JP3970873B2 - 発泡充填具及び発泡充填具の取り付け構造 - Google Patents
発泡充填具及び発泡充填具の取り付け構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3970873B2 JP3970873B2 JP2004254591A JP2004254591A JP3970873B2 JP 3970873 B2 JP3970873 B2 JP 3970873B2 JP 2004254591 A JP2004254591 A JP 2004254591A JP 2004254591 A JP2004254591 A JP 2004254591A JP 3970873 B2 JP3970873 B2 JP 3970873B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam filler
- foam
- pressing
- connecting portion
- portions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
外部加熱により発泡する発泡材からなる発泡充填具であって、一対の押し当て部と、前記一対の押し当て部を連結し、弾性的に屈曲可能な連結部と、を備えるとともに、前記連結部のうちの少なくとも1つは、屈曲する際に内側となる面に、周囲より一段落ち込んだ凹部を備えることを特徴とする発泡充填具を要旨とする。
(2)請求項2の発明は、
前記連結部は、その少なくとも一部に略くの字型の部分を含む部材であることを特徴とする請求項1記載の発泡充填具を要旨とする。
(3)請求項3の発明は、
前記連結部は、その少なくとも一部に略円弧型の部分を含む部材であることを特徴とする請求項1記載の発泡充填具を要旨とする。
(4)請求項4の発明は、
外部加熱により発泡する発泡材からなる発泡充填具であって、一対の押し当て部と、前記一対の押し当て部を連結する複数の連結部と、を備え、前記連結部は、弾性的に屈曲可能であるとともに、前記連結部のうちの少なくとも一対は屈曲する際に内側となる面が対向するように配置され、その内側となる面が、加熱した際に収縮する材料からなる接続部材で繋がれていることを特徴とする発泡充填具を要旨とする。
また、発泡充填具1が熱により軟化した際にも、連結部7、8は上述したように直線形状となるように変形するので、押し当て部3や連結部7、8、9の自重により連結部7、8、9の屈曲部の屈曲が深くなってしまうことを抑制できる。
(5)請求項5の発明は、
前記連結部のうちの少なくとも1つにおいて、屈曲する際に内側となる面に周囲より一段落ち込んだ凹部を備えることを特徴とする請求項4記載の発泡充填具を要旨とする。
(6)請求項6の発明は、
前記連結部は、略くの字型の板状部材であることを特徴とする請求項4又は5記載の発泡充填具を要旨とする。
(7)請求項7の発明は、
前記連結部は、略円弧型の板状部材であることを特徴とする請求項4又は5記載の発泡充填具を要旨とする。
(8)請求項8の発明は、
発泡充填具を取り付ける対象に貫設された取り付け孔にはめこまれ、発泡充填具を係止する係止部を、前記押し当て部に備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の発泡充填具を要旨とする。
(9)請求項9の発明は、
中空部を有する中空構造体と、請求項1〜8のいずれかに記載の発泡充填具と、から成る発泡充填具の取り付け構造であって、前記発泡充填具は、前記連結部の弾性的な屈曲により生じる押圧力により前記押し当て部が前記中空部の内壁に押し当てられた状態で、前記中空部に配置されることを特徴とする発泡充填具の取り付け構造を要旨とする。
押し当て部3と、押し当て部5とは、略くの字型の板状部材である連結部7、8、9により連結されている。このうち、連結部8は押し当て部3、5の中央付近を連結しており、連結部7、9は、押し当て部3、5の端部付近を連結している。また、連結部7と連結部8とは、それぞれのくの字型の屈曲部における鋭角側が対向するように配置されており、連結部9は、連結部7と同じ向きに配置されている。
また、連結部7における屈曲部の内側(鋭角側)には、溝(周囲より一段落ち込んだ凹部)7aが形成されている。この溝7aは、断面が円弧型の溝であり、連結部7の表側(図1における表側)から背面側まで貫通している。更に、連結部8における屈曲部の内側(鋭角側)にも、上記溝7aと同様の溝(周囲より一段落ち込んだ凹部)8aが形成されている。
b)次に、発泡充填具1の使用方法を図3及び図4を用いて説明する。
まず、図3(a)に示すように、発泡充填具1は、車両のピラー100を構成するインナーパネル101に取り付けられる。このインナーパネル101は、長方形の板状部材である底部101bと、底部101bの外周に沿って略垂直に立設された壁部101cと、壁部101cに対し略垂直に形成され、壁部101cの上端から外側に張り出したフランジ部101aとから構成される。インナーパネル101の底部101bには、孔105が設けられており、発泡充填具1の係止部11は、この孔105に差し込まれる。
次に、電着液を乾燥させる乾燥工程において、前工程で車両に塗布された電着液を約150〜180°Cで乾燥させる。この際に、ピラー100内に配置された発泡充填具1が加熱されると、連結部7、8、9は、それらの屈曲角度が浅くなってゆき、やがて、図3(c)に示すように直線形状となる。連結部7、8、9が直線形状となるように変形すると、それらの上下方向の長さは増大するので、押し当て部3には、押し当て部5から離れようとする力(図3(c)における上側に押しつける力)が加わり、押し当て部3はアウターパネル103の底部103bに当接した状態を維持する。
図4(a)に示すように、一定の範囲の中で、連結部7の内側を連結部7の長手方向に沿って伸びる線分Aと、連結部7の外側を長手方向に沿って伸びる線分Bとを想定した場合、連結部7の内側には溝7aが形成されている分だけ、線分Aは線分Bよりも短くなっている。そのため、連結部7が加熱され、収縮した場合、連結部7の内側である線分Aの収縮量よりも、外側である線分Bの収縮量の方が大きくなる。従って、連結部7を加熱したときには、屈曲部の外側が、内側よりも相対的に大きく収縮するので、連結部7の屈曲角度が浅くなり、連結部7は直線形状となるように変形する。また、連結部8も同様にして、加熱されたときには直線形状となるように変化する。
c)次に、本実施例1の発泡充填具1が奏する効果を説明する。
発泡充填具1は、図7(a)に示すように、前記実施例1と同様の方法で、インナーパネル101とアウターパネル103とから構成されるピラー100の内部に設置される。
次に、電着液を乾燥させる乾燥工程において、前工程で車両に塗布された電着液を約150〜180°Cで乾燥させる。
本実施例2の発泡充填具1は、上述したように、熱が作用したときに、連結部7、8の屈曲部の角度が浅くなり、直線形状となるように変形する。そのことにより、発泡充填具を加熱したときに、連結部7、8が押し当て部3を引き下げてしまうことがなく、押し当て部3と押し当て部5との距離は維持される。
本実施例3の発泡充填具1では、図9に示すように、連結部7における屈曲部の内側に、溝7b、7cを備えている。溝7bは接続部材13の上側に位置した断面円弧型の溝であり、連結部7の手前側(図8における手前側)から裏側まで貫通している。また、溝7cは接続部材13の下側に位置し、上記溝cと同様の形状を有している。更に、連結部8にも、同様の溝8b、8cを備えている。
例えば、実施例3における連結部7では、図11に示すように、屈曲している部分の外側に、垂直な平坦部7dを設けても良い。
Claims (9)
- 外部加熱により発泡する発泡材からなる発泡充填具であって、
一対の押し当て部と、
前記一対の押し当て部を連結し、弾性的に屈曲可能な連結部と、を備えるとともに、
前記連結部のうちの少なくとも1つは、屈曲する際に内側となる面に、周囲より一段落ち込んだ凹部を備えることを特徴とする発泡充填具。 - 前記連結部は、その少なくとも一部に略くの字型の部分を含む部材であることを特徴とする請求項1記載の発泡充填具。
- 前記連結部は、その少なくとも一部に略円弧型の部分を含む部材であることを特徴とする請求項1記載の発泡充填具。
- 外部加熱により発泡する発泡材からなる発泡充填具であって、
一対の押し当て部と、
前記一対の押し当て部を連結する複数の連結部と、を備え、
前記連結部は、弾性的に屈曲可能であるとともに、前記連結部のうちの少なくとも一対は、屈曲する際に内側となる面が対向するように配置され、その内側となる面が、加熱した際に収縮する材料からなる接続部材で繋がれていることを特徴とする発泡充填具。 - 前記連結部のうちの少なくとも1つにおいて、屈曲する際に内側となる面に周囲より一段落ち込んだ凹部を備えることを特徴とする請求項4記載の発泡充填具。
- 前記連結部は、略くの字型の板状部材であることを特徴とする請求項4又は5記載の発泡充填具。
- 前記連結部は、略円弧型の板状部材であることを特徴とする請求項4又は5記載の発泡充填具。
- 発泡充填具を取り付ける対象に貫設された取り付け孔にはめこまれ、発泡充填具を係止する係止部を、前記押し当て部に備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の発泡充填具。
- 中空部を有する中空構造体と、
請求項1〜8のいずれかに記載の発泡充填具と、から成る発泡充填具の取り付け構造であって、
前記発泡充填具は、前記連結部の弾性的な屈曲により生じる押圧力により前記押し当て部が前記中空部の内壁に押し当てられた状態で、前記中空部に配置されることを特徴とする発泡充填具の取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004254591A JP3970873B2 (ja) | 2004-09-01 | 2004-09-01 | 発泡充填具及び発泡充填具の取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004254591A JP3970873B2 (ja) | 2004-09-01 | 2004-09-01 | 発泡充填具及び発泡充填具の取り付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006069342A JP2006069342A (ja) | 2006-03-16 |
JP3970873B2 true JP3970873B2 (ja) | 2007-09-05 |
Family
ID=36150413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004254591A Expired - Fee Related JP3970873B2 (ja) | 2004-09-01 | 2004-09-01 | 発泡充填具及び発泡充填具の取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3970873B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007038659A1 (de) * | 2007-08-15 | 2009-02-19 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Expandierbares, extrudiertes Formteil und Verfahren zu seiner Herstellung |
-
2004
- 2004-09-01 JP JP2004254591A patent/JP3970873B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006069342A (ja) | 2006-03-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20090107076A1 (en) | Sectional Flooring with Coupling Member, and Assembling Method Thereof | |
JP3970873B2 (ja) | 発泡充填具及び発泡充填具の取り付け構造 | |
US20140109358A1 (en) | Clip and elastic body attachment component | |
TWI589064B (zh) | Connector | |
JP2007198312A (ja) | 防音カバー | |
JP4451273B2 (ja) | 発泡充填具 | |
JP4070756B2 (ja) | 発泡充填具及び発泡充填具の取り付け構造 | |
JP2003226261A (ja) | 中空構造物の補強構造及び補強方法 | |
JP7180487B2 (ja) | 車両の吸遮音構造、及び車両の吸遮音構造の製造方法 | |
JP2011122686A (ja) | 発泡成形部材の取付構造 | |
JPH07205835A (ja) | 中空構造物における発泡性材料の取り付け用加工体及び発泡性材料の取り付け構造 | |
CN114801943A (zh) | 一种新型汽车地毯总成及其制造方法 | |
JP2004150629A (ja) | Ea材の取付構造 | |
KR20150010219A (ko) | 패널 연결구조 | |
JP4799131B2 (ja) | 膨張性成形体及び充填具 | |
CN220338831U (zh) | 用于冰箱蒸发管的固定结构及冰箱 | |
CN114834545B (zh) | 振动焊接成形品、振动焊接装置以及振动焊接成形品的制造方法 | |
JP5566985B2 (ja) | 発泡充填具 | |
JP2002347055A (ja) | 自動車キャビティシール材 | |
JP3331137B2 (ja) | 断熱パネル | |
CN215207952U (zh) | 一种塑料制电梯通风垫块 | |
JP6998837B2 (ja) | ダイナミックダンパ | |
JP4463616B2 (ja) | 発泡充填部材 | |
KR20060122825A (ko) | 스프링 작용 기구 | |
JP4398303B2 (ja) | 自動車用フロア嵩上げ材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070509 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070515 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070606 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3970873 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130615 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |