JP3975385B2 - 揚砂設備吸込管閉塞防止装置および揚砂設備の運転方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は下水処理施設の沈砂池における揚砂設備で、特にジェットポンプを使用した揚砂設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、下水処理施設の沈砂池における揚砂設備ではバケットコンベア方式によるものが多用されていたが、近年において設備費の低減を図るためにジェットポンプによる揚砂設備が利用されてきている。しかしジェットポンプは一般的には粗目スクリーンの下流側で細目スクリーンの上流側に配置されるため、粗目スクリーンを通過した浮遊物、例えば缶や瓶類がジェットポンプの吸い込み管近辺で浮遊して、そのまま吸い込み管中に吸い込まれ、その結果吸い込み管を閉塞してしまうということが度々起っており、その度に運転を停止して分解清掃をするという不具合があった。その不具合を解消する手段として、ジェットポンプを設置する沈砂ピットの上を覆うように粗目スクリーンを配置したものが特開昭63―240908号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術によれば粗目スクリーンを通過して沈砂ピット内に入り込んだ比較的小型の缶等がジェットポンプの吸い込み管内に吸い込まれる危険性は依然として残る。
本発明は上記した欠点を解消して、ジェットポンプの吸い込み管を閉塞する危険性の小さい揚砂設備を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、駆動水によるエゼクター効果により水及び砂を吸込管から吸込み、吐出管から吐出するジェットポンプで沈砂池内の砂を排出する揚砂設備の吸込管閉塞防止装置であって、吐出管側にあり、前記吸込管が閉塞物によって閉塞したときに閉となる仕切り弁と、前記吸込管の吸込口を覆うとともに、少なくとも一部を開閉自在になし、前記駆動水を前記吸込管側に逆流させた際に押し開かれるスクリーンと、を備え、前記仕切り弁を閉とすることによって前記駆動水を吸込管側に逆流させた際に、前記スクリーンが押し開かれ、前記閉塞物が前記スクリーンの外側に排出されることを特徴とするものである。また、駆動水によるエゼクター効果により水及び砂を吸込管から吸込み、吐出管から吐出するジェットポンプで沈砂池内の砂を排出する揚砂設備の運転方法において、吸込管周囲を覆うようにスクリーンを設けると共に、該スクリーンの少なくとも一部を開閉自在になしたジェットポンプの吸込管が閉塞したとき、該ジェットポンプの吐出管側にある仕切り弁を閉にして駆動水を吸込管側に逆流させて閉塞物を吸込管外に排出すると共に、スクリーンの一部を開にして前記閉塞物をスクリーンの外側に排出することを特徴とするものである。さらに、請求項1の発明において、前記スクリーンは、第1部材と第2部材がピンにより開閉自在に枢着されて構成され、前記駆動水を吸込管側に逆流させた際に、前記第1部材と第2部材とがピンを中心に上方に押し広げられて下方に隙間が形成され、前記駆動水の逆流が停止した際に、前記第1部材と前記第2部材とが自重により閉状態に戻ることを特徴とするものである。
【0005】
ジェットポンプの吸い込み管に缶等が吸い込まれて管内にひっかかると、それに繊維や毛くず等が絡まって急速に成長してゆくことが確認されている。そのときはジェットポンプの揚水量が低下するが、これを検知して異常事態として吐出管に連接した仕切り弁を閉にする。そうするとジエットポンプの高圧の駆動水は吸い込み管側に逆流し、その水圧で閉塞物を管外に押し出してしまう。しかし管外に押し出したとしても、閉塞物は水の抵抗で吸い込み管からさして遠くない範囲に停滞しており、揚砂運転を再開すると再度これを吸引してしまい、前記と同じことをくり返すという不具合が起る。これを防止する手段して吸い込み管の下部にそれを覆うようにスクリーンを設置し、しかもスクリーンの一部を開閉自在にしておくと、前記したような駆動水の逆流によって閉塞物は吸い込み管外に押し出されると共に、やはり駆動水の逆流による水圧でスクリーンの開閉部が押し広げられて、その開口部から前記閉塞物はスクリーン外に排除される。それを確認した後で駆動水を停止すると、スクリーンはその中に何も残存しない状態で自重で閉状態になる。次に揚砂運転を開始してもスクリーン外に排除された前記閉塞物は再びスクリーン内に入り込むことができず、前記したようなスクリーンがない時のような不具合は起らない。また固定されたスクリーンを設置したとしても、吸い込み管から排出された閉塞物はスクリーン外には排除されないから、スクリーンが無いのと同じ不具合が起る。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の楊砂設備吸込管閉塞防止装置の実施の一形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例の立面図、図2は図1のA―A矢視拡大図、図3(A)、(B)はスクリーンの開閉の説明図である。
沈砂池内に形成された集砂ピット1中にジェットポンプ2が設置される。沈砂池内に溜まった沈砂は例えばスクリューコンベア(図示略)で集砂ピット1内に集められる。ジッェトポンプ2はノズル3とそれに高圧の駆動水を注入する駆動水管4とノズル3の吸い込み側に連設された吸込管5とノズル3の吐出側に連設された吐出管6とそれに連設された仕切り弁7とよりなる。
【0007】
吸込管5の端部には末広がり状の吸込口8が形成されて、ここから水と共に沈砂を吸い込むものである。吸込口8の外周には取り付け金具9でスクリーン10が固定されている。スクリーン10は第1部材10―1と第2部材10―2で構成されており両者はピン11で取り付け金具9に開閉自在に枢着されている。第1部材10―1及び第2部材10―2の構造は特に限定されるものではなく、ありきたりの構造のものでよい。また汚濁した水中で使用され且つ可動部を有することから材料はステンレス鋼が好ましい。
【0008】
通常の揚砂運転を行うときは、仕切り弁7を開にして駆動水管4から圧力5〜10kgf/cmの駆動水をノズル3に注入してエゼクター効果により吸込口8から水とともに沈砂を吸い込む。それらの水と砂は駆動水と共にノズル3および吐出管6を経由して所定の処理設備に送るものである。沈砂池に流入する水には砂、缶、繊維状の紙くずや布、毛髪等様々なものが混入していることは周知のことである。本発明に使用するジェットポンプは回転部がないためにそのような混入物にたいして比較的鈍感であるという利点を有しているが、ときにはスクリーン10を通過して吸引口8あるいは吸込管5内にひっかかってしまうものがある。そうするとそのものに繊維状のものや毛髪等がからみついて短時間のうちに塊状物となって吸込口8あるいは吸込管5を閉塞してしまうことがある。そのときは吐出管6の水量が低下するから、これを検知して閉塞事故と判断する。
【0009】
そして閉塞事故と判断したら仕切り弁7を閉にするが、そうするとノズル3内に注入される高圧の駆動水は吸込管5側に逆流する。そしてこの逆流した駆動水の水圧によって吸込口8あるいは吸込管5内を閉塞した塊状物は吸込管5外に強制的に押し出されてしまう。また同時にスクリーン10の第1部材1―1と第2部材1―2は吸込管5から吐出される逆流駆動水の水圧でピン11を中心に図3(B)に示すように上方に押し広げられて下方及び側方に大きな隙間ができ、そこから塊状物は逆流駆動水と共にスクリーン10外に排出される。
【0010】
吸込口8あるいは吸込管5の閉塞が解除されたと判断されたとき、ノズル3への駆動水の注入を停止し、仕切り弁7を開にする。そうするとスクリーン10の第1部材1―1および第2部材1―2にかかった逆流駆動水の水圧がなくなるから、開状態のスクリーン10は自重で図3(A)に示すような閉状態に戻る。そしてその状態が確認されたら揚砂運転を再開する。そのときは前記のスクリーン10外に排出された塊状物はスクリーン10に阻止されて再び吸込口8あるいは吸込管5に吸い込まれることはなく、通常の揚砂運転を継続することができるものである。
【0011】
【発明の効果】
本発明は上記した構成と作用とを有するから、ジェットポンプの閉塞による揚砂運転の停止を最小限に抑えることができ、しかもその復帰に人手をわずらわすことが少ない揚砂設備を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の立面図。
【図2】図1のA―A矢視図。
【図3】(A)、(B)は本発明のスクリーンの作動説明図。
【符号の説明】
1 集砂ピット、2 ジエットポンプ、3 ノズル、4 駆動水管、
5 吸込管、 7 仕切り弁、8 吸込口、10 スクリーン

Claims (3)

  1. 駆動水によるエゼクター効果により水及び砂を吸込管から吸込み、吐出管から吐出するジェットポンプで沈砂池内の砂を排出する揚砂設備の吸込管閉塞防止装置であって、
    吐出管側にあり、前記吸込管が閉塞物によって閉塞したときに閉となる仕切り弁と、
    前記吸込管の吸込口を覆うとともに、少なくとも一部を開閉自在になし、前記駆動水を前記吸込管側に逆流させた際に押し開かれるスクリーンと、を備え、
    前記仕切り弁を閉とすることによって前記駆動水を吸込管側に逆流させた際に、前記スクリーンが押し開かれ、前記閉塞物が前記スクリーンの外側に排出されることを特徴とする揚砂設備吸込管閉塞防止装置。
  2. 駆動水によるエゼクター効果により水及び砂を吸込管から吸込み、吐出管から吐出するジェットポンプで沈砂池内の砂を排出する揚砂設備の運転方法において、ジェットポンプの吸込管の吸込口を少なくとも一部を開閉自在になしたスクリーンで覆い、吸込管が閉塞したとき吐出管側にある仕切り弁を閉にして駆動水を吸込管側に逆流させ、前記スクリーンを押し開かせて閉塞物をスクリーンの外側に排出することを特徴とする揚砂設備の運転方法。
  3. 前記スクリーンは、第1部材と第2部材がピンにより開閉自在に枢着されて構成され、
    前記駆動水を吸込管側に逆流させた際に、前記第1部材と第2部材とがピンを中心に上方に押し広げられて下方に隙間が形成され、
    前記駆動水の逆流が停止した際に、前記第1部材と前記第2部材とが自重により閉状態に戻ることを特徴とする請求項1に記載の揚砂設備吸込管閉塞防止装置。
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