JP3981668B2 - 押込み治具 - Google Patents

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本発明は、グローブポートにインナーリングまたは気密栓を挿入する押込み治具に関する。
例えば、放射性物質などの汚染物質を取り扱う場合、作業員の安全性を確保するために、負圧に保たれたグローブボックスの内部で汚染物質を取り扱うようにしている。
このグローブボックスに設けられるグローブポートは、例えば、グローブボックスのパネルの開口部の内側に位置されるフランジを有し、このフランジにグローブボックスの外側からリング状の押さえフランジを止めネジで締結してパネルを挟持して取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。特許文献1によれば、グローブをグローブポートに装着する方式として、グローブをグローブポート内に嵌装されるインナーリングに装着し、そのインナーリングをグローブポートに挿入するものが提案されている。
このようなインナーリングをグローブポートに挿入する際、グローブポートに設けられた突起に押込み治具を係止して、この押込み治具のネジ送り機構によりインナーリングをグローブポートに押込んで挿入するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−25366号公報(第3、5図、第2−3頁参照) 特開平7−63890号公報(第1−2図、第2−3頁参照)
しかし、特許文献2によれば、グローブポートに押込み治具を係止する突起が設けられていないグローブポートに適用できない。
本発明の課題は、グローブポートに押込み治具用の係止部を予め設けることなく取り付けられることができる押込み治具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、気密テストをするためにグローブポートの開口を塞ぐ蓋を固定するボルト穴がグローブポートの押さえフランジに設けられていることに着目してなされたものである。
すなわち、本発明は、グローブボックスのパネルの開口部の内側に位置されるフランジを有し、グローブボックスの外側に位置されるリング状の押さえフランジがパネルを挟んでフランジに止めネジで締結され、この押さえフランジにグローブポートの開口を塞ぐ気密テスト用蓋を固定する複数のボルト穴が形成されてなるグローブポートに取り付けられる押込み治具を対象とする。
本発明の押込み治具は、円環状のベース板と、このベース板に支柱を介して設けられた支持部材に形成されたネジ孔に螺合された送りロッドと、この送りロッドの先端に設けられインナーリングまたは気密栓に当接可能に設けられた当て部材と、この送りロッドを回すハンドルとを備えて構成され、気密テスト用蓋を固定する複数のボルト穴に、ボルト頭をベース板の厚さよりも押さえフランジから浮かしてボルトをねじ込み、ベース板の複数のボルト穴に対応する位置に、ボルト頭よりも大きい大孔と、この大孔に連続し、ボルト頭よりも幅が狭く、かつ、ボルトのネジ部の外径よりも幅が広い長孔を有してなる係止孔を設けたことを特徴とする。
このように構成することにより、押込み治具をグローブポートに取り付けるとき、グローブポートの押さえフランジに設けられている気密テスト用蓋の複数のボルト穴に、ボルト頭を浮かせた状態でボルトをねじ込み、そのボルト頭を、押込み治具のベース板の係止孔の大孔に通し、ベース板を回転させてボルトのネジ部を長孔に位置させることにより、ボルト頭を係止孔に引掛けることができる。これによれば、押込み治具用の係止部が予め設けられていなくても、グローブポートに押込み治具を取り付けることができる。
また、支柱を複数設ける場合、各支柱の間隔のうち少なくとも1つの間隔を、インナーリングおよび気密栓の外径よりも広くすれば、押込み治具をグローブポートに係止した後に、インナーリングや気密栓を取り付けることができるので好ましい。
本発明によれば、グローブポートに押込み治具用の係止部を予め設けることなく押込み治具を取り付けることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の押込み治具の一実施形態の正面図である。図2は、図1のII−II断面図である。図3は、図2のIII−III断面図であり、押込み治具をグローブポートに取り付けた状態を説明する図である。
本実施形態の押込み治具は、図1および図2に示すように、円環状のベース板1と、ベース板1に支柱3を介して設けられた支持部材5を有して構成されている。支柱3は、例えば、ベース板1の円周上に分散させて4本設けられている。各支柱3は、ベース板1の面に対して垂直に設けられている。
支持部材5の中心にネジ孔7が設けられ、このネジ孔7に螺合させて送りロッド9が設けられている。送りロッド9は、支柱3と平行で、かつ、送りロッド9の軸がベース板1の円環中心を通るように設けられている。送りロッド9は、ベース板1側の端に当て部材11が設けられ、反対側の端にハンドル13が設けられている。当て部材11は、円板状に形成され、円板の外周部の前端に縮径部17が形成され、後端に鍔部19が形成されている。縮径部17は、インナーリングや気密栓の内径に嵌合する寸法に形成されている。鍔部19は、インナーリングおよび気密栓の端に当接して押すことができる大きさに形成されている。当て部材11には、支柱3に当接して摺動可能なガイド21部が設けられている。
この押込み治具は、図3に示すように、グローブポートに取り付けられる。グローブポートは、筒部31の一端にフランジ33を有して構成されている。フランジ33は、グローブボックスのパネル35の開口部の内側に位置される。フランジ33には、グローブボックスの外側に位置されるリング状の押さえフランジ37が図示していない止めネジにより締結されるようになっている。パネル35は、フランジ33と押さえフランジ37によって狭持され、これにより、グローブポートがグローブボックスに取り付けられている。押さえフランジ37には、グローブポートの筒部31の開口を塞ぐ気密テスト用蓋を固定するためのボルト穴39が形成されている。このボルト穴39は、例えば、円周上に等間隔に4箇所配置されている。
次に、押込み治具の取り付け作業について説明する。まず、グローブポートの押さえフランジ37の4つのボルト穴39にそれぞれボルト41をねじ込む。各ボルト41のボルト頭は、ベース板1の厚さよりも押さえフランジ37の面から浮かせて位置させる。
一方、押込み治具のベース板1には、ボルト41の位置に合わせて円周上に等間隔に4つの係止孔23が形成されている。係止孔23は、図2に示すように、大孔25と、大孔25に連続する長孔27とで形成されている。大孔25は、ボルト41の頭よりも大きく形成されている。長孔27は、ボルト41の頭よりも幅が狭く、かつ、ボルト41のネジ部の外径よりも幅が広く形成されている。
次に、グローブポートにねじ込んだボルト41に、押込み治具のベース板1の係止孔23を合わせ、ボルト41の頭を係止孔23の大孔25に通す。そして、ボルト41が長孔27に嵌るようにベース板1を回転させる。これにより、ボルト41の頭が係止孔23に引掛けられ、押込み治具がグローブポートに係止される。
このように本実施形態によれば、押込み治具用の係止部が予め設けられていないグローブポートである、例えばグローブを折り返してポートの外周に装着する方式のグローブポートなどにも押込み治具を取り付けられる。すなわち、グローブポートに押込み治具用の係止部を予め設けることなく押込み治具を取り付けることができる。また、ボルト41を常時グローブポートに装備しておけば、例えば、緊急にグローブを交換する場合などに対応できる。
このような押込み治具により、インナーリング43をグローブポートに挿入する手順としては、当て部材11の縮径部17にインナーリング43を嵌め込んだ後、押込み治具をグローブポートに係止し、ハンドル13を回して当て部材11の鍔部19でグローブポート側に前進させる。これにより、インナーリング43はグローブポートに押込まれて挿入される。なお、図2に示すように、押込み治具の各支柱3の間隔のうちの1つをインナーリング43の外径よりも広くすれば、押込み治具をグローブポートに係止した後に、インナーリング43を縮径部17に取り付けることができる。
また、長孔27には、長孔27に嵌ったボルト41を固定する周知のストッパなどを設けることができる。また、本実施形態のように当て部材11に支柱3に当接して摺動可能なガイド部21を設ければ、押込み時に当て部材11が振れることを防止できる。
また、本実施形態では、インナーリング43をグローブポートに挿入する手順について説明したが、インナーリング43に代えて、グローブポートに嵌装される気密栓も同様に適用することができる。
本発明の押込み治具の一実施形態の正面図である。 図1のII−II断面図である。 図2のIII−III断面図であり、押込み治具をグローブポートに取り付けた状態を説明する図である。
符号の説明
1 ベース板
3 支柱
5 支持部材
7 ネジ孔
9 送りロッド
11 当て部材
13 ハンドル
23 係止孔
35 フランジ
37 押さえフランジ
39 ボルト穴
41 ボルト

Claims (2)

  1. グローブボックスのパネルの開口部の内側に位置されるフランジを有し、前記グローブボックスの外側に位置されるリング状の押さえフランジが前記パネルを挟んで前記フランジに止めネジで締結され、前記押さえフランジにグローブポートの開口を塞ぐ気密テスト用蓋を固定するボルト穴が形成されてなるグローブポートに取り付け、該グローブポートにインナーリングまたは気密栓を挿入する押込み治具であって、
    円環状のベース板と、該ベース板に支柱を介して設けられた支持部材に形成されたネジ孔に螺合された送りロッドと、該送りロッドの先端に設けられ前記インナーリングまたは前記気密栓に当接可能に設けられた当て部材と、該送りロッドを回すハンドルと、
    前記気密テスト用蓋を固定する複数のボルト穴に、ボルト頭を前記ベース板の厚さよりも前記押さえフランジから浮かしてねじ込まれたボルトとを備え、
    前記ベース板は、前記ボルト頭よりも大きい大孔と、該大孔に連続し、前記ボルト頭よりも幅が狭く、かつ、前記ボルトのネジ部の外径よりも幅が広い長孔を有してなる係止孔が前記複数のボルト穴に対応する位置に設けられてなることを特徴とする押込み治具。
  2. 前記支柱は、複数本設けられ、前記各支柱の間隔のうち少なくとも1つの間隔は、前記インナーリングおよび前記気密栓の外径よりも広いことを特徴とする請求項1に記載の押込み治具。
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