JP3976823B2 - Tread rubber characteristic test method and characteristic test apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、タイヤトレッドゴムの材質に固有の路面摩擦力、摩耗特性等の他、その材質がタイヤの操縦性能等に与える影響を簡易、迅速に測定することができる、トレッドゴムの特性試験方法および特性試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
タイヤのトレッドゴムの各種特性、そのトレッドゴムによってもたらされるタイヤ性能等を評価するに当り、従来は、そのトレッドゴムを用いたタイヤを実際に製造するとともに、タイヤを車両に装着して走行し、その走行中の操縦性、安定性、ドライブフィーリング等を運転者の感性をもって評価し、また、一定距離を走行した後に、トレッドゴムの摩耗量、摩耗形態等を測定することが広く一般に行われているが、この評価方法の多くの部分は運転者の感性に依存するものであるため、それを定量的な客観データとすることは実質的に不可能であった。
【0003】
そこで、タイヤ性能等を、実車走行を行うことなく、定量的かつ客観的に測定することを目的として、いわゆるフラットベルトマシンが提案されており、これは、走行するフラットなベルト上に、タイヤを所定の力で押圧するとともに、それにスリップアングルを付与しつつタイヤを転動させた場合のコーナリングフォース等を測定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、これらのいずれの従来技術にあっても、タイヤを実際に試作することが必須不可欠であるため、トレッドゴムそれ自身の特性、それにてもたらされるタイヤ性能等の評価のために必要となる作業工数が極めて多くなり、それ故に、トレッドゴムの、迅速にして効率的な開発を行うことが実質的に不可能である他、測定結果から、タイヤの補強構造等が及ぼす影響を取り除くことができないという問題があった。
【0005】
この発明は、従来技術の有するこのような問題点を解決することを課題として検討した結果なされたものであり、この発明の目的は、実際にタイヤを試作する必要なしに、加硫トレッドゴムそれ自身に対する直接的な各種試験を可能とし、定量的にして客観的な各種データをタイヤの構成各部の影響を全く受けることなく採取可能とすることで、トレッドゴムの、適正にして、迅速かつ効率的な開発を十分に担保し得る、トレッドゴムの特性試験方法および特性試験装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の、トレッドゴムの特性試験方法は、水平面内で回転駆動される路面材料に、水平試験軸に支持したリング状のトレッドゴムサンプルの周面を押圧しつつそのトレッドゴムサンプルを回転させて、少なくともトレッドゴムサンプルの押圧荷重を測定するとともに、前記試験軸に支持した試験済みトレッドゴムサンプルと、次に試験を行うトレッドゴムサンプルとの交換を、はじめに、試験軸の上昇変位に基いて、その水平な試験軸と整列させた空のサンプル支持軸上に、試験軸上の試験済みトレッドゴムサンプルを抜き取り、次いで、次に試験を行うトレッドゴムサンプルを支持したサンプル支持軸を、水平面内での揺動変位によって前記試験軸に整列させるとともに、そのサンプル支持軸上の前記トレッドゴムサンプルを試験軸上に嵌め合わせることにて行うにある。ここで、前記路面材料は、ドライ条件とすることの他、ウエット条件とすることも可能である。
【0007】
この試験方法では、実際のタイヤの負荷転動条件と同等の条件を、加硫済みのトレッドゴムサンプルに付与しつつ、それを転動させた場合のサンプル押圧荷重を測定することにより、試験終了後のトレッドゴムサンプルとの関連において、押圧荷重に応じた耐摩耗性、摩耗形態の変化等を、実際のタイヤを車両に装着して実車走行した場合に対し、高い相関係数の下にて求めることができる。
【0008】
なおここで、試験軸の軸線方向に発生する力を測定した場合には、とくに、いわゆるスリップアングルを付与した場合に、トレッドゴムによって発生する横力を、コニシティフォース、プライステアフォース等の影響を受けることなく、正確に求めることができ、また、試験軸と直交する方向に発生する力を測定した場合には、トレッドゴムの路面摩擦力、路面グリップ力、路面材料の種類に応じた転がり抵抗の変化等をこれもまた正確に求めることができる。
【0009】
ところで、この特性試験方法によれば、試験軸に支持した試験済みトレッドゴムサンプルと、次に試験を行うトレッドゴムサンプルとの交換を、はじめに、試験軸に整列させた空のサンプル支持軸上に、試験軸上の試験済みトレッドゴムサンプルを抜き取り、次いで、次に試験を行うトレッドゴムサンプルを支持したサンプル支持軸を前記試験軸に整列させるとともに、そのサンプル支持軸上のトレッドゴムサンプルを試験軸上に嵌め合わせることにて行うことで、試験済みトレッドゴムサンプルの、試験軸からの取り外しと、その試験軸への新たなトレッドゴムサンプルの装着とを、簡単かつ迅速に、しかも十分円滑に行うことができ、従って、トレッドゴムサンプルの所要の交換作業を、簡単な構造の下にて容易に自動化することができる。
【0011】
また、この発明の、トレッドゴムの特性試験装置は、円環状に配設した路面材料を具えて水平面内で回転する回転板を配設し、リング状に形成されたトレッドゴムサンプルを、軸受部材を有するサンプルホルダを介して水平に保持し、そのサンプルを、前記路面材料に押圧し、また、水平面内で揺動変位させる試験軸を設けるとともに、この試験軸に作用する垂直荷重の測定手段および、試験軸の軸線を含む水平面内で、たとえば相互に直交する二方向のそれぞれの力を検出する分力検出手段を設け、また、前記回転板と平行に配置されて、各割出し位置に、前記試験軸と整列する水平なサンプル支持軸を有するターレットを、回転板の上側もしくは下側に設け、さらに、水平方向に進退変位して、各サンプル支持軸と試験軸との間でのトレッドゴムサンプルの受け渡しを、トレッドゴムサンプルの、試験軸上への押込み嵌合および、そこからサンプル支持軸上への抜き取りによって行うサンプル交換ユニットを設けたものである。
【0012】
この特性試験装置では、試験軸に保持した加硫済みのトレッドゴムサンプルの周面を、ドライもしくはウェット条件下におくことのできる路面材料に、いわゆるスリップアングルも含めて、実車走行の場合と同等の条件にて押圧して、そのトレッドゴムを、回転板の回転に基づいて、それと路面材料との間の摩擦力によって回転させ、そしてこの回転中の少なくとも垂直荷重、前記したところでは押圧荷重を測定することによって、必要に応じて、その垂直荷重に加えて、二方向分力の少なくとも一方を測定することによって、先に述べたように、トレッドゴムの各種特性および、それにてもたらされる各種のタイヤ性能を所要に応じて求めることができる。
【0013】
またここでは、割出し運動を行うターレットのサンプル支持軸と、それと整列する試験軸との間でのトレッドゴムサンプルの受け渡しを、試験軸上に位置する試験済みトレッドゴムサンプルの、サンプル支持軸上への抜き取りおよび、サンプル支持軸上に位置して次に試験を行うトレッドゴムサンプルの、試験軸上への嵌め合わせを順次に行うことによって実現することで、その受け渡し作業を、簡単な機構の下にて、確実かつ簡易・迅速に、しかも十分円滑に行うことができる。
そして、ここではさらに、トレッドゴムサンプルの、上述のような受け渡し作業を、サンプル交換ユニットの作用下にて行うことで、各種の測定作業のみならず、その受け渡し作業をもまた自動的に行うことができる。
【0014】
なおこの装置において、試験軸の軸線と直交する方向に進退変位して、その試験軸の先端部分に設けた溝に嵌まり込むとともに、サンプルホルダの端面に接触するサンプル保持爪を設けた場合には、トレッドゴムサンプルを、サンプルホルダとともに、試験軸上に、容易、かつ確実に拘束することができ、この一方で、そのサンプル保持爪の後退変位によって、その拘束を迅速に解除することができる。
【0015】
かかる特性試験装置においてより好ましくは、前述のサンプル交換ユニットを、ロッドレスシリンダその他とすることができる進退駆動部と、この進退駆動部に腕部を介して連結されて、サンプル支持軸上のトレッドゴムサンプルの、サンプルホルダの端面に当接するとともに、試験軸上のトレッドゴムサンプルの、サンプルホルダの溝部に嵌まり込む開閉爪とで構成する。
【0016】
これによれば、進退駆動部と開閉爪との作動に基づき、簡単な構造の下で、トレッドゴムサンプルの前述した受け渡しを、ターレットの割出し作用と相俟って自動的に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態を、図面に示すところに基づいて説明する。
図1は、この発明の一の実施形態を一部を断面として示す要部略線正面図である。
【0018】
図中1は、水平面内で、所要の速度で回転駆動される回転板を示し、ここでは円形の外輪郭形状を有するこの回転板1は、その周辺部分に円環状に配設した路面材料2を具える。
【0019】
ここで、この路面材料2としては、所要に応じて、アスファルト、コンクリート、セーフティウォーク、鉄、セラミック等の、現実の路面材料もしくはそれに類似したものを選択することができる。
【0020】
ここでは、リング状に形成されたトレッドゴムサンプル3を、後に述べるサンプルホルダを介して水平に保持し、そのサンプル3の周面を、所要の大きさの垂直荷重の作用下で路面材料2に押圧するとともに、水平面内で揺動変位させる試験軸4を設ける。ここにおいて、サンプル3のかかる押圧、いいかえれば試験軸4の下降変位は、たとえば、作動エアーシリンダによって行うことができ、また、押圧荷重制御は電空バルブ(エアーサーボ)によって行うことができる。そしてまた、サンプル3、ひいては、試験軸4の水平面内での揺動変位は、たとえば、試験軸ユニット5に設けた手動ハンドル6の操作に基づき、または、サーボモーターによって、その試験軸4を、サンプル3の幅方向中心線7の周りに、歯車機構を介して回動変位させることによって行わせることができる。
【0021】
また、試験軸ユニット5内には、図1(b)に示すような三分力計8を配設し、これによって、試験軸4に作用する垂直荷重Fz を検出するとともに、試験軸4の軸線を含む二方向のそれぞれの力、たとえば、試験軸4の軸線方向の力およびその軸線と直交する方向の力のそれぞれを、三分力計8の軸歪をもって、前者をFy として、後者をFx としてそれぞれ検出する。
【0022】
さらにここでは、回転板1の上方位置に、ターレット9をそれと平行に配設し、このターレット9を、そこに連結したモータ10をもって所定角度毎に割出し変位可能ならしめるとともに、そのターレット9の各割出し位置に、不作用姿勢の試験軸4と高い精度にて整列するサンプル支持軸11を設ける。
【0023】
そしてさらには、上記サンプル支持軸11と試験軸4との間でのトレッドゴムサンプル3の受け渡しを司るサンプル交換ユニット12をターレット9の上側に設け、この交換ユニット12を、たとえば、図2に示すところから明らかなように、上部フレーム13に水平に取付けたロッドレスシリンダ14と、このロッドレスシリンダ14に一端を連結した腕部15と、腕部15の他端部に取付けた開閉爪16とで構成する。なお、開閉爪16の開閉作動については、トレッドゴムサンプル3の受け渡し操作と併せて後に説明する。
【0024】
ところで、以上に述べたところにおいて、回転板1の回転は、図3に示すように、モータ17および、回転板1の中心軸18にカップリングを介して連結した減速機19をもって行われ、回転板1のこのような回転は、下部フレーム20に設けたスリーブ部分21によって支持される。そしてまた、回転板1に、ねじ止めその他によって、脱着および交換可能に取付けた路面材料2に作用するトレッドゴムサンプル3の押圧力は、スリーブ部分21と一体に構成したフランジ部分22によって支持される。
【0025】
ここで、再び図2に示すところにおいて、サンプル支持軸11に支持され、また、試験軸4上に保持されるトレッドゴムサンプル3は、直接的には、サンプルホルダ23上に取付けられており、この取付けは、それを図4に示すところと併せて説明するに、内筒24と、その周りにベアリングを介して嵌め合せた外筒25とからなるホルダ本体の外周に、リング状のトレッドゴムサンプル3を嵌め合わせるとともに、そのトレッドゴムサンプル3の一方の端面を外筒25の端部分に設けたフランジ25aによって、また他方の端面を、外筒25上に螺合させた押えリング26によってそれぞれ拘束して、トレッドゴムサンプル3の、外筒上でのスリップを有効に制限することにて行われる。
【0026】
なお、このサンプルホルダ23の内筒24は、試験軸4上で、外筒25より、その試験軸4の先端側へ突出してフランジで終了する突部を有し、この突部は、外筒端面との協働下で、前記開閉爪16の嵌まり込みを許容する環状溝24aを画成する。
【0027】
またここで、このようなサンプルホルダ23に取付けたトレッドゴムサンプル3の、試験軸4上への保持は、その試験軸4の軸線と直交する方向、図2に示すところでは紙面と直交する方向へ、たとえば空圧シリンダの作用下にて進退変位されるサンプル保持爪27を、試験軸4の先端部分に設けた上下の両溝4aに嵌め込んで、そのサンプル保持爪27を内筒24の端面に接触させ、これによって、サンプルホルダ23、ひいては、トレッドゴムサンプル3の、試験軸4上での軸線方向変位を阻止することにて行うことができ、そして、このようなトレッドゴムサンプル3の、サンプル支持軸11上への支持は、サンプルホルダ23の前記環状溝24aが、ターレット9の半径方向内側に位置する姿勢で、そのサンプルホルダ23をサンプル支持軸11に単に嵌め合わせことにより行うことができる。
【0028】
そして、このようにして試験軸4上に保持され、サンプル支持軸11上に支持されるトレッドゴムサンプル3の、それらの両軸間での受け渡しは、前述したサンプル交換ユニット12との協働下で、以下のようにして行うことができる。
【0029】
試験軸4が未だトレッドゴムサンプル3を受け取っていない場合には、ターレット9を図5に平面図で示すように、それぞれの割出し位置に設けた、図では八本のサンプル支持軸11の全てが、これから試験を行う、同種もしくは異種のトレッドゴムサンプル3をそこに支持している。
【0030】
そこで、試験の開始に当っては、はじめに、モータ10の作動によって、ターレット9に割出し運動を行わせて、所要のトレッドゴムサンプル3を支持するサンプル支持軸11を、図6(a)に要部を平面図で示すように、不作用姿勢にある試験軸4に整列させて、それらの両軸線を実質的に同一直線上に位置させる。両軸4、11のかかる整列状態の下では、試験軸4において、サンプル保持爪27が進出姿勢にあって、そこに設けた溝4aに嵌まり込んでいるので、図示しない空圧シリンダをもってその保持爪27を、図6(b)に示すように、試験軸4から十分に後退変位させる。
【0031】
その後は、サンプル交換ユニット12のロッドレスシリンダ14を作動させて、腕部15および開閉爪16を、その開閉爪16の閉止状態で進出変位させて、サンプル支持軸11に支持された所要のトレッドゴムサンプル3を、図6(c)に示すように、開閉爪16のサンプルホルダ内筒24のフランジ端面への当接下にて、試験軸4上に十分に押込み嵌合させ、続いて、その開閉爪16を元位置に後退変位させるとともに、サンプル保持爪27を、図6(d)に示すように進出変位させて、試験軸4の先端部の溝4aに掛合させ、併せて、内筒24のフランジ端面に接触させ、これらのことにて、サンプル支持軸11から試験軸4に所要のトレッドゴムサンプル3を引き渡す。
【0032】
このようにしてトレッドゴムサンプル3を受け取った試験軸4は、それを図1に示すように下降変位させるとともに、そのトレッドゴムサンプル3の周面を、路面材料2に所要の力で押圧する。これにより、トレッドゴムサンプル3は、回転板1の回転に基づき、トレッドゴムサンプル3と路面材料2との間の固有の摩擦力によって回転され、この場合、三分力計8は、試験軸4に作用する垂直荷重、ひいては、トレッドゴムサンプル3の、路面材料への押圧力を検出すとともに、その試験軸4の、主には軸線と直交する方向の水平分力を検出する。
【0033】
なおここにおいて、試験軸4を水平面内で揺動変位させて、トレッドゴムサンプル3の向きを、路面材料2の平面視で、それの接線方向から変位させた場合、すなわち、トレッドゴムサンプル3にいわゆるスップアングルを付与した場合には、三分力計8をもって、その試験軸4の軸線方向の分力を測定することで、トレッドゴムサンプル3が発生する横力を求めることができる。
【0034】
以上のようにして、試験軸4に保持したトレッドゴムサンプル3に対する所要の試験を行った後は、そのトレッドゴムサンプル3を、元位置に待機中の前述したサンプル支持軸11上に引き取るべく、はじめに、試験軸4を、それがサンプル支持軸11と整列する位置まで上昇変位させ、そこで、サンプル保持爪27を後退変位させてそれと試験軸4との掛合を解除し、次いで、図7(a)に示すように、サンプル交換ユニット12の開閉爪16を、それの解放状態として進出変位させて、その開閉爪16の爪部先端をサンプルホルダ23の環状溝24aと対応させて位置させるとともに、そこにて開閉爪16を、図7(b)に示すように閉止作動させて、それの爪部先端の、環状溝24aへの掛合をもたらす。
【0035】
しかる後は、サンプル交換ユニット12のロッドレスシリンダ14によって、開閉爪16を図7(c)に示すように後退変位させて、試験軸4上の試験済みトレッドゴムサンプル3を、元のサンプル支持軸11上に引込み嵌合させ、さらに、その開閉爪16の、開放、後退および閉止のそれぞれを順次に行って、それを、図7(d)に示すように、サンプルホルダ23およびサンプル支持軸11から完全に離隔させることで、元のサンプル支持軸11上へのトレッドゴムサンプル3の引き取り作業を終了する。
【0036】
そして、他のトレッドゴムサンプル3に対する試験は、ターレット9の割出し作動によって、たとえば、図7(d)に矢印Aで示すように、試験済みのトレッドゴムサンプル3を引き取ったサンプル支持軸11に隣接して位置するサンプル支持軸11を、試験軸4に整列させて位置させて、そのサンプル支持軸11上のトレッドゴムサンプル3を前述したと同様にして試験軸4に引き渡し、そこに保持することにて行うことができる。
【0037】
ところで、以上のように構成してなる試験装置において、常に適正なる試験結果をもたらすためには、トレッドゴムサンプル3に対する試験の繰返しによって路面材料2に付着することのあるゴム材料を所要に応じて十分に除去できることが好ましく、これがためには、たとえば、その路面材料2の、試験軸4の配設位置とは直径方向に対抗する位置で、路面材料2の上方に、図8に示すような路面材料清掃装置28を設けることが好適である。
【0038】
一部を分解して示す図8において、この清掃装置28は、ボルト等によって上部フレームに固定される取付板29に、ブラシ駆動モータ30を取付けた可動プレート31を、それに貫通するねじ軸32およびガイドロッド33の作用下で昇降変位自在に配設し、そして、そのブラシ駆動モータ30および可動プレート31の、取付け板29に対する相対高さを、ハンドル34の操作によるねじ軸32の回転によって調整可能とする一方、そのねじ軸32の不測の回転を、ねじ軸ロックハンドル35の回動に基づく、ロックハンドル軸部内臓のロックボルトによって拘束可能としたところにおいて、ブラシ駆動モータ30の出力軸36の先端部に、路面材料2に押圧されるブラシ37を装着したブラシホルダ38のボス部39を、ねじ40をもって取付けたものである。この場合、ねじ40は、出力軸36の先端部に設けた溝36aに嵌まり込んでブラシホルダ38を抜け止めし、また出力軸先端部に設けた半径方向突部36bは、フランジホルダ38のボス部39に形成されて、直径方向に対抗して位置する切欠部39aに嵌まり込んで、そのブラシホルダ38を回り止めする。
【0039】
またここにおけるブラシホルダ38へのブラシ37の装着は、その底面に、たとえば図9(a)に示すように放射状に延びる六条の溝41を設け、そしてそれらの各溝内に、図9(b)に示すように、たとえば歯ブラシのブラシ部分の如くの小さいブラシ37を配置するとともに、そのブラシ37を、いわゆる逆テーパ付きのブラシ固定チップ42の、溝底面に設けたねじ孔43への締込みをもって固定することにより行うことができる。
【0040】
このように構成してなる清掃装置28は、ハンドル34の操作によって、ブラシ駆動モータ30を下降変位させて、各ブラシ37を路面材料2に十分に接触させるととも、その接触状態をねじ軸ロックハンドル35によって維持しつつ、ブラシ駆動モータ30を回転させることにより、回転中の路面材料2に付着したゴム材料を、それの全幅にわたって十分に掻き取ることができる。
【0041】
【実施例】
以下に、この発明に係る装置を用い、この発明の方法に従って試験を行った場合の各種の実施例について説明する。
実施例1
トレッドゴムサンプルの外径を120mm、内径を90mm、幅を30mmとしたところにおいて、そのトレッドゴムサンプルを、材質をセーフティウォークとしたドライ状態の路面材料に、表1に示す条件にて押圧し、いわゆるスリップアングを15゜までの範囲で付与した場合の、最大コーナリングフォース(CF)およびコーナリングパワー(CP)を、三分力ロードセルの、試験軸の軸線方向分およびそれと直交する方向の分力のそれぞれの測定結果に基づいて求め、それを、低燃費用ゴムをコントロールとして指数評価したところ、表1に示す通りとなった。
なお、表1中には、試験精度の対比のため、従来のフラットベルトマシンによって求めた試験結果をも併せて示す。
【0042】
【表1】
【0043】
上記表1によれば、この発明に係る装置および方法を用いた試験結果は、実際のタイヤを用いて、フラットベルトマシンにより求めた結果と、高い精度で一致することが解かる。
ところで、路面材料をウェット状態として、同様の試験を同一材料について行ったところ表2に示す通りとなった。なお、フラットベルトマシンでは、路面材料をウェット状態にできないことから、それを用いた試験は行っていない。
【0044】
【表2】
【0045】
実施例2
前述の場合と同様のトレッドゴムサンプルを用い、表3に示す測定条件の下で、耐摩耗性を求めたところ、同表に示す通りとなった。
なおこの場合の耐摩耗性の評価は、低燃費用ゴムをコントロールとして指数評価し、その数値は大きいほど、耐摩耗性が良好であるとした。
【0046】
また表3には、ランボーン摩耗試験機、DIN摩耗試験機および実車性能試験による評価結果をも併せて示す。
【0047】
【表3】
【0048】
表3によれば、発明装置を用いた発明方法による試験結果は、他の試験機に比べて、より広いゴム種の範囲でより高い相関係数をもって実車を再現できることがわかる。
【0049】
なおここで、発明装置を用いた場合の耐摩耗性と実車性能試験による耐摩耗性とは、図10にグラフで示すような相対関係を有し、発明装置を用いた耐摩耗性の、実車性能試験によるそれに対する相関係数は約0.995であることが確認されている。
【0050】
実施例3
前述した場合と同様のトレッドゴムサンプルを用い、それぞれのトレッドゴム質に応じた転がり抵抗を、三分力ロードセルの、試験軸と直交する方向の分力の測定結果に基づいて求めたところ、図11にグラフをもって示すように、各トレッドゴムを用いて作成したタイヤの転がり抵抗値(一番小さいものを100として指数化した)に対し、約0.997の高い相関係数を有することが明らかになった。
【0051】
【発明の効果】
かくしてこの発明によれば、実際のタイヤを製造する必要なしに、トレッドゴムのゴム質に由来する特性、トレッドゴムにてもたらされるタイヤ性能等を客観的に、かつ精度よく測定することができるので、トレッドゴムの開発を、極めて効率的に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施形態を一部を断面として示す要部略線正面図である。
【図2】ターレットおよびサンプル搬入出手段の部分断面拡大正面図である。
【図3】回転板の駆動機能を示す部分断面拡大正面図である。
【図4】トレッドゴムサンプルのサンプルホルダへの取付状態を示す分解斜視図である。
【図5】ターレットを示す平面図である。
【図6】サンプル支持軸から試験軸へのトレッドゴムサンプルの引き渡し態様を示す工程図である。
【図7】試験軸からサンプル支持軸へのサンプルの引き取り態様を示す工程図である。
【図8】路面材料の清掃装置を、一部を分解して示す図である。
【図9】ブラシホルダへのブラシの取付態様を示す底面図である。
【図10】実車耐摩耗性指数と発明装置によって求めた耐摩耗性指数との相対関係を示すグラフである。
【図11】tanδと発明装置によって求めた転がり抵抗との相対関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 回転板
2 路面材料
3 トレッドゴムサンプル
4 試験軸
4a 溝
5 試験軸ユニット
6 手動ハンドル
7 幅方向中心線
8 三分力計
9 ターレット
10,17 モータ
11 サンプル支持軸
12 サンプル交換ユニット
13 上部フレーム
14 ロッドレスシリンダ
15 腕部
16 開閉爪
18 中心軸
19 減速機
20 下部フレーム
21 スリーブ部分
22 フランジ部分
23 サンプルホルダ
24 内筒
24a 環状溝
25 外筒
25a フランジ
26 押えリング
27 サンプル保持爪
28 清掃装置
29 取付板
30 ブラシ駆動モータ
31 可動プレート
32 ねじ軸
33 ガイドロッド
34 ハンドル
35 ねじ軸ロックハンドル
36 出力軸
37 ブラシ
38 ブラシホルダ
39 ボス部
40 ねじ
41 溝
42 ブラシ固定チップ
43 ねじ孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a tread rubber characteristic test method capable of easily and quickly measuring the influence of the material on the tire driving performance and the like in addition to the road surface frictional force and wear characteristic inherent to the tire tread rubber material. And a characteristic testing apparatus.
[0002]
[Prior art]
In evaluating various characteristics of the tread rubber of the tire, tire performance brought about by the tread rubber, etc., conventionally, while actually manufacturing a tire using the tread rubber, the tire is mounted on the vehicle and traveled. It is widely used to evaluate the maneuverability, stability, drive feeling, etc. during driving with the driver's sensibility, and to measure the wear amount, wear form, etc. of the tread rubber after driving a certain distance. However, since many parts of this evaluation method depend on the driver's sensibility, it has been practically impossible to obtain quantitative objective data.
[0003]
Therefore, a so-called flat belt machine has been proposed for the purpose of quantitatively and objectively measuring the tire performance and the like without actually driving the vehicle. This is because a tire is placed on a flat belt that runs. The cornering force is measured when the tire is rolled while being pressed with a predetermined force and a slip angle is applied thereto.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in any of these conventional technologies, it is essential to actually make a prototype of the tire, so the work required for evaluating the characteristics of the tread rubber itself and the resulting tire performance, etc. The number of man-hours is extremely large, and therefore it is virtually impossible to quickly and efficiently develop tread rubber, and the effects of tire reinforcement structure etc. cannot be removed from the measurement results. There was a problem.
[0005]
The present invention has been made as a result of studying as a subject to solve such problems of the prior art, and the object of the present invention is to provide a vulcanized tread rubber, without the need to actually manufacture a tire. It enables various tests directly on itself, and quantitative and objective data can be collected without being affected by the components of the tire at all. It is in providing the characteristic test method and characteristic test apparatus of a tread rubber which can fully secure a general development.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The method for testing the characteristics of the tread rubber of the present invention is as follows.In the horizontal planeAt least the pressure load of the tread rubber sample is measured by rotating the tread rubber sample while pressing the peripheral surface of the ring-shaped tread rubber sample supported on the horizontal test shaft on the road surface material to be rotated.In addition, the replacement of the tested tread rubber sample supported on the test shaft with the tread rubber sample to be tested next is performed by first, empty space aligned with the horizontal test shaft based on the upward displacement of the test shaft. On the sample support shaft, the tested tread rubber sample on the test shaft is extracted, and then the sample support shaft supporting the tread rubber sample to be tested next is aligned with the test shaft by swinging displacement in a horizontal plane. In addition, the tread rubber sample on the sample support shaft is fitted on the test shaft.It is in. Here, the road surface material can be wet conditions as well as dry conditions.
[0007]
In this test method, the test was completed by measuring the sample pressing load when rolling the vulcanized tread rubber sample while applying conditions equivalent to the actual rolling load condition of the tire. In relation to the later tread rubber sample, the wear resistance according to the pressing load, the change of the wear form, etc. under the high correlation coefficient compared to the case where the actual tire is mounted on the vehicle and running Can be sought.
[0008]
Here, when the force generated in the axial direction of the test axis is measured, especially when a so-called slip angle is applied, the lateral force generated by the tread rubber is affected by the influence of conicity force, price tear force, etc. If the force generated in the direction perpendicular to the test axis is measured, rolling according to the road surface friction force, road surface grip force, and road material type of the tread rubber is measured. Changes in resistance etc. can also be accurately determined.
[0009]
By the way, this characteristic test methodAccording toFirst, replace the tested tread rubber sample supported on the test shaft with the next tread rubber sample to be tested. First, on the empty sample support shaft aligned with the test shaft, test the tread rubber on the test shaft. The sample is extracted, and then the sample support shaft supporting the tread rubber sample to be tested next is aligned with the test shaft, and the tread rubber sample on the sample support shaft is fitted on the test shaft.Therefore, it is possible to easily and quickly and sufficiently smoothly remove the tested tread rubber sample from the test shaft and attach a new tread rubber sample to the test shaft. The required exchange of samples can be easily automated under a simple structure.
[0011]
The tread rubber characteristic testing device of the present invention includes a road surface material arranged in an annular shape.TheA rotating plate that rotates in a horizontal plane is disposed, a tread rubber sample formed in a ring shape is held horizontally through a sample holder having a bearing member, and the sample is pressed against the road surface material. A test axis that swings and displaces in a horizontal plane is provided, and a vertical load measuring means acting on the test axis and a force in two directions orthogonal to each other are detected in the horizontal plane including the axis of the test axis, for example. Provided with a component force detecting means, and arranged in parallel with the rotating plate, and aligned with the test shaft at each indexing position.HorizontalA turret having a sample support shaft is provided on the upper or lower side of the rotating plate, andMoving forward and backward horizontally,Transfer of tread rubber sample between each sample support shaft and test shaftThe tread rubber sample is pressed and fitted onto the test shaft, and then extracted from the sample support shaft.A sample exchange unit is provided.
[0012]
In this characteristic testing device, the surface of the vulcanized tread rubber sample held on the test shaft is the same as in actual vehicle driving, including so-called slip angles, on the road surface material that can be placed under dry or wet conditions. The tread rubber is rotated by the frictional force between the tread rubber and the road surface material based on the rotation of the rotating plate, and at least the vertical load during this rotation, the pressing load as described above, is applied. By measuring, if necessary, measuring at least one of the two-way component forces in addition to the vertical load, as described above, the various characteristics of the tread rubber and the various effects brought about by it. Tire performance can be determined as required.
[0013]
Also, here, the transfer of the tread rubber sample between the sample support shaft of the turret performing the indexing motion and the test shaft aligned therewith is performed on the sample support shaft of the tested tread rubber sample located on the test shaft. And the tread rubber sample to be tested next, which is located on the sample support shaft, is sequentially fitted on the test shaft. Below, it can be carried out reliably, simply, quickly and sufficiently smoothly.
In addition, here, the delivery operation of the tread rubber sample as described above is performed under the action of the sample exchange unit, so that not only various measurement operations but also the delivery operation is automatically performed. Can do.
[0014]
In this device, when a sample holding claw is provided that moves forward and backward in a direction perpendicular to the axis of the test shaft and fits into a groove provided at the tip of the test shaft and contacts the end surface of the sample holder. Can easily and reliably restrain the tread rubber sample together with the sample holder on the test axis, while the restraint can be released quickly by the backward displacement of the sample holding claw. .
[0015]
More preferably, in the characteristic test apparatus, the above-described sample exchange unit can be a rodless cylinder or the like, and an advance / retreat drive unit, and the advance / retreat drive unit is connected to the advance / retreat drive unit via an arm, so The rubber sample comprises an opening / closing claw that abuts the end surface of the sample holder and fits into the groove of the sample holder of the tread rubber sample on the test shaft.
[0016]
According to this, based on the operation of the advancing / retreating drive unit and the opening / closing claw, the above-described delivery of the tread rubber sample can be automatically performed in combination with the indexing action of the turret under a simple structure. .
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a front view of an essential part of the present invention, showing a part of a cross section of one embodiment of the present invention.
[0018]
In the figure,
[0019]
Here, as the
[0020]
Here, a
[0021]
In addition, a three-component force meter 8 as shown in FIG. 1B is arranged in the test shaft unit 5, and thereby a vertical load F acting on the test shaft 4.zIn the two directions including the axis of the
[0022]
Further, here, a
[0023]
Further, a
[0024]
Incidentally, as described above, the rotation of the
[0025]
Here, in the place shown in FIG. 2 again, the
[0026]
The
[0027]
Here, the
[0028]
Then, the
[0029]
When the
[0030]
Therefore, at the start of the test, first, the
[0031]
Thereafter, the
[0032]
The
[0033]
Here, the
[0034]
After performing the required test on the
[0035]
Thereafter, the
[0036]
Then, the test for the other
[0037]
By the way, in the test apparatus configured as described above, in order to always provide an appropriate test result, a rubber material that may adhere to the
[0038]
In FIG. 8, which is partially exploded, this
[0039]
In addition, the attachment of the
[0040]
The
[0041]
【Example】
Hereinafter, various examples will be described in the case where the test according to the method of the present invention was performed using the apparatus according to the present invention.
Example 1
Where the outer diameter of the tread rubber sample was 120 mm, the inner diameter was 90 mm, and the width was 30 mm, the tread rubber sample was pressed against a dry road surface material made of a safety walk under the conditions shown in Table 1, The maximum cornering force (CF) and cornering power (CP) when so-called slip ang is applied in the range of up to 15 ° are determined as the component force in the axial direction of the test axis and in the direction perpendicular thereto. It was determined based on each measurement result, and it was evaluated as an index using low fuel consumption rubber as a control.
Table 1 also shows test results obtained by a conventional flat belt machine for comparison of test accuracy.
[0042]
[Table 1]
[0043]
According to Table 1 above, it can be seen that the test results using the apparatus and method according to the present invention coincide with the results obtained by the flat belt machine using an actual tire with high accuracy.
By the way, when the road surface material was wet and the same test was performed on the same material, the results were as shown in Table 2. In the flat belt machine, since the road surface material cannot be in a wet state, a test using it is not performed.
[0044]
[Table 2]
[0045]
Example 2
When a tread rubber sample similar to that described above was used and the wear resistance was determined under the measurement conditions shown in Table 3, it was as shown in the same table.
In this case, the abrasion resistance was evaluated by index evaluation using a low fuel consumption rubber as a control. The larger the value, the better the abrasion resistance.
[0046]
Table 3 also shows the evaluation results of the Lambourn wear tester, DIN wear tester and actual vehicle performance test.
[0047]
[Table 3]
[0048]
According to Table 3, it can be seen that the test result by the inventive method using the inventive device can reproduce the actual vehicle with a higher correlation coefficient in a wider range of rubber types than other test machines.
[0049]
Here, the wear resistance in the case of using the inventive device and the wear resistance by the actual vehicle performance test have a relative relationship as shown in the graph of FIG. 10, and the wear resistance using the inventive device is an actual vehicle. It has been confirmed that the correlation coefficient for the performance test is about 0.995.
[0050]
Example 3
Using the same tread rubber sample as described above, the rolling resistance corresponding to each tread rubber quality was determined based on the measurement result of the component force in the direction perpendicular to the test axis of the three component load cell. As shown by the graph in Fig. 11, it is clear that the tire has a high correlation coefficient of about 0.997 with respect to the rolling resistance value of tires made using each tread rubber (the smallest one is indexed as 100). Became.
[0051]
【The invention's effect】
Thus, according to the present invention, it is possible to objectively and accurately measure the characteristics derived from the rubber quality of the tread rubber, the tire performance brought about by the tread rubber, etc. without the need to manufacture an actual tire. The development of tread rubber can be performed very efficiently.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a front view of a substantial part of an embodiment of the present invention, partially showing a cross section.
FIG. 2 is a partial cross-sectional enlarged front view of a turret and sample loading / unloading means.
FIG. 3 is a partial cross-sectional enlarged front view showing a drive function of a rotating plate.
FIG. 4 is an exploded perspective view showing a tread rubber sample attached to a sample holder.
FIG. 5 is a plan view showing a turret.
FIG. 6 is a process diagram showing a delivery mode of a tread rubber sample from a sample support shaft to a test shaft.
FIG. 7 is a process diagram showing how a sample is taken from a test shaft to a sample support shaft.
FIG. 8 is a partial exploded view of a road surface material cleaning device.
FIG. 9 is a bottom view showing how the brush is attached to the brush holder.
FIG. 10 is a graph showing the relative relationship between the actual vehicle wear resistance index and the wear resistance index determined by the inventive device.
FIG. 11 is a graph showing a relative relationship between tan δ and rolling resistance obtained by the inventive device.
[Explanation of symbols]
1 Rotating plate
2 Road surface materials
3 Tread rubber sample
4 test axes
4a groove
5 Test axis unit
6 Manual handle
7 Center line in the width direction
8 Three-component force meter
9 Turret
10, 17 Motor
11 Sample support shaft
12 Sample exchange unit
13 Upper frame
14 Rodless cylinder
15 arms
16 Opening and closing nails
18 Central axis
19 Reducer
20 Lower frame
21 Sleeve part
22 Flange part
23 Sample holder
24 inner cylinder
24a annular groove
25 outer cylinder
25a Flange
26 Presser ring
27 Sample holding nails
28 Cleaning device
29 Mounting plate
30 brush drive motor
31 Movable plate
32 Screw shaft
33 Guide rod
34 Handle
35 Screw shaft lock handle
36 Output shaft
37 brush
38 Brush holder
39 Boss
40 screws
41 groove
42 Brush fixing tip
43 Screw holes
Claims (5)
リング状に形成されたトレッドゴムサンプルを、軸受部材を有するサンプルホルダを介して水平に保持し、そのサンプルを、前記路面材料に押圧するとともに、水平面内で揺動変位させる試験軸と、
この試験軸に作用する垂直荷重の測定手段および、試験軸の軸線を含む水平面内での二方向のそれぞれの力を検出する分力検出手段と、
前記回転板と平行に配置されて、各割出し位置に、前記試験軸と整列する水平なサンプル支持軸を有するターレットと、
水平方向に進退変位して、各サンプル支持軸と試験軸との間でのトレッドゴムサンプルの受け渡しを、トレッドゴムサンプルの、試験軸上への押込み嵌合および、そこからサンプル支持軸上への抜き取りによって行うサンプル交換ユニットとを具えてなるトレッドゴムの特性試験装置。A rotating plate which rotates in a horizontal plane comprises a road surface material disposed annularly,
A test shaft that holds a tread rubber sample formed in a ring shape horizontally via a sample holder having a bearing member, presses the sample against the road surface material, and swings and displaces the sample in a horizontal plane;
Measuring means for vertical load acting on the test axis, and component force detecting means for detecting respective forces in two directions in a horizontal plane including the axis of the test axis;
A turret disposed parallel to the rotating plate and having a horizontal sample support shaft at each index position aligned with the test shaft;
The tread rubber sample is transferred between each sample support shaft and the test shaft by moving back and forth in the horizontal direction, and the tread rubber sample is pushed and fitted onto the test shaft and from there onto the sample support shaft. A tread rubber characteristic testing device comprising a sample exchange unit that is removed.
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