JP3986390B2 - Agc装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力音響信号の利得を制御するAGC(自動利得制御)装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のAGC装置として、図8に示す構成のものがある。図8において、入力端子51に入力した音響信号は遅延回路52で遅延されて可変利得増幅回路53に入力し、ここで利得制御されて出力端子54に出力する。また、入力端子51に入力した音響信号の一部は、絶対値回路55に入力しそこで絶対値化されて時定数T1の第1の平滑回路56と時定数T2の第2の平滑回路57に入力する。時定数はT1<T2設定されている。第1、第2の平滑回路56,57の出力信号は信号選択回路58に入力し、ここで信号レベルの大きな側の平滑回路の出力信号が選択されて、可変利得増幅回路53に利得制御信号として入力する。
【0003】
ここで、入力端子51に入力する音響信号が低いレベルから高いレベルに変化するときを「アタック時」、高いレベルから低いレベルに変化するときを「リリース時」と定義すると、アタック時では時定数の小さな(反応の速い)第1の平滑回路56の出力信号レベルの方が時定数の大きな(反応の遅い)第2の平滑回路57のそれより大きくなり、リリース時ではその逆に、第2の平滑回路57の出力信号レベルの方が第1の平滑回路56のそれより大きくなる。したがって、アタック時では第1の平滑回路56の出力信号が選択され、リリース時では第2の平滑回路57の出力信号が選択され、利得制御信号として可変利得増幅回路53に入力する。
【0004】
いま、遅延回路52が接続されていない場合を考えると、入力端子51に入力する音響信号のレベルが変化すると直ちに可変利得増幅回路53が制御されるので、アタック時に以下の問題が生じる。すなわち、アタック時は図7(a)に示すような包絡線を持つ音響信号が入力するときであり、アタック時以前ではそのレベルが低いため可変利得増幅回路53での利得低減制御(圧縮)は少なく又は行われていない。この後に音響信号のレベルが急激に高くなり、アタック時の時定数による制御時間(アタック制御時間:AT)が経過すれば、可変利得増幅回路53により適切な利得低減制御が行われるものの、音響信号レベルが急激に高くなったアタック制御開始点APからアタック制御時間ATが経過するまでは利得低減制御が完了せず、特に初期では一時的に高いレベルのままの音響信号が可変利得増幅回路53から出力する。よって、この場合には図7(b)に示すようにアタック制御開始点APで一瞬レベルが高くなることから、アクセントのついたような音響となり、「強いアタック感のある」不自然な音となる。
【0005】
そこで、図8の回路では、遅延回路52を入力端子51と可変利得増幅回路53との間に挿入し、可変利得増幅回路53への利得制御信号の入力タイミングよりも音響信号の入力タイミングを時間DTだけ遅らせ、その遅れた時間からアタック制御が開始するようにしている。すなわち、図7(c)に示すように、入力音響信号が低いレベルから高いレベルに変化する時点よりも時間DTだけ以前をアタック制御開始点APとしてそこからアタック制御時間ATが始まるようにしている。このようにすると、「強いアタック感のある」不自然な音を抑制することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、遅延回路52を挿入したことにより、図7(d)に示すように入力音響信号が高いレベルから低いレベルに変化するリリース時においても、音響信号が低いレベルになる以前がリリース制御(利得増大制御)の開始点RPとなるので、出力音響信号の包絡線は図7(e)に示すように、リリース直前の信号レベルが持ち上がる不自然なレベル変化となる不具合を生じる。
【0007】
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、その目的は、入力音響信号のレベル変化時にレベル増加が生じないようにしたAGC装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1にかかる発明は、入力音響信号を遅延させる遅延手段と、該遅延手段で遅延された音響信号の利得を制御信号に応じて制御する可変利得増幅手段と、前記入力音響信号の絶対値を検出する絶対値手段と、該絶対値手段の出力信号を時定数T1で平滑する第1の平滑手段と、前記絶対値手段の出力信号を時定数T2(T2>T1)で平滑する第2の平滑手段と、前記第1および第2の平滑手段の出力信号を入力しレベルの大きい側の入力信号を選択して出力する信号選択手段とを具備し、該信号選択手段の出力信号を前記可変利得増幅手段に前記制御信号として入力させるAGC装置において、前記信号選択手段で前記第1の平滑手段の出力信号が選択されたとき前記信号選択手段の出力信号をそのまま通過させて前記可変利得増幅手段に前記制御信号として入力させ、前記第2の平滑手段の出力信号が選択されたとき前記信号選択手段の出力信号を保持時間だけ保持して前記可変利得増幅手段に前記制御信号として入力させると共に該保持時間が経過した後は前記信号選択手段の出力信号をそのまま通過させて前記可変利得増幅手段に前記制御信号として入力させる値保持手段を設け、前記遅延手段の遅延時間をDTとし、前記値保持手段の保持時間をHTとするとき、DT≦HTに設定したことを特徴とするAGC装置とした。
【0009】
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のAGC装置において、前記入力音響信号のアタック時のアタック制御時間をATとするとき、AT≦DTに設定したことを特徴とするAGC装置とした。
【0010】
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載のAGC装置において、前記第2の平滑手段は、前記値保持手段の出力信号に応じてその出力信号レベルが更新されることを特徴とするAGC装置とした。
【0011】
請求項4にかかる発明は、請求項1、2又は3に記載のAGC装置において、前記入力音響信号は複数の音響信号からなり、前記遅延手段は該複数の音響信号を各々時間DTだけ遅延させ、前記可変利得増幅手段は前記遅延手段で遅延された複数の音響信号を前記値保持手段から出力する前記制御信号により利得制御し、前記絶対値手段は前記複数の音響信号の絶対値を各々検出し、該検出した複数の絶対値のうちの最大レベルの絶対値を出力することを特徴とするAGC装置とした。
【0012】
請求項5にかかる発明は、請求項1、2、3又は4に記載のAGC装置において、前記第2の平滑手段は、前記絶対値手段の出力信号に代えて前記第1の平滑手段の出力信号を平滑して前記信号選択回路に入力することを特徴とするAGC装置とした。
【0013】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
図1は第1の実施の形態のAGC装置の構成を示すブロック図である。11は音響信号の入力端子、12は入力音響信号を時間DTだけ遅延させる遅延回路、13は利得制御信号と利得との特性曲線が予め設定された可変利得増幅回路、14は出力端子である。また、15は入力音響信号の絶対値を検出して出力する絶対値回路、16は時定数がT1の第1の平滑回路、17は時定数がT2(T2>T1)の第2の平滑回路、18は第1,第2の平滑回路16,17の出力信号の内の大きいレベルの側の出力信号を選択して出力する信号選択回路である。また、19は信号選択回路18が第2の平滑回路17の出力信号を選択したときにONとなるタイマ回路、20はこのタイマ回路19の不動作中は信号選択回路18で選択された信号をそのままスルーで出力するが、タイマ回路19がタイマ動作中はタイマON直前の信号選択回路18の出力信号をそのまま保持して出力する値保持回路である。この値保持回路20の出力信号は可変利得増幅回路13に利得制御信号として入力すると共に、第2の平滑回路17に平滑出力信号を更新する信号として入力する。
【0014】
入力端子11に入力した音響信号は絶対値回路15において絶対値化された後に平滑回路16,17で平滑されてから信号選択回路18に入力する。この信号選択回路18では平滑回路16,17の出力信号のレベルが常時比較され、レベルの高い側の平滑回路の出力信号が選択される。
【0015】
入力する音響信号が低いレベルから高いレベルに変化するアタック時には、時定数T1の平滑回路16の出力信号レベルが時定数T2の平滑回路17の出力信号レベルよりも大きくなり、逆に、入力する音響信号が高いレベルから低いレベルに変化するリリース時には、時定数T2の平滑回路17の出力信号レベルが時定数T1の平滑回路16の出力信号レベルよりも大きくなるので、アタック時には平滑回路16の出力信号が選択され、リリース時には平滑回路17の出力信号が選択される。
【0016】
さて、平滑回路16の出力信号が選択されたときは、可変利得増幅回路13の利得が小さくなる方向に制御される。この可変利得増幅回路13には遅延回路12によって時間DTだけ遅延した音響信号が入力しているので、その音響信号のレベルが高くなる以前がアタック制御開始点APとなり、そこからアタック制御時間ATだけ利得低減制御が行われ、その音響信号の包絡線は図7(c)に示すようになる。
【0017】
このとき、遅延回路12における遅延時間DTをアタック制御時間ATと同じか又はより長く(DT≧AT)すれば、可変利得増幅回路13に入力する音響信号のレベルの増大が開始する時点は、その可変利得増幅回路13の利得を低利得にする制御の完了時又はその後となり、このため「強いアタック感」が生じることはない。また、このアタック制御により出力音響信号はアタック開始直前の若干の時間の低いレベル部分が抑圧されるが、その時間が20msec程度以下と短い時間であれば、人間の耳の特徴である後向性マスキング効果(高レベルの音が存在するとき、その手前の音はかき消されるかのように知覚できない。)により知覚されず、例えば、10msec未満であれば、全く問題とならない。
【0018】
次に、信号選択回路18で平滑回路17の出力信号が選択されたときは、可変利得増幅回路13の利得が大きくなる方向に制御されるが、これはタイマ回路19によるタイマ時間HTが経過した後に行われる。すなわち、平滑回路17の出力が選択されたときは、信号選択回路18によってタイマ回路19がONとなってタイマが動作を開始すると同時に、値保持回路20が信号選択回路18の直前の出力信号(可変利得増幅回路13の利得を低減する信号)を保持する。そして、そのタイマ時間HTが経過した後に信号選択回路18で現在選択されている平滑回路17の出力信号が可変利得増幅回路13に入力される。この動作のフローチャートを図5に示した。よって、このタイマ回路18のタイマ時間HTを遅延回路12の遅延時間DTと同じか又はそれよりも若干長く(HT≧DT)しておけば、リリース時又はその直後をリリース制御開始点RPとしてリリース制御時間RTだけ、可変利得増幅回路13の利得が増大するよう制御されるので、図7の(e)のようなリリース時の直前にレベル突出部が生じることはなく、出力音響信号は図7(f)のようになる。
【0019】
また、値保持回路20の出力信号は平滑回路17にも常時入力されており、平滑回路17ではその値保持回路20の出力信号を常時加味して平滑処理が行われるので、タイマ回路19のタイマ時間HTが終了した時点において値保持回路20の出力信号に不連続点が発生することはない。
【0020】
図6はこの平滑回路17の構成を示すブロック図である。この平滑回路17は1次IIR構成のローパスフィルタからなり、第1,第2の入力端子171,172、出力端子173、乗算器174,175,176、1サンプルタイム遅延器177,178、および加算器179を具備する。第1の入力端子171は絶対値回路15の出力側に、第2の入力端子172は値保持回路20の出力側に、出力端子173は信号選択回路18の入力側にそれぞれ接続される。
【0021】
この平滑回路17は、各サンプルタイムにおいて、現在の入力信号と1サンプルタイム前の入力信号と1サンプルタイム前の値保持回路20の出力信号とによりフィルタ演算を行い、その結果を出力端子173から出力する。このため、タイマ回路19が動作中は、値保持回路20から出力する一定の制御信号が平滑回路17に入力して平滑処理され、値保持回路20の出力信号と相関をもつので、タイマ時間HTが経過して値保持回路20がスルーになった時点の平滑回路17の出力信号とその直前の値保持回路20の出力信号とに不連続点が発生することはない。
【0022】
以上のように可変利得増幅回路13は、アタック時は利得が低減するように、リリース時は利得が増大するように制御されるが、値保持回路20の出力信号がある閾値未満のときは利得は一定に制御される。すなわち、入力音響信号のレベルが所定値を越えている場合にのみ、入力音響信号のアタック変化、リリース変化に応じて予め設定された利得特性カーブに従って利得が制御される。
【0023】
以上から、本実施の形態では、入力音響信号経路中に遅延時間DTの遅延回路12を設けたことによりアタック制御開始点APを早めることができ、特にアタック制御時間ATとの関係でAT≦DTに設定することにより、強いアタック感を解消できる。また制御経路中にリリース制御時に利得制御信号を時間HTだけ保持する値保持回路20を設けたことによりリリース制御開始点RPを遅らせることができ、特にDT≦HTに設定することにより、リリース時におけるレベル持ち上がりを解消でき、自然なレベル抑圧効果を実現できる。このように遅延時間DTは、AT≦DT≦HTに設定することが好ましい。
【0024】
[第2の実施形態]
図2は第2の実施の形態のAGC装置の構成のブロック図である。図1におけるものと同じものには同じ符号を付けた。ここでは、時定数がT1の平滑回路16の出力信号を信号選択回路18の一方の入力側に入力させると共に、時定数がT2の平滑回路17Aにも入力させ、その平滑回路17Aの出力信号を信号選択回路18の他方の入力側に入力させている。その他は図1と同じである。
【0025】
このように平滑回路17Aを接続しても、アタック時には平滑回路16の出力信号レベルが大きくなり、リリース時は平滑回路17Aの出力信号レベルが大きくなるので、図1の構成のAGC装置と同様な制御が行われる。
【0026】
[第3の実施形態]
図3は第3の実施の形態のAGC装置の構成のブロック図である。図1におけるものと同じものには同じ符号を付けた。ここでは、2個の入力端子11A,11B、その2個の入力端子11A,11Bから入力された音響信号を同じ時間DTだけそれぞれ遅延させる遅延回路12A、その遅延回路12Aの個々の出力信号を同じ利得で増幅する可変利得増幅回路13A、出力端子14A,14Bを有する。15Aは入力端子11A,11Bに入力する各音響信号の絶対値を検出しその内の最大値の信号を選択して出力する絶対値回路である。その他は図1と同じである。
【0027】
この結果、第3の実施の形態では、2チャンネルの入力音響信号の最大絶対値についてのアタック時やリリース時に可変利得増幅回路13Aの利得が第1の実施の形態のAGC装置と同様に制御される。
【0028】
[第4の実施の形態]
図4は第4の実施の形態のAGC装置の構成のブロック図である。このAGC装置は図2と図3のAGC装置を組み合わせたものであり、同様に動作する。
【0029】
[その他の実施の形態]
なお、入力音響信号は3以上であっても良く、この場合は図3又は図4の遅延回路12Aと可変利得増幅回路13Aを3チャンネル以上に対応した構成とすればよい。また、図3又は図4の絶対値回路15Aは3個以上の入力音響信号の各々の絶対値の内の最大値を出力するようにすればよい。
【0030】
【発明の効果】
以上から本発明によれば、小さな音響を大きくし大きな音響を小さくすることでダイナミックレンジをあえて狭くするように音響信号を処理する場合に効果的であり、特にアタック時における制御を早め、リリース時における制御を遅らせることにより、レベル変化時のレベル持ち上がりを防止でき、自然なレベル抑圧効果を実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態のAGC装置のブロック図である。
【図2】 第2の実施の形態のAGC装置のブロック図である。
【図3】 第3の実施の形態のAGC装置のブロック図である。
【図4】 第4の実施の形態のAGC装置のブロック図である。
【図5】 図1のAGC装置のリリース制御時の動作を示すフローチャートである。
【図6】 図1のAGC装置の平滑回路7の具体的回路のブロック図である。
【図7】 音響信号の包絡線の説明図である。
【図8】 従来のAGC装置のブロック図である。
【符号の説明】
11,11A,11B:入力端子、12,12A:遅延回路、13,13A:可変利得増幅回路、14:14A、14B:出力端子、15,15A:絶対値回路、16:平滑回路、17,17A:平滑回路、18:信号選択回路、19:タイマ回路、20:値保持回路
171,172:入力端子、173:出力端子、174〜176:乗算器、177,178:1サンプルタイム遅延器、179:加算器
51:入力端子、52:遅延回路、53:可変利得増幅回路、54:出力端子、55:絶対値回路、56,57:平滑回路、58:信号選択回路

Claims (5)

  1. 入力音響信号を遅延させる遅延手段と、該遅延手段で遅延された音響信号の利得を制御信号に応じて制御する可変利得増幅手段と、前記入力音響信号の絶対値を検出する絶対値手段と、該絶対値手段の出力信号を時定数T1で平滑する第1の平滑手段と、前記絶対値手段の出力信号を時定数T2(T2>T1)で平滑する第2の平滑手段と、前記第1および第2の平滑手段の出力信号を入力しレベルの大きい側の入力信号を選択して出力する信号選択手段とを具備し、該信号選択手段の出力信号を前記可変利得増幅手段に前記制御信号として入力させるAGC装置において、
    前記信号選択手段で前記第1の平滑手段の出力信号が選択されたとき前記信号選択手段の出力信号をそのまま通過させて前記可変利得増幅手段に前記制御信号として入力させ、前記第2の平滑手段の出力信号が選択されたとき前記信号選択手段の出力信号を保持時間だけ保持して前記可変利得増幅手段に前記制御信号として入力させると共に該保持時間が経過した後は前記信号選択手段の出力信号をそのまま通過させて前記可変利得増幅手段に前記制御信号として入力させる値保持手段を設け、
    前記遅延手段の遅延時間をDTとし、前記値保持手段の保持時間をHTとするとき、DT≦HTに設定したことを特徴とするAGC装置。
  2. 請求項1に記載のAGC装置において、
    前記入力音響信号のアタック時のアタック制御時間をATとするとき、AT≦DTに設定したことを特徴とするAGC装置。
  3. 請求項1又は2に記載のAGC装置において、
    前記第2の平滑手段は、前記値保持手段の出力信号に応じてその出力信号レベルが更新されることを特徴とするAGC装置。
  4. 請求項1、2又は3に記載のAGC装置において、
    前記入力音響信号は複数の音響信号からなり、前記遅延手段は該複数の音響信号を各々時間DTだけ遅延させ、前記可変利得増幅手段は前記遅延手段で遅延された複数の音響信号を前記値保持手段から出力する前記制御信号により利得制御し、
    前記絶対値手段は前記複数の音響信号の絶対値を各々検出し、該検出した複数の絶対値のうちの最大レベルの絶対値を出力することを特徴とするAGC装置。
  5. 請求項1、2、3又は4に記載のAGC装置において、
    前記第2の平滑手段は、前記絶対値手段の出力信号に代えて前記第1の平滑手段の出力信号を平滑して前記信号選択回路に入力することを特徴とするAGC装置。
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