JP3973500B2 - 通信機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
基地局との間で無線通信を行うことでネットワーク網に接続し、一般電話や他の携帯電話機との通話が可能な、携帯電話機を始めとする無線電話機が各種実用化されている。近年、無線電話機においては、通話のみでなく、データ通信も可能となり、パケット通信サービスも提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
無線電話機を始めとする通信機器におけるパケット通信では、ネットワーク網への接続が失敗して通信ができない状態となったり、通信が開始されても接続が維持できずに途中で中断されることがある。このような場合、ユーザは、その理由がわからないため、適切な対処ができず、無駄な操作を行うことが多かった。
【0004】
本発明の課題は、パケット通信の失敗の理由をユーザが認識できるようにすることによって、通信機器の利便性を向上させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、
ネットワークに無線接続して、パケット通信を行う通信手段を備えた通信機器において、
表示部と、
パケット通信時における送受信状態を検出する送受信状態検出手段と、
前記送受信状態検出手段による検出結果に応じた表示を前記表示部に表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記送受信状態検出手段により同一伝送路において検出された同一理由によるパケット送受信の失敗が所定回数未満である場合に、前記表示部に前記送受信状態検出手段により検出された失敗の理由に応じたメッセージを表示させ、所定回数以上である場合に、前記表示部に伝送路の変更を促すメッセージを表示させることを特徴としている。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記送受信状態検出手段は、前記通信手段がパケット通信登録要求を前記ネットワークに送信後、所定時間内に前記ネットワークからの応答を受信しない状態を検出することを特徴としている。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記送受信状態検出手段は、前記通信手段が前記ネットワークからパケット通信登録拒否を受信した状態を検出することを特徴としている。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記送受信状態検出手段は、前記通信手段が前記ネットワークとの通信中に、前記ネットワークからパケット通信切断要求を受信した状態を検出することを特徴としている。
【0009】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記送受信状態検出手段は、前記通信手段が前記ネットワークとの通信中に、前記ネットワークとの接続が中断された状態を検出することを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、本実施の形態の全体構成及び携帯電話機100の主要構成を示すブロック図である。図1に示すように、携帯電話機100は、アンテナAにより基地局Bとの間で無線通信を行うことでネットワークNに接続されている。また、携帯電話機100は、アンテナAに接続されたアンテナ共用部1、受信部2、送信部3、変復調機4、ベースバンド処理部5、通信制御部6、送受信状態検出部7、CPU8、入力部9、記憶部10、表示部11を備えて構成されている。
【0012】
アンテナ共用部1は、受信側共用器と送信側共用器により構成されている。受信側共用器は、アンテナA及び受信部2に接続され、周波数の違いにより他の受信信号や送信信号を阻止及び抑圧して得た受信信号を受信部2へ出力する。送信側共用器は、アンテナA及び送信部3に接続され、周波数の違いにより他の送信信号や受信信号を阻止及び抑圧して得た送信信号をアンテナAへ出力する。
【0013】
受信部2は、基地局Bから送信された信号を、アンテナA及びアンテナ共用部1を介して受信し、搬送波成分を取り除いて変復調機4またはベースバンド処理部5へ出力する。
送信部3は、変復調機4から入力される信号を、所与の周波数帯の搬送波に載せてアンテナ共用部1及びアンテナAを介して基地局Bへ送信する。
【0014】
変復調機4は、アンテナAを介して受信部2で受信された信号を復調して、ベースバンド処理部5へ出力する。また、ベースバンド処理部5から入力された信号をネットワークNの周波数帯域に適合する信号に変調する。
【0015】
ベースバンド処理部5は、変復調機4から供給された信号のフレーム処理およびデコード処理等を行うと共に、変復調機4に供給する通信データのエンコード処理およびフレーム処理を行う。
【0016】
通信制御部6は、ベースバンド処理部5から入力される無線制御信号により通信チャネルの設定や切断等の通信制御を行う。
【0017】
なお、上述したアンテナA、アンテナ共用部1、受信部2、送信部3、変復調機4、ベースバンド処理部5及び通信制御部6は、全体として、本発明の請求項に記載の通信手段としての機能を有する。
【0018】
送受信状態検出部7は、基地局Bへのパケット通信登録要求の送信動作や、基地局Bから受信したパケット通信登録拒否信号、パケット通信切断要求信号等により、受信部2における受信状態及び送信部3における送信状態を検出し、検出結果をCPU8へ出力する。送受信状態検出部7は、本発明の請求項に記載の送受信状態検出手段としての機能を有する。
【0019】
CPU(Central Processing Unit)8は、電話の発信又は着信や入力部9から入力される指示信号に従って、記憶部10に格納されている制御プログラムを読み出し、該制御プログラムに従って、各部の動作を集中制御する。また、CPU8は、読み出したプログラムに従って、各種処理を実行する。例えば、CPU8は、送受信状態検出部7から出力された送受信状態の検出結果が入力されると、記憶部10に格納されている失敗メッセージファイル101を参照して、検出結果に応じたメッセージを表示部11に表示させる失敗理由表示処理A、Bを行う。CPU8は、本発明の請求項に記載の表示制御手段としての機能を有する。
【0020】
入力部9は、電源のON/OFF、機能の選択、文字や数字の入力、電話やデータの送受信、指示切替等を表示する各種操作ボタンを備えて構成され、これら各種操作ボタンは、単独に又は組み合わせて押下されることにより、指示内容に応じた入力信号をCPU8へ出力する。
【0021】
記憶部10は、半導体等の不揮発性メモリで構成され、携帯電話機100に対応する制御プログラム、及び該制御プログラムで実行可能な各種処理プログラム、及びこれらのプログラムで参照するデータ等を記憶する。
【0022】
本実施の形態において、記憶部10は、内部に失敗メッセージファイル101を有して構成されている。
図2は、パケット通信失敗理由と表示メッセージを対応付けて記憶する失敗メッセージファイル101のデータ格納例を示す図である。図2に示すように、失敗メッセージファイル101は、パケット通信の失敗理由を示すデータ(例えば、“TM307満了”、“パケット通信中電波断”、“パケット通信登録拒否”、“パケット通信切断要求受信”)を「PKT通信失敗理由」として格納するPKT通信失敗理由領域101aと、前記失敗理由に対応する表示メッセージを示すデータ(例えば、“接続が失敗しました。電波が弱いため、もう一度パケット通信を開始してください。”、“電波が弱いため、もう一度パケット通信を開始してください。”、・・・)を「メッセージ」として格納するメッセージ領域101bと、を有している。
【0023】
表示部11は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro Luminescence)等により構成され、CPU8から入力される表示信号の指示に従って、表示画面上に、各種情報や画像データ等の表示を行う。表示部11は、本発明の請求項に記載の表示部としての機能を有する。
【0024】
次に、動作について説明する。
図3は、携帯電話機100と、基地局Bを介してネットワークNとの間でパケット通信開始時に行われる接続シーケンスA及び接続シーケンスAにおいて送受信状態検出部7により実行される検出処理Aとを示す図である。以下、図3を参照して、接続シーケンスA及び送受信状態検出部7の検出処理Aについて説明する。
【0025】
携帯電話機100の通信制御部6は、通信制御部6内のタイマを作動させ、パケットチャネルによりパケット通信登録要求をネットワークNへ送信する(ステップS1)。送受信状態検出部7は、通信制御部6によりパケット通信登録要求が送信されると、送受信状態の検出を開始する(ステップS2)。
【0026】
通信制御部6は、所定時間、例えば6秒経過してもネットワークNからパケット通信登録応答又はパケット通信登録拒否を受信しなければ、再度パケット通信登録要求をネットワークNへ送信する(ステップS3)。これを3回繰り返し実行し(ステップS3〜5)、3回目のパケット通信登録要求送信後、所定時間が経過してもパケット通信登録応答又はパケット通信登録拒否を受信しない場合は、タイマが満了し、当該パケット通信登録要求の送信を終了してステップS8へ移行する。送受信状態検出部7は、タイマが満了すると、これを検出し(ステップS6)、検出結果として、CPU8へタイマ満了によるパケット通信失敗を通知する(ステップS7)。
【0027】
通信制御部6は、ステップS8〜11において、ネットワークNに携帯電話機100の位置登録を行って、次のパケット通信に備える。即ち、通信制御部6は、共通制御チャネルによりネットワークNへ位置登録要求を送信し(ステップS8)、ネットワークNは、これを受信すると、携帯電話機100側へ認証要求を送信する(ステップS9)。通信制御部6は、ネットワークNへ認証応答を送信し(ステップS10)、ネットワークNは、認証応答を受信すると、携帯電話機100の位置情報を受付して登録する(ステップS11)。なお、パケット通信と同様に、携帯電話機100からネットワークNへ位置登録要求を送信しても、位置登録の認証ができない場合もある。
【0028】
上記説明した様に、送受信状態検出部7は、通信制御部6からパケット通信登録要求が送信されると、送受信状態の検出を開始し、パケット通信登録応答又はパケット通信登録拒否を受信せずにタイマが満了した場合は、CPU8へタイマ満了によるパケット通信失敗を通知する。このタイマ満了によるパケット通信失敗は、図2におけるPKT失敗理由「TM307満了」に相当し、CPU8は、後述する失敗理由通知処理Aにより、表示部11に「接続が失敗しました。電波が弱いため、もう一度パケット通信を開始してください。」と表示させる。
【0029】
図4は、携帯電話機100と、基地局Bを介してネットワークNとの間でパケット通信開始時に行われる接続シーケンスB及び接続シーケンスBにおいて送受信状態検出部7により実行される検出処理Bとを示す図である。以下、図4を参照して、接続シーケンスB及び送受信状態検出部7の検出処理Bについて説明する。
【0030】
携帯電話機100の通信制御部6は、通信制御部6内のタイマを作動させ、パケットチャネルによりパケット通信登録要求をネットワークN側へ送信する(ステップS21)。送受信状態検出部7は、通信制御部6よりパケット通信登録要求が送信されると、送受信状態の検出を開始する(ステップS22)。
【0031】
ネットワークNは、携帯電話機100からのパケット通信登録要求を受信すると、携帯電話機100にパケット認証要求を送信する(ステップS23)。通信制御部6は、パケット認証要求を受信すると、パケット認証に応答する(ステップS24)。応答後、ネットワークNからパケット通信登録拒否が送信され(ステップS25)、通信制御部6がパケット通信登録拒否を受信すると、送受信状態検出部7はこれを検出し(ステップS26)、検出結果として、CPU8へパケット通信登録拒否を受信したことによるパケット通信の失敗を通知する(ステップS27)。
【0032】
通信制御部6は、ステップS28〜31において、位置登録を行って、次のパケット通信に備える。即ち、通信制御部6は、共通制御チャネルによりネットワークNに位置登録要求を送信し(ステップS28)、ネットワークNは、これを受信すると、携帯電話機100側へ認証要求を送信する(ステップS29)。通信制御部6は、ネットワークNへ認証応答を送信し(ステップS30)、ネットワークNは、認証応答を受信すると、携帯電話機100の位置情報を受付し、登録する(ステップS31)。なお、パケット通信と同様に、位置登録の認証ができない場合もある。
【0033】
上記説明した様に、送受信状態検出部7は、通信制御部6からパケット通信登録要求が送信されると、送受信状態の検出を開始し、その後、通信制御部6がパケット通信登録拒否を受信したことを検出すると、CPU8へパケット通信登録拒否の受信を通知する。このパケット通信登録拒否の受信は、図2におけるPKT失敗理由「パケット通信登録拒否」に相当し、CPU8は、後述する失敗理由通知処理Aにより、表示部11に「接続が拒否されました。回線が混み合っています。しばらくしたあと、もう一度パケット通信を開始してください。」と表示させる。
【0034】
図5は、携帯電話機100と、基地局Bを介してネットワークNとの間でパケット通信中に行われる切断要求受信シーケンス及び切断要求受信シーケンスにおいて送受信状態検出部7により実行される検出処理Cを示す図である。以下、図5を参照して、切断要求受信シーケンス及び送受信状態検出部7の検出処理Cについて説明する。
【0035】
携帯電話機100の通信制御部6は、通信制御部6内のタイマを作動させ、パケットチャネルによりパケット通信登録要求をネットワークN側へ送信する(ステップS41)。送受信状態検出部7は、通信制御部6よりパケット通信登録要求が送信されると、送受信状態の検出を開始する(ステップS42)。
【0036】
ネットワークNは、携帯電話機100からのパケット通信登録要求を受信すると、携帯電話機100にパケット認証要求を送信する(ステップS43)。通信制御部6は、パケット認証要求を受信すると、パケット認証に応答する(ステップS44)。応答後、ネットワークNからパケット通信登録応答が送信されると(ステップS45)、通信制御部6は、パケット送信を開始する(ステップS46)。
【0037】
ネットワークNは、例えば、携帯電話機100とのパケット通信中に回線が混み合うと、携帯電話機100にパケット通信切断要求を送信する(ステップS47)。送受信状態検出部7は、通信制御部6がパケット通信切断要求を受信すると、これを検出し(ステップS48)、検出結果として、CPU8へパケット通信切断要求の受信によるパケット通信の失敗を通知する(ステップS49)。通信制御部6は、ネットワークNへパケット通信切断確認を送信する(ステップS50)。
【0038】
上記説明した様に、送受信状態検出部7は、通信制御部6よりパケット通信登録要求が送信されると、送受信状態の検出を開始し、通信制御部6がパケット通信切断要求を受信したことを検出すると、CPU8へパケット通信切断要求の受信によるパケット通信の失敗を通知する。このパケット通信切断要求の受信は、図2におけるPKT失敗理由「パケット通信切断要求受信」に相当し、CPU8は、後述する失敗理由通知処理Aにより、表示部11に「通信中に切断されました。回線が混み合っています。しばらくしたあと、もう一度パケット通信を開始してください。」と表示させる。
【0039】
また、送受信状態検出部7は、検出処理Dにより、通信制御部6よりパケット通信登録要求が送信されると、送受信状態の検出を開始し、ネットワークNとの間でパケット通信が確立後、ネットワークNとの通信が中断した場合、これを検出し、検出結果として、CPU8へ通信が中断されたことによるパケット通信の失敗を通知する。通信が中断されたことによるパケット通信の失敗は、図2におけるPKT失敗理由「パケット通信中電波断」に相当し、CPU8は、後述する失敗理由通知処理Aにより、表示部11に「電波が弱いため、もう一度パケット通信を開始してください。」と表示させる。
【0040】
図6は、CPU8により実行される失敗理由表示処理Aを示すフローチャートである。以下、図6を参照して、失敗理由表示処理Aについて説明する。
送受信状態検出部7によりパケット通信失敗が検出されると(ステップS51)、CPU8は、失敗メッセージファイル101を参照し、検出された失敗理由に応じたメッセージを表示部11に表示させる(ステップS52)。
【0041】
以上説明した様に、送受信状態検出部7は、通信制御部6におけるタイマ満了、パケット通信登録拒否の受信、パケット通信切断要求受信、パケット通信中の通信中断を検出し、CPU8へ出力する。CPU8は、送受信状態検出部7による検出結果を受信すると、失敗メッセージファイル101を参照し、検出された失敗理由に応じたメッセージを表示部11に表示させる。
【0042】
従って、ユーザは、電波の状態の悪化や、通信回線が混雑している等のパケット通信の失敗理由を直ちに認識することができるので、失敗理由に見合った対処を迅速に行うことができるようになる。
【0043】
次に、CPU8により実行される失敗理由表示処理Aの応用例として、図7のフローチャートを参照して、失敗理由表示処理Bについて説明する。なお、送受信状態検出部7は、上述した検出処理A〜Dにおいて、失敗理由とともに、失敗チャネルをCPU8へ通知するものとする。
【0044】
CPU8は、送受信状態検出部7によりパケット通信失敗が検出されると(ステップS61)、CPU8は、失敗理由及び失敗チャネルを通信失敗履歴としてCPU8内のRAMに記憶し、当該失敗チャネル及び失敗理由と同一のチャネル及び理由である通信失敗履歴をカウントする(ステップS62)。そして、カウントされた回数が所定回数以上である場合は(ステップS63;YES)、表示部11に、チャネル(伝送路)の変更を促すためのユーザへの移動勧告表示、例えば、「他のエリアへ移動してパケット通信を行ってください」等を表示させる(ステップS64)。カウントされた回数が所定回数未満である場合は、CPU8は、失敗メッセージファイル101を参照し、検出された失敗理由に応じたメッセージを表示部11に表示させる(ステップS65)。
【0045】
上記失敗理由表示処理Bによれば、同一のチャネルで同一理由により所定回数以上接続が失敗するような場合は、ユーザに、無線状態が良好な場所に移動するようメッセージで通知することができる。従って、パケット通信失敗時における対処方法をユーザに明示することができる。
【0046】
なお、上記実施の形態における記述内容は、携帯電話機100の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、失敗理由を表示する際に、併せて失敗チャネルやそのチャネルにおける失敗回数を表示するようにしてもよい。
また、表示されるメッセージは、文字によるメッセージとしたが、これに限定されず、例えば、画像やアイコン等により表示するようにしてもよい。
【0047】
また、本実施の形態においては、携帯電話機100を例にとり説明したが、これに限定されず、本発明は、無線通信を利用したパケット通信を行うことが可能な通信機器に適用可能である。
【0048】
その他、携帯電話機100の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、パケット通信の失敗の理由をユーザが認識できるようにすることによって、通信機器の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の全体構成及び本発明に係る携帯電話機100の主要構成を示すブロック図である。
【図2】図1の記憶部10の失敗メッセージファイル101内部のデータ格納例を示す図である。
【図3】図1の携帯電話機100とネットワークNとの間で行われる接続シーケンスA及び接続シーケンスAにおいて送受信状態検出部7により実行される検出処理Aを示す図である。
【図4】図1の携帯電話機100とネットワークNとの間で行われる接続シーケンスB及び接続シーケンスBにおいて送受信状態検出部7により実行される検出処理Bを示す図である。
【図5】図1の携帯電話機100とネットワークNとの間で行われる切断要求受信シーケンス及び切断要求受信シーケンスにおいて送受信状態検出部7により実行される検出処理Cを示す図である。
【図6】図1のCPU8により実行される失敗理由表示処理Aを示すフローチャートである。
【図7】図2のCPU8により実行される失敗理由表示処理Bを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ共用器
2 受信部
3 送信部
4 変復調機
5 ベースバンド処理部
6 通信制御部
7 送受信状態検出部
8 CPU
9 入力部
10 記憶部
11 表示部
100 携帯電話機
Claims (5)
- ネットワークに無線接続して、パケット通信を行う通信手段を備えた通信機器において、
表示部と、
パケット通信時における送受信状態を検出する送受信状態検出手段と、
前記送受信状態検出手段による検出結果に応じた表示を前記表示部に表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記送受信状態検出手段により同一伝送路において検出された同一理由によるパケット送受信の失敗が所定回数未満である場合に、前記表示部に前記送受信状態検出手段により検出された失敗の理由に応じたメッセージを表示させ、所定回数以上である場合に、前記表示部に伝送路の変更を促すメッセージを表示させることを特徴とする通信機器。 - 前記送受信状態検出手段は、前記通信手段がパケット通信登録要求を前記ネットワークに送信後、所定時間内に前記ネットワークからの応答を受信しない状態を検出することを特徴とする請求項1に記載の通信機器。
- 前記送受信状態検出手段は、前記通信手段が前記ネットワークからパケット通信登録拒否を受信した状態を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信機器。
- 前記送受信状態検出手段は、前記通信手段が前記ネットワークとの通信中に、前記ネットワークからパケット通信切断要求を受信した状態を検出することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の通信機器。
- 前記送受信状態検出手段は、前記通信手段が前記ネットワークとの通信中に、前記ネットワークとの接続が中断された状態を検出することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の通信機器。
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