JP3981687B2 - 小型で高効率の凝結核計数器 - Google Patents

小型で高効率の凝結核計数器 Download PDF

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Description

本発明は、エーロゾルの粒子を数えるための小型で効率が信頼性の高い凝結核計数器と、そのような計数器を使用する方法に関する。具体的には、本発明は、エーロゾルと呼ばれる気体内に浮遊している粒子の測定に関する。
最も一般的な気体は空気であるが、別の気体を粒子の浮遊の媒体にすることもできる。粒子は、固体でも、液体でも、両者の混合体でもよい。何れの場合も、浮遊している粒子が入っている気体はエーロゾルと呼ばれ、粒子及び気体の化学的な性質及びそれぞれの物理的状態について、何ら制限はない。
空気又は他の気体中に浮遊している小さい粒子から成るエーロゾルには、自然及び人間環境の中で広く遭遇する。エーロゾルの粒子を数えるために広く使用されている方法は凝結核計数器(CNC)であり、凝結粒子計数器とも呼ばれる。代表的なCNCでは、エーロゾルは、最初に、気体を加熱するために飽和器を通過し、気体を作動流体の蒸気で飽和させる。次に気体を凝縮器内で冷却し、過飽和状態を作り出す。すると、過飽和状態の蒸気は、粒子上に凝結して液滴になり、液滴は光散乱液滴計数器によって数えられる。
先行技術によるCNCを図1に概略的に示している。飽和器は、液状の作動流体が入っている高温の液体リザーバー内に配置されている多孔性のプラスチックブロックを備えている。多孔性プラスチック内の気体の流路は、エーロゾルを流すと、作動流体の蒸気で加熱され、飽和状態になるようになっている。凝縮器は、低温に保持されている金属ブロック内に管状の通路を備えている。気体は、凝縮器の経路を流れるときに、流れている気体の流れから低温の経路の壁に熱を伝達することによって冷却されるので、気体の温度は下がり、気体は過飽和状態になる。すると、過飽和状態の蒸気は、気体中で搬送されている粒子上に凝結して液滴を形成する。エーロゾルは従来型の光学粒子計数器に流れ込み、すると、計数器が液滴の数、即ち間接的に粒子の数を数える。
凝縮器ブロックは、熱電冷却器によって低温に保持される。熱電冷却器によって取り除かれる熱は、一部は、液体リザーバーを所望の温度に加熱し、光学粒子計数器の光学ブロックを加熱して中で蒸気が凝結するのを防ぐのに用いられ、残りの熱は、熱シンクを介して周囲の空気に散逸される。
CNCに使用されている最も一般的な作動流体は、ブチルアルコールである。飽和器は通常約35℃に加熱され、凝縮器は通常約5℃に冷却される。図1の先行技術によるCNCは、直径が8ナノメートル(nm)の小さい粒子を検出することができる。特別に設計すれば、3nmの小さい粒子でもCNCによって検出することができる。
図1に示す先行技術によるCNCでは、飽和器ブロック内の高温のエーロゾル流路は、気体の流れの速度を下げるために大きな四角形断面を有しているので、気体を加熱して蒸気で飽和させるための気体の滞留時間が長くなる。同じ理由で、凝縮器ブロック内には、何本かの管状の経路が、各経路内の気体の流速を下げ、冷却して蒸気を粒子上に凝結させ液滴を形成するのに必要な気体の滞留時間を長くするために設けられている。これらの設計特徴を有するCNCについて、米国特許第4,790,650号に記載されている。
先行技術によるCNCで用いられている気流の速度は、毎秒数センチメーター程度である。代表的な滞留時間は、数秒程度である。気流の速度が低いと、飽和器及び凝縮器の経路内の気体の流れが、自然に、ほとんど層状に、即ち流線状になる。
層状即ち流線状の流れでは、凝縮器の、経路の中心から異なる半径方向距離を通る気体は、異なる気体速度で動くことになる。同時に、気体の流れを横切る分子拡散による熱物質移動(heat and mass transfer)は、気体温度と蒸気凝結が管の壁で最低となり経路の中心線で最高となる、温度と蒸気凝結の勾配が作り出される。
異なる半径方向距離にある粒子が凝縮器を通って流れる際には、粒子は、その半径方向の位置に依って、異なる温度と蒸気過飽和状態に曝される。概括的には、経路の中心付近を通る粒子は、最高の過飽和状態に曝され、経路の壁付近を通る粒子は、蒸気の枯渇と低温の経路壁上の直接蒸気凝結のために、それより低い過飽和状態に遭遇する。
このため、非常に小さい粒子を数えるには、検出対象の粒子が入っている気体の流れを、管状経路の中心付近の狭い領域内に閉じ込める必要がある。これは、普通は、エーロゾルを凝縮器経路内に小型の皮下注射針を通して経路軸に沿って導入することによって行われる。3nmまでの小さな粒子を検出するための市販の超微細CNCは、この原理に基づいており、M.B.StolzenbergとP.H.McMurryによる「超微細エーロゾルの凝結核計数器」(エーロゾルの科学と技術、14巻、48−65頁、1991年)に記載されている。
超微細CNCでは、皮下注射針を通るエーロゾルの流れは、一般的に、凝縮器を通る総気体流れの10%である。従って、超微細CNCの有効エーロゾル流量は、大きい粒子を検出するように設計されている従来型CNCの流量の10分の1に下がる。超微細CNCは、凝縮器内に2つの気流の流れが必要なので、装置は複雑である。
従来型のCNCの作動に関連する別の問題は、高湿度状態下では、凝縮器を通って流れる気体がその気体の露点以下に冷却され、気体内の水分が凝結することである。凝結された水は、その後、作動流体の凝結している蒸気と共に、経路壁を多孔性飽和器ブロックへと流れ下る。
凝結した水は、飽和器内の多孔性プラスチックに達すると、飽和器の孔の中に溜まる傾向があるので、有機作動流体を多孔性材料から追い出すことになる。時間が経って、多孔性材料内に相当な水が溜まると、CNCの性能を劣化させることになり、装置が不適切に機能するようになり、間違った信頼できないデータを作る原因となる。凝結した水を作動流体から分離する方法については、米国特許第5,118,959号に記載されている。
本発明は、性能を高めるための、CNC内のエーロゾルの取り扱いにおける改良に関している。飽和器は、飽和器を、従来からの水平方向以外のどの様な向きにでも、又は水平に近い位置にも配置できるように、孔サイズを制御した気体経路を形成している多孔性金属インサートを有している。
適切な孔サイズは、液体が孔から吹き出されることなく、高い差圧が多孔性材料にわたって維持されるように選択される。
流路は、全体性能を改良して装置を小さくするため、乱流の渦が、飽和器及び凝縮器内の熱と蒸気の伝達速度を増すように設計されている。
凝結された水が飽和器の多孔性材料を透過することに伴う問題を取り除くために、作動流体は1つのリザーバー内に保持され、一方、凝結(作動流体及び水)は別のリザーバーに集められている。
更に、本発明は、複数のサンプルの流れをCNCによって同時に計数できる多重チャネルCNCを備えている。
図1は、先に述べたように、先行技術による凝結核計数器(CNC)を参照番号10で示しており、凝結核計数器(CNC)10は、多孔性プラスチック材料14で内張された流体リザーバー12を備えている。供給源16からのエーロゾルは、多孔性プラスチックの中心の経路15内に導入され、経路は直角に曲がって、凝縮器ブロック17、即ち凝縮器経路17Aを通って上向きに進んでいる。供給源からのエーロゾルは、水蒸気も含んでいる。ブロック17は、ブロック17と熱シンク18の間に配置されている熱電気モジュール19によって冷却される。熱電気モジュール19は、凝縮器ブロック17から熱を奪い温度を下げるので、経路17Aを通過するエーロゾルは、流体リザーバー内の作動流体からの蒸気で飽和状態になり、その結果、作動流体の蒸気は、エーロゾルが経路17Aを通るときに凝結する。光学粒子計数器19は、凝結後に粒子上に形成される液滴を計数するのに用いられる。
図2−7は、本発明によって作られた凝結核計数器(CNC)を参照番号20で示している。計数器は多重チャネルCNCであり、各チャネルは図5に示すチャネルと同じである。エーロゾル供給源22からの検出対象粒子と水蒸気を含んでいる空気又は他の気体は、飽和器チャンバ28と近接して熱的接触している金属ブロック26内の加熱された経路24を通る経路を流れる。エーロゾルの流れは、各CNC区画の出口のポンプ又は他の流れ生成器29によって作り出される。飽和器のチャンバ28は、多孔性金属で作られた飽和器管30内の経路を備えている。経路24を通って移動するエーロゾルは、この様に、飽和器管30内のチャンバに入る前に、飽和器チャンバ28とほぼ同じ温度まで予熱される。気体のサンプルを、チャンバ28を通す前に予熱することによって、図1に示す従来型の飽和器、及び先行技術によるCNCを使う場合に必要となる、飽和器内の気体を加熱する必要性が減少する。エーロゾルを予熱することによって、飽和器区画のサイズが小さくなり、飽和器の全体性能が改善される。
更に、気体のサンプルが加熱された経路24を通って流れるときに、経路を形成している壁から気体へ熱が伝達され、粒子に作用する熱伝達力は、経路24の壁に対する拡散によって生じる粒子の損失を大幅に少なくするか、又は無くする。ナノメーターサイズ範囲の粒子のような、高い拡散係数を有する非常に細かい粒子でも、予熱経路24を通過する間の粒子の損失は殆ど又は全くない。
飽和器管30は、多孔性金属管製、望ましくは多孔性ステンレス鋼製であり、金属ブロック26内にブロックと熱伝導関係となるよう挿入される。金属ブロック26は、小型の電気ヒーター34又は熱電気ヒーターで電気的に加熱され、高温に保持される。多孔性金属飽和器管の温度は、凝結核計数器内の作動流体としてブチルアルコールを用いる場合、通常25℃から40℃の間にある。
多孔性金属飽和器管30の下端部は、作動流体リザーバー38内の液状の作動流体36と接触している。飽和器管30内の中実プラグ40は、多孔性金属管の下側部分30Aを上側部分30Bから分離している。多孔性金属飽和器管内の飽和器孔サイズは、液体が、毛管表面張力によって汲み上げられ、隙間を作る孔の空間を満たし、多孔性金属飽和器管30をその全長に亘って完全に飽和させるように選択される。
中実プラグ40より上の空間は、多孔性金属管に囲まれ、飽和器チャンバ28を形成している。気体は、チャンバ28へ流れ込むと、湿った飽和器管壁から蒸発している作動流体の蒸気と遭遇する。
飽和器管30への入口又は吸気口には、図示のように、エーロゾルが通って流れる小さなオリフィス44又は複数のオリフィスがある。オリフィス44の面積は小さいので、エーロゾルは、オリフィスを通過するときに高速の気体噴流になる。オリフィスのサイズは、平均噴流速度が代表的には10m/s(秒当りのメーター)となるように選択される。この高速の気体噴流は、加熱された飽和器チャンバ28内で比較的停滞している気体と衝突する。気体の噴流は、チャンバ28に侵入すると、乱流混合によって、チャンバ内の高温で蒸気を含んだ気体と混じり合う。その結果、気体自体が、急速に、作動流体蒸気で飽和状態になる。
作動流体の蒸気で飽和したエーロゾルは、その後、飽和器管を離れ、管42内の加熱された経路を通って凝縮器50へ流れる。凝縮器50内の経路へ流れ込むエーロゾルの流れは、これも管42の側壁の小さなオリフィス52(図示のように1つ又は複数の開口部)を通過する。管42の端部は、気体がオリフィス52を通って出なければならないように遮断されている。
気体は、代表的には10m/sの平均気体速度でオリフィスを出る。凝縮器50の小さな円筒形チャンバ54、又は他の断面形状のチャンバは、作動流体36としてブチルアルコールが使用されている場合、通常5℃から15℃の低い温度に維持される。エーロゾルは、高速のエーロゾル噴流によって生じる乱流混合作用によって、凝縮器のチャンバ54内で低温の空気と混じり、急速に冷却され、低温のチャンバ気体と熱平衡状態になって、蒸気の凝結と液滴の成長が起きる過飽和状態を作り出す。水蒸気と過剰な作動流体の蒸気は、エーロゾルから凝結して離れ、排水穴51から凝結タンク53へ流出する。凝縮液55は、タンク53に回収される。
エーロゾル内で成長した液滴は、次いで気流によって、管状のノズル56を通り、光散乱液滴計数器で検出するための液滴計数器区画58へ運ばれる。個々の液滴は、適切な電子回路を使って数えることができる。光散乱液滴計数器は、チャンバ59を有しており、レーザービームを、ビームを収束する集光レンズ62を通して放射するレーザー光供給源60を含んでいる。ノズル56を通して運ばれた液体液滴を運ぶエーロゾルは、ビームの焦点領域を横切り、出口管64を通ってチャンバ59を出る。液滴によって散乱された光は、集束レンズ66によって集められ、光感知フォトダイオード68へ放射され、光感知フォトダイオード68は、計数するために、光信号を波高分析回路69に送る。レンズ66は中心ビームストッパ70を有しているので、散乱された光だけが集められ、フォトダイオード68と回路69によって感知される。
先行技術によるCNCでは、液体作動流体リザーバー内で飽和器ブロックとして使用されている多孔性材料は、材料が多孔性でなければならないという事実以外に、明記されていない物理的特性を有している。飽和器として効果的に作用するためには、隙間の孔空間を、作動流体から成る液体で完全に飽和せねばならないので、液体は、多孔性材料全体に亘って、特に、蒸発が起こるエーロゾル経路の表面に透過することになる。作動流体にとって多孔性材料が完全に飽和状態にあることが重要であるにも関わらず、多孔性材料を作動流体の液体で完全に飽和するのに用いなければならない具体的な孔サイズには注意が払われていない。飽和器設計に適している孔サイズを選択するための物理的な基本事項を、本発明で説明する。
本発明の飽和器チャンバ28の管30を形成している多孔性金属は、孔を満たしている液体を毛管の表面張力によって所望の高さへ持ち上げるのに適した孔サイズを有するように選択される。更に、液体で飽和した多孔性金属管30を横切って、一定の最小気体圧力差を維持する必要がある場合、孔のサイズは、孔を満たしている液体が気体圧力に耐え、孔から吹き出されないように、ここに記載する方法によって選択することができる。
図4は、飽和器管30の壁の表面を濡らす液体で満たされている半径rの小さな毛管72の概略図である。この毛管72は、飽和器管30の壁の中の相当する孔を表している。ステンレス鋼のような金属は、水によって湿らすことができるので、親水性と呼ばれる。CNCで作動流体として用いられているブチルアルコールのような多くの有機液体も、金属表面を濡らす。
毛管の表面を濡らす液体の場合、液体の表面張力は、式
=2πrσ
による持ち上げ力Fを液体柱74に掛け、液柱を、図4に示す高さhに持ち上げる。但し、σは液体の表面張力である。
表面張力によって持ち上げられている液柱は、
=πrρgh
で表される重量を有する。
平衡状態で、表面張力Fは、液柱の重量Fと平衡が保たれ、即ち、
=F
である。従って、平衡状態にある毛管柱の高さは、
h=2σ/rρg
であり、ここにρは液体(作動流体)の密度、gは重力の加速度である。下の表は、表面張力によって液体を持ち上げることのできる高さhと各種孔サイズの関係を示している。液体の表面張力は30dyne/cm、液体密度は1g/ccと仮定している。これらの特性値は、典型的なCNCに用いられている作動流体の特性値に近い。
Figure 0003981687
上記表の結果は、孔の直径が10μmの場合、毛管の表面張力は、液柱を122cmの高さに持ち上げることができると示している。従って、飽和器管30のような垂直な多孔性金属管は、その孔が、その最大高さまで液体で満たされることになる。この、実現可能な高さは、CNCの飽和器管に必要な高さよりも遙かにに高い。代表的なCNCに必要な飽和器の全長は数センチメートル程度である。全長15cmの飽和器管は、大部分の適用例に適する長さより長いと思われる。結果的に、相当大きな孔直径を使用することができる。
毛管の頂部が、周囲圧力よりΔpだけ高い圧力の気体供給源に接続されている場合、この気体の圧力は、毛管柱の上に
=πrΔp
の力を掛けることになる。この力が、表面張力
=2πrσ
と等しいか又はそれより大きい場合、毛管柱は、液体リザーバー内の液体36内にあると想定される底部から吹き出されることになる。従って、毛管柱に掛けることのできる最大気体圧力は、
(Δp)max=2σ/r=ρgh
で与えられる。
上記表1に示す毛管柱の上昇値は、液体(作動流体)を孔から押し出すことなく多孔性金属管30の壁を横切って加えることのできる最大気体圧力に直接関係する。結果が示しているように、直径10μmの孔を有し、毛管柱が122cm上昇する有機液体で満たされている多孔性の金属管は、多孔性金属管を横切る水位計122cm相当の最大気体圧力差を維持することができる。
多孔性の金属は、一般に、CNC内の作動流体として使用できる殆どの有機液体で濡らすことができるので、液体が孔から吹き出されるまでに相当な気体圧力差に耐えることができる。更に、多孔性の金属は、多孔性プラスチックよりもずっと小さな孔サイズで製造することができ、品質がもっと安定しており、多孔性のプラスチックよりも一様な孔サイズとすることができる。従って、多孔性の金属、特に多孔性のステンレス鋼を使えば、毛管柱の上昇値が非常に予測可能なCNCの飽和器を設計することができる。従って、多孔性の金属から作られる飽和器の性能は、より安定し、より予測可能になる。
本発明では、検出対象の微粒子が入っている気体(エーロゾル)は、小さいオリフィス又はオリフィスのセット44を通過して、高速で飽和器チャンバ28に入る。高速の気体噴流は、チャンバ28内の飽和状態で高温気体に衝突すると、ばらばらになって、オリフィス44の開口サイズ程度のサイズの小さな乱流の渦になる。小さな乱流の渦は、チャンバ28内で、高温の、蒸気で飽和した気体内に急速に分散する。渦の境界を越える熱と蒸気の拡散を通して、個々の渦は、加熱され、蒸気で飽和状態になる。熱と蒸気の拡散が起こる時間スケールは、分子拡散による熱と蒸気の輸送に関するアインシュタインの式から見積もることができる。
熱の拡散に関しては、時間の尺度(time scale)が、式
=2αt
によって与えられ、蒸気の拡散に関しては、時間の尺度が、式
=2Dt
によって与えられ、ここにxは2乗平均拡散距離であり、t及びtは特性熱及び蒸気拡散時間であり、αは気体の熱拡散率であり、Dは蒸気の拡散率である。
このように、渦の境界を越える特性熱及び蒸気拡散時間は、乱流の渦の半径の2乗として変化する。乱流の渦の半径xは、オリフィス44の半径rと同じ程度の大きさ、即ち
Figure 0003981687
であり、オリフィスを通過する平均気体速度は、
=Q/πr2
なので、特性熱及び蒸気拡散時間は、
=Q/2παV
及び、
=Q/2πDV
となり、ここにQはオリフィスを通過する気体の容積流量である。従って、t及びtは、オリフィスを通過する平均気体速度Vgに逆比例する。
例を挙げると、気体流量が300cc/minで、オリフィス44の直径が0.75mmの場合、オリフィスを通過する平均気体速度は、毎秒10メートルである。特性渦サイズ(characteristic eddy size)は0.75mmであり、特性拡散時間(characteristic diffusion times)は、36ミリ秒程度である。比較すると、蒸気飽和に用いられる先行技術による層流飽和器は、一般に、気体を加熱し作動流体の蒸気で飽和させるために、1秒程度の飽和器内気体滞在時間を必要とする。ここで説明している乱流噴流法を使えば、特性熱及び蒸気拡散時間を、相当に、約30分の1に減らすことができる。気体速度を例えば20m/sに上げることによって、熱及び蒸気拡散時間は、更に半分の16ミリ秒、又は、図1に示す先行技術によるCNCで用いられている層流飽和器の60分の1にすることができる。
乱流混合凝縮器50内で起こる過程も同様である。微粒子を含む、加熱され飽和状態の気体が、小さいオリフィス又はオリフィスのセット52を通って凝縮器に入ると、気体は再びばらばらになり小さい渦になる。これらの小さな渦は、それぞれが加熱され飽和状態になった蒸気を含んでおり、凝縮器の温度に近い経路又はチャンバ54内の低温の気体の中に分散される。個々の渦は、渦の境界を超える熱拡散によって冷却され、蒸気の凝結と粒子上の液滴の成長を高める過飽和状況が作り出される。
有機作動流体の蒸気では、蒸気の拡散よりも熱の拡散が早く起きるので、多くの蒸気が渦の境界を越えて周囲の低温の気体へ拡散することによって失われる前に、個々の渦が、ほぼ均一な温度に冷却されることになる。これによって、蒸気の凝結と液滴の成長のために各渦の中に作られる過飽和の状態がほぼ一様なことと、同じサイズの全ての粒子が活性化されることが保証される。これは、CNCの性能の改良に繋がる。更に、チャンバ54を形成している低温の凝縮器管の壁の上の蒸気の凝結による作動流体の損失が、最小になる。CNCによる最終的な作動流体の消費も少ない。従って、作動流体リザーバー38のサイズを小さくし、CNCのサイズを全体的に小さくすることができる。
効率的な乱流混合を作るのに必要な、飽和器及び凝縮器チャンバに入る気体の速度は、どの程度早く混合を行う必要があるかで決まる。CNCの適用例では、CNCの性能を改良するのに、10m/sの気体噴流速度を使用できること、及び50cm/s程度の遅い気体速度でも使用できることが分かっている。
飽和器又は凝縮器内の乱流気体混合に1つのオリフィス44又は52だけを使用してもよいが、2つ以上のオリフィスを使用してもよい。例えば、凝縮器又は飽和器へ入る気体の体積流量と、各オリフィスを通る平均気体速度が変わらないようにして、単一のオリフィスに替えて4つの同じ直径のオリフィスを使えば、各オリフィスの面積は4分の1に減り、オリフィスの直径は2分の1に減ることになる。従って、オリフィスの直径は、0.75mmから0.375mmに減らすことができるので、特性熱拡散時間が36ミリ秒から18ミリ秒に下がる。オリフィスの数を例えば1から16に増やすと、オリフィスのサイズを0.75mmから0.19mmへと更に小さくし、特性熱拡散時間を36ミリ秒から9ミリ秒へと更に短縮することができる。飽和器又は凝縮器入口に使用されるオリフィスの数を増やすことによって、乱流の渦の数は大幅に増加する。同時に、渦のサイズは小さくなるので、熱及び蒸気の平衡に必要な時間が短縮される。
凝結によって形成される液滴を数えるのに、光学粒子計数器を使用することができる。図6に示す好適な実施形態では、光散乱液滴計数器58(LDC)が、上記の通り使用されている。LDCでは、集光レンズ62は、レーザービームを入口ノズル56と出口管64の軸上の領域61に集束する円筒レンズである。ビームが集束レンズ66に達すると、不透明な光吸収面であるビームストッパ70にレーザー光が吸収される。
液滴エーロゾルは、入口ノズル56を通ってLDCに入る。液滴がノズルの先端に達するときには、流れの断面積は非常に小さくなっており、エーロゾルは高速に加速されている。次いで、検出対象の液滴を含んでいるこの高速の気体は、集束されたレーザービームを通過し、出口管64を通って光散乱粒子計数器から流れ出る。各液滴は、レーザービームの焦点領域61を通過するときに、光を全方向に散乱させる。次に、集束レンズ66は、レーザービームの前方向の、レンズ66によって半導体フォトダイオード検出器68上に定められた角度範囲内に、散乱した光を集める。次に、フォトダイオード68からの信号が、適した波高分析回路69によって電気的に処理される。散乱光の集束レンズ66として1つのレンズだけを示しているが、性能を改良するために、2つ以上又は多要素のレンズを集束レンズとして使用することもできる。
図示の集光レンズと集束レンズは、共に簡単にするために単一のレンズとして示しているが、LDC58の光学性能を改良するため2つ以上のレンズを使用してもよい。そのような改良は、光散乱粒子計数器の光学設計の当業者には容易に理解頂けるであろう。
LDC光学系上に作動流体の蒸気が凝結するのを防ぐために、LDCハウジング80は、アルミニウムのような熱伝導性材料で作られており、飽和器ブロック26と近接熱接触するように配置され、飽和器ブロック26と実質的に同じ温度に加熱されている。液滴検出器の光学系上に蒸気が凝結するのを防ぐ必要性については、米国特許第4,790,650号(Keady)の装置図に示されているように、CNCを設計している当業者には理解頂けよう。
図5に示しているCNCの好適な実施形態では、電気ヒーター34を使って、飽和器ブロックを、一般的には35℃である所望の温度に加熱し、熱電冷却器82を使って、凝縮器50の一部を形成する凝縮器ブロック84を、一般的には5℃である所望の温度に冷却している。
図5は、図2、3、6、7に示している、目的に適した多重チャネルCNCから、1つのチャネルだけを示している。
図2、3、6及び7には4つの測定チャネルを示しており、各チャネルは、図6で流路に106、106A、106B、106Cと番号が付されていることを除けば、同じ番号が付されている単一のチャネルである。多重チャネルCNCは、測定チャネルが2つだけでもよい。多重チャネルCNCが備えるチャネルの最大数に関して、特別な上限はない。上限は、通常、空間とコストを考慮して決められる。
図6は、多孔性金属飽和器管30を含む飽和器金属ブロック26を通る断面を示している。多孔性の金属飽和器管30は、全てが飽和器ブロック26と近接熱接触しており、ブロックは、熱伝導率の高い金属、通常はアルミニウムで作られている。ブロック26は、電気ヒーター34で通常は25℃から40℃の適切な高温に加熱される。飽和器金属ブロック26は実質的に一様な温度なので、全飽和器管30も実質的に同じ温度である。
飽和器管30の下端部は、作動流体リザーバー38内の作動流体36と流体連通している。同じリザーバー38が、全ての飽和器管に作動流体を供給するのに使用されている。従って、多孔性金属飽和器管30は、毛管の表面張力によって隙間の孔の空間内が作動流体で満たされるようになり、作動流体が多孔性金属壁から飽和器チャンバ28内へと蒸発できるようになっている。各多孔性金属飽和器管30は、飽和器チャンバ28の底部を形成する中実プラグ分離器を有しており、一方、飽和器管30の下端部は、リザーバー38内の作動流体36に浸漬している。繰り返すが、飽和器チャンバ28への気体入口に小さいオリフィス44を使って、検出対象の粒子を含む気体が高速気体噴流を形成し、飽和器チャンバ28内で乱流気体混合と蒸気飽和状態を作り出せるようになっている。
図7は、凝縮器ブロック84を通る断面を示しており、凝縮器ブロックも、高熱伝導率の材料、通常はアルミニウムで作られている。ブロック84は、図5に示す熱電気冷却器82を使って、通常は5℃まで冷却される。凝縮器ブロック84は断熱材83で取り囲まれており、熱電気冷却器82への熱負荷を最小にして、熱電気冷却器82を作動させるのに必要な電力を最小にしている。熱シンク85も設けられている。
凝縮器ブロック内には、多数の凝縮器空洞又はチャンバ54がある。各チャンバ54は、通常略円筒形である。各チャンバの底部には、管42内に、飽和器28からの検出対象粒子を含んでいる高温の蒸気が満たされた気体を運ぶ高温気体の経路が設けられている。この気体は、小さな入口オリフィス52を通過して高速の気体噴流を形成し、噴流は、凝縮器チャンバ54内に侵入して、乱流混合と粒子上での蒸気凝結を引き起こし、液滴を形成する。水と作動流体の一部も凝結し、開口部51を通って排水チャンバ53に流れる。次いで液滴は、気体に運ばれてチャンバ出口を通過し、CNCの上部の液滴計数器58内の入口ノズル56へ運ばれる。各CNCチャネル毎に1つの液滴計数器がある。従って、図示の4チャネル型CNCには、4つの別々の液滴計数器58がある。
本発明のCNCの別の実施形態を、図8及び図9に参照番号90で示している。その作動と構造は、電気ヒーターが省かれ、熱電ヒーターと置き替えられており、熱電冷却器と熱シンクが新しい場所へ動かされていることを除けば、図5と実質的に同じである。
図8及び図9で、CNC90は、熱シンク96を通して周囲の空気から熱を取り出し、飽和器ブロック92に熱を捨てる(即ち熱を加える)熱電ヒーター94によって加熱される飽和器ブロック92を有している。熱電冷却器98は、熱シンク102を通して熱を周囲の空気に捨てながら、凝縮器ブロック100から熱を取り出すのに用いられている。凝縮器ブロック100には、熱電冷却器98と接触している表面以外の側面に断熱材層が設けられている。2つの熱シンク96及び102は、一方が熱電ヒーター94用で、他方が熱電冷却器98用であり、両者は熱的に連結され1つのユニットを形成しているので、一方で捨てられる熱は、他方で取り出される熱を供給するのに用いられる。この様にして、飽和器を加熱するための熱の一部が凝縮器用の熱電冷却器によって捨てられる熱から来るため、熱電ヒーターに対し電力入力によって平衡が作り出されるので、飽和器ブロック92を加熱するのに必要な電気エネルギーが少なくなる。
図8及び図9の実施形態では、エーロゾル供給源104は、エーロゾルを、凝縮器ブロック92内の凝縮器経路106に供給し、するとエーロゾルは、オリフィス108を通って、先に説明したように多孔性金属で作られた多孔性金属飽和器管112内に形成されている飽和器チャンバ110へ流れ込む。エーロゾルの流れは、CNC90出口の、ポンプ又は他の差圧生成流れ発生器113によって確立される。多孔性金属飽和器管の端部は、リザーバー116に入っている液体状の作動流体114の中にあり、壁117で遮断されている。エーロゾルは、作動流体の蒸気で飽和状態になった後、経路内を管118へと流れ、オリフィス又はオリフィスのセット120を通って、凝縮器ブロック100の凝縮器チャンバ122へ流れ込む。
なお、この場合も、凝結液126を集めるための凝結チャンバ124へ繋がっている排水開口部123が設けられている。
粒子の周りに形成された凝結液の液滴を含んでいるエーロゾルは、出口ノズル管128を通って光散乱液滴計数器132の光散乱液滴計数器チャンバ130へ流れ込む。ポンプ113に接続されている出口管134は、エーロゾルが、レーザービーム136を通過した後で、チャンバ130を出ることができるようにしている。液滴によって散乱した光は、先に説明したように、レンズ138によって集められ、光信号をフォトダイオード140に提供する。更に、フォトダイオード140は、これも先に説明したように、液滴(粒子)の数を提供するために、適切な回路142に接続されている。レーザー光ビーム136は、レーザー供給源144から送られている。
飽和器ブロック92を加熱するために、単純な電気ヒーターではなく熱電ヒーター94を使用することの1つの利点は、CNCを厳しい温度環境で用いる場合、即ち、周囲の温度が飽和器の所望の作動温度より高い場合、熱電ヒーターなら、ヒーターへのDC電流の流れの方向を逆転させるだけで冷却器として使用できることである。例えば、飽和器の所望の作動温度が30℃であるのに対して周囲の温度が35℃の場合、単純な電気ヒーターでは、飽和器を所望の30℃レベルに保持することはできないが、熱電ヒーターは、DC電流の流れの方向を逆転させるだけで、冷却モードで使用することができる。この様にして、CNCの作動温度の範囲を、時には発生することもある厳しい温度環境にも順応できるように拡張することができる。
2つの電熱モジュールを、一方は主にヒーター、他方は冷却器として「プッシュ―プル」モードで使用する別の利点は、飽和器と凝縮器の温度をそれぞれの設定値レベル、例えば35℃と5℃に制御するために、2つの別々の熱電モジュールを独立して制御できることである。凝縮器と飽和器の間に1つの熱電モジュールが用いられている従来型の方法では、飽和器と凝縮器の温度差しか制御できない。周囲の温度が変わると、凝縮器ブロック100と飽和器ブロック92の実際の温度も変わり、CNCの性能変動に繋がる。この変動は、2つの別々の熱電モジュール94及び98に別々の独立した制御器94A及び98Aを使用することによって取り除くことができる。制御器94Aはモジュール94を制御するのに、制御器98Aはモジュール98を制御するのに用いられる。
熱電モジュールによって飽和器ブロック92又は凝縮器ブロック100の温度を制御するための具体的な手段について述べると、通常は、実際の温度と所望の設定値の差を測定し、PID(比例−積分−微分)制御器を使って印可する電圧を変え、熱電モジュールによって温度差が最小になるまで電流の流れを変える。しかしながら、飽和器又は凝縮器の温度制御の場合、温度はゆっくりと変化するだけなので、普通は完全なPID制御方式を使用する必要はない。殆どの場合、比例−積分制御器で十分であろうし、場合によっては簡単な比例制御が適している。温度制御の手段は、電子工学設計の当業者には周知であり、実際には、本発明で述べている目標から実質的に逸脱することなく、飽和器ブロック92と凝縮器ブロック100をそれぞれの設定値に維持するという所望の結果を実現して、改良型設計によるCNCの安定した繰り返し可能な性能と、上記のように飽和器ブロックと凝縮器ブロックの更に正確な温度制御を実現するために、どの様な制御回路を使用してもよい。
CNCを使用して、エーロゾル内の粒子を数える場合、時には幾つかのエーロゾルを同時に計数する必要のある場合もある。そのような場合、幾つかの個別のCNCではなく、1つの多重チャネルCNCを使用するのが好都合なことがある。
図8及び図9の計数器の形態は、多重チャネル計数器として作ることもできる。多重チャネルCNCの1つの利点は、1つの多重チャネル装置の方が、一般的に、同じ測定を実行するのに必要な幾つかの自立型CNCよりも相当に小さいことである。多重チャネル装置は、各自立型CNC毎に別々のヒーターと制御器を使うのではなく、1つの電気加熱及び制御回路を使って全ての飽和器を制御することができるので、経費も安い。同じ理由で、個別のCNCの各凝縮器ブロック毎に別々の冷却及び制御装置を使うのではなく、1つの熱電冷却器と制御回路を使って全ての凝縮器ブロックを制御することもできる。
技術的には、多重チャネルCNCは、全ての飽和器チャンバが同じ飽和器ブロック内にあり、サンプル気体流れ内の温度と蒸気飽和の程度がほぼ同じになるので、良好に機能することができる。同様に、各凝縮器チャンバも同じ凝縮器ブロック内に形成されているので、全てのサンプルの流れで蒸気凝結と液滴成長の条件が全てほぼ同じになる。従って、単一の多重チャネル装置を使って行う測定は、別々の自立型CNCを使って行う測定よりも安定している。
以上、好適な実施形態を参照しながら本発明を説明してきたが、当業者には、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、形態及び細部に変更を加え得ることを理解頂けるであろう。
先行技術による凝結核計数器の概略図である。 本発明により作られた多重チャネルの凝結核計数器(CNC)の正面図である。 図2のCNCの上面図である。 表面張力と液柱上昇の関係を示す概略図である。 図2の線5−5に沿う断面図である。 図3の線6−6に沿う断面図である。 図3の線7−7に沿う断面図である。 本発明の、変形CNCの垂直断面図である。 図8の線9−9に沿う断面図である。

Claims (8)

  1. 経路に沿って移動する気体の流れの中に含まれている粒子を検出するための連続流装置において、
    液体状の作動流体の供給源と、
    蒸気状の前記作動流体を前記気体の流れに供給するための、前記経路に沿って配置されている飽和手段であって、前記作動流体の供給源と流体連通していて、前記気体の流れが通過する多孔性金属を含んでいる飽和手段と、
    前記作動流体と接触するように前記加熱された金属ブロックから延びている前記多孔性金属を加熱するために、前記多孔性金属と熱接触して前記作動流体とは離間している加熱された金属ブロックと、
    前記粒子上に蒸気を凝結させ、前記気体の流れの中に液滴を形成させるための、前記気体の流れの経路に沿って前記飽和手段の下流に配置されている冷却手段と、
    前記液滴を検出するための、前記冷却手段の下流に配置されている感知器と、を備えている装置。
  2. 前記多孔性金属は、直径が500μmより小さい孔を有している、請求項1に記載の装置。
  3. 気体の流れの中の粒子を検出するための連続流装置において、
    経路に沿って流れとなって移動する、微粒子と水蒸気を含んでいる気体サンプルの供給源と、
    液体状の作動流体の流体供給源と、
    前記経路に沿う通路を備えており、前記流体供給源と流体連通しており、作動流体の蒸気を前記気体に供給するように作動することができる飽和器と、
    前記蒸気を前記気体の流れの中の粒子上に凝結させて液滴を形成させるために、前記経路に沿って前記飽和器の下流に配置されている冷却器と、
    凝結した作動流体と水蒸気を集めるための前記冷却器に近接している収集器と、
    前記液滴を検出するための、前記冷却器の下流に配置されている感知器と、を備えている装置。
  4. 前記飽和器は、内部空間を画定する壁を有している多孔性材料と、前記内部空間に侵入する気体の噴流を形成するために気体の流れが通過するオリフィスと、を含んでいる、請求項3に記載の連続流装置。
  5. 前記冷却器は、低温の壁を有するチャンバと、前記気体の流れが前記チャンバ内に入るための入口オリフィスとを備えており、前記入口オリフィスは、前記チャンバの前記内部空間に侵入する気体の噴流を提供する、請求項4に記載の連続流装置。
  6. 気体の流れの中の粒子を検出するための連続流装置において、
    微細粒子を含む気体サンプルを、直列に接続された第1、第2及び第3通路に沿って、流れとして引き出す流れ誘起装置と、
    液体状の作動流体の流体供給源と、
    前記気体の流れが前記第1通路に沿って移動する間に、前記気体サンプルを選択された温度に加熱するヒーターと、
    前記気体の流れを前記第1経路から受け入れるために接続されている前記第2通路を有しており、前記気体の流れが前記第2通路を通って移動する際に前記気体の流れに作動流体の蒸気を供給するために前記作動流体と液体連通する加熱された要素を有する飽和器と、
    前記気体の流れを前記第2通路から受け入れて、前記気体の流れの中の粒子上に蒸気を凝結させて液滴を形成させるための前記第3経路を有している冷却器と、を備えている装置。
  7. 前記第2通路内に気体噴流を形成するために、前記第1通路と前記第2通路の間にオリフィスが配置されている、請求項に記載の連続流装置。
  8. 前記飽和器は前記第2通路を形成する管を備えており、前記管は多孔性であり、一部が前記作動流体供給源内にあり、前記飽和器の孔は、前記第2通路の表面への、前記作動流体の液体の毛管運動を引き起こす、請求項に記載の連続流装置。
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