JP3980625B2 - 放電加工装置 - Google Patents

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この発明は、単純な形状の電極を3次元制御して、金型製作や部品加工を行う放電加工装置に関するものである。
従来から、円柱、円筒、角柱などの比較的単純な形状をした電極をNC制御装置により3次元制御を行い、所望の3次元形状を加工する放電加工装置が知られている。このような放電加工装置においては、複雑な3次元形状の総型電極を製作しなくてよく、金型製作コストおよび製作時間を大きく改善することができる。また、電極形状をあらかじめ規定できることからCAMシステムなどの導入が容易となり加工工程の自動化が期待できる。
しかしながら、このような放電加工では、総型電極による放電加工に比べて加工精度の点で電極消耗が大きな問題となる。このような問題を解決するために、山形大学の土屋、金子氏らによる一連の研究報告「円筒電極による三次元制御放電加工(第1報)」電気加工学会誌,Vol.17,No.33,p31/44(1983)、「円筒電極による三次元制御放電加工(第2報)」電気加工学会誌,Vol.17,No.34,p.1/12(1984)にて、円柱や円筒電極を回転させながらZ軸に一定量切り込んだのちX,Y軸によって平面加工を行う場合、あらかじめ実測データから求めた電極消耗長さの補正データをプログラム中に与えて加工の進行に伴い予測された消耗分だけ電極を送る方法が提案されている。
図8は上記のような電極消耗の補正が採用された従来の放電加工装置の構成を示すブロック図である。
図において、1は各駆動モータ2、3によってX、Y方向に駆動されるXYテーブル、4はこのXYテーブル3上に載置された被加工物、5は主軸、6はこの主軸5の先端に被加工物4と対応して固着され、例えば円柱、円筒等のように単純な形状をした加工電極、7は駆動モータの駆動力を主軸5を介して加工電極6に伝達し回転させる電極回転機構である。
9は加工電極6と被加工物4との間にパルス状の電流を加える加工電源、10は補正が考慮されていない加工経路が格納された加工経路格納手段、11は加工電極6の消耗を補正するための補正データが格納された補正データ格納手段、12はこの補正データ格納手段11に格納された補正データを用いて、加工経路格納手段10に格納されている加工経路を補正し電極経路を生成する電極経路生成手段、13はこの電極経路生成手段12で生成された電極経路に基づいて電極経路指令を送出する電極経路指令手段、14はこの電極経路指令手段13により送出される電極経路指令に基づいて、各駆動モータ2、3を制御することにより加工電極6の位置を設定する電極位置制御手段である。
次に、上記のように構成された従来の放電加工装置の動作について説明する。まず、加工に先立って予備実験により消耗補償パラメータを決定する。電極消耗が定常状態であれば軌道送り長さLと電極消耗長さzの間には補正データmを介してz=mLの関係が成立するので、適当な加工長さLにわたって加工を行い、電極消耗長さzを測定してmを計算すればよい。もちろん、以前行った実験、既知の経験や知識、理論などによりmが決定できる場合、予備実験は不要である。
さて、被加工物4の加工形状に応じて設定され加工経路格納手段10に格納された加工経路は、加工電極6の消耗については考慮されていないため、電極経路生成手段12により補正データ格納手段11に格納された補正データmを用いて、単位軌道送り長さΔL毎に電極長手方向の消耗長さΔz=m・ΔLの軌道を付加し電極消耗量を補償した、修正軌道データを生成するための電極経路を作成し電極経路指令手段13に送出される。
次いで、電極経路指令手段13によりこの電極経路に基づいて電極経路指令が送出され、この電極経路指令により電極位置制御手段14は各駆動モータ2、3を制御することによりXYテーブル1を移動させ、被加工物4に対する加工電極6の位置を設定して、被加工物4を所望の形状に加工する。
すなわち、図9にそのフローを示すように、補正データmを用いて加工経路を補正して電極経路を生成し、この電極経路に基づいて加工を行うものである。
なお、当然のことながら、加工電極6の消耗量の決定は加工軌跡によって生じる加工量の差を考慮に入れる必要があり、加工量によって補正データmには係数がかかる。
又、上述したと同様の消耗補正方法については、例えば特開平5−345229号公報においても述べられている。
さらに又、山形大学による研究報告「輪郭放電加工における学習予測補正制御」電気加工学会誌,Vol.11,No.33,p7/11(1987)にて、補正データmをより正確なものとするために、加工中に接触検知を行って実際の消耗量を確かめ、補正データ格納手段11に格納された補正データmを消耗量に応じて変更する方法も提案されている。
図10は上記のような電極消耗の補正が採用された放電加工装置の構成を示すブロック図である。
図において、図8に示す放電加工装置と同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。15は一定の計測区間ΔL毎に接触検知で電極消耗を計測する電極消耗計測手段、16はこの電極消耗計測手段15で計測され電極消耗に応じて、補正データ格納手段11内の補正データmを修正する補正データ修正手段、17はこの補正データ修正手段16で修正された補正データmに基づいて、電極位置制御手段14による制御量を補正して加工電極6の位置設定を修正する補正手段である。
次に、上記のように構成された従来の放電加工装置の動作について説明する。まず、補正手段17は補正データ格納手段11に予め格納されている補正データmを用いて、単位軌道送り長さΔL毎に電極長手方向の消耗長さΔz=m・ΔLの軌道を付加することによって、電極経路指令手段13から電極位置制御手段14に指令される電極経路を補正する。次いで、この補正された電極経路に基づいて、電極位置制御手段14は加工電極6の位置設定を行い加工電極6により加工が進行する。
一方、電極消耗計測手段15は電極位置制御手段14によって設定される加工電極6の位置から、その位置が平面進行方向にX進むごとに、加工電源9に信号を送出して加工電源9を切り、接触検知により実際の電極消耗長さΔzを計測する。そして、計測が終了すると加工電極6を元の位置に戻して加工電源9を投入し、補正データ修正手段16は補正データ格納手段11に格納される補正データmによって計算で得られるΔz=m・ΔLと、上記したように接触検知によって実際に得られたΔzとを比較し補正データmを修正する。なお、図11は上記動作をフローで示す図である。
従来の3次元加工を行う放電加工装置は以上のように構成されていた。ところで、放電加工は非接触加工のため、外乱が含まれ必ずしも予測通りに加工が行われるわけではない。例えば、加工時に発生する加工粉は、加工間隙の状態に影響を及ぼし、クリアランスを変化させる。
例えば、加工電極6の回転方向を例にすると、図12(A)に示すように加工電極6の回転方向を加工液を排出しながら加工が進行するようにした場合に比べて、図12(B)に示すように加工電極6の回転方向を加工液を巻き込みながら加工が進行するようにした場合は、加工電極6の周囲に加工粉が溜まりやすくなる。したがって加工が不安定となりクリアランスが広くなるというように少しの外乱で、加工前に行った予測が大きくはずれてしまうことになる。そして、さらにある点で発生した誤差はその後の加工にも影響を及ぼし誤差を蓄積させる。
又、図10にその構造を示す従来の装置では、加工電極6の消耗誤差の問題については一部解決する。しかしながら、ある区間毎に電極消耗誤差をいちいち測定するのは無駄を含む上に、測定以前に発生した誤差による形状の乱れについては考慮されていない。又、通常、3次元放電加工は所望の加工深さを一回の動作で進むのではなく、少しずつ薄く何層にもわたって加工を行う、いわゆる多層加工を行うが、前の層の形状のみだれに対し考慮がなされていない。
又、なるべく加工が安定し理想に近い状態で加工を行うことができれば、そもそも消耗誤差は最小限ですむはずであるが、そのような考慮がなされていない。又、多層加工において、どのようにそれぞれの層の厚みを決定するか、どのように加工条件を切り替えるかについては何ら考慮がされていない。又、単純な形状の加工電極を用いた加工では、総型電極を用いた場合に比べて電極の消耗が多いため、何らかのタイミングで電極の交換を行う必要があるが、その点についても考慮がなされていない等、数多くの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、クリアランスを一定に保って安定な加工を行い、誤差が発生した場合に加工で誤差が蓄積するのを防止し、効率の良い加工を行い、複雑な形状に対応する処理を行い、加工時間を短く精度の高い経路を生成することにより、高速、高精度の加工を可能にする放電加工装置を提供することを目的とするものである。
この発明の請求項1に係る放電加工装置は、単純形状の電極を用いて3次元形状加工を行う放電加工装置において、加工条件にそれぞれ対応する水平面内における理想加工速度を予め設定して格納する理想加工速度格納手段と、所定区間毎に加工が進行している水平面内における実加工速度を検出する加工速度検出手段と、上記実加工速度と理想加工速度とを比較し上記両速度の差異に応じて次層の深さ補正を含む電極経路を修正する電極経路修正手段とを備え、多層加工を行うことを特徴とする。
この発明の請求項2に係る放電加工装置は、単純形状の電極を用いて3次元形状加工を行う放電加工装置において、加工条件にそれぞれ対応する水平面内における理想加工速度を予め設定して格納する理想加工速度格納手段と、所定区間毎に加工が進行している実加工速度を検出する加工速度検出手段と、上記実加工速度と理想加工速度とを比較し上記両速度の差異に応じて深さ方向の上記電極の位置を修正する電極位置修正手段とを備えたことを特徴とする。
この発明の請求項1によれば、加工条件にそれぞれ対応する水平面内における理想加工速度を予め設定して格納する理想加工速度格納手段と、所定区間毎に加工が進行している水平面内における実加工速度を検出する加工速度検出手段と、上記実加工速度と理想加工速度とを比較し上記両速度の差異に応じて次層の深さ補正を含む電極経路を修正する電極経路修正手段とを備えたので、多層加工を行う際に、誤差の累積を防止して高精度な加工面を得ることが可能な放電加工装置を提供することができる。
この発明の請求項2によれば、加工条件にそれぞれ対応する水平面内における理想加工速度を予め設定して格納する理想加工速度格納手段と、所定区間毎に加工が進行している実加工速度を検出する加工速度検出手段と、上記実加工速度と理想加工速度とを比較し上記両速度の差異に応じて深さ方向の上記電極の位置を修正する電極位置修正手段とを備えたので、誤差の累積を防止して高精度な加工面を得ることが可能な放電加工装置を提供することができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1における放電加工装置の構成を示すブロック図、図2は図1における放電加工装置の動作を示すフロー図である。
図において、図8に示す従来装置と同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。35は電極経路生成手段12で生成される電極経路に関し、理想状態で加工を行った場合の進行方向の理想加工速度を、加工条件データ格納手段30に格納されたデータに基づいて計算し格納する理想加工速度格納手段、36は各駆動モータ2、3の動きにより進行方向の実際の加工速度を測定する実加工速度計測手段、37は理想加工速度格納手段35に格納された理想加工速度と、実加工速度測定手段36によって測定される実加工速度とを比較する加工速度比較手段、38はこの加工速度比較手段37の比較結果に応じて、電極位置の補正を行い電極経路指令手段13に伝達する電極位置修正手段である。
次に、上記のように構成された実施の形態1における放電加工装置の動作を図2に示すフローに基づいて説明する。
まず、補正データ格納手段11に格納された補正データに基づいて、電極経路生成手段12により加工経路格納手段10に格納された加工経路に、電極消耗量の補正がなされて電極経路が生成される(ステップS91)。このようにして電極経路が生成されると、理想加工速度格納手段35は生成された電極経路に関し、理想状態で加工を行った場合の進行方向の理想加工速度を、加工条件データ格納手段30に格納されたデータに基づいて計算(ステップS92)し格納する。
一方、実加工速度計測手段36は、加工時間a秒間毎に進行方向に進んだ加工距離bを測定し、これら加工時間aおよび加工距離bから実加工速度を計算する(ステップS93)。次いで、加工速度比較手段37はステップS93で計算された実加工速度に対応する理想加工速度を、理想加工速度格納手段35から抽出(ステップS94)し、この抽出された理想加工速度と実加工速度とを比較する(ステップS95)。そして、比較の結果両速度に差異があれば、電極位置修正手段38によりこの差異に応じた電極位置の修正(ステップS96)が行われ、この修正値は電極経路指令手段13に伝達されて電極経路に加味される。
ところで、深さ方向を含めた加工速度がほぼ一定であるとすると、進行方向の加工速度の変化は加工深さに反比例する。すなわち前述したように、放電加工は非接触加工なので電極深さと加工深さは一致しない。そこで、極間の誤差が加工プログラムにおける加工深さの見積もり誤差となってきいてくる。例えば加工時間a秒間の加工距離bであるはずなのに、実際の加工距離が2・bであったとすると、実際の加工深さは所望の加工深さの1/2しか加工していないことになる。
これは、つまり見積もり誤差であり、このまま加工を行うと所望の加工深さの1/2の深さの加工になってしまう。したがって、電極位置修正手段38は電極位置をもととなる補正値の2倍分補正するという動作を行う。すなわち、設定された深さ方向の電極送りが、加工距離b毎にcであったとすると、b毎に2・c送るように電極経路指令手段13に修正を送るようにすれば良い。
このように上記実施の形態1によれば、実加工速度測定手段36によって測定される実加工速度を、理想加工速度格納手段35に格納された対応する理想加工速度と加工速度比較手段37によって比較し、電極位置修正手段38によって両速度の差異に応じて電極の位置の修正を行うようにしているので、実加工状態に応じた電極消耗の補償を行うことができ、誤差の累積を防止して高精度な加工面が得られるという効果がある。
実施の形態2.
尚、上記実施の形態1では、電極位置修正手段38で理想加工速度と実加工速度との差異に応じて、電極の位置の修正を行うようにしているが、図3にその構成を示すように、補正手段39により両加工速度の差異に応じて、補正データ格納手段11に格納された補正データを補正するようにしても良く、上記実施の形態1の場合と同様に高精度な加工面が得られるという効果がある。
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3における放電加工装置の構成を示すブロック図、図5は図4における放電加工装置の動作を示すフロー図である。
図において、上記各実施の形態におけるものと同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。40は電極経路生成手段12で生成された電極経路の各層毎の理想加工速度を計算して格納する理想加工速度格納手段、41は実加工速度測定手段36によって測定される実加工速度を順次1層ずつ格納する実加工速度格納手段、42はこの実加工速度格納手段41に格納される実加工速度と、この実加工速度に対応する理想加工速度を理想加工速度格納手段40から抽出して順次比較する加工速度比較手段、43はこの加工速度比較手段42の比較結果から実際の加工形状を予測し、次の層の電極経路を順次修正する電極経路修正手段である。
次に、上記のように構成された実施の形態3における放電加工装置の動作を図5に示すフローに基づいて説明する。
まず、補正データ格納手段11に格納された補正データに基づいて、電極経路生成手段12により加工経路格納手段10に格納された加工経路に、電極消耗量の補正がなされて電極経路が生成される(ステップS111)。このようにして電極経路が生成されると、理想加工速度格納手段40は生成された電極経路に関し、理想状態で加工を行った場合の進行方向の各層毎の理想加工速度を、加工条件データ格納手段30に格納されたデータに基づいて順次計算し格納される(ステップS112)。
一方、実加工速度計測手段36は、加工時間a秒間毎に進行方向に進んだ加工距離bを測定し、これら加工時間aおよび加工距離bから実加工速度を1層毎に計算し、実加工速度格納手段41に1層ずつ格納される(ステップS113)。次いで、加工速度比較手段42は実加工速度格納手段41から実加工速度を抽出するとともに、この実加工速度に対応する理想加工速度を、理想加工速度格納手段40から抽出(ステップS114)し、この抽出された理想加工速度と実加工速度とを比較する(ステップS115)。そして、比較の結果両速度に差異があれば、電極経路修正手段43によりこの差異に応じた電極位置の修正(ステップS116)が行われ、この修正値は電極経路指令手段13に伝達されて電極経路の修正が行われる。なお、この修正は例えば前の層の加工速度の差、すなわち加工深さの加工軌跡に沿った断面が、図6(A)中破線で示した目標面粗さに対してaのようになっていたとすると、次の層の加工経路が図6(B)に示すbとなるようにしてなされる。
このように上記実施の形態3によれば、実加工速度測定手段36により測定されて実加工速度格納手段41に格納される1層毎の実加工速度を抽出するとともに、理想加工速度格納手段40に格納されるものの中から抽出された実加工速度に対応する理想加工速度を抽出して、加工速度比較手段42によって両加工速度を比較し、電極経路修正手段43によりその差異に応じて次の層の電極経路を修正するようにしているので、誤差の累積を防止し高精度な加工面が得られるという効果がある。
実施の形態4.
尚、上記実施の形態3では、電極経路修正手段43により理想加工速度と実加工速度との差異に応じて、次の層の電極経路の修正を行うようにしているが、図7にその構成を示すように、例えばカメラで撮影した画像データやレーザ波長を用いる等して実加工形状を測定する実加工形状測定手段45により、1層毎の実加工形状を順次測定して実加工形状格納手段46に格納し、この実加工形状と理想加工形状格納手段44に格納された各層毎の理想加工形状の中の対応する理想加工形状とを比較し、両加工形状の差異に応じて、電極経路修正手段48により次層の電極経路を修正するようにしても良く、上記実施の形態3の場合と同様の効果が得られることは言うまでもない。
この発明の実施の形態1における放電加工装置の構成を示すブロック図である。 図1における放電加工装置の動作を示すフロー図である。 この発明の実施の形態2における放電加工装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3における放電加工装置の構成を示すブロック図である。 図4における放電加工装置の動作を示すフロー図である。 前層における加工経路を次層における加工経路で修正を行う例を示す断面図である。 この発明の実施の形態4における放電加工装置の構成を示すブロック図である。 従来の放電加工装置の構成を示すブロック図である。 図8における放電加工装置の要部の動作を示すフロー図である。 図8に示すものとは異なる他の従来の放電加工装置の構成を示すブロック図である。 図10における放電加工装置の要部の動作を示すフロー図である。 加工電極の回転方向と加工代の位置との関係で加工液の排出程度が異なることを説明するための図である。
符号の説明
1 XYテーブル、2,3,8 駆動モータ、4 被加工物、5 主軸、
6 加工電極、7 電極回転機構、9,28 加工電極、10 加工経路格納手段、
11 補正データ格納手段、12 電極経路生成手段、13 電極経路指令手段、
14 電極位置制御手段、30 加工条件データ格納手段、
35,40 理想加工速度格納手段、36 実加工速度測定手段、
37,42 加工速度比較手段、38 電極位置修正手段、39 補正手段、
41 実加工速度格納手段、43,48 電極経路修正手段、
44 理想加工形状格納手段、45 実加工形状測定手段、46 実加工形状格納手段、
47 加工形状比較手段。

Claims (2)

  1. 単純形状の電極を用いて3次元形状加工を行う放電加工装置において、加工条件にそれぞれ対応する水平面内における理想加工速度を予め設定して格納する理想加工速度格納手段と、所定区間毎に加工が進行している水平面内における実加工速度を検出する加工速度検出手段と、上記実加工速度と理想加工速度とを比較し上記両速度の差異に応じて次層の深さ補正を含む電極経路を修正する電極経路修正手段とを備え、多層加工を行うことを特徴とする放電加工装置。
  2. 単純形状の電極を用いて3次元形状加工を行う放電加工装置において、加工条件にそれぞれ対応する水平面内における理想加工速度を予め設定して格納する理想加工速度格納手段と、所定区間毎に加工が進行している実加工速度を検出する加工速度検出手段と、上記実加工速度と理想加工速度とを比較し上記両速度の差異に応じて深さ方向の上記電極の位置を修正する電極位置修正手段とを備えたことを特徴とする放電加工装置。
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