状を有しており、且つ上ロールカバー66の両端、即ち軸カバー部72の端部には、図9に示すように軸カバー部72を取り巻くパッキング材78を配置し、このパッキング材78をスプリング79を介しロールチョック54に押付けることによりロールチョック54との間のシールを行うようにしたシール装置80を備えている。
【0048】
更に、前記中間カバー68には、図5、図7に示すように、上、下ピンチロール52,53の軸心を結ぶ線と略平行な垂直のスリット81を形成していると共に、該スリット81を通して無酸化ガスを供給するためのガス供給口82を備えており、ガス供給口82からロール端面71に向けて無酸化ガスを噴出することによって、中間カバー68とロール端面71との間隙を通ってストリップ4の移動経路方向に流れる無酸化ガスの流れを遮断するガスカーテン77を形成するようにしている。
【0049】
図6、図10に示す外側ハウジング64a,64bには、図12に示した固定チャンバ16A,16Bが固定されており、更に、ストリップ4の入側にはストリップ4を取り囲む幅方向に細長い開口83を有する入口部材84を備えており、又、ストリップ4の出側には同様にストリップ4を取り囲む細長い開口85を有する出口部材86を備えている。そして、前記固定チャンバ16A,16Bには、図10に示すようにロールチャンバのストリップ入口92及びストリップ出口93を取り囲んでロールチャンバに接触するシール材87を備えており、このシール材87によりロールチャンバと固定チャンバ16A,16Bとの間を気密を保持して連通している。前記固定チャンバ16A,16Bと入口部材84及び出口部材86も前記と同様に内部に冷却液流路69を形成した水冷パネルにより構成している。
【0050】
図1、図2に示すように、レール63上に載置された内側ハウジング51a,51bは、外側ハウジング64a,64bの下部を貫通して延びるシリンダ等のシフト装置94によって、外側ハウジング64a,64bの孔88内と操作側外部との間で移動できるようになっている。図3、図4に示すシリンダによるシフト装置94では、シリンダの伸縮ロッド95先端にレバー96によって起倒できる係合フック97が備えられており、該係合フック97を内側ハウジング51a,51bの係合金具98に係合してシフト装置94を伸縮すると、内側ハウジング51a,51bは押し引きされてサイドシフトされるようになっている。尚、前記シフト装置94には、前記シリンダ以外に、クレーン、ウィンチ等の種々の方式のものを採用することができる。
【0051】
前記レール63の延長上には、図1、図2に示すように、ストリップ4の移動経路と平行な方向(レール63と交差する方向)に延びるスライドレール99に沿ってスライド可能な2組の切換レール100a,100bが設けてあり、該切換レール100a,100bは図示しない切換駆動装置によりスライドされるようになっている。そして前記レール63の延長上の切換レール100aは作業中の内側ハウジング51a,51bを受入れられるように空けてあり、又、他方の切換レール100b上には交換用の(研磨された)ピンチロール7a,7bが組み込まれた内側ハウジング51a,51bが待機している。前記切換レール100a,100bの上部には、吊上部材101を介しピンチロール7a,7bの交換を行うためのクレーンなどの組替装置102が設けられている。
【0052】
以下に、上記形態例の作用を説明する。
【0053】
図1、図2のように外側ハウジング64a,64bと内側ハウジング51a,51bとからなるピンチロール装置7にて高温ストリップ4を搬送する際は、上、下ロールカバー66,67及び中間カバー68、並びに固定チャンバ16A,16Bの冷却液流路69に冷却液を給排することによって冷却する。同時に、固定チャンバ16A,16B内に無酸化ガスを供給して無酸化ガス雰囲気に保持すると共に、前記上、下ロールカバー66,67及び中間カバー68に設けたガス供給口75,82から無酸化ガスを供給する。ガス供給口75から上、下ロールカバー66,67に供給された無酸化ガスは、上、下ロールカバー66,67の端部70a,70bとロール表面との間隙から吹き出され、これによりストリップ4に向かう無酸化ガスのガスカーテン77(図7)が形成される。
【0054】
図6、図10に示す下流側の固定チャンバ16B内の無酸化ガスの圧力を上流側の固定チャンバ16A内の圧力より高めに設定した場合には圧力差によってストリップ4の移動経路に沿い上流側に流れようとする。しかし、図7に示したようにストリップ4に向かう無酸化ガスのガスカーテン77が形成されることによって、ストリップ4の移動経路方向に流れる無酸化ガスの流れが阻止される。
【0055】
又、ガス供給口82から中間カバー68に供給された無酸化ガスは、中間カバー68に垂直に形成したスリット81からロール端面71に向かう縦のガスカーテン77を形成し、このガスカーテン77により中間カバー68とロール端面71との間隙を通ってストリップ4の移動経路方向に流れる無酸化ガスの流れが阻止される。
【0056】
この時、前記下ロールカバー67は端部がロールチョック54に固定されることによりシールされ、上ロールカバー66はシール装置80によりロールチョック54との間がシールされる。
【0057】
上記したように、ロールチャンバを構成する上、下ロールカバー66,67と中間カバー68は、上、下ピンチロール52,53を最小の容積で且つ気密に包囲しているので、ロールチャンバ内を無酸化ガス雰囲気に保持するためのガス消費量を減少することができ、更に、固定チャンバ16A,16Bの圧力差によりストリップ4の移動経路に沿う方向に無酸化ガスが流動する問題をガスカーテン77によって阻止できるので、無酸化ガスの消費量を更に低減できる。
【0058】
又、前記ロールチャンバは、上、下ピンチロール52,53に接することなく包囲しているので、ピンチロール7a,7bの表面に傷が生じる問題を防止できる。
【0059】
双ロール式連続鋳造機において、不測の事態によりピンチロール装置7のピンチロール52,53を交換する必要が生じた場合には次のようにしてロール交換を行う。
【0060】
先ず、双ロール式連続鋳造機の運転を停止する。上、下ピンチロール52,53に連結されている冷却水給排管60a,60b及びカップリング103を切離し、同時に液供給口73及び液排出口74に対する冷却液配管、ガス供給口75に対するガス供給管、潤滑ミスト供給口76に対する潤滑ミスト供給管の接続を切離す。更に、外側ハウジング64a,64bの圧下装置65を内側ハウジング51a,51bのロールチョック54から切離し、図8のストッパ89による内側ハウジング51a,51bと外側ハウジング64a,64bの固定を解除する。これにより内側ハウジング51a,51bはレール63に沿って自由に移動できるようになる。
【0061】
従って、図3、図4のシフト装置94の係合フック97を内側ハウジング51a,51bの係合金具98に係合した状態でシフト装置94を伸長すると、内側ハウジング51a,51bは切換レール100a上に押し出される。内側ハウジング51a,51bが押し出されたら、シフト装置94の係合フック97を係合金具98に係合した状態から離反させる。
【0062】
続いて、切換レール100a,100bをスライドレール99に沿って移動させ、交換用の上、下ピンチロール52,53及びロールチャンバが組み込まれた交換用の内側ハウジング51a,51bを載置した切換レール100bがレール63の延長上に来るように位置を一致させた後、交換用の内側ハウジング51a,51bの係合金具98にシフト装置94の係合フック97を係合し、シフト装置94を縮小することにより交換用の内側ハウジング51a,51bを外側ハウジング64a,64bの孔88に引込む。この時、内側ハウジング51a,51bはレール63の段部63aに落ち込むことにより外側ハウジング64a,64bに対して位置決めされる。
【0063】
続いて、図8のストッパ89により内側ハウジング51a,51bを外側ハウジング64a,64bに固定し、外側ハウジング64a,64bの圧下装置65を内側ハウジング51a,51bのロールチョック54に連結する。更に、上、下ピンチロール52,53に対する冷却水給排管60a,60b及びカップリング103の連結を行い、又、液供給口73及び液排出口74に対する冷却液配管、ガス供給口75に対するガス供給管、潤滑ミスト供給口76に対する潤滑ミスト供給管の接続を行う。
【0064】
これにより、双ロール式連続鋳造機の運転が再開できるようになる。
【0065】
前記切換レール100a上に取出された内側ハウジング51a,51bは、オフライン状態において、先ず、内側ハウジング51a,51bの上部蓋材59の固定を解除し、クレーンなどの組替装置102により吊上部材101を用いて上部蓋材59を取り外す。次に、上ロールカバー66の中間カバー68に対する固定を解除し上ロールカバー66を組替装置102により吊上げて除去した後、上ピンチロール52をロールチョック54と共に組替装置102により吊上げて除去する。
【0066】
続いて、中間カバー68を下ロールカバー67との固定を解除して取り外した後、下ピンチロール53のロールチョック54に固定された下ロールカバー67の固定を解除し組替装置102により下ロールカバー67を吊上げて除去し、その後、下ピンチロール53をロールチョック54と共に組替装置102により吊上げて除去する。
【0067】
次に、交換用の上、下ピンチロール52,53と、上、下ロールカバー66,67及び中間カバー68を、前記とは逆の手順で内側ハウジング51a,51bに組み込み、続いて、内側ハウジング51a,51bの上部に上部蓋材59を固定する。これにより交換用の内側ハウジング51a,51bが切換レール100a上に待機されることになる。
【0068】
上記したように、上、下ピンチロール52,53とロールチャンバを備えた内側ハウジング51a,51bを、固定の外側ハウジング64a,64bの位置からストリップ4の移動経路外に取り出せるようにしたので、待機しておいた交換用の内側ハウジング51a,51bを同様にして直ちにストリップ4の移動経路に組み込むことができ、よって、上、下ピンチロール52,53のロール交換作業が短時間に効率的に行い得られ、双ロール式連続鋳造機の休止時間を短縮することができる。
【0069】
又、前記内側ハウジング51a,51bに備えたロールチャンバは、上、下ロールカバー66,67と中間カバー68とにより最小の容積で上、下ピンチロール52,53を包囲しているので、ロールチャンバ内を無酸化ガス雰囲気に保持するためのガス消費量を減少することができ、更に、外側ハウジング64a,64bに固定した固定チャンバ16A,16Bと前記ロールチャンバとの間がシール材87によって気密に連通されるようにしているので、ロールチャンバと固定チャンバ16A,16Bの連通時の気密保持と切離しの容易性が確保できる。
【0070】
尚、本発明は上記形態例にのみ限定されるものではなく、シフト装置、交換装置には種々の方式のものが適用できること、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること、等は勿論である。
【0071】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
【0072】
上、下ピンチロールとロールチャンバを備えた内側ハウジングを、固定の外側ハウジングの位置からストリップの移動経路外に取り出せるようにしたので、待機しておいた交換用の内側ハウジングを同様にして直ちにストリップの移動経路に組み込むことができ、よって、上、下ピンチロールのロール交換作業が短時間に効率的に行い得られ、双ロール式連続鋳造機の休止時間を短縮できる効果がある。
【0073】
又、内側ハウジングに備えたロールチャンバは、上、下ロールカバーと中間カバーとにより最小の容積で上、下ピンチロールを包囲しているので、ロールチャンバ内を無酸化ガス雰囲気に保持するためのガス消費量を減少することができ、更に、外側ハウジングに固定した固定チャンバと前記ロールチャンバとの間がシール材によって気密に連通されるようにしたので、ロールチャンバと固定チャンバの連通時における気密保持と切離しが容易にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピンチロール装置のロール交換装置の一形態例を示す全体正面図である。
【図2】図1をII−II方向から見た平面図である。
【図3】シフト装置の一例を示す正面図である。
【図4】図3をIV−IV方向から見た平面図である。
【図5】ピンチロール装置の詳細を示す正面図である。
【図6】図5をVI−VI方向から見た側面図である。
【図7】図5をVII−VII方向から見た断面図である。
【図8】ストッパの詳細を示す断面図である。
【図9】図5のIX部拡大図である。
【図10】図5をX−X方向から見た側面図である。
【図11】従来のストリップキャスタの一例を示す全体概略側面図である。
【図12】従来のストリップキャスタの他の例を示す全体概略側面図である。
【図13】従来のピンチロール装置の一例を示す正面図である。
【図14】図13をXIV−XIV方向から見た側面図である。
【符号の説明】
4 高温ストリップ(ストリップ)
7 ピンチロール装置
16A 上流側の固定チャンバ
16B 下流側の固定チャンバ
51a,51b 内側ハウジング
52 上ピンチロール
53 下ピンチロール
54 ロールチョック
59 上部蓋材
63 レール
64a,64b 外側ハウジング
65 圧下装置
66 上ロールカバー(ロールチャンバ)
67 下ロールカバー(ロールチャンバ)
68 中間カバー(ロールチャンバ)
71 ロール端面
87 シール材
88 孔
89 ストッパ
92 ストリップ入口
93 ストリップ出口
94 シフト装置
100a,100b 切換レール
P ピンチ部

Claims (5)

  1. ストリップの移動経路を取り囲む固定チャンバを備えて該固定チャンバ内に無酸化ガスを供給することによりストリップにスケールが形成するのを抑制するようにした金属ストリップ連続鋳造装置における前記ストリップの移動経路に備えるピンチロール装置のロール交換装置であって、ストリップの移動経路と交差して側方に延びるレールに沿い移動が可能な内側ハウジングとストリップを幅方向に挾む位置に固定されて前記内側ハウジングが嵌脱できる孔形の外側ハウジングとを設け、内側ハウジングにロールチョックを介し上、下ピンチロールを備えると共に上、下ピンチロールの外周を覆うロールチャンバを備え、外側ハウジングに前記ロールチョックを介し上ピンチロールを圧下する圧下装置を備えたことを特徴とするピンチロール装置のロール交換装置。
  2. 前記内側ハウジングは、上部がロールチョックを抜出可能に開放され、開放された上端には上部蓋材が着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のピンチロール装置のロール交換装置。
  3. 前記レールに、ストリップの移動経路と平行な方向にスライドして切換えが可能な複数の切換レールを備えていることを特徴とする請求項1記載のピンチロール装置のロール交換装置。
  4. 前記ロールチャンバは、上、下ピンチロールのピンチ部を除く外周を包囲する上、下ロールカバーと、ロール端面とロールチョックとの間において上、下ロールカバー相互間に配置した中間カバーとからなり、前記ピンチ部の一側にストリップ入口を形成しピンチ部の他側にストリップ出口を形成し且つ前記孔形の外側ハウジングが通過可能な形状を有していることを特徴とする請求項1記載のピンチロール装置のロール交換装置。
  5. 前記外側ハウジングに、ロールチャンバと気密に連通可能な固定チャンバを固定したことを特徴とする請求項1記載のピンチロール装置のロール交換装置。
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