JP3988698B2 - 方向性結合器および高周波回路装置 - Google Patents

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Description

この発明は、マイクロ波帯やミリ波帯で用いられる方向性結合器およびそれを備えた高周波回路装置に関するものである。
従来、基板上に線路を形成してなるマイクロ波帯における方向性結合器として、ハイブリッドリングカプラなどのライン型カプラが用いられている。このようなライン型カプラでは、4つのポートの間をつなぐ線路の長さと線路の特性インピーダンスを適宜設定することによって電力分配比などの特性を定めている。
ところが、ライン型カプラでは伝搬させる信号の周波数が高くなってミリ波帯になると、各ポート間をつなぐ線路の線路長が短くなって相対的に線路幅が広くなり、基板上への線路パターンの形成が困難になる。
そこで、このような問題が生じない、ミリ波帯などで用いる方向性結合器として非特許文献1が開示されている。その構造例を図17に示す。この方向性結合器は図17に示すように、円形導体Cから4方向に放射状に延びる線路L1,L2,L3,L4を形成するとともに、線路L1とL4との間で円形導体Cから先端開放のスタブS1を突出させ、同様に線路L2とL3の間で円形導体Cから先端開放のスタブS2を突出させている。
Marek E.Bialkowski,Senior Member,IEEE ,and Shaun T.Jellet,Member,IEEE " Analysis and Design of a Circular Disc 3 dB Coupler" IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES,VOL.42,NO.8,AUGUST 1994
非特許文献1に示されている構造の方向性結合器では、2つのスタブを通る軸を1つの対称軸、それに直交する方向の軸をもう1つの対称軸とする形状であるので、円形導体Cに複数の共振モードが生じる。もし、スタブS1,S2がなければそれらの共振モードは縮退関係にあるが、スタブS1,S2を形成していることにより、その縮退関係が解かれて方向性結合器としての特性が現れる。
ところが、この方向性結合器は、線路L1〜L4の線路幅以外に、円形導体Cの半径と、スタブS1,S2の形状・寸法(スタブ長,スタブ幅)が方向性結合器の設計パラメータであり、全体のパラメータが多く、設計の難易度が高いという問題があった。また、スタブS1,S2、円形導体C、および線路L1〜L4のパターン形成精度の誤差に対する方向性結合器としての特性変化の感度が鋭い、すなわち所望の電気的特性を得るために要求されるパターン形成精度が高いという問題があった。そのため、例えば厚膜印刷法を用いて誘電体基板に導体パターンを形成するといった方法を採ることができなかった。
そこで、この発明の目的は、基板上に形成する導体パターンの寸法変化に対する電気的特性変化の感度が比較的鈍くなるようにして、方向性結合器としての所望の特性を容易に得られるようにし、例えば厚膜印刷法などによって導体パターンを形成可能にして低コスト化を図った方向性結合器を提供することにある。また、設計パラメータの数を減らして設計を容易にした方向性結合器を提供することにある。
(1)この発明は、基板上に、該基板の所定点を中心として放射状に延び、前記所定点を中心として回転方向順に第1の線路L1,第2の線路L2,第3の線路L3,第4の線路L4とする4つの線路を備え、第1〜第4の線路のそれぞれ長手方向に延びる中心線上で前記所定点から距離r1だけ離れた点をp11〜p14とし、点p11と点p12とを結ぶ第1の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第1の接続線と第1・第2の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第1・第2の線路と第1の接続線とで囲まれた領域に第1の導体パターンR1を形成し、点p13と点p14とを結ぶ第2の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第2の接続線と第3・第4の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第3・第4の線路と第2の接続線とで囲まれた領域に第2の導体パターンR2を形成したことを特徴している。
ここで、この方向性結合器の例を図14に示す。(A)に示す例では、第1〜第4の線路L1〜L4の中心oから距離r1だけ離れた点をそれぞれp11〜p14としている。この点p11と点p12とを結ぶ接続線C1を、oを中心とする円弧とし、線路L1,L2と接続線C1に囲まれた領域に第1の導体パターンR1を形成している。同様に、点p13と点p14とを結ぶ接続線C2を、oを中心とする円弧とし、線路L3,L4と接続線C2に囲まれた領域に第2の導体パターンR2を形成している。
また、第1の接続線C1と第1の線路L1の縁端との交点p11′での交差角θ11を90°以上とし、第1の接続線C1と第2の線路L2の縁端との交点p12′での交差角θ12を90°以上としている。同様に、第2の接続線C2と第3の線路L3の縁端との交点p13′での交差角θ13を90°以上とし、第2の接続線C2と第4の線路L4の縁端との交点p14′での交差角θ14を90°以上としている。
図14の(B)は導体パターンR1,R2の領域をハッチングで示している。
(2)この発明は、前記第1〜第4の線路のそれぞれ長手方向に延びる中心線上で前記所定点から距離r2だけ離れた点をp21〜p24とし、点p22と点p23とを結ぶ第3の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第3の接続線と第2・第3の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第2・第3の線路と第3の接続線とで囲まれた領域に第3の導体パターンR3を形成し、点p24と点p21とを結ぶ第4の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第4の接続線と第4・第1の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第4・第1の線路と第4の接続線とで囲まれた領域に第4の導体パターンR4を形成し、距離r2を前記距離r1とは異なった値にしたことを特徴としている。
図14の(C)に示す例では、第1〜第4の線路L1〜L4の中心oから距離r2だけ離れた点をそれぞれp21〜p24としている。この点p22と点p23とを結ぶ接続線C3を、oを中心とする円弧とし、線路L2,L3と接続線C3に囲まれた領域に第3の導体パターンR3を形成している。同様に、点p24と点p21とを結ぶ接続線C4を、oを中心とする円弧とし、線路L4,L1と接続線C4に囲まれた領域に第4の導体パターンR4を形成している。そして、距離r2をr1とは異なった値としている。
また、第3の接続線C3と第2・第3の線路の縁端との交点(p22′,p23′)での交差角を90°以上としている。同様に、第4の接続線C4と第4・第1の線路の縁端との交点(p24′,p21′)での交差角を90°以上としている。(図14の(C)で、この4つの交差角の記号については、図面があまりにも煩雑化するので省略している。)
図14の(D)は、導体パターンR3,R4の領域をハッチングで示している。
図15の(A)はp11とp12との間、p13とp14との間をそれぞれ直線で結んだ例である。また、図15の(B)はさらに、p22とp23との間、p24とp21との間をそれぞれ直線で結んだ例である。
図15の(C)はp11とp12との間、p13とp14との間をそれぞれ内角が90°以上180°未満(直角または鈍角)の折れ線で結び、且つ第1の接続線C1と第1・第2の線路L1・L2の縁端との交差角を90°とした例である。また、(D)はさらに、p22とp23との間、p24とp21との間をそれぞれ直線で結んだ例である。
(3)この発明は、基板上に、該基板の所定点を中心として放射状に延び、所定点を中心として回転方向順に第1の線路L1,第2の線路L2,第3の線路L3,第4の線路L4とする4つの線路を備え、第1・第2の線路によるコーナーから第1・第2の線路の縁端に沿って距離r1だけ離れた点をそれぞれp11・p12とし、第3・第4の線路によるコーナーから第3・第4の線路の縁端に沿って距離r1だけ離れた点をそれぞれp13・p14とし、点p11と点p12とを結ぶ第1の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第1の接続線の第1・第2の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第1・第2の線路と第1の接続線とで囲まれた領域に第1の導体パターンR1を形成し、点p13と点p14とを結ぶ第2の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第2の接続線の第3・第4の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第3・第4の線路と第2の接続線とで囲まれた領域に第2の導体パターンR2を形成したことを特徴としている。
ここで、この方向性結合器の例を図16に示す。(A)において、第1・第2の線路L1・L2によるコーナーから第1・第2の線路の縁端に沿って距離r1だけ離れた点をそれぞれp11・p12とし、第3・第4の線路によるコーナーから第3・第4の線路の縁端に沿って距離r1だけ離れた点をそれぞれp13・p14としている。点p11と点p12とを結ぶ接続線C1を半径r1の円弧としている。従って、この例では、第1の接続線C1の第1・第2の線路L1・L2の縁端p11・p12での交差角θ11・θ12はいずれも180°である。線路L1,L2と接続線C1に囲まれた領域には第1の導体パターンR1を形成している。同様に、点p13と点p14とを結ぶ接続線C2を半径r1の円弧としている。従って、第2の接続線C2の第3・第4の線路L3・L4の縁端p13・p14での交差角θ13・θ14もいずれも180°である。線路L3,L4と接続線C2に囲まれた領域に第2の導体パターンR2を形成している。
図16の(B)はこの導体パターンR1,R2の領域をハッチングで示している。
(4)この発明は、第2・第3の線路によるコーナーから第2・第3の線路の縁端に沿って距離r2だけ離れた点をそれぞれp22・p23とし、第4・第1の線路によるコーナーから第4・第1の線路の縁端に沿って距離r2だけ離れた点をそれぞれp24・p21とし、点p22と点p23とを結ぶ第3の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第3の接続線の第2・第3の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第2・第3の線路と第3の接続線とで囲まれた領域に第3の導体パターンR3を形成し、点p24と点p21とを結ぶ第4の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第4の接続線の第4・第1の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第4・第1の線路と第4の接続線とで囲まれた領域に第4の導体パターンR4を形成し、距離r2を前記距離r1とは異なった値にしたことを特徴としている。
図16の(C)に示す例では、第2・第3の線路によるコーナーから第2・第3の線路の縁端に沿って距離r2だけ離れた点をそれぞれp22・p23とし、第4・第1の線路によるコーナーから第4・第1の線路の縁端に沿って距離r2だけ離れた点をそれぞれp24・p21としている。この点p22と点p23とを結ぶ接続線C3を半径r2の円弧とし、線路L2,L3と接続線C3に囲まれた領域に第3の導体パターンR3を形成している。同様に、点p24と点p21とを結ぶ接続線C4を半径r2の円弧とし、線路L4,L1と接続線C4に囲まれた領域に第4の導体パターンR4を形成している。そして、距離r2をr1とは異なった値としている。
図16の(D)は、導体パターンR3,R4の領域をハッチングで示している。
このように、所定点oを中心として第1〜第4の線路が放射状に延びる構造により、所定点oの周囲に縮退関係の複数の共振モードが発生する。この複数の共振モードは、導体パターンR1,R2を設けたことにより、または導体パターンR1,R2を導体パターンR3,R4とは異なった大きさにすることにより、上記複数の共振モードの縮退関係が解かれる。そして、各ポートにおいて複数の共振モードが打ち消し合う(信号が出力されない)あるいは強め合う(信号が出力される)ように上記距離r1,r2を定めることによって所望の特性を有する方向性結合器として作用する。
(5)また、この発明は、全体の形状が前記所定点を通る2つの対称面をもつ2重鏡像の形状とする。
(6)また、この発明は、第1〜第4の線路を、隣接する2つの線路のなす角度が略直角となるように配置する。
(7)また、この発明は、上記のいずれかの構造からなる方向性結合器を備えた高周波回路装置を構成する。
この発明によれば、第1〜第4の導体パターンと第1〜第4の線路とによる共振領域の導体パターンに鋭角部分が生じないので、導体パターンの痩せ太りによる共振領域の導体パターン形状の変化が少ない。そのため、導体パターンの寸法変化に対する特性変化の感度が鈍い。その結果、例えば厚膜印刷法などを用いて安価に製造することができる。
また、この発明によれば、第1〜第4の導体パターンの大きさを定める上記距離r1を定めることによって、またはr1とr2を定めることによって、所定点の周囲に生じる複数の共振モードの縮退関係を解くようにしたので、所望の方向性結合器としての特性を得るための主な設計パラメータが、線路幅以外には前記距離r1,r2の2つだけであるので設計が容易となり設計コストも削減できる。
また、この発明によれば、全体の形状が4つの線路の中心である上記所定点を通る2つの対称面をもつ2重鏡像の形状としたことにより、さらに隣接する2つの線路のなす角度を略直角としたことにより、理想的な4ポート回路となる。そのため、方向性結合器の或るポートで、その方向性結合器に対して整合がとれた場合に、そのポートに対してアイソレーションのとれる他のポートが必ず存在することになり、高い方向性を容易に得ることができる。
また、この発明によれば、上記方向性結合器を備えることにより、低コストな高周波回路装置が得られる。
第1の実施形態に係る方向性結合器について図1〜図5を基に説明する。
図1の(A)は、方向性結合器の上面図、(B)は正面図である。基板1の上面には導体パターン2を形成している。基板1の下面には全面に接地導体3を形成している。上面の導体パターン2として、(A)に示すように第1〜第4の線路L1〜L4および第1〜第4の導体パターンR1〜R4を形成している。この導体パターン2は図14の(C)に示したものと同様である。
この例では、第1〜第4の線路L1〜L4の互いに隣接する2つの線路のなす角度を直角とし、線路L1とL2との間、および線路L3とL4との間に、中心oを通る第1の対称面SS1を備えている。同様に、線路L2とL3との間、および線路L4とL1との間に、中心oを通る第2の対称面SS2を備えている。すなわち、第1〜第4の線路L1〜L4および第1〜第4の導体パターンR1〜R4からなる導体パターン2は2重鏡像の形状をなしている。
図2は図1に示した中心o付近に生じる複数の共振モードについて示している。図中の+,−の記号は基板に対して垂直に向く電界ベクトルの極性を表している。(A)は第2の対称面SS2をこの共振モードの対称面とする共振モード、すなわち対称面SS2に関して奇モードの共振モードであり、導体パターンR1,R2に互いに逆極性の電界ベクトルが生じるモードである。また、(B)は第1の対称面SS1を共振モードの対称面とする共振モード、すなわち対称面SS1に関して奇モードの共振モードであり、導体パターンR3,R4に互いに逆極性の電界ベクトルが生じるモードである。また(C)は(A)と(B)に示した2つのモードを重ね合わせた共振モードである。例えば、線路L2,L4の根元部分で電界ベクトルが+の時、線路L1,L3の根本部分の電界ベクトルは−となる。(D)は高次の共振モードであり、導体パターンR1〜R4で囲まれる領域の中心と周辺とで電界ベクトルの極性が逆極性となる。
もし共振領域R1〜R4の大きさが同じであれば、上記複数の共振モードは縮退関係となるが、第2の対称面SS2で対称な共振領域R1・R2の大きさと、第1の対称面SS1で対称な共振領域R3・R4の大きさとを異ならせることによって、上記複数の共振モードの縮退関係が解かれる。
なお、この例では4つの共振領域R1〜R4を形成したが、第3・第4の共振領域R3・R4を特に設けない場合でも、上記中心oの周囲は一定の広がりをもつ領域であるので、上述した複数の共振モードが同様に生じる。そして、共振領域R1,R2の存在により縮退関係が解かれる。
図3は、図1に示した方向性結合器の各部の寸法を変化させたときの特性変化の例を示している。ここで、図1に示した第1〜第4の線路L1〜L4の線路幅wを0.23[mm]、基板1の比誘電率を9.05、基板1の厚みtを0.2[mm]としている。
図3では、r2を0.24[mm],0.27[mm],0.3[mm]の3通りとし、図における横軸をr1、縦軸を減衰量としている。(A)はポート#1の反射特性S11、(B)はポート#1からポート#2への透過特性S21、(C)はポート#1−4間のアイソレーションS41、(D)はポート#1からポート#3への透過特性S31をそれぞれ示している。このように、ポート#1から入力された信号がポート#2とポート#3へそれぞれ透過し、ポート#4へは透過しない、という方向性結合器としての特性が得られる。しかもr1,r2の比較的広い範囲に亘って安定した特性が得られる。
この例では、r1=0.565、r2=0.27に定めることによって、S21,S31が共に−3.0dBとなって、3dBカプラとして作用する。
図4は、各周波数帯で3dBカプラとして作用するように構成した場合の特性例である。(A)は76.5GHz帯で3dBカプラとして作用するように、基板1の比誘電率を4.0とし、r1=0.68[mm]、r2=0.5[mm]とした場合である。このように72〜82GHzの広い帯域に亘り、アイソレーションポートとは−20dB以上のアイソレーションを保って、低挿入損失で電力2等分配できる。
また(B)は38GHz帯の設計例であり、r1=0.93[mm]、r2=0.7[mm]としている。この例では36〜40GHzに亘って−20dBのアイソレーションを保って3dBカプラとして作用する。
(C)は60GHz帯の設計例であり、r1=0.6[mm]、r2=0.4[mm]としている。この例では56〜64GHzに亘って−20dBのアイソレーションを保って3dBカプラとして作用する。
次に、第2の実施形態に係る方向性結合器について図5を参照して説明する。
この第2の実施形態に係る方向性結合器では、第1〜第4の導体パターンの形状を図15の(A),(B)に示した形状としている。図5の(A)は方向性結合器の上面図である。誘電体基板1の上面には、第1〜第4の線路L1〜L4および第1〜第4の導体パターンR1〜R4からなる導体パターンを形成している。基板1の下面には全面に接地導体を形成している。導体パターンR1〜R4の大きさは図15の(B)に示したように、中心oから距離r1だけ離れた点p11,p12,p13,p14、および中心oから距離r2だけ離れた点p21,p22,p23,p24によって定まる。但し、ここでは導体パターンR1,R2の第1の対称面SS1に沿った方向の幅WR1と、導体パターンR3,R4の第2の対称面SS2に沿った方向の幅WR2とによって導体パターンR1〜R4の大きさを表している。
図5の(B)は基板1の比誘電率を9.05、基板1の厚みを0.2[mm]、線路L1〜L4のそれぞれの線路幅を0.23[mm]とし、WR1=1.10[mm]、WR2=0.38[mm]とした時のSパラメータを表している。
図5の(C)に示す方向性結合器は、図15の(A)に示した構造からなり、WR1=1.10[mm]とし、第1・第2の導体パターンR1・R2のみを形成している。(D)はその方向性結合器の4つのSパラメータを表している。
図5の(A),(C)に示したいずれの構造でも、ポート#1からの入射信号がポート#2およびポート#3へ透過し、ポート#1−ポート#4間がアイソレーションされる特性が得られる。また、設計中心周波数76.5GHzを中心として広い周波数帯に亘って方向性結合器として作用する。
次に、本発明の方向性結合器の導体パターンの痩せ太りに対する特性変化が従来の方向性結合器に対して鈍いことを示す例を図6〜図9を参照して説明する。
図6の(A)はこの第3の実施形態に係る方向性結合器の構成を示す図であり、上部は上面図、下部はその正面図である。また(B)は比較対照としての従来技術による方向性結合器の構造を示す図であり、上部はその上面図、下部はその正面図である。基板1の上部には基板1の表面を覆うカバー4を設けている。このカバー4はシミュレーションの境界条件を決定するための構造として設けている。
図7の(A)〜(C)は、図6の(A)に示した構造の方向性結合器について導体パターンの痩せ太り変化に対する4つのSパラメータの特性を示している。また図7の(D)〜(F)は、図6の(B)に示した構造の方向性結合器について導体パターンの痩せ太り変化に対する4つのSパラメータの特性を示している。
図6の(A)各部の寸法は次の通りである。
t=0.2
h=1.0
r1=0.53
r2=0.24
w=0.23
a=1.2
b=3.0
いずれも寸法は[mm]である。基板1の比誘電率は9.05である。
また(B)において、
SW=0.23
SL=0.47である。いずれも寸法は[mm]であり、その他は(A)と同様である。
図7の(A)は、設計中心として上述の通りr1=0.53[mm]、r2=0.24[mm]とした場合であり、(B)は導体パターンが設計中心より0.03[mm]だけ太くなった場合、(C)は導体パターンが設計中心より0.03[mm]だけ細くなった場合の特性である。このように導体パターンの痩せ太りが生じても設計周波数76.5GHzでS21,S31は共に−3dB、S11,S41は共に−20dB以下となって、3dBカプラとして安定した特性が得られる。
一方、図7の(D)は設計中心として上述の通りSL=0.47[mm]、SW=0.23[mm]、r2=0.24[mm]とした場合であり、(E)は導体パターンが設計中心より0.03[mm]だけ太くなった場合、(F)は0.03[mm]だけ細くなった場合のそれぞれの特性を示している。設計中心では(D)のようにS21,S31は−3dB、S11,S41は−20dB以下となるが、導体パターンが痩せた場合も太った場合もS21とS31との差が大きくなり、またS11,S41についても減衰中心周波数が移動することがわかる。
図8はこの特性変化の数値結果を示している。
このように導体パターンの痩せ太りに対する特性変化の感度に差が生じる理由を解析するために、線路に流れる電流のベクトルを求めた結果を図9に示す。図9の(A)〜(C)は本発明の方向性結合器の導体パターンに流れる電流のベクトルを示している。(D)〜(F)は従来構造の方向性結合器の導体パターンに流れる電流のベクトルを示している。図中のθは伝搬信号の位相角である。また電流ベクトルの濃度によってその大きさを表している。
この図9から明らかなように、従来技術による方向性結合器の構造では、図6の(B)に示した線路L1〜L4に対するスタブS1,S2の付け根部分が鋭角になっていて、その鋭角部分に電流が集中する。この鋭角部分は導体パターンの痩せ太りの影響を最も大きく受ける。すなわち導体パターン全体の痩せ太りに応じて最も顕著にそのパターンが変化する。そのため、従来構造では導体パターンの痩せ太りに対する特性変化の感度が鋭い。
これに対して本発明による方向性結合器の構造では、図6の(A)に示した線路L1〜L4に対する導体パターンR1〜R4の付け根部分の交差角が鈍角であるので、その部分に大きな電流集中が生じない。この鈍角部分は導体パターンの痩せ太りの影響を大きく受けないので、導体パターンの痩せ太りに対する特性変化の感度が鈍い。
したがって、導体パターンを、パターン幅の痩せ太りが比較的生じやすい厚膜印刷法などの安価な製造方法によって形成しても、所望の特性を有する方向性結合器を容易に製造できるようになる。
次に、第4の実施形態に係る方向性結合器について図10・図11を基に説明する。
図10に示す方向性結合器は図16の(A),(B)に示した構造の方向性結合器である。すなわち、線路L1,L2のコーナーからそれぞれ距離r1だけ離れた点p11とp12とを結ぶ接続線を、中心o方向へ凹む曲線にしている。この例ではooを中心とする半径r1の円弧としている。そして、この曲線と線路L1,L2とで囲まれた領域を導体パターンR1としている。その他の構造は図6に示したものと同様である。
図10の(B)は(A)に示した方向性結合器の4つのSパラメータを表している。ここで、w=0.23[mm]、r1=0.8[mm]としている。また、基板の比誘電率を9.07、基板の厚みを0.2[mm]、カバーの高さを1.0[mm]としている。
中心導体をこのようなパターンとしても、図10の(B)に示すようにポート#1からの入射信号をポート#2,ポート#3へ透過させ、ポート#1−ポート#4間をアイソレーションさせる方向性結合器として作用する。
図11に示す例は4つの線路L1〜L4のうち隣接する線路の交差角θを90°とは異なった値にしたものである。この例では、基本的には図6の(A)に示した構造をとり、r2=0としたものである。このような構造であっても導体パターンは第1の対称面SS1と第2の対称面SS2で共に対称である2重鏡像の形状となり、方向性結合器として作用させることができる。図11の(B)はその4つのパラメータを表している。ここで、r1=0.58[mm]、θ=75°としている、その他の寸法は図6の(A)に示したものと同様である。
このようなパターンとしても、図11の(B)に示すようにポート#1からの入射信号をポート#2,ポート#3へ透過させ、ポート#1−ポート#4間をアイソレーションさせる方向性結合器として作用する。
次に、第5の実施形態に係る方向性結合器について図12を基に説明する。
図12に示すように、基板1上に第1〜第4の線路L1〜L4および第1・第2の導体パターンR1・R2を形成している。第1〜第4のいずれの実施形態も、全体の形状が中心oを通る2つの対称面をもつ2重鏡像の形状であったが、図12の(A)では1つの対称面SS2をもつ1重鏡像の形状としている。また、(B)では、対称面をもたない形状としている。このような形状であっても、各線路同士の成す角度と導体パターンR1・R2の形状と大きさを適宜定めることによって所望の特性を得ることができる。
次に、第6の実施形態に係るミリ波レーダモジュールについて図13を基に説明する。
図13において、電圧制御発振器VCOは38GHz帯の信号を発生するとともに、変調入力信号に応じて出力信号周波数の変調を行う。2逓倍器MLTは入力信号を2逓倍して76GHz帯の信号を出力する。アンプAMPa,AMPbは2逓倍器MLTの出力信号を増幅する。方向性結合器CPLは、アンプAMPbの出力信号を所定の電力分配比で分配し、アンプAMPcとミキサーMIXへ出力する。アンプAMPcは方向性結合器CPLからの信号を電力増幅して送信部TX−OUTへ出力する。ミキサーMIXは受信部RX−INからの受信信号と方向性結合器CPLからの信号(ローカル信号)とをミキシングして、受信信号の中間周波信号をアンプIF−AMPへ出力する。このアンプIF−AMPは受信信号の中間周波信号を増幅して受信機回路へIF出力信号として与える。
上記方向性結合器CPLとして、第1〜第5の実施形態で示した方向性結合器を用いる。図外の信号処理回路は、電圧制御発振器VCOの変調信号と受信信号の中間周波信号との関係から、物標までの距離および相対速度を検知する。
第1の実施形態に係る方向性結合器の構成を示す図 同方向性結合器に生じる複数の共振モードの例を示す図 同方向性結合器の2つのパラメータr1,r2を変化させた時の4つのSパラメータの特性を示す図 同方向性結合器の周波数特性を示す図 第2の実施形態に係る方向性結合器の構成および周波数特性を示す図 第3の実施形態に係る方向性結合器および比較例としての従来の方向性結合器の構成を示す図 同方向性結合器の導体パターンの痩せ太り変化に対する周波数特性の変化を示す図 図7の数値結果を示す図 同方向性結合器の導体パターン部分の電流ベクトルを示す図 第4の実施形態に係る方向性結合器の構造と特性の例を示す図 第4の実施形態に係る別の方向性結合器の構造と特性の例を示す図 第5の実施形態に係る方向性結合器の構造を示す図 第6の実施形態に係るミリ波レーダモジュールの構造を示す図 本発明の方向性結合器における導体パターンの領域の例を示す図 本発明の方向性結合器における導体パターンの領域の例を示す図 本発明の方向性結合器における導体パターンの領域の例を示す図 従来の方向性結合器の構成を示す図
符号の説明
1−基板
2−導体パターン
3−接地導体
4−カバー
L1−第1の線路
L2−第2の線路
L3−第3の線路
L4−第4の線路
S1,S2−スタブ
C−円形導体
SS1−第1の対称面
SS2−第2の対称面
CPL−方向性結合器

Claims (5)

  1. 基板の下面に接地電極を備え、前記基板の上面で前記接地電極に対向する位置に、該基板の所定点を中心として放射状に延び、前記所定点を中心として回転方向順に第1の線路L1,第2の線路L2,第3の線路L3,第4の線路L4とする4つの線路を備え、
    第1〜第4の線路のそれぞれ長手方向に延びる中心線上で前記所定点から距離r1だけ離れた点をp11〜p14とし、
    点p11と点p12とを結ぶ第1の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第1の接続線と第1・第2の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第1・第2の線路と第1の接続線とで囲まれた領域に第1の導体パターンR1を形成し、
    点p13と点p14とを結ぶ第2の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第2の接続線と第3・第4の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第3・第4の線路と第2の接続線とで囲まれた領域に第2の導体パターンR2を形成し
    前記第1〜第4の線路のそれぞれ長手方向に延びる中心線上で前記所定点から距離r2だけ離れた点をp21〜p24とし、
    点p22と点p23とを結ぶ第3の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第3の接続線と第2・第3の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第2・第3の線路と第3の接続線とで囲まれた領域に第3の導体パターンR3を形成し、
    点p24と点p21とを結ぶ第4の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第4の接続線と第4・第1の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第4・第1の線路と第4の接続線とで囲まれた領域に第4の導体パターンR4を形成し、
    前記距離r2を前記距離r1とは異なった値にしたことを特徴とする方向性結合器。
  2. 基板の下面に接地電極を備え、前記基板の上面で前記接地電極に対向する位置に、該基板の所定点を中心として放射状に延び、前記所定点を中心として回転方向順に第1の線路L1,第2の線路L2,第3の線路L3,第4の線路L4とする4つの線路を備え、
    第1・第2の線路によるコーナーから第1・第2の線路の縁端に沿って距離r1だけ離れた点をそれぞれp11・p12とし、第3・第4の線路によるコーナーから第3・第4の線路の縁端に沿って距離r1だけ離れた点をそれぞれp13・p14とし、
    点p11と点p12とを結ぶ第1の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第1の接続線の第1・第2の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第1・第2の線路と第1の接続線とで囲まれた領域に第1の導体パターンR1を形成し、
    点p13と点p14とを結ぶ第2の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第2の接続線の第3・第4の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第3・第4の線路と第2の接続線とで囲まれた領域に第2の導体パターンR2を形成し
    第2・第3の線路によるコーナーから第2・第3の線路の縁端に沿って距離r2だけ離れた点をそれぞれp22・p23とし、第4・第1の線路によるコーナーから第4・第1の線路の縁端に沿って距離r2だけ離れた点をそれぞれp24・p21とし、
    点p22と点p23とを結ぶ第3の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第3の接続線の第2・第3の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第2・第3の線路と第3の接続線とで囲まれた領域に第3の導体パターンR3を形成し、
    点p24と点p21とを結ぶ第4の接続線を曲線、直線または内角が90°以上180°未満の折れ線とし、且つ第4の接続線の第4・第1の線路の縁端との交差角を90°以上180°以下とし、第4・第1の線路と第4の接続線とで囲まれた領域に第4の導体パターンR4を形成し、
    前記距離r2を前記距離r1とは異なった値にしたことを特徴とする方向性結合器。
  3. 全体の形状が前記所定点を通る2つの対称面をもつ2重鏡像の形状である請求項1または2に記載の方向性結合器。
  4. 第1〜第4の線路は、隣接する2つの線路のなす角度が略直角である請求項1〜のいずれかに記載の方向性結合器。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の方向性結合器を備えた高周波回路装置。
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