JP3971409B2 - 超再生無線周波数受信器およびそのデータ受信方法 - Google Patents

超再生無線周波数受信器およびそのデータ受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般的には無線周波数受信器に関し、より詳しくは、超再生無線周波数受信器およびそのデータ受信方法に関する。
(関連出願の相互参照)
本願においては、超再生無線周波数受信器およびそのデータ受信方法に関する2003年5月14日付け米国特許仮出願第60/470,800号の優先権の特典を主張する。その出願における全ての開示はこの参照によって本明細書に組込まれる。本願においては、また、2003年5月14日付け台湾特許出願第92113058号の優先権の特典を主張する。
オン/オフ・キーイング(OOK:on - off keying)無線周波数受信器は低速コマンド制御電子装置や玩具自動車などの遠隔操作用途において広く利用されている。図1にはOOK変調信号を示してある。この図から分かるように、OOK変調信号は搬送周波数を2進符号で変調したものである。送信器側でOOK変調信号を送信する際には、2進符号が低レベルにある期間中には、搬送周波数を含まない低レベルOOK変調信号が送信される。2進符号が高レベルにある期間中には、搬送周波数を含んだ高レベルOOK変調信号が送信される。受信器側では、送信された信号の強度が送信器と受信器との間の距離に応じて変化する。そうして、受信器にある発振器が受信信号の強度に応じて速く、または遅く、発振する。受信器は発振器の発振速度に基づいて論理1と論理0とを判別する。明らかに、受信器が弱い信号を論理0から区別することは困難であるが、受信器が強い信号を論理0から区別することは容易である。したがって、受信器が飽和せずに正常に動作する状態で操作され得る限り、受信器を最高感度状態に設定することでより良好な性能が得られる。
図2には、広く利用されている超再生無線周波数受信器のブロック図を示してある。図2に示したように、超再生無線周波数受信器20は、発振器202と、キャパシタ204と、低域通過フィルタ206と、スライサ208とを備えており、この低域通過フィルタ206は、抵抗器210とキャパシタ212とを備えている。このような超再生無線周波数受信器の各部を以下に説明する。
発振器202は無線周波数信号およびクエンチ信号に基づいて発振出力信号を生成する。図2中の無線周波数信号、クエンチ信号、および発振出力信号のそれぞれを図3に示してある。クエンチ信号は400Hz程度の周波数を有する鋸歯状信号である。2進符号が論理0の状態にあることにより無線周波数信号が低レベルにある場合には発振出力信号の発振周波数が低くなり、2進符号が論理1の状態にあることにより無線周波数信号が高レベルにある場合には発振出力信号の発振周波数が高くなる。
キャパシタ204は交流(AC)結合キャパシタであり、したがって、発振出力信号の直流(DC)成分を濾波(除去)し、発振出力信号のAC成分を通過させる。低域通過フィルタ206は、発振出力信号の望まないAC成分を濾波することによって発振出力信号の所望の周波数帯域を得る働きをする。スライサ208は発振出力信号をスライスする(上下を切捨てる)ために用いられている。そうして、発振出力信号がスライサ208を通過した後に出力データが得られる。
しかし、超再生無線周波数受信器20のキャパシタ204は容量が大きいので、このキャパシタを集積回路(IC)内に製造することは実際的でない。同様に抵抗器210およびキャパシタ212に関しても、低域通過フィルタを構成するために必要な抵抗および容量が大きいので、低域通過フィルタ206の抵抗器210およびキャパシタ212をIC内に製造することも実際的でない。つまり、仮に超再生無線周波数受信器20を集積回路として製造すれば極度に大きなICとなってしまう。
図4のブロック図には、別の、広く用いられている超再生無線周波数受信器を示してある。図4では、超再生無線周波数受信器40は、低雑音増幅器(LNA:low noise amplifier)402と、発振器404と、包絡線検出器406と、低域通過フィルタ408と、スライサ410と、2つの自動利得制御(AGC:automatic gain control)フィルタ412,416と、2つの電流‐電圧変換器414,418とを備えている。AGCフィルタ412,416は低域通過フィルタで構成されており、整流信号のエネルギレベルを得る働きをする。超再生無線周波数受信器40において、無線周波数信号が様々な振幅の成分を含んでいることにより発振器が包絡線検出器406に対して様々な振幅の発振信号を出力する場合には、包絡線検出器406から出力されるこの広範囲に変化する信号によって低域通過フィルタ408の出力信号のコモンモード電圧が広範囲で変化し、これによって低域通過フィルタ408およびスライサ410が飽和する。その結果、スライサ410の出力には許容できない誤りが含まれる。様々な振幅の無線周波数成分が低域通過フィルタ408およびスライサ410を飽和させることに加えて、超再生無線周波数受信器40の製造工程中の変動も飽和の問題を悪化させる。このように、様々な振幅の無線周波数成分や製造工程が超再生無線周波数受信器40の感度を低下させる。
背景技術の節で説明した問題を解決するために、本発明の実施例では、データ受信方法および改良した超再生無線周波数受信器を提供する。本発明の実施例では、コモンモードフィードバック回路を用い、整流器を積分整流器で置換えることによって、超再生無線周波数受信器の感度を向上させる。
本発明の実施例では、発振器と、整流器と、低域通過フィルタと、コモンモードフィードバック回路と、を備えた超再生無線周波数受信器を提供する。発振器は、無線周波数信号およびクエンチ信号に基づいて発振出力信号を得る。整流器は、発振器に結合されて、発振出力信号に基づいて整流信号を得る。低域通過フィルタは、整流器に結合されて、整流出力信号を濾波することによってデータ出力信号を得る。コモンモードフィードバック回路は、低域通過フィルタおよび整流器に結合されて、データ出力信号のコモンモード電圧を整流してコモンモードフィードバック信号を整流器に供給するために用いられる。整流器は、コモンモードフィードバック信号を受信して整流出力信号を調節する。
本発明の好適な実施例では、前記コモンモードフィードバック信号がコモンモードフィードバック電流である。前記整流器が、基準電流源と、電流加算回路と、疑似差動整流器と、を備えている。基準電流源は基準電流レベルを供給するために用いられる。電流加算回路は、基準電流源に結合されて、基準電流とコモンモードフィードバック電流とを加算し、動作電流を出力するために用いられる。疑似差動整流器は、電流加算回路に結合されており、発振器からの出力を整流して整流信号を得るために用いられる。この疑似差動整流器は、動作電流の大きさに基づいて整流信号出力の電圧レベルを調節する。
本発明の好適な実施例では、コモンモードフィードバック回路が、比較器と、増幅器と、フィードバック低域通過フィルタと、を備えている。比較器および増幅器は、データ信号と基準コモンモード電圧とを比較し増幅して比較信号を出力するために用いられる。フィードバック低域通過フィルタは、比較器および増幅器に結合されており、比較信号出力を濾波してフィードバック信号を得る。
本発明の実施例では、また、超再生無線周波数受信器のデータ受信方法を提供する。このデータ受信方法は、無線周波数信号を受信してデータ信号を得るために用いられる。このデータ受信方法では、先ず、クエンチ信号が供給される。次いで、無線周波数信号およびクエンチ信号に基づいて発振信号が発振出力される。次いで、データ信号のコモンモード電圧が検査され、コモンモードフィードバック信号がフィードバックされる。発振出力信号に基づいて整流出力信号が整流(出力)され、コモンモードフィードバック信号に基づいて整流出力信号が調節される。最後に、整流出力信号がフィルタを通過してデータ信号が得られる。
要約すれば、本発明の実施例では、コモンモードフィードバック回路を用い、整流器をフィードバック機能付き積分整流器で置換えることによって、整流器、低域通過フィルタ、およびスライサ、における飽和を防止している。したがって、本発明の実施例によれば、スライサからの出力に誤りが発生せず、超再生無線周波数受信器の感度が向上する。
図5は、本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器を示すブロック図である。図5で、超再生無線周波数受信器50は、鋸歯状波発生器502と、発振器504と、整流器506と、低域通過フィルタ508と、コモンモードフィードバック(CMFB:common − mode feedback)回路510と、スライサ512と、を備えている。超再生無線周波数受信器50の各要素の機能を以下に説明する。
鋸歯状波発生器502はクエンチ信号を発生させるために用いられる。本発明の好適な実施例では、クエンチ信号はクエンチ電流信号Iqであり、これは、約400kHzの鋸歯状波信号である。
鋸歯状波発生器502に結合された発振器540が、無線周波数(RF)信号およびクエンチ信号Iqに基づいて発振出力信号Voscを出力する。発振器504は、RF信号の振幅に応じて発振出力信号Voscを速く、または遅く、発振させる。発振出力信号Voscは、発振出力信号Vosc1および発振出力信号Vosc2を含んでいる差動信号である。
発振器504に結合された整流器506は、発振出力信号Voscに基づいて整流信号Vrectを得るために用いられる。クエンチ信号の各周期において、整流器506は、発振出力信号Voscを積分して整流信号Vrectを整流(出力)する。
整流器506に結合された低域通過フィルタ508は、整流信号Vrectの高周波域のノイズを濾波してデータ信号VLPFを得るために用いられる。
低域通過フィルタ508および整流器506およびスライサ512に結合されたコモンモードフィードバック回路510は、信号VLPFのコモンモード電圧を検査してコモンモードフィードバック信号を整流器506に供給するために用いられる。整流器506は、コモンモードフィードバック信号を受信して整流信号Vrectを調節する。本発明の好適な実施例では、コモンモードフィードバック信号はコモンモードフィードバック電流ICMFBである。
低域通過フィルタ508に結合されたスライサ512は、データ信号VLPFをスライスして、2進符号などのデジタルデータを出力データとして出力するために用いられる。
以上の記載において、広く用いられている超再生無線周波数受信器と本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器50との間の最も大きな差異は、整流器506およびコモンモードフィードバック回路510にある。整流器506およびコモンモードフィードバック回路510の詳細は以下の通りである。
図6は、本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器の整流器を示すブロック図である。図6および図7に示してあるように、整流器506は、基準電流源602と、電流加算回路604と、疑似差動整流器606と、を備えている。基準電流源602は基準電流Irefを供給するために用いられる。基準電流源602に結合された電流加算回路604は、基準電流Irefとコモンモードフィードバック電流ICMFBとを加算して動作電流(Iref+ICMFB)を出力するために用いられる。電流加算回路604に結合された疑似差動整流器606は、発振出力信号Voscを整流して整流信号Vrectを得るために用いられる。この疑似差動整流器606は、動作電流(Iref+ICMFB)の大きさに基づいて整流信号Vrectの出力電圧レベルを調節する。
更に、図7は、本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器の整流器を示す詳細回路図である。図7では、電流ミラー(回路)で構成された基準電流源602が基準電流Irefを供給するために用いられる。電流加算回路604は、基準電流Irefとコモンモードフィードバック電流ICMFBとを加算して動作電流(Iref+ICMFB)を疑似差動整流器606に対して出力する。疑似差動整流器606は、トランジスタ702,704,706とキャパシタ708とを備えている。トランジスタ702の第1のソース/ドレインが、トランジスタ704の第1のソース/ドレインと、トランジスタ706の第1のソース/ドレインと、キャパシタ708の端子と、動作電流(Iref+ICMFB)と、整流信号Vrectと、に結合されている。トランジスタ702の第2のソース/ドレインとトランジスタ704の第2のソース/ドレインとが接地基準(電位)に結合されている。トランジスタ702のゲートが発振出力信号Vosc1に結合されている。トランジスタ704のゲートが発振出力信号Vosc2に結合されている。トランジスタ706のゲートがクエンチ制御信号に結合されている。トランジスタ706の第2のソース/ドレインとキャパシタ708の他方の端子とが電圧電源VDDAに結合されている。電力吸収回路710が、疑似差動整流器606の回路要素の飽和を防止するために用いられている。
以上の説明において、整流器506は電流積分整流器である。疑似差動整流器606は整流器506の利得を増幅する。キャパシタ708はMOSキャパシタとして構成されているので、外部回路要素が少なくて済む。更に、整流器506が飽和しないので、この飽和しない整流器506によって、低域通過フィルタ508およびスライサ512の飽和が防止される。したがって、スライサ512は誤った信号を供給せず、感度が向上する。
次に、図8は、本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器のコモンモードフィードバック回路を示すブロック図である。図8では、コモンモードフィードバック回路510が、比較器および増幅器802と、フィードバック低域通過フィルタ804と、電圧−電流変換器806と、を備えている。比較および増幅器802は、しきい値以下のモードで動作して、データ信号VLPFと基準コモンモード電圧VCMとを比較し、比較後の信号を増幅して比較信号を供給するために用いられる。比較および増幅器802に結合されたフィードバック低域通過フィルタ804は、比較信号出力を濾波してフィードバック信号を得るために用いられる。フィードバック低域通過フィルタ804に結合された電圧−電流変換器806は、フィードバック信号をコモンモードフィードバック電流ICMFBに変換するために用いられる。図9に、より詳しく説明してある。図9は、本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器のコモンモードフィードバック回路の詳細を示す図である。この図で、比較および増幅器802は、しきい値以下のモードで動作するトランジスタ902,904を備えている。トランジスタ902の第2のソース/ドレインとNMOSトランジスタ904の第2のソース/ドレインとが互いに結合されている。トランジスタ902の第1のソース/ドレインが電流ミラー(回路)906の端子に結合されている。トランジスタ902のゲートがデータ信号VLPFに結合されている。トランジスタ904の第1のソース/ドレインが電流ミラー(回路)906の他方の端子に結合されている。トランジスタ904のゲートが基準コモンモード電圧VCMに結合されている。
このように、比較および増幅器802がしきい値以下のモードで動作するので、低域通過フィルタ804のキャパシタ908は小さな容量で充分であり、したがって、キャパシタ908をICに組込むことができる。更に、コモンモードフィードバック回路510は、整流器506の利得が高い値に設定されると同時に整流器506が飽和しないように整流信号Vrectの動作点を設定するために用いられている。
図10は、本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器でコモンモードフィードバック回路を使用する前の波形図である。図10を参照すれば、コモンモードフィードバック回路510を使用する前には、超再生無線周波数受信器50のデータ受信方法は以下の通りである。先ず、クエンチ信号Iqが鋸歯状波発生器502によって発生される。図10では、クエンチ信号Iqは400kHz程度の周波数を有する鋸歯状信号である。次いで、無線周波数信号RFおよびクエンチ信号Iqに基づいて発振器504が発振出力信号Voscを出力する。図10から明らかなように、無線周波数信号RFの電圧レベルが低い(すなわち、2進信号で論理0である)場合には、発振出力信号Voscの発振周波数レベルが低く、無線周波数信号RFの電圧レベルが高い(すなわち、2進信号で論理1である)場合には、発振出力信号Voscの発振周波数レベルが高い。発振出力信号Voscに基づいて、整流器506が整流信号Vrectを出力として供給する。次いで、整流信号Vrectが低域通過フィルタ508を通過してデータ信号VLPFが形成される。最後に、データ信号VLPFがスライサ512に供給されて出力データが得られる。図10を参照すれば、整流信号Vrectおよびデータ信号VLPFは無線周波数信号RFに応じて変化し、データ信号VLPFのコモンモード電圧に大きな変化をもたらす。その結果、整流器506、低域通過フィルタ508、およびスライサ512が飽和して、スライサ512の出力に誤りが発生する。
図11は、本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器でコモンモードフィードバック回路を使用した後での波形図である。図10および図11を参照すれば、コモンモードフィードバック回路510を使用した状態での超再生無線周波数受信器50のデータ受信方法は以下の通りである。先ず、クエンチ信号Iqが鋸歯状波発生器502によって発生される。次いで、無線周波数信号RFおよびクエンチ信号Iqに基づいて発振器504が発振出力信号Voscを出力する。コモンモードフィードバック回路510がデータ信号VLPFのコモンモード電圧を検査し、コモンモードフィードバック信号ICMFBをフィードバックする。整流器506が、発振出力信号Voscに基づいて整流信号Vrectを出力として供給し、コモンモードフィードバック信号ICMFBに基づいて整流信号Vrectを調節する。次いで、整流信号Vrectが低域通過フィルタ508を通過してデータ信号VLPFが形成される。最後に、データ信号VLPFがスライサ512に供給されて出力データが得られる。図11を参照すれば、コモンモードフィードバック信号ICMFBによって整流信号Vrectのコモンモードフィードバック電圧が調節され、その結果、整流信号Vrectのコモンモード電圧の変化が小さくなり、データ信号VLPFのコモンモード電圧の変化が小さくなる。したがって、データ信号VLPFのコモンモード電圧が一定に保たれる。その結果、コモンモードフィードバック回路510を用いれば、整流器506、低域通過フィルタ508、およびスライサ512が飽和せず、スライサ512の出力が正しく供給されて、超再生無線周波数受信器50の感度が著しく向上する。
図12は、本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器において実際にシミュレーションした波形図である。図13に示してあるように、データ信号VLPFの変化が小さいので、データ信号VLPFのコモンモード電圧が一定に保たれ、出力データが正しく供給されている。
要約すれば、コモンモードフィードバック回路を用い、整流器をフィードバック積分整流器で置換えることによって、整流器、低域通過フィルタ、およびスライサが飽和しないので、スライサの出力が正しく生成され、その結果、超再生無線周波数受信器の感度が著しく向上する。
本発明の範囲および精神から乖離することなく本発明の好適な実施例に係る構造や方法に対して様々な修正や変更を行い得ることは、当業者には明らかであろう。したがって、本発明の修正および変更は、添付の請求範囲およびそれと同等のものの範囲内に属する場合には、本発明の範囲内に含まれるものとする。
添付図面は、本発明をより深く理解させるために添付したのであり、本明細書に組込まれ、その一部分を構成する。図面は本発明の実施例を例示しており、記載と共に参照されて本発明の原理を説明するためのものである。
オン/オフ・キーイング(OOK:on − off keying)変調信号を示す波形 図である。 広く利用されている超再生無線周波数受信器を示すブロック図である。 図2中の無線周波数信号、クエンチ信号、および発振出力信号を示す波形図 である。 別の、広く利用されている超再生無線周波数受信器を示すブロック図である 。 本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器を示すブロック図であ る。 本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器の整流器を示すブロッ ク図である。 本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器の整流器を示す詳細回 路図である。 本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器のコモンモードフィー ドバック回路を示すブロック図である。 本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器のコモンモードフィー ドバック回路を示す詳細回路図である。 本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器でコモンモードフィー ドバック回路を使用する前の波形図である。 本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器でコモンモードフィー ドバック回路を使用した後での波形図である。 本発明の好適な実施例に係る超再生無線周波数受信器において実際にシミュ レーションした波形図である。

Claims (13)

  1. 無線周波数信号およびクエンチ信号に基づいて発振出力信号を供給するために用いられる発振器と、
    発振器に結合されており、発振出力信号に基づいて整流信号を供給するために用いられる整流器であって、前記整流器が、
    基準電流を供給するために用いられる基準電流源と、
    基準電流源に結合されており、基準電流とコモンモードフィードバック電流とを加算し、出力として動作電流を供給するために用いられる電流加算回路と、
    電流加算回路に結合されており、発振出力信号を整流して整流信号を得るために用いられる疑似差動整流器であって、動作電流の大きさを用いて整流信号の電圧レベルを調節する疑似差動整流器と、
    疑似差動整流器に結合されて疑似差動整流器の回路要素が飽和することを防止するために用いられる電力吸収回路を備えている前記整流器と、
    整流器に結合されており、整流信号を低域通過濾波することによってデータ信号を得るために用いられる低域通過フィルタと、
    低域通過フィルタおよび整流器に結合されており、データ信号のコモンモード電圧を整流してコモンモードフィードバック信号を整流器に供給するために用いられるコモンモードフィードバック回路であって、コモンモードフィードバック信号が受信されると整流信号が調節される回路と、
    を備えている超再生無線周波数受信器。
  2. 前記コモンモードフィードバック信号がコモンモードフィードバック電流である、
    請求項1に記載の超再生無線周波数受信器。
  3. 前記発振出力信号が第1の発振出力信号および第2の発振出力信号から構成されており、前記疑似差動整流器が、
    第1のソース/ドレインが動作電流と整流信号とに結合されており、ゲートが第1の発振出力信号に結合されており、第2のソース/ドレインが接地基準(電位)に結合されている第1のトランジスタと、
    第1のソース/ドレインが動作電流と整流信号とに結合されており、ゲートが第2の発振出力信号に結合されており、第2のソース/ドレインが接地基準(電位)と第1のトランジスタの第2のソース/ドレインとに結合されている第2のトランジスタと、
    第1のソース/ドレインが動作電流と整流信号と第1のトランジスタの第1のソース/ドレインと第2のトランジスタの第1のソース/ドレインとに結合されており、ゲートがクエンチ制御信号に結合されており、第2のソース/ドレインが電圧電源に結合されている第3のトランジスタと、
    第1の端子および第2の端子を備えたキャパシタであって、第1の端子がクエンチ制御信号に結合されており、第2の端子が動作電流と整流信号と第1のトランジスタの第1のソース/ドレインと第2のトランジスタの第1のソース/ドレインと第3のトランジスタの第1のソース/ドレインとに結合されているキャパシタと、を備えているのである
    請求項2に記載の超再生無線周波数受信器。
  4. 前記コモンモードフィードバック回路が、
    データ信号と基準コモンモード電圧とを比較し比較結果を増幅して比較信号を供給するために用いられる比較および増幅器と、
    比較および増幅器に結合されており、比較信号を低域通過濾波してフィードバック信号を得るために用いられるフィードバック低域通過フィルタと、を備えているのである
    請求項1に記載の超再生無線周波数受信器。
  5. 前記コモンモードフィードバック信号がコモンモードフィードバック電流であり、前記コモンモードフィードバック回路が、フィードバック低域通過フィルタに結合されてフィードバック信号をコモンモードフィードバック電流に変換するために用いられる電圧−電流変換器を更に備えているのである請求項4に記載の超再生無線周波数受信器。
  6. 前記比較および増幅器がしきい値以下のモードで動作する請求項4に記載の超再生無線周波数受信器。
  7. 前記比較および増幅器が、
    第1のソース/ドレインが電流ミラー(回路)の端子に結合され、ゲートがデータ信号に結合されており、しきい値以下のモードで動作する第1のトランジスタと、
    第1のソース/ドレインが電流ミラー(回路)の別の端子と比較信号とに結合され、ゲートが基準コモンモード電圧に結合され、第2のソース/ドレインが第1のトランジスタの第2のソース/ドレインに結合されており、しきい値以下のモードで動作する第2のトランジスタと、を備えているのである
    請求項4に記載の超再生無線周波数受信器。
  8. 鋸歯状波発生器が発振器に結合されてクエンチ信号を発生するのである請求項1に記載の超再生無線周波数受信器。
  9. スライサが低域通過フィルタに結合されデータ信号をスライスして出力信号を供給するのである請求項1に記載の超再生無線周波数受信器。
  10. 請求項1の超再生無線周波数受信器により無線周波数信号を受信してデータ信号を得るために用いられる超再生無線周波数受信器のデータ受信方法であって、
    クエンチ信号を供給することと、
    無線周波数信号およびクエンチ信号に基づいて発振出力信号を供給することと、
    データ信号のコモンモード電圧を整流してコモンモードフィードバック信号を供給することと、
    発振出力信号に基づいて整流信号を供給し、コモンモードフィードバック信号に基づいて整流信号を調節することと、
    整流信号を濾波してデータ信号を得ることと、を備えている方法。
  11. 前記コモンモードフィードバック信号がコモンモードフィードバック電流であり、整流信号を得る前記処理が、
    基準電流を供給することと、
    基準電流とコモンモードフィードバック電流とを加算することによって動作電流を供給することと、
    発振出力信号を整流して整流信号を得ると共に、動作電流の大きさを用いて整流信号の出力電圧レベルを調節することと、を備えているのである
    請求項10のデータ受信方法。
  12. データ信号のコモンモード電圧を整流してコモンモードフィードバック信号を供給する前記処理が、
    基準コモンモード電圧を供給することと、
    データ信号と基準コモンモード電圧とを比較し比較結果を増幅して比較信号を供給することと、
    比較信号を低域通過濾波してフィードバック信号を得ることと、を備えているのである
    請求項10のデータ受信方法。
  13. 前記コモンモードフィードバック信号がコモンモードフィードバック電流であり、データ信号のコモンモード電圧を整流してコモンモードフィードバック信号を供給する前記処理が、
    フィードバック信号をコモンモードフィードバック電流に変換することを更に備えているのである請求項12のデータ受信方法。
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