JP3987653B2 - Wall panel for wooden building - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木造建築物の側壁に用いられる木造建築物用壁パネル、詳しくは土台の上に、所定モジュールに形成された複数枚の壁パネルを並列状に立てて固定することにより、木造建築物の側壁を構成するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の木造建築物用壁パネルとして、例えば実開昭62−38308 号公報に開示される如く、土台の下部横架材と、この下部横架材上に所定間隔を開けて立てられた2本の柱と、これら柱の上面に亙り載置される上部横架材との内側寸法に合わせて、枠体を組み立てると共に、この枠体の片面に合板を釘などを用いて貼着することにより、壁パネルが形成され、この壁パネルを取り付ける際には、上記2本の柱の間に壁パネルを挟まれるように下部横架材の上に立て、これらの上に上部横架材を載置することにより、該壁パネルが上記柱及び上下横架材に挟持され、その後、前記枠体の内側より釘を用いて、柱及び上下横架材に固定するものがある。
更に前記柱の間隔が所定モジュールより広い幅寸法の場合には、壁パネルの幅方向中間位置に太い縦桟を設けて固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍ら、このような従来の木造建築物用壁パネルでは、壁パネルの外面を柱や上下横架材に夫々接触させただけで釘により固定するため、柱や上下横架材に対して壁パネルの取付位置がズレ易く、これにより隙間ができて気密状態を確保できないという問題がある。
更に、土台の横架材に対して柱単体を垂直に立てて保持するため、横架材にはホゾ穴を加工し、柱にはホゾを加工して軸組を組み立てなければならず、その加工及び組み立て作業に手間と時間が必要になるという問題がある。
また、柱の間隔が所定モジュールより広い幅寸法の場合には、所定の構造耐力を得るために特別な太い縦桟が必要になるという問題もある。
【0004】
本発明のうち請求項1記載の発明は、壁パネル相互を正確な位置関係で密着しながら所定の構造上強度を得ることを目的としたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、壁パネルと横架材を正確な位置関係で密着させることを目的としたものである。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、断熱材の施工性及び断熱性能を向上させることを目的としたものである。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の発明の目的に加えて、パネル本体全体の構造耐力を向上させながら内装材の取り付け施工を容易にすることを目的としたものである。
請求項5記載の発明は、請求項3に記載の発明の目的に加えて、遮音シートの取り付け施工を容易にすることを目的としたものである。
請求項6記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の目的に加えて、壁パネル1枚当たりの構造上強度をも向上させることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、壁パネルが、パネル本体と、上下横架材に亘って立てられる柱部とからなり、これらパネル本体及び柱部を相互に連結固定して所定モジュールに形成し、上記パネル本体の一側端には、その枠材から所定長さ突出する接続縁を形成すると共に、上記柱部の側面には、これと隣り合う別の壁パネルの接続縁が嵌入する接続溝を凹設し、複数枚の壁パネルを夫々の柱部相互が直接当接しないように同じ向きで並べ、各パネル本体の接続縁を、該接続縁と隣り合う別の壁パネルの柱部の接続溝に嵌入して、枠材を隣り合う別の壁パネルの柱部の側面に当接させたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、前記パネル本体の上下端の一方又は両方と、これらと隣接する横架材の端面とのどちらか一方に、他方へ向けて突出する突出縁を形成し、他方には該突出縁が嵌入する凹溝を凹設した構成を加えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、前記パネル本体が、合板と、この合板の略全体に沿って取り付けられる板状の断熱材を有する構成を加えたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成に、前記板状断熱材を、異なる形状に枠組みされた枠材と押さえ材とで挟み込んで固定した構成を加えたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3記載の発明の構成に、前記合板と板状断熱材との間に遮音シートを挟み込んで固定した構成を加えたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に、前記パネル本体が、合板と、この合板に沿って取り付けられる筋違いを有し、この筋違いの端部を、隣り合う壁パネルの柱部及び該パネル本体の上下端に隣接する横架材に対して夫々当接させた構成を加えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
請求項1の発明は、壁パネルの柱相互が直接当接しないように同じ向きで並べ、接続縁を接続溝内に嵌入させて隣り合うパネル本体と柱部を夫々接続することにより、各壁パネルどうしが夫々正しく位置決めされて気密状に連結されると共に、柱部とパネル本体とが交互に配置されるものである。
請求項2の発明は、請求項1記載の構成に対して、前記パネル本体の上下端の一方又は両方と、これらと隣接する横架材の端面とのどちらか一方に、他方へ向けて突出する突出縁を形成し、他方には該突出縁が嵌入する凹溝を凹設した構成を追加したので、突出縁を凹溝内に嵌入させて隣接するパネル本体と横架材を夫々接続することにより、各壁パネルと横架材が夫々正しく位置決めされて気密状に連結される。
請求項3の発明は、請求項1記載の構成に対して、前記パネル本体が、合板と、この合板の略全体に沿って取り付けられる板状の断熱材を有する構成を追加したので、板状断熱材の内部に継ぎ目がない。
請求項4の発明は、請求項3記載の構成に対して、前記板状断熱材を、異なる形状に枠組みされた枠材と押さえ材とで挟み込んで固定した構成を追加したので、パネル本体に対し異なる方向から荷重が作用しても変形し難くなると共に、押さえ材が内装材の下地材ともなる。
請求項5の発明は、請求項3記載の構成に対して、前記合板と板状断熱材との間に遮音シートを挟み込んで固定した構成を追加したので、従来接着剤を介して貼着した後にプレス加工する必要があった折れ曲がり易い遮音シートを、接着剤やプレス加工がなくても確実に取り付けられる。
請求項6の発明は、請求項1または2記載の構成に対して、前記パネル本体が、合板と、この合板に沿って取り付けられる筋違いを有し、この筋違いの端部を、隣り合う壁パネルの柱部及び該パネル本体の上下端に隣接する横架材に対して夫々当接させた構成を追加したので、これら壁パネルを並列配置した状態で、壁パネル相互の枠組みが補強される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例は、図3〜図9に示す如く木造建築物が二階建てであり、基礎Aの上に土台Bを構成する木製の下部横架材が載置固定され、この土台Bの上に一階外側壁用の壁パネルP…を並列状に立てて固定すると共に、これら壁パネルP…の上に胴差しCを構成する木製の上部横架材が載置固定され、この胴差しCの上に二階外側壁用の壁パネルP…を並列状に立てて固定し、これら壁パネルP…の上に梁Dを構成する木製の横架材が載置固定され、その上に屋根Eが作られるものである。
【0008】
上記壁パネルPは、図1及び図2に示す如く四角板状のパネル本体P1と、このパネル本体P1の一側面に連結固定された柱部P2とから構成し、これら両者は、相互を釘や接着剤などで連結することにより、外形寸法が所定モジュール、例えば幅寸法を1000ミリ、高さ寸法を2730ミリ以下に形成される。
柱部P2は、その太さ寸法が本実施例の場合 105×105 ミリの角柱であり、その一側面の幅方向略中央には、後述する合板1の一側端1aが嵌入する連結溝P21を上下方向全長に亙って凹設する。
【0009】
パネル本体P1は、その厚さ方向中央に固定された例えばベニヤなどの合板1と、この合板1の表面周囲に沿って固定された枠材2と、上記合板1の裏面略全体に沿って取り付けられる板状の断熱材3と、この板状断熱材3を上記合板1に釘などで固定するための押さえ材4と、上記合板1の裏面略全体に沿って板状断熱材3との間に挟み込まれた遮音シート5とから構成される。
上記合板1は、その幅寸法が本実施例の場合、規定サイズ( 910×2730ミリ)のベニヤを切断せずに使用し、その一側端1aを、前記柱部P2の連結溝P22内に嵌入して釘や接着剤などにより両者を連結固定する。
【0010】
そして、上記パネル本体P1の一側端と、その組立状態で該一側端と隣り合う別の壁パネルPの柱部2の側面とのどちらか一方に、他方へ向けて突出する接続縁を形成し、他方には該接続縁が嵌入する接続溝を凹設する。
本実施例の場合には、上記パネル本体P1の一側端が合板1の他側端であり、この他側端は、後述する枠材2、板状断熱材3及び押さえ材4から所定長さ突出して接続縁1bを形成し、該接続縁1bと隣り合う別の壁パネルPの柱部P2に、接続溝P22を上下方向全長に亙って凹設している。
上記接続溝P22について詳しく説明すれば、側壁の直線部分のみに使用される直線専用の壁パネルPの場合には、前記連結溝P21が凹設される側面と対向する側面の幅方向略中央に夫々一直線上に凹設し、また側壁のコーナー部分のみに使用されるコーナー専用の壁パネルPの場合には、前記連結溝P21が凹設される側面と隣り合う室内側の側面の幅方向略中央に夫々平面L字形に凹設する。
なお、図示せぬが、側壁の直線部分とコーナー部分の両方に共用できるようにするため、前記連結溝P21が凹設される側面と対向する側面と、該連結溝P21が凹設される側面と隣り合う室内側の側面に夫々接続溝P22を一対凹設しても良い。
【0011】
更に、上記パネル本体P1の上下端の一方又は両方と、これらと隣接する前記横架材B,Cの端面とのどちらか一方に、他方へ向けて突出する突出縁を形成し、他方には該突出縁が嵌入する凹溝を凹設する。
本実施例の場合には、パネル本体P1の上下端が合板1の上下端であり、これら上下端は、後述する枠材2、板状断熱材3及び押さえ材4から所定長さ突出して突出縁1c,1dを形成し、その組立状態で該突出縁1c,1dと隣接する横架材C,Bに、凹溝C1,B1を夫々水平方向へ凹設している。
【0012】
一方、前記パネル本体P1の枠材2は、四角形に枠組みされた外周部2aの内部に、複数の横桟2b…を上下方向へ適宜間隔毎に横設することにより、構造耐力を向上させると共に、水平方向のどこの位置でも間柱6を連結できるようにしている。
その結果として、間柱6を介して取り付けられる外装材Fの幅寸法が、壁パネルP1cの幅寸法モジュールと一致しなくとも、外装材Fの継ぎ目に合わせて間柱6を移動でき、外装材Fの割付がやり易い。
これら枠材2と間柱6との間には、通気シート7を挟み込んで通気路7aを区画形成し、この通気シート7及び通気路7aを通ってパネル本体P1の内外が換気され、パネル本体P1内に溜まった湿気が外に放出されるようにしている。
【0013】
また、前記パネル本体P1の板状断熱材3は、上記合板1の裏面略全体を覆う大きさに切断形成され、その内部に継ぎ目がないので、断熱材の施工性及び断熱性能が向上する。
そして、この板状断熱材3を前記合板1に固定するための押さえ材4は、前記枠材2と異なる形状、本実施例では四角形に枠組みされた外周部4aの内部に、十字形の桟4bを連設して枠組みされ、これら異なる形状に枠組みされた枠材2と押さえ材4とで板状断熱材3を挟み込んで固定することにより、パネル本体P1に対し異なる方向から荷重が作用しても変形し難くなると共に、押さえ材4は、例えば石膏ボードなどの内装材8の下地材ともなるので、パネル本体P1全体の構造耐力を向上させながら内装材8の取り付け施工を容易にできる。
なお、前記パネル本体P1に電気配線する場合には、上記押さえ材4の一部を切欠して行う。
前記遮音シート5は、従来接着剤を介して貼着した後にプレス加工する必要があったが、合板1と板状断熱材3との間に固定することにより、接着剤やプレス加工がなくても確実に取り付けられるので、折れ曲がり易い遮音シートの取り付け施工を容易にできる。
【0014】
更に、前記パネル本体P1の合板1、枠材2、板状断熱材3、押さえ材4、遮音シート5の取り付け作業や、パネル本体P1と柱部P2の連結作業は、工場で行って製品化することにより、製品の均一化して品質不良の問題を防ぎ、作業の効率化も図れる。
【0015】
次に、斯かる壁パネルPを用いた二階建て木造建築物の組立手順について説明する。
先ず、図3に示す如く木造建築物の基礎Aを作り、その後、上記基礎Aの上面には、図1に示す如く基礎パッキンA1を介して土台Bが載置固定される。
この土台Bを構成する木製の下部横架材には、大引B2…が取り付けられ、これら大引B2…の間上に複数の床パネルB3…を落とし込んで一階の床が作られる。
また、上記土台Bの下部横架材の上面には、図1に示す如くその後工程で取り付けられるパネル本体P1の突出縁1dと対応する位置に凹溝B1が、予め工場にて凹設されている。
【0016】
その後、上記土台Bの下部横架材の上には、図5に示す如く複数枚の壁パネルP…を並列状に立てるが、先ず一枚目の壁パネルPを、そのパネル本体P1の板状断熱材3が図2に示す如く室内へ向き、しかもそれの柱部P2が土台Bの基準コーナー位置B4…のどれか1つの上に配置する。
これと同時に、図1に示す如く合板1の下端に形成された突出縁1dを、土台Bの下部横架材上に凹設された凹溝B1内に嵌入することにより、夫々正しく位置決めされると共に気密状に連結され、該土台Bの下部横架材に対して各壁パネルP…の枠材2…の外周部2a及び押さえ材4…の外周部4aを釘により固定し、柱部P2の下端部を図1に示す如く後述する接合金物9で緊結する。
【0017】
二枚目以降の壁パネルP…は、夫々の柱部P2…が相互に直接当接しないように同じ向きにした状態で前記土台Bの上をスライドさせ、既に基準コーナー位置B4に固定された壁パネルPに順次当接して、各合板1の他側端に形成された接続縁1bを、各柱部P2に凹設された接続溝P22に嵌入することにより、夫々正しく位置決めされると共に気密状に連結されて、各パネル本体P1と各柱部P2が平面から見て例えば反時計回り方向へ交互に並べられる。
その後、これら壁パネルP…を相互に釘で連結して一体化すると同時に、土台Bの横架材に対して各枠材2及び押さえ材4の下端部を釘により固定し、各柱部P2の下端部を後述する接合金物9で緊結する。
その際、予め工場にて所定枚数の壁パネルP…を並べて、搬送可能な大きさ範囲内、例えば4枚連結し、この連結された壁パネルP…を現場へ搬送して、これらを土台Bの上に一度に立てて固定すれば、組立る手間も省ける。
【0018】
更に、柱部P2の下端部を土台Bに緊結するための接合金物9としては、本実施例の場合、例えば図1に示す如く各柱部P2…の下端部側面から土台Bの横架材に亙って、略Y字形の板状金物9aを使用してしている。
特に、少なくとも土台Bの基準コーナー位置B4…などの主要部に配置される壁パネルP…には、土台Bを下方から貫通させた座金付きボルトと、パネル本体P1の枠材2の外周部2aに固定された引き寄せパイプとからなるホールダウン金物9bを使用し、上記土台Bから突出した座金付きボルトの上端を、引き寄せパイプに挿通してナット締めすることにより、土台Bを上方へ引き寄せて直角に緊結する。
【0019】
その結果、柱部P2…と土台Bの横架材にホゾ穴やホゾが加工されなくても、土台Bに対して壁パネルP…を強固に連結保持でき、しかも柱部P2が、図6に示す如く各パネル本体P1を挟んで所定間隔毎に配置されると共に、土台Bの基準コーナー位置B4…上に必ず配置されるから、簡単な構造で所定の構造上強度を得られる。
【0020】
上述した作業が終了すると、平面から見て反時計回り方向へ並べられた壁パネルP…によって一階の外側壁が完成し、その後は、これら一階の外側壁を構成する壁パネルP…の上に、図6に示す如く胴差しCが載置される。
この胴差しCを構成する木製の上部横架材の下面には、図1に示す如く前記パネル本体P1の突出縁1cと対応する位置に凹溝C1が、予め工場にて凹設され、この胴差しCの上面には、パネル本体P1の突出縁1dが嵌入する凹溝C2が、予め工場にて凹設されている。
この際、図1に示す如く合板1の上端に形成された突出縁1cを、胴差しCを構成する木製の上部横架材に凹設された凹溝C1内に嵌入することにより、夫々正しく位置決めされると共に気密状に連結され、該胴差しCの上部横架材に対して各壁パネルP…の枠材2…の外周部2a及び押さえ材4…の外周部4aを釘により固定し、柱部P2の上端部を前記接合金物9で緊結する。
上記胴差しCに柱部P2の上端部を緊結するための接合金物9としては、図示例の場合、例えば図1に示す如く各柱部P2…の上端部側面から胴差しCの横架材に亙って、略V字形の板状金物9cを使用している。
この段階で、二階の床パネルC3が落とし込まれて二階の床が作られると共に、各パネル本体P1の十字形桟4bの横桟部分に天井パネル(図示せず)が取り付けられる。
【0021】
そして、前記胴差しCの上には、図7に示す如く一階の外側壁と同様に壁パネルP…が、平面から見て反時計回り方向へ並べられ、これら壁パネルP…を相互に釘で連結すると同時に、胴差しCの横架材に対して各壁パネルP…の枠材2…の下端部及び押さえ材4…の下端部を釘により固定し、各柱部P2の下端部を図1に示す如く例えば略V字形の板状金物4cなどの接合金物4で緊結することにより、二階の外側壁が完成する。
その後は、これら二階の外側壁を構成する壁パネルP…の上に梁Dが載置され、この梁Dを構成する木製の上部横架材に対して各壁パネルP…の枠材2…の外周部2a及び押さえ材4…の外周部4aを釘により固定し、柱部P2の上端部を接合金物(図示せず)で緊結する。
この梁Dを構成する木製の上部横架材の下面にも、上述した胴差しCと同様に、図示せぬが前記パネル本体P1の突出縁1cと対応する位置に凹溝が、予め工場にて凹設されている。
【0022】
更に、前記梁Dの上には、図8に示す如く垂木E1を介して屋根パネルE2が落とし込まれて屋根Eが作られ、最後に図9に示す如く一階の壁パネルP…の外側及び二階の壁パネルP…の外側に外装材Fが取り付けられて完成する。
【0023】
一方、図10〜図12に示すものは、本発明の他の実施例である。
このものは、前記パネル本体P1に代えて、合板1′と、この合板1′に沿って取り付けられた筋違い11を有するパネル本体P1′を使用し、この筋違い11の端部11a…を、隣り合う壁パネルP…の柱部P2…及び該パネル本体P1′の上下端に隣接する横架材C,Bに対して夫々当接させた構成が、前記図1〜図9に示した実施例とは異なり、それ以外の構成は図1〜図9に示した実施例と同じものである。
【0024】
図示例の場合には、筋違い11として2枚の傾斜板材をX状に組み付け、その交差部を例えば補強用短冊金物などの接合金物11bにより連結し、必要に応じて釘や接着剤などで合板1′の表面に対し連結すると共に、これらX状筋違い11の上下端部11a…を、隣り合う壁パネルP…の柱部P2…及び横架材C,Bに対して夫々当接させている。
更に、合板1′の表面には、X状筋違い11の交差部から横架材C,Bへ向けて、上下2本の補強用縦桟11c,11cを夫々垂直状に架設している。
このようなパネル本体P1′と柱部P2からなる壁パネルPは、図12に示す如くすべての耐力壁に使用しても良いし、或いは図示せぬが特定の耐力壁だけに使用しても良い。
また、図11に示す如く上記壁パネルP…の外側には、防水紙12を介して外装材Fが取り付けても良い。
【0025】
従って、図10〜図12に示すものは、これら壁パネルP…を並列配置した状態で、壁パネルP…相互の枠組みが補強されるから、壁パネルP…1枚当たりの構造上強度をも向上できる。
その結果、前記図1〜図9に示した実施例よりも、1つの木造建築物に対する耐力壁の数を少なくできると共に大空間の建築も可能となり、しかも在来木造建築物では、柱と柱の間に亙って筋違いを取り付けるだけなので柱と筋違いの小口しか接点がないが、図10〜図12に示した実施例は、パネル本体P1′と柱部P2が一体になって剛性が得られるのに加え、合板1′の上に筋違い11が配置されるから、合板1′が筋違い11の補強板としても機能する。
更に図示例では筋違い11が、2枚の傾斜板材をX状に組み付けてその交差部を接合金物11bにより連結したので、合板1′に沿って1枚の傾斜板材を取り付けたものに比べて、耐力壁の係数が約2倍になるという利点がある。
【0026】
尚、前示両実施例では、木造建築物が二階建てである場合を示したが、これに限定されず、平屋建てや三階建てであっても同様である。
更に、図10〜図12に示す実施例では、パネル本体P1′に図1〜図9に示した実施例のパネル本体P1の枠材2を設けずに筋違い11を取り付けたが、これに限定されず、例えば枠材2の横桟2b…のみを取り除いて外周部2aを残し、この外周部2aの内側に筋違い11を取り付けても良い。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1記載の発明は、壁パネルの柱相互が直接当接しないように同じ向きで並べ、接続縁を接続溝内に嵌入させて隣り合うパネル本体と柱部を夫々接続することにより、各壁パネルどうしが夫々正しく位置決めされて気密状に連結されると共に、柱部とパネル本体とが交互に配置されるので、壁パネル相互を正確な位置関係で密着しながら所定の構造上強度を得られる。
従って、壁パネルの外面を柱に夫々接触させただけで釘により固定する従来のものに比べ、柱に対し壁パネルの取付位置がズレて隙間ができるたりせず、気密状態を確保できる。
更に、土台の横架材に対して柱単体を垂直に立てて連結保持するために、横架材にはホゾ穴を加工し、柱にはホゾを加工して軸組を組み立てる従来のものに比べ、必要に応じて壁パネルを土台に釘により固定すると共に柱を接合金物で緊結すれば、ホゾ穴やホゾが加工されなくても柱を垂直に連結保持でき、ホゾ穴やホゾの加工作業及び組み立ての手間と時間が省けながら所定の構造上強度が得られる。
また、柱の間隔が所定モジュールより広い幅寸法の場合には、所定の構造耐力を得るために特別な太い縦桟が必要になる従来のものに比べ、特別な太い縦桟もいらず、在庫管理上からも便利である。
【0028】
請求項2の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、突出縁を凹溝内に嵌入させて隣接するパネル本体と横架材を夫々接続することにより、各壁パネルと横架材が夫々正しく位置決めされて気密状に連結されるので、壁パネルと横架材を正確な位置関係で密着できる。
従って、壁パネルの外面を上下横架材に夫々接触させただけで釘により固定する従来のものに比べ、上下横架材に対し壁パネルの取付位置がズレて隙間ができるたりせず、気密状態を確保できる。
【0029】
請求項3の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、板状断熱材の内部に継ぎ目がないので、断熱材の施工性及び断熱性能を向上できる。
【0030】
請求項4の発明は、請求項3の発明の効果に加えて、パネル本体に対し異なる方向から荷重が作用しても変形し難くなると共に、押さえ材が内装材の下地材ともなるので、パネル本体全体の構造耐力を向上させながら内装材の取り付け施工を容易にできる。
【0031】
請求項5の発明は、請求項3の発明の効果に加えて、従来接着剤を介して着した後にプレス加工する必要があった折れ曲がり易い遮音シートを、接着剤やプレス加工がなくても確実に取り付けられるので、遮音シートの取り付け施工を容易にできる。
【0032】
請求項6の発明は、請求項1または2の発明の効果に加えて、これら壁パネルを並列配置した状態で、壁パネル相互の枠組みが補強されるので、壁パネル1枚当たりの構造上強度をも向上できる。
従って、1つの木造建築物に対する耐力壁の数を少なくできると共に大空間の建築も可能となり、しかも在来木造建築物では、柱と柱の間に亙って筋違いを取り付けるだけなので柱と筋違いの小口しか接点がないが、本発明は、パネル本体と柱部が一体になって剛性が得られるのに加え、合板の上に筋違いが配置されるから、合板が筋違いの補強板としても機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す木造建築物用壁パネルが組み付けられた状態の部分的な正面図である。
【図2】 要部を部分拡大して示す横断平面図である。
【図3】 本発明の壁パネルを用いた二階建て木造建築物の組立手順において基礎を作った状態を示す斜視図である。
【図4】 基礎の上に土台を固定して床を作る段階を示す斜視図である。
【図5】 土台の上に一階の壁パネルを立てた段階を示す斜視図である。
【図6】 一階の壁パネルの上に胴差しを載置固定した段階を示す斜視図である。
【図7】 胴差しの上に二階の壁パネルを立て、その上に梁を載置固定した段階を示す斜視図である。
【図8】 梁の上に屋根を作る段階を示す斜視図である。
【図9】 完成状態の斜視図である。
【図10】 本発明の他の実施例を示す木造建築物用壁パネルが組み付けられた状態の部分的な正面図である。
【図11】 要部を部分拡大して示す横断平面図である。
【図12】 本発明の壁パネルを用いた二階建て木造建築物の組立手順において、胴差しの上に二階の壁パネルを立て、その上に梁を載置固定した段階を示す斜視図である。
【符号の説明】
B 土台、下部横架材 B1 凹溝
C 上部横架材(胴差し) C1 凹溝
P 壁パネル P1,P1′ パネル本体
P2 柱部 P22 接続溝
1,1′ 合板 1b 接続縁
1c,1d 突出縁 2 枠材
3 板状断熱材 4 押さえ材
5 遮音シート 11 筋違い
11a 端部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wall panel for a wooden building used for a side wall of a wooden building, and more specifically, a plurality of wall panels formed in a predetermined module are fixed in parallel on a base, thereby fixing the wooden building. It is related with what constitutes the side wall of a thing.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a wall panel for a wooden building of this type, for example, as disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 62-38308, a base lower horizontal member and a lower horizontal member are provided at predetermined intervals. In addition to assembling the frame body according to the inner dimensions of the two columns and the upper horizontal member placed on the upper surface of these columns, a plywood is attached to one side of the frame using nails or the like As a result, a wall panel is formed, and when this wall panel is mounted, it stands on the lower horizontal member so that the wall panel is sandwiched between the two pillars, and the upper horizontal frame is placed on these. By placing the material, the wall panel is sandwiched between the column and the upper and lower horizontal member, and then fixed to the column and the upper and lower horizontal member using nails from the inside of the frame.
Further, when the interval between the pillars is wider than the predetermined module, a thick vertical beam is provided and fixed at an intermediate position in the width direction of the wall panel.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional wall panel for a wooden building, the outer surface of the wall panel is fixed by a nail just by contacting the column or the vertical horizontal member, respectively. There is a problem that the mounting position of the wall panel is easy to shift, which creates a gap and cannot ensure an airtight state.
Furthermore, in order to hold the column alone upright with respect to the horizontal member of the base, it is necessary to assemble the shaft assembly by processing the hole on the horizontal member and processing the column on the column. There is a problem that labor and time are required for processing and assembling work.
In addition, when the distance between the pillars is wider than the predetermined module, there is a problem that a special thick vertical beam is required to obtain a predetermined structural strength.
[0004]
The invention according to the first aspect of the present invention aims to obtain a predetermined structural strength while closely contacting the wall panels in an accurate positional relationship.
In addition to the object of the invention described in
The invention described in
In addition to the object of the invention described in
In addition to the object of the invention described in
The invention described in
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the invention according to
According to a second aspect of the present invention, in the configuration of the first aspect of the invention, one or both of the upper and lower ends of the panel body and the end surface of the horizontal member adjacent thereto are directed toward the other. A protruding edge that protrudes is formed, and a concave groove into which the protruding edge is fitted is provided on the other side.
Invention of
Invention of
The invention according to
According to a sixth aspect of the present invention, in the configuration of the first or second aspect of the invention, the panel body has a plywood and a streak attached along the plywood, and the end of the streak is adjacent to the wall. It is characterized in that a configuration in which the column member and the horizontal member adjacent to the upper and lower ends of the panel body are in contact with each other is added.
[0006]
[Action]
According to the first aspect of the present invention, the wall panels are arranged in the same direction so that the columns do not directly contact each other, the connection edges are inserted into the connection grooves, and the adjacent panel bodies and the column portions are connected to each other. The panels are correctly positioned and connected in an airtight manner, and the column portions and the panel main body are alternately arranged.
According to a second aspect of the present invention, with respect to the configuration of the first aspect, one or both of the upper and lower ends of the panel main body and one of the end surfaces of the horizontal members adjacent thereto project toward the other. The projecting edge is formed on the other side, and the other side is provided with a concave groove into which the projecting edge is fitted. Therefore, the projecting edge is fitted into the concave groove to connect the adjacent panel body and the horizontal member, respectively. Thus, each wall panel and the horizontal member are correctly positioned and connected in an airtight manner.
Since the invention of
The invention of
Since the structure of
The invention according to
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
In this embodiment, as shown in FIGS. 3 to 9, the wooden building is a two-story building, and a wooden lower horizontal member constituting the base B is placed and fixed on the foundation A. The wall panels P for the first floor outer wall are fixed in parallel, and a wooden upper horizontal member that constitutes the torso C is placed on the wall panels P to be fixed. A wall panel P for the second-floor outer wall is fixed upright in parallel, and a wooden horizontal member constituting the beam D is placed and fixed on the wall panel P, and the roof E is mounted thereon. Is to be made.
[0008]
As shown in FIGS. 1 and 2, the wall panel P includes a square plate-like panel main body P1 and a pillar portion P2 connected and fixed to one side surface of the panel main body P1. By connecting with an adhesive or the like, the outer dimensions are formed into a predetermined module, for example, a width dimension of 1000 mm and a height dimension of 2730 mm or less.
The column part P2 is a 105 × 105 mm square column in the case of the present embodiment, and a connecting groove P21 into which one
[0009]
The panel body P1 is attached along a
In the case of this embodiment, the
[0010]
And the panel bodyPA connection edge projecting toward the other is formed on one side of one side end and the side surface of the
In this embodiment, the panel bodyP1 side edge is the other side edge of the
The connection groove P22 will be described in detail. In the case of a straight wall panel P that is used only for the straight portion of the side wall, the connection groove P21 is provided approximately at the center in the width direction of the side surface facing the side surface where the connection groove P21 is recessed. In the case of a wall panel P dedicated to a corner, which is recessed on a straight line and used only for the corner portion of the side wall, the width direction of the side surface on the indoor side adjacent to the side surface where the connecting groove P21 is recessed is substantially A flat L-shape is provided in the center.
Although not shown, in order to be able to be used for both the straight portion and the corner portion of the side wall, the side surface opposite to the side surface where the connection groove P21 is recessed, and the side surface where the connection groove P21 is recessed. A pair of connection grooves P22 may be provided on the side surface on the indoor side adjacent to each other.
[0011]
Furthermore, a projecting edge projecting toward the other is formed on one or both of the upper and lower ends of the panel body P1 and the end surfaces of the horizontal members B and C adjacent thereto, and the other is formed on the other. A concave groove into which the protruding edge is fitted is provided.
In the case of this embodiment, the panel bodyP1 are upper and lower ends of the
[0012]
On the other hand, the
As a result, even if the width dimension of the exterior material F attached via the
A
[0013]
Moreover, since the plate-shaped
A
In addition, when electrically wiring to the panel main body P1, a part of the
The
[0014]
Furthermore, the installation work of the
[0015]
Next, a procedure for assembling a two-story wooden building using the wall panel P will be described.
First, a base A of a wooden building is made as shown in FIG. 3, and then a base B is placed and fixed on the upper surface of the base A through a base packing A1 as shown in FIG.
The wooden lower horizontal members constituting the base B are attached with large pulls B2, and a plurality of floor panels B3 are dropped between the large pulls B2 to form a first floor.
Further, on the upper surface of the lower horizontal member of the base B, as shown in FIG. 1, a groove B1 is provided in advance in the factory at a position corresponding to the protruding
[0016]
Thereafter, a plurality of wall panels P are arranged in parallel on the lower horizontal member of the base B as shown in FIG. 5. First, the first wall panel P is placed on the
At the same time, the protruding
[0017]
The second and subsequent wall panels P are slid on the base B in the same direction so that the pillars P2 are not in direct contact with each other, and are already fixed at the reference corner position B4. By sequentially abutting against the wall panel P and fitting the
Thereafter, these wall panels P are connected and integrated with each other with nails, and at the same time, the lower ends of the
At that time, a predetermined number of wall panels P are arranged in advance at the factory, and, for example, four sheets are connected within a size range that can be transported, and the connected wall panels P are transported to the site, and these are mounted on the base B. If you stand and fix it on the top at once, you can save time and effort.
[0018]
Further, as the
In particular, the wall panel P arranged at least in the main part such as the reference corner position B4 of the base B has bolts with washers penetrating the base B from below and the outer
[0019]
As a result, the wall panel P can be firmly connected and held with respect to the base B, even if the horizontal holes of the pillars P2 and the base B are not machined. As shown in FIG. 5, the panel main bodies P1 are arranged at predetermined intervals and are always arranged on the reference corner positions B4... Of the base B, so that a predetermined structural strength can be obtained with a simple structure.
[0020]
When the above-described operation is completed, the outer walls on the first floor are completed by the wall panels P ... arranged in the counterclockwise direction when viewed from the plane, and thereafter, the wall panels P ... constituting the outer walls on the first floor are completed. On top, as shown in FIG.
As shown in FIG. 1, a concave groove C1 is preliminarily provided in the factory at a position corresponding to the protruding
At this time, as shown in FIG. 1, the protruding
In the case of the illustrated example, the
At this stage, the second-floor floor panel C3 is dropped to create a second-floor floor, and a ceiling panel (not shown) is attached to the horizontal beam portion of the
[0021]
As shown in FIG. 7, a wall panel P ... is arranged in the counterclockwise direction when viewed from the top, as shown in FIG. At the same time as connecting with the nail, the lower end of the
After that, the beam D is placed on the wall panel P constituting the outer wall of the second floor, and the
Also on the lower surface of the wooden upper horizontal member constituting the beam D, a concave groove is provided in the factory in advance at a position corresponding to the protruding
[0022]
Further, on the beam D, a roof panel E2 is dropped through a rafter E1 as shown in FIG. 8 to create a roof E. Finally, as shown in FIG. And the exterior material F is attached to the outer side of the wall panel P ... of the second floor, and is completed.
[0023]
On the other hand, what is shown in FIGS. 10 to 12 is another embodiment of the present invention.
In this embodiment, instead of the panel main body P1, a plywood 1 'and a panel main body P1' having a
[0024]
In the case of the illustrated example, two inclined plate materials are assembled in an X shape as the
Further, on the surface of the
Such a wall panel P composed of the panel main body P1 ′ and the pillar portion P2 may be used for all bearing walls as shown in FIG. 12, or may be used only for a specific bearing wall (not shown). good.
Further, as shown in FIG. 11, an exterior material F may be attached to the outside of the wall panel P through a
[0025]
Accordingly, in the structure shown in FIGS. 10 to 12, the frame panels P are mutually reinforced in a state in which the wall panels P are arranged in parallel. It can be improved.
As a result, the number of load-bearing walls for one wooden building can be reduced as compared to the embodiments shown in FIGS. 1 to 9, and a large space can be constructed. Since only the streak is attached between the columns, there is only a contact point between the pillar and the streak, but in the embodiment shown in FIGS. 10 to 12, the panel body P1 ′ and the pillar part P2 are integrated to obtain rigidity. In addition, since the
Furthermore, in the illustrated example, the
[0026]
In the previous examples, the case where the wooden building is a two-story building is shown, but the present invention is not limited to this, and the same applies to a one-story building or a three-story building..
FurtherIn addition, in the embodiment shown in FIGS. 10 to 12, the
[0027]
【The invention's effect】
As described above, the invention according to
Therefore, compared with the conventional one in which the outer surface of the wall panel is fixed with a nail only by bringing the outer surface of the wall panel into contact with each other, the mounting position of the wall panel is not shifted with respect to the column and a gap is not formed, and an airtight state can be secured.
Furthermore, in order to connect and hold a single column vertically with respect to the horizontal member of the base, a horizontal hole is machined with a tenon hole, and a pillar is machined to create a shaft assembly. In comparison, if the wall panel is fixed to the base with nails as needed, and the columns are fastened with joint hardware, the columns can be connected and held vertically even if the holes are not processed. In addition, a predetermined structural strength can be obtained while saving the labor and time of assembly.
In addition, when the column spacing is wider than the specified module, there is no special thick vertical beam compared to the conventional one that requires a special thick vertical beam to obtain the specified structural strength. It is convenient for management.
[0028]
In addition to the effect of the invention of
Therefore, compared with the conventional type in which the outer surface of the wall panel is fixed by nails only by contacting the upper and lower horizontal members, the mounting position of the wall panel is not shifted from the upper and lower horizontal members and a gap is not formed. A state can be secured.
[0029]
In addition to the effect of the invention of
[0030]
In addition to the effect of the invention of
[0031]
In addition to the effect of the invention of
[0032]
In the invention of
Therefore, it is possible to reduce the number of load-bearing walls for one wooden building and to construct a large space. In addition, in conventional wooden buildings, only the struts are attached between the pillars. Although there is only a small edge, the present invention provides rigidity by integrating the panel main body and the column part, and since the streak is arranged on the plywood, the plywood also functions as a stiffening reinforcing plate. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial front view showing a state in which a wall panel for a wooden building according to an embodiment of the present invention is assembled.
FIG. 2 is a cross-sectional plan view showing a main part partially enlarged.
FIG. 3 is a perspective view showing a state in which a foundation is made in an assembling procedure of a two-story wooden building using the wall panel of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view showing a step of making a floor by fixing a foundation on a foundation.
FIG. 5 is a perspective view showing a stage in which a first-floor wall panel is erected on a base.
FIG. 6 is a perspective view showing a stage in which a trunk is placed and fixed on a wall panel on the first floor.
FIG. 7 is a perspective view showing a stage in which a second-floor wall panel is erected on a trunk and a beam is placed and fixed thereon.
FIG. 8 is a perspective view showing a step of making a roof on a beam.
FIG. 9 is a perspective view of a completed state.
FIG. 10 is a partial front view showing a state in which a wall panel for a wooden building according to another embodiment of the present invention is assembled.
FIG. 11 is a cross-sectional plan view showing a main part partially enlarged.
FIG. 12 is a perspective view showing a stage in which a second-floor wall panel is set up on a trunk and a beam is placed and fixed thereon in an assembling procedure of a two-story wooden building using the wall panel of the present invention. .
[Explanation of symbols]
B Base, lower horizontal member B1 Groove
C Upper horizontal member (barrel) C1 Groove
P Wall panel P1, P1 'Panel body
P2 Column P22 Connection groove
1,1 '
1c,
3
5
11a end
Claims (6)
前記壁パネル(P)が、パネル本体(P1)と、上下横架材(B,C,D)に亘って立てられる柱部(P2)とからなり、これらパネル本体(P1)及び柱部(P2)を相互に連結固定して所定モジュールに形成し、上記パネル本体(P1)の一側端には、その枠材(2)から所定長さ突出する接続縁(1b)を形成すると共に、上記柱部(P2)の側面には、これと隣り合う別の壁パネル(P)の接続縁(1b)が嵌入する接続溝(P22)を凹設し、複数枚の壁パネル(P)を夫々の柱部(P2)相互が直接当接しないように同じ向きで並べ、各パネル本体(P1)の接続縁(1b)を、該接続縁(1b)と隣り合う別の壁パネル(P)の柱部(P2)の接続溝(P 22 )に嵌入して、枠材(2)を隣り合う別の壁パネル(P)の柱部(P2)の側面に当接させたことを特徴とする木造建築物用壁パネル。In the wooden building wall panel constituting the side wall of the wooden building by fixing the plurality of wall panels (P) formed in a predetermined module in parallel on the base (B),
The said wall panel (P) consists of a panel main body (P1) and the pillar part (P2) stood over the up- and- down horizontal member (B, C, D) , These panel main body (P1) and pillar part ( P2) is connected and fixed to each other to form a predetermined module, and a connection edge (1b) projecting a predetermined length from the frame member (2) is formed on one side end of the panel body (P1) , and above the side surface of the pillar portion (P2), recessed connection groove (P22) of another connection edge of the wall panel (P) adjacent to this (1b) is fitted, a plurality of wall panels (P) Are arranged in the same direction so that the respective pillar portions (P2) do not directly contact each other, and the connection edge (1b) of each panel body (P1) is connected to another wall panel (P) adjacent to the connection edge (1b). ) and fitted in the connection groove of the bar portion (P2) (P 22) of the pillars of another wall panel frame member (2) adjacent (P) (P2 Wooden building wall panels, characterized in that abutted against the on the side surface.
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