JP3979265B2 - 太陽電池パネルを設けた軒樋構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池パネルを設けた軒樋構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
屋外に設置する太陽電池パネルは、通常、屋根上に取り付けることが一般的である。この場合、その電力を電力供給機器に供給するための電線が屋根上に露出して配置されることとなり、その結果、住宅外観が損なわれたり、電線の劣化を招くおそれがある。これに対するものとして、太陽電池パネルからの電線を軒樋内部に配置する配線構造が特開平9−119203号公報に、また、軒樋と鼻板との間の空間に電線の取り付ける構造が特開2000−45469号公報に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−119203号公報(第2〜5頁、図1)
【0004】
【特許文献2】
特開2000−45469号公報(第2〜8頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述した配線構造は、住宅外観を損なうことがなく、電線の劣化を抑制できるのであるが、屋根上の太陽電池パネルと軒先との間及び軒先と電力供給機器との間の配線工事は依然として必要である。ここで、電力供給機器が、軒先照明や人体検知センサを有する警告発生装置のような機能モジュールである場合でも、太陽電池パネルの設置工事、軒樋の取付け工事、機能モジュールの取付け工事に加えて、これらの間の配線工事が必要となる。
【0006】
本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、電力を供給するための配線工事が簡易化でき、全体の施工が容易な太陽電池パネルを設けた軒樋構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、上面開口部を有する軒樋と、前記軒樋の上面開口部を覆うように配設される平板状の軒樋用カバーと、太陽電池パネルと、を有し、前記太陽電池パネルは前記軒樋用カバーの上方表面の所定面を覆うように取り付けてなる太陽電池パネルを設けた軒樋構造であって、前記太陽電池パネルから電力の供給を受けて所定の機能を行う機能モジュールを内蔵するモジュールボックスを設け、前記モジュールボックスを軒樋と躯体の鼻板との間の空間に少なくともその一部が位置するよう配設してなることを特徴としている。
【0008】
請求項2に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項1記載の構成であって、鼻板固定部と軒樋係止部と軒樋用カバー設置部と連結部とを有する軒樋用取付け金具を設け、前記軒樋係止部に軒樋を係止し、前記軒樋用カバー設置部に軒樋用カバーを設置し、前記鼻板固定部を躯体の鼻板に固定してなることを特徴としている。
【0009】
請求項3に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項1又は請求項2に記載の構成であって、前記太陽電池パネルは、その表面に親水性コーティングが施されていることを特徴としている。
【0011】
請求項に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の構成であって、前記軒樋用取付金具の下部に係止部を設け、前記モジュールボックスの上部に前記係止部に係止される被係止部を設け、前記モジュールボックスを前記軒樋用取付金具に弾性的に係止してなることを特徴としている。
【0012】
請求項に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の構成であって、前記鼻板に取り付けるレール状のボックス係止金具を設け、前記モジュールボックスの上部に前記係止部に係止される被係止部を設け、前記モジュールボックスを前記ボックス係止金具に弾性的に係止してなることを特徴としている。
【0013】
請求項に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項乃至請求項のいずれかに記載の構成であって、前記軒樋と鼻板との間の空間であって、前記モジュールボックスが配置されていない空間に、内部に機能モジュールを有していないカバーボックスを配設することを特徴としている。
【0014】
請求項に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項乃至請求項のいずれかに記載の構成であって、前記機能モジュールに、前記太陽電池パネルから供給される電力を一時的に貯蔵する充電部を有してなることを特徴としている。
【0015】
請求項に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項乃至請求項のいずれかに記載の構成であって、前記機能モジュールに照明装置を有してなることを特徴としている。
【0016】
請求項に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項乃至請求項のいずれかに記載の構成であって、前記機能モジュールに人体検知センサ及び警告発生装置を有してなることを特徴としている。
【0017】
請求項10に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項乃至請求項のいずれかに記載の構成であって、前記機能モジュールに換気装置を有してなることを特徴としている。
【0018】
請求項11に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項乃至請求項10のいずれかに記載の構成であって、前記機能モジュールに無線信号を発信する無線装置を有してなることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
実施形態1を図1〜図3に基づいて説明する。図1は軒樋の構成品の斜視図である。1は軒樋であり、その形状は、例えば、最大幅が約150mm、高さが最大高さが約130mm、上面開口部の幅は約100mmであり、また、1個の長さは約4mである。この軒樋1は、通常は鉄板等の表面に塩化ビニル等の樹脂材料を被覆したものを用いる。
【0020】
2は長尺平板の軒樋用カバーであり、形状は、例えば、幅が約70mmで、1個の長さは軒樋と同様の約4mである。この軒樋用カバー2も、軒樋1と同様、鉄板に樹脂材料を被覆したものを用いる。
【0021】
3は太陽電池パネルであり、その形状は、軒樋用カバー2と略同様で、幅が約70mm、長さが約4mで、高さは約25mmである。この太陽電池パネル3は、前記軒樋用カバー2の表面に略全体を覆うように取り付けられている。また、太陽電池パネル3を軒樋用カバー2に固定する方法としては、接着剤を用いる方法が有効である。これは、ねじを用いると、ねじ孔から軒樋用カバー2の鉄板の腐食が進行する恐れがあるためである。ここで、この太陽電池パネル3の出力は、日照条件や変換効率に依存するが、通常の市販品を使用すれば、1個当たりで約25Wとなる。したがって、この電力のみで家庭用電力をまかなうには十分ではないが、後述する機能モジュール用電力を供給するには十分である。
【0022】
次に、この軒樋1と軒樋用カバー2を鼻板6に取り付ける方法を図2及び図3に基づいて説明する。図2は軒樋1と軒樋用カバー2を鼻板6に取り付けるために用いる軒樋取付金具4の斜視図であり、図3は軒樋1及び軒樋用カバー2を鼻板6に軒樋取付金具4で固定した部分の断面図である。この軒樋取付金具4は、幅が約30mmであり、鼻板固定部4a、軒樋係止部4b、軒樋用カバー設置部4c、連結部4dとを有している。まず、鼻板固定部4aをねじ止めすることにより、前記軒樋取付け金具を鼻板6に取り付ける。次に、軒樋1を弾性変形させて軒樋係止部4bに係止することで、軒樋1を軒樋取付金具4に取付ける。さらに、軒樋用カバー設置部4cの上部に、軒樋用カバー2を設置する。ここで、軒樋取付金具4は、軒樋1の中央部分(図1で示したAの部分)に取り付けることで、軒樋1と軒樋用カバー2の安定を図っている。なお、このようにして取り付けられた軒樋用カバー2は、降雪地域では、屋根面に積もった雪がずり落ちて、軒樋1の内部に侵入することを防止する機能も併せて有している。
【0023】
次に、複数の軒樋1a、1b、1c、1dの連結方法について、図1に基づいて説明する。同じ方向に連結される軒樋1aと1bとは軒継手51を介して接合し、あわせて継手用カバー52を開口部上面に配置する。ここで、軒継手51は、軒樋1aと1bとは隙間をなくすように接着剤で固定する。一方、継手用カバー52は、両側の軒樋カバー2a、2bと端部を嵌合することで固定する。また、屋根のコーナー部の外曲り側で連結される軒樋1aと1cとは外曲り53を介して接合し、あわせて外曲り用カバー54を開口部上面に配置する。同様に、外曲り53は、軒樋1aと1cとは隙間をなくすように接着剤で固定し、外曲り用カバー54は、両側の軒樋カバー2a、2cとは端部を嵌合することで固定する。さらに、屋根のコーナー部の内曲り側で連結される軒樋1bと1dとは内曲り55を介して接合し、あわせて内曲り用カバー56を開口部上面に配置する。同様に、内曲り55は、軒樋1bと1dとは隙間をなくすように接着剤で固定し、外曲り用カバー56は、両側の軒樋カバー2b、2dとは端部を嵌合することで固定する。最後に、軒樋1c、1dの終端部には、止まり57a、57bを取り付けるとともに、それぞれの上面開口部には、止まり用カバー58a、58bを取り付ける。ここでも、止まり57a、57bは、軒樋1c、1dとは接着剤で固定し、止まり用カバー58a、58bは、軒樋用カバー2c、2dと端部の嵌合により固定する。なお、これらの連結部や終端部の軒樋用カバーは、表面積も少ないために、原則として太陽電池パネルは取り付けない。
【0024】
ここで、太陽電池パネル3は、すべての軒樋用カバー2に取り付けてもかまわない。しかし、費用のことを考慮すると、後述する機能モジュールに電力を供給できる分のみ太陽電池パネル3を取り付ければよく、他の軒樋には、必要に応じて、太陽電池パネルのない軒樋用カバーを設置すればよい。また、太陽電池パネル3を取り付ける軒樋用カバー2は、後述する機能モジュールを設置する場所、又は日当たりの良好な場所に設置することが望ましい。本実施形態では、軒樋カバー2a、2bの上面にのみ太陽電池パネル3を取り付けている。一方、太陽電池パネル3の電力供給の電線は、軒下を通って、軒樋1と鼻板6との間の空間に導かれ、後述する機能モジュールに接続されるか、又は必要に応じて屋内へと配線される。
【0025】
本実施形態の太陽電池パネルの取付け構造では、工事は軒樋部分のみとなる。また、電線は軒樋と鼻板の間に配置されるので、外部に露出することがなくなる。さらに、太陽電池パネル3の表面に光触媒のような親水性のコーティングを施すことにより、表面に付着する汚れを自然に除去し長期間にわたって、安定した太陽電池パネルの発電効率を得ることができる。
【0026】
(実施形態2)
実施形態2を図4〜図6に基づいて説明する。図4はモジュールボックス8の斜視図であり、図5は照明装置を有する機能モジュール7の斜視図である。最初に、機能モジュール7について説明する。機能モジュール7の主要部品は、充電部71と照明装置であるLED72である。配線は本図では省略されているが、太陽電池パネルからの電力供給用の電線は、まず、充電部71に接続され、さらに、充電部71からLED72に接続されている。日中の明るいときには、太陽電池パネルで発電された電力を充電部71に蓄る。ここで、充電部71には、小型で貯蔵電流容量の大きなリチウム電池が適しているが、他の二次電池や電気二重層キャパシタンスを用いてもよい。夜間になって暗くなると、太陽電池パネル3では発電しなくなる。このときに、充電部71に貯蔵した電力をLED72に供給して、軒下の照明をすることができる。照明装置をLEDとしたのは、小型・高輝度・低消費電力・長寿命という利点を有しているためである。ただし、必要に応じて小型ランプ等の他の照明装置を用いてもよい。
【0027】
また、外部の照度を検知する光センサと制御回路を機能モジュール7に付加することで、さらに効率的に照明をすることができる。例えば、付加した制御回路により、外部の照度が一定以上のときはLED72をOFFして充電部に電力を貯蔵し、外部の照度が一定以下になったときにLED72をONして、軒下の照明をする。このように、外部の照度が一定以下のときのみ充電部に貯蔵した電力を使用することで、LEDの照明時間を長くすることができる。
【0028】
次に、図6に基づいて、前記機能モジュール7を内蔵するモジュールボックス8とその取付け方法について説明する。図6はモジュールボックス8を軒樋1と鼻板6の間の空間に取り付けた状態の断面図である。まず、モジュールボックス8は、例えば、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂製であって、その形状は、例えば、幅が約10mm、高さが約10mm、長さが約1mである。また、底面部でLED72が配置されている場所81のみが透明となっていて、軒下の照明ができるようになっている。上面には、後述する軒樋取付け金具の係止部に係止される凸形状の被係止部8aが一体成形されている。一方、軒樋取付け用金具4の下部には、モジュールボックス8を係止するボックス係止部41が取り付けられている。このボックス係止部41の下端は凹部41aとなっていて、前述したモジュールボックスの被係止部8aが挿入されると、凹部41aが弾性変形して、両者が嵌着することにより、モジュールボックス8が係止される。
【0029】
本実施形態では、軒樋用カバー2に設置された太陽電池パネル3から供給される電力により、照明装置を有する機能モジュール8が機能する。したがって、配線を含む工事は軒樋のみであり、外部からの電力供給も不必要で、軒下を照明することができる。
【0030】
(実施形態3)
実施形態3を図7に基づいて説明する。図7は警報装置を有する機能モジュール7の斜視図である。この機能モジュール7の主要部品は、充電部71と人体検知ユニット73とスピーカ74等の警報発生装置である。人体検知ユニット73には、焦電素子のような人体センサとスピーカ74の電源をON/OFFさせる制御回路が組み込まれている。ここで、軒下を不審者が通ると人体センサ出力信号を出し、制御回路の動作により、スピーカ74がONして、警報音を発生する。この制御回路及びスピーカ74を駆動する電力は、日中は太陽電池パネル3から、夜間は充電部71から供給される。また、スピーカ74の代りに無線装置を組み込み、人体検知センサからの出力があったときは、無線信号を発信して、屋内で受信して警報を発することもできる。
【0031】
本実施形態では、軒樋用カバー2に設置された太陽電池パネル3から供給される電力により、警報装置を有する機能モジュール8が機能する。したがって、配線を含む工事は軒樋のみであり、外部からの電力供給も不必要で、軒下を通る不審者を検知し、警報を発することができる。
【0032】
(実施形態4)
実施形態4を図8に基づいて説明する。図8は換気装置を有する機能モジュール7の斜視図である。この機能モジュール7の主要部品は、充電部71と換気ファン75とダクト76である。換気ファン75は、日中は太陽電池パネル3から、夜間は充電部71から供給される電力により駆動される。また、ダクト76は軒裏につながり、軒裏の空気を強制的に換気する。また、必要に応じて機能モジュールにタイマを組み込み、一定時間ごとに、換気ファン75を駆動することもできる。
【0033】
本実施形態では、軒樋用カバー2に設置された太陽電池パネル3から供給される電力により、換気装置を有する機能モジュール7が機能する。したがって、電気工事は軒樋のみであり、外部からの電力供給も不必要で、軒裏の換気をすることができる。
【0034】
(実施形態5)
実施形態5は、実施形態2とは別の方法によるモジュールボックス8の固定方法である。実施形態5を図9及び図10に基づいて説明する。図9はモジュールボックス8を取り付けるためのレール状のボックス係止金具42の斜視図であり、図10はモジュールボックス8を取り付けた状態の断面図である。
【0035】
まず、42は、レール状のボックス係止金具であり、下面にモジュールボックス8を係止する凹部42aを有している。このボックス係止金具42の形状は、例えば、幅が約10mm、高さが約5mm、長さはモジュールボックス8と同様の約1mである。これは、軒樋の後ろ耳部11の横側に配置するように、鼻板6にねじ止めされる。このボックス係止金具42の凹部42aにモジュールボックス8の上部に設けた凸形状のボックスの被係止部8aを嵌着することで、モジュールボックス8が係止される。なお、本実施例では、モジュールボックス8の被係止部8aが2部分からからなっていて、この被係止部8aの方が嵌着する時に弾性変形する。
【0036】
本実施形態では、長尺のボックス係止金具を用いているので、モジュールボックスをより安定に固定することができる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、上面開口部を有する軒樋と、前記軒樋の上面開口部を覆うように配設される平板状の軒樋用カバーと、太陽電池パネルと、を有し、前記太陽電池パネルは前記軒樋用カバーの上方表面の所定面を覆うように取り付けてなる太陽電池パネルを設けた軒樋構造であって、前記太陽電池パネルから電力の供給を受けて所定の機能を行う機能モジュールを内蔵するモジュールボックスを設け、前記モジュールボックスを軒樋と躯体の鼻板との間の空間に少なくともその一部が位置するよう配設してなるので、工事が容易になるとともに、電線が軒樋と鼻板の間に配設されて外部に露出することがなくなるので、外観を損なうことがなくなる。更に、外部から電力を供給することなく、機能モジュールの有する所定の機能を得ることができる。
【0038】
請求項2に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項1の構成において、鼻板固定部と軒樋係止部と軒樋用カバー設置部とを有する軒樋用取付け金具を設け、前記軒樋係止部に軒樋を係止し、前記軒樋用カバー設置部に軒樋用カバーを設置し、前記鼻板固定部を躯体の鼻板に固定してなるので、請求項1の効果に加え、軒樋と軒樋用カバーを同時に固定することが可能となり、部品点数を減少することができる。
【0039】
請求項3に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項1又は請求項2の構成において、前記太陽電池パネルは、その表面に親水性コーティングが施されているので、請求項1又は請求項2のいずれかの効果に加え、表面に付着する汚れを自然に除去し、長期間にわたって安定した太陽電池パネルの発電効率を得ることができる。
【0041】
請求項に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項1乃至請求項3のいずれかの構成において、前記軒樋用取付金具の下部に係止部を設け、前記モジュールボックスの上部に前記係止部に係止される被係止部を設け、前記モジュールボックスを前記軒樋用取付金具に弾性的に係止してなるので、請求項1乃至請求項3のいずれかの効果に加え、モジュールボックスの固定が容易となる。
【0042】
請求項に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項1乃至請求項3のいずれかの構成において、前記鼻板に取り付けるレール状のボックス係止金具を設け、前記モジュールボックスの上部に前記係止部に係止される被係止部を設け、前記モジュールボックスを前記ボックス係止金具に弾性的に係止してなるので、請求項1乃至請求項3のいずれかの効果に加え、モジュールボックスをより安定に固定することができる。
【0043】
請求項に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項乃至請求項のいずれかの構成において、前記軒樋と鼻板との間の空間であって、前記モジュールボックスが配置されていない空間に、内部に機能モジュールを有していないカバーボックスを配設するので、請求項乃至請求項のいずれかの効果に加え、外観を損なうことがなくなる。
【0044】
請求項に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項乃至請求項のいずれかの構成において、前記機能モジュールに、前記太陽電池パネルから供給される電力を一時的に貯蔵する充電部を有してなるので、請求項乃至請求項のいずれかの効果に加え、太陽電池パネルが発電していないときでも、所定の機能を得ることができる。
【0045】
請求項に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項乃至請求項のいずれかの構成において、前記機能モジュールに照明装置を有してなるので、請求項乃至請求項のいずれかの効果に加え、軒下を照明するという具体的な機能が得られる。
【0046】
請求項に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項乃至請求項のいずれかの構成において、前記機能モジュールに人体検知センサ及び警告発生装置を有してなるので、請求項乃至請求項のいずれかの効果に加え、軒下を通る不審者を検知し、警報を発するという具体的な機能が得られる。
【0047】
請求項10に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項乃至請求項のいずれかの構成において、前記機能モジュールに換気装置を有してなるので、請求項乃至請求項のいずれかの効果に加え、軒裏の換気をするという具体的な機能が得られる。
【0048】
請求項11に係る発明の太陽電池パネルを設けた軒樋構造は、請求項乃至請求項10のいずれかの構成において、前記機能モジュールに無線信号を発信する無線装置を有してなるので、請求項乃至請求項10のいずれかの効果に加え、屋内でも所定の機能を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の軒樋の構成品の斜視図である。
【図2】実施形態1の軒樋取付金具の斜視図である。
【図3】実施形態1の軒樋と軒樋用カバーの取付け状態の断面図である。
【図4】実施形態2のモジュールボックスの斜視図である。
【図5】実施形態2の照明装置を有する機能モジュールの斜視図である。
【図6】実施形態2のモジュールボックスの取付け状態の断面図である。
【図7】実施形態3の警報装置を有する機能モジュールの斜視図である。
【図8】実施形態4の換気装置を有する機能モジュールの斜視図である。
【図9】実施形態5のレール状のボックス係止金具の斜視図である。
【図10】実施形態5の軒樋と軒樋用カバーの取付け状態の断面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d 軒樋
11 軒樋の後ろ耳部
2、2a、2b、2c、2d 軒樋用カバー
3 太陽電池パネル
4 軒樋取付金具
4a 軒樋取付金具の鼻板固定部
4b 軒樋取付金具の軒樋係止部
4c 軒樋取付金具の軒樋用カバー設置部
4d 軒樋取付金具の連結部
41 ボックス係止部
41a ボックス係止部の凹部
42 ボックス係止金具
42a ボックス係止金具の凹部
51 軒継手
52 軒継手用カバー
53 外曲り
54 外曲り用カバー
55 内曲り
56 内曲り用カバー
57a、57b 止まり
58a、58b 止まり用カバー
6 鼻板
71 充電部
72 LED
73 人体検知ユニット
74 スピーカ
75 換気ファン
76 ダクト
8 モジュールビックス
81 モジュールビックス底面の透明部
8a モジュールビックス上面の被係止部
A 軒樋取付金具の取付け場所

Claims (11)

  1. 上面開口部を有する軒樋と、前記軒樋の上面開口部を覆うように配設される平板状の軒樋用カバーと、太陽電池パネルと、を有し、前記太陽電池パネルは前記軒樋用カバーの上方表面の所定面を覆うように取り付けてなる太陽電池パネルを設けた軒樋構造であって、前記太陽電池パネルから電力の供給を受けて所定の機能を行う機能モジュールを内蔵するモジュールボックスを設け、前記モジュールボックスを軒樋と躯体の鼻板との間の空間に少なくともその一部が位置するよう配設してなることを特徴とする太陽電池パネルを設けた軒樋構造。
  2. 鼻板固定部と軒樋係止部と軒樋用カバー設置部とを有する軒樋用取付け金具を設け、前記軒樋係止部に軒樋を係止し、前記軒樋用カバー設置部に軒樋用カバーを設置し、前記鼻板固定部を躯体の鼻板に固定してなることを特徴とする請求項1記載の太陽電池パネルを設けた軒樋構造。
  3. 前記太陽電池パネルは、その表面に親水性コーティングが施されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の太陽電池パネルを設けた軒樋構造。
  4. 前記軒樋用取付金具の下部に係止部を設け、前記モジュールボックスの上部に前記係止部に係止される被係止部を設け、前記モジュールボックスを前記軒樋用取付金具に弾性的に係止してなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の太陽電池パネルを設けた軒樋構造。
  5. 前記鼻板に取り付けるレール状のボックス係止金具を設け、前記モジュールボックスの上部に前記係止部に係止される被係止部を設け、前記モジュールボックスを前記ボックス係止金具に弾性的に係止してなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の太陽電池パネルを設けた軒樋構造。
  6. 前記軒樋と鼻板との間の空間であって、前記モジュールボックスが配置されていない空間に、内部に機能モジュールを有していないカバーボックスを配設することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の太陽電池パネルを設けた軒樋構造。
  7. 前記機能モジュールに、前記太陽電池パネルから供給される電力を一時的に貯蔵する充電部を有してなることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の太陽電池パネルを設けた軒樋構造。
  8. 前記機能モジュールに照明装置を有してなることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の太陽電池パネルを設けた軒樋構造。
  9. 前記機能モジュールに人体検知センサ及び警告発生装置を有してなることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の太陽電池パネルを設けた軒樋構造。
  10. 前記機能モジュールに換気装置を有してなることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の太陽電池パネルを設けた軒樋構造。
  11. 前記機能モジュールに無線信号を発信する無線装置を有してなることを特徴とする請求項乃至請求項10のいずれかに記載の太陽電池パネルを設けた軒樋構造。
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