JP3987731B2

JP3987731B2 - Car body side wall interior structure

Info

Publication number: JP3987731B2
Application number: JP2002021279A
Authority: JP
Inventors: 貴本多; 雄亮西田; 文夫梅澤
Original assignee: Honda Motor Co Ltd; TS Tech Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd; TS Tech Co Ltd
Priority date: 2002-01-30
Filing date: 2002-01-30
Publication date: 2007-10-10
Anticipated expiration: 2022-01-30
Also published as: JP2003220915A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体側壁の内装面上にエアバッグを展開させるサイドエアバッグ装置を備えた車両における車体側壁の内装構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、自動車におけるサイドドア２０の内装構造１’は、図５に示すように、内装３０面から室内２に突出したアームレスト部４０を有しており、このアームレスト部４０は、通常時に乗員が把持したり、寄り掛かる部材であることから、これらの力に耐え得る強度が確保されるようにプラスチックによって形成されている。
【０００３】
また、近年の自動車は、側面衝突した際に、乗員が側面衝突による衝撃によってサイドドア２０にぶつかることを防止するためのサイドエアバッグ装置を備えている。ここで、サイドエアバッグ装置としては、例えば、図５に示すように、折り畳まれた状態のエアバッグ１１と、このエアバッグ１１を膨張させて展開させるインフレータ（図示せず）とをシートバック３のサイドドア２０側に収納し、自動車が側面衝突した際に、インフレータで発生させたガスをエアバッグ１１に送り込むことで、サイドドア２０の内装３０面上にエアバッグ１１を展開させ、乗員がサイドドア２０にぶつかることを防止するサイドエアバッグ装置がある。また、サイドエアバッグ装置の他の構成としては、シートクッション４にエアバッグ１１を収納する構成や、自動車のピラーや天井にエアバッグ１１を収納する構成、さらに、サイドドア２０の内部にエアバッグ１１を収納する構成がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のサイドドア２０の内装構造１’では、以下の問題が存在していた。
自動車が側面衝突した際に、乗員を確実に保護するには、エアバッグ１１をサイドドア２０の内装３０面上の広範囲に展開させ、側面衝突による衝撃を効果的に吸収することが好ましい。すなわち、エアバッグ１１の展開方向のストロークを大きくすることが好ましいが、アームレスト部４０がエアバッグ１１の展開経路に突出していると、エアバッグ１１が正常に展開しにくいため、エアバッグ１１とアームレスト部４０が干渉しないようにする必要があり、エアバッグ１１の展開方向のストロークが小さくなってしまっている。
また、自動車が側面衝突した際に、乗員がアームレスト部４０に接している場合には、乗員がアームレスト部４０から側面衝突による衝撃を受ける可能性がある。なお、アームレスト部４０としては、自動車が側面衝突した際に、乗員の押圧力によって潰れるように柔かい材料を用いて形成し、乗員への衝撃を軽減させる構成もあるが、この構成では、通常時に乗員が把持したり、寄り掛かった際の力に耐え得る強度を確保することができない。
【０００５】
したがって、従来のサイドドア２０の内装構造１’では、エアバッグ１１の展開経路に突出するアームレスト部４０によってエアバッグ１１の展開方向のストロークを大きくすることができないため、側面衝突による衝撃の吸収が満足されない場合も想定される。
【０００６】
そこで、本発明は、前記問題を解決するためになされたものであり、通常時に加わる強度に耐え得る強度を有するアームレスト部を備え、車両が側面衝突した際には、エアバッグが車体側壁の内装面上の広範囲に展開することで、側面衝突による衝撃を効果的に吸収することができる車体側壁の内装構造を提供することを課題としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決すべく構成されるものであり、請求項１に記載の発明は、サイドエアバッグ装置を備えた車両における車体側壁の内装構造であって、サイドエアバッグ装置のエアバッグの展開経路に突出したアームレスト部を有し、アームレスト部は、線材によって車体側壁の内装に結合されており、アームレスト部の内側に設けられたサイドエアバッグ装置の作動に伴って、線材がアームレスト部と内装との結合部から引き抜かれることにより、アームレスト部と内装との結合が解除され、アームレスト部にエアバッグの展開に伴う展開力が付加されることにより、アームレスト部が車体側壁の内方に入り込み、エアバッグの展開経路を空けるように構成されていることを特徴とする。
【０００８】
ここで、車両の構成は、サイドエアバッグ装置を備えていればよく、自動車や船舶などに限定されるものではない。さらに、車体側壁とは、車両の側面を構成する壁部材であり、サイドドアを含むものである。
また、サイドエアバッグ装置は、車両が側面衝突した際に、乗員と車体側壁の間にエアバッグを展開させる装置であり、エアバッグ及びインフレータの収納場所や展開方法などは限定されるものではない。
また、アームレスト部は、通常時に乗員が把持したり、寄り掛かった際の力に耐え得ることができるとともに、エアバッグの展開力によって変形可能な強度を有している。
【００１８】
また、アームレスト部は、中空に形成されている必要はなく、ウレタン等の軽量な材料によって形成し、エアバッグの展開に伴いアームレスト部全体が車体側壁の内方に入り込むようにしてもよい。
【００１９】
この発明によれば、サイドエアバッグ装置の作動に伴いアームレスト部を車体側壁の内装に結合させている線材が引き抜かれるため、アームレスト部をエアバッグの展開力によって容易に車体側壁の内方に入り込ませることができる。
【００２０】
したがって、本発明の車体側壁の内装構造では、通常時に加わる力に耐え得る強度を有するアームレスト部を有し、車両が側面衝突した際には、エアバッグを車体側壁の内装面上の広範囲に展開させることで、側面衝突による衝撃を効果的に吸収することができるとともに、乗員がアームレスト部に接している場合であっても、アームレスト部が側面衝突による衝撃を吸収するため、乗員を確実に保護することができる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の参考例及び実施形態について詳細に説明する。なお、各参考例及び実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
【００２２】
本発明の参考例及び実施形態に係るサイドドア（車体側壁）の内装構造は、サイドエアバッグ装置を備えた車両に適用可能であり、この参考例及び実施形態では、自動車（車両）のサイドドアの内装を例として説明する。
【００２３】
［第一参考例］
まず、本発明の第一参考例に係るサイドドアの内装構造について説明する。図１は、本発明の第一参考例に係るサイドドアの内装構造を示した図で、（ａ）は通常時を示した側断面図、（ｂ）はエアバッグが展開した際を示した側断面図である。
【００２４】
次に、本発明の第一参考例に係るサイドドアの内装構造の構成について説明する。
第一参考例に係るサイドドア２０の内装構造１ａは、図１に示すように、サイドエアバッグ装置１０ａを備えた自動車におけるサイドドア２０の内装３０であって、プラスチックによって形成され、エアバッグ１１の展開経路である内装３０面に突出した中空のアームレスト部４０ａを有している。
【００２５】
次に、各構成要素について説明する。
アームレスト部４０ａは、図１（ａ）に示すように、上板４１ａ、側板４２ａ及び下板４３ａによって中空に形成され、側板４２ａの内面４４ａには、内装３０を外装５０に取り付けるための矩形断面の棒状部材であるボス部６０が水平方向に形成されている。
ボス部６０は、その先端６１が外装５０に接合されることで、内装３０を外装５０に取り付ける取付部材であるとともに、アームレスト部４０ａを内装３０面から突出した形状に保持するための保形部材であり、ボス部６０の下面には補強用の部材として、板状部材のリブ部６２が軸方向に設けられている。なお、リブ部６２の下端には切欠溝６３が形成され、この部位の強度が低下している。
ボス部６０及びリブ部６２がアームレスト部４０ａの内部に設けられることで、アームレスト部４０ａは通常時に加わる力に耐え得る強度を有している。また、ボス部６０及びリブ部６２はアームレスト部４０ａに付加されたエアバッグ１１の展開力によって変形可能な強度となっている。
【００２６】
サイドエアバッグ装置１０ａは、図１に示すように、エアバッグ１１をサイドドア２０の内装３０面上の広範囲に展開させる装置であり、折り畳まれた状態のエアバッグ１１とインフレータ（図示せず）がシートクッション４のサイドドア２０側に収納され、自動車が側面衝突した際に、インフレータでガスを発生させてエアバッグ１１に送り込むことで、サイドドア２０の内装３０面上にエアバッグ１１を展開させて側面衝突による衝撃を吸収するものである。
【００２７】
次に、エアバッグ１１が展開した際のサイドドア２０の内装構造１ａについて説明する。
自動車が側面衝突した際には、図１（ｂ）に示すように、エアバッグ１１がサイドドア２０の内装３０面上に展開され、アームレスト部４０ａにエアバッグ１１の展開力が付加される。
これにより、アームレスト部４０ａの内部に設けられたボス部６０及びリブ部６２がエアバッグ１１の展開力によって切欠溝６３から破損して分断され、アームレスト４０ａの形状を保持している保形部材がなくなるため、アームレスト部４０ａはエアバッグ１１の展開力によって押し潰される。すなわち、エアバッグ１１の展開経路が空くため、エアバッグ１１がアームレスト部４０ａの上下にわたりサイドドア２０の内装３０面上の広範囲に展開される。
また、乗員がアームレスト部４０ａに接している場合であっても、アームレスト部４０ａがエアバッグ１１の展開力によって押し潰されるため、側面衝突による衝撃が吸収される。
【００２８】
したがって、本発明の第一参考例に係るサイドドア２０の内装構造１ａでは、自動車が側面衝突した際に、エアバッグ１１をサイドドア２０の内装３０面上の広範囲に展開させることで、側面衝突による衝撃を効果的に吸収することができるとともに、乗員がアームレスト部４０ａに接している場合であっても、アームレスト部４０ａが側面衝突による衝撃を吸収するため、乗員を確実に保護することができる。
【００２９】
なお、ボス部６０は、通常時にアームレスト部４０ａの形状及び強度を保持することができる部材であれば、その材料及び形状は限定されるものではない。また、ボス部６０によってアームレスト部４０ａの形状及び強度を保持することができるのであれば、リブ部６２を設けなくてもよい。
また、第一参考例におけるサイドエアバッグ装置１０ａは、エアバッグ１１の展開力がアームレスト部４０ａに付加される構成であればよく、シートバックにエアバッグ１１を収納する構成や、自動車のピラーや天井にエアバッグ１１を収納する構成、さらに、サイドドア２０の内部にエアバッグ１１を収納する構成など限定されるものではない。
【００３０】
［第二参考例］
次に、本発明の第二参考例に係るサイドドアの内装構造について説明する。図２は、本発明の第二参考例に係るサイドドアの内装構造を示した図で、（ａ）は通常時を示した側断面図、（ｂ）はエアバッグが展開を始めた際を示した側断面図、（ｃ）はエアバッグが展開した際を示した側断面図である。
【００３１】
まず、本発明の第二参考例に係るサイドドアの内装構造の構成について説明する。
第二参考例に係るサイドドア２０の内装構造１ｂは、図２に示すように、サイドエアバッグ装置１０ｂを備えた自動車におけるサイドドア２０の内装３０であって、エアバッグ１１の展開経路である内装３０面に突出した中空のアームレスト部４０ｂを有し、アームレスト部４０ｂの内部には、サイドエアバッグ装置１０ｂのモジュールケース１２が設けられている。
【００３２】
次に、各構成要素について説明する。
アームレスト部４０ｂは、図２（ａ）に示すように、上板４１ｂ、側板４２ｂ及び下板４３ｂによって中空に形成され、アームレスト部４０ｂの側板４２ｂの内面４４ｂと外装５０の間にはモジュールケース１２が介在している。また、側壁４２ｂの内面４４ｂには、エアバッグ１１の展開に伴い側壁４２ｂを開口させるためのノッチ部（図示せず）がアームレスト部４０ｂの長手方向に形成されている。
モジュールケース１２は、折り畳まれた状態のエアバッグ１１とインフレータ１３を収納した箱体であるとともに、通常時にアームレスト部４０ｂを内装３０面から突出した形状に保持するための保形部材である。このモジュールケース１２がアームレスト部４０ｂの内部に設けられることで、アームレスト部４０ｂが通常時に加わる力に耐え得る強度を有している。
【００３３】
次に、エアバッグ１１が展開した際のサイドドア２０の内装構造１ｂについて説明する。
自動車が側面衝突した際には、図２（ｂ）に示すように、エアバッグ１１の展開力によってモジュールケース１２の一部が開口され、さらに、アームレスト４０ｂの側板４２ｂがノッチ部から開口されることで、エアバッグ１１が内装３０面上に展開される。
また、アームレスト４０ｂは、展開するエアバッグ１１によって開口部からサイドドア２０の外方に押し広げられた後に、図２（ｃ）に示すように、展開したエアバッグ１１と内装３０の間に折り曲げられた状態となる。
これにより、エアバッグ１１の展開経路が空くため、エアバッグ１１がアームレスト部４０ｂの上下にわたりサイドドア２０の内装３０面上の広範囲に展開される。
また、乗員がアームレスト部４０ｂに接している場合であっても、アームレスト部４０ｂの内部から乗員と内装３０の間にエアバッグ１１が展開される。
【００３４】
したがって、本発明の第二参考例に係るサイドドア２０の内装構造１ｂでは、アームレスト４０ｂの保形部材であるモジュールケース１２から展開したエアバッグ１１によってアームレスト４０ｂが開口して折り曲げられ、エアバッグ１１の展開経路が確実に空くため、エアバッグ１１を内装３０面上の広範囲に展開させることができるとともに、乗員とサイドドア２０の間にエアバッグ１１を介在させることができるため、乗員を確実に保護することができる。
【００３５】
［実施形態］
次に、本発明の実施形態に係るサイドドアの内装構造について説明する。
図３は、本発明の実施形態に係るサイドドアの内装構造を示した図で、（ａ）は通常時を示した側断面図、（ｂ）はエアバッグが展開した際を示した側断面図、（ｃ）は結合部を示した斜視図である。図４は、本発明の実施形態に係るサイドドアの内装構造における他の構成を示した図で、（ａ）は結合部をアームレスト部の下板に設けた構成を示した側断面図、（ｂ）は結合部をアームレスト部の側板に設けた構成を示した側断面図、（ｃ）は、結合部をアームレスト部の上部及び下部に設けた構成を示した側断面図である。
【００３６】
まず、本発明の実施形態に係るサイドドアの内装構造について説明する。
本実施形態に係るサイドドア２０の内装構造１ｃは、図３に示すように、サイドエアバッグ装置１０ｃを備えた自動車におけるサイドドア２０の内装３０であって、エアバッグ１１の展開経路である内装３０面上に突出した中空のアームレスト部４０ｃを有し、サイドドア２０の内部においてアームレスト部４０ｃの上部となる位置には、サイドエアバッグ装置１０ｃのモジュールケース１２が設けられている。
【００３７】
次に、各構成要素について説明する。
アームレスト４０ｃは、図３（ａ）に示すように、内装３０面から突出した状態で設けられた部材であり、上板４１ｃ、側板４２ｃ及び下板４３ｃによって中空に形成され、下板４３ｃは内装３０と連続している。また、上板４１ｃにおけるサイドドア２０の内方側の端部には、図３（ｃ）に示すように、アームレスト部４０ｃの長手方向に沿った貫通孔７１が形成された円筒形状の結合部７０が所定の間隔で設けられている。
また、上板４１ｃにおけるサイドドア２０の内方側の端部に対応した内装３０の端部３１には、図３（ｃ）に示すように、アームレスト部４０ｃの結合部７０の貫通孔７１と連通するように貫通孔８１が形成された円筒形状の結合部８０が設けられ、結合部７０と結合部８０は交互に配置された状態で列設されている。さらに、連通した状態の貫通孔７１，８１には、サイドエアバッグ装置のインフレータ１３から延設されたワイヤ１４（線材）が挿通されており、このワイヤ１４によって結合部７０,８０同士が結合されることで、アームレスト部４０ｃが内装３０面から突出した形状で保持されるとともに、通常時に加わる力に耐え得る強度を有している。
ワイヤ１４は、その一端がインフレータ１３の内部に収められ、インフレータ１３で発生したガスの膨張力によって、各結合部７０，８０からインフレータ１３側に引き抜かれるように構成されている。
【００３８】
次に、エアバッグ１１が展開した際のサイドドアの内装構造１ｃについて説明する。
自動車が側面衝突した際には、インフレータ１３が作動してガスを発生させる。このとき、インフレータ１３から延設されたワイヤ１４が各結合部７０，８０から引き抜かれ、結合部７０，８０同士の結合が解除される。
また、インフレータ１３で発生したガスはエアバッグ１１に送り込まれ、エアバッグ１１がサイドドア２０の内部においてアームレスト部４０ｃの上部となる位置から内装３０面上に展開され、アームレスト部４０ｃにエアバッグ１１の展開力が付加される。
これにより、アームレスト部４０ｃは、図３（ｂ）に示すように、サイドドア２０の内方に入り込み、エアバッグ１１の展開経路が空くため、エアバッグ１１がアームレスト部４０ｃの上下にわたりサイドドア２０の内装３０面上の広範囲に展開される。
また、乗員がアームレスト部４０ｃに接していた場合であっても、結合が解除されたアームレスト部４０ｃによって側面衝突による衝撃が吸収される。
【００３９】
したがって、本発明の実施形態に係るサイドドアの内装構造１ｃでは、エアバッグ１１の展開に伴い結合部７０，８０同士の結合が解除されるため、アームレスト部４０ｃを容易にサイドドア２０の内方に入り込ませ、エアバッグ１１の展開経路を空けることができるとともに、アームレスト部４０ｃによって側面衝突による衝撃が吸収されるため、乗員を確実に保護することができる。
【００４０】
なお、本実施形態に係るサイドドア２０の内装構造１ｃの他の構成としては、図４（ａ）に示すように、アームレスト部４０ｄの上板４１ｄを内装３０と連続させて形成し、下板４３ｄに設けられた結合部７０によってアームレスト部４０ｄの形状を保持させているサイドドア２０の内装構造１ｄがある。
また、図４（ｂ）に示すように、アームレスト部４０ｅの側板４２ｅの長手方向に切断部４４ｅを形成し、この切断部４４ｅに結合部７０,８０を設けることでアームレスト部４０ｅの形状を保持させ、自動車が側面衝突した際に、結合部７０,８０の結合が解除され、エアバッグ１１の展開力によってアームレスト部４０ｅを切断部４４ｅからサイドドア２０の内方の入り込ませるサイドドア２０の内装構造１ｅがある。
また、図４（ｃ）に示すように、ウレタン等の軽量な材料によって形成されたアームレスト部４０ｆの上部４１ｆ及び下部４３ｆに結合部７０を設けて内装３０に結合させ、自動車が側面衝突した際に、結合部７０,８０の結合が解除されることでアームレスト４０ｆ全体をサイドドア２０の内方に入り込ませるサイドドア２０の内装構造１ｆにしてもよい。
さらに、結合部７０，８０の構成は限定されるものではなく、ピンを結合部７０，８０の貫通孔７１，８１に挿通させてアームレスト部を結合させる構成でもよい。
【００４１】
以上、本発明の好適な実施形態についての一例を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
例えば、アームレスト部４０ａ，４０ｂ，４０ｃは、長手方向における全体が潰れる必要はなく、乗員が接する可能性がある部位のみが潰れるように構成してもよく、この構成では、潰れない部位にサイドミラーや窓の操作スイッチを配置することができる。
【００４２】
【発明の効果】
本発明のサイドドアの内装構造によれば、通常時に加わる力に耐え得る強度を有するアームレスト部を有し、車両が側面衝突した際には、アームレスト部がエアバッグの展開力によって変形してエアバッグの展開経路が空くため、エアバッグを車体側壁の内装面上の広範囲に展開させ、側面衝突による衝撃を効果的に吸収することで、乗員を確実に保護することができる。
また、車両が側面衝突した際に、乗員がアームレスト部に接していた場合であっても、アームレスト部が変形するため、側面衝突による衝撃を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第一参考例に係るサイドドアの内装構造を示した図で、（ａ）は通常時を示した側断面図、（ｂ）はエアバッグが展開した際を示した側断面図である。
【図２】本発明の第二参考例に係るサイドドアの内装構造を示した図で、（ａ）は通常時を示した側断面図、（ｂ）はエアバッグが展開を始めた際を示した側断面図、（ｃ）はエアバッグが展開した際を示した側断面図である。
【図３】本発明の実施形態に係るサイドドアの内装構造を示した図で、（ａ）は通常時を示した側断面図、（ｂ）はエアバッグが展開した際を示した側断面図、（ｃ）は結合部を示した斜視図である。
【図４】本発明の実施形態に係るサイドドアの内装構造における他の構成を示した図で、（ａ）は結合部をアームレスト部の下板に設けた構成を示した側断面図、（ｂ）は結合部をアームレスト部の側壁に設けた構成を示した側断面図、（ｃ）は、結合部をアームレスト部の上部及び下部に設けた構成を示した側断面図である。
【図５】従来のサイドドアの内装構造において、エアバッグが展開した際を示した斜視図である。
【符号の説明】
１ａ・・・・サイドドアの内装構造（第一参考例）
１ｂ・・・・サイドドアの内装構造（第二参考例）
１ｃ・・・・サイドドアの内装構造（実施形態）
２・・・・室内
３・・・・シートバック
４・・・・シートクッション
１０ａ・・・・サイドエアバッグ装置（第一参考例）
１０ｂ・・・・サイドエアバッグ装置（第二参考例）
１０ｃ・・・・サイドエアバッグ装置（実施形態）
１１・・・・エアバッグ
１２・・・・モジュールケース
１３・・・・インフレータ
１４・・・・ワイヤ（実施形態）
２０・・・・サイドドア
３０・・・・内装
４０ａ・・・・アームレスト部（第一参考例）
４０ｂ・・・・アームレスト部（第二参考例）
４０ｃ・・・・アームレスト部（実施形態）
５０・・・・外装
６０・・・・ボス部（第一参考例）
６２・・・・リブ部（第一参考例）
６３・・・・切欠溝（第一参考例）
７０・・・・アームレストの結合部（実施形態）
７１・・・・貫通孔（実施形態）
８０・・・・内装の結合部（実施形態）
８１・・・・貫通孔（実施形態）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an interior structure of a vehicle body side wall in a vehicle including a side airbag device that deploys an airbag on an interior surface of the vehicle body side wall.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the interior structure 1 ′ of the side door 20 in an automobile has an armrest portion 40 that protrudes from the interior 30 surface into the interior 2 as shown in FIG. 5, and this armrest portion 40 is normally held by a passenger. Since it is a member that leans against it, it is made of plastic so as to ensure strength that can withstand these forces.
[0003]
Further, recent automobiles are provided with a side airbag device for preventing an occupant from hitting the side door 20 due to an impact caused by a side collision in a side collision. Here, as the side airbag device, for example, as shown in FIG. 5, the airbag 11 in a folded state and an inflator (not shown) for inflating and deploying the airbag 11 are used. When the vehicle collides sideways, the gas generated by the inflator is sent to the airbag 11 to deploy the airbag 11 on the interior 30 surface of the side door 20 so that the occupant There is a side airbag device that prevents a collision with the side door 20. Other configurations of the side airbag device include a configuration in which the airbag 11 is stored in the seat cushion 4, a configuration in which the airbag 11 is stored in the pillar or ceiling of the automobile, and an airbag in the side door 20. 11 is stored.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional interior structure 1 ′ of the side door 20 has the following problems.
In order to reliably protect the occupant when the automobile has a side collision, it is preferable to deploy the airbag 11 over a wide area on the interior 30 surface of the side door 20 to effectively absorb the impact caused by the side collision. That is, it is preferable to increase the stroke of the airbag 11 in the deploying direction. However, if the armrest portion 40 protrudes from the deploying path of the airbag 11, the airbag 11 is difficult to deploy normally. It is necessary to prevent the portion 40 from interfering, and the stroke of the airbag 11 in the deployment direction has become small.
Further, when the occupant is in contact with the armrest portion 40 when the automobile collides with the side, the occupant may receive an impact due to the side collision from the armrest portion 40. The armrest portion 40 may be formed using a soft material so as to be crushed by the occupant's pressing force when the automobile collides with the side, and this configuration reduces the impact on the occupant. It is impossible to secure a strength that can withstand the force when the occupant grips or leans on the vehicle.
[0005]
Therefore, in the conventional interior structure 1 ′ of the side door 20, the stroke of the airbag 11 in the deployment direction cannot be increased by the armrest portion 40 projecting into the deployment path of the airbag 11, so that the impact due to the side collision is absorbed. It is also assumed that it is not satisfied.
[0006]
Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described problem, and includes an armrest portion having a strength capable of withstanding the strength applied in a normal state, and when the vehicle collides sideways, the airbag is mounted on the interior of the vehicle body side wall. An object of the present invention is to provide an interior structure of a vehicle body side wall that can effectively absorb a shock caused by a side collision by being developed over a wide range on the surface.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is configured to solve the above-mentioned problems, and the invention according to claim 1 is an interior structure of a vehicle body side wall in a vehicle provided with a side airbag device, and includes an airbag of the side airbag device. It has an armrest part that protrudes in the bag deployment path, and the armrest part is connected to the interior of the vehicle body side wall by a wire, and the wire is moved along with the operation of the side airbag device provided inside the armrest part. by being withdrawn from the junction of the armrest and the interior, is released coupling between the armrest and the interior, of the airbag on the armrest by Ban intends deployment force is added to the expansion, the armrest portion of the vehicle body side wall It is configured to enter inward and to open an airbag deployment path.
[0008]
Here, the configuration of the vehicle may be provided with a side airbag device, and is not limited to an automobile or a ship. Furthermore, the vehicle body side wall is a wall member that constitutes a side surface of the vehicle, and includes a side door.
The side airbag device is a device that deploys the airbag between the occupant and the vehicle body side wall when the vehicle collides sideways, and the storage location and deployment method of the airbag and inflator are not limited. .
In addition, the armrest portion can withstand the force when the occupant normally holds or leans on, and has a strength that can be deformed by the deployment force of the airbag.
[0018]
Moreover, the armrest part does not need to be formed hollow, but may be formed of a lightweight material such as urethane, and the entire armrest part may enter the inside of the vehicle body side wall as the airbag is deployed.
[0019]
According to the present invention, since the wire rod connecting the armrest portion to the interior of the vehicle body side wall is pulled out with the operation of the side airbag device, the armrest portion easily enters the inside of the vehicle body side wall by the deploying force of the airbag. Can be made.
[0020]
Therefore, the interior structure of the vehicle body side wall according to the present invention has an armrest portion having a strength capable of withstanding the force applied in a normal state, and deploys the airbag over a wide range on the interior surface of the vehicle body side wall when the vehicle collides sideways. As a result, it is possible to effectively absorb the impact caused by the side collision, and even when the occupant is in contact with the armrest, the armrest absorbs the impact caused by the side collision, so that the occupant is reliably protected. can do.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, reference examples and embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. In the description of each reference example and embodiment, the same components are denoted by the same reference numerals, and redundant descriptions are omitted.
[0022]
The interior structure of a side door (vehicle body side wall) according to a reference example and an embodiment of the present invention can be applied to a vehicle including a side airbag device. In this reference example and embodiment, the side door of an automobile (vehicle) is used. The interior will be described as an example.
[0023]
[First Reference Example ]
First, the interior structure of the side door according to the first reference example of the present invention will be described. 1A and 1B are diagrams showing an interior structure of a side door according to a first reference example of the present invention, in which FIG. 1A is a side sectional view showing a normal time, and FIG. 1B is a view showing when an airbag is deployed. It is a sectional side view.
[0024]
Next, the configuration of the interior structure of the side door according to the first reference example of the present invention will be described.
As shown in FIG. 1, the interior structure 1 a of the side door 20 according to the first reference example is an interior 30 of the side door 20 in the automobile including the side airbag device 10 a, which is formed of plastic, and the airbag 11. It has a hollow armrest portion 40a protruding on the interior 30 surface which is a development path of the above.
[0025]
Next, each component will be described.
As shown in FIG. 1A, the armrest portion 40a is formed hollow by an upper plate 41a, a side plate 42a, and a lower plate 43a. The boss part 60 which is a bar-shaped member is formed in the horizontal direction.
The boss 60 is a mounting member that attaches the interior 30 to the exterior 50 by joining the tip 61 of the boss 60 to the exterior 50, and holds the armrest 40a in a shape protruding from the interior 30 surface. In addition, a rib portion 62 of a plate-like member is provided in the axial direction as a reinforcing member on the lower surface of the boss portion 60. In addition, the notch groove 63 is formed in the lower end of the rib part 62, and the intensity | strength of this site | part has fallen.
Since the boss portion 60 and the rib portion 62 are provided inside the armrest portion 40a, the armrest portion 40a has a strength capable of withstanding the force applied during normal times. Further, the boss portion 60 and the rib portion 62 have such a strength that they can be deformed by the deploying force of the airbag 11 added to the armrest portion 40a.
[0026]
As shown in FIG. 1, the side airbag device 10 a is a device that deploys the airbag 11 over a wide range on the interior 30 surface of the side door 20, and the folded airbag 11 and inflator (not shown). Is stored on the side door 20 side of the seat cushion 4 and when the automobile collides with the side, gas is generated by the inflator and sent to the airbag 11 to deploy the airbag 11 on the interior 30 surface of the side door 20. It absorbs the impact caused by side collision.
[0027]
Next, the interior structure 1a of the side door 20 when the airbag 11 is deployed will be described.
When the automobile collides with the side, as shown in FIG. 1B, the airbag 11 is deployed on the interior 30 surface of the side door 20, and the deployment force of the airbag 11 is applied to the armrest portion 40a.
Thereby, the boss part 60 and the rib part 62 provided in the inside of the armrest part 40a are damaged and divided from the notch groove 63 by the deploying force of the airbag 11, and the shape retaining member that holds the shape of the armrest 40a is obtained. Therefore, the armrest portion 40a is crushed by the deploying force of the airbag 11. That is, since the deployment path of the airbag 11 is vacant, the airbag 11 is deployed over a wide range on the interior 30 surface of the side door 20 across the top and bottom of the armrest portion 40a.
Even when the occupant is in contact with the armrest portion 40a, the armrest portion 40a is crushed by the deploying force of the airbag 11, so that the impact due to the side collision is absorbed.
[0028]
Therefore, in the interior structure 1a of the side door 20 according to the first reference example of the present invention, when the automobile collides with the side, the airbag 11 is deployed over a wide area on the interior 30 surface of the side door 20, thereby causing the side collision. Can be effectively absorbed, and even when the occupant is in contact with the armrest portion 40a, the armrest portion 40a absorbs the impact caused by the side collision, so that the occupant can be reliably protected. .
[0029]
The material and shape of the boss portion 60 are not limited as long as the boss portion 60 is a member that can maintain the shape and strength of the armrest portion 40a in a normal state. Further, if the shape and strength of the armrest portion 40a can be maintained by the boss portion 60, the rib portion 62 may not be provided.
Further, the side airbag device 10a in the first reference example may be configured so that the deploying force of the airbag 11 is added to the armrest portion 40a. The configuration in which the airbag 11 is stored in the seat back, the pillar of the automobile, The configuration in which the airbag 11 is stored in the ceiling and the configuration in which the airbag 11 is stored in the side door 20 are not limited.
[0030]
[Second Reference Example ]
Next, the interior structure of the side door according to the second reference example of the present invention will be described. 2A and 2B are diagrams showing an interior structure of a side door according to a second reference example of the present invention, in which FIG. 2A is a side sectional view showing a normal time, and FIG. 2B is a view when an airbag starts to be deployed. The side sectional view shown, (c) is a side sectional view showing when the airbag is deployed.
[0031]
First, the structure of the interior structure of the side door according to the second reference example of the present invention will be described.
The interior structure 1b of the side door 20 according to the second reference example is an interior 30 of the side door 20 in the automobile equipped with the side airbag device 10b, as shown in FIG. The armrest portion 40b protrudes from the interior 30 surface, and the module case 12 of the side airbag device 10b is provided inside the armrest portion 40b.
[0032]
Next, each component will be described.
As shown in FIG. 2A, the armrest portion 40b is formed to be hollow by an upper plate 41b, a side plate 42b, and a lower plate 43b. Is intervening. Further, a notch portion (not shown) for opening the side wall 42b as the airbag 11 is deployed is formed in the inner surface 44b of the side wall 42b in the longitudinal direction of the armrest portion 40b.
The module case 12 is a box that houses the airbag 11 and the inflator 13 in a folded state, and is a shape-retaining member for holding the armrest portion 40b in a shape protruding from the interior 30 surface at normal times. By providing the module case 12 inside the armrest portion 40b, the armrest portion 40b has a strength capable of withstanding the force applied during normal times.
[0033]
Next, the interior structure 1b of the side door 20 when the airbag 11 is deployed will be described.
When the automobile collides with the side, as shown in FIG. 2B, a part of the module case 12 is opened by the deploying force of the airbag 11, and the side plate 42b of the armrest 40b is opened from the notch. Thus, the airbag 11 is deployed on the interior 30 surface.
The armrest 40b is folded between the deployed airbag 11 and the interior 30, as shown in FIG. 2 (c), after the airbag 11 is spread out from the opening to the outside of the side door 20 by the deployed airbag 11. It will be in the state.
Thereby, since the deployment path of the airbag 11 is vacant, the airbag 11 is deployed over a wide range on the interior 30 surface of the side door 20 across the top and bottom of the armrest portion 40b.
Even when the occupant is in contact with the armrest portion 40b, the airbag 11 is deployed between the occupant and the interior 30 from the inside of the armrest portion 40b.
[0034]
Therefore, in the interior structure 1b of the side door 20 according to the second reference example of the present invention, the armrest 40b is opened and bent by the airbag 11 developed from the module case 12 that is a shape retaining member of the armrest 40b. Since the airbag 11 can be deployed over a wide range on the interior 30 surface and the airbag 11 can be interposed between the occupant and the side door 20, the occupant can be surely secured. Can be protected.
[0035]
[Implementation form]
Next, a description will be given interior structure of the side door according to implementation embodiments of the present invention.
Figure 3 is a diagram showing an interior structure of a side door according to implementation embodiments of the present invention, (a) is a side sectional view showing a normal, (b) is a side showing when the air bag is deployed Sectional drawing and (c) are the perspective views which showed the coupling | bond part. Figure 4 is a diagram showing another configuration in the interior structure of the side door according to implementation embodiments of the present invention, (a) is a side sectional view showing a configuration in which the coupling portion to the lower plate of the armrest, (B) is the sectional side view which showed the structure which provided the coupling | bond part in the side plate of the armrest part, (c) is the sectional side view which showed the structure which provided the coupling | bond part in the upper part and the lower part of the armrest part.
[0036]
First, a description will be given interior structure of the side door according to implementation embodiments of the present invention.
The interior structure 1c of the side door 20 according to the present embodiment is an interior 30 of the side door 20 in an automobile equipped with the side airbag device 10c as shown in FIG. The module case 12 of the side airbag device 10c is provided at a position that has a hollow armrest portion 40c protruding on the 30th surface and that is an upper portion of the armrest portion 40c inside the side door 20.
[0037]
Next, each component will be described.
As shown in FIG. 3A, the armrest 40c is a member provided so as to protrude from the interior 30 surface, and is formed hollow by the upper plate 41c, the side plate 42c, and the lower plate 43c, and the lower plate 43c is the interior plate. 30 is continuous. Moreover, as shown in FIG.3 (c), the cylindrical connection part in which the through-hole 71 along the longitudinal direction of the armrest part 40c was formed in the inner edge part of the side door 20 in the upper board 41c. 70 are provided at predetermined intervals.
Further, as shown in FIG. 3C, the end 31 of the interior 30 corresponding to the inner side end of the side door 20 in the upper plate 41c is connected to the through hole 71 of the coupling portion 70 of the armrest portion 40c. Cylindrical coupling portions 80 in which through holes 81 are formed so as to communicate with each other are provided, and the coupling portions 70 and the coupling portions 80 are arranged in an alternately arranged state. Furthermore, the wire 14 (wire material) extended from the inflator 13 of the side airbag device is inserted into the through holes 71 and 81 in a communicated state, and the coupling portions 70 and 80 are coupled to each other by the wire 14. Thus, the armrest portion 40c is held in a shape protruding from the surface of the interior 30, and has a strength capable of withstanding the force applied during normal times.
One end of the wire 14 is housed inside the inflator 13 and is configured to be pulled out from the coupling portions 70 and 80 to the inflator 13 side by the expansion force of the gas generated in the inflator 13.
[0038]
Next, the interior structure 1c of the side door when the airbag 11 is deployed will be described.
When the automobile collides with the side, the inflator 13 is activated to generate gas. At this time, the wire 14 extended from the inflator 13 is pulled out from each coupling part 70 and 80, and coupling | bonding of coupling part 70 and 80 is cancelled | released.
Further, the gas generated in the inflator 13 is sent into the airbag 11, and the airbag 11 is developed on the interior 30 surface from the position above the armrest portion 40c inside the side door 20, and the airbag 11 is transferred to the armrest portion 40c. The unfolding power is added.
As a result, as shown in FIG. 3B, the armrest portion 40c enters the inside of the side door 20, and the deployment path of the airbag 11 is vacant, so that the airbag 11 extends over and under the armrest portion 40c. It is deployed over a wide area on the 30 interior surfaces.
Further, even when the occupant is in contact with the armrest portion 40c, the impact due to the side collision is absorbed by the armrest portion 40c that is released from the coupling.
[0039]
Accordingly, the side door of the interior structure 1c according to implementation embodiments of the present invention, since the coupling between the coupling portion 70 and 80 along with the deployment of the air bag 11 is released, the armrest portion 40c of the easily side door 20 The airbag 11 can be opened and the deployment path of the airbag 11 can be opened, and the impact due to the side collision is absorbed by the armrest portion 40c, so that the occupant can be reliably protected.
[0040]
As another configuration of the interior structure 1c of the side door 20 according to the present embodiment, as shown in FIG. 4A, the upper plate 41d of the armrest portion 40d is formed continuously with the interior 30, and the lower plate There is an interior structure 1d of the side door 20 in which the shape of the armrest portion 40d is held by the coupling portion 70 provided at 43d.
Further, as shown in FIG. 4B, a cutting portion 44e is formed in the longitudinal direction of the side plate 42e of the armrest portion 40e, and the shape of the armrest portion 40e is maintained by providing coupling portions 70 and 80 on the cutting portion 44e. When the automobile collides with the side, the coupling of the coupling parts 70 and 80 is released, and the interior of the side door 20 that allows the armrest part 40e to enter the inside of the side door 20 from the cutting part 44e by the deployment force of the airbag 11 There is structure 1e.
Further, as shown in FIG. 4C, when the automobile collides with the interior 30 by providing the coupling portion 70 at the upper portion 41f and the lower portion 43f of the armrest portion 40f formed of a lightweight material such as urethane and coupling it to the interior 30. Alternatively, the interior structure 1f of the side door 20 may be formed so that the entire armrest 40f enters the inside of the side door 20 by releasing the coupling of the coupling portions 70 and 80.
Furthermore, the configuration of the coupling portions 70 and 80 is not limited, and a configuration in which the armrest portion is coupled by inserting a pin through the through holes 71 and 81 of the coupling portions 70 and 80 may be employed.
[0041]
As mentioned above, although an example about the suitable embodiment of the present invention was explained, the present invention is not limited to the above-mentioned embodiment, and design change is possible suitably in the range which does not deviate from the meaning of the present invention.
For example, the armrest portions 40a, 40b, and 40c need not be crushed entirely in the longitudinal direction, and may be configured such that only a portion that may be in contact with the occupant may be crushed. And window operation switches can be arranged.
[0042]
【The invention's effect】
According to the interior structure of the side door of the present invention, the armrest portion has a strength capable of withstanding the force applied in a normal state, and when the vehicle collides with the side, the armrest portion is deformed by the deploying force of the airbag and the air Since the deployment path of the bag is free, the occupant can be reliably protected by deploying the airbag over a wide range on the interior surface of the vehicle body side wall and effectively absorbing the impact caused by the side collision.
In addition, even when the occupant is in contact with the armrest part when the vehicle collides with the side, the armrest part is deformed, so that the impact due to the side collision can be absorbed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing an interior structure of a side door according to a first reference example of the present invention, where (a) is a side sectional view showing a normal time, and (b) is a view showing when an airbag is deployed. It is a sectional side view.
2A and 2B are views showing an interior structure of a side door according to a second reference example of the present invention, in which FIG. 2A is a side sectional view showing a normal time, and FIG. 2B is a view when an airbag starts to be deployed. The side sectional view shown, (c) is a side sectional view showing when the airbag is deployed.
[Figure 3] a diagram showing the interior structure of a side door according to implementation embodiments of the present invention, (a) is a side sectional view showing a normal, (b) is a side showing when the air bag is deployed Sectional drawing and (c) are the perspective views which showed the coupling | bond part.
[4] In view illustrating another configuration of the interior structure of the side door according to implementation embodiments of the present invention, (a) is a side sectional view showing a configuration in which the coupling portion to the lower plate of the armrest, (B) is the sectional side view which showed the structure which provided the coupling | bond part in the side wall of the armrest part, (c) is the sectional side view which showed the structure which provided the coupling | bond part in the upper part and the lower part of the armrest part.
FIG. 5 is a perspective view showing a state in which an airbag is deployed in a conventional side door interior structure.
[Explanation of symbols]
1a ... Interior structure of side door (first reference example )
1b ... Interior structure of side door (second reference example )
1c ···· side door of the interior structure (implementation form)
2 ... Indoor 3 ... Seat back 4 ... Seat cushion 10a ... Side airbag device (first reference example )
10b... Side airbag device (second reference example )
10c ···· side air bag device (implementation form)
11 ... airbag 12 ... module case 13 ... inflator 14 ... wire (implementation form)
20 ... Side door 30 ... Interior 40a ... Armrest part (first reference example )
40b ... Armrest part (second reference example )
40c ···· armrest (implementation form)
50 ... Exterior 60 ... Boss part (first reference example )
62... Rib (first reference example )
63 ··· Notched groove (first reference example )
70 ... coupling portion of the armrest (implementation form)
71 ... through hole (implementation form)
Coupling portions 80 .... interior (implementation form)
81 ... through hole (implementation form)

Claims

It is an interior structure of a vehicle body side wall in a vehicle including a side airbag device, and has an armrest portion protruding in an airbag deployment path of the side airbag device,
The armrest portion is coupled to the interior of the vehicle body side wall by a wire rod , and the wire rod is connected to the armrest portion and the interior by the operation of the side airbag device provided inside the armrest portion. by being withdrawn from the coupling portion, wherein the coupling releasing the armrest portion and the interior, by accompanied intends deployment force to expand the air bag to the armrest portion is added, the armrest portion of the vehicle body side wall An interior structure of a side wall of a vehicle body that is configured to enter inward and to open a deployment path of the airbag.