JP3984497B2 - 運搬用容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、工場内での流れ作業や物流における仕分け作業等で使用され、収容物の収容時には複数個をスタッキング状態で上下に積み上げ、空のときには複数個をネスティング状態で上下に積み重ね可能に構成された運搬用容器に関するものである。より詳しくは、収容物の名称、搬送先等を識別するための識別カードを外面に添着し、内部に収容された収容物を目視により識別可能に構成した運搬用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の運搬用容器を構成する容器本体は、有底長四角箱状をなし、対向する各一対の長側壁及び短側壁が上方ほど拡がるテーパ形状に形成されている。この容器本体の各側壁の外面には脚部が突設されるとともに、これら脚部と対応する位置で各側壁の内面にはポケットが凹設されている。
【0003】
複数の容器本体は、上下に位置する容器本体をそれぞれの脚部及びポケットが互いに同じ位置関係となるように同じ向きに配設し、下方の容器本体内に上方の容器本体を挿入することにより、ネスティング状態で上下に積み重ねられる。このとき、上方の容器本体の脚部は下方の容器本体のポケットに収容されており、容器本体が空の状態での省スペース化が図られる。
【0004】
さらに、それぞれの脚部及びポケットが互いに異なる位置関係となるように上方又は下方の容器本体を平面的に180°回転させ、上下一対の容器本体の互いの向きを逆転させて下方の容器本体上に上方の容器本体を載せることにより、複数個がスタッキング状態で上下に積み上げられる。このとき、下方の容器本体に対して上方の容器本体はその脚部で支持されており、各容器本体内には収容物を収容するための収容空間が保持される。
【0005】
また、容器本体の各側壁のうち少なくとも一側壁の外面には、前記脚部を避けるようにして添着部が設けられている。当該添着部にはクリップ、袋、板材等よりなるホルダーが接着、溶着等により取付けられている。このホルダーには収容物の名称、搬送先等が記載された識別カードが挟持、挿着、貼着等の手段により支持されており、同ホルダーを介して添着部に識別カードが添着されている。そして、添着部に添着された識別カードを視認することによって収容物の名称、搬送先等を識別できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、収容物の識別を容易かつ効率的なものとするためには、大きな識別カードを添着し、より多く、さらに大きな文字、記号、情報等を表示する必要がある。特に、識別カードにバーコードが記載されている場合、識別カードの反り、曲がりを抑え、機械の読み取り精度等を向上させるためには、できる限り広く、平坦な箇所に識別カードを添着する必要がある。しかし、上記従来の運搬用容器は添着部が脚部を避けるようにして設けられているため、同添着部よりも大きな識別カードを添着しても、識別カードの一部が脚部に接触し、反り、曲がり等が発生してしまう。従って、添着部として大きな識別カードを添着するに足るだけの十分なスペースを確保しにくいという問題があった。また、脚部が突設されていない側壁の外面に添着部を設けた場合にも、その側壁の幅一杯の長さまでしか添着部を拡げることができず、識別カードもここまでしか大きくすることができないという問題があった。
【0007】
この発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、側壁の幅を超える広い添着部を設けることができ、同添着部に大きな識別カードを平坦に添着することができる運搬用容器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の運搬用容器の発明は、底壁と上方ほど拡がるテーパ形状に形成された各一対の第1側壁及び第2側壁とから有底四角箱状に形成された容器本体を備え、第1側壁の外面に脚部を突設して同脚部で下方の容器本体に対し上方の容器本体を支持することにより、複数の容器本体をスタッキング状態で上下に積み上げられるように構成するとともに、第1側壁の内面にポケットを凹設して同ポケットに脚部を収容することにより、複数の容器本体をネスティング状態で上下に積み重ねられるように構成した運搬用容器において、前記容器本体のコーナ部に位置するように脚部を第1側壁としての長側壁の外面の側縁に配置し、当該脚部の一側面と該長側壁に隣接する第2側壁としての短側壁の外面とを略面一に形成してこれら脚部の一側面及び短側壁の外面で添着部を構成するとともに、同添着部の下半部にホルダーを取付け、前記添着部にはホルダーの側縁に沿って延びる一対の保護リブを容器本体の上下方向に延びるように突設するとともに、同保護リブは添着部からの突出量がホルダーの厚みよりも長くなるように形成され、当該ホルダーには容器本体内に収容された収容物を識別するための識別カードを支持させることにより、ホルダーを介して識別カードを添着部に添着し、前記保護リブの下端部には下方ほど短側壁の外面に接近する斜面状をなす挿入案内部が形成され、同保護リブの上端部には挿入規制部が突設され、ネスティング状態で上方の容器本体の挿入規制部を下方の容器本体の上端に接触させて下方の容器本体に対する上方の容器本体の挿入を規制するとともに、このネスティング状態で上方の容器本体の外側面と下方の容器本体の内側面との間に間隙を形成し、同間隙内にホルダーが収容されるように構成することを特徴とするものである。
【0009】
請求項2に記載の運搬用容器の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ホルダーの上端縁には肉厚部が形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を具体化した実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、運搬用容器を構成する容器本体11は、長四角板状をなす底壁12と、第1側壁及び第2側壁として同底壁12の周縁に沿って立設された各一対の長側壁13及び短側壁14とから上面を開口した有底長四角箱状に形成されている。また、各一対の長側壁13及び短側壁14は、それぞれが上方ほど僅かに拡がるテーパ形状に形成されている。そして、この容器本体11は、内部の収容空間内に機械部品等の収容物が収容された状態で運搬等されることにより使用される。
【0014】
一対の長側壁13のうち、図1中で手前側となる一方の長側壁13の外面には、その両側縁部に位置するように、脚部としての2つの第1脚部21aが上下方向に延びるように突設されている。さらに、これら第1脚部21aの間で一方の長側壁13の幅方向の中央部には、脚部としての第2脚部21が上下方向に延びるように突設されている。つまり、一方の長側壁13の外面には2つの第1脚部21aと、1つの第2脚部21とで合計3つの脚部が突設されている。
【0015】
図1中で奥側となる他方の長側壁13の外面には、その両側部に位置するように、脚部としての2つの第2脚部21が上下方向に延びるように突設されている。両長側壁13に設けられた第2脚部21は、いずれもその両側面が上方ほど拡がるテーパ形状に形成されている。また、当該第2脚部21及び前記第1脚部21aは、長側壁13を構成する壁面を外面側へ平断面コ字状に突出させることによって形成されている。そして、長側壁13の内面側で第2脚部21及び第1脚部21aの内側にはポケット22が形成されている。
【0016】
図1に示す状態で上下一対の容器本体11は、互いの第1脚部21a及び第2脚部21とポケット22とが一致した位置、つまり容器本体11同士の形状が一致した位置に配置されており、これを同形状方向の位置関係とする。この同形状方向の位置関係で複数の容器本体11をネスティング状態で上下に積み重ねることが可能となる。すなわち、同形状方向の位置関係であれば上方の第1脚部21a及び第2脚部21を下方のポケット22内に係入することが可能となる。そして、下方の容器本体11の収容空間内に上方の容器本体11を挿入することにより、複数の容器本体11がネスティング状態で小さくコンパクトに積み重ねられる。
【0017】
図1に示す状態から上方又は下方の容器本体11を平面的に180°回転させると、上下一対の容器本体11は、互いの第1脚部21a及び第2脚部21とポケット22とが一致しない位置、つまり容器本体11同士の形状が一致しない位置に配置され、これを異形状方向の位置関係とする。この異形状方向の位置関係で複数の容器本体11をスタッキング状態で上下に積み上げることが可能となる。すなわち、異形状方向の位置関係であれば、下方の容器本体11内に上方の容器本体11を挿入しようとしても、第1脚部21a及び第2脚部21はポケット22内に係入されず、これらを下方の容器本体11の上端に引っ掛けることが可能となる。そして、下方の容器本体11に対して上方の容器本体11をその第1脚部21a及び第2脚部21で支持させて載せることにより、複数の容器本体11がスタッキング状態で上下に積み上げられる。
【0018】
容器本体11の上端部には、その全体に渡って延びるように環状に形成された第1フランジ31が横方向(水平方向)へ突設されている。また、同第1フランジ31のやや下方には、第1フランジ31と平行に延びるように略環状に形成された第2フランジ32が横方向(水平方向)へ突設されている。前記第1フランジ31の上面には、スタッキング状態で上方の第1脚部21a及び第2脚部21と対応する位置に係合溝23が凹設されている。同係合溝23にはスタッキング状態で上方の第1脚部21a及び第2脚部21の下端が収容され、係合されるように構成されており、第1脚部21a及び第2脚部21と係合溝23との係合関係により、スタッキング状態での容器本体11同士の横方向への位置ずれが抑制される。
【0019】
図1、図2及び図4に示すように、一方の長側壁13の外面で両側縁部に配置された一対の第1脚部21aは、容器本体11のコーナ部に位置している。そして、各第1脚部21aの一側面である外側面21bは、一方の長側壁13に隣接する一対の短側壁14の外面14aとそれぞれ面一になるように形成されている。なお、第1脚部21aは、その外側面21bと短側壁14の外面14aとの境界にごく僅かな段差、凹凸等を有する略面一になるように形成してもよい。
【0020】
これら短側壁14の外面14aと第1脚部21aの外側面21bとにより、添着部51が構成されている。同添着部51は、その横幅が底壁12の短側縁の長さよりも長くなる、つまり短側壁14の内面の横幅よりも幅広となるように形成されている。この添着部51にはホルダー52が取付けられるとともに、ホルダー52に識別カード54が支持されることにより、当該ホルダー52を介して添着部51に識別カード54が添着されている。なお、各図中では一方しか示されていないが、添着部51は一対の短側壁14の両方に設けられている。
【0021】
図4及び図6(a)に示すように、前記ホルダー52は、合成樹脂製の横長四角状をなすシート材をその内面の両側縁及び下端縁で添着部51に接着、溶着等することにより、上方に開口する袋状に形成されている。このホルダー52は、添着部51と比較してほぼ等幅で高さが半分程度のサイズとなるように形成されおり、添着部51の下半部に貼着されている。従って、添着部51に取付けられた状態でホルダー52の幅方向の中央を通る第1中央線C1は、容器本体11の幅方向の中央を通る第2中央線C2から距離Wだけ第1脚部21a側へ位置ずれしている。なお、この距離Wは、長側壁13の外面からの第1脚部21aの突出量にほぼ相当する。
【0022】
前記識別カード54は、紙、合成樹脂製のシート、フィルム等からなり、その表面には収容物の種類、搬送先、重量、納期等の識別情報がバーコード、文字、記号等により記載されている。この識別カード54は、ホルダー52と比較して若干幅狭で縦長のサイズとなるように形成されており、ホルダー52の開口からその内部に差し込まれることにより、その上部をホルダー52の開口からはみ出させた状態で支持されている。そして、識別カード54の使用時において、容器本体11は、例えばコンベア等により分別、搬送される際に識別情報が読み取られ、その情報に基づいて仕分けされるようになっている。また、不使用時の識別カード54は添着部51のホルダー52から引き抜かれ、破棄又は保存されるようになっている。
【0023】
上記のように識別カード54から識別情報を読み取るため、ホルダー52は透明材料又は半透明材料で形成することが好ましい。また、図5(a)に示すように、当該ホルダー52の上部には、シート材の上端部を内方へ折り返し、その端部をシート材の内面に貼着することにより、肉厚部53が形成されている。同肉厚部53を設けることにより、識別カード54をホルダー52へ差し込みやすくすることができるとともに、ホルダー52はその開口部分の耐久性が向上されて識別カード54を抜き差しする際の破損の発生が抑えられている。また、ネスティング状態で容器本体11を積み重ねるとき、他の容器本体11に対してホルダー52は、肉厚部53を設けた箇所の外面を主に擦らせる。従って、ホルダー52は、肉厚部53を設けた以外の箇所、特に下半部を擦らせにくくなっており、擦過傷等がほとんど形成されず、ホルダー52の透明性が維持される。
【0024】
加えて、同肉厚部53はシート材を内方へ折り返して形成されており、外方へ折り返されたものと比較し、容器本体11をネスティング状態で積み重ねるとき、下方の容器本体11に上方のホルダー52が引っ掛かることを抑制することができる。さらには、同肉厚部53が設けられた箇所は、ホルダー52の他の箇所と比較して剛性が向上している。従って、当該肉厚部53で識別カード54を短側壁14へ押さえ付けることができ、識別カード54の脱落、抜け等といった不具合の発生を防止することができる。
【0025】
図4及び図6(a)に示すように、前記添着部51には一対の保護リブ55が上下方向に延びるように突設されている。これら保護リブ55のうち、一方の保護リブ55は短側壁14の外面14a上において、第2脚部21側の側縁部に配設されている。また、他方の保護リブ55は第1脚部21aの外側面21b上に配設されている。つまり、一対の保護リブ55が添着部51の両側縁部にそれぞれ配設されることにより、添着部51上には広く平坦なスペースが設けられている。そして、ホルダー52は、この広く平坦なスペースである両保護リブ55の間で、その側縁が保護リブ55の内側縁にほぼ重なるように配置されている。
【0026】
これら保護リブ55は、容器本体11をネスティング状態とする際、ホルダー52を下方の容器本体11の内面への摺接から保護するように機能している。すなわち、保護リブ55の添着部51からの突出量は、添着部51に取付けられた状態のホルダー52の厚みと同じか、これよりも長くなるように形成されている。保護リブ55の突出量がホルダー52の厚みよりも短い場合、保護リブ55は、ホルダー52を下方の容器本体11の内面への摺接から十分に保護することができなくなる。さらに、保護リブ55の上下方向の長さは、ホルダー52の上下方向の長さと同じか、これよりも長くなるように形成されている。この実施形態で保護リブ55は、ホルダー52のみならず、これに支持された識別カード54をも保護することができるように、第2フランジ32の下面から容器本体11のほぼ下端縁まで形成されている。
【0027】
図6(a),(b)に示すように、保護リブ55の下端部には下方ほど短側壁14の外面に接近する斜面状をなす挿入案内部58が形成されている。そして、同挿入案内部58を形成することにより、容器本体11をネスティング状態で積み重ねるとき、保護リブ55の下端部が、容器本体11の上端縁等への引っ掛かりが防止される。また、ホルダー52よりも上方に位置するように、保護リブ55の上端部には挿入規制部として四角板状に形成された規制片56が横方向(水平方向)へ突設されている。
【0028】
当該規制片56は、複数の容器本体11をネスティング状態で積み重ねる際、その下端を第1フランジ31の上面に接触させるように構成されている。この状態で上方の容器本体11は下方の容器本体11に対し、その収容空間へ完全に挿入されることなく、上方の容器本体11の外側面が下方の容器本体11の内側面から離間した状態で規制片56により支持されている。従って、上方の容器本体11の短側壁14と下方の容器本体11の短側壁14との間には間隙57が形成されている。そして、前記ホルダー52は、複数の容器本体11をネスティング状態で積み重ねたとき、該間隙57内に収容される。
【0029】
次に、上記運搬用容器の作用について説明する。
この運搬用容器を使用するときには、容器本体11の収容空間内に収容物が収容された後、図4に示されるように、添着部51に識別カード54が添着される。同添着部51に識別カード54を添着するときには、まずホルダー52の上端縁に設けられた開口に識別カード54の下端部を挿入し、そのまま同識別カード54を下方(ホルダー52の内奥)へ向かって押し込む。すると、識別カード54がホルダー52によって支持され、同ホルダー52を介して添着部51に添着される。
【0030】
この添着部51は、短側壁14の外面14aと第1脚部21aの外側面21bとを面一に形成することにより、短側壁14の横幅を超えて広く形成されている。さらに、同添着部51上には保護リブ55しか突設されておらず、またこれら保護リブ55も添着部51の側縁に配設されているため、広く平坦な添着部51に識別カード54は反り、曲がり等を発生させることなく、平坦に添着される。そして、識別カード54に記載された識別情報に基づき仕分けされた容器本体11は、複数個がスタッキング状態で上下に積み上げられ、搬送、保管等される。
【0031】
一方、収容物が取り出され、空の状態とされた後は、図1に示されるように、複数の容器本体11がネスティング状態で上下に小さくコンパクトに積み重ねられ、返送、保管等される。このとき、容器本体11はホルダー52の有無を全く気にかける必要なく、積み重ねられる。
【0032】
すなわち、図6(b)に示されるように、添着部51上には保護リブ55が突設されており、同保護リブ55の突出量がホルダー52の厚みより長いため、ネスティング状態とするときにホルダー52の容器本体11の内側面への摺接が防止される。さらに、保護リブ55は容器本体11の挿入方向と同方向、つまり上下方向に延びるように設けられているため、容器本体11の挿入が完了するまで常にホルダー52を保護する。また、複数の容器本体11がネスティング状態を維持する状態で、各容器本体11の短側壁14間には規制片56により間隙57が形成される。ホルダー52及び識別カード54は同間隙57内に収容されるため、容器本体11との接触以外の理由による傷付きからも保護される。
【0033】
上記実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 実施形態の運搬用容器を構成する容器本体11は、第1脚部21aを容器本体11のコーナ部となる長側壁13の外面の側縁に配置することにより、短側壁14の外面14aと第1脚部21aの外側面21bとが面一になるように形成されている。そして、これら外面14aと外側面21bとにより、識別カード添着構造の添着部51を構成し、同添着部51にホルダー52を介して識別カード54が添着されている。すなわち、この運搬用容器は、複数の容器本体11をスタッキング状態で積み上げるための脚部を長側壁13のみに設けることにより、短側壁14の外面14aを凹凸を有さない平坦面とすることができる。さらに、同外面14aと第1脚部21aの外側面21bとが面一とされることにより、添着部51として、その横幅が短側壁14の横幅を超える広いスペースを確保することができる。従って、短側壁14の横幅を超える広い添着部51を設けることができ、同添着部51に大きな識別カードを平坦に添着することができる。
【0034】
・ また、識別カード54を支持するため、添着部51に取付けられるホルダー52は、上方に開口する袋状に形成されている。このため、ホルダー52の大きさを超えるような大きな識別カード54であっても、実施形態で示したように、その開口から識別カード54の一部がはみ出すように差し込むことにより、安定して支持することができる。従って、ホルダー52より大きな識別カード54を安定して支持することができる。さらには、当該ホルダー52はシート材を添着部51に接着して形成されている。このため、同ホルダー52を簡易に形成することができるとともに、添着部51に取付けた状態でホルダー52の厚みを薄くすることができ、大きな識別カード54を支持可能なホルダーを容器本体11の収容空間を犠牲にすることなく設けることができる。
【0035】
・ また、容器本体11の上部にはホルダー52よりも上方に位置するように、挿入規制部としての規制片56が突設されている。同規制片56は、複数の容器本体11をネスティング状態で積み重ねる際、その下端を第1フランジ31の上面に接触させる。これにより、ネスティング状態の上方の容器本体11は下方の容器本体11に対し、完全に挿入されることなく、その外側面を下方の容器本体11の内側面から離間させた状態で規制片56により支持される。このため、ネスティング状態で積み重ねられた容器本体11の短側壁14同士の間には間隙57が形成されている。そして、ネスティング状態にあるホルダー52は、この間隙57内に収容されている。従って、ネスティング状態でホルダー52が容器本体11の外方へ露出されず、ネスティング状態におけるホルダー52の破損を防止することができる。さらに、ネスティング状態で間隙57が形成されるため、ネスティング状態とするときに短側壁14同士の間に余裕を持たせることができ、ホルダー52の他の容器本体11の内側面への摺接を抑制することができる。加えて、両短側壁14が上方ほど拡がるテーパ形状に形成されるとともに、ホルダー52を添着部51の下部に取付けたことにより、ネスティング状態とするときの余裕をさらに拡げることができ、ホルダー52の他の容器本体11の内側面への摺接を効果的に抑制することができる。
【0036】
・ また、添着部51には保護リブ55がホルダー52の両側縁に沿って延びるように突設されている。同保護リブ55は、添着部51からの突出量が添着部51に取付けられた状態のホルダー52の厚みよりも長くなるように形成されている。従って、ネスティング状態とするとき、ホルダー52の周縁部分が他の容器本体11に引っ掛かり、ネスティング時におけるホルダー52が破損することを防止することができる。加えて、当該保護リブ55は、ネスティング状態とするときの容器本体11の挿入方向に沿うように、上下方向に延びている。このため、容器本体11の挿入開始から、挿入が完了しネスティング状態となったときまで、常にホルダー52を保護することができ、ネスティング時におけるホルダー52の破損を確実に防止することができる。
【0037】
・ また、実施形態の運搬用容器は、上下一対の容器本体11を異形状方向の位置関係で配設した場合にはスタッキング状態となり、同形状方向の位置関係で配設した場合にはネスティング状態となるように構成されている。このように構成した場合、第1脚部21a及び第2脚部21の内側にそれぞれに対応するポケット22を設けることができる。このため、第1脚部21a及び第2脚部21とポケット22を容器本体11の高さと同じ高さに形成することができる。従って、ネスティング状態でのさらなる省スペース化を図ることができる。
【0038】
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記ホルダー52の上端に設けられた肉厚部53はシート材を折り返して形成することに限らず、例えば図5(b)に示されるように、シート材52aの内面上端に断面楕円状をなす貼着部材52bを貼り付けて肉厚部53を形成してもよい。あるいは、図5(c)に示されるように、帯状をなす基材52cと同基材52cの内面に突設された断面半円状をなす凸部52dとから形成された貼着部材52bをシート材52aの内面上端に貼り付けて肉厚部53を形成してもよい。
【0039】
・ 実施形態では一対の短側壁14のそれぞれに添着部51を設けたが、これに限らず、いずれか一方の短側壁14のみに添着部51を設けてもよい。さらには、いずれか一方の短側壁14のみに添着部51を設ける場合、例えば添着部51が上下で揃うように容器本体11を積んだ場合に複数の容器本体11をスタッキング状態又はネスティング状態とすることができる等のように構成してもよい。つまり、当該添着部51、ホルダー52、識別カード54等を複数の容器本体11がスタッキング状態及びネスティング状態のいずれの位置関係にあるかを判別するための判別手段として用いてもよい。
【0040】
・ 実施形態では第2側壁を短側壁14として同短側壁14に添着部51を設けたが、第2側壁を長側壁13として同長側壁13に添着部を設けてもよい。この場合、第1側壁が短側壁14となり、スタッキング状態とするときに容器本体11を支持するための脚部は短側壁14の外面に突設される。加えて、長側壁13に添着部を設ける場合、一対の長側壁13のうち少なくとも一方に添着部を設ければよい。
【0041】
・ ホルダー52は、シート材を2つ折りする等して袋状に形成してもよい。あるいは、ネスティング状態で各短側壁14の間に形成される間隙57に収容可能な程度の薄さを有するのであれば、クリップ状、板状等に形成してもよい。
【0042】
・ 挿入規制部は規制片56であることに限定されず、例えば第2フランジ32を下方にずらし、同第2フランジ32の下面を下方の第1フランジ31の上面に接触させることにより、下方の容器本体11に対する上方の容器本体11の挿入を規制するように構成してもよい。また、規制片56は短側壁14に設けられることに限定されず、長側壁13に設けてもよい。
【0043】
・ 容器本体11が空のときにはネスティング状態で積み重ねることができ、収容物が収容されているときにはスタッキング状態で積み上げることができるのであれば、第1脚部21a及び第2脚部21よりなる脚部は実施形態のものに限定されず、その数、位置等を適宜変更してもよい。例えば、ネスティング状態から容器本体を平面的に180゜回転させたときにスタッキング状態となる運搬用容器としては、次のようなものが挙げられる。すなわち、この運搬用容器は、容器本体を平面から見たときの中心点を対称点として、脚部とこれを収容するポケットとが点対称の位置関係となるように配設される。この場合、容器本体同士の形状が一致しない異形状方向の位置関係でネスティング状態での積み重ねが可能であり、容器本体同士の形状が一致した同形状方向の位置関係でスタッキング状態での積み上げが可能となる。
【0044】
他に、容器本体を平面的に180゜回転させることなく、ネスティング状態とスタッキング状態とを選択可能な運搬用容器としては、次のようなものが挙げられる。すなわち、この運搬用容器は、実施形態のように各脚部とそれぞれを収容するポケットとが側壁の同一位置で外面側と内面側とに設けられることに加え、各脚部同士が容器本体を平面から見たときの中心点を対称点として点対称の位置関係となるように配設される。さらに、対向する一対の側壁の上端には、それぞれの上端縁に沿って延びるように棒材よりなるハンドル、板材よりなるスライド板等の挿入規制部材が容器本体の内方側及び外方側へ回動可能に取り付けられている。そして、挿入規制部材が容器本体の内方側へ回動されたとき、同挿入規制部材に上方の容器本体が引っ掛かって下方の容器本体への挿入が規制されることにより、スタッキング状態とされる。一方、挿入規制部材が容器本体の外方側へ回動されたとき、上方の容器本体を下方の容器本体内へ挿入することができるようになり、ネスティング状態とされる。
【0045】
・ 実施形態では添着部51に1つのホルダー52のみを設けたが、これに限らずホルダー52を2つ以上取付け、1つの添着部51に複数枚の識別カード54を添着してもよい。この場合、ホルダー52は添着部51と必ずしも等幅に形成する必要はなく、広い添着部51を有効に活用できるのであれば、添着部51の半分の幅等としてもよい。
【0046】
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1) 下方の容器本体に対して上方の容器本体を互いの形状が一致しない異形状方向の位置関係で配設したとき、脚部で下方の容器本体に対し上方の容器本体を支持することにより、複数の容器本体をスタッキング状態で上下に積み上げられるように構成するとともに、下方の容器本体に対して上方の容器本体を互いの形状が一致しない同形状方向の位置関係で配設したとき、ポケットに脚部を収容することにより、複数の容器本体をネスティング状態で上下に積み重ねられるように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運搬用容器。このように構成した場合、ネスティング状態で積み重ねられた運搬用容器のさらなる省スペース化を図ることができる。
【0047】
(2) 前記第2側壁の一方の側縁のみで第2側壁の外面と脚部の一側面とが面一となるように形成し、添着部を第2側壁の外面上から一方の側縁方向へ拡げることにより、ホルダーはその幅方向の中央が第2側壁の幅方向の中央から一方の側縁方向へ位置ずれした状態で取付けられることを特徴とする(1)に記載の運搬用容器。このように構成した場合、ネスティング状態で積み重ねられた運搬用容器のさらなる省スペース化を図りながら、添着部の拡大を図ることができ、大きなホルダーを取付けることができる。
【0048】
(3) 前記ホルダーをシート材から形成するとともに、当該ホルダーの開口縁部にはシート材を内方へ折り返して重ねることによって形成した肉厚部を設けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運搬用容器。このように構成した場合、ネスティング状態で積み重ねるときに下方の容器本体に上方のホルダーが引っ掛かることを抑制することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、側壁の幅を超える広い添着部を設けることができ、同添着部に大きな識別カードを平坦に添着することができる。加えて、ネスティング状態とするときにホルダーの周縁部分が他の容器本体に引っ掛かり、破損することを防止することができる。さらに、挿入案内部により、容器本体をネスティング状態で積み重ねるとき、保護リブの下端部が、容器本体の上端縁等への引っ掛かりが防止されるとともに、挿入規制部により、ネスティング状態の上方の容器本体は下方の容器本体に対し、完全に挿入されることなく、その外側面を下方の容器本体の内側面から離間させた状態で支持される。
【0051】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、肉厚部を設けることにより、識別カードをホルダーへ差し込みやすくすることができるとともに、ホルダーはその開口部分の耐久性が向上されて識別カードを抜き差しする際の破損の発生が抑えられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複数の容器本体を積み重ねる状態を示す分解斜視図。
【図2】 容器本体の底面図。
【図3】 容器本体の一部を破断した側面図。
【図4】 容器本体の正面図。
【図5】 (a)は図4の5−5線における断面図、(b)はホルダーの肉厚部の別形態を示す断面図、(c)はホルダーの肉厚部の別形態を示す断面図。
【図6】 (a)は容器本体にホルダーを取付ける状態を示す断面図、(b)は容器本体をネスティング状態で積み重ねた状態を示す断面図。
【符号の説明】
11…容器本体、12…底壁、13…第1側壁としての長側壁、14…第2側壁としての短側壁、14a…外面、21a…脚部としての第1脚部、21b…一側面としての外側面、22…ポケット、51…添着部、52…ホルダー、54…識別カード、55…保護リブ、56…挿入規制部としての規制片、57…間隙。
Claims (2)
- 底壁と上方ほど拡がるテーパ形状に形成された各一対の第1側壁及び第2側壁とから有底四角箱状に形成された容器本体を備え、第1側壁の外面に脚部を突設して同脚部で下方の容器本体に対し上方の容器本体を支持することにより、複数の容器本体をスタッキング状態で上下に積み上げられるように構成するとともに、第1側壁の内面にポケットを凹設して同ポケットに脚部を収容することにより、複数の容器本体をネスティング状態で上下に積み重ねられるように構成した運搬用容器において、
前記容器本体のコーナ部に位置するように脚部を第1側壁としての長側壁の外面の側縁に配置し、当該脚部の一側面と該長側壁に隣接する第2側壁としての短側壁の外面とを略面一に形成してこれら脚部の一側面及び短側壁の外面で添着部を構成するとともに、同添着部の下半部にホルダーを取付け、前記添着部にはホルダーの側縁に沿って延びる一対の保護リブを容器本体の上下方向に延びるように突設するとともに、同保護リブは添着部からの突出量がホルダーの厚みよりも長くなるように形成され、当該ホルダーには容器本体内に収容された収容物を識別するための識別カードを支持させることにより、ホルダーを介して識別カードを添着部に添着し、前記保護リブの下端部には下方ほど短側壁の外面に接近する斜面状をなす挿入案内部が形成され、同保護リブの上端部には挿入規制部が突設され、ネスティング状態で上方の容器本体の挿入規制部を下方の容器本体の上端に接触させて下方の容器本体に対する上方の容器本体の挿入を規制するとともに、このネスティング状態で上方の容器本体の外側面と下方の容器本体の内側面との間に間隙を形成し、同間隙内にホルダーが収容されるように構成することを特徴とする運搬用容器。 - 前記ホルダーの上端縁には肉厚部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の運搬用容器。
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