JP3984279B2 - 加水素水の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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本発明は、加水素水の製造方法及び製造装置に関する。
ヒトを含む哺乳動物(以下「生体」という)の体内には種々の酸化還元系が存在し、またその中の多くは相互に共役して生体内酸化還元反応に関与している。生体内酸化還元系の酸化還元電位は、反応の自由エネルギー変化および平衡定数と直接に関係しており、これらの反応の方向を予言するのに役立つものである。
哺乳動物の臓器、或いは生体内反応の酸化還元反応は電位が低く、通常−100mV〜−400mVの範囲であり、そのpHは3〜7の範囲である。体液の酸化還元電位が高くなると活性酸素が滞留し易く、器官に障害が出てくると云われている。とくに、腸内微生物が活発に活動して栄養成分を消化吸収する腸内は、嫌気性の還元雰囲気に維持されている必要がある。
たとえば、生体内における、「酢酸+CO+2H/α−ケトグルタル酸反応」の酸化還元電位は−673mV、「酢酸+CO/ピルビン酸反応」の酸化還元電位は−699mV、「酢酸+2H/アセトアルデヒド反応」の酸化還元電位は−581mV、フェレドキシンの酸化還元電位は−413mV、「キサンチン+H/ヒポキサンチン+HO」の酸化還元電位は−371mV、「尿酸+H/キサンチン+H2O」の酸化還元電位は−360mV、「アセト酢酸+2H/β−ヒドロキシ酪酸反応」の酸化還元電位は−346mV「シスチン+2H/2システイン反応」の酸化還元電位は−340mVである。
このように生体内における酵素、補酵素、代謝関連物質の反応は、酸化還元電位が低い環境下にある。また、酸化還元電位が低い水、または食品は、身体を酸化させる活性酸素や、1個又はそれ以上の不対電子を有する分子或いは原子、即ち、フリーラジカルを分離、消去する作用があって、SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)という活性酸素消去酵素の反応を促進させると云われている。
酸化還元反応を始めとする体内の代謝反応の場を提供しているのが、体液である。体液は生体のほぼ60%を占めている。体液は、水を中心として、電解質、タンパク質等を重要な構成要素としている。これが、酸化還元電位が低い水が生体内にとって有効な理由である。
ところで、水道水の酸化還元電位は+400〜+800mV、pHが6.5〜8の範囲である。従って、水道水は、酸化還元電位が−100mV〜−400mVの範囲の生体臓器とバランスがとれないと考えられる。
現在、酸化体と還元体の混合状態にある水、たとえば水道水の酸化還元電位をマイナスにする方法として、たとえば電気分解法、高周波電流印加法等幾つか提案されている。然しながら、いずれも酸化還元電位の値とpHのバランスが、生体内酸化還元反応の観点から、理想的な方法ではなかった。
生体反応の中には、酸化還元反応を伴う反応が多く、代謝反応等に極めて重要な役割を担っている。また、生体に限らず、酸化体と還元体を含んだ系(溶液)において、白金のようにそれ自体は酸化還元反応に関与しない不活性な電極を、その溶液に浸すと、電極間に電位差が現れる。この電位差が、酸化還元電位(Oxidation−Reduction Potential=ORP)で、単位はmVで表される。今、ある物質の酸化体の活量を[Ox]、還元体の活量を[Red]と表すと、両者の混合状態は、式(1)で表される。
[Ox]+ne→[Red] (1)
式(1)において、eは電子、nは移動する電子数である。
式(1)で表した電極反応式の酸化還元電位(EmV)は、ネルンスト(Nernst)の式(2)で表される。
E=E+(RT/nF)ln[Ox]/[Red] (2)
式(2)において、Rは気体定数(8.31Jmol−1−1)、Tは絶対温度(K)、Fはファラデー定数(96406JV−1)である。Eは、[Ox]=[Red]の時の標準酸化還元電位である。
式(2)において、ln[Ox]/[Red]は、自然対数である。従って、分母、即ち[Red]を、分子、即ち[Ox]より、極端に大きくすればするほど、酸化還元電位Eのマイナス(−)値を大きくすることができることになる。即ち、理論的には、還元体[Red]の活量を、酸化体[Ox]の活量より大きくすればするほど、酸化還元電位をマイナス(−)値にすることができる。
つまり、酸化体と還元体の混合状態にある原料水に水素を吹き込んで原料水の酸化還元電位をマイナス電位に低下させる方法においては、還元体[Red]の活量を、酸化体[Ox]の活量より大きくすることが重要となる。この場合、酸化体と還元体の混合状態にある原料水を、シリカ系石英斑岩に金属を担持させた還元触媒と接触させながら水素を吹き込むと、効率が良くなるので好ましい。
本発明者らは、上述した理論的背景のもとに、これまでにも幾つかの水素水製造装置等を開発している(特許文献1)。
特許文献1には、「反応槽と、反応槽に水密結合された原料水供給系パイプと、反応槽に水密結合された減圧系パイプと、反応槽に水密結合された水素供給系パイプと、反応槽に水密結合された生成水取出し系パイプから構成される水素水製造装置であって、(イ)反応槽が、透孔を有する仕切り板を介して少なくとも2個の上部チャンバと下部チャンバに分割されていて、仕切り板の上に還元触媒を載置したこと、(ロ)原料水供給系パイプが、原料水供給源に水密結合されていて、反応槽の上部チャンバ内に導入される先端に散水ノズルを具備していること、(ハ)減圧系パイプが、減圧装置に水密結合されていて、反応槽の上部チャンバ内に導入されていること、(ニ)水素供給系パイプが、水素供給装置に水密結合されていて、反応槽の下部チャンバの底部に水密結合されていること、(ホ)生成水取出し系パイプが、反応槽の下部チャンバの底部に水密結合されていることを特徴とする水素水製造装置。」が開示されている。
ところで、近年微細気泡の研究と、その用途開発が盛んに行われてきている。マイクロバブルは、直径が10〜数10μmの微細な気泡と定義されている。通常、水中で発生或いは形成される気泡の直径は数ミリ程度であるが、マイクロバブルはその1/100以下であるという特徴を活かした用途が開発されている。即ち、マイクロバブルは、液体中への吸収効率が高い、均一性と分散性に優れている、生体の生物活性を高める、超音波を当てると70℃程度までに発熱する等の特性を活かして、癌の診断や治療等に応用されている。具体的には、国立徳山工業高等専門学校土木建築学科大成博文教授の指導の下に、マイクロバブルによる酸素供給と殺菌作用により養殖カキの成長促進、夏カキの出荷、水質浄化等が報告されている。
特開2005−177724号
そこで、本発明においては加水素水の製造方法及び製造装置に関し、前記従来の課題を解決するもので、前記特許文献1に開示した水素水に大量の微細気泡を含有させることにより、かかる加水素水の産業上の用途を拡大させるべく、大量の微細気泡を含有させた加水素水の製造方法及び製造装置を提供することを目的とするものである。
本発明の加水素水は、水素を大量に含み、酸化還元電位を−400mV以下に、pHを7より僅かに高く維持し、水素ガスをミリバブル、マイクロバブル、およびマイクロナノバブルまで広範な直径の微細気泡として大量に含んでいるものである。
ここで、微細気泡に関して、発生期のバブルの直径がミリ単位のものをミリバブル、10〜数10マイクロメートルの範囲のものをマイクロバブル、数100ナノメートル〜10マイクロメートルの範囲のものをマイクロナノバブル、数100ナノメートル以下のものをナノバブルと分類することがある。本発明でも、この分類を一部採用した。すなわち、本発明の加水素水は、発生期において、直径が0.12mm以下のミリバブルからマイクロバブル、およびマイクロナノバブルまで広範な直径の水素ガスの気泡を含んでいることを特徴とする
本発明者らは、課題を解決するための手段を策定するに当たって、(1)原料水に所定の量の水素ガスを確実に吹き込むこと、(2)原料水に含有する水素ガスを所定の直径を有する微細気泡とすること、(3)バッチ式ではなく、連続式で加水素水を製造すること、(4)広い設置場所を必要とせず、必要に応じてシャワーのように可動性があり、簡便に取り扱うことができること、を検討した。
その結果、本発明の加水素水の製造装置の基本的な構成を、両端開口状に形成された管体と、前記管体の一方の端部に形成され、原料水を高圧で供給する原料水供給系と、前記管体に水密結合され、前記原料水供給系から供給された原料水に対して、ほぼ直角に水素を供給する水素供給系と、前記管体内において前記水素供給系の下流に管体の長手方向に形成され、原料水供給系から管体に供給された原料水と、水素供給系から管体に供給された水素の混合流体を拡散させるための拡散室と、前記拡散室に充填され、所定の孔径を有し、供給された原料水と水素との混合流体を通過させるための多孔質要素と、前記管体の他方の端部に形成され、前記多孔質要素を通過した原料水と水素との混合流体を排出する排出口とを具備してなり、前記管体を、隣接する前記原料水供給系と排出口とを接続して、長手方向に沿って略直線状に複数配設し、一の管体の排出口から排出された原料水と水素との混合流体を、隣接する管体の原料水供給系から管体内に高圧で供給し、隣接する管体の拡散室で水素と混合させた後に、多孔質要素に通過させて拡散させることで、水素ガスの微細気泡を多量に含有する加水素水を連続して製造する構成とすることとした。
本発明の加水素水の製造装置の主要部材は、断面が主として円形、或いは角形の管体である。管体の材料は、炭素綱、ステンレススティール等金属が好ましいが、その他負圧に耐える強度を有するガラス、プラスチック、セラミックス、ゴム、あるいはこれらを組合せたものでもよい。
管体の一方の端部には水の噴射口となる開口部が形成されていて、原料水を高圧で供給する原料水供給系が水密結合されている。原料水供給系は、水圧が0.1〜0.5MPaの水供給施設、通常は水道水と連結し、その中間にポンプを連結する。原料水の供給量は8〜20リットル/分が好ましい。
管体の一方の端部に形成された水の噴射口の管体内側は、ノズルとなっていて、高圧で噴射された水をさらに高圧で噴射するようになっている。通常は、原料水を非圧縮性の状態、即ち音速以下で噴射させるので、ノズルの形状は、流路面積がなめらかに適当に小さくなるような、いわゆる先細ノズルでよい。しかしながら、原料水を圧縮性の状態、即ち音速以上で噴射させる場合は、流速が音速に等しくなるまでは、先細ノズルでもよいが、音速を超えた噴流を受けるには、再度流路面積を大きくする必要があるので、末広ノズルが必要となり、先細ノズルと末広ノズルを組合せたものとなる。
管体には、原料水供給系から供給された原料水に対して、ほぼ直角に水素を供給する水素供給系を水密結合して設ける。水素供給系には、逆止弁を設けて、原料水供給系から供給された水が、水素供給系に逆流するのを防止することが好ましい。
水素供給系には水素ボンベ、ガス圧調整装置、配管等が組み込まれていて、圧力を調整した水素ガスを噴射するようになっている。
水素ガスの供給圧力は、0.2〜0.8MPaが好ましく、その供給量は0.1〜1リットル/分が好ましい。
管体内には、前記水素供給系の下流に、管体の長手方向に拡散室が、いわゆるダブルチューブの構造で形成されている。拡散室は、原料水供給系から管体に供給された原料水と、水素供給系から管体に供給された水素の混合流体を拡散させるためのものである。
拡散室は、両端から中央に向かって縮径構造、即ち、絞り構造となっていて、絞り部で負圧が形成されるようになっている。拡散室が絞り構造になっていて、負圧が形成されるようになっているので、原料水供給系から管体に供給された原料水と、水素供給系から管体に供給された水素との混合流体の吸引効果が増強される。
拡散室には、所定の孔径を有する多孔質要素が充填されている。拡散室に配設される多孔質要素は、一種のフィルターである。拡散室に導入される原料水と水素から成る混合流体を、多孔質要素を介して噴射することにより、多孔に形成されている孔の直径と同じ直径の気泡として形成するためのものである。
多孔室要素は、直径が120μm〜2μmの範囲の孔を有するものならば、その材料は特段に限定されない。砲金、ブロンズ、ニッケル、ステンレススティール、セラミックスなどの焼結体、金網等が使用できる。耐磨耗性と、製造された加水素水を飲用に供する場合には、ステンレススティールの焼結体が好ましい。
多孔室要素の形状は、円盤、円筒、円筒底付き、口金付き等多種多様な形状があるが、管体に挿入するには円筒形が好ましい。
多孔室要素の厚さは、5〜20mm、好ましくは5〜10mmであるが、水圧、水量等の条件によって適宜選択される。
市場から入手できる焼結体のTylerメッシュは、20〜250メッシュ(0.833mm〜0.061mm)の範囲があるが、直径が10μm以下の微細気泡を形成させるためには、120メッシュ以上を選択する。Tylerメッシュが大きくなるほど(mmが小さくなるほど)、高濃度の溶存水素量を得ることがきるが、水圧水量の圧損が大きくなり、製造効率が低下する。従って、求める溶存水素量、水量により、適宜選択することが重要である。
本発明の加水素水の製造装置は、2基以上を連結して使用するものである。特に、水道水の場合、水量15リットル/分以上の水量で、1.3ppm以上の溶存水素量を確保するのには、2基以上を連結して使用することが必要である。
以上のことから、課題を解決するための手段として、請求項1においては、ダブルチューブ構造の拡散室が設けられ、該拡散室に所定の孔径を有する多孔質要素が設けられた管体を、長手方向に沿って略直線状に複数配設し、一の管体に、原料水を高圧で供給し、前記管体に、水素を供給し、拡散室で原料水と水素とを混合して原料水と水素の混合流体を形成し、前記混合流体を、前記多孔質要素に通過させて拡散させ、隣接する管体に、前記多孔質要素を通過した原料水と水素との混合流体を高圧で供給し、隣接する管体の拡散室で水素と混合させた後に、多孔質要素に通過させて拡散させることで、水素ガスの微細気泡を多量に含有する加水素水を連続して製造するものである。
請求項2においては、前記微細気泡が、直径が120μm〜2μmの範囲である。
請求項3においては、前記多孔質要素の孔の直径が120μm〜2μmである。
請求項4においては、前記多孔質要素が、金属またはセラミックスの焼結体である。
請求項5においては、両端開口状に形成された管体と、前記管体の一方の端部に形成され、原料水を高圧で供給する原料水供給系と、前記管体に水密結合され、前記原料水供給系から供給された原料水に対して、ほぼ直角に水素を供給する水素供給系と、前記管体内において前記水素供給系の下流に管体の長手方向に形成され、原料水供給系から管体に供給された原料水と、水素供給系から管体に供給された水素の混合流体を拡散させるための拡散室と、前記拡散室に充填され、所定の孔径を有し、供給された原料水と水素との混合流体を通過させるための多孔質要素と、前記管体の他方の端部に形成され、前記多孔質要素を通過した原料水と水素との混合流体を排出する排出口とを具備してなり、前記管体を、隣接する前記原料水供給系と排出口とを接続して、長手方向に沿って略直線状に複数配設し、一の管体の排出口から排出された原料水と水素との混合流体を、隣接する管体の原料水供給系から管体内に高圧で供給し、隣接する管体の拡散室で水素と混合させた後に、多孔質要素に通過させて拡散させることで、水素ガスの微細気泡を多量に含有する加水素水を連続して製造するものである。
請求項6においては、前記微細気泡が、直径が120μm〜2μmの範囲である。
請求項7においては、前記多孔質要素の孔の直径が120μm〜2μmである。
請求項8においては、前記多孔質要素が、金属またはセラミックスの焼結体である。
請求項9においては、原料水の供給圧力が0.1〜0.5MPaである。
請求項10においては、原料水の供給量が8〜20リットル/分である。
請求項11においては、水素の供給圧力が0.2〜0.8MPaである。
請求項12においては、水素の供給量が0.1〜1リットル/分である。
請求項1に記載した発明により、水素ガスを混合気泡として大量に含んだ加水素水を所定の容器に充填して飲用用として商取引の対象にすることができる。
また、水素ガスが混合気泡として大量に含んでいるので、生体中への吸収効率が高、均一性と分散性に優れているため、生体の生物活性を高める等の性能を利用して、水質の浄化、癌の診断や治療等への応用が期待される。
また、酸化還元電位を所定の範囲に維持し、pHを中性に維持し、水素ガスを微細気泡として含有する加水素水を連続して製造することができる。
請求項2に記載した発明により、加水素水が、直径が120μm〜2μmの範囲の水素ガスの微細気泡を含有しているので、製造された加水素水を、水質の浄化、癌の診断や治療等に応用する可能性が開ける。
請求項4に記載した発明により、孔の直径が120μm〜2μmの多孔質要素を適宜選択することにより、微細気泡の直径を120μm〜2μmの範囲で調整することができる。
請求項5に記載した発明により、多孔質要素を、金属またはセラミックスの焼結体とすることにより、耐久性と孔の信頼度が高い多孔質要素とすることができる。
請求項6に記載した発明により、水素ガスを混合気泡として大量に含んだ加水素水を所定の容器に充填して飲用用として商取引の対象にすることができる。
また、製造される水素ガスが混合気泡として大量に含んでいるので、生体中への吸収効率が高く、均一性と分散性に優れているため、生体の生物活性を高める等の性能を利用して、水質の浄化、癌の診断や治療等への応用が期待される。
また、酸化還元電位を所定の範囲に維持し、pHを中性に維持し、水素ガスを微細気泡として含有する加水素水を連続して製造することができる。
また、構造を小型化、簡便化することにより、用途を拡大することができる。
請求項7に記載した発明により、加水素水が、直径が120μm〜2μmの範囲の水素ガスの微細気泡を含有しているので、製造された加水素水を、水質の浄化、癌の診断や治療等に応用する可能性が開ける。
請求項8に記載した発明により、孔の直径が120μm〜2μmの多孔質要素を適宜選択することにより、微細気泡の直径を120μm〜2μmの範囲で調整することができる。
請求項9に記載した発明により、多孔質要素を、金属またはセラミックスの焼結体とすることにより、耐久性と孔の信頼度が高い多孔質要素とすることができる。
請求項10に記載した発明により、通常の水道水(常水)を、原料水として使用できるので、使用範囲が拡大される。
請求項11に記載した発明により、原料水の供給量が8〜20リットル/分であるので、通常の水道水(常水)に対応できる。
請求項12に記載した発明により、0.5〜1.6ppmの水素を含有させることができる。
以下、発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、実施例1で使用した装置の断面図である。図1において、1は、ステンレススティールの管体で製造した加水素水製造装置、2は、原料水供給口で、(図示していない)水道水供給口、ポンプ、配管等と水密結合されていて原料水供給系を形成している。3は、水素供給口で、(図示していない)水素ボンベ、ガス圧調整装置、配管等と水密結合されていて水素供給系を形成し、原料水に対してほぼ直角に水素を噴射するようになっている。原料水供給口2の先端には、先細ノズル4が接続されていて、原料水を高圧で噴射するようになっている。
5は、ダブルチューブ状構造で管体1内に形成された拡散室である。拡散室5は、両端から中央に向かって縮径構造、即ち、絞り構造となっていて、絞り部で負圧が形成されるようになっている。拡散室が絞り構造になっていて、その下流部の先端は、製造された加水素水を排出する排出口7となっている。
拡散室5の縮径部分には、多孔質要素6が充填されている。多孔質要素6は、厚さ10mm、孔径サイズ200メッシュ(0.074mm)のステンレススティールの焼結体である。
広島県福山市水道局の水道水(酸化還元電位=357mV、pH=7.25、溶存水素量=3ppb、水温=13.2℃)を、水圧0.2MPa、水量15リットル/分で原料水供給口2から噴出させた。水素ガスを、ガス圧調整器でガス圧を0.25MPa、流量を0.5リットル/分に調整して、水素供給口3から噴出させ、原料水と水素の混合流体を形成し、多孔質要素6を介して、拡散室5内に拡散させ、水量10リットル/分、水温13.3℃、溶存水素量が1.31ppm、酸化還元電位が−615mV、pHが7.35で、200メッシュ(0.074mm)を中心とする微細気泡を大量に含有している加水素水を排出口7から連続して得た。
多孔質要素の厚さを5mmに変更した以外は、実施例1で使用した装置と同じ装置を使用した。
広島県福山市水道局の水道水(酸化還元電位=357mV、pH=7.25、溶存水素量=3ppb、水温=13.2℃)を、水圧0.2MPa、水量15リットル/分で原料水供給口2から噴出させた。水素ガスを、ガス圧調整器でガス圧を0.25MPa、流量を0.5リットル/分に調整して、水素供給口3から噴出させ、原料水と水素の混合流体を形成し、多孔質要素6を介して、拡散室5内に拡散させ、水量12リットル/分、水温13.3℃、溶存水素量が0.9ppm、酸化還元電位が−600mV、pHが7.30で、200メッシュ(0.074mm)を中心とする微細気泡を大量に含有している加水素水を排出口7から連続して得た。
多孔質要素の厚さを10mm、孔径を60メッシュ(0.246mm)に変更した以外は、実施例1で使用した装置と同じ装置を使用した。
広島県福山市水道局の水道水(酸化還元電位=357mV、pH=7.25、溶存水素量=3ppb、水温=13.2℃)を、水圧0.2MPa、水量15リットル/分で原料水供給口2から噴出させた。水素ガスを、ガス圧調整器でガス圧を0.25MPa、流量を0.5リットル/分に調整して、水素供給口3から噴出させ、原料水と水素の混合流体を形成し、多孔質要素6を介して、拡散室5内に拡散させ、水量12リットル/分、水温13.3℃、溶存水素量が0.92ppm、酸化還元電位が−600mV、pHが7.31で、60メッシュ(0.246mm)を中心とする微細気泡を大量に含有している加水素水を排出口7から連続して得た。
多孔質要素の厚さを5mm、孔径を60メッシュ(0.246mm)に変更した以外は、実施例1で使用した装置と同じ装置を使用した。
広島県福山市水道局の水道水(酸化還元電位=357mV、pH=7.25、溶存水素量=3ppb、水温=13.2℃)を、水圧0.2MPa、水量15リットル/分で原料水供給口2から噴出させた。水素ガスを、ガス圧調整器でガス圧を0.25MPa、流量を0.5リットル/分に調整して、水素供給口3から噴出させ、原料水と水素の混合流体を形成し、多孔質要素6を介して、拡散室5内に拡散させ、水量14リットル/分、水温13.3℃、溶存水素量が0.75ppm、酸化還元電位が−600mV、pHが7.28で、60メッシュ(0.246mm)を中心とする微細気泡を大量に含有している加水素水を排出口7から連続して得た。
図2は、実施例5で使用した装置の断面図である。実施例5で使用した装置は、厚さ10mmで、孔径が200メッシュ(0.074mm)の多孔質要素6を装着した実施例1の装置を2基連結した構造である。
具体的には、前記管体を、隣接する水素供給口3と排出口7とを接続して、長手方向に沿って略直線状に2基配設したものであって、一の排出口7から排出された原料水と水素との混合流体を、隣接する水素供給口3から管体内に高圧で供給して、隣接する管体の拡散室5で連続して水素と混合させるものである。
広島県福山市水道局の水道水(酸化還元電位=357mV、pH=7.25、溶存水素量=3ppb、水温=13.2℃)を、水圧0.2MPa、水量20リットル/分で、2個の原料水供給口2から噴出させた。水素ガスを、ガス圧調整器でガス圧を0.25MPa、流量を0.5リットル/分に調整して、2個の水素供給口3、3から噴出させ、原料水と水素の混合流体を形成し、2枚の多孔質要素6、6を介して、2個の拡散室5、5内に拡散させ、水量15リットル/分、水温13.3℃、溶存水素量が1.7ppm、酸化還元電位が−625mV、pHが7.31で、200メッシュ(0.074mm)を中心とする微細気泡を大量に含有している加水素水を排出口7から連続して得た。
図3は、実施例6で使用した装置の断面図である。実施例6で使用した装置は、厚さ10mmで、孔径が60メッシュ(0.246mm)の多孔質要素6を装着した実施例3の装置を3基連結した構造である。
広島県福山市水道局の水道水(酸化還元電位=357mV、pH=7.25、溶存水素量=3ppb、水温=13.2℃)を、水圧0.2MPa、水量20リットル/分で、3個の原料水供給口2から噴出させた。水素ガスを、ガス圧調整器でガス圧を0.25MPa、流量を0.5リットル/分に調整して、3個の水素供給口3、3、3から噴出させ、原料水と水素の混合流体を形成し、3枚の多孔質要素6、6、6を介して、3個の拡散室5、5、5内に拡散させ、水量15リットル/分、溶存水素量が1.52ppm、酸化還元電位が−623mV、pHが7.31で60メッシュ(0.246mm)の微細気泡を大量に含有している加水素水を排出口7から連続して得た。
実施例1で使用したと同じ装置、同じ多孔質要素(厚さ10mm、孔径200メッシュ(0.074mm)を使用した。
広島県福山市水道局の水道水(酸化還元電位=357mV、pH=7.25、溶存水素量=3ppb)を給湯器で40℃の温水にした。この温水を、水圧0.2MPa、水量15リットル/分で、原料水供給口2から噴出させた。水素ガスを、ガス圧調整器でガス圧を0.25MPa、流量を0.5リットル/分に調整して、水素供給口3から噴出させ、温水と水素の混合流体を形成し、多孔質要素6を介して、拡散室5内に拡散させ、水量10リットル/分、水温40.0℃、溶存水素量が1.30ppm、酸化還元電位が−614mV、pHが7.36で、200メッシュ(0.074mm)を中心とする微細気泡を大量に含有している加水素温水を排出口7から連続して得た。
本実施例の加水素水、およびその製造方法ならびに製造装置は、上述した実施例に限定されず、例えば、上述の実施例5および6においては、複数の加水素水製造装置を直列連結した構成について説明したが、複数の加水素水製造装置を並列連結して構成してもよい。
本発明の実施例で使用する加水素水製造装置の断面図。 本発明の別の実施例で使用する加水素水製造装置の断面図。 本発明のさらに別の実施例で使用する加水素水製造装置の断面図。
符号の説明
1 加水素水製造装置
2 原料水供給口
3 水素供給口
4 ノズル
5 拡散室
6 多孔質要素
7 加水素水排出口

Claims (12)

  1. ダブルチューブ構造の拡散室が設けられ、該拡散室に所定の孔径を有する多孔質要素が設けられた管体を、長手方向に沿って略直線状に複数配設し、
    一の管体に、原料水を高圧で供給し、
    前記管体に、水素を供給し、拡散室で原料水と水素とを混合して原料水と水素の混合流体を形成し、
    前記混合流体を、前記多孔質要素に通過させて拡散させ、
    隣接する管体に、前記多孔質要素を通過した原料水と水素との混合流体を高圧で供給し、隣接する管体の拡散室で水素と混合させた後に、多孔質要素に通過させて拡散させることで、
    水素ガスの微細気泡を多量に含有する加水素水を連続して製造することを特徴とする加水素水の製造方法。
  2. 前記微細気泡が、直径が120μm〜2μmの範囲である請求項に記載した加水素水の製造方法。
  3. 前記多孔質要素の孔の直径が120μm〜2μmである請求項1または2に記載した加水素水の製造方法。
  4. 前記多孔質要素が、金属またはセラミックスの焼結体である請求項1〜3のいずれか1項に記載した加水素水の製造方法。
  5. 両端開口状に形成された管体と、
    前記管体の一方の端部に形成され、原料水を高圧で供給する原料水供給系と、
    前記管体に水密結合され、前記原料水供給系から供給された原料水に対して、ほぼ直角に水素を供給する水素供給系と、
    前記管体内において前記水素供給系の下流に管体の長手方向に形成され、原料水供給系から管体に供給された原料水と、水素供給系から管体に供給された水素の混合流体を拡散させるための拡散室と、
    前記拡散室に充填され、所定の孔径を有し、供給された原料水と水素との混合流体を通過させるための多孔質要素と、
    前記管体の他方の端部に形成され、前記多孔質要素を通過した原料水と水素との混合流体を排出する排出口とを具備してなり、
    前記管体を、隣接する前記原料水供給系と排出口とを接続して、長手方向に沿って略直線状に複数配設し、
    一の管体の排出口から排出された原料水と水素との混合流体を、隣接する管体の原料水供給系から管体内に高圧で供給し、隣接する管体の拡散室で水素と混合させた後に、多孔質要素に通過させて拡散させることで、
    水素ガスの微細気泡を多量に含有する加水素水を連続して製造することを特徴とする加水素水の製造装置。
  6. 前記微細気泡が、直径が120μm〜2μmの範囲である請求項に記載した加水素水の製造装置。
  7. 前記多孔質要素の孔の直径が120μm〜2μmである請求項または6に記載した加水素水の製造装置。
  8. 前記多孔質要素が、金属またはセラミックスの焼結体である請求項5〜7のいずれか1項に記載した加水素水の製造装置。
  9. 原料水の供給圧力が0.1〜0.5MPaである請求項5〜8のいずれか1項に記載した加水素水の製造装置。
  10. 原料水の供給量が8〜20リットル/分である請求項5〜9のいずれか1項に記載した加水素水の製造装置。
  11. 水素の供給圧力が0.2〜0.8MPaである請求項5〜10のいずれか1項に記載した加水素水の製造装置。
  12. 水素の供給量が0.1〜1リットル/分である請求項5〜11のいずれか1項に記載した加水素水の製造装置。
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