JP3972149B2 - 回転式圧縮機 - Google Patents
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Description
上記鏡板部(37)は、背面側に凹部(25)が形成された平板状の本体部分を備え、該本体部分では該凹部(25)の底面部分の厚みが凹部(25)の周囲より薄くなっており、上記鏡板部(37)には、上記圧縮室(41,42)に連通して該凹部(25)の底面に開口する吐出通路(51,52)と、リード弁で構成されて該吐出通路(51,52)を開閉する吐出弁(21)とが設けられ、上記吐出弁(21)は、全体が上記凹部(25)の底面部分に配置されて該凹部(25)の底面に前面が当接する板状の弁体(18)と、該弁体(18)の変形量を制限する弁押さえ(16)とを備え、上記弁押さえ(16)は、上記弁体(18)の背面に当接可能な本体部(17)と、該本体部(17)と一体に形成されて上記鏡板部(37)の背面に沿って上記凹部(25)の外側へ延びる固定部(19a)とを備え、該本体部(17)の弁押さえ面が該固定部(19a)の前面よりも上記凹部(25)の底面側に位置すると共に、該本体部(17)の弁押さえ面と上記凹部(25)の底面との間に弁体の厚さよりも大きな隙間が存するように形成されて、該固定部(19a)を上記鏡板部(37)に固定することで該鏡板部(37)に取り付けられている。
本発明の実施形態1ついて説明する。実施形態1の圧縮機(10)の縦断面図を図1に示す。この圧縮機(10)は、後述する環状ピストン(45)とシリンダ(40)とが相対的に偏心回転運動することによってシリンダ室(41,42)内の冷媒を圧縮する回転式圧縮機(10)である。この回転式圧縮機(10)は、冷媒として二酸化炭素が充填されて蒸気圧縮冷凍サイクルを行う冷凍装置の冷媒回路に設けられている。この回転式圧縮機(10)は、蒸発器から吸入した冷媒を圧縮して凝縮器へ吐出する。この冷媒回路では、冷凍サイクルの高圧が二酸化炭素の臨界圧力以上になる。なお、この回転式圧縮機(10)を二酸化炭素以外の冷媒を用いる冷媒回路に設けてもよい。
次に、この回転式圧縮機(10)の運転動作について図5を参照しながら説明する。
この実施形態1では、弁押さえ(16)の固定部(19a)が凹部(25)の外側へ延びるように設けられるので、その固定部(19a)を下部ハウジング(37)の凹部(25)の外側に固定することで弁押さえ(16)が該下部ハウジング(37)に取り付けられる。これによって、凹部(25)内に弁押さえ(16)を固定するためのスペースを確保する必要がなくなり、周囲に比べて強度が弱い凹部(25)の面積を小さくすることができる。従って、シリンダ室(41,42)で冷媒を圧縮する過程で発生する下部ハウジング(37)の変形を低減させることができ、下部ハウジング(37)の変形に伴うシリンダ室(41,42)からの冷媒漏れを低減させる。よって、この実施形態1の回転式圧縮機(10)では圧縮効率を向上させることができる。
本発明の実施形態2ついて説明する。実施形態2の圧縮機(10)の縦断面図を図6に示す。この圧縮機(10)は、後述する可動スクロール(40)が固定スクロール(45)に対して公転運動することによって圧縮室(41)内の冷媒を圧縮するスクロール型の回転式圧縮機(10)である。この圧縮機(10)は、上記実施形態1と同様に、冷媒として二酸化炭素が充填されて蒸気圧縮冷凍サイクルを行う冷凍装置の冷媒回路に設けられている。
次に、このスクロール型の回転式圧縮機(10)の運転動作について説明する。
本発明の実施形態3ついて説明する。実施形態3の圧縮機(10)の縦断面図を図9に示す。この圧縮機(10)は、後述するピストン(40)がシリンダ(45)内で揺動運動することによって圧縮室(41)内の冷媒を圧縮するスイング型の回転式圧縮機(10)である。この圧縮機(10)は、上記実施形態1と同様に、冷媒として二酸化炭素が充填されて蒸気圧縮冷凍サイクルを行う冷凍装置の冷媒回路に設けられている。
次に、このスイング型の回転式圧縮機(10)の運転動作について説明する。
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
16 弁押さえ
17 本体部
18 弁体
19a 固定部
21 吐出弁
24 ピン部材
25 凹部
37 鏡板部(鏡板部)
38 可動部材
39 固定部材
40 シリンダ
41 外側シリンダ室(圧縮室)
41a 高圧室(第1室)
41b 低圧室(第2室)
42 内側シリンダ室(圧縮室)
42a 高圧室(第1室)
42b 低圧室(第2室)
45 環状ピストン
46 ブレード
51 外側吐出通路(吐出通路)
52 内側吐出通路(吐出通路)
Claims (9)
- 偏心運動する可動部材(38)と、該可動部材(38)と共に圧縮室(41,42)を形成する固定部材(39)とを備え、上記可動部材(38)を駆動することにより上記圧縮室(41,42)へ吸入した流体を圧縮する回転式圧縮機であって、
上記固定部材(39)は、前面が上記圧縮室(41,42)に面する鏡板部(37)を備え、
上記鏡板部(37)は、背面側に凹部(25)が形成された平板状の本体部分を備え、該本体部分では該凹部(25)の底面部分の厚みが凹部(25)の周囲より薄くなっており、
上記鏡板部(37)には、上記圧縮室(41,42)に連通して該凹部(25)の底面に開口する吐出通路(51,52)と、リード弁で構成されて該吐出通路(51,52)を開閉する吐出弁(21)とが設けられ、
上記吐出弁(21)は、全体が上記凹部(25)の底面部分に配置されて該凹部(25)の底面に前面が当接する板状の弁体(18)と、該弁体(18)の変形量を制限する弁押さえ(16)とを備え、
上記弁押さえ(16)は、上記弁体(18)の背面に当接可能な本体部(17)と、該本体部(17)と一体に形成されて上記鏡板部(37)の背面に沿って上記凹部(25)の外側へ延びる固定部(19a)とを備え、該本体部(17)の弁押さえ面が該固定部(19a)の前面よりも上記凹部(25)の底面側に位置すると共に、該本体部(17)の弁押さえ面と上記凹部(25)の底面との間に弁体の厚さよりも大きな隙間が存するように形成されて、該固定部(19a)を上記鏡板部(37)に固定することで該鏡板部(37)に取り付けられていることを特徴とする回転式圧縮機。 - 偏心運動する可動部材(38)と、該可動部材(38)と共に圧縮室(41,42)を形成する固定部材(39)とを備え、上記可動部材(38)を駆動することにより上記圧縮室(41,42)へ吸入した流体を圧縮する回転式圧縮機であって、
上記固定部材(39)は、前面が上記圧縮室(41,42)に面する鏡板部(37)を備え、
上記鏡板部(37)には、背面側に凹部(25)が形成されると共に、上記圧縮室(41,42)に連通して該凹部(25)の底面に開口する吐出通路(51,52)と、リード弁で構成されて該吐出通路(51,52)を開閉する吐出弁(21)とが設けられ、
上記吐出弁(21)は、上記凹部(25)の底面に前面が当接する板状の弁体(18)と、該弁体(18)の変形量を制限する弁押さえ(16)とを備え、
上記弁押さえ(16)は、上記弁体(18)の背面に当接可能で且つ、基端側に凹部(25)の壁面に当接可能な当接面が形成された本体部(17)と、該本体部(17)と一体に形成されて上記鏡板部(37)の背面に沿って上記凹部(25)の外側へ延びる固定部(19a)とを備え、上記本体部(17)の当接面が凹部(25)の壁面に当接するように該固定部(19a)を上記鏡板部(37)に固定することで該鏡板部(37)に取り付けられていることを特徴とする回転式圧縮機。 - 環状のシリンダ室(41,42)を有するシリンダ(40)と、該シリンダ(40)に対して偏心してシリンダ室(41,42)に収納され、シリンダ室(41,42)を外側シリンダ室(41)と内側シリンダ室(42)とに区画する環状ピストン(45)と、上記シリンダ室(41,42)に配置され、各シリンダ室(41,42)を第1室(41a,42a)と第2室(41b,42b)とに区画するブレード(46)と、該シリンダ(40)又は該環状ピストン(45)の一端部に形成されて前面が上記シリンダ室(41,42)に面する鏡板部(37)とを備え、上記シリンダ(40)と上記環状ピストン(45)とが相対的に偏心回転運動することによって上記シリンダ室(41,42)内の流体を圧縮する回転式圧縮機であって、
上記鏡板部(37)は、背面側に凹部(25)が形成された平板状の本体部分を備え、該本体部分では該凹部(25)の底面部分の厚みが凹部(25)の周囲より薄くなっており、
上記鏡板部(37)には、上記シリンダ室(41,42)に連通して該凹部(25)の底面に開口する吐出通路(51,52)と、リード弁で構成されて該吐出通路(51,52)を開閉する吐出弁(21)とが設けられ、
上記吐出弁は、全体が上記凹部(25)の底面部分に配置されて該凹部(25)の底面に前面が当接する板状の弁体(18)と、該弁体(18)の変形量を制限する弁押さえ(16)とを備え、
上記弁押さえ(16)は、上記弁体(18)の背面に当接可能な本体部(17)と、該本体部(17)と一体に形成されて上記鏡板部(37)の背面に沿って上記凹部(25)の外側へ延びる固定部(19a)とを備え、該本体部(17)の弁押さえ面が該固定部(19a)の前面よりも上記凹部(25)の底面側に位置すると共に、該本体部(17)の弁押さえ面と上記凹部(25)の底面との間に弁体の厚さよりも大きな隙間が存するように形成されて、該固定部(19a)を上記鏡板部(37)に固定することで該鏡板部(37)に取り付けられていることを特徴とする回転式圧縮機。 - 環状のシリンダ室(41,42)を有するシリンダ(40)と、該シリンダ(40)に対して偏心してシリンダ室(41,42)に収納され、シリンダ室(41,42)を外側シリンダ室(41)と内側シリンダ室(42)とに区画する環状ピストン(45)と、上記シリンダ室(41,42)に配置され、各シリンダ室(41,42)を第1室(41a,42a)と第2室(41b,42b)とに区画するブレード(46)と、該シリンダ(40)又は該環状ピストン(45)の一端部に形成されて前面が上記シリンダ室(41,42)に面する鏡板部(37)とを備え、上記シリンダ(40)と上記環状ピストン(45)とが相対的に偏心回転運動することによって上記シリンダ室(41,42)内の流体を圧縮する回転式圧縮機であって、
上記鏡板部(37)には、背面側に凹部(25)が形成されると共に、上記シリンダ室(41,42)に連通して該凹部(25)の底面に開口する吐出通路(51,52)と、リード弁で構成されて該吐出通路(51,52)を開閉する吐出弁(21)とが設けられ、
上記吐出弁は、上記凹部(25)の底面に前面が当接する板状の弁体(18)と、該弁体(18)の変形量を制限する弁押さえ(16)とを備え、
上記弁押さえ(16)は、上記弁体(18)の背面に当接可能で且つ、基端側に凹部(25)の壁面に当接可能な当接面が形成された本体部(17)と、該本体部(17)と一体に形成されて上記鏡板部(37)の背面に沿って上記凹部(25)の外側へ延びる固定部(19a)とを備え、上記本体部(17)の当接面が凹部(25)の壁面に当接するように該固定部(19a)を上記鏡板部(37)に固定することで該鏡板部(37)に取り付けられていることを特徴とする回転式圧縮機。 - 請求項1乃至4の何れか1つにおいて、
上記吐出弁(21)は、上記弁体(18)の基端側を貫通して該弁体(18)の移動を制限するピン部材(24)を備えていることを特徴とする回転式圧縮機。 - 請求項2又は4において、
上記吐出弁(21)は、上記弁体(18)の基端側を貫通して該弁体(18)の移動を制限するピン部材(24)を備え、
上記弁押さえ(16)と上記凹部(25)の底面との間には、上記弁体(18)の基端側が上記ピン部材(24)の軸方向へ移動するのを許容するための隙間が形成されていることを特徴とする回転式圧縮機。 - 請求項2又は4において、
上記弁体(18)の基端側が、上記弁押さえ(16)と上記凹部(25)の底面とに挟み込まれていることを特徴とする回転式圧縮機。 - 請求項1乃至4の何れか1つにおいて、
上記弁体(18)は、その基端側が背面側へ折り曲げられて、上記弁押さえ(16)と上記凹部(25)の壁面とに挟み込まれていることを特徴とする回転式圧縮機。 - 請求項1乃至8の何れか1つにおいて、
冷凍サイクルを行う冷凍装置の冷媒回路に設けられ、該冷媒回路に冷媒として充填された二酸化炭素を圧縮することを特徴とする回転式圧縮機。
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