JP3975530B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データに対して画質調整等の画像処理を行う画像処理装置に関し、特に質感向上あるいは立体感向上のような画像処理の目的および処理対象となる画像の特性に応じて実際の処理オペレーションを決定し、処理対象となる画像データに最も適切な画像処理を選択し実行することにより操作者の意図する画像を容易に得ることができる画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、画像データを編集、加工、解析するための画像処理装置が各種開発されている。画像処理の実現形態にはさまざまなものがあるが、基本的には対象となる画像を画像表示装置で表示し、画像処理を加えたい領域を指定するとともに、コントラスト、シヤープネス、エッジ等の画像表現を変化させる画像処理オペレータを指定し、さらに場合によっては処理パラメータで細かな設定を行い、画像処理を実行することにより、所望の画像を得るのが一般的である。
【0003】
これら一般的な画像処理装置には多数の例えば、「濃度反転」、「画像回転」、「シヤープネス調整」、「エッジ強調」「コントラスト向上」等の画像および画質の変化をもたらす画像処理オペレータがあり、操作者が、これら多数の画像処理オペレータを用いて画像処理を実行し、さらに場合によっては各オペレータごとに設定された所定の画像処理パラメータを設定しながら、より微妙な調整を実行することによって所望の画像を得ている。そのため、これらの画像処理プロセスは、操作者の試行錯誤の繰り返しのプロセスが多くを占めることとなる。すなわち、所定のオペレータ、およびパラメータを操作者が設定し、設定されたパラメータに基づいて画像処理を実行し、その処理結果を操作者が確認し、所望の結果が得られない場合には、再度異なるオペレータ、パラメータ設定によって繰り返し画像処理を実行するということになる。
【0004】
これら従来の画像処理装置は画像処理を実行する際、所定のオペレータの指示を与えることが必要となる。例えば「エッジ強調」あるいは「コントラスト向上」等である。しかしながら、被処理画像によっては操作者の指定したオペレータが不適切な場合が生じる。すなわち画像データには、例えばカメラ、ラジオ、ガラス等の光沢のある製品、風景、植物、生鮮食品、果物、そして、日光あるいはその他の光のあたる物品および風景、陰のある物等、さまざまな画質を有するものがある。これら各種の画像データに対して、同一のオペレータによる処理を実行すると、その結果はそれぞれの被処理画像データによって異なる結果をもたらすこととなる。よって画像処理が操作者の意図した目的、例えば質感の向上、立体感の向上等が十分に達成されない場合が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
これまでの画像処理装置は、操作者が画像処理の目的に応じて適切と思われるオペレータを指定し、指定された所定の画像処理オペレータに対して画像処理パラメータを設定し、その指定された画像処理オペレータおよび画像処理パラメータをもとに画像処理が実行されていた。被処理画像の画像特性は操作者の感覚に基づいて判断され、その操作者の判断によって適切と判断した画像処理オペレータおよびパラメータが設定されていた。従って、適切なオペレータ、パラメータの設定は操作者の感覚に依存するものとなってしまい、画像処理に不慣れな操作者にとっては試行錯誤の繰り返しとなり、適切な画像処理を容易に行うことは困難であった。
【0006】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、特性が異なるさまざまな画像データに対して画像処理を実施する際に、処理目的に応じて被処理画像がどのような画像特性を有するかを判断し、その画像特性に応じて画像処理オペレータおよびパラメータを設定して、適切な画像処理を実行するようにした画像処理装置を提供することにある。
【0007】
本発明の画像処理装置は、画像データを入力する画像入力手段と、画像データに対する画質調整の指示情報を認識する画質調整指示情報認識手段と、画像データの属性情報を認識する画像データ認識手段と、画質調整指示情報認識手段によって認識された画質調整指示情報および画像データ認識手段によって認識された画像データの属性情報を入力し、画質調整指示情報に応じた画像処理態様を決定するための分類情報を分類ルール情報保持手段から取得し、画質調整指示情報と分類情報の少なくともいずれかの情報に基づいて、画像データの画像表現を変化させるための画像処理態様としての画像処理オペレータを決定する画像処理オペレータ決定手段と、画像処理オペレータ決定手段によって決定された画像処理オペレータの実行する画像処理において適用する画像処理パラメータを決定する画像処理パラメータ決定手段と、画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像データの画像処理を実行する画像処理手段とを有することを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様は、
画像データを入力する画像入力手段と、
画像データに対する画質調整の指示情報を認識する画質調整指示情報認識手段と、
画像データの属性情報を認識する画像データ認識手段と、
画質調整指示情報と該画質調整指示情報に応じた画像処理態様を決定するための分類情報を対応付けた分類ルール情報を保持する分類ルール情報保持手段と、
前記画質調整指示情報認識手段によって認識された画質調整指示情報に基づき前記分類ルール情報保持手段から分類情報を選択する分類ルール選択手段と、
前記分類ルール選択手段によって選択された分類ルール情報に含まれる画像データの属性情報を前記画像データ認識手段から取得し、取得した属性情報から画像表現を変化させる画像処理と処理特性とを決定する画像処理決定手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置にある。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様は、
画像データを入力する画像入力手段と、
画像データに対する画質調整の指示情報を認識する画質調整指示情報認識手段と、
画像データの解析を実行し、画像解析特徴量を抽出する画像データ認識手段と、
前記画質調整指示情報認識手段によって認識された画質調整指示情報および前記画像データ認識手段によって認識された画像データの属性情報に基づき、画像表現を変化させるための具体的な画像処理態様を決定する下記(a)〜(e)の構成を有する画像処理オペレータ決定手段と、
(a)画質調整指示情報と該画質調整指示情報に応じた画像処理態様を決定するための分類情報を対応付けた分類ルール情報を保持する分類ルール情報保持手段、
(b)前記画質調整指示情報認識手段によって認識された画質調整指示情報に基づき、前記分類ルール情報保持手段から前記画質調整指示情報に対応付けられた分類ルールを選択する分類ルール選択手段、
(c)前記指示情報と、選択された前記分類ルールの少なくともいずれかの情報に基づいて、前記画像データの画像表現を変化させるための画像処理態様を決定する画像処理オペレータ選択用の分類フラグを生成する分類手段、
(d)前記分類フラグに対応するカテゴリ毎に具体的な画像処理態様情報を格納した処理オペレータ・特性テーブル、
(e)前記処理オペレータ・特性テーブルから、前記分類フラグに対応して登録された具体的画像処理態様としての画像処理オペレータを選択する画像処理オペレータ選択手段、
前記画像処理オペレータ決定手段において決定された画像処理オペレータによる画像処理の処理強度を決定する処理パラメータ決定手段と、
前記画像処理オペレータおよび前記画像処理パラメータに基づいて前記画像データの画像処理を実行する画像処理手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置にある。
【0008】
また、本発明の画像処理装置中の画像データ認識手段は、前記画像データに対する画像データの解析を実行する画像データ解析手段を有し、画像処理パラメータ決定手段は、前記画像データ解析手段による画像解析情報に基づいて画像処理パラメータを決定する。
【0009】
また、本発明の画像処理装置中の画像解析手段は画像データのテクスチャの有無を解析し、テクスチャを有するときは該画像をテクスチャものと判別し、画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定手段は、テクスチャものと判別された画像データに対して、シャープネスを向上させる画像処理オペレータおよび画像処理パラメータを決定し、画像処理手段は該決定されたシャープネス向上用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処理を実行して前記画像データの質感を向上させる。
【0010】
また、本発明の画像処理装置中の画像解析手段は画像データのテクスチャの有無および色分布の解析を実行し、該画像データがテクスチャを有さず、かつ略無彩色の場合は該画像データを黒ものと判別し、画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定手段は、黒ものと判別された画像データに対して、明度コントラストを向上させる画像処理オペレータおよび画像処理パラメータを決定し、画像処理手段は該決定された明度コントラスト向上用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処理を実行して前記画像データの質感を向上させる。
【0011】
また、本発明の画像処理装置中の画像解析手段は前記画像データのテクスチャの有無および色分布を解析し、該画像データがテクスチャを有さず、かつ略有彩色の場合は該画像データを色ものと判別し、画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定手段は、色ものと判別された画像データに対して、彩度を強調させる画像処理オペレータおよび画像処理パラメータを決定し、画像処理手段は該決定された彩度強調用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処理を実行して前記画像データの質感を向上させる。
【0012】
また、本発明の画像処理装置中の画像解析手段は前記画像データのキャッチライトの有無を解析し、該画像データがキャッチライトを有するときは該画像をキャッチライト系画像として判別し、画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定手段は、キャッチライト系画像と判別された画像データに対して、明度コントラストを強調させる画像処理オペレータおよび画像処理パラメータを決定し、画像処理手段は該決定された明度コントラスト強調用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処理を実行して前記画像データの立体感を向上させる。
【0013】
また、本発明の画像処理装置中の画像解析手段は画像データのキャッチライトの有無および色分布を解析し、該画像データがキャッチライトを有さず、かつ略無彩色の場合は該画像データを低彩度系画像と判別し、画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定手段は、低彩度系画像と判別された画像データに対して、エッジコントラストを向上させる画像処理オペレータおよび画像処理パラメータを決定し、画像処理手段は該決定されたエッジコントラスト向上用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処理を実行して前記画像データの立体感を向上させる。
【0014】
また、本発明の画像処理装置中の画像解析手段は前記画像データのキャッチライトの有無および色分布を解析し、該画像データがキャッチライトを有さず、かつ略有彩色の場合は該画像データを高彩度系画像と判別し、画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定手段は、高彩度系画像と判別された前記画像データに対して、彩度コントラストを強調させる画像処理オペレータおよび画像処理パラメータを決定し、画像処理手段は該決定された彩度コントラスト強調用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処理を実行して前記画像データの立体感を向上させる。
【0015】
また、本発明の他の実施態様の画像処理装置中の画像データ認識手段は、外部よりに入力された画像データの属性情報として認識することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例に基づいて、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の一実施例の画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。図1における画像処理装置は、画像入力手段1、画像データ解析手段2、画質調整指示情報認識手段3、画像処理オペレータ決定手段4、画像処理パラメータ決定手段5、および、画像処理手段6によって構成されている。これら各構成部は相互にデータ転送が可能なように所定のバスによって連結されている。
【0017】
図1の構成をデータの流れに沿って表現したものが図2である。図2を用いて、以下各手段の処理について説明する。画像入力手段1は、スキャナ、デジタルビデオ、デジタルカメラのようなさまざまな機器から出力された画像情報をデジタルデータとして入力するものである。画像データ解析手段2は、画像入力部1に入力された画像情報について各種画像解析を行い解析結果を出力する。画質調整指示情報認識手段3は画質調整として操作者からどのような指示があったかについての情報を認識する。画像処理オペレータ決定手段4は、画像データ解析手段2と画質調整指示情報認識手段3の情報に基づいて処理オペレータの決定を行う。画像処理パラメータ決定手段5は、決定されたオペレータの各処理係数を決定する。決定された画像処理オペレータおよび画像処理パラメータは、画像処理手段6に入力される。画像処理部6は、入力された画像処理オペレータと画像処理パラメータおよび画像処理パラメータ適用領域情報をもとに、画像データに対して画像処理を行う。
【0018】
ここで画像データの解析結果は、画像データ解析手段2による実際の解析結果を使用するのみならず、例えば、外部から所定の画像の属性情報を入力するようにしてもよい。この場合は操作者等によって入力された画像に関する特徴データが画像解析データと同様に取り扱われる。
【0019】
次に、本発明の画像処理装置の一実施例の動作について図面を参照して具体的に説明する。図3は画像処理の手順をフローで示したものである。まず、処理対象となる画像に対してどのような処理を実行するか、例えば「質感」等のユーザの調整指示をステップ301で受領する。次にステップ302において画像の分類ルールを選択する。ステップ301のユーザ調整指示は図4に示すように分類ルール情報選択手段403へ入力され、指示に従って分類ルール情報保持手段404から所定の分類情報を選択する。分類ルール情報は図5に示すように、ユーザの指示に対応した各種の分類手段を持っている。図6に各種の分類手段の例を示す。図6(a)はユーザ指示が「質感」、図6(b)はユーザ指示が「明るく」の場合に対応する分類手段である。図5の分類ルール情報を用いて、図3のステップ301のユーザ調整指示に基づいて図6(a)または図6(b)に示すような分類手段を選択する。
【0020】
一方、図3において入力された画像データ306は、ステップ307において画像解析特徴量算出が実行される。画像解析特徴量として得られる値の例を画像データ属性パラメータと対応させて示したのが図7である。図7に示すように画像データの属性パラメータには、明度情報:L*、彩度情報:C*、エッジ量(空間周波数情報)があり、これらのパラメータに対応してそれぞれ図7の右欄のような平均値、ヒストグラム中心値、分散等の値を画像データの解析特徴量として得る。これらの特徴量は入力された画像データの解析によって算出する。ただし、ユーザの指示内容によっては、図7に示すすべての特徴量を必要とするとは限らないので、その場合には画像データの解析を選択的に実行し、必要な特徴量のみを得るようにしてもよい。
【0021】
ステップ302で選択された分類ルールにステップ307で得られた画像解析特徴量を付与し、画像データの分類を行うステップがステップ303である。図6に基づいて、このステップ303を説明する。ユーザ指示が「質感」であった場合は、図6(a)の分類手段「質感」を使用し、これにステップ307で得られた特徴量が付与される。特徴量としてはエッジ量、彩度C*についての各特徴量、すなわち前述した図7に示す平均値、ヒストグラム中心値等が付与される。これら各特徴量に応じてテクスチャの有無、および色分布の判定が実行される。これらの判定結果に基づいてフラグが作成される。図6(a)に示すようにテクスチャ判定結果を0,1で分類し、色分布を0,1で分類し、その結果に分類ルール情報(ここでは質感)を付加したものを分類フラグとしている。
【0022】
一方、ユーザ指示が画像を「明るく」等のような処理であり、画像処理が画像の特徴量に依存しない場合には、図6(b)に示すように特徴量の付与は実施されない。フラグはユーザ指示にしたがって生成される。
【0023】
分類フラグの生成が終了すると、図3におけるステップ304に移行する。ステップ304では、生成された分類フラグにしたがって処理オペレータ・特性テーブルから処理オペレータを選択する。処理オペレータ・特性テーブルの例を図8に示す。図8に示す処理オペレータ・特性テーブルは、カテゴリ名、基本的処理方針、および処理オペレータの項目を有し、処理オペレータは、さらに属性パラメータ、演算方法、および処理特性の各項目を有する。基本的処理方針とはカテゴリに対する処理の基本を示すものである。処理オペレータはその基本的処理を実行する際に処理すべき属性パラメータ、画像処理を行う際に用いるDF(デジタルフイルタ)、LUT(ルックアップテーブル)などの演算方法、およびそれぞれの処理特性の候補(フイルタ形状、トーンカーブ形状等)が記述されている。LUTの種類としては例えば図8の下欄に示すようなA,B,C,D,Eの種類を有する。
【0024】
図3のステップ303で生成された分類フラグに応じて、この処理オペレータ・特性テーブルから、まず処理オペレータセットを選択する。例えば分類フラグが「テクスチャもの」、「黒もの」、「色もの」、あるいは「明るく」であるかによってその選択すべき処理オペレータセットがそれぞれのカテゴリ名から選択される。この処理オペレータセット選択は、図4に示した処理オペレータ選択手段406によって実行される。図4の処理オペレータ選択手段406が、処理オペレータ・特性テーブル保持手段407をアクセスし、所定の処理オペレータセットと基本的処理方針が選択される。
【0025】
所定の処理オペレータセットが選択されると、次に図3のステップ305において、処理オペレータ中の処理特性が特徴量より決定される。これは図4の処理特性決定手段408によって実行される。この処理特性決定手段の詳細を図9に示す。図9中、特徴量選択手段902は、画像解析によって得られた特徴量を入力し、入力された各種の特徴量の中から、どの特徴量を用いて処理特性を決定するかを選択する。この選択はステップ304で選択された処理オペレータセット中の属性パラメータと演算方法を用いて実行される。入力される特徴量は図7で示したように明度L*、彩度C*、エッジ量に関する平均値、ヒストグラム中心値等多数あり、この複数の特徴量から、特徴量選択手段902に入力される選択済みのオペレータセットに含まれる属性パラメータ、演算方法を用いて選択される。次に選択された特徴量である例えばヒストグラム等を用いて処理特性の候補の中から最適な処理特性が処理特性選択手段903によって選択される。選択された処理特性は処理オペレータセットの属性パラメータと演算方法とともに最終的な選択処理オペレータとして出力される。
【0026】
次に複数の処理特性候補から画像の特徴量を用いて最適なものを選択する方法を述べる。図7の画像データ解析項目中には図3のステップ303で分類するために用いる特徴量なども含まれている。処理特性を決定するために用いる特徴量はこの中から選択する。処理オペレータセット中の属性パラメータがL*の場合にはL*ヒストグラム分散、C*の場合にはa*およびb*ヒストグラム分散、エッジ量の場合にはエッジ量ヒストグラム分散をそれぞれ選択する。
【0027】
図8において、処理特性の候補が各カテゴリ毎に挙げられている。これら候補から最適なものを選択するには、前述のヒストグラム分散の特徴量と基本的処理方針を用いる。図8では各カテゴリ別にその基本的処理方針と処理オペレータの概略を記したが、さらに特徴量の情報が加わることによってどのような処理特性が対応するかを詳細に記すると図10のようになる。異なるカテゴリに属する基本的処理方針とその処理オペレータが同じものもある。例えば「黒もの」カテゴリと「キャッチライト系」カテゴリはどちらもL*のコントラストを強調する画像処理(図10での一番上の欄)となる。
【0028】
図3のステップ308において、画像処理パラメータ(オペレータ強度を設定するもの)の決定が実行される。各「属性パラメータ/処理方針」ごとにまず前述の図10を用いて処理特性を選択した理由について述べ、次にどのように特徴量から画像処理パラメータを算出するかについて具体的に説明する。
【0029】
まず、基本的処理方針のうち色処理に関するものから説明する。ここで用いる画像データはL***空間で表わされているとする。また、L*ヒストグラム分散の特徴量とは、例えば図11に示すように画像中のL*値のヒストグラムをとり、L*=0から見て全体の5%,95%の画素が含まれるL*値をそれぞれ特徴量H5,H95として算出したもののことを言う。
【0030】
(1)「L*/コントラストup」の場合
<処理特性>
コントラストをアップさせるということを一言で言えば、「暗い部分はより暗く、明るい部分はより明るく」することである。基本的にはトーンを立ててやればよい。それにはE+型のLUTを用いる。(図11−右)
【0031】
但し、画素値がL*ダイナミックレンジの一方領域(暗いまたは明るい領域)にのみ分布している場合(図11−左,図11−中)には、まず全体のレンジを広げることが必要である。ある程度広いダイナミックレンジを確保できたら、さらにE型のLUTでトーンを立てることも有効である。
【0032】
図11の3つのパターンのどれに属するかはH5,H95の値とL*=50との大小関係で判定することができる。閾値を例えばHlow=30、Hhigh=70などすると、以下のようになる。
【0033】
【数1】
5<Hlow且つH95<Hhigh・・・・・図11−左
low<H5且つHhigh<H95・・・・・図11−中
その他 ・・・・・図11−右
【0034】
<処理パラメータ>
図11に処理パラメータ強度0(Min:破線)と強度100(Max値:太い実線)を示す。図17中、(2)特徴量から算出の最適値にはこのMax値を設定すればよい。強度100は、LUTの数学的な限界および一般的な色再現における画像欠陥を生じさせない常識的なトーン形状というものなどから制約を受ける。
【0035】
まず図11−左,図11−中では強度100は、それぞれH5,H95の値から(破線のように作図することで)一意に求められる。
【0036】
次に図11−右のE型LUTの場合には数学的にはMaxは1点鎖線のようになるがこれは現実的ではない。図11−右のちょうど中間調のLUTの2次微分が変化する部分で最もトーンが立っているが、その付近でのトーンジャンプや、シャドー部でのつぶれなどの画像欠陥を発生しないようにすることが大前提である。例えばトーンジャンプを発生させないためにはLUTの傾きtan<1.5に抑えたほうが好ましい。
【0037】
非常に単純化してE+型LUTを2つの2次曲線で作るとすると、2次多項式の3つの係数は、両端点(それぞれ(0,0)と(p,q)、(p,q)と(100,100))の2点を通ることと、2つの2次曲線の接点(p,q)における微分係数が等しく且つ1.5以下であるという条件より数学的に求めることができる。
【0038】
以上のように求めたLUTを用いて画像処理を施し、処理後の画像の有効階調数を算出して元画像の有効階調数よりも所定の割合(例えば20%)以上減っていたならばLUTの最大傾斜をさらに小さく制限して強度100LUTを算出しなおす。以上のステップを上記条件を満たすまで繰り返すことで最適な処理パラメータを求めることができる。
【0039】
しかし実際には強度100LUTでは処理後の画像によっては人の目に違和感を生じることもありうる。このような場合には、図17中、項目4の「バリエーション」に示すように強度25、50、75、100というような複数個のLUTを強度0と強度100LUTから線形補間により求め、それらによって処理を行なった画像をバリエーションとしてユーザに提示して選択させることも有効である。
【0040】
(2)「L*/明るく」の場合
<処理特性>
単純に「明るく」という場合には、画像中の対象領域のL*ヒストグラムを見て(明るい領域にあることはないと思われるが)暗い領域部分をA型LUTを用いて明るい方向にシフトしてやればよい(図12−左)。対象領域のヒストグラム分散が既に十分広い場合には中間調部分を明るい方向に押し上げてやるC型のLUTを用いる(図12−右)。どちらを用いるかの判定は、例えばH95>50%か否かで行なうことができる。
【0041】
<処理パラメータ>
図12−左では図11−左,図11−中と同様、H95の値から強度100については数学的に決定される。また図12−右についても図11−右と同様、画像欠陥を生じないギリギリのLUT形状というものに制約を受ける。中間調の持ち上げすぎはハイライト部での急峻なトーンの立ち上がりとなりこれはトーンジャンプを引き起こす。経験的にはハイライト部のLUTの立ち上がりの傾きは最大1.5程度にするのがよい。
【0042】
上記のように算出したC+型のLUTを用い(1)と同様に最適値を求める。画像処理後の画像ヒストグラム分布においてハイライト部に画素数0の階調が連続して2階調あったらトーンジャンプが発生したと見なし、LUT立ち上がり傾斜を小さく制限して算出し直す。以上のステップを上記条件を満たすまで繰り返すことで強度100LUTを求めることができる。(図13)
【0043】
さらに(1)と同様に、求めた強度100LUTをベースにバリエーション表示を行ない、ユーザの好みに合わせた処理強度を選択させることが実際のシステムとしては有効である。
【0044】
(3)「C*/対象色を強調」の場合
<処理特性>
LCH画像ならば図11,図12の手法でL*をC*と読み替えればよいが、ここでは画像はLab空間としているので、a*/アップ、b*/アップを同時に行なうという例を示す。ここではシンプルにa*,b*各2本のLUTで処理を行なう方法を示す。ただしa*LUTとb*LUTは同じもの、且つ、原点を通る直線LUTであることが必要である。さもないと色相が変化してしまう。
【0045】
本発明において「色もの」と判定されるような対象物は、経験的にa*−b*面上で占める色域は比較的狭い。つまり通常2本のB型LUTを用いて処理を行なう。色域が広い面積を占めるような場合、所定の閾値Hlow,Hhighに対して、
【0046】
【数2】
(H95-a>Hhigh 且つ H5-a<Hlow)又は
(H95-b>Hhigh 且つ H5-b<Hlow
が成り立つ場合には色相が多少変化してしまうことに目をつぶってE型を用いる。
【0047】
また彩度を上げる処理をした場合、明度も同時に上げた方が一般的によい結果が得られることが知られているがここでは触れない。
【0048】
<処理パラメータ>
2本のB型LUTを用いて処理を行なう場合を例に説明する。
彩度アップ処理後の対象物の色域が帯域(Gamut)からはみ出してしまうと、それは色のつぶれとなって画像欠陥を生じる。これを起こさないためには、H95-aとH95-b、さらには帯域(Gamut)形状との関係から処理強度(LUTの傾き)を求めなければならない。
【0049】
まず色域の中で最大C*の点Mを見つけ出し、点Mの色相方向のGamutのへりの値(Ga,Gb)を求める。次にH95-a、H95-bとGa、Gbから最大倍率をそれぞれ算出し小さいほうを採用する。(図14および下式参照)
【0050】
【数3】
強度100LUT(傾き)
=min(Ga/H95-a,Gb/H95-b)×S
【0051】
一般的にGamut形状はプリンタによって異なった複雑な形状をしているので、処理後画像がGamut内に収まっているかどうかをチェックする。例えばGamut外画素数が対象物画素数の例えば5%以上の場合には倍率S(S<1.0)を所定のステップだけ小さくし再度LUT傾きを算出する。これを繰り返すことで、最適の処理パラメータを得ることができる。
【0052】
さらに、(1)、(2)と同様に、この処理パラメータ(最大値)をベースにユーザにバリエーション提示を行なう。
【0053】
E型LUTを用いる場合も(1)で述べたようにトーンジャンプに留意して同様に算出することが可能である。
【0054】
次に、空間周波数処理に関して、処理パラメータを特徴量から算出する方法を説明する。
【0055】
(4)「エッジ量/エッジ強調」の場合
例えば、属性パラメータ=エッジ量、演算方法=DF、処理特性=高域強調、からなる処理オペレータセットに対する処理パラメータ算出は、処理対象画像のエッジ量に関連する特徴量を用いて、予め用意された基本高域強調フィルタの処理強度を算出することにより行う。
【0056】
エッジ量特徴量は、画像データ中の各注目画素を注目画素値およびその周辺画素値の重み付和により算出される値に変換する2次元FIRフィルタ(FIRF:Finite Impulse Response Filter:有限インパルス応答フィルタ)を用いて算出する。例えば図15に示すように高周波成分にのみ空間周波数伝達特性Fed(frq)を有する2次元FIRフィルタをエッジ量検出フィルタとして用い、対象画像を該エッジ量検出フィルタでフィルタ処理した値の絶対値をエッジ量とする。次に対象画像に対して算出されたエッジ量のヒストグラムを作成し、図16に示すよう例えば95%の画素が含まれるエッジ量E95を特徴量として算出する。
【0057】
<処理特性>
予め用意された基本高域強調フィルタは、エッジ量検出フィルタ同様に2次元FIRフィルタであり、例えば図15に示すような空間周波数伝達特性Fhp(frq)を有している。
【0058】
ここで、例えば、エッジ量検出フィルタと基本高域強調フィルタの関係を、空間周波数frq=xに対する伝達特性が、Fhp(x)=Fed(x)+1となるようにする。つまり、エッジ量検出フィルタは係数の和が0となる2次元FIRフィルタであり、基本高域強調フィルタは注目画素に対するフィルタ係数は該エッジ量検出フィルタのフィルタ係数に1加算した値で他のフィルタ係数は該エッジ量検出フィルタと等しく、和が1となる2次元FIRフィルタである。
【0059】
<処理パラメータ>
基本高域強調フィルタの処理強度を算出するに際しては、まず、図16に示すように、予め鮮鋭さが感じられる一般的画像から統計的に算出した目標エッジ量Etと前述した処理対象画像のエッジ量の特徴量E95の比較を行う。
【0060】
95≧Etの場合には、強度値Gを予め設定した基準処理強度値αに設定する。E95<Etの場合には、G=(Et−E95)/E95に設定する。
【0061】
基本高域強調フィルタに対して処理強度がG倍となる高域強調フィルタのフィルタ係数は、前述したエッジ量検出フィルタと基本高域強調フィルタの関係から、前記エッジ量検出フィルタ係数より算出することができる。注目画素に対しては前記エッジ量検出フィルタのフィルタ係数をG倍し1加算した値が、他は前記エッジ量検出フィルタのフィルタ係数を各々G倍した値が、それぞれ該高域強調フィルタのフィルタ係数となる。これによりパラメータの算出が完了する。
【0062】
このようにエッジ量の特徴量から自動的に算出された処理強度を用いて高域強調フィルタ処理をすることにより、処理後の画像のエッジ量の特徴量E95は前述した目標エッジ量Etと等しくなり、適度にエッジ強調された画像を取得できる。
【0063】
図17および図18を用いて上述のパラメータ決定について簡単に説明する。図17に処理パラメータの決定方法を表で示した。デフォルト(default)値に基づくもの、特徴量から算出する方法、外部からの情報(ユーザ指示)に基づく場合、これらの組み合わせによるバリエーション(複数候補提示)などがある。デフォルト値は、処理オペレータの演算方法(DF,LUT)ごとに設定されている。例えばLUTのタイプAなら「1/256ステップ刻みにシフトする。」をデフォルト値とする。LUTのタイプB,Cについても振り幅の最小ステップを決めてデフォルト値として保持しておく。DF(デジタルフィルタ)については平滑化フイルタ、広域強調フィルタなどそれぞれのフィルタに対して最小の振り幅のテンプレートを用意して保持しておく。これらデフォルト値の設定は一例であり、これら以外のデフォルト値を用いることも可能である。
【0064】
図18は処理パラメータ決定においてデフォルト値を使用し、図17中のユーザ指示のない場合の処理を説明するものである。処理オペレータがデフォルト(default)値参照手段1101に入力されると、デフォルト(default)値保持手段1102から入力処理オペレータに対応して設定されたデフォルト値を引き出し、これを係数変数手段1103に出力する。ここでユーザが強度の指示、例えばデフォルトのk倍の処理を指定すると、デフォルト×kが処理パラメータとして出力される。デフォルト値そのままの値を出力する場合はk=1.0と設定すればよい。
【0065】
次に、質感の向上、および立体感の向上を本発明の画像処理装置において実行する場合の複数の具体例を説明する。まず、質感の向上の画像解析、分類、処理について説明したものを図19および図20を用いて説明する。図19は被処理画像の具体例として「いくら」、「カメラ」、および「カーペット」をとりあげてその画像解析について説明したものである。図19の上段に示すごとく、画像処理の対象として「いくら」の画像があるとする。まず、この「いくら」の画像について空間周波数の解析により、この画像データには高周波におけるパワーがないと判断される。その結果、この画像データはテクスチャ物ではないと判定され、次に色分布の解析に移る。色分布解析では色空間L***における分布が個別に解析され、この色分布の解析結果、(a*/b*)からこの画像データは色ものと判定される。
【0066】
さらに、被処理画像が「カメラ」である場合を図19中段に示す。上述の「いくら」の場合と同様に、まず「カメラ」の画像に対する空間周波数解析を実行し、高周波におけるパワー有無の判定がなされる。この「カメラ」の画像の場合、高周波のパワーが有ると判断され、テクスチャものである可能性がある。次に、この高周波のパワーがテクスチャによるものであるか、エッジによるものであるかを判定する。そのためにエッジヒストグラムによる分析が実行される。この分析の結果、この「カメラ」の画像におけるエッジヒストグラムの分散は大きいことから、空間周波数解析の高周波のパワーはエッジによるものであったと判断される。次に、色分布の解析を実行する。色空間L***における分布が個別に解析され、この色分布の解析結果、(a*/b*)からこの画像データは黒ものと判定される。
【0067】
図19下段は、被処理画像が「カーペット」である場合を示したものである。上記の場合と同様に、まず「カーペット」の画像に対する空間周波数解析を実行し、高周波におけるパワー有無の判定がなされる。この「カーペット」の画像の場合も、高周波のパワー有りと判断され、テクスチャものである可能性がある。次に、カメラの場合と同様にこの高周波のパワーがテクスチャによるものであるか、エッジによるものであるかをエッジヒストグラムによって判定する。この分析の結果、この「カーペット」の画像におけるエッジヒストグラムの分散は小さくこの画像はテクスチャ物であると判断される。
【0068】
以上の画像解析と分類、そしてその画像処理の形態を表としてまとめたものが図20である。図20は被処理画像の質感を向上させる処理についてまとめたものである。図20の中央部分が各対象物をテクスチャもの、色もの、黒ものと分類した分類分けを示し、左側の欄が、これらの画像について画像解析を行った場合のエッジ、コントラスト、色についての判定を○および×で示してある。*は解析不要、すなわち、質感の向上に関する処理においては解析を必要としないものである。右側の欄は各画像に対する処理を示したものであり、処理を画像処理要点とメインオペレータで示してある。この表から理解されるように、同じ質感向上という指示であっても、被処理画像が異なれば適切な処理は、それぞれ異なってくる。
【0069】
次に画像の立体感の向上に関する処理について図21および図22を用いて具体的に説明する。図21は、被処理画像が「プリン」、「人参」、「お地蔵様」の場合の処理について示したものである。まず、解析1として、被処理画像についての明度分布を解析する。この明度分布ではハイライト部の局所ピークが調査される。「プリン」の場合、局所ピークがあり、この画像はキャッチライト系であると判断される。「人参」および「お地蔵様」の明度分布の分析結果にはハイライト部における局所ピークが見当たらずキャッチライト系ではないと判断される。次に、解析2として色分布a*およびb*が解析される。この解析された色分布から人参の場合は高彩度系画像、お地蔵様の場合は低彩度系画像であると判断される。
【0070】
以上の立体感向上に関する画像解析と分類、そしてその画像処理の形態を表としてまとめたものが図22である。図22の中央部分が各対象物をキャッチライト系、高彩度系、低彩度系と分類した分類分けを示し、左側の欄が、これらの画像について画像解析を行った場合のエッジ、キャツチライト、色についての判定を○および×で示してある。*は解析不要項目である。表中、右の欄は処理の形態を示してある。質感向上の場合と同様、立体感向上の指示においても被処理画像によって適切な処理が異なる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像処理装置によれば、画像処理の指示および画像データの特徴にしたがって、適切な画像処理オペレータ、および画像処理パラメータを選択して実行するので、画像に応じた適切な画像処理が容易に実行でき、操作者の希望する画像を効率よく得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る画像処理装置の構成をデータの流れにそって説明する図である。
【図3】 本発明における、画像処理のフローを示す図である。
【図4】 本発明に係る画像処理装置の処理オペレータ決定手段の構成を示す図である。
【図5】 分類ルール情報を示す図である。
【図6】 分類手段の構成を示す図である。
【図7】 画像データ解析項目を示す図である。
【図8】 処理オペレータ・特性テーブルを示す図である。
【図9】 処理特性決定手段の構成を示す図である。
【図10】 属性パラメータおよび処理方針とヒストグラム分散、処理特性の対応を示す図てある。
【図11】 コントラストアップ処理における使用ルックアップテーブルの型を説明する図である。
【図12】 処理「明るく」における使用ルックアップテーブルの型を説明する図である。
【図13】 処理「明るく」における使用ルックアップテーブルの最適形態の求めかたを説明する図である。
【図14】 処理「対象色を強調」における使用ルックアップテーブルの導出方法を説明する図である。
【図15】 エッジ量特徴量を求める際に使用される2次元FIRフィルタの周波数特性を示す図である。
【図16】 エッジ量ヒストグラムからエッジ量特徴量を求める手法を説明する図である。
【図17】 処理パラメータ決定方法を示す図である。
【図18】 処理パラメータ決定手段の構成を示す図である。
【図19】 質感向上を目的とする画像処理における画像解析の具体例を説明する図である。
【図20】 質感向上を目的とする画像処理における画像解析、分類、画像処理についての相関を示す図である。
【図21】 立体感向上を目的とする画像処理における画像解析の具体例を説明する図である。
【図22】 立体感向上を目的とする画像処理における画像解析、分類、画像処理についての相関を示す図である。
【符号の説明】
1 画像入力手段
2 画像データ解析手段
3 画質調整指示情報認識手段
4 画像処理オペレータ決定手段
5 画像処理パラメータ決定手段
6 画像処理手段
403 分類ルール情報選択手段
404 分類ルール情報保持手段
405 分類情報生成手段
406 処理オペレータ選択手段
407 処理オペレータ・特性テーブル保持手段
408 処理特性決定手段
902 特徴量選択手段
903 処理特性選択手段
1101 デフォルト値参照手段
1102 デフォルト値保持手段
1103 係数変換手段

Claims (12)

  1. 画像データを入力する画像入力手段と、
    画像データに対する画質調整の指示情報を認識する画質調整指示情報認識手段と、画像データの属性情報を認識する画像データ認識手段と、
    前記画質調整指示情報認識手段によって認識された画質調整指示情報および前記画像データ認識手段によって認識された画像データの属性情報を入力し、前記画質調整指示情報に応じた画像処理態様を決定するための分類情報を分類ルール情報保持手段から取得し、前記画質調整指示情報と前記分類情報の少なくともいずれかの情報に基づいて、前記画像データの画像表現を変化させるための画像処理態様としての画像処理オペレータを決定する画像処理オペレータ決定手段と、
    前記画像処理オペレータ決定手段によって決定された画像処理オペレータの実行する画像処理において適用する画像処理パラメータを決定する画像処理パラメータ決定手段と、
    前記画像処理オペレータおよび前記画像処理パラメータに基づいて前記画像データの画像処理を実行する画像処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像データを入力する画像入力手段と、
    画像データに対する画質調整の指示情報を認識する画質調整指示情報認識手段と、
    画像データの属性情報を認識する画像データ認識手段と、
    画質調整指示情報と該画質調整指示情報に応じた画像処理態様を決定するための分類情報を対応付けた分類ルール情報を保持する分類ルール情報保持手段と、
    前記画質調整指示情報認識手段によって認識された画質調整指示情報に基づき前記分類ルール情報保持手段から分類情報を選択する分類ルール選択手段と、
    前記分類ルール選択手段によって選択された分類ルール情報に含まれる画像データの属性情報を前記画像データ認識手段から取得し、取得した属性情報から画像表現を変化させる画像処理と処理特性とを決定する画像処理決定手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 画像データを入力する画像入力手段と、
    画像データに対する画質調整の指示情報を認識する画質調整指示情報認識手段と、
    画像データの解析を実行し、画像解析特徴量を抽出する画像データ認識手段と、
    前記画質調整指示情報認識手段によって認識された画質調整指示情報および前記画像データ認識手段によって認識された画像データの属性情報に基づき、画像表現を変化させるための具体的な画像処理態様を決定する下記(a)〜(e)の構成を有する画像処理オペレータ決定手段と、
    (a)画質調整指示情報と該画質調整指示情報に応じた画像処理態様を決定するための分類情報を対応付けた分類ルール情報を保持する分類ルール情報保持手段、
    (b)前記画質調整指示情報認識手段によって認識された画質調整指示情報に基づき、前記分類ルール情報保持手段から前記画質調整指示情報に対応付けられた分類ルールを選択する分類ルール選択手段、
    (c)前記指示情報と、選択された前記分類ルールの少なくともいずれかの情報に基づいて、前記画像データの画像表現を変化させるための画像処理態様を決定する画像処理オペレータ選択用の分類フラグを生成する分類手段、
    (d)前記分類フラグに対応するカテゴリ毎に具体的な画像処理態様情報を格納した処理オペレータ・特性テーブル、
    (e)前記処理オペレータ・特性テーブルから、前記分類フラグに対応して登録された具体的画像処理態様としての画像処理オペレータを選択する画像処理オペレータ選択手段、
    前記画像処理オペレータ決定手段において決定された画像処理オペレータによる画像処 理の処理強度を決定する処理パラメータ決定手段と、
    前記画像処理オペレータおよび前記画像処理パラメータに基づいて前記画像データの画像処理を実行する画像処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記画像データ認識手段は前記画像データの解析を実行する画像データ解析手段を有することを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理パラメータ決定手段は、前記画像データ解析手段による画像解析情報に基づいて画像処理パラメータを決定することを特徴とする請求項1または3に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像解析手段は前記画像データのテクスチャの有無を解析し、テクスチャを有するときは該画像をテクスチャものと判別し、
    前記画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定手段は、テクスチャものと判別された前記画像データに対して、シャープネスを向上させる画像処理オペレータおよび画像処理パラメータを決定し、
    前記画像処理手段は該決定されたシャープネス向上用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処理を実行して前記画像データの質感を向上させることを特徴とする請求項1または3に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像解析手段は前記画像データのテクスチャの有無および色分布を解析し、該画像データがテクスチャを有さず、かつ略無彩色の場合は該画像データを黒ものと判別し、
    前記画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定手段は、黒ものと判別された前記画像データに対して、明度コントラストを向上させる画像処理オペレータおよび画像処理パラメータを決定し、
    前記画像処理手段は該決定された明度コントラスト向上用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処理を実行して前記画像データの質感を向上させることを特徴とする請求項1または3に記載の画像処理装置。
  8. 前記画像解析手段は前記画像データのテクスチャの有無および色分布を解析し、該画像データがテクスチャを有さず、かつ略有彩色の場合は該画像データを色ものと判別し、
    前記画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定手段は、色ものと判別された前記画像データに対して、彩度を強調させる画像処理オペレータおよび画像処理パラメータを決定し、
    前記画像処理手段は該決定された彩度強調用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処理を実行して前記画像データの質感を向上させることを特徴とする請求項1または3に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像解析手段は前記画像データのキャッチライトの有無を解析し、該画像データがキャッチライトを有するときは該画像をキャッチライト系画像として判別し、
    前記画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定手段は、キャッチライト系画像と判別された前記画像データに対して、明度コントラストを強調させる画像処理オペレータおよび画像処理パラメータを決定し、
    前記画像処理手段は該決定された明度コントラスト強調用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処理を実行して前記画像データの立体感を向上させることを特徴とする請求項1または3に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像解析手段は前記画像データのキャッチライトの有無および色分布を解析し、該画像データがキャッチライトを有さず、かつ略無彩色の場合は該画像データを低彩度系画像と判別し、
    前記画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定手段は、低彩度系画像と判別された前記画像データに対して、エッジコントラストを向上させる画像処理オペレータおよび画像処理パラメータを決定し、
    前記画像処理手段は該決定されたエッジコントラスト向上用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処理を実行して前記画像データの立体感を向上させることを特徴とする請求項1または3に記載の画像処理装置。
  11. 前記画像解析手段は前記画像データのキャッチライトの有無および色分布を解析し、該画像データがキャッチライトを有さず、かつ略有彩色の場合は該画像データを高彩度系画像と判別し、
    前記画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定手段は、高彩度系画像と判別された前記画像データに対して、彩度コントラストを強調させる画像処理オペレータおよび画像処理パラメータを決定し、
    前記画像処理手段は該決定された彩度コントラスト強調用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処理を実行して前記画像データの立体感を向上させることを特徴とする請求項1または3に記載の画像処理装置。
  12. 前記画像データ認識手段は外部の入力手段から入力された属性情報を画像データ属性情報として認識することを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の画像処理装置。
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