JP3984642B2 - 対話支援装置 - Google Patents

対話支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3984642B2
JP3984642B2 JP2006538189A JP2006538189A JP3984642B2 JP 3984642 B2 JP3984642 B2 JP 3984642B2 JP 2006538189 A JP2006538189 A JP 2006538189A JP 2006538189 A JP2006538189 A JP 2006538189A JP 3984642 B2 JP3984642 B2 JP 3984642B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
utterance
difference
dialogue
unit
dialogue support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006538189A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2007004391A1 (ja
Inventor
研治 水谷
純幸 沖本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP3984642B2 publication Critical patent/JP3984642B2/ja
Publication of JPWO2007004391A1 publication Critical patent/JPWO2007004391A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/22Procedures used during a speech recognition process, e.g. man-machine dialogue
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/40Processing or translation of natural language
    • G06F40/58Use of machine translation, e.g. for multi-lingual retrieval, for server-side translation for client devices or for real-time translation

Description

本発明は、人と人との対話を支援する対話支援装置に関するものである。
従来、一般の人々が海外旅行などで現地の人々と対話をする際に、その異言語対話を支援することを目的として翻訳装置が開発されてきた。代表的なものとしては、例文や用例の対訳に基づく翻訳方式を、PDA(Personal Digital Assistant)などの小型の情報処理装置に実装した翻訳装置がある。そのような装置では、一般的な旅行会話をカバーするために数千以上の用例が用意されている。しかし、ユーザに所望の用例をそのリストから目視で選択させるだけでは実際の使用状況における使い勝手、すなわち、ユーザビリティに問題がある。特に、用例のリストを見るための表示部が小さく、同時に見ることができる用例の数が少ない場合は、この問題は一層顕著になる。また、翻訳装置の一般的な使用状況を想定すると、相手との対話の中で数文以上の用例を使用しなければならず、翻訳装置を介して1つの対話が完了するまでに予想以上の時間を要する。したがって、人と人との対話支援を最終目的として、大量の用例リストの中からユーザに所望の用例を速やかに選択させるための機能が必要とされている。
この問題を解決するための一方法として、見本対話モデルや会話練習履歴コーパスを利用してユーザの次の発話候補を絞り込む手法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−30187号公報
このような翻訳装置を実際に使用する場合、言語の異なる2人のユーザがそれぞれの翻訳装置を交互に利用して対話を行う。自分が相手に伝えたい内容そのままの用例が翻訳装置の中に存在すればそれを検索すればよいが、翻訳装置に用意されている用例は様々な対話場面で使用できるように短文で構成されるのが一般的である。このように用例が短文で構成されるのは、用例が長文であると文意は具体的であるが、その利用場面が著しく限定されるからである。したがって、ユーザは相手に伝えたい内容を複数の用例を順次選択することによって表現しなければならない。
しかしながら、例えば特許文献1などに記載された手法を利用して用例の選択時間を短縮することは可能であっても、ある用例の選択時刻から次の用例の選択時刻までの時間差を0にすることは不可能である。よって、実際には次に示すように、誤解や早合点による発話が増加して結果的に対話が完了するまでに要する時間が増加するという問題がある。
例えば、日本語を話すユーザAと英語を話すユーザBとが対話をする場合、空港の場所は既知であるユーザAが「空港へ行く電車は何時発ですか?」とユーザBに伝えたいときに、関連する用例として
<用例1>「空港へ行きたい。」“I want to go to the airport.”
<用例2>「電車は何時に出ますか。」“What time does the train leave?”
だけが翻訳装置に用意されているとすると、ユーザAは「空港へ行きたい。」を選択してから「電車は何時に出ますか。」を選択する。この時、ユーザBは翻訳装置から出力される用例1“I want to go to the airport.”を聞いてから、ある時間が経過して次の用例2“What time does the train leave?”を聞くことになる。ここで、ユーザBが用例1を聞いた瞬間にユーザAが空港の場所を尋ねていると判断すると、ユーザBは自分の翻訳装置で空港の場所を示す用例を検索してユーザAに伝える。しかし、ユーザAにとって空港の場所は既知であるため、ユーザAは用例2の検索を中断して自分が空港の場所を知っていることをユーザBに伝えるための用例を検索しなければならない。すなわち、用例選択にかかる時間が短縮されても、誤解や早合点による発話が増加して結果的に対話が完了するまでに要する時間が増加する。
そこで、本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、誤解や早合点による発話を低減し、速やかに対話が完了するように対話を支援することができる対話支援装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る対話支援装置は、対話を支援する対話支援装置であって、対話で使用される第1用例および第2用例を対応付けて保持する用例データベースと、ユーザの発話を受け付ける発話受付手段と、前記発話受付手段によって受け付けられた前記発話に基づいて前記用例データベースを検索することによって第1用例を選択し、選択した前記第1用例に対応する第2用例を出力する用例選択手段と、前記発話と前記用例選択手段によって選択された前記第1用例との差分を計算し、計算した前記差分を示す差分情報を出力する発話差分計算手段と、前記用例選択手段によって出力された前記第2用例と前記発話差分計算手段によって出力された前記差分情報とを相手ユーザの対話支援装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る対話支援装置によれば、差分情報によって対話の相手は自分の発話が完全に終了するタイミングを知ることができる。したがって、発話の途中で割り込むことが抑制され、対話支援装置を介した対話がスムーズに進行する。特に、親切や好意で相手の発話に即答したために対話が混乱してしまい、対話終了後に双方が不快な思いをするという現象が解消される。
本発明の実施の形態に係る対話支援装置は、対話を支援する対話支援装置であって、対話で使用される第1用例および第2用例を対応付けて保持する用例データベースと、ユーザの発話を受け付ける発話受付手段と、前記発話受付手段によって受け付けられた前記発話に基づいて前記用例データベースを検索することによって第1用例を選択し、選択した前記第1用例に対応する第2用例を出力する用例選択手段と、前記発話と前記用例選択手段によって選択された前記第1用例との差分を計算し、計算した前記差分を示す差分情報を出力する発話差分計算手段と、前記用例選択手段によって出力された前記第2用例と前記発話差分計算手段によって出力された前記差分情報とを相手ユーザの対話支援装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
これによって、言いたいこと(発話受付手段によって受け付けられた発話)のうちどの程度までが相手に対して発話されたかを相手に通知することができ、誤解や早合点による発話を低減し、速やかに対話が完了するように対話を支援することができる。
また、前記用例選択手段は、さらに、選択した前記第1用例と前記発話との差分に基づいて、前記発話に対する次の第1用例を選択してもよい。これによって、相手に発話された残りの部分についても、順次、相手に対して発話することができ、その時点における差分情報を通知することができる。
また、前記用例選択手段は、前記発話と前記第1用例との類似度合いを示す類似度を、文字、単語、または読みの文字を単位として動的計画法を用いて計算してもよい。
また、前記発話差分計算手段は、前記発話と前記用例選択手段によって選択された前記第1用例とを、文字、単語、または読みの文字によって比較して前記差分を計算してもよい。
また、前記対話支援装置は、さらに、前記相手ユーザの対話支援装置から送信される第2用例と差分情報とを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記第2用例と前記差分情報とを出力する発話出力手段とを備えてもよい。これによって、相手の言いたいことのうちどの程度までが発話されたかを知ることができ、発話に対して応答すべきであるか否かを客観的に判断することが可能になる。したがって、誤解や早合点による発話を低減し、速やかに対話が完了するように対話を支援することができる。
また、前記発話出力手段は、前記受信手段によって受信された前記差分情報を数字で表示してもよい。また、前記発話出力手段は、前記受信手段によって受信された前記差分情報を図形で表示してもよい。これによって、ユーザは差分情報を直感的に把握することが可能になり、次の発話を待つストレスが軽減される。
また、前記発話出力手段は、前記受信手段によって受信された前記差分情報を定性的な言語表現に変換し、変換した前記言語表現を出力してもよい。また、前記発話出力手段は、前記受信手段によって受信された前記差分情報に基づいてフィラーに相当する言語表現をランダムに生成し、生成した前記言語表現を出力してもよい。これによって、次の発話を待つユーザのストレスを軽減することが可能になる。
また、前記対話支援装置は、さらに、前記用例選択手段によって選択された前記第1用例の候補を前記ユーザに通知する候補通知手段と、前記第1用例の候補の中から1つの第1用例の選択指示を前記ユーザから受け付ける選択指示受付手段とを備え、前記用例選択手段は、前記発話に基づいて前記用例データベースを検索することによって前記第1用例の候補を選択するとともに、前記選択指示受付手段によって受け付けられた前記選択指示により前記第1用例を選択してもよい。
また、前記発話受付手段は、前記用例データベースが保持する前記第1用例から構築された言語モデルを用いた連続音声認識処理で前記発話を受け付ける、または、前記用例データベースが保持する前記第1用例を構成する単語に入力を限定されたキーボードから前記発話を受け付けてもよい。
また、本発明の実施の形態に係る対話支援システムは、第1対話支援装置および第2対話支援装置を用いて対話を支援する対話支援システムであって、前記第1対話支援装置は、対話で使用される第1用例および第2用例を対応付けて保持する用例データベースと、ユーザの発話を受け付ける発話受付手段と、前記発話受付手段によって受け付けられた前記発話に基づいて前記用例データベースを検索することによって第1用例を選択し、選択した前記第1用例に対応する第2用例を出力する用例選択手段と、前記発話と前記用例選択手段によって選択された前記第1用例との差分を計算し、計算した前記差分を示す差分情報を出力する発話差分計算手段と、前記用例選択手段によって出力された前記第2用例と前記発話差分計算手段によって出力された前記差分情報とを前記第2対話支援装置に送信する送信手段とを備え、前記第2対話支援装置は、前記第1対話支援装置から送信される前記第2用例と前記差分情報とを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記第2用例と前記差分情報とを出力する発話出力手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の実施の形態に係る対話支援システムは、サーバと接続される第1対話支援装置および第2対話支援装置を用いて対話を支援する対話支援システムであって、前記第1対話支援装置は、ユーザの発話を受け付ける発話受付手段と、前記発話受付手段によって受け付けられた前記発話を前記サーバに送信する送信手段とを備え、前記サーバは、対話で使用される第1用例および第2用例を対応付けて保持する用例データベースと、前記第1対話支援装置から送信された前記発話に基づいて前記用例データベースを検索することによって第1用例を選択し、選択した前記第1用例に対応する第2用例を出力する用例選択手段と、前記発話と前記用例選択手段によって選択された前記第1用例との差分を計算し、計算した前記差分を示す差分情報を出力する発話差分計算手段と、前記用例選択手段によって出力された前記第2用例と前記発話差分計算手段によって出力された前記差分情報とを前記第2対話支援装置に送信する送信手段とを備え、前記第2対話支援装置は、前記サーバから送信される前記第2用例と前記差分情報とを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記第2用例と前記差分情報とを出力する発話出力手段とを備えることを特徴とする。
なお、本発明は、このような対話支援装置として実現することができるだけでなく、このような対話支援装置が備える特徴的な手段をステップとする対話支援方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのは言うまでもない。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係る対話支援装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
対話支援装置は、人と人との対話を支援するための装置であり、図1に示すように用例データベース101、発話受付部102、用例選択部103、発話差分計算部105、送信部104、受信部106、および発話出力部107を備えている。
ここで、発話受付部102は発話受付手段に、用例選択部103は用例選択手段、候補通知手段および選択指示受付手段に、発話差分計算部105は発話差分計算手段に、送信部104は送信手段に、受信部106は受信手段に、発話出力部107は発話出力手段に、それぞれ相当する。
用例データベース101は、対話で使用される用例を保持している。発話受付部102は、ユーザの発話を受け付け、発話情報として出力する。用例選択部103は、発話情報に最も近い用例データベース101に含まれる用例を順次選択し、その用例に対応する用例を出力する。発話差分計算部105は、発話情報と用例選択部103によって選択された用例との差分を計算して差分情報を出力する。送信部104は、用例選択部103から出力される用例と差分情報を相手ユーザの対話支援装置に送信する。受信部106は、相手ユーザの対話支援装置から出力される用例と差分情報とを受信する。発話出力部107は、受信部106で受信された差分情報と用例とを出力する。なお、ユーザの送信部104と相手ユーザの受信部106、あるいは、相手ユーザの送信部104とユーザの受信部106は、用例と差分情報を直接送受信してもよいし、サーバを介して間接的に送受信してもよい。
次に、上記のように構成された対話支援装置で異言語の対話を支援する場合の構成について、さらに説明する。ユーザの母国語は日本語、相手ユーザの母国語は英語であると仮定する。
図2は用例データベース101が保持する用例の一例を示す図である。第1用例に相当する言語1は自分の母国語、第2用例に相当する言語2は相手の母国語であり、言語1と言語2の用例は対訳関係である。例えば、用例選択部103によって言語1の発話No.16の用例「空港へ行きたい」が選択されると対応する用例として言語2の“I want to go to the airport.”が出力される。
発話受付部102は、ユーザの発話を連続音声認識処理またはキーボードによって文字情報として取得し、発話情報として出力する。ここで、発話情報はユーザの発話に相当する文字列である。発話受付部102がユーザの発話を連続音声認識処理によって受け付ける場合は、言語モデルを用例データベース101が保持する用例から構築することで、音声認識精度を向上させることが可能である。また、発話受付部102がユーザの発話をキーボードから受け付ける場合は、用例データベース101が保持する言語1の用例を構成する単語に入力を限定することで、効率的に文字入力することが可能になる。
図3は用例選択部103の動作の流れを示すフローチャートである。用例選択部103は図3のフローチャートに従って発話情報に最も近い用例を順次出力する。
まず、用例選択部103は、発話受付部102から入力された発話に相当する発話情報を全発話情報Uにセットする(ステップS301)。次に、部分発話情報uにUをセットし、変換済発話情報vをクリアする。また、送信部104を通じて相手ユーザの対話支援装置のモードを受信状態に変更する(ステップS302)。用例選択部103は、部分発話情報uと用例データベース101の言語1のすべての用例との類似度を計算する(ステップS303)。ここで、用例選択部103は、類似度として例えば図4に示す動的計画法を用いて部分発話情報uと各用例との距離を計算する。この場合、距離の値が小さいほど類似度は高い。図4の動的計画法において、文の構成単位は文字または単語または読みの文字などのいずれか、あるいは、その組み合わせである。例えば、構成単位が単語でα=1の場合、文1={空港、へ、行く}と文2={空港、まで、行く}の類似度はa[3][3]=1として計算される。
次に、用例選択部103は、言語1のすべての用例の中で類似度が閾値β以下の用例を選択して用例候補Eにセットする(ステップS304)。なお、閾値βは用例データベース101が保持する用例の数と、その中で表現として類似する用例の数を考慮して決定する。そして、用例選択部103は、用例候補Eが空であるか否かを判定する(ステップS305)。この結果、用例候補Eが空でなければ(ステップS305でNo)、部分発話情報uと用例候補Eをユーザに提示し、所望の用例を選択させる(ステップS306)。そして、ユーザによって用例eが選択されると、送信部104へその対訳用例を出力する(ステップS307)。次に、用例選択部103は、部分発話情報uと変換済発話情報vの内容をv←v+uおよびu←U−vとして更新し、発話差分計算部105へ出力する(ステップS308)。そして、部分発話情報uが空であるか否かを判定(ステップS310)し、部分発話情報uが空であれば(ステップS310でYes)終了し、空でなければ(ステップS310でNo)類似度計算処理(ステップS303)に戻る。
一方、上記判定処理(ステップS305)で用例候補Eが空である場合(ステップS305でNo)、部分発話情報uに最も近い用例を用例データベース101の中から選択するために、部分発話情報uを最後尾から縮退させる(ステップS309)。ここで、縮退の単位は、文字、単語、または文節のいずれかである。例えばu=“空港へ行く電車は何時発ですか”の場合、部分発話情報uを文節の単位で縮退するのであれば、部分発話情報uは{空港へ、行く、電車は、何時発ですか}なので、u=“空港へ行く電車は”となる。次に、再び、類似度計算処理(ステップS303)に戻り、用例データベース101の言語1の各用例との類似度の計算を繰り返す。
発話差分計算部105は、全発話情報Uと変換済発話情報vに基づき、差分情報(U−v)/Uを計算して送信部104へ出力する。差分情報は、例えば全発話情報Uと変換済発話情報vの文字数、単語数、または読みの文字数で計算する。全発話情報U=“空港へ行く電車は何時発ですか”、変換済発話情報v=“空港へ行く”である場合に文字数で差分情報を計算すると(14−5)/14≒0.64となる。
送信部104は、用例選択部103から順次出力される用例データベース101の言語2の用例に、発話差分計算部105から出力される差分情報を重畳して相手の対話支援装置に送信する。送信された情報は相手の対話支援装置の受信部106で受信され、発話出力部107を通じて相手に出力される。発話出力部107は、例えばLCDなどの表示デバイスまたは音声合成処理で構成する。
以下、上記のように構成された対話支援装置で異言語の対話を支援する場合の動作について説明する。ここでは、図5に示すように観光客で母国語が日本語であるユーザ(ユーザ1)が、ホテルのフロントのスタッフで英語が母国語である相手ユーザ(ユーザ2)と対話を行う場合を例として説明する。
図6(a)、図6(b)は対話支援装置を実装したPDAを示す図である。図6(a)に示すPDA501はユーザ1が使用し、図6(b)に示すPDA502はユーザ2が使用する。各ユーザは発話入力ボタン503、504を押して音声で発話を入力する。発話が入力されると、発話受付部102によって受け付けられた発話が発話情報として表示領域505、506に表示され、用例選択部103によって用例の候補Eが表示領域507、508に表示される。用例の候補から所望の用例eが選択されると、その対訳用例が表示領域509、510に表示され、相手の対話支援装置に送信される。表示領域511および512には差分情報が表示される。マイク513と514は発話受付部102へユーザの音声を入力するマイクである。
例えば図7(a)に示すように、ユーザ1が発話入力ボタン503を押して「空港へ行く電車は何時発ですか」という発話を入力した場合、発話受付部102の音声認識処理によって発話情報「空港へ行く電車は何時発ですか」に変換され、図8(a)に示すように表示領域505に表示される。発話情報は用例選択部103に入力され、ステップ301において全発話情報U=“空港へ行く電車は何時発ですか”、ステップ302において部分発話情報u=“空港へ行く電車は何時発ですか”、変換済発話情報v=“”となり、相手ユーザのPDA502のモードを、送信部104を通じて受信状態に変更する。受信状態では表示領域701に相手ユーザの対話支援装置で最近選択された用例の対訳用例が表示され、表示領域702には相手ユーザの対話支援装置で選択されたすべての用例の対訳用例が順次表示される。なお、PDA502の受信状態は発話入力ボタン504を押して発話の入力を開始すると解除されて図6の状態に戻る。
次に、用例選択部103は、ステップ303、ステップ304、ステップ305、ステップ309で部分発話情報uを縮退させながらすべての用例との類似度を計算し、最終的に部分発話情報u=“空港へ行く”に対して用例候補E={空港へ行きたい、空港へ行く方法を教えて下さい}を得る。ステップ306において、部分発話情報uの値は表示領域505の表示に反映され、図9(a)に示すように下線801でユーザ1に対して示される。また、用例選択部103は、用例候補Eを表示領域507に表示する。図10(a)に示すようにユーザ1が所望の用例eとして「空港へ行きたい」を選択すると、ステップ307においてその対訳用例“I want to go to the airport.”が送信部104に出力される。ステップ308においてv=“空港へ行く”、u=U−v、すなわち、部分発話情報u=“電車は何時発ですか”に更新される。これらの情報は発話差分計算部105に出力され、発話差分計算部105は(U−v)/U=(14−5)/14≒0.64の差分情報を得る。得られた差分情報は表示領域511に表示され、送信部104からは対訳用例“I want to go to the airport.”と差分情報「0.64」がPDA502に送信される。PDA502の受信部106で受信されたこれらの情報は、図10(b)に示すように発話出力部107によって表示領域701、702に表示される。また、発話出力部107は、音声合成処理によって“I want to go to the airport.”に相当する音声情報をPDA502から出力する。ここで、差分情報は表示領域512に表示されるので、ユーザ2はユーザ1の言いたいことがなお64%残っていることを知ることができる。したがって、ユーザ2はユーザ1の発話がまだ半分以上伝わっていないことから、“I want to go to the airport.”だけを聞いてすぐに応答するよりも残りの発話を待つべきであると客観的に判断することが可能になり、不要な発話が抑制される。
次に、ステップ310において、部分発話情報u=“電車は何時発ですか”であるので、ステップ303に戻り、同様にステップ305で用例候補E={電車は何時に出発しますか、電車は何時に到着しますか、電車は何で遅れていますか}が得られると、図11(a)に示すようにステップ306で表示領域505、507に対してそれぞれ部分発話情報uと用例候補Eが表示される。図12(a)に示すように、同様にユーザ1が所望の用例「電車は何時に出発しますか」を選択すると、図12(b)に示すように、その対訳用例“What time does the train leave?”がPDA502から出力される。ステップ308において変換済発話情報v=“空港へ行く電車は何時発ですか”、部分発話情報u=“”に更新される。これらの情報は発話差分計算部105に出力され、発話差分計算部105は(U−v)/U=(14−14)/14=0の差分情報を得る。得られた差分情報は表示領域511に表示され、同様に表示領域512にも表示される。ユーザ2はユーザ1の言いたいことが表示領域702にすべて含まれていることを知ることができる。したがって、表示領域702に対して応答すべきであることを客観的に判断することが可能になり、必要かつ十分な発話で相手に応答することが可能になる。
なお、上記では差分情報を数値で表現する例を示したが、例えば図13(a)、図13(b)に示すような棒グラフ1201、1202、または図14(a)、図14(b)に示す円グラフ1301、1302などの図形で差分情報を表現してもよい。または、差分情報を制御パラメータとして差分情報を表現するメタファを制御してもよい。例えば図15(b)に示すような回転する砂時計1401の回転速度を差分情報に比例させることも可能である。このように差分情報を図形やメタファで表現することによって、ユーザは差分情報を直感的に把握することが可能になり、次の発話を待つストレスが軽減される。
また、図16に示すように図1に示す対話支援装置の構成に加えて表現変換部1501を備え、差分情報を言語表現でユーザに伝えてもよい。表現変換部1501は、例えば図17のような差分情報から言語表現への変換規則で構成する。図10の状態で差分情報が0.64のとき、図16の構成では差分情報は表現変換部1501の変換規則No.2によって“Wait for a minute.”に変換され、図18(b)に示すように定性的な言語表現1701で相手ユーザに伝えられる。このように差分情報を適切な言語で表現することによって、ユーザは次の発話を待つストレスが軽減される。
また、図19に示すように図1に示す対話支援装置の構成に加えてフィラーデータベース1801を備えてもよい。この場合、発話出力部107は、相手の対話支援装置から送信された差分情報が0でないときに、この差分情報を制御パラメータとして、相手の対話支援装置から次の用例が届くまでの間に、フィラーデータベース1801の中の「えーっと」「そうですね」“And please wait,”などのフィラーに相当する文を規則的に、あるいは、ランダムに生成させてもよい。図19の構成では、図11の状態のときに図20(b)に示すようにフィラーの音声がPDA502からランダムに再生される。このように次の発話が届くまでの空白の時間を適切なフィラーで聴覚的に埋めることによって、次の発話を待つユーザのストレスを軽減することが可能になる。このとき、図20に示す表示領域512への差分情報の表示は、行っても行わなくてもどちらでも構わない。
ここまでは、対話支援装置において、ユーザが日本語を話し、相手ユーザが英語を話すと仮定した場合について説明したが、以下では、ユーザが中国語を話し、相手ユーザが英語を話すと仮定した場合について説明する。ここでは、上記同様に図5に示すように観光客で母国語が中国語であるユーザ(ユーザ1)が、ホテルのフロントのスタッフで母国語が英語である相手ユーザ(ユーザ2)と対話を行う場合を例として説明する。なお、上記と同様の構成については説明を省略する。
図21は用例データベース101が保持する用例の一例を示す図である。第1用例に相当する言語1は中国語、第2用例に相当する言語2は英語であり、言語1と言語2の用例は対訳関係である。例えば、用例選択部103によって言語1の発話No.16の用例
Figure 0003984642
が選択されると対応する用例として言語2の“I want to go to the airport.”が出力される。
図22(a)、図22(b)は対話支援装置を実装したPDAを示す図である。図22(a)に示すPDA501はユーザ1が使用し、図22(b)に示すPDA502はユーザ2が使用する。各ユーザは発話入力ボタン503、504を押して音声で発話を入力する。発話が入力されると、発話受付部102によって受け付けられた発話が発話情報として表示領域505、506に表示され、用例選択部103によって用例の候補Eが表示領域507、508に表示される。用例の候補から所望の用例eが選択されると、その対訳用例が表示領域509、510に表示され、相手の対話支援装置に送信される。表示領域511および512には差分情報が表示される。マイク513と514は発話受付部102へユーザの音声を入力するマイクである。
例えば図23(a)に示すように、ユーザ1が発話入力ボタン503を押して
Figure 0003984642
という発話を入力した場合、発話受付部102の音声認識処理によって発話情報
Figure 0003984642
に変換され、図24(a)に示すように表示領域505に表示される。発話情報は用例選択部103に入力され、ステップ301において全発話情報U=
Figure 0003984642
、ステップ302において部分発話情報u=
Figure 0003984642
、変換済発話情報v=“”となり、相手ユーザのPDA502のモードを、送信部104を通じて受信状態に変更する。受信状態では表示領域701に相手ユーザの対話支援装置で最近選択された用例の対訳用例が表示され、表示領域702には相手ユーザの対話支援装置で選択されたすべての用例の対訳用例が順次表示される。なお、PDA502の受信状態は発話入力ボタン504を押して発話の入力を開始すると解除されて図22の状態に戻る。
次に、用例選択部103は、ステップ303、ステップ304、ステップ305、ステップ309で部分発話情報uを縮退させながらすべての用例との類似度を計算し、最終的に部分発話情報u=
Figure 0003984642
に対して用例候補E=
Figure 0003984642
を得る。ステップ306において、部分発話情報uの値は表示領域505の表示に反映され、図25(a)に示すように下線801でユーザ1に対して示される。また、用例選択部103は、用例候補Eを表示領域507に表示する。図26(a)に示すようにユーザ1が所望の用例eとして
Figure 0003984642
を選択すると、ステップ307においてその対訳用例“I want to go to the airport.”が送信部104に出力される。ステップ308においてv=
Figure 0003984642
、u=U−v、すなわち、部分発話情報u=
Figure 0003984642
に更新される。これらの情報は発話差分計算部105に出力され、発話差分計算部105は、文字数で差分情報を計算すると(U−v)/U=(14−4)/14≒0.71の差分情報を得る。得られた差分情報は表示領域511に表示され、送信部104からは対訳用例“I want to go to the airport.”と差分情報「0.71」がPDA502に送信される。PDA502の受信部106で受信されたこれらの情報は、図26(b)に示すように発話出力部107によって表示領域701、702に表示される。また、発話出力部107は、音声合成処理によって“I want to go to the airport.”に相当する音声情報をPDA502から出力する。ここで、差分情報は表示領域512に表示されるので、ユーザ2はユーザ1の言いたいことがなお71%残っていることを知ることができる。したがって、ユーザ2はユーザ1の発話がまだ半分以上伝わっていないことから、“I want to go to the airport.”だけを聞いてすぐに応答するよりも残りの発話を待つべきであると客観的に判断することが可能になり、不要な発話が抑制される。
次に、ステップ310において、部分発話情報u=
Figure 0003984642
であるので、ステップ303に戻り、同様にステップ305で用例候補E=
Figure 0003984642
が得られると、図27(a)に示すようにステップ306で表示領域505、507に対してそれぞれ部分発話情報uと用例候補Eが表示される。図28(a)に示すように、同様にユーザ1が所望の用例
Figure 0003984642
を選択すると、図28(b)に示すように、その対訳用例“What time does the train leave?”がPDA502から出力される。ステップ308において変換済発話情報v=
Figure 0003984642
、部分発話情報u=“”に更新される。これらの情報は発話差分計算部105に出力され、発話差分計算部105は(U−v)/U=(14−14)/14=0の差分情報を得る。得られた差分情報は表示領域511に表示され、同様に表示領域512にも表示される。ユーザ2はユーザ1の言いたいことが表示領域702にすべて含まれていることを知ることができる。したがって、表示領域702に対して応答すべきであることを客観的に判断することが可能になり、必要かつ十分な発話で相手に応答することが可能になる。
なお、上記では差分情報を数値で表現する例を示したが、例えば図29(a)、図29(b)に示すような棒グラフ1201、1202、または図30(a)、図30(b)に示す円グラフ1301、1302などの図形で差分情報を表現してもよい。または、差分情報を制御パラメータとして差分情報を表現するメタファを制御してもよい。例えば図31(b)に示すような回転する砂時計1401の回転速度を差分情報に比例させることも可能である。このように差分情報を図形やメタファで表現することによって、ユーザは差分情報を直感的に把握することが可能になり、次の発話を待つストレスが軽減される。
また、図16に示すように図1に示す対話支援装置の構成に加えて表現変換部1501を備え、差分情報を言語表現でユーザに伝えてもよい。表現変換部1501は、例えば図32のような差分情報から言語表現への変換規則で構成する。図26の状態で差分情報が0.71のとき、図16の構成では差分情報は表現変換部1501の変換規則No.2によって“Wait for a minute.”に変換され、図33(b)に示すように定性的な言語表現1701で相手ユーザに伝えられる。このように差分情報を適切な言語で表現することによって、ユーザは次の発話を待つストレスが軽減される。
また、図19に示すように図1に示す対話支援装置の構成に加えてフィラーデータベース1801を備えてもよい。この場合、発話出力部107は、相手の対話支援装置から送信された差分情報が0でないときに、この差分情報を制御パラメータとして、相手の対話支援装置から次の用例が届くまでの間に、フィラーデータベース1801の中の
Figure 0003984642
、“And please wait,”などのフィラーに相当する文を規則的に、あるいは、ランダムに生成させてもよい。図19の構成では、図27の状態のときに図34(b)に示すようにフィラーの音声がPDA502からランダムに再生される。このように次の発話が届くまでの空白の時間を適切なフィラーで聴覚的に埋めることによって、次の発話を待つユーザのストレスを軽減することが可能になる。このとき、図34に示す表示領域512への差分情報の表示は、行っても行わなくてもどちらでも構わない。
また、図35に示すように用例データベース101と発話受付部102と用例選択部103と送信部104と発話差分計算部105とによって構成される送信側と、受信部106と発話出力部107によって構成される受信側を独立した構成にしてもよい。
また、図36に示すように対話支援装置が発話受付部102と送信部104と受信部106と発話出力部107とを備え、インターネット等のネットワーク2210を介して対話支援装置と接続されるサーバが用例データベース101と用例選択部104と発話差分計算部105とを備えるシステムとして構成することも可能である。この場合、送信部104が発話情報をサーバに送信し、サーバの受信部2201が受信する。そして、サーバの送信部2202が、サーバが発話情報に基づいて特定した用例と差分情報とを相手ユーザの対話支援装置の受信部106に送信することになる。なお、サーバが発話情報に基づいて特定した用例と差分情報とを一旦ユーザの対話支援装置に送信した後、ユーザの対話支援装置から相手ユーザの対話支援装置に送信しても構わない。
また、本実施の形態では、一例として日本語と英語の場合と、中国語と英語の場合とを取り上げたが、仏語など他の言語についても同様に実施可能であり、本発明は言語に依存しない。
本発明に係る対話支援装置は、対話参加者の発話を速やかに完了させる機能を有し、携帯電話や携帯端末等の翻訳アプリケーションソフトウェア等として有用である。また公共の街頭端末や案内端末等の用途にも応用できる。さらに、同言語の対話では、定型文のチャットシステムなどの用途にも応用できる。
図1は本発明に係る対話支援装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 図2は用例データベースの一例を示す図である。 図3は用例選択部の動作を示すフローチャートである。 図4は用例選択部が類似度の計算に使用する動的計画法の一例を示す図である。 図5は本発明に係る対話支援装置が利用される場面の一例を示す図である。 図6(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図7(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図8(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図9(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図10(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図11(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図12(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図13(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図14(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図15(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図16は本発明に係る対話支援装置の他の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図17は表現変換部の一例を示す図である。 図18(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図19は本発明に係る対話支援装置の他の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図20(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図21は用例データベースの一例を示す図である。 図22(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図23(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図24(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図25(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図26(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図27(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図28(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図29(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図30(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図31(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図32は表現変換部の一例を示す図である。 図33(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図34(a)、(b)は本発明に係る対話支援装置の表示例を示す図である。 図35は本発明に係る対話支援装置の他の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図36は本発明に係る対話支援装置の他の実施の形態の構成を示すブロック図である。
符号の説明
101 用例データベース
102 発話受付部
103 用例選択部
104 送信部
105 発話差分計算部
106 受信部
107 発話出力部
501 ユーザ1のPDA
502 ユーザ2のPDA
503 発話入力ボタン
504 発話入力ボタン
505 発話情報Uおよび部分発話情報uの表示領域
506 発話情報Uおよび部分発話情報uの表示領域
507 予測候補Eの表示領域
508 予測候補Eの表示領域
509 対応する用例の表示領域
510 対応する用例の表示領域
511 差分情報の表示領域
512 差分情報の表示領域
513 発話受付部102のマイク
514 発話受付部102のマイク
701 受信状態における相手の用例の表示領域
702 受信状態における相手の用例の表示領域
801 発話情報Uにおけるuの部分を示す下線
1201 残差情報を表現する棒グラフ
1202 残差情報を表現する棒グラフ
1301 残差情報を表現する円グラフ
1302 残差情報を表現する円グラフ
1401 残差情報を表現するメタファ
1501 表現変換部
1701 言語表現に変換された残差情報
1801 フィラーデータベース

Claims (15)

  1. 対話を支援する対話支援装置であって、
    対話で使用される第1用例および第2用例を対応付けて保持する用例データベースと、
    ユーザの発話を受け付ける発話受付手段と、
    前記発話受付手段によって受け付けられた前記発話に基づいて前記用例データベースを検索することによって第1用例を選択し、選択した前記第1用例に対応する第2用例を出力する用例選択手段と、
    前記発話と前記用例選択手段によって選択された前記第1用例との差分を計算し、計算した前記差分を示す差分情報を出力する発話差分計算手段と、
    前記用例選択手段によって出力された前記第2用例と前記発話差分計算手段によって出力された前記差分情報とを相手ユーザの対話支援装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする対話支援装置。
  2. 前記用例選択手段は、さらに、選択した前記第1用例と前記発話との差分に基づいて、前記発話に対する次の第1用例を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の対話支援装置。
  3. 前記用例選択手段は、前記発話と前記第1用例との類似度合いを示す類似度を、文字、単語、または読みの文字を単位として動的計画法を用いて計算する
    ことを特徴とする請求項1記載の対話支援装置。
  4. 前記発話差分計算手段は、前記発話と前記用例選択手段によって選択された前記第1用例とを、文字、単語、または読みの文字によって比較して前記差分を計算する
    ことを特徴とする請求項1記載の対話支援装置。
  5. 前記対話支援装置は、さらに、
    前記相手ユーザの対話支援装置から送信される第2用例と差分情報とを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記第2用例と前記差分情報とを出力する発話出力手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の対話支援装置。
  6. 前記発話出力手段は、前記受信手段によって受信された前記差分情報を数字で表示する
    ことを特徴とする請求項5記載の対話支援装置。
  7. 前記発話出力手段は、前記受信手段によって受信された前記差分情報を図形で表示する
    ことを特徴とする請求項5記載の対話支援装置。
  8. 前記発話出力手段は、前記受信手段によって受信された前記差分情報を定性的な言語表現に変換し、変換した前記言語表現を出力する
    ことを特徴とする請求項5記載の対話支援装置。
  9. 前記発話出力手段は、前記受信手段によって受信された前記差分情報に基づいてフィラーに相当する言語表現を生成し、生成した前記言語表現を出力する
    ことを特徴とする請求項5記載の対話支援装置。
  10. 前記対話支援装置は、さらに、
    前記用例選択手段によって選択された前記第1用例の候補を前記ユーザに通知する候補通知手段と、
    前記第1用例の候補の中から1つの第1用例の選択指示を前記ユーザから受け付ける選択指示受付手段とを備え、
    前記用例選択手段は、前記発話に基づいて前記用例データベースを検索することによって前記第1用例の候補を選択するとともに、前記選択指示受付手段によって受け付けられた前記選択指示により前記第1用例を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の対話支援装置。
  11. 前記発話受付手段は、前記用例データベースが保持する前記第1用例から構築された言語モデルを用いた連続音声認識処理で前記発話を受け付ける、または、前記用例データベースが保持する前記第1用例を構成する単語に入力を限定されたキーボードから前記発話を受け付ける
    ことを特徴とする請求項1記載の対話支援装置。
  12. 第1対話支援装置および第2対話支援装置を用いて対話を支援する対話支援システムであって、
    前記第1対話支援装置は、
    対話で使用される第1用例および第2用例を対応付けて保持する用例データベースと、
    ユーザの発話を受け付ける発話受付手段と、
    前記発話受付手段によって受け付けられた前記発話に基づいて前記用例データベースを検索することによって第1用例を選択し、選択した前記第1用例に対応する第2用例を出力する用例選択手段と、
    前記発話と前記用例選択手段によって選択された前記第1用例との差分を計算し、計算した前記差分を示す差分情報を出力する発話差分計算手段と、
    前記用例選択手段によって出力された前記第2用例と前記発話差分計算手段によって出力された前記差分情報とを前記第2対話支援装置に送信する送信手段とを備え、
    前記第2対話支援装置は、
    前記第1対話支援装置から送信される前記第2用例と前記差分情報とを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記第2用例と前記差分情報とを出力する発話出力手段と
    を備えることを特徴とする対話支援システム。
  13. サーバと接続される第1対話支援装置および第2対話支援装置を用いて対話を支援する対話支援システムであって、
    前記第1対話支援装置は、
    ユーザの発話を受け付ける発話受付手段と、
    前記発話受付手段によって受け付けられた前記発話を前記サーバに送信する送信手段とを備え、
    前記サーバは、
    対話で使用される第1用例および第2用例を対応付けて保持する用例データベースと、
    前記第1対話支援装置から送信された前記発話に基づいて前記用例データベースを検索することによって第1用例を選択し、選択した前記第1用例に対応する第2用例を出力する用例選択手段と、
    前記発話と前記用例選択手段によって選択された前記第1用例との差分を計算し、計算した前記差分を示す差分情報を出力する発話差分計算手段と、
    前記用例選択手段によって出力された前記第2用例と前記発話差分計算手段によって出力された前記差分情報とを前記第2対話支援装置に送信する送信手段とを備え、
    前記第2対話支援装置は、
    前記サーバから送信される前記第2用例と前記差分情報とを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記第2用例と前記差分情報とを出力する発話出力手段と
    を備えることを特徴とする対話支援システム。
  14. 対話を支援する対話支援方法であって、
    発話受付手段が、ユーザの発話を受け付ける発話受付ステップと、
    前記発話受付ステップにおいて受け付けられた前記発話に基づいて、用例選択手段が、対話で使用される第1用例および第2用例を対応付けて保持する用例データベースを検索することによって第1用例を選択し、選択した前記第1用例に対応する第2用例を出力する用例選択ステップと、
    発話差分計算手段が、前記発話と前記用例選択ステップにおいて選択された前記第1用例との差分を計算し、計算した前記差分を示す差分情報を出力する発話差分計算ステップと、
    前記用例選択ステップにおいて出力された前記第2用例と前記発話差分計算ステップにおいて出力された前記差分情報とを、送信手段が相手ユーザの対話支援装置に送信する送信ステップと
    を含むことを特徴とする対話支援方法。
  15. 対話を支援するためのプログラムであって、
    ユーザの発話を受け付ける発話受付ステップと、
    前記発話受付ステップにおいて受け付けられた前記発話に基づいて、対話で使用される第1用例および第2用例を対応付けて保持する用例データベースを検索することによって第1用例を選択し、選択した前記第1用例に対応する第2用例を出力する用例選択ステップと、
    前記発話と前記用例選択ステップにおいて選択された前記第1用例との差分を計算し、計算した前記差分を示す差分情報を出力する発話差分計算ステップと、
    前記用例選択ステップにおいて出力された前記第2用例と前記発話差分計算ステップにおいて出力された前記差分情報とを相手ユーザの対話支援装置に送信する送信ステップとをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
JP2006538189A 2005-07-06 2006-06-13 対話支援装置 Expired - Fee Related JP3984642B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005197923 2005-07-06
JP2005197923 2005-07-06
PCT/JP2006/311786 WO2007004391A1 (ja) 2005-07-06 2006-06-13 対話支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3984642B2 true JP3984642B2 (ja) 2007-10-03
JPWO2007004391A1 JPWO2007004391A1 (ja) 2009-01-22

Family

ID=37604266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006538189A Expired - Fee Related JP3984642B2 (ja) 2005-07-06 2006-06-13 対話支援装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7562006B2 (ja)
JP (1) JP3984642B2 (ja)
CN (1) CN101052964B (ja)
WO (1) WO2007004391A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120239377A1 (en) * 2008-12-31 2012-09-20 Scott Charles C Interpretor phone service
KR101870729B1 (ko) * 2011-09-01 2018-07-20 삼성전자주식회사 휴대용 단말기의 번역 트리구조를 이용한 번역장치 및 방법
US9792901B1 (en) * 2014-12-11 2017-10-17 Amazon Technologies, Inc. Multiple-source speech dialog input
CN108650419A (zh) * 2018-05-09 2018-10-12 深圳市知远科技有限公司 基于智能手机的电话翻译系统

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6535842B1 (en) * 1998-12-10 2003-03-18 Global Information Research And Technologies, Llc Automatic bilingual translation memory system
JP3695191B2 (ja) * 1998-12-25 2005-09-14 日本電気株式会社 翻訳支援装置及びその方法並びにコンピュータ可読記録媒体
JP3822990B2 (ja) * 1999-01-07 2006-09-20 株式会社日立製作所 翻訳装置、記録媒体
JP2000242642A (ja) * 1999-02-18 2000-09-08 Sony Corp 翻訳処理方法及び翻訳処理装置
US6438524B1 (en) * 1999-11-23 2002-08-20 Qualcomm, Incorporated Method and apparatus for a voice controlled foreign language translation device
CN1369834B (zh) * 2001-01-24 2010-04-28 松下电器产业株式会社 语音转换设备
JP3974412B2 (ja) * 2001-01-24 2007-09-12 松下電器産業株式会社 音声変換装置
JP2003030187A (ja) 2001-07-18 2003-01-31 Nec Corp 自動通訳システム、会話学習装置、自動通訳装置及びその方法並びにそのプログラム
US7353165B2 (en) * 2002-06-28 2008-04-01 Microsoft Corporation Example based machine translation system
JP3987533B2 (ja) * 2003-03-14 2007-10-10 富士通株式会社 翻訳支援装置
CN1553381A (zh) * 2003-05-26 2004-12-08 杨宏惠 多语种对应目录式语言数据库及同步电脑互译、交流方法
JP4502615B2 (ja) * 2003-09-26 2010-07-14 日本電気株式会社 類似文検索装置、類似文検索方法、およびプログラム
GB2415518A (en) * 2004-06-24 2005-12-28 Sharp Kk Method and apparatus for translation based on a repository of existing translations

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007004391A1 (ja) 2007-01-11
JPWO2007004391A1 (ja) 2009-01-22
US7562006B2 (en) 2009-07-14
CN101052964A (zh) 2007-10-10
US20070244687A1 (en) 2007-10-18
CN101052964B (zh) 2010-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101583181B1 (ko) 응답 스티커 추천방법 및 컴퓨터 프로그램
JP4902617B2 (ja) 音声認識システム、音声認識方法、音声認識クライアントおよびプログラム
KR101857648B1 (ko) 지능형 디지털 어시스턴트에 의한 사용자 트레이닝
AU2012227212B2 (en) Consolidating speech recognition results
KR101634086B1 (ko) 감정 분석을 통한 스티커 추천 방법 및 시스템
JP3962767B2 (ja) 対話支援装置
WO2018021237A1 (ja) 音声対話装置、音声対話方法、および記録媒体
WO2006040969A1 (ja) 対話支援装置
JPWO2007055181A1 (ja) 対話支援装置
JP3984642B2 (ja) 対話支援装置
JP2010048953A (ja) 対話文生成装置
JP2018170743A (ja) 会議支援システム、会議支援方法、会議支援装置のプログラム、および端末のプログラム
JP2009529704A (ja) 移動通信端末装置を利用した通訳サービス方法
JP4103085B2 (ja) 異言語間対話処理方法およびその装置、ならびにそのプログラムと記録媒体
JP6310950B2 (ja) 音声翻訳装置、音声翻訳方法、及び音声翻訳プログラム
JP2002132291A (ja) 自然言語対話処理装置およびその方法並びにその記憶媒体
KR20050052943A (ko) 여행자용 키워드 기반 음성번역 시스템 및 그 방법
JP6110539B1 (ja) 音声翻訳装置、音声翻訳方法、及び音声翻訳プログラム
JP4041104B2 (ja) 翻訳装置
JP6198879B1 (ja) 音声翻訳装置、音声翻訳方法、及び音声翻訳プログラム
JP3983794B2 (ja) 対話支援装置
JP2017182395A (ja) 音声翻訳装置、音声翻訳方法、及び音声翻訳プログラム
KR102238973B1 (ko) 대화 데이터베이스를 이용한 대화문장 추천 방법 및 그것이 적용된 음성대화장치
JP2002297502A (ja) 電子メール作成支援方法及び携帯型情報機器並びに電子メール作成支援処理プログラムを記録した記録媒体
CN115867916A (zh) 多语言对话工具

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070706

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130713

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees