JP3980010B2 - ストリーム伝送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、MPEG−2トランスポートストリームのような時間情報を含むストリームを異なるネットワーク間で(例えば、イーサネットからIEEE1394ネットワークへ)伝送するストリーム伝送装置に関するものである。
従来の等時性データ通信用の装置(ストリーム伝送装置)として、例えば、特許文献1(特表2003−519448号公報)に提案されたものがある。この装置においては、2つのバス(特許文献1の図4の符号1,2)を伝送ブリッジ(特許文献1の図4の符号3)で接続した、パケットに基づく通信ネットワークを介して、MPEG−2トランスポートストリームなどの等時性データを伝送する場合に、タイミングエラーを訂正するために、以下のような方法が用いられている。送信側で等時性データパケットに挿入された最初の伝送タイムスタンプ値を後続して受信される各データパケットにおける伝送タイムスタンプ値から減算して得た値を、受信されたデータパケットの最初のものの出力時間(この出力時間は、伝送タイムスタンプを含む最初のパケットが受信された時点での、送信側の伝送クロックと周波数においては同期されているが絶対時間においては必ずしも同期されていない受信器クロックに基づく絶対時間に、所与の時間オフセットを加算して決定した時間である。)に加算して前記後続のデータパケットの出力時間を規定することによって、各パケットの出力時間のタイミングエラー(ジッタ)を吸収している(特許文献1の段落0030〜0031)。しかし、この方法では、伝送ブリッジで接続された2つのバス上のクロックは、絶対時間としてはロックされる必要はないものの、周波数的にはロックされる必要がある(特許文献1の段落0033)。
特表2003−519448号公報(段落0022〜0033、図4)
上記したように従来のストリーム伝送装置では、送信装置と受信装置のそれぞれが伝送ブリッジを介して接続された別のネットワークに接続されている場合、送信側と受信側のクロックが絶対時間としてはロックされる必要はないものの周波数的にはロックされていることを前提としているが、イーサネットとIEEE1394ネットワークのように異なるネットワーク間を伝送ブリッジで接続する場合には、周波数ロックを実現することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、第1のネットワークに接続された機器において用いられる送信側のクロックに基づくタイミングで送られてくるストリームを、送信側のクロックとは無関係のクロックを用いる第2のネットワークに接続された機器に、タイミングエラーの影響を受けないように伝送することができるストリーム伝送装置を提供することである。
本発明に係るストリーム伝送装置は、時間情報を含むストリームを、第1のネットワークに接続された機器から第2のネットワークに接続された機器に伝送する装置であって、前記第1のネットワークで伝送されたストリームを受信する受信手段と、前記受信手段により受信されたストリームを一時的に蓄積するバッファ手段と、前記受信手段により受信されたストリームから時間情報を抽出する時間情報抽出手段と、前記時間情報抽出手段により抽出された2つの時間情報の差、及び前記バッファ手段における前記2つの時間情報が挿入されたストリーム位置の間にあるストリームのデータ量に基づいて、前記ストリームをパケットごとに前記バッファ手段から読み出して前記第2のネットワークに送出するタイミングと前記第2のネットワークに送出するストリームに付加するタイムスタンプを算出すると共に、前記バッファ手段に蓄積されているストリームのデータ量に基づいて算出した補正値を用いて前記ストリームを前記第2のネットワークに送出するタイミングを補正する読出タイミング制御手段と、前記読出タイミング制御手段から出力されたストリームに前記読出タイミング制御手段で算出されたタイムスタンプを挿入するタイムスタンプ挿入手段と、前記タイムスタンプ挿入手段によりタイムスタンプを挿入されたストリームを前記第2のネットワークに送出するインターフェース手段とを有するものである。
本発明のストリーム伝送装置によれば、第1のネットワークを介して送られてきたストリームをバッファ手段に蓄積し、ストリームに含まれる2つの時間情報の差分、及び前記バッファ手段における前記2つの時間情報の間にあるストリームのデータ量の差分から、各パケットをバッファ手段から読み出して第2のネットワークに送出するタイミングと第2のネットワークへの送出時にストリームに付加するタイムスタンプを算出するよう構成したので、第1のネットワークに接続された機器において用いられる送信側のクロックに基づくタイミングで送られてくるストリームを、送信側のクロックとは無関係のクロックを用いる第2のネットワークに接続された機器に、タイミングエラーを除去した上で伝送することができるという効果が得られる。また、本発明のストリーム伝送装置によれば、バッファ手段に蓄積されているデータ量に基づいて算出した補正値を用いてストリーム送出タイミングを補正するよう構成したので、バッファ手段のオーバーフロー又はアンダーフローを防いで、連続したデータ伝送を実現できるという効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態1によるストリーム伝送装置の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、実施の形態1のストリーム伝送装置は、イーサネット(登録商標)(図示せず)に接続されたイーサネット入力端子1と、UDP(User Datagram Protocol)受信部(パケット受信部)2と、バッファ3と、PCR(Program Clock Reference:プログラムクロック基準)抽出部4と、読出タイミング制御部5と、タイムスタンプ挿入部9と、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394インターフェース10と、IEEE1394バス(図示せず)に接続されたIEEE1394端子14とを有している。また、IEEE1394インターフェース10は、IEEE1394端子14に接続されたアイソクロナス(等時性)ストリーム送出部11と、サイクルタイマレジスタ12と、クロック発生部13とを有している。
実施の形態1のストリーム伝送装置においては、イーサネットからイーサネット入力端子1に入力されるMPEG(Moving Picture Experts Group)−2トランスポートストリームのデータパケットは、UDP受信部2で受信されてバッファ3に蓄積されると共に、MPEG−2トランスポートストリームに含まれるPCRを抽出するPCR抽出部4に送られる。PCR抽出部4で抽出されたPCR値は、読出タイミング制御部5に送られる。
読出タイミング制御部5は、サイクルタイマレジスタ12の値とPCR抽出部4で抽出されたPCR値から、バッファ3からデータを読み出すタイミングを決定し、バッファ3からデータを読み出してタイムスタンプ挿入部9に送り出すと共に、タイムスタンプ挿入部9で挿入すべきタイムスタンプ値を算出してタイムスタンプ挿入部9に供給する。タイムスタンプ挿入部9でタイムスタンプが挿入されたストリームデータは、IEEE1394インターフェース10の一部であるアイソクロナスストリーム送出部11に送られ、IEEE1394端子14からIEEE1394バスに送出される。
実施の形態1においては、パーソナルコンピュータ(PC)やサーバなどのようなイーサネットインターフェースを持つ機器(図示せず)からイーサネットを介して図1のイーサネット入力端子1にMPEG−2システム規格(ISO(国際標準化機構)/IEC(国際電気標準会議)13818−1)において規定されたトランスポートストリームが送られているものとする。MPEG−2トランスポートストリームには、ストリームを受信した機器がデコードのタイミングを決定するためのタイムスタンプ(PCR)が挿入されている。PCRは、ストリームを生成する装置が持つシステムクロック(例えば、27MHz)をカウントして、ストリーム送出時に0.1秒以下の間隔で挿入される。受信側では、PCRを抜き出して、抜き出されたPCRをもとにPLL(Phase Locked Loop)回路などにより、送信側と周波数が一致した27MHzのシステムクロックを再現し、デコードのタイミングを制御する。このため、PCRが受信側のデコーダに入る時間間隔は、送信時の時間間隔と等しくなるように伝送する必要がある。
MPEG−2トランスポートストリームをイーサネット経由で送信する場合には、トランスポートパケットを、UDPなどのIP(インターネットプロトコル)パケットに乗せてイーサネットインターフェースから送り出す。このとき、PC等のプロセッサが制御してトランスポートパケットをイーサネットインターフェースに転送し、ネットワークを通して受信側に送り届ける過程で、パケット毎に到着する時間に揺らぎ、すなわち、ジッタが発生する。
一方、IEEE1394バスにおいては、アイソクロナス転送によってMPEG−2トランスポートストリームを伝送する。アイソクロナス転送は、バス上に1台あるサイクルマスタとなる機器が一定間隔(例えば、8kHz)毎に送信するサイクルスタートパケットに同期して行なわれる。サイクルスタートパケットは、バス上のすべての機器にブロードキャストされ、各機器が持つサイクルタイマレジスタにパケットに含まれるサイクル時間を設定する。MPEG−2トランスポートストリーム伝送の場合、国際規格IEC61883−4にIEEE1394バス上の伝送方法が規定されており、1つのMPEG−2トランスポートパケット(188バイト)に後述する4バイトのソースパケットヘッダを付加した後に8等分した各24バイト長のデータブロックを1個又は複数個組み合わせて1アイソクロナスパケットとして伝送する。前記4バイトのソースパケットヘッダは、25ビットのタイムスタンプと、現在使用されていない7ビットとから構成される。前記25ビットのタイムスタンプは、上記サイクル時間に対応する13ビットのサイクルカウントと、各サイクル内でIEEE1394インターフェースに使用される基準クロック24.576MHzをカウントした12ビットのサイクルオフセットとから構成される。このタイムスタンプは、受信側でMPEG−2トランスポートストリームデコーダにトランスポートパケットの先頭バイトが入力されるべき時間を、サイクル時間で表示したものである。
一般に、IEEE1394インターフェース10にMPEG−2トランスポートストリームを送出する際には、スムージングバッファでレートを平滑化しておく。この平滑化によりMPEG−2トランスポートストリームは時間的にシフトする。スムージングバッファの出力はIEEE1394インターフェース10を介して受信側に送られるが、この時、受信機器にストリームが到着する時間にはジッタが発生する。受信機器内部には受信バッファが備えられており、この受信バッファによりスムージングバッファで導入された時間シフトと伝送に伴うジッタが吸収される。受信バッファからの読出のタイミングは、前記タイムスタンプがサイクル時間に一致した時点になされる。このため、タイムスタンプは、対応するMPEG−2トランスポートストリームがスムージングバッファに入力された時点のサイクル時間に、スムージングバッファ、IEEE1394インターフェース伝送及び受信バッファを通過するのに要する時間を見込んで設定した一定のオフセット値を加えた値に設定する。
図1の構成においては、イーサネット入力端子1からUDPパケットとして入力されたMPEG−2トランスポートストリームをUDP受信部2で受信し、バッファ3に送り、一旦蓄積すると共に、PCR抽出部4にも送って、時間情報(PCR)を抽出し、バッファ3に蓄積されたMPEG−2トランスポートストリームのパケット位置とPCRを関連付ける。読出タイミング制御部5は、バッファ3に蓄積されたデータ量をモニタし、予め定めた一定のデータ量(少なくとも2つのPCR(例えば、連続する2つのPCR、すなわち、バッファ3に先に入力された最初のPCRとこの最初のPCRの次にバッファ3に入力された後続のPCR)が含まれるデータ量)Bthを超えた時点でバッファ3からデータの読み出しを開始する。読出タイミング制御部5は、PCR抽出部4からバッファ3に蓄積されたMPEG−2トランスポートパケットの最初のPCRとこれに続く後続の(すなわち、次の)PCRをPCR抽出部4から読み出し、次のような方法で各パケットの送出タイミングを決定する。
今、バッファ3に蓄積されたMPEG−2トランスポートパケットの内、最初のPCRを含むパケットの先頭バイトのバッファ位置をbp、これに対応するPCR値をpcrとし、また、次のPCRを含むパケットの先頭バイトのバッファ位置をbp、これに対応するPCR値をpcrとする。さらに、バッファ3に蓄積されたデータ量が閾値Bthを超えた時点t(秒)で読出タイミング制御部5がバッファ3のバッファ位置bpからデータの読み出しを開始したものとすると、最初のPCRを含むパケットの先頭バイトのバッファ位置bpから数えてn番目のパケットの先頭バイトを読み出すタイミングt(秒)は次式1で与えられる。
Figure 0003980010
式1において、PCRは27MHzのシステムクロックをカウントしているため連続する2つのPCRの時間間隔を秒で表すと、
(pcr−pcr)/27000000
となる。また、最初のPCRを含むパケットの先頭バイトのバッファ位置bpと次のPCRを含むパケットの先頭バイトのバッファ位置bpの間のパケット数を、バイト単位で表したバッファ位置の差分bp−bpと、1トランスポートパケットの長さ188バイトとを用いて表すと、
(bp−bp)/188
となる。上記式1で与えられる時間に合わせて、バッファ位置bpからbpまでのパケットを読み出してIEEE1394インターフェースに送り出すことにより、各パケットの先頭バイトは正確なタイミングに従って送出されることとなる。一方、IEEE1394インターフェース10においては、前述したようにサイクル時間が基準時間として用いられる。上の例では、各パケットは
Figure 0003980010
秒間隔で送出される必要があり、この時間間隔を8kHzのサイクル時間に置き換えた値ticは次式2で表すことができる。
Figure 0003980010
読出タイミング制御部5は、IEEE1394インターフェース10のサイクルタイマレジスタ12からサイクル時間を得て、上記読み出しタイミングをサイクル時間に変換した値に基づいてパケットの読み出しタイミング制御を行なう。すなわち、上記pcrを含むトランスポートパケットの読み出しをサイクル時間Ctで開始した場合、n番目のトランスポートパケットは、次式3
Ct+i≦Ct+n*tic<Ct+i+1 …式3
を満足するサイクル時間Ct+iにおけるアイソクロナスパケットとして送出する。ここで、Ct+iは、0から7999までの値(整数値)を取るサイクル時間であり、8000に達すると0に戻る。これに対応して、Ct+n*ticの値も、8000以上になった時点で8000を減算する。
さらに、読出タイミング制御部5は、タイムスタンプ値を以下の方法で決定し、タイムスタンプ挿入部9に送る。タイムスタンプは、上述のように受信バッファからトランスポートパケットを読み出してデコードを行なうタイミングを示し、上記読み出しタイミングCt+n*ticに一定のオフセット値Ofsを加えた値Ct+n*tic+Ofsになる。従って、サイクルカウント値は、Ct+n*tic+Ofsの整数部、すなわち、int(Ct+n*tic+Ofs)になる。ただし、読み出しタイミングにオフセット値を加えた値Ct+n*tic+Ofsの値が8000以上になった場合には、8000を減算する。また、サイクルオフセット値は各サイクル内で、基準クロック24.576MHzをカウントした値であり、
1サイクル=24576000Hz/8000Hz=3072カウント
に相当するので、Ct+n*tic+Ofsの小数点部
Ct+n*tic+Ofs−int(Ct+n*tic+Ofs)
に、3072を乗じた値を用いる。この処理を各トランスポートパケットについて繰り返し、読み出しがpcrを含むパケットに達した場合、再び、続くPCRの値pcrを用いてtic値を置き換えると共に、pcrを含むパケット送出タイミングCt+n*ticを新たなCt値として同様の動作を続ける。
上記動作により、イーサネット経由で送られてきたMPEG−2トランスポートストリームをPCRに基づくタイミングで、タイムスタンプを付加した上でIEEE1394インターフェースに送り出すことができる。しかしながら、イーサネットにMPEG−2トランスポートストリームを送出した機器の基準クロックとIEEE1394上のサイクル時間の基準となるクロックは周波数的にロックしていないため、バッファ3にデータが蓄積される速度と読み出される速度は完全には一致しない。そこで、バッファ3に蓄積されたデータ量が予め設定した閾値Uthを下回ったときには、上記ticに1より大きい補正値cを乗じることにより、バッファ3からの読み出し速度を落とし、バッファ3に蓄積されたデータ量が閾値Uthより大きい閾値Uthを越えた時点で補正値cを1に戻す。逆に、バッファ3に蓄積されたデータ量が予め設定した閾値Othを越えた場合には上記ticに1より小さい正数の補正値cを乗じることにより、バッファ3からの読み出し速度を上げ、バッファ3に蓄積されたデータ量が閾値Othより小さい閾値Othを下回った時点で補正値cを1に戻す。上記補正値c,cを1に近い値に設定することにより、IEEE1394インターフェースに送り出されるPCR間隔の誤差を小さく保ちながら、基準クロックの相違によるバッファ3のオーバーフロー、アンダーフローを防いでIEEE1394インターフェースに送り出されるMPEG−2トランスポートストリームのデータ欠落をなくし、連続したデータ転送を実現できる。
上記動作を実行するための読出タイミング制御部5の構成の一例を図2に示す。図2において、図1の構成と同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものである。読出タイミング制御部5は、比較部20〜23、補正値設定部24、第1減算部25、第2減算部26、除算部27、TSP(トランスポートストリームパケット)読出部29、ラッチ部28、加算部30、第1乗算部32、第2乗算部31、及びタイムスタンプ算出部33を含む。
図2において、PCR抽出部4はバッファ3に蓄積されたMPEG−2トランスポートストリームに含まれる連続する2つのPCR(すなわち、先に抽出されたPCRと、その次に抽出されたPCR)であるpcrとpcrを第1減算部25に入力し、pcrを含むトランスポートパケットの先頭位置bp及びpcrを含むトランスポートパケットの先頭位置bpを第2減算部26に入力し、第1減算部25の出力(pcr−pcr)と第2減算部26の出力(bp−bp)を得る。第1減算部25の出力は除算部27において第2減算部26の出力で除算されて(pcr−pcr)/(bp−bp)となり、その後、第1乗算部32で定数188/3375を乗じて、次式4で示される、1トランスポートパケット当りのサイクル時間の増分tic
を得る。
Figure 0003980010
一方、比較部20〜23の一方の入力にはバッファ3から蓄積されたデータ量bfが供給されており、データ量bfは、比較部20〜23のそれぞれに入力される閾値Uth、Uth、Oth、Oth(Uth<Uth<Oth<Oth)と比較され、比較結果が補正値設定部24に送られる。補正値設定部24は、比較部20〜23における比較結果に基づいて下記の補正値cを出力する。
・bf<Uthになった場合には、c=c(c>1)とする。
・bf<Uthとなった後、データ量が回復し、bf>Uthとなった場合には、c=1とする。
・bf>Othになった場合には、c=c(0<c<1)とする。
・bf>Othとなった後、データ量が減少し、bf<Othとなった場合には、c=1とする。
TSP読出部29は、バッファ3に蓄積されたMPEG−2トランスポートストリームをバッファ3からパケット単位で読み出し、1パケット読み出す毎にラッチ部28に新たなデータをラッチするように制御信号を出力する。補正値設定部24の出力cと第1乗算器32の出力とを乗算する第2乗算器31の出力c*ticは、加算部30に加えられ、直前にラッチ部28で保持されたデータと加算されて、新たなデータとしてラッチ部28に保持され、TSP読出部29に供給される。すなわち、ラッチ部28の出力には、前述のトランスポートパケット送出サイクル時間Ct+n*ticに相当する値が得られる。TSP読出部29では、ラッチ部28の出力とサイクルタイマレジスタ12から供給されるサイクル時間とを比較し、各トランスポートパケットを所定のサイクル内にタイムスタンプ挿入部9に送り出す。
タイムスタンプ算出部33では、ラッチ部28の出力値に所定のオフセット値を加え、その整数部からサイクルカウント値を、また小数部からサイクルオフセット値を算出し、タイムスタンプ挿入部9では、TSP読出部29から送られてきたトランスポートパケットにタイムスタンプを付加してIEEE1394インターフェース10に供給する。
実施の形態1の構成によれば、各パケットの送出タイミングと送出パケットに挿入するタイムスタンプ値をトランスポートパケットに含まれる時間情報であるPCRに基づいて決定するため、各パケットは元のタイミングに正確に従ってIEEE1394ネットワーク上を伝送されると共に、バッファ3に蓄えられたパケットの量に応じてIEEE1394ネットワークへのパケット送出間隔を微調整するので、送出側の基準クロックと受信側の基準クロックがロックしていなくとも連続的にパケットを伝送することができる。
なお、上記説明においては、イーサネットに接続された機器からIEEE1394ネットワークへ接続された機器へパケットデータを伝送するストリーム伝送装置を説明したが、送信側及び受信側のネットワークの種類は、上記以外の方式を採用したものであってもよい。
また、上記説明においては、比較部20〜23の数が4台であり、バッファ3のデータ蓄積量bfと4個の閾値との比較結果に基づいて補正値cの値を変更する制御方法を説明したが、閾値の数を3個以下にすることも可能である。さらに、上記説明においては、比較部20〜23の数が4台であり、バッファ3のデータ蓄積量bfと4個の閾値との比較結果に基づいて補正値cの値を1未満の所定値、1、1より大きい所定値の3個の値のいずれかにする制御方法を説明したが、閾値の数を5個以上にし、補正値cの値をよりきめ細かく設定する制御方法を採用してもよい。
本発明の実施の形態1によるストリーム伝送装置の構成を示すブロック図である。 図1の読出タイミング制御部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 イーサネット入力端子、 2 UDP受信部(パケット受信部)、 3 バッファ、 4 PCR抽出部、 5 読出タイミング制御部、 9 タイムスタンプ挿入部、 10 IEEE1394インターフェース、 11 アイソクロナスストリーム送出部、 12 サイクルタイマレジスタ、 13 クロック発生部、 14 IEEE1394端子、 20〜23 比較部、 24 補正値設定部、 25 第1減算部、 26 第2減算部、 27 除算部、 28 ラッチ部、 29 TSP読出部、 30 加算部、 31 第2乗算部、 32 第1乗算部、 33 タイムスタンプ算出部。

Claims (4)

  1. 時間情報を含むストリームを、第1のネットワークに接続された機器から第2のネットワークに接続された機器に伝送するストリーム伝送装置において、
    前記第1のネットワークで伝送されたストリームを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信されたストリームを一時的に蓄積するバッファ手段と、
    前記受信手段により受信されたストリームから時間情報を抽出する時間情報抽出手段と、
    前記時間情報抽出手段により抽出された2つの時間情報の差、及び前記バッファ手段における前記2つの時間情報が挿入されたストリーム位置の間にあるストリームのデータ量に基づいて、前記ストリームをパケットごとに前記バッファ手段から読み出して前記第2のネットワークに送出するタイミングと前記第2のネットワークに送出するストリームに付加するタイムスタンプを算出すると共に、前記バッファ手段に蓄積されているストリームのデータ量に基づいて算出した補正値を用いて前記ストリームを前記第2のネットワークに送出するタイミングを補正する読出タイミング制御手段と、
    前記読出タイミング制御手段から出力されたストリームに前記読出タイミング制御手段で算出されたタイムスタンプを挿入するタイムスタンプ挿入手段と、
    前記タイムスタンプ挿入手段によりタイムスタンプを挿入されたストリームを前記第2のネットワークに送出するインターフェース手段と
    を有することを特徴とするストリーム伝送装置。
  2. 前記インターフェース手段が、予め定められたサイクル時間を出力し、
    前記読出タイミング制御手段が、
    前記時間情報抽出手段により抽出された前記2つの時間情報の差を求める第1の減算手段と、
    前記バッファ手段における前記2つの時間情報が挿入されたストリーム位置の間にあるストリームの前記データ量を算出する第2の減算手段と、
    前記第1の減算手段の出力を前記第2の減算手段の出力で除算する除算手段と、
    前記除算手段の出力に予め定められた定数を乗じる第1の乗算手段と、
    前記バッファ手段に蓄積されたストリームの前記データ量を予め定められた複数の閾値と比較する比較手段と、
    前記比較手段の出力に基づいて前記補正値を設定する補正値設定手段と、
    前記第1の乗算手段の出力に前記補正値を乗じる第2の乗算手段と、
    前記インターフェース手段のサイクル時間を基準に前記バッファ手段からストリームをパケット毎に読み出すパケット読出手段と、
    前記パケット読出手段がパケットを読み出す毎に値が更新されるデータ保持手段と、
    前記データ保持手段の出力に前記第2の乗算手段の出力を加算して、前記データ保持手段に入力する加算手段と、
    前記データ保持手段の出力から前記タイムスタンプを算出するタイムスタンプ算出手段と
    を有することを特徴とする請求項1に記載のストリーム伝送装置。
  3. 前記ストリームがMPEG−2トランスポートストリームであることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のストリーム伝送装置。
  4. 前記第1のネットワークがイーサネットであり、前記第2のネットワークがIEEE1394ネットワークであることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載のストリーム伝送装置。
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