JP3986576B2 - 排水管の洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、排水管の管内を洗浄するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、集合住宅等における一般的な排水システムは重力排水方式によるものであり、汚物等を含む排水を重力を利用して落下させることにより管内における汚物等の堆積を防止するようになっている。しかしながら、長期間の使用によるスライム等の堆積は避け得ず、このため、従来主として人手により管内の清掃を定期的に行っていた。
【0003】
これに対して、近年、ポンプによりごく少量の水を圧送して汚物等を排水する圧送式水洗トイレ、あるいは台所等で発生する生ゴミを粉砕してそのまま排水するディスポーサー(生ゴミ処理機)等が商品化されつつあり、これらは近い将来広く普及すると予想される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
将来このような圧送式水洗トイレ等が普及した場合には、管内部における汚物等の堆積、あるいは管内壁面のスライムの発生が現在よりも顕著になるものと予想され、従って管内の清掃を現在よりも頻繁に行う必要が生ずるものと思われる。ここで、例えば図3(A)に示すように主として排水立て管2の管壁には残留物が付着してスライム化し、また、図3(B)に示すように排水方向が重力と一致しない横主管3(あるいは横枝管)にあってはスライムSの発生に加えて管底に汚物等が堆積しやすい。スライムS等が堆積すると、排水が流下するのに有効な管径は、図示するように当初管径Dであったものが小さくなって管径dとなり、このためスムーズな排水が阻害される。この問題は特に横主管3に著しいと思われる。
【0005】
本発明は、このような近い将来必要となるであろう排水管の頻繁な清掃に着目してなされたもので、人手に頼ることなく排水管内を定期的に洗浄するための洗浄装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の発明は、建築物の内部を地上から屋上に至って上下に配管されており、屋上において大気開放されている排水管と、該排水管の排水経路に沿って配管された洗浄水管を、排水方向適宜間隔をおいてコントロールバルブを介して接続し、各コントロールバルブの開閉動作を制御して前記排水管内に洗浄水を定期的に注水するにあたって、一定時間開放して排水管内に洗浄水を注水した後閉じるコントロールバルブの動作を、排水方向上流側から下流側へ順次時間差をおいて連鎖的に行なうよう制御する構成としたことを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、洗浄水によって排水管の管内が洗浄される。洗浄水は雑排水とは異なって異物等を含まないので、洗浄水が排水管内を流下することにより管底に堆積し、あるいは管壁に付着しているスライム等を洗い流し、これにより管径を本来のサイズに長期間にわたって保つことができ、ひいては将来の圧送式便器あるいは生ゴミ処理機の普及に対しても十分に対応できるようになる。
【0008】
なお、洗浄水としては、上水の他、いわゆる中水(雨水、ビルや団地等において下水を処理して得られ、飲料水以外の生活用水に循環利用する水)を利用することが主としてランニングコストの点で有利である。コントロールバルブについては市販のものを利用すれば足りる。
【0009】
かかる構成の洗浄装置は、排水方向が重力方向に一致しない横方向の排水管であって特に排水横主管に適用した場合に最も効果的であると思われる。重力により汚物等が管底に堆積しやすいからである。これに対して、排水立て主管等の排水方向が重力方向に一致している排水管については、排水および重力の作用により堆積物が流下され、またスライムの発生が抑制されるので、上記横方向の排水管に比してより長期間にわたって管径が維持される。しかしながら、かかる重力方向に沿って配管された排水管についても上記構成の洗浄装置を適用することにより一定の効果を得ることができる。
【0011】
また、上記構成によれば、定期的にコントロールバルブが開閉制御されて排水管内の適宜箇所に洗浄水が注水されるので、人手によることなく排水管内の堆積物若しくはスライム等を効率よく洗い流すことができる。
【0013】
更に、上記構成によれば、排水管内の堆積物若しくはスライムが上流側から順次洗い流されるので、効率のよい洗浄を行うことができる。また、注水時間ひいては洗浄水の流量を制御することにより、少ない洗浄水で効率的な洗浄を行うことができる。
【0015】
更に、上記構成によれば、特にスライム等の堆積が著しい屈曲部の洗浄が重点的に行われ、この点で一層効率のよい洗浄を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図1および図2に基づいて説明する。図1は、高層建築物1の排水立て管2およびその下端に接続された排水横主管3に対して本実施形態の洗浄装置を適用した場合を模式的に示している。
【0017】
排水立て管2は、建築物1の内部を地上から屋上に至って上下に配管されており、その上端部は建築物1の屋上において大気開放されている。なお、排水立て管2の中途には建築物1の各階において排水横枝管3aが接続され、各排水横枝管3aには排水トラップを経て便器あるいは浴槽といった様々な排水器具Tが接続されている。
【0018】
排水横主管3は、排水立て管2の下端に接続され、地中に埋設等されて地面に沿ってほぼ水平、かつ各所で横方向に屈曲して配管されている。
【0019】
さて、本実施形態の洗浄装置は、上記排水立て管2および排水横主管3の配管経路に沿って配管された洗浄水管10と、この洗浄水管10と排水立て管2との接続箇所に介在されたコントロールバルブ20〜20とを主体として構成されている。洗浄水管10は、建築物1の屋上において中水槽10aに接続されており、この洗浄水管10にはいわゆる中水が流されている。
【0020】
洗浄水管10は、排水立て管2の適宜間隔をおいた複数箇所(本例の場合、A部とB部の2箇所)で、また排水横主管3の主として屈曲部の上流側(本例の場合、C〜E部の3箇所)および直線部の1箇所(F部)でそれぞれ分岐接続されている。
【0021】
洗浄水管10と排水立て管2との接続部A〜Fにそれぞれ介在されたコントロールバルブ20は、図2に示すように電動バルブ21と流量センサ22とコントローラ23を主体として構成されている。各コントロールバルブ20におけるコントローラ23〜23は外部のコンピュータ(図示省略)に接続されて遠隔操作されるようになっている。
【0022】
このように構成された洗浄装置によれば排水立て管2および排水横主管3の洗浄が以下のようにしてなされる。洗浄水管10には、中水10aに貯蔵された洗浄水としての雨水等が常時流されている。一方、各コントロールバルブ20〜20は、それぞれコントローラ23の制御により、上流側から下流側に向けて順次開閉操作される。
【0023】
すなわち、接続箇所Aのコントロールバルブ20において、コンピュータに予め設定されたタイミングでコントローラ23が作動し、これにより電動バルブ21が開かれて、洗浄水管10から排水立て管内に洗浄水が注水される。注水される洗浄水は流量センサ22により検知され、これが予め設定された流量に達するとコントローラ23の作動により電動バルブ21が閉じられて、接続箇所Aにおける洗浄水の注水が停止される。
【0024】
接続箇所Aの注水停止後、所定時間経過すると、次に接続箇所Bの注水が開始される。接続箇所Bにおける所定流量の注水がなされると電動バルブ21が閉じられる。所定時間経過後、次の接続箇所Cにおける注水が同様になされ、以下、所定の時間をおいて順次下流側の接続箇所D→E→Fの注水がなされる。
【0025】
このように上流側から下流側に向けて順次接続箇所A〜Fにおける注水がなされ、これにより排水立て管2内および排水横主管3内の洗浄がなされて、管内壁面あるいは管底に付着したスライム等が定期的に洗い流されるので、当初の管径Dを長期間にわたって維持できる。これによれば、従来人手により行っていた管内の清掃を簡略化若しくは廃止することができ、ひいては将来普及が予想される圧送式水洗トイレや生ゴミ処理機等に対しても十分に対応できるようになる。
【0026】
ここで、各接続箇所A〜Fにおける洗浄水の注水流量は、排水横主管3の管径あるいは建物のフロア数(高さ)、各フロア当たりの住戸数等を考慮して適切に設定される。但し、必要以上に大量の注水を行うことは、トラップの破封を招くので好ましくない。
【0027】
また、一回の洗浄作業で、接続箇所A〜Fの一回の洗浄サイクルを複数回繰り返すように設定してもよく、さらにはこの洗浄作業を行う頻度は、例えば一日一回あるいは一週間に一回といったように排水流量やスライム等の付着度合い等の種々要素を勘案して設定すればよい。
【0028】
さらに、スライム等の堆積あるいは付着は、管の屈曲部で発生しやすいので、本実施形態でも例示したように、接続部A〜Fを主として管の屈曲部に設定することが効率的な洗浄を行う上で望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す模式図であり、洗浄装置を建築物全体の規模で示した図である。
【図2】コントロールバルブの構成図である。矢印は排水および洗浄水の流れを示している。
【図3】排水管内のスライム付着状態を示す図であり、(A)は主として排水立て管の横断面図、(B)は主として排水横主管の縦断面図である。
【符号の説明】
1…建築物
2…排水立て管
3…排水横主管
10…洗浄水管、10a…中水升
20…コントロールバルブ
21…電動バルブ
22…流量センサ
23…コントローラ
A〜F…洗浄水管接続箇所
S…スライム

Claims (2)

  1. 建築物の内部を地上から屋上に至って上下に配管されており、屋上において大気開放されている排水管と、該排水管の排水経路に沿って配管された洗浄水管を、排水方向適宜間隔をおいてコントロールバルブを介して接続し、各コントロールバルブの開閉動作を制御して前記排水管内に洗浄水を定期的に注水するにあたって、一定時間開放して排水管内に洗浄水を注水した後閉じるコントロールバルブの動作を、排水方向上流側から下流側へ順次時間差をおいて連鎖的に行なうよう制御する構成としたことを特徴とする排水管の洗浄装置。
  2. 請求項1記載の洗浄装置であって、排水管と洗浄水管との接続箇所を、排水管の屈曲部の上流側に設定したことを特徴とする排水管の洗浄装置。
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