JP3987080B2 - 磁気記録媒体及び磁気記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は磁気記録媒体及び磁気記憶装置に係り、特に高密度で面内磁気記録を行う磁気記録媒体及び磁気記憶装置に関する。
面内磁気記録用の磁気記録媒体の記憶容量は、媒体ノイズの低減及び磁気抵抗効果及び高感度スピンバルブヘッドの開発に伴い、急速に増加している。
典型的な磁気記録媒体は、基板、シード層、Cr又はCr系下地層、情報が書かれるCo系磁性層、C又はDLC上側層及び有機潤滑剤層がこの順序で積層された構成を有する。
媒体ノイズを低減するには、磁性層の膜厚を減少させて、磁性層の粒子サイズ及び粒子サイズ分布の分散を減少させれば良い。磁性層の膜厚は、例えばCrMo,NiAl等からなる下地層を適切に用い、例えばCrTiBからなる磁性層と下地層との間に設けられた中間層を用いることで、低減可能である。このように、媒体ノイズを低減することにより、信号対雑音比(SNR)を向上し、高密度記録を実現することができる。 下地層は、磁性層の保磁力及びビットの熱安定性を増加させる面での磁性層の結晶軸配向を促進させる効果も有する。磁性層の結晶軸配向を良好なものとするには、下地層の膜厚は比較的大きくする必要がある。これは、下地層が薄いと、磁性層の結晶軸配向が低下するからである。しかし、磁性層の粒子サイズ分布は、通常は下地層の粒子サイズ分布に準ずると共に、下地層の粒子サイズは下地層の膜厚に依存し、下地層の粒子サイズは下地層の膜厚の増加と共に増加する。つまり、磁性層の粒子サイズ及び粒子サイズ分布の分散を低減させるには、下地層の膜厚を低減させる必要がある。
特開平9−63035号公報 特開平11−296833号公報 特開平10−79307号公報 特開平11−25439号公報 特開平5−205239号公報 特開平11−238221号公報 特開平2−292715号公報
このため、従来の磁気記録媒体では、下地層の膜厚を制御する場合、磁性層の結晶軸配向の向上か、磁性層の粒子サイズ及び粒子サイズ分布の向上の一方を優先させなくてはならないと言う問題があった。即ち、磁性層の結晶軸配向は、下地層の膜厚を増加させることで向上可能であるが、この場合は磁性層の粒子サイズ及び粒子サイズ分布の分散が増大してしまう。他方、磁性層の粒子サイズ及び粒子サイズ分布は、下地層の膜厚を低減することで向上可能であるが、この場合は磁性層の結晶軸配向が低下してしまう。
従って、本発明は、磁性層の結晶軸配向と粒子サイズ及び粒子サイズ分布の両方を良好に制御し、SNR向上して高密度記録を可能とする磁気記録媒体及び磁気記憶装置を提供することを目的とする。
上記の課題は、基板と、該基板の上方に設けられた磁性層とからなり、該磁性層は、該基板側に設けられた第1の層と、該第1の層に対し該基板と反対側に設けられた第2の層とを有し、該第1の層はCoCrX系合金であり、前記Xは、B,Ag,Cu,C,Pからなるグループから選択された元素又はその合金からなり、30≧a(at%)≧15であり、該第2の層は膜厚がCoCrPt系合金からなり、Xの含有量が0、又は、該第1の層におけるXの含有量より小さい面内磁気記録媒体によって達成できる。
上記の課題は、少なくとも1つの面内磁気記録媒体と、該磁気記録媒体に対して情報の記録及び再生を行う少なくとも1つのヘッドとを備え、該磁気記録媒体は、基板と、該基板の上方に設けられた磁性層とからなり、該磁性層は、該基板側に設けられた第1の層と、該第1の層に対し該基板と反対側に設けられた第2の層とを有し、該第1の層はCoCrX系合金であり、前記Xは、B,Ag,Cu,C,Pからなるグループから選択された元素又はその合金からなり、30≧a(at%)≧15であり、該第2の層は膜厚がCoCrPt系合金からなり、Xの含有量が0、又は、該第1の層におけるBの含有量より小さい磁気記憶装置によっても達成できる。
上記の課題は、基板と、該基板の上方に設けられた磁性層とからなり、該磁性層は、該基板側に設けられた第1の層と、該第1の層に対し該基板と反対側に設けられた第2の層とを有し、該第1の層は膜厚が1〜10nmのCoCrB系合金からなり、該第2の層は膜厚が5〜30nmのCo系合金からなる磁気記録媒体によっても達成できる。本発明によれば、磁性層の粒子サイズを、下地層の粒子サイズよりはるかに小さくすることができる。
磁気記録媒体は、前記基板と前記第1の層との間に設けられた非磁性下地層を更に有し、該第1の層は、前記第2の層における粒子径が該非磁性下地層における粒子径より小さくなるように、該第2の層にて微細粒子サイズ及び均一な粒子サイズ分布を発生する構成としても良い。
前記第1の層は、CoCrからなり、X=Pt,Y=Ta,30≧a(at%)≧15,8≧b(at%)≧1,15≧c(at%)≧0,5≧d(at%)≧0とすることもできる。
前記第1の層は、室温で非磁性であっても良い。
前記第2の層は、Co,Fe,Ni及びこれらの合金,CoCrTa,CoCrPt,CoCrPtB,CoCrPtTa,CoCrPtW及びCoCrPtTaNbからなるグループから選択された材料からなる構成であっても良い。
上記の課題は、基板と、該基板の上方に設けられた磁性層とからなり、該磁性層は、該基板側に設けられた第1の層と、該第1の層に対し該基板と反対側に設けられた第2の層とを有し、該第1の層はBの含有量が1at%以上のCoCrB系合金からなり、該第2の層はBの含有量が0、又は、該第1の層におけるBの含有量より小さい、Co系合金からなる磁気記録媒体によっても達成できる。 上記の課題は、基板と、該基板の上方に設けられた磁性層とからなり、該磁性層は、該基板側に設けられた第1の層と、該第1の層に対し該基板と反対側に設けられた第2の層とを有し、該第1の層はCoCrX系合金からなり、XはCrの析出を促進する元素又は合金であり、該第2の層はXの含有量が0、又は、該第1の層におけるXの含有量より小さい、Co系合金からなる磁気記録媒体によっても達成できる。
この場合、前記Xは、B,Ag,Cu,C,Pからなるグループから選択された元素又はその合金からなる構成であっても良い。
上記の課題は、少なくとも1つの磁気記録媒体と、該磁気記録媒体に対して情報の記録及び再生を行う少なくとも1つのヘッドとを備え、該磁気記録媒体は、基板と、該基板の上方に設けられた磁性層とからなり、該磁性層は、該基板側に設けられた第1の層と、該基板と反対側に設けられた第2の層とを有し、該第1の層は膜厚が1〜10nmのCoCrB系合金からなり、該第2の層は膜厚が5〜30nmのCo系合金からなる磁気記憶装置によっても達成できる。
本発明によれば、磁性層の結晶軸配向と粒子サイズ及び粒子サイズ分布の両方を良好に制御し、SNRを向上して高密度記録を可能とする磁気記録媒体及び磁気記憶装置を実現できる。
以下に、本発明になる磁気記録媒体及び本発明になる磁気記憶装置の各実施例を、図面と共に説明する。
図1は、本発明になる磁気記録媒体の第1実施例の要部を示す断面図である。同図に示す磁気記録媒体は、基板1、非磁性下地層2、磁性層3及び上側層4からなる。磁性層3は、第1の層31及び第2の層32からなる。
本実施例では、基板1はガラス、サファイア、シリコン又はAlからなる。基板1の表面は、必要に応じて、一方向への異方性を有するように機械的テクスチャ処理を施されていても良い。ガラス、サファイア又はシリコンからなる基板1の表面は、NiAlでメッキされていても良い。又、Alからなる基板1の表面には、NiPがスパッタされていても良い。
非磁性下地層2は、次の第1又は第2の構造を有する。第1の構造では、非磁性下地層2は、Cr,CrMo,CrTi,CrV,CrW及びCrMnからなるグループから選択された材料からなり、5〜30nmの膜厚を有する。この第1の構造は、基板1がAlからなる場合に適している。他方、第2の構造では、非磁性下地層2は、NiAl又はFeAlからなり、5〜30nmの膜厚を有する。この第2の構造は、基板1がガラス、サファイア又はシリコンからなる場合に適している。
第1の層31は、1〜10nmの膜厚を有するCoCrB系合金からなる。第2の層32は、5〜30nmの膜厚を有するCo系合金からなる。第1の層31におけるBの含有量は、1at%以上であり、好ましくは4〜10at%である。又、第2の層32におけるBの含有量は、0、又は、第1の層31におけるBの含有量より小さい。例えば、第2の層32におけるBの含有量は、0〜6at%であり、好ましくは4at%未満である。第1の層31は、第2の層32において、微細粒子サイズ及び均一な粒子サイズ分布を核形成、即ち、発生するために設けられている。この結果、第2の層32における粒子径は、非磁性下地層2における粒子径より小さい。
第1の層31は、CoCrからなり、X=Pt,Y=Ta,30≧a(at%)≧15,8≧b(at%)≧1,15≧c(at%)≧0,5≧d(at%)≧0であっても良い。又、第1の層31は、高いCr濃度又は小さい粒子体積のために、室温で非磁性であっても良い。
第2の層32は、Co,Fe,Ni及びこれらの合金,CoCrTa,CoCrPt,CoCrPtB,CoCrPtTa,CoCrPtW及びCoCrPtTaNbからなるグループから選択された材料からなる構成であっても良い。この場合、第2の層32の膜厚は5〜30nmとし、第2の層32の結晶軸は、第2の層32が形成される第1の層31の表面に略沿って配向される構成とすることもできる。
上側層4は、C又はDLCからなる。好ましくは、有機潤滑剤層が上側層4に塗布されている。
本実施例によれば、下地層2に対して、良好な結晶軸配向を有する第1の層31を得ることができる。更に、第2の層32において、粒子サイズ及び粒子サイズ分布の分散を小さくすることができる。この結果、磁性層3全体としては媒体ノイズを低減でき、これにより磁気記録媒体で高いSNR及び高密度記録を実現できる。
尚、本実施例では、第1の層31がBを含む合金からなる構成であるが、Crの析出を促進する元素又は合金をXで表すと、変形例として、第1の層31がCoCrXからなる構成としても良い。この場合、第2の層32は、Xの含有量が0、又は、第1の層31におけるXの含有量より小さい、Co系合金からなる。ここで、Xは、例えばB,Ag,Cu,C,Pからなるグループから選択された元素又はその合金からなる。
次に、本発明になる磁気記録媒体の第2実施例を説明する。図2は、磁気記録媒体の第2実施例の要部を示す断面図である。同図中、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図2に示す磁気記録媒体は、下地層2と磁性層3の第1の層との間に設けられた、中間層5を更に有する。この中間層5は、膜厚が1〜5nmのCoCr系合金からなる。
本実施例によれば、中間層5を設けることにより、第1の層31の結晶軸配向が更に向上することができる。
次に、本発明になる磁気記録媒体の第3実施例を説明する。図3は、磁気記録媒体の第3実施例の要部を示す断面図である。同図中、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図3に示す磁気記録媒体では、下地層2が、第1の下地層部分21と第2の下地層部分22とからなる2層構造を有する。第1の下地層部分21は、NiAl又はB2結晶構造を有する合金からなる。又、第2の下地層部分22は、0.15〜10nmの膜厚を有するCr又はCr系合金からなる。
本実施例によれば、下地層2を2層構造とすることにより、基板1に用いられる材料に関わらず、下地層2全体としての結晶軸配向を更に向上することができる。
次に、本発明になる磁気記録媒体の第4実施例を説明する。図4は、磁気記録媒体の第4実施例の要部を示す断面図である。同図中、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図4に示す磁気記録媒体は、NiPからなるシード層6を更に有する。
本実施例によれば、特に基板1に用いられるAlが用いられる場合、下地層2全体としての結晶軸配向を更に向上することができる。
尚、上記磁気記録媒体の第1〜第4実施例及び変形例のうち、任意の2以上を組み合わせても良いことは、言うまでもない。
次に、本発明になる磁気記録媒体で得られる粒子構造について説明する。
比較のために、図5は、単一層構造を有する磁性層を備えた磁気記録媒体の一部における粒子構造を示す。同図に示す磁気記録媒体は、基板1、下地層2、中間層500、磁性層501及び上側層4とからなる。この場合の中間層500と磁性層501の組み合わせの効果は、本発明における磁性層構造の効果と全く異なるので、この組み合わせは本発明における磁性層構造と混同するべきではない。同図に示すように、下地層2、中間層500及び磁性層501の粒子径は、夫々略同じである。
これに対し、図6は、図2と共に説明した磁気記録媒体の第2実施例の一部における粒子構造を示す。図6中、図2と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図6に示すように、下地層2、中間層5及び第1の層31の一部における粒子径は、夫々略同じである。しかし、第2の層32の粒子径は、下地層2の粒子径と比較するとかなり小さい。
図7は、図5に示す磁気記録媒体のTEM(Transmission Electron Microscopic)断面暗視野像を示す図である。図7は、基板1(又は基板面)、下地層2、中間層500、磁性層501及び上側層4に用いた材料が、夫々NiAl/CrMo/CoCrMo/CoCrPtTa/Cの場合を示す。
図7に示すTEM断面暗視野像から、図5に示す磁気記録媒体については磁性層501の粒子径が下地層2の粒子径と略同じであることが確認された。図7に示すように、NiAl基板1の柱状粒子は、基板1上に形成される層2,500,500において同様の粒子径を誘発する。このような現象は、下地層2上に形成される層500,501の特定な結晶軸配向を誘発する下地層2の粒子と、密接に関係している。
他方、図8は、図3と共に説明した磁気記録媒体の第3実施例のTEM断面暗視野像を示す。又、図9は、磁気記録媒体の第3実施例における第1の層31のTEM平面暗視野像を示す図である。図8及び図9は、基板1(又は基板面)、下地層2、中間層5、第1の層31、第2の層32及び上側層4に用いた材料が、夫々NiAl/CrMo/CoCrMo/CoCrPtB/Cの場合を示す。
図8及び図9から、第1の層31のCoCr系合金にBを添加することにより粒子径が減少し、粒子径が下地層2の粒子径よりかなり小さくなることが確認された。つまり、CoCrPtB第1の層31の小さな粒子径の粒子が、CrMo下地層2の粒子上に形成される。このように第1の層31のCoCr系合金にBを添加することにより、粒子境界におけるCr析出に加え、図9に示すように粒子内にCr量の多いスポットが更に形成される。Cr量の多いスポットは、粒子をより小さな粒子Gsmallに分割するように長手上に成長する。しかし、このような粒子の分割は、全ての粒子において起こるわけではなく、中にはCr量が多いスポットを含む大きな粒子Gbigが残される。従って、CrMo下地層2の粒子上に形成される第1の層31のCoCr系合金の粒子は、小さな粒子Gsmallに分割されるか、或いは、Cr量の多いスポットを含む大きな粒子Gbigとして残る。この結果、第1の層31では、粒子サイズ分布の分散が比較的大きい。
しかし、磁気記録媒体の第3実施例では、CoCrB系合金は記録層として用いられるのではなく、磁性層3を形成するCo系合金からなる第2の層32において微細粒子径及び均一な粒子サイズ分布を核形成するための第1の層31として用いられている。CoCrB系合金の粒子のうち、Cr量の多いスポットを含む大きな粒子Gbigは、第2の層32における核形成サイトとしては機能しないが、Co系合金の小さな粒子Gsmallは、CoCrB系合金のこのような大きな粒子Gbig上にも形成される。
従って、図10に示すように、CoCrB系合金の第1の層31上に形成されるCoCr系合金の第2の層32においては、微細粒子サイズ及び均一な粒子サイズ分布が得られる。図10は、磁気記録媒体の第3実施例における下地層2、第1の層31及び第2の層32の粒子サイズ分布を示す図である。図10中、縦軸は粒子数を任意単位で示し、横軸は粒子径を任意単位で示す。図10中、(a)は下地層2の粒子サイズ分布、(b)は第1の層31の粒子サイズ分布、(c)は第2の層32の粒子サイズ分布を示す。
図11は、磁気記録媒体の第2及び第4実施例の組み合わせにおけるSNRを、第1の層31の各種膜厚について示す図である。同図中、縦軸はSNRをdBで示し、横軸は第1の層31の膜厚をnmで示し、●印は磁性層3全体の膜厚が20nmの場合のSNRを示し、□印は磁性層3全体の膜厚が17nmの場合のSNRを示す。図11は、第1の下地層部分21、第2の下地層部分22、中間層5、第1の層31及び第2の層32に用いた材料が夫々Al/NiP/CrMo10/CoCr35/CoCr24Pt10/CoCr22Pt12Taの場合のSNRを示す。図11に示すように、第1の層31のみ、又は、第2の層32のみが磁性層3として設けられている場合と比較すると、磁性層3が第1の層31及び第2の層32からなる2層構造を有する場合には、高いSNRが得られることがわかる。
図12は、本発明になる磁気記憶装置の一実施例の要部を示す平面図である。磁気記憶装置は、大略ハウジング50と、複数のアーム51と、各アーム51の先端に設けられた記録再生ヘッド52と、複数の磁気記録媒体10からなり、同図ではハウジング50の上部を封止する蓋を取り外した状態を示す。記録再生ヘッド52は、例えばMRヘッドやGMRヘッド等の再生ヘッド部と、インダクティブヘッド等の記録ヘッド部とからなる、周知の構成を有する。又、同図に示す磁気記憶装置の基本構成自体は周知であるので、その詳細な説明は省略する。磁気記録装置の本実施例は、磁気記録媒体10の構造に特徴がある。磁気記録媒体10は、磁気記録媒体の上記第1〜第4実施例のいずれの構造を有しても良い。 尚、本発明になる磁気記録媒体を適用可能な磁気記憶装置の基本構成は、図12に示す構成に限定されるものではなく、各種磁気記憶装置に適用可能である。又、磁気記憶装置は、少なくとも1つの磁気記録媒体を備えた構成であれば良い。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは、言うまでもない。
本発明になる磁気記録媒体の第1実施例の要部を示す断面図である。 本発明になる磁気記録媒体の第2実施例の要部を示す断面図である。 本発明になる磁気記録媒体の第3実施例の要部を示す断面図である。 本発明になる磁気記録媒体の第4実施例の要部を示す断面図である。 単一層構造を有する磁性層を備えた磁気記録媒体の一部における粒子構造を示す断面図である。 磁気記録媒体の第2実施例の一部における粒子構造を示す断面図である。 図5に示す磁気記録媒体のTEM断面暗視野像を示す図である。 磁気記録媒体の第3実施例のTEM断面暗視野像を示す図である。 磁気記録媒体の第3実施例における第1の層のTEM平面暗視野像を示す図である。 磁気記録媒体の第3実施例における下地層、第1の層及び第2の層の粒子サイズ分布を示す図である。 磁気記録媒体の第2及び第4実施例の組み合わせにおけるSNRを示す図である。 本発明になる磁気記憶装置の一実施例の要部を示す平面図である。
符号の説明
1 基板
2 下地層
3 磁性層
4 上側層
5 中間層
6 シード層
31 第1の層
32 第2の層

Claims (5)

  1. 基板と、
    該基板の上方に設けられた磁性層とからなり、
    該磁性層は、該基板側に設けられた第1の層と、該第1の層に対し該基板と反対側に設けられた第2の層とを有し、
    該第1の層はCoCr B系合金からなり、30≧a(at%)≧15であり、
    該第2の層CoCrPt系合金からなり、の含有量が0、又は、該第1の層におけるの含有量より小さい、
    面内磁気記録媒体。
  2. 前記第1の層は、CoCr Pt の構成を有するCoCrB系合金であり、30≧a(at%)≧15,b=6(at%),c=10(at%)である、請求項1記載の面内磁気記録媒体。
  3. 前記第2の層は、CoCrPtTaからなる、請求項1又は請求項2記載の面内磁気記録媒体。
  4. 少なくとも1つの面内磁気記録媒体と、
    該磁気記録媒体に対して情報の記録及び再生を行う少なくとも1つのヘッドとを備え、
    該磁気記録媒体は、基板と、該基板の上方に設けられた磁性層とからなり、
    該磁性層は、該基板側に設けられた第1の層と、該第1の層に対し該基板と反対側に設けられた第2の層とを有し、
    該第1の層はCoCr B系合金からなり、30≧a(at%)≧15であり、
    該第2の層CoCrPt系合金からなり、の含有量が0、又は、該第1の層におけるの含有量より小さい、
    磁気記憶装置。
  5. 前記第1の層は、CoCr Pt の構成を有するCoCrB系合金であり、30≧a(at%)≧15,b=6(at%),c=10(at%)である、請求項4記載の磁気記憶装置。
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