JP3979110B2 - 車両用異常報知装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば乗用自動車等の車両に関わり、特に、車両に搭載され、車両の例えばエアバッグ装置やアンチロックブレーキ・システム(ABS)等の装置の検査を行い、異常があった場合には、例えば計器盤(インストルメント・パネル)に設けられた警告灯等を介してその旨を報知する車両用異常報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用自動車等の車両(以後、単に車両と言う。)は、通常、一の製造者により数多くの車種が製造されており、また同一の車種であっても、装備・仕様の細部等が異なる複数種類のタイプの車両が提供されている場合が多い。また、購入時に、利用者がオプションとして所望の装備を搭載することも日常的に行われており、結果的に多種多様な車両が提供されている。
その一方で、近年、車両のコスト低減等のために、部品、コンポーネント、ユニット等の共通化が推進されている。具体的には、異なる車種にも共通の部品を使用したり、仕様の細部が異なっていても適応可能なフレキシビリティの高い部品を開発するなどして、部品の種類を減らし、コストの低減を図っている。
【0003】
ところで、そのような車両の中には、例えばエアバッグ装置やアンチロックブレーキ・システム(ABS)等の装置の異常を検出し、警告灯等により報知する異常報知装置が具備されているものがある。
従来のそのような異常報知装置においては、装置の検査、故障診断により異常が無い場合、すなわち装置が正常である場合に、警告灯を消灯するための消灯信号を生成し、異常が生じた場合にはその消灯信号が印加されなくなるような構成となっているのが一般的である。そして、消灯信号が、例えばインストルメント・パネルに設けられた警告灯の点灯を制御する制御部に入力されている場合には警告灯は消灯され、消灯信号が入力されなくなった場合に、警告灯が点灯され装置の異常が運転者等に報知される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したような部品の共通化、種類の削減という観点の下では、前述したような装置の異常を報知するための制御手段についても、種々の装置や装備の検査を行う多数の異常報知手段をまとめて、あるいは、他の様々な装備、回路、機能とともにまとめて、様々な車種、様々な仕様の車両に共通的に適用可能なフレキシビリティのある部品として構成したいという要望がある。具体的には、例えば、計器盤(インストルメンタル・パネル)や計器盤への表示を制御する制御部等の計器盤周りの装備をユニット化し共通化したいという要望や、装置の検査や故障診断等を行う検査手段周りの回路を共通化したいという要望等がなされる。
【0005】
しかしながら、前述したような制御動作をする従来の異常報知装置においては、消灯信号を生成するような手段がそもそも装備されていない場合、すなわち検査が行われてないか、装備そのものが搭載されていないような場合においても、消灯信号が入力されないが故に結果的に警告灯が点灯するという不具合があり、種々の仕様の車両に共通的に適用可能な回路として構成することができなかった。
その結果、そのような消灯信号により検査結果を通知するような検査手段に対応可能な部品と、そのような検査手段には対応しない部品との2種類の部品を製造しなければならず、部品の共通化ができず、ひいてはコストの削減ができないという問題があった。
【0006】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、報知すべき検査対象が存在しかつ異常が検出された時にのみ適切な報知を行うことが可能な、従って、検査対象及び検査手段が備わっている車両及び備わっていない車両のいずれに対しても共通部品として適用可能な、車両用異常報知装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の第1の観点によれば、本発明の車両用異常報知装置は、車両内の所定の装置の検査手段より送信される、検査結果を示す信号を受信する検査結果受信手段と、前記検査結果受信手段における前記検査結果を示す信号の受信履歴を記憶する検査結果受信履歴記憶手段と、前記検査結果受信履歴記憶手段に前記所定の装置が正常である旨を示す前記信号を以前に受信した旨の履歴が記憶されておらず、かつ、前記検査結果受信手段において前記所定の装置が正常である旨を示す前記信号の受信が無い場合に、前記所定の装置が異常である旨の報知を行わないよう報知手段を制御する報知制御手段とを有する(請求項1)。
これに限定されるものではないが、前記検査結果受信履歴記憶手段に前記所定の装置が正常である旨を示す前記信号を以前に受信した旨の履歴が記憶されており、かつ、前記検査結果受信手段において前記所定の装置が正常である旨を示す前記信号の受信が無い場合に、前記所定の装置が異常である旨の報知を行う(請求項2)。
【0008】
このような構成の本発明に係る車両用異常報知装置においては、車両内の所定の装置の検査手段より検査結果を示す信号が送信されて来た場合、検査結果受信手段がこれを受信するとともに、その受信履歴を検査結果受信履歴記憶手段に記憶しておく。そして報知制御手段においては、前記検査結果受信手段において前記所定の装置が正常である旨を示す前記信号の受信が無い場合に、前記所定の装置が異常である旨の報知を行うよう報知手段を制御するが、特に本発明に係る報知制御手段においては、前記検査結果受信履歴記憶手段に記憶されている検査結果を示す信号の受信履歴を参照し、前記検査結果を示す信号を以前に受信したことがあることを条件として、そのような報知手段の制御を行う。したがって、報知制御手段は、前記所定の装置が正常である旨を示す前記信号の受信は無いが、そもそも以前にそのような検査結果を示す信号を受信したことがないような場合には、前記所定の装置を異常とする報知は行わないよう報知手段を制御する。
【0009】
これに限定されるものではないが、好適な例としては、前記検査手段は、前記検査結果に基づいて、前記所定の装置が正常である場合には、前記所定の装置が異常である旨を報知する報知手段の作動を停止する停止信号を送信する手段であって、前記検査結果受信手段は、前記停止信号を受信し、前記検査結果受信履歴記憶手段は、前記停止信号の受信の有無を記憶し、前記報知制御手段は、前記検査結果受信履歴記憶手段に前記停止信号を受信した履歴が記憶されておらず、かつ、前記検査結果受信手段において前記停止信号が受信されていない場合に、前記所定の装置が異常である旨の報知を行わないように当該報知手段を制御する(請求項3)。また、前記検査結果受信履歴記憶手段に前記停止信号を受信した履歴が記憶されており、かつ、前記検査結果受信手段において前記停止信号が受信されていない場合に、前記所定の装置が異常である旨の報知を行うように前記報知手段を制御する(請求項4)。
【0010】
これに限定されるものではないが、好適な一構成例としては、前記各手段は、車両の計器盤に係る制御ユニットとして一体的に構成されるものである(請求項5)。
また、これに限定されるものではないが、前記報知手段は、好適な一具体例としては、前記所定の装置が異常である場合に点灯する計器盤内に設けられた警告灯、又は、前記所定の装置が異常である場合に発音または鳴動する鳴動装置である(請求項6)。
また これに限定されるものではないが、前記所定の装置は、好適な一具体例としては、エアバッグ装置、又は、アンチロックブレーキ・システムである(請求項7)。
【0011】
【発明の効果】
請求項1〜7に記載の本発明によれば、報知すべき検査対象が存在しかつ異常が検出された時にのみ適切な報知を行うことが可能な、従って、検査対象及び検査手段が備わっている車両及び備わっていない車両のいずれに対しても共通部品として適用可能な、車両用異常報知装置を提供することができる。
特に、請求項3及び4に記載の本発明によれば、検査対象が正常な場合に停止信号を印加するという検査手段を装備している車両及び装備していない車両のどちらに対しても対応可能で、検査対象が存在しかつ停止信号が入力されない時にのみ装置が異常である旨の報知を行うことが可能な車両用異常報知装置を提供することができる。
【0012】
また、特に請求項5に記載の本発明によれば、そのような機能を有する、車両の計器盤に関わる一体的な共通ユニットを提供することができる。
また、特に請求項6に記載の本発明によれば、警告灯により実際にそのような異常の報知がなされ、又は、ブザー等の鳴動装置により実際にそのような報知がなされる車両用異常報知装置を提供することができる。
【0013】
また、特に請求項7に記載の本発明によれば、エアバッグ装置又はアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)及びその検査装置が具備されている車両及び具備されていない車両の両方に適用可能で、具備されている場合には適切な異常の報知が可能な車両用異常報知装置を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について図1及び図2を参照して説明する。
本実施の形態においては、乗用自動車のエアバッグに対する検査及び異常報知システムを例示して本発明を説明する。
【0015】
まず、そのエアバッグ異常報知システムの構成について説明する。
図1は、エアバッグ異常報知システム1の構成を示すブロック図である。
エアバッグ異常報知システム1は、エアバッグ電子制御ユニット100及び異常報知ユニット200を有する。
【0016】
エアバッグ電子制御ユニット100は、エアバッグ本体の近傍に設置されてその動作の制御及び検査を行うユニットである。本発明に関わるエアバッグ電子制御ユニット100の構成部としては、図示のごとく、故障診断部110及び消灯信号発生部120を有する。
【0017】
故障診断部110は、エアバッグ装置に印加される電圧を検出し、断線等の異常を検出し、検出結果を消灯信号発生部120に出力する。
【0018】
消灯信号発生部120は、故障診断部110から入力される検出結果に基づいて、故障診断結果である消灯信号、すなわち、エアバッグ装置が正常な時に警告灯を消灯させる為の信号を生成し、異常報知ユニット200の消灯信号受信部210に送信する。なお、本実施の形態においては、消灯信号発生部120は、エアバッグ装置が正常な場合には、有効な消灯信号として、消灯信号出力端子にローレベル(「0」、Lまたは負極性の信号と表記する場合もある)の電圧を印加し、エアバッグ装置の故障が検出された場合には、消灯信号を無効にするものとして、消灯信号出力端子をハイレベル(「1」、Hまたは正極性の信号と表記する場合もある)のハイインピーダンス状態にするものとする。
【0019】
異常報知ユニット200は、車両の運転席の計器盤(インストルメント・パネル)と一体的に構成され、エアバッグ装置の故障診断結果、すなわちエアバッグ電子制御ユニット100より入力される信号に基づいて、少なくともエアバッグ装置に不具合が発生している場合に、車両の運転者にその旨を報知するユニットである。本発明に関わり、特にエアバッグの不具合を報知する異常報知ユニット200の構成部としては、図示のごとく、消灯信号受信部210、消灯信号受信履歴記憶部220、警報制御部230及び警報表示部240を有する。
【0020】
消灯信号受信部210は、エアバッグ電子制御ユニット100の消灯信号発生部120より送信される消灯信号を受信し、消灯信号受信履歴記憶部220及び警報制御部230に出力する。
消灯信号受信部210は、エアバッグ電子制御ユニット100より有効な消灯信号、すなわち電圧レベルが「0」(ローレベル)の信号が印加されている場合には、エアバッグが正常であることを示す有効な消灯信号を受信したものとして、その旨を示す信号「0」を消灯信号受信履歴記憶部220及び警報制御部230に出力する。また、エアバッグ電子制御ユニット100より有効な消灯信号が印加されていない場合には、エアバッグが正常ではないか、またはそもそも適切なエアバッグ装置の検査が行われていないことを示す信号「1」を、消灯信号受信履歴記憶部220及び警報制御部230に出力する。
【0021】
消灯信号受信履歴記憶部220は、消灯信号受信部210から入力される消灯信号を参照して、一連の動作の中で有効な消灯信号の入力があったか否かという消灯信号の履歴情報を検出し記憶し、その記憶する消灯信号の履歴情報を、警報制御部230に出力する。
消灯信号受信履歴記憶部220においては、消灯信号受信部210より出力される信号の極性を例えばインバータにより反転し、消灯信号が有効な場合には「1」、消灯信号が無効な場合に「0」を示す信号を生成し処理を行う。またこれに順じて、消灯信号の受信履歴は、有効な消灯信号の受信履歴がある場合は「1」、有効な消灯信号の受信履歴がない場合は「0」を記憶し、また警報制御部230に出力する。
【0022】
警報制御部230は、消灯信号受信部210より入力される消灯信号、及び、消灯信号受信履歴記憶部220より入力される消灯信号の履歴情報を参照して、有効な消灯信号の入力履歴があり、かつ、現在受信し入力されている消灯信号が無効である場合、すなわち、消灯信号受信部210及び消灯信号受信履歴記憶部220から入力される信号が共に1の場合に、警告灯を点灯させるための制御信号を警報表示部240に出力する。
【0023】
警報表示部240は、計器盤中に運転者より視覚的に認識可能に設けられたエアバッグ装置の異常警告灯であり、警報制御部230から入力される制御信号に基づいて点灯または消灯される。
【0024】
次に、このような構成のエアバッグ異常報知システム1の動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。
なお、図2に示すフローチャートは、エアバッグ異常報知システム1の動作を説明する図であるとともに、図1に示したような構成のエアバッグ異常報知システム1をマイクロプロセッサ等を用いてソフトウェアにより実現する場合の、その処理手順を示す図である。
【0025】
まず、例えば車両の電気系統のスイッチが投入されるなどして処理が開始されたら(ステップS10)、消灯信号受信部210は、検査対象たるエアバッグ装置のエアバッグ電子制御ユニット100より、消灯信号が印加されているか否かのチェックを行う(ステップS11)。
その結果、有効な消灯信号が印加されている場合には、消灯信号受信部210は、有効な消灯信号を受信中であることを示す信号「0」を生成し、消灯信号受信履歴記憶部220及び警報制御部230に出力する(ステップS12)。
その結果、消灯信号受信履歴記憶部220においては、これを反転した信号「1」を、有効な消灯信号の受信履歴があることを示す信号として記憶し(ステップS13)、また、警報制御部230に出力する(ステップS14)。
【0026】
また、ステップS11において、有効な消灯信号が印加されていない場合には、消灯信号受信部210は、消灯信号を受信していない、すなわち非受信中であることを示す信号「1」を生成し、消灯信号受信履歴記憶部220及び警報制御部230に出力する(ステップS15)。
消灯信号受信履歴記憶部220においては、記憶している消灯信号の受信履歴情報を参照し(ステップS16)、既に有効な受信履歴があることを示す信号「1」が記憶されている場合には、継続してその信号「1」を警報制御部230に出力する(ステップS17)。また、有効な受信履歴があることを示す信号が記憶されていなかった場合には、有効な消灯信号の受信履歴がないことを示す信号「0」を記憶し(ステップS18)、また、その信号「0」を警報制御部230に出力する(ステップS19)。
【0027】
このような状態で、警報制御部230においては、消灯信号受信履歴記憶部220及び警報制御部230からの出力信号を参照して、有効な消灯信号の受信履歴があり(警報制御部230より信号「1」が出力されており)、かつ、現在有効な消灯信号が印加されていない(消灯信号受信履歴記憶部220より信号「1」が出力されている)状態か否かのチェックを行う(ステップS20)。
そのような状態が成り立っていた場合には、エアバッグ装置が正常である旨の診断結果が得られていたにもかかわらず、現在は正常では無い状態となっているものであるから、運転者に状態を報知すべきものとして、警報制御部230は警報表示部240に対して、警告灯を点灯するように制御する(ステップS21)。
また、そのような状態が成り立っていない場合には、エアバッグ装置が正常に動作している状態か、あるいは、そもそもエアバッグ装置あるいはその検査装置が装備されておらず適切な診断情報が入力されていない状態等と考えられ、運転者に状態を報知する必要はないものとして、警報制御部230は、警報表示部240に対して、警告灯を消灯するように制御する(ステップS22)。
このようにして、以後、異常報知ユニット200の電源がオフされる等の状態なるまで、ステップS10以下の処理を繰り返す。
【0028】
このように、本実施の形態のエアバッグ異常報知システム1においては、エアバッグ装置の状態を適切に検査し、異常が存在した場合には直ちに適切に運転者に通知することができる。
【0029】
また、本実施の形態に示した異常報知ユニット200においては、エアバッグ電子制御ユニット100が存在しない場合には、警報表示部240を点灯させるような状態とならない。すなわち、例えばエアバッグ装置あるいはその検査装置が装備されておらず適切な消灯信号が入力されていない状態では、消灯信号受信履歴記憶部220に記憶され警報制御部230に出力される消灯信号の受信履歴情報は、常に有効な受信履歴がないことを示す信号「0」となっており、消灯信号受信履歴記憶部220から出力される信号がエアバッグ装置が正常ではないことを示す信号「1」であったとしても、警報制御部230において警報表示部240が点灯するように制御されることはない。
【0030】
したがって、このような異常報知ユニット200は、エアバッグ装置が装備されていない車両、あるいは、その検査装置が装備されていない車両に搭載したとしても、何ら支障をきたすことがない。
すなわち、このような構成の異常報知ユニット200は、エアバッグ装置が装備されている車両及び装備されていない車両に対して、共通部品として搭載可能な装置である。
そして、このような部品を用いることにより、車両の製造コストを低減することができる。
【0031】
なお、本実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって本発明を何ら限定するものではない。本実施の形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含み、また、任意好適な種々の改変が可能である。
たとえば、本実施の形態においては、エアバッグの異常を検出して報知する報知システムを例示して本発明を説明したが、これに限られるものではなく、例えばアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)等の異常を報知するシステムであってもよい。
また、本実施の形態においては、警告灯により異常を報知するものとしたが、これに限られるものではなく、例えばブザー等の鳴動装置により報知するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態のエアバッグ異常報知システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示したエアバッグ異常報知システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…エアバッグ異常報知システム
100…エアバッグ電子制御ユニット
110…故障診断部
120…消灯信号発生部
200…異常報知ユニット
210…消灯信号受信部
220…消灯信号受信履歴記憶部
230…警報制御部
240…警報表示部
Claims (7)
- 車両内の所定の装置の検査手段より送信される、検査結果を示す信号を受信する検査結果受信手段と、
前記検査結果受信手段における前記検査結果を示す信号の受信履歴を記憶する検査結果受信履歴記憶手段と、
前記検査結果受信履歴記憶手段に前記所定の装置が正常である旨を示す前記信号を以前に受信した旨の履歴が記憶されておらず、かつ、前記検査結果受信手段において前記所定の装置が正常である旨を示す前記信号の受信が無い場合に、前記所定の装置が異常である旨の報知を行わないよう報知手段を制御する報知制御手段と
を有する車両用異常報知装置。 - 前記検査結果受信履歴記憶手段に前記所定の装置が正常である旨を示す前記信号を以前に受信した旨の履歴が記憶されており、かつ、前記検査結果受信手段において前記所定の装置が正常である旨を示す前記信号の受信が無い場合に、前記所定の装置が異常である旨の報知を行う
請求項1に記載の車両用異常報知装置。 - 前記検査手段は、前記検査結果に基づいて、前記所定の装置が正常である場合には、前記所定の装置が異常である旨を報知する報知手段の作動を停止する停止信号を送信し、
前記検査結果受信手段は、前記停止信号を受信し、
前記検査結果受信履歴記憶手段は、前記停止信号の受信の有無を記憶し、
前記報知制御手段は、
前記検査結果受信履歴記憶手段に前記停止信号を受信した履歴が記憶されておらず、かつ、前記検査結果受信手段において前記停止信号が受信されていない場合に、前記所定の装置が異常である旨の報知を行わないように前記報知手段を制御する
請求項1又は2に記載の車両用異常報知装置。 - 前記検査結果受信履歴記憶手段に前記停止信号を受信した履歴が記憶されており、かつ、前記検査結果受信手段において前記停止信号が受信されていない場合に、前記所定の装置が異常である旨の報知を行うように前記報知手段を制御する
請求項3に記載の車両用異常報知装置。 - 前記各手段は、車両の計器盤に係るユニットとして一体的に構成される
請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用異常報知装置。 - 前記報知手段は、前記所定の装置が異常である場合に点灯する計器盤内に設けられた警告灯、又は、前記所定の装置が異常である場合に発音または鳴動する鳴動装置である
請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用異常報知装置。 - 前記所定の装置は、エアバッグ装置、又は、アンチロックブレーキ・システムである
請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用異常報知装置。
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