JP3988565B2 - 情報媒体のデータ処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報の読み書きをする対象となる情報媒体として光学的情報媒体およびRFタグが混在する使用環境で両者に設定されたデータを取り扱う場合の情報媒体のデータ処理方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
いろいろな製品に情報媒体を貼付することで、その製品のライフサイクルの全体を管理することができ、これによって、物流を低コストで確実にすることができると共に、リサイクルも効率よく実施することができるようになる。この場合製品に貼付する情報媒体としては、その物流経路を経由して取扱者が次々と変わっていく性質上、データの書き換えが可能なものを用いることが望ましい。この点から、技術的な面を考えて、記憶手段を備えているRFタグを貼付した構成として、その管理をすることが好ましい。
【0003】
しかしながら、RFタグ自体は低コストで供給が可能であるといっても、現在1個あたり100円程度のコストがかかっているので、貼付する製品の単価が低いものにまでRFタグを貼付することはコスト的に見合わなくなり、管理をするために製品自体の価格が高くなることになる。
【0004】
そのため、低価格の製品にはRFタグを用いないで、安価な情報媒体を貼付して管理することが考えられるが、その場合には、例えばバーコードなどを例にとると、RFタグと同じ条件で管理することは物理的構成上からも記憶容量の点やデータの書き換えを考えると同じ仕様で用いることができないという不具合がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、RFタグと他の情報媒体を混在させた状態でも、同等のデータ構造を有するデータを取り扱うことができるようにした情報媒体のデータ処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、情報媒体として光学的情報媒体およびRFタグを使用し、RFタグや光学的情報媒体について、同等にデータが扱えるように必要に応じてデータベースにデータ記録領域を設定し、データ設定処理過程にて、対象となる情報媒体に対して統一されたデータ構造を有するデータを書込みする。
【0007】
このとき、RFタグにおいては内部に記憶領域を有するものがあるので、その記憶領域に直接書き込みをする場合と、データとして内部の記憶領域に書き込むことが該当しない場合にはデータベースにアクセスして自己に割り当てられているデータ記録領域に書込み処理をする場合とがある。また、光学的情報媒体では、書込み領域を持たないので、書き込むべきデータがある場合にはデータベースにアクセスして自己に割り当てられているデータ記録領域に書込み処理をすることになる。
【0008】
このような過程を経た後に、リーダライタ装置により光学的情報媒体もしくはRFタグに対してデータの書き込み処理をする場合に、判断処理過程において、まず、アクセス対象となる情報媒体がRFタグおよび光学的情報媒体のいずれであるかを判断し、その判断した情報媒体が光学的情報媒体であるときには、次の書込処理過程において、通信手段を介してデータベースにアクセスしてデータ記録領域にデータの書き込みを行なうようになる。
【0009】
これにより、RFタグと光学的情報媒体とを混在させた状態で使用する場合でも、書き込むべきデータを同様のデータ構造のデータとして取り扱って書き込み処理をすることができ、全く同等に扱うことができるようになるので、RFタグを付すべきものと光学的情報媒体を付すべきものとを、そのものの特徴や性質などに対応してふさわしいものを選ぶことができ、製品のライフサイクルを考えた管理をデータ構造を同一としながら、その情報媒体としては製品に適応するように柔軟な対応をすることができるようになる。
【0010】
請求項2の発明によれば、上述と同様にしてデータ設定処理過程を経た後、リーダライタ装置により光学的情報媒体もしくはRFタグに対してデータの読み出し処理をする場合に、判断処理過程において、まず、アクセス対象となる情報媒体がRFタグおよび光学的情報媒体のいずれであるかを判断し、その判断した情報媒体が光学的情報媒体であるときには、次の読出処理過程において、通信手段を介してデータベースにアクセスしてデータ記録領域からデータの読出しを行なうようになる。
【0011】
これにより、RFタグと光学的情報媒体とを混在させた状態で使用する場合でも、読み出すべきデータを同様のデータ構造のデータとして取り扱って読み出し処理をすることができ、全く同等に扱うことができるようになるので、RFタグを付すべきものと光学的情報媒体を付すべきものとをそのものの特徴や性質などに対応してふさわしいものを選ぶことができ、柔軟な対応をすることができるようになる。
【0015】
請求項の発明によれば、上記各発明において、光学的情報媒体およびRFタグを、それぞれを個別に識別することが可能なIDをデータとして有するように設定すると共に、データベースに設定するデータの記録領域を、IDに関連付けて設定するので、個別にものを識別してそれらをIDにより管理することができると共に、最小限IDが記録できる程度の光学的情報媒体あるいはRFタグを用いることで前述した管理を行なうことができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を家電製品のリサイクルシステムに適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、この実施形態においては、家電製品として、本発明でいうところのRFタグおよび光学的情報媒体を付するものをそれぞれ代表として1つずつ挙げてそれらについてそのライフサイクルを順を追って説明する。
【0017】
図1は本実施形態の基本的なシステム構成を示すもので、家電製品である例えば大型のものの代表として冷蔵庫1、小型のものの代表として電池2とが流通する市場を中心として説明する。このシステムにおいて根幹となる構成として、集中管理センタ3がある。これは、インターネットや電話網などのネットワーク4を介してアクセス可能な端末装置5と、この端末装置5によりデータの読出しおよび書き込みがなされるデータベース6とが設けられている。
【0018】
生産工場などに代表される製造過程Aでは、ネットワーク4にアクセス可能な端末装置7aを備えると共に、通信インターフェース8aを備えており、RFタグの情報の読み書きや光学的情報媒体の情報の読出しを行なうハンディターミナル9aとの間で無線通信を行なうことでデータの読み書きを行なうようになっている。また、ここでは図示していないが、定置式のリーダライタ装置19(図5参照)も併設して利用することができる。
【0019】
同様にして、動脈物流を担う運送会社や販売店に代表される流通過程B、市場の根幹をなす使用者C、静脈物流を担う運送会社に代表される回収過程D、リサイクル業者に代表されるリサイクル過程Eのそれぞれにおいても、端末装置7b〜7e、通信インターフェース8b〜8eおよびハンディターミナル9b〜9eを備えた構成とされている。なお、使用者Cにおいては、必ずしもこれらの構成を備える必要はなく、必要に応じて備える構成とすれば足りる。
【0020】
図2は、一般的なRFID(Radio Frequency Identification)の形態を示しており、これには、同図(a)〜(e)のRFタグ10a〜10eに示すように、コイン型,スティック型,ピン型,ラベル型,カード型などがある。これらのRFIDは、リーダライタとの間で通信を行なってデータの授受をすることでは共通であるが、RFタグとして用いるものは、物品に貼付されている状態で、読取装置を通過する際などに、内部に記憶しているデータを外部からアクセスして読み取ったり、書込み処理をするなどして受動的にアクセスされるような使用形態のものとして設定されている。
【0021】
図3はRFタグ10の電気的構成の概略を示すもので、例えばコイン型RFタグ10aでは、半導体チップ11と円環状をなす通信用のアンテナコイル12とを樹脂などで一体に成型してなるものである。半導体チップ11には、内部に制御回路13、不揮発性メモリからなる記憶部14、電源整流部15、送信部16および受信部17などが作りこまれている。
【0022】
図4は、光学的情報媒体としての情報コード18を示している。同図(a)は、一次元の情報コードであるバーコード18aであり、同図(b)は二次元の情報コードであるQRコード18bを示している。これらは、後述するように光学的に情報が読み取り可能に形成されたもので、所定のルールに従ってコード化されたものである。なお、情報量としてはQRコード18bの方が多くのデータを記録することができる。
【0023】
図5は、RFタグ10および情報コード18の読取りおよび書込みをするためのリーダライタ装置19および前述のハンディターミナル9を示している。これらは、共に、RFタグ10にアクセスすることができると共に、情報コード18を光学的手段により読取処理を行なうようになっており、両方の情報を読み取り可能に構成されている。そして、読み取った情報媒体がいずれのものであるかを自動的に判別することができるようになっていて、使用者は、それらを区別して読み取りや書込みの作業を行なう必要がないように構成されている。
【0024】
リーダライタ装置19は、内部に制御回路を中心としてアンテナコイルおよび光学的な読み取り手段が設けられるもので、端末装置7に接続され、読み取ったデータを送信すると共に、端末装置7側から送られる書込みデータをRFタグ10に書込み処理をするようになっている。
【0025】
さて、上述したRFタグ10は、例えば図6に示すように、冷蔵庫1の本体に設けられる操作パネル部1aの部分の基板に内蔵されており、リーダライタ9などによる読み取りあるいは書込み処理をする際には、その位置に表示されたマーク20にあわせて行なうように設定されている。また、冷蔵庫1が梱包された状態でも、図7に示すように、そのRFタグ10との通信が行なえるように、梱包材21の該当する位置にマーク22が表示されており、梱包された状態のままでもアクセス可能になっている。
【0026】
図8は情報コード18が電池2に印刷された状態を示している。同図(a)では、バーコード18aが印刷されており、同図(b)では、QRコード18bが印刷されている。これらの情報コード18には、各電池2に対するIDが登録されており、同種のものであってもそれらを個別に識別可能に設定されている。
【0027】
次に、これらの冷蔵庫1および電池2が、製造過程から流通過程を経てリサイクル過程に至るまでの間にどのようにRFタグ10および情報コード18が使用されるのかを説明する。まず、RFタグ10および情報コード18により認識すべきデータの構造について説明する。
【0028】
このシステムにおいては、RFタグ10および情報コード18のいずれを使用する場合においても、見かけ上は全く同等の形式で同等の容量のデータを扱うことができるように設定されている。これは、前述したデータベース6とのリンクを図ることでRFタグ10や情報コード18において容量的あるいは機能的に記憶できない分のデータを記録することができるようにしているからである。
【0029】
図9はこのシステムで取り扱うデータのレイヤー構造を示している。図示のように、レイヤー0からレイヤー5までを階層化しており、このうち、RFタグ10や情報コード18の個別の特性に起因した階層はレイヤー0、1で、これよりも上位の階層であるレイヤー2〜5は、共通のルールで規定されたものである。したがって、読み取りや書込みに際してアクセスする物理的方法はそれぞれに対応して異なる場合があるが、読み取るデータの構造については共通仕様となっている。
【0030】
さて、各レイヤーについては、「個別」対応の階層であるレイヤー0では、RFタグ10もしくは情報コード18の物理的形状や製品への貼り付け対象としてのタイプを規定している。ここでは、貼り付け対象となる製品の使用条件や要求条件などに依存してそのタイプが決まる。
【0031】
例えば、衣料品などは洗濯して繰り返し使用することが前提であるから、耐水性を有するコイン型RFタグ10aが適当であり、自動車などの全体が金属でできたものでは、金属の表面に貼付しても読み取りおよび書込みが可能な耐金属性のRFタグ10(図2には示さず)がふさわしい。
【0032】
また、家電製品などはシール状のRFタグ10dやコイン型のRFタグ10aを用いることがふさわしく、さらに、本やこの実施形態で説明する電池などを含めた雑貨類では価格や構造的に情報コードを印刷などにより設けることが好ましい。
【0033】
さて、「共通」対応の階層であるレイヤー2では、データのコンテンツについての形式を定義している。貼付すべき製品の生産管理やリサイクルあるいは流通過程に関する情報さらには、使用者に関する情報までを統一した記述形式で記憶することを規定している。
【0034】
そして、レイヤー3では、対象としている製品毎に個別に生産管理システムを規定したり、リサイクルシステムを規定している。これは、レイヤー2で取り扱うデータを基準としてこれらを利用したシステムとして構築するものである。そして、この場合でも、同等の製品を扱うメーカー間の仕様については共通に取り扱えるように規定されている。
【0035】
レイヤー4では、業界内データ構造の標準化、事務機器・家電等の業界間水平標準化およびメーカ、物流業者等の業界間垂直標準化などを図るもので、これにより記憶領域の標準化を図るものである。最後のレイヤー5では、さらに広い観点からこれらのデータを活用すべく、情報利用の共通システムを構築できるようにした規定がなされ、統合システムを達成するための基準となる。
【0036】
図10は、この実施形態において用いるデータ構造を示している。ここで示すデータ構造は、家電製品のライフサイクルを管理するのに必要とされるデータを例示するもので、これらのデータは前述したRFタグ10においては、一部あるいは全部を記憶部14に記憶したり、その記憶部14では不足する分をデータベース6に記憶することで補うようにしている。また、情報コード18では、ほとんどのデータをデータベース6にて記憶することになる。
【0037】
さて、データ構造としては、家電製品が流通する過程に沿って必要となるデータを規定している。ここでは、図1で説明した各過程A〜Eのそれぞれに対応したデータ領域が設定されている。まず、製造過程Aに対応して対象となる製品を製造するメーカが使用するメーカ領域、流通過程Bに対応して運送会社などが使用する動脈物流領域、使用者Cが利用時に利用される市場領域、回収過程Dに対応して運送会社などが使用する静脈物流領域、そして、リサイクル過程でリサイクル業者が利用するリサイクル領域がある。
【0038】
これらの各データ領域は、それぞれの業界で共通となるデータ構造仕様で設定されている。例えば、メーカ領域では、その製品を特定するための情報として型式や品名あるいは個々の製品を区別するための製造番号などを共用データとして設定している。また、そのメーカが単独で利用することができるデータ領域の設定もある。
【0039】
これらのメーカ領域のデータは、製造過程においても、製品の製造について有用なデータとして利用することができる。例えば、製造ラインを流れるときにRFタグ10を貼付しておくことで、各種の製造条件を設定したり、個別の情報を逐次把握することができるようになり、生産管理に適用することができる。
【0040】
また、動脈物流領域は、輸送業者と販売業者により利用されるデータが格納される。市場領域は、使用者関係のデータ、メンテナンスに関するデータ、使用状況に関するデータが格納される。静脈物流領域は、使用済みの製品や修理対象製品などを回収する際に必要となるデータを格納するもので、受け取りの費用授受や引渡しの再資源化業者に関連している。そして、リサイクル領域は、リユース、リサイクルの各情報に関するデータや、材料情報などを格納する領域として設定されている。
【0041】
図11は、上述のようにして構成しているデータ構造のデータについて、具体的にRFタグ10や情報コード18によりどのように取り扱うかをデータの性質に対応して説明するためのものである。前述のようにデータ構造が形成されているため、それらのデータは、例えば図中(a)に示すように、複数のデータ領域1〜8のように分割された状態にアドレスマップが設定されており、それぞれは記録するデータの種類によって、同図(b)に示すように固定部Fあるいは可変部Vとして振り分けられている。
【0042】
固定部Fは、その製品について一度設定したら変更されることのないようなデータであって、例えば製造番号や製造日などの固定的なデータである。これに対して、可変部Vは、その製品について随時変更されていくようなデータが相当する。例えば、その製品の所有者などについては、販売店から消費者などに渡り、その後リサイクルや譲渡などで別の所有者に移転したり、あるいはリサイクル業者の許に集まったのち再び消費者に渡るといった変遷を経る際の情報である。
【0043】
そして、このような性質を有するデータを記録することについて、RFタグ10においては、すべてを内部に記憶できる場合と、一部を内部に記憶して残りをデータベース6に記憶する場合とがある。また、情報コード18においては、その容量が許す限り、同図(c)に示すように、最大限固定部Fに相当するデータ領域のデータを記憶させたアドレスマップとすることができる。可変部Vのデータについてはデータベース6に記憶することになる。
【0044】
上述のRFタグ10および情報コード18の容量と記録するデータとの関係は、その容量に応じて図12に示すように構成することができる。すなわち、この図はRFタグ10においては、(a)〜(d)が記憶部14の記憶エリアのアドレスマップに対応し、(a)および(b)が情報コードの記録情報のアドレスマップに対応している。
【0045】
同図(a)では、記憶可能なデータとして最小限のIDのみの場合である。これは、RFタグ10でも極小型のものやあるいは情報コード18でも1次元のバーコードなどにより表現する場合に、それを付する製品について個別の識別可能な情報を示すID(identity)が記録される。この場合、IDは製品の種類ではなく個々の製品を個別に識別する機能を備えるように設定される。残りのデータ部に記録すべきデータは固定部、可変部共にデータベース6のIDに対応して設定された記憶領域に記憶されるようになっている。
【0046】
同図(b)のものでは、RFタグ10においては記憶部14の容量が少し確保されていて固定部のデータを記憶するように設定されている。また、情報コード18においては、光学的情報媒体であるQRコードのように印刷により固定的なデータを記録することができるものに対応している。そして、データ構造上で不足するデータ部のデータについてはデータベース6にIDに対応して設定された記憶領域に記憶されるようになっている。
【0047】
同図(c)のものでは、RFタグ10に対応しており、記憶部14の記憶容量がさらに多く設定されていて、可変部のデータを一部記憶可能に構成されたものである。この場合、可変部に記憶するデータとしては、その製品を取り扱う各段階において、データを読み取る際にその都度データベース6にアクセスすることが時間的あるいは物理的に制約を受ける場合などに、そのような取り扱いをするためのデータを記録するようにすることで、迅速な処理を行なうことができるようになる。
【0048】
最後の同図(d)のものでは、RFタグ10の記憶部14に十分な記憶容量が確保できていて、データ構造で示されたすべてのデータについて内部に記憶することができるような場合に対応している。この場合に、すべてのデータがRFタグ10内に記憶可能であっても、その一部をデータベース6側にも記憶するように設定しても良い。これにより、集中管理センタ3による物品の管理をすべてのものについて確実に行うことができるようになる。
【0049】
また、上記したデータ構造に対する記憶量のレベルの分け方は、同図(a)〜(d)に示したタイプ以外に、固定部をすべて記憶するように設定してもよいし、IDと可変部を記録するようにして固定部のデータはデータベース6側で記録するというようにしてもよい。すなわち、市場を流通する製品の管理をする観点から、どのようなデータをRFタグ10や情報コード18側に記録させるかを選択設定して、効率の良い管理システムを構築することができる。
【0050】
さて、上述のようにしてデータ構造に対応してRFタグ10や情報コード18を付した冷蔵庫1あるいは電池2が流通する場合に、次のようにしてデータが読み取られたり書き込まれる処理が行なわれる。データの書き込み処理および読み出し処理について図13および図14のフローチャートを参照して説明する。
【0051】
図1に示した製造過程Aから流通過程B、使用者C、回収過程Dおよびリサイクル過程Eに至る流通経路においては、対象となる製品である冷蔵庫1や電池2について、同じ方法によりデータの読み出し処理および書き込み処理をすることができる。
【0052】
すなわち、ハンディターミナル9もしくは定置式のリーダライタ19によってRFタグ10あるいは情報コード18のデータにアクセスする(ここでは、ハンディターミナル9を用いる場合で説明する)。まず、書き込み処理をする場合について図13のフローチャートを参照して説明する。例えば、書き込み処理をする製品が冷蔵庫1である場合に、これの制御パネル部に設けられたRFタグ10に向けてハンディターミナル9を操作すると、ハンディターミナル9は、読み取っている情報媒体がRFタグ10および情報コード18のいずれであるかを判断する(ステップS1)。
【0053】
この場合、ハンディターミナル9においては、RFタグ10を読み取る機構と、光学的情報媒体を読み取る機構とが設けられていて、いずれか一方を先に読み取る処理をしたり、あるいは両方の読み取り処理をするなどの種々の方法を用いて読み取り処理を行い、その結果、読み取った情報媒体がいずれのものであるかを判断することができる。
【0054】
そして、ここでは冷蔵庫1に付されたRFタグ10を読み込むことから、ステップS1で「YES」と判断されると、次に、ハンディターミナル9においては、書き込むべきデータがRFタグ10側の記憶部14に対応しているのか、データベース6の記憶領域に対応しているのかを判断する(ステップS2)。ここで、「YES」の場合つまりRFタグ10内に対応する記憶領域が存在する場合には、その記憶部14に書き込むべきデータを書込み処理する(ステップS3)。
【0055】
また、ステップS2で「NO」と判断された場合、つまりRFタグ10の書込み領域がデータベース6側に対応している場合には、通信手段を介してデータベース6にアクセスし、書込むべきデータを書込み処理する(ステップS4)。以上の処理を終えると、データ書込み処理を終了する。
【0056】
また、対象となる製品が電池2の場合で、情報媒体が情報コード18であるときには、書込み処理を行なう際に、ハンディターミナル9により読み取りを開始すると、ステップS1で「NO」と判断してステップS4に進み、読み取ったIDに対応するデータ領域にアクセスすべく、通信手段を介してデータベース6に接続し、書込むべきデータの書込み処理を行なう。これにより、電池2について書き込むべきデータをRFタグ10の場合と同様にしてデータベース6の対応する記憶領域に書込み処理をすることができるようになる。
【0057】
次に、読み出し処理をする場合について図14を参照しながら説明する。まず、冷蔵庫1のRFタグ10のデータを読み出す場合には、上述同様にしてハンディターミナル9によりRFタグ10の位置に対向させて読み取り動作を行なう。ハンディターミナル9は、RFタグ10のIDを読み取ったことから、ステップP1で「YES」と判断し、読み出すべきデータがRFタグ10側にあるのかデータベース6側にあるのかを判断する(ステップP2)。
【0058】
読み出すべきデータの記録場所がRFタグ10の記憶部14にあるときには、ハンディターミナル9は、ステップP2で「YES」と判断し、RFタグ10の記憶部14からデータの読み出し処理を行な(ステップP3)。また、読み出すべきデータがデータベース6側にある場合には、通信手段を介してデータベース6にアクセスし、データの読み出し処理を行なう(ステップP4)。
【0059】
次に、電池2の情報コード18の場合には、上述同様にして読み取り処理を開始すると、ハンディターミナル9は、ステップP1で「NO」と判断し、ステップP5に進む。ここでは、ハンディターミナル9は、読み出すべきデータの領域が光学的情報媒体側つまり情報コード18側に記述されているのか、データベース6側にあるのかを判断する。
【0060】
ここで「YES」と判断した場合には、ハンディターミナル9は、光学的情報媒体側つまり情報コード18に記述されているデータから読み出すべきデータを読み出す処理を行なう(ステップP6)。また、読み出すべきデータがデータベース6側にあるときには、ステップP5で「NO」と判断してステップP4に進み、通信手段を介してデータベース6からデータの読み出し処理を行なうようになる。
【0061】
以上の読み出し処理を行なうことで、RFタグ10あるいは情報コード18のいずれのデータを読み出す場合においても、ハンディターミナル9やリーダライタ装置19により自動的に判別してRFタグ10側あるいは情報コード18側あるいはデータベース6側のいずれにもアクセスして読み出すべきデータを読み出すことができ、両者の外形的あるいは機能的な区別をすることなく同等の扱いによりデータの読み出しおよび書き込み処理をすることができる。
【0062】
次に、上述の基本機能を利用した本システムの概略的な機能とその動作について説明する。このシステムにおいては、上記した冷蔵庫1や電池2に代表される家電製品について、その製造過程Aの段階から、最終的な段階であるリサイクル過程Eに至るまでの製品のライフサイクルを統括的に管理するように構築されている。
【0063】
これは、図15に概念的に示すように、前述した各過程を総括的に管理するために、統一したデータ構造を製造過程Aから廃棄過程Eに至るまでの流通過程で一貫して使用している。対比するために、従来型のシステムを記載している。従来型のシステムでは、例えば、製造過程Aから動脈物流Bに至る連係をしたり、動脈物流Bから市場Cに至る連係をしたり、以下同様に、2つの過程間を連携するシステムとして構築されていた。しかし、これでは、総合的に管理することが難しく、コストも高くつく不具合があった。
【0064】
そこで、本実施形態においては、そのような不具合を解決すべく、製品のライフサイクルを考慮して一貫した管理を可能としたデータ構造を構築すると共に、そのデータの読み出しおよび書き込みの処理が円滑に行なえるようにすることでコスト的にも見合った効率の良いシステムを構築したものである。
【0065】
製品に付すRFタグ10は、1個あたりのコストを考えると、必ずしもリサイクルを考慮した製品すべてに貼付することは現実的でない。そこで、RFタグ10に代わる情報媒体を付してRFタグ10を貼付した場合と同等にデータを取り扱うことができるシステムが必要となる。この実施形態では、そのような条件を満たすシステムを提供している。
【0066】
従来型のシステムでは、RFタグ10と情報コード18とを同等に扱うというステムは存在せず、これらを混在した状態で同等に扱えるようにしたシステムが必要となる。そこで、情報コード18を用いても、データベース6と連係することで同等のデータ構造のデータを扱えるようにした。
【0067】
次に、このシステムを使って製品のライフサイクルについて実用的な効果を得る場合の内容について各過程に分けて順を追って説明する。
【0068】
(1)製造過程Aにおいて
この製造過程Aでは、製造段階の初期に基本となる構造物にRFタグ10を付しておき、内部の記憶部14およびデータベース6を連係させることにより、製造工程の管理や、受注品の日程管理などを行なうことができる。生産ラインにおいては、データ領域としての可変部を利用することで、種々の製造メーカ独自のデータを書き込んだり読み出したりすることができるので、これによって、独自の管理に利用することもできる。
【0069】
例えば、冷蔵庫1の製造ラインでは、基板の組立ラインにおいてRFタグ10を組み込むと、以後の製造工程においては、そのRFタグ10に書き込んだデータおよびデータベース6に記憶させたデータを読んだり書いたりすることで製品の情報を授受することができる。これによって、きめ細かな工程管理をすることができるようになる。
【0070】
一方、電池2のような小物では、製造工程の管理をすることは難しいが、一旦情報コード18を印刷して付すことにより、以後の管理を個別に識別しながら行なうことができるので、流通過程において、1個1個を個別に追跡することまでできるようになる。
【0071】
(2)動脈物流過程B
ここでは、製造メーカが製造した製品を販売店などに流通させたり、販売店から使用者に配送したりする場合に、製品に付したRFタグ10や情報コード18のデータを利用することで流通の便を図るようにしている。例えば、量販店などが扱う商品は多種多様に渡るが、このRGタグ10や情報コード18に記憶されたデータあるいは対応するデータベース6のデータを用い、購入者(あるいは使用者)を記憶させると共に、その使用場所などを同時に記憶させておくことで、顧客の管理を行なうことができる。
【0072】
一方、運送業者にとっては、製品に付されたRFタグ10のデータを読み取ることで、配達先を仕分けたり配送先を自動的に認識して的確且つ迅速な配達業務をこなすことができるようになる。また、使用場所がデータとして記録されていれば、これに基づいて業者による設置が必要なものでは、作業者が出向くべき場所を的確に把握することができるようになる。さらに、確実に設置作業が完了したか否かについてもデータとして記録を残すこともできる。
【0073】
次に、市場においては、使用者の名前や住所などを可変部のデータとして記録することで、所有者の使用履歴や所有者の移転などを把握することができる。また、不法投棄などをしたときに、最終的な所有者の情報が残るので、これを読み取ることでその所有者を特定することもできるようになる。
【0074】
そして、回収過程では、RFタグ10や情報コード18あるいはデータベース6に記憶されているデータを参照することで、回収対象となっている製品についての情報を得たり、その回収先や運送条件などを関連する情報源から得ることにより確実に設定することができる。
【0075】
また、リサイクル過程では、リサイクル方法についての情報を迅速に取り込むことができ、効率の良いリサイクル処理を達成することができるようになる。リユース対象として再び市場に流通する場合には、その流通過程の管理や新たな使用者に関するデータを記憶させることでその管理を確実なものとすることができる。
【0076】
このような本実施形態によれば、情報媒体であるRFタグ10と情報コード18とを、データベースで6を介在させて同じデータ構造のデータを扱うことができるようにし、これらを製品に応じて使い分けて混在した状態でも、取扱者が区別することなく同等に取り扱うことができるので、全体として一貫した管理システムを構築でき、迅速且つ確実な管理を行うことができ、しかも、データ構造に無駄がなく、しかも相互の関連付けを的確に行なえるので、リサイクルシステムを効率の良いものとすることができる。
【0077】
本発明は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形また拡張できる。
データ構造は、その製品を取り扱う業界あるいはリサイクルシステムの必要に応じて適宜変更設定することができる。また、時系列的に構成しているが、他にも製品のライフサイクルを通したデータの取り扱いをすることができるデータ構造であればふさわしいものを設定することができる。
【0078】
RFタグ10は、図示したもの以外でも、種々のものを適用することができるし、情報コード18についても他の種々のものを使用することができる。そして、それらを混在させた状態でも本システムにおいては、すべてデータを同等に扱うことができるので、柔軟な対応をすることができる。
【0079】
対象となる製品は、冷蔵庫や電池に限らず、電気製品、衣料、食品やその他の物品全般に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略的なシステム構成図
【図2】RFタグの様々な外形を示す図
【図3】RFタグの電気的なブロック構成図
【図4】情報コードの例を示す図
【図5】書込み処理および読取り処理をするための媒体を示す図
【図6】冷蔵庫にRFタグを設定した場合の正面から見た外観図
【図7】梱包した冷蔵庫のRFタグの読み取り位置を説明する外観斜視図
【図8】電池に情報コードを付した例を示す図
【図9】レイヤー構造の説明図
【図10】データ構造の説明図
【図11】データ領域の割り当てを示す図
【図12】種々のタイプのRFタグおよび情報コードのアドレスマップを示す図
【図13】データ書込み処理のフローチャート
【図14】データ読出し処理のフローチャート
【図15】製品のライフサイクルを考慮したシステムの説明図
【符号の説明】
1は冷蔵庫(製品)、2は電池(製品)、3は集中管理センタ、4はネットワーク、5は端末装置、6はデータベース、7(7a〜7e)は端末装置、8(8a〜8e)は通信インターフェース、9(9a〜9e)はハンディターミナル(リーダライタ)、10(10a〜10e)はRFタグ、11は半導体チップ、12はアンテナコイル、13は制御回路、14は記憶部、18は情報コード(光学的情報媒体)、19はリーダライタ装置(リーダライタ)、20,22はマーク、21は梱包材である。

Claims (3)

  1. 報媒体としてデータの読み出しが可能な光学的情報媒体およびデータの読み書きが可能なRF(Radio-Frequency)タグを設けると共に、前記光学的情報媒体および前記RFタグのそれぞれについて個別にデータ記録領域が設定されネットワークを介してアクセス可能なデータベースを設け、
    記光学的情報媒体に対応して前記RFタグと同一のデータ構造を有するデータを前記データベースのデータ記録領域に記録するデータ設定処理過程と、
    リーダライタ装置により前記光学的情報媒体もしくは前記RFタグに対してデータの書き込み処理をする場合に、
    アクセス対象となる情報媒体が前記RFタグおよび光学的情報媒体のいずれであるかを判断する判断処理過程と、
    この判断処理過程において判断した情報媒体が前記光学的情報媒体であるときに、通信手段を介して前記データベースにアクセスしてデータ記録領域に前記データの書き込みを行なう書込処理過程とを備えたことを特徴とする情報媒体のデータ処理方法。
  2. 報媒体としてデータの読み出しが可能な光学的情報媒体およびデータの読み書きが可能なRFタグを設けると共に、前記光学的情報媒体および前記RFタグのそれぞれについて個別にデータ記録領域が設定されネットワークを介してアクセス可能なデータベースを設け、
    記光学的情報媒体に対応して前記RFタグと同一のデータ構造を有するデータを前記データベースのデータ記録領域に記録するデータ設定処理過程と、
    リーダライタ装置により前記光学的情報媒体もしくは前記RFタグに対してデータの読み出し処理をする場合に、
    アクセス対象となる情報媒体が前記RFタグおよび光学的情報媒体のいずれであるかを判断する判断処理過程と、
    この判断処理過程において判断した情報媒体が前記光学的情報媒体であるときに、当該光学的情報媒体のデータを読み取ると共に、通信手段を介して前記データベースにアクセスしてデータ記録領域の前記データの読み出しを行なう読出処理過程とを備えたことを特徴とする情報媒体のデータ処理方法。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の情報媒体のデータ処理方法において、
    前記光学的情報媒体およびRFタグは、それぞれを個別に識別することが可能なIDをデータとして有するように設定され、
    前記データベースに設定する前記データの記録領域を、前記IDに関連付けて設定するようにしたことを特徴とする情報媒体のデータ処理方法。
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