JP3970291B2 - 画像プロセッサ、画像処理システムおよびデータ転送方法 - Google Patents

画像プロセッサ、画像処理システムおよびデータ転送方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像プロセッサ、画像処理システムおよびデータ転送方法に係り、特に、転送元メモリから転送先メモリへの画像データの転送制御に関する。
特許文献1には、上位のプロセッサ(ホストCPU)によって生成された一連の命令(コマンド)を一時的に格納するFIFOメモリを備えた画像プロセッサが開示されている。FIFOメモリに格納された命令は、このFIFOメモリに書き込まれた順序(入力順序)で時系列的に古いものから読み出され、これに応じた描画処理が順次実行される。
特開2001−291098号公報
上位のプロセッサによって生成される命令には、描画命令以外にも転送命令、すなわち、転送元メモリから転送先メモリへの画像データの転送(コピー)を指示する命令も存在する。転送命令を処理するデータ転送系に上述した従来技術を適用した場合、一連の転送命令の入力順序でFIFOメモリから転送命令が読み出され、これに応じた転送処理が順次実行される。しかしながら、このような単純なFIFO化では、転送命令と転送実行とが1対1に対応しているため、すなわち、一つの転送命令によって指示された画像データの転送が必ず実行されるため、データ転送が頻繁に生じる。その結果、1回当たりのデータ転送量が増えるほど、または、データ転送頻度が高くなるほど、データ転送がボトルネックとなって、画像処理全体のスループットの低下を招く。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、転送元メモリから転送先メモリへの画像データの転送頻度を減らし、画像処理全体のスループットの向上を図ることである。
かかる課題を解決するために、第1の発明は、画像プロセッサを提供する。この画像プロセッサは、転送回路と、描画回路と、転送制御回路とを有する。転送回路は、転送元メモリに記憶されている画像データをオブジェクト単位で転送先メモリに順次転送する。描画回路は、転送先メモリに記憶されたオブジェクトを用いた描画処理を行うことによって、出力すべき表示画像を生成する。転送制御回路は、転送回路におけるオブジェクトの転送を制御する。この転送制御回路は、オーダ記憶部と、マッピング記憶部と、オーダ更新部と、判定部と、マッピング更新部と、転送指示部とを有する。オーダ記憶部は、一連の転送命令の入力順序で、転送命令のそれぞれに対応したオブジェクトの識別データを記憶する。マッピング記憶部は、転送先メモリから消去すべきオブジェクトの消去順序で、転送先メモリに転送されたそれぞれのオブジェクトの識別データを記憶する。オーダ更新部は、新たに入力された一つの転送命令(新規転送命令)の入力時と、描画回路におけるオブジェクトの描画終了時とにおいて、オーダ記憶部の記憶内容を更新する。判定部は、新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データがマッピング記憶部内に存在するか否かを判定する。マッピング更新部は、判定部の判定結果と、オーダ記憶部の記憶内容の更新とに応じて、マッピング記憶部の記憶内容を更新する。転送指示部は、マッピング記憶部に識別データが追加された場合、転送回路に対して、追加された識別データに対応したオブジェクトの転送実行を指示する。
ここで、第1の発明において、オーダ更新部は、新規転送命令の入力時に、この新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データをオーダ記憶部に追加し、描画回路におけるオブジェクトの描画終了時に、この描画終了に対応したオブジェクトの識別データをオーダ記憶部から消去することが好ましい。
第1の発明において、マッピング更新部は、新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データがマッピング記憶部内に存在すると判定部が判定した場合、新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データをマッピング記憶部に追加することを禁止し、新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データがマッピング記憶部内に存在しないと判定部が判定した場合、マッピング記憶部に記憶されている識別データの中で時系列的に最も古い識別データがオーダ記憶部内に存在しないことを実行条件として、新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データをマッピング記憶部に追加することが好ましい。
第1の発明において、判定部は、転送先メモリへのオブジェクトの転送と、転送先メモリからのオブジェクトの消去とによって変動する転送先メモリの残容量を管理するメモリ残容量管理部と、メモリ残容量管理部によって管理されている残容量と、新規転送命令に対応したオブジェクトのデータ量とに基づいて、新規転送命令に対応したオブジェクトの転送で転送先メモリの容量不足が生じるか否かを判定する容量判定部とを含んでいてもよい。この場合、マッピング更新部は、容量判定部の判定結果も加味した上で、マッピング記憶部の記憶内容を更新する。
第1の発明において、マッピング更新部は、新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データがマッピング記憶部内に存在すると判定部が判定した場合、新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データをマッピング記憶部に追加することを禁止し、新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データがマッピング記憶部内に存在しないと判定部が判定した場合、マッピング記憶部に記憶されている識別データの中で時系列的に最も古い識別データがオーダ記憶部内に存在しないことと、転送先メモリの容量不足が生じないと容量判定部が判定することとを実行条件として、新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データをマッピング記憶部に追加することが好ましい。
第1の発明において、転送回路は、転送元メモリに記憶された圧縮された画像データを伸長する伸長回路を含み、容量判定部は、画像データを伸長することによって得られる伸長後のデータ量に基づいて、転送先メモリの容量不足が生じるか否かを判定することが好ましい。
第1の発明において、識別データは、転送命令に対応したオブジェクトのそれぞれに付与される所定の上限付のインデックスであってもよい。この場合、判定部は、新規転送命令に対応したオブジェクトに対して新たに付与すべきインデックスが上限値を超えるか否かを判定する上限判定部を含むことが好ましい。マッピング更新部は、上限判定部の判定結果も加味した上で、マッピング記憶部の記憶内容を更新する。すなわち、新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データが転送先メモリ内に存在すると判定部が判定した場合、マッピング更新部は、新規転送命令に対応したオブジェクトのインデックスをマッピング記憶部に追加することを禁止する。これに対して、新規転送命令に対応したオブジェクトが転送先メモリ内に存在しないと判定部が判定した場合、マッピング更新部は、マッピング記憶部に記憶されているインデックスの中で時系列的に最も古いインデックスがオーダ記憶部内に存在しないことと、新たに付与すべきインデックスが上限値を超えないと上限判定部が判定することとを実行条件として、新規転送命令に対応したオブジェクトのインデックスをマッピング記憶部に追加する。
また、第2の発明は、上述した第1の発明に係る画像プロセッサと、上位のプロセッサと、表示装置とを有する。上位のプロセッサは、画像プロセッサ内の転送回路に実行させるべき一連の転送命令と、画像プロセッサ内の描画回路に実行させるべき一連の描画命令とを生成する。表示装置は、一連の転送命令と、一連の描画命令とに基づいた処理を画像プロセッサが実行することによって生成された表示画像を表示する。
ここで、第2の発明において、転送元メモリは、画像プロセッサに外付けされており、転送先メモリは、画像プロセッサに内蔵されていてもよい。
さらに、第3の発明は、一連の転送命令に応じて、転送元メモリに記憶されている画像データをオブジェクト単位で転送先メモリに順次転送するデータ転送方法を提供する。このデータ転送方法では、オーダ記憶部およびマッピング記憶部が用いられる。オーダ記憶部は、一連の転送命令の入力順序で転送命令のそれぞれに対応したオブジェクトの識別データを記憶する。マッピング記憶部は、転送先メモリから消去すべきオブジェクトの消去順序で転送先メモリに転送されたそれぞれのオブジェクトの識別データを記憶する。また、このデータ転送方法は、オーダ更新ステップ、第1の判定ステップ、マッピング更新ステップおよび実行ステップという4つのステップを含んでいる。まず、オーダ更新ステップでは、新たに入力された新規転送命令の入力時と、転送先メモリに転送されたオブジェクトを用いた描画処理の終了時とに、オーダ記憶部の記憶内容が更新される。第1の判定ステップでは、マッピング記憶部内に新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データが存在するか否かが判定され、これによって、第1の判定結果が得られる。マッピング更新ステップでは、第1の判定結果と、オーダ記憶部の記憶内容の更新とに応じて、マッピング記憶部の記憶内容が更新される。そして、実行ステップでは、マッピング記憶部への識別データの追加に応じて、この追加された識別データに対応したオブジェクトの転送が実行される。
ここで、第3の発明において、上述した4つのステップに加えて、管理ステップおよび第2の判定ステップを追加してもよい。管理ステップでは、転送先メモリへのオブジェクトの転送と、転送先メモリからのオブジェクトの消去とによって変動する転送先メモリの残容量が管理される。また、第2の判定ステップでは、転送先メモリの残容量と、新規転送命令に対応したオブジェクトのデータ量とに応じて、新規転送命令に対応したオブジェクトの転送によって転送先メモリの容量不足が生じるか否かが判定され、これによって、第2の判定結果が得られる。この場合、上述したマッピング更新ステップでは、第2の判定結果も加味した上で、マッピング記憶部の記憶内容が更新される。
第3の発明において、転送命令に対応したオブジェクトのそれぞれに付与される所定の上限付のインデックスを上記識別データとして用いる場合、第3の判定ステップを追加してもよい。第3の判定ステップでは、新規転送命令に対応したオブジェクトに対して新たに付与すべきインデックスが上限値を超えるか否かが判定され、これによって、第3の判定結果が得られる。この場合、マッピング更新ステップでは、第3の判定結果も加味した上で、マッピング記憶部の記憶内容が更新される。
本発明では、転送先メモリのキャッシュ管理を行うために、一連の転送命令の入力順序で転送対象となるオブジェクトを管理するオーダ記憶部と、転送先メモリに転送されたオブジェクトを消去順序で管理するマッピング記憶部とを用いる。キャッシュすべきオブジェクトの判定は、新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データがマッピング記憶部内に存在するか否かによって行われる。ある描画処理で必要とされたオブジェクトがその後の描画処理においても再度必要とされる場合、そのオブジェクトを転送先メモリから消去することなくキャッシュしておく。そして、キャッシュされているオブジェクトを転送対象としたその後の転送命令については、その転送を実際に行うことなくキャンセルする。これにより、転送元メモリから転送先メモリへのデータ転送頻度を減らせるので、画像処理全体のスループットの向上を図ることが可能となる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る画像表示システムの全体的なブロック構成図である。この画像表示システムは、CPU1(CPU:Central Processing Unit)と、ROM2(ROM:Read Only Memory)と、画像プロセッサ3と、表示装置4とを主体に構成されている。CPU1は、画像プロセッサ3の上位に位置するプロセッサであり、画像プロセッサ3に実行させるべき一連の命令群(コマンドリスト)を生成する。この命令群は、転送元メモリから転送先メモリへの画像データの転送手順を規定する一連の転送命令(転送リスト)と、転送先メモリに格納された画像データを用いた描画手順を規定する一連の描画命令(ディスプレイリスト)とを含む。
ここで、画像データの転送は、予め定義されたグループ(画素データの集合)毎に行われるが、この転送単位となるグループを以下「オブジェクト」と呼ぶ。オブジェクトは、転送先メモリへの転送単位であるとともに、転送先メモリに格納された画像データを消去する際の消去単位でもある。また、画像プロセッサ3に外付けされたROM2(転送元メモリ)には、画像データ(多数のオブジェクト)が圧縮形式または非圧縮形式で記憶されている。一方、本実施形態において、オブジェクトの転送先となるRAM6(RAM:Random Access Memory)は、画像プロセッサ3に内蔵されている。なお、オブジェクトの転送先となるRAM6は、表示画像の格納先となるフレームバッファ10と論理的に同一のメモリであってもよい。画像プロセッサ3は、一連の転送命令にしたがって、ROM2からRAM6へのオブジェクトの転送処理を順次実行する。それとともに、画像プロセッサ3は、一連の描画命令にしたがって、RAM6に既に格納されているオブジェクトを用いた描画処理を順次実行する。これによって生成された表示画像がフレーム単位で表示装置4に出力・表示される。
画像プロセッサ3は、転送回路5と、RAM6と、転送制御回路7と、管理テーブル8と、描画回路9と、フレームバッファ10と、表示回路11と、インターフェイス3a〜3dとを主体に構成されている。転送回路5は、転送制御回路7の制御下で、ROM2に記憶されているオブジェクトをメモリインターフェイス3aを介して読み出し、これをメモリインターフェイス3cを介してRAM6に書き込む(オブジェクト転送)。なお、転送対象となるオブジェクトが適宜の圧縮手法によって圧縮(エンコード)されている場合、転送回路5が備える伸張回路5aによって伸張処理(デコード)が施され、伸長されたオブジェクトがRAM6に書き込まれる。
転送制御回路7は、一連の転送命令が記述された転送リストを取得し、これに基づいて、オブジェクトの転送実行を転送回路5に指示する。転送リストは、画像プロセッサ3に外付けされた読み書き可能なメモリ(図示せず)、または、画像プロセッサ3に内蔵されたメモリ(例えばRAM6)に格納されている。転送制御回路7は、メモリインターフェイス3a(または3c)、転送回路5を介して、転送リストを適宜取得する。なお、本実施形態の主たる特徴は、転送制御回路7の構成およびその動作にあるので、この点については後に詳述する。
管理テーブル8は、転送回路5における転送状態を示すステータス(転送未終了または転送終了)をオブジェクト単位で管理する。この管理テーブル8の記述内容は、オブジェクトの転送処理が終了する毎に、転送回路5からの指示によって更新される。また、この記述内容は、後述するマッピング記憶部74のインデックスが消去される毎に、転送制御回路7からの指示によっても更新される。
描画回路9は、転送先メモリであるRAM6に記憶されたオブジェクトを用いた描画処理を行うことによって、出力すべき表示画像を生成する。具体的には、描画回路9は、管理テーブル8を参照して、ある描画命令の実行に必要なオブジェクトの転送が既に終了していること(それゆえにRAM6に既に格納されている)を確認した上で、その描画命令に応じた描画処理を行う。一連の描画命令に応じた描画処理を経て最終的に生成された1フレーム分の表示画像は、バッファインターフェイス3dを介して、フレームバッファ10に格納される。描画回路9は、一つの描画命令に対応した描画処理が終了する毎に、ワンショットパルスを出力する。これによって、あるオブジェクトを用いた一つの描画処理が終了した旨が転送制御回路7に通知される。
表示回路11は、表示装置4の表示制御と同期して、フレームバッファ10に格納されている1フレーム分の表示画像をバッファインターフェイス3dを介して読み出し、表示装置4に出力する。これによって、1フレーム分の表示画像が表示装置4に表示される。
図2は、転送制御回路7の詳細なブロック構成図である。この転送制御回路7は、判定部71と、オーダ記憶部72と、オーダ更新部73と、マッピング記憶部74と、マッピング更新部75と、転送指示部76とで構成されている。本実施形態では、オーダ記憶部72およびマッピング記憶部74として、オブジェクトの識別データ(インデックス)を所定数だけ記憶できるFIFOメモリ(FIFO:First-In First-Out)を用いる。オーダ記憶部72は、一連の転送命令の入力順序で、転送命令のそれぞれに対応したオブジェクトのインデックスを記憶する。マッピング記憶部74は、RAM6からから消去すべきオブジェクトの消去順序で、RAM6に転送されたそれぞれのオブジェクトのインデックスを記憶する。
ここで、「インデックス」とは、転送制御系(これ以外の制御系との共用も可)において、オブジェクトを識別する識別データの一種である。同じオブジェクトに対しては同一のインデックス値が付与され、異なるオブジェクトに対しては異なるインデックス値が付与される。オーダ更新部73は、新たに入力された転送命令の入力時と、描画回路9におけるオブジェクトの描画終了時とにおいて、オーダ記憶部72の記憶内容の更新、すなわち、インデックスの追加または消去を行う。判定部71は、新たに入力された転送命令に対応したオブジェクトのインデックスがマッピング記憶部74内に存在するか否かを判定する(キャッシュ判定)。マッピング更新部75は、判定部71の判定結果と、オーダ記憶部72の記憶内容の更新とに応じて、マッピング記憶部74の記憶内容の更新、すなわち、インデックスの追加または消去を行う。これによって、RAM6にキャッシュしておくべきオブジェクトが管理される。転送指示部76は、マッピング記憶部74にインデックスが追加される場合、マッピング更新部75からの指示に応じて、この追加されたインデックスに対応したオブジェクトの転送実行を転送回路5に指示する。
本実施形態において、判定部71は、上述したキャッシュ判定以外のみならずRAM6の残容量判定も行っており、そのために、メモリ残容量管理部71aおよび容量判定部71bを含んでいる。メモリ残容量管理部71aは、RAM6の現在の残容量を管理する。この残容量は、当然ながら、RAM6へのオブジェクトの転送と、RAM6からのオブジェクトの消去とによって変動する。また、容量判定部71bは、メモリ残容量管理部71aによって管理されている残容量と、新たに入力された転送命令に対応したオブジェクトのデータ量(この値自体は既知)とに基づいて、この転送命令に対応したオブジェクトの転送によってRAM6の容量不足が生じるか否かを判定する(残容量判定)。なお、転送対象となるオブジェクトが圧縮形式の場合、残容量判定は、伸長後のデータ量に基づいて行われる。マッピング更新部75は、上述したキャッシュ判定の結果と、残容量判定の結果とに応じて、マッピング記憶部74の記憶内容を更新する。
図3は、転送制御回路7における転送制御のフローチャートである。ここで、1フレーム分の表示画像を生成するために、n個(nは自然数)のオブジェクトを転送する必要があるものとし、最初に処理されるオブジェクトから順に、OBJ1,OBJ2,・・・,OBJnとする。また、オーダ記憶部72およびマッピング記憶部74は、次フレームに処理が移行しても、前フレームの記憶内容をそのまま保持する。
まず、ステップ1において、あるオブジェクトの転送を指示する一つの転送命令が判定部71に入力される(転送命令の受付)。以下、このステップ1で新たに入力された一つの転送命令を「新規転送命令」と定義する。また、この新規転送命令によって指示された転送対象を「新規オブジェクト」と定義する。新規オブジェクトは、1フレームの初回処理ではオブジェクトOBJ1であるが、それ以降、OBJ2,OBJ3,・・・,OBJnの如く、順次インクリメントされていく。
つぎに、ステップ2において、判定部71は、チェック処理を実行する。図4は、このチェック処理の詳細なフローチャートである。まず、ステップ20において、判定部71は、上述したように定義された新規オブジェクトOBJ1のインデックスがマッピング記憶部74に存在するか否かを判定する(キャッシュ判定)。マッピング記憶部74の記憶内容は、RAM6に転送済かつ未消去のオブジェクト、すなわち、RAM6内に現に保持されているオブジェクトを示している。新規オブジェクトOBJ1のインデックス(実際には、それ以前に転送された同一オブジェクトのインデックス)がマッピング記憶部74内に存在するということは、このオブジェクトがRAM6にキャッシュされているを表している。これに対して、このインデックスがマッピング記憶部74内に存在しないということは、新規オブジェクトOBJ1がRAM6にキャッシュされていないことを表している。
なお、マッピング記憶部74の参照に代えて、RAM6内のオブジェクトの保持状態を管理するテーブルの類いを別個設け、これを参照して上記キャッシュ判定を行ってもよい。テーブル等の記述内容がマッピング記憶部74の記憶内容と等価に維持される限り、テーブル等を参照する手法は、マッピング記憶部74を参照する手法と実質的に何ら異なるものではない。したがって、当然ながら、このような参照手法も本発明の範疇に含まれる。
ステップ20で肯定判定された場合、すなわち、RAM6に新規オブジェクトOBJ1がキャッシュされている場合、オーダ更新部73は、ステップ21の更新処理を行う。すなわち、新規オブジェクトOBJ1と同一のオブジェクトに関して既に採番されたインデックス(採番済インデックス)が、転送命令の入力順序で時系列的に最も新しいものとして、オーダ記憶部72に追加される。そして、図3に示したステップ3からステップ7までの処理をスキップして、後述するステップ8に進む。これらの処理のスキップは、キャッシュ済のオブジェクトに対応した新規転送命令については、マッピング記憶部74に新規オブジェクトのインデックスを追加することが禁止され、結果的に、転送処理が実行されないことを意味する。
これに対して、ステップ20で否定判定された場合、すなわち、RAM6に新規オブジェクトOBJ1がキャッシュされていない場合、オーダ更新部73は、ステップ23,24の更新処理を行う。すなわち、新規オブジェクトOBJ1のインデックスが新たに採番され(ステップ23)、このインデックスが、一連の転送命令の入力順序で時系列的に最も新しいものとして、オーダ記憶部72に追加される(ステップ24)。そして、図3に示したステップ3に進む。
ステップ3において、判定部71の一部である容量判定部71bは、新規オブジェクトOBJ1の転送に際して、RAM6のメモリ容量が十分であるか否かを判定する。RAM6の現在の残容量Xは、メモリ残容量管理部71aによって管理されている。この管理部71aは、事前に一括で提示された情報、或いは、随時提示される情報に基づいて、新規オブジェクトOBJ1のデータ量x1を特定し、RAM6へのオブジェクトの転送時とRAM6からのオブジェクトの消去時とにおいて、残容量Xを随時更新する。容量判定部71bは、メモリ残容量管理部71aによって管理されている現在の残容量Xが新規オブジェクトOBJ1のデータ量x1以上であるか否かを判定する。
ステップ3で肯定判定された場合(X≧x1)、すなわち、新規オブジェクトOBJ1を転送してもRAM6の容量不足が生じない場合、ステップ5以降の処理が行われる。まず、ステップ5において、メモリ残容量管理部71aは、RAM6の残容量Xからデータ量x1を減算し、この演算結果を新たな残容量Xとする。続くステップ6において、マッピング更新部75は、新規オブジェクトOBJ1のインデックス(ステップ23で新規採番)を、オブジェクトの消去順序で時系列的に最も新しいものとして、マッピング記憶部74に追加する。ステップ7において、転送指示部76は、転送回路5に対して、今回追加したインデックスに対応したオブジェクトの転送実行を指示する。これによって、指示されたオブジェクトがROM2からRAM6に転送される。そして、後述するステップ8に進む。
これに対して、ステップ3で否定判定された場合(X<x1)、すなわち、新規オブジェクトOBJ1を転送するとRAM6の容量不足が生じる場合、判定結果が否定から肯定に切り替わるまで、ステップ3,4のループが繰り返される(待機状態)。この待機状態において、メモリ残容量管理部71aによって管理される残容量Xは、マッピング記憶部74からインデックスが消去される毎に随時更新される。具体的には、消去されるインデックスに対応したオブジェクトのデータ量x2が残容量Xに加算され、この演算結果が新たな残容量Xとなる。そして、ステップ3の条件を満たした時点で、本ループを抜けてステップ5に進む。
ステップ4では、オブジェクト消去処理が行われる。図5は、このオブジェクト消去処理の詳細なフローチャートである。ステップ41において、判定部71は、マッピング記憶部74に記憶されているインデックス列のうち、時系列的に最も古い先頭インデックスを取得する。この先頭インデックスは、RAM6に現在記憶されているオブジェクトの中で最も早く消去すべきもの、換言すれば、現時点で消去対象となっているオブジェクトを示している。
つぎに、ステップ42において、判定部71は、オーダ記憶部72に記憶されているインデックス列(オーダインデックス列)の中に、先頭インデックスが存在するか否かを判定する。オーダ記憶部72は、現在および近い将来に必要されるオブジェクトを管理している。先頭インデックスがオーダ記憶部72に存在するケースとしては、以下の2つのケースが想定される。
(ケース1)描画処理が未終了の場合
先頭インデックスに対応したオブジェクトは転送済であるが、この転送済オブジェクトを用いた描画処理が終了していない場合である。この場合、描画処理が完了して、オーダインデックス列から先頭インデックスが消去されるまで、これに対応したオブジェクトをRAM6に保持しておかなければならない。
(ケース2)キャッシュすべき場合
転送済オブジェクトを用いた描画処理は終了したものの、その後の描画処理において、このオブジェクトが再利用される場合である。この場合、典型的にはオーダインデックス列中に先頭インデックスが複数存在し得るが、これらのすべてが消去されるまで、これに対応したオブジェクトをRAM6に保持しておかなければならない。
ステップ42で否定判定された場合にはステップ43に進む。これに対して、このステップ42で肯定判定された場合には、判定結果が肯定から否定に切り替わるまでステップ42が繰り返されるループ状態、すなわち、マッピング記憶部74の先頭インデックスを保持し続ける待機状態となる。この状態において、オーダ記憶部72の記憶内容は、描画回路9からの描画終了通知によって随時更新される。具体的には、描画回路9からのワンショットパルス毎に、この描画終了に対応したオブジェクトのインデックス(その時点で時系列的に最も古いインデックス)がオーダインデックス列から消去される。そして、ステップ42の条件を満たした時点で、本ループを抜けてステップ43に進む。
ステップ43において、メモリ残容量管理部71aは、RAM6の残容量Xに先頭インデックスによって特定されるオブジェクトのデータ量x3を加算し、この演算結果を新たな残容量Xとする。続くステップ44において、マッピング更新部75は、先頭インデックスをマッピング記憶部74から消去する。このインデックス消去は、先頭インデックスによって特定されるオブジェクトをRAM6にもはや保持しておく必要がないこと、すなわち、このオブジェクトが格納されていたRAM6の記憶領域を開放することを意味する。そして、図3のステップ3に再び戻り、ステップ3の条件を満たすことを前提にステップ5〜7の処理が実行された後、ステップ8に進む。
ステップ8において、判定部71は、新規オブジェクトOBJ1が最後のオブジェクトであるか否かを判定する。新規オブジェクトが最初のオブジェクトOBJ1の場合(初回処理時)には、ステップ8の否定判定を経てステップ1に戻り、2番目のオブジェクトOBJ2を新たな新規オブジェクトとした処理が上述した手順にしたがって実行される。以後、新規オブジェクトを順次インクリメントしながら同様の処理が繰り返される。そして、最後のオブジェクトOBJnの処理が終了した場合、ステップ8の判定結果が否定から肯定に切り替わる。これによって、1フレームの表示画像を生成するために必要なすべてのオブジェクトの転送処理が終了する。
上述した転送制御処理の特徴をまとめると、以下のようになる。
(特徴1)キャッシュ機能の実現
新規転送命令の転送対象である新規オブジェクトがRAM6にキャッシュされている場合、ステップ20の肯定判定によってステップ5〜7がスキップされる。これにより、マッピング記憶部74に新規オブジェクトのインデックスを追加することが禁止され、新規オブジェクトの転送自体がキャンセルされる。新規オブジェクトを用いた描画処理は、既にキャッシュされているものを用いれば足りるので、転送をあらためて行う必要はないからである。一方、新規オブジェクトがRAM6にキャッシュされていない場合、所定の実行条件を満たした時点で、マッピング記憶部74に新規オブジェクトのインデックスが追加される。この特徴1のみに着目した場合、その実行条件は、(条件1)先頭インデックスがオーダ記憶部72内に存在しないことである。
(特徴2)RAM6の容量不足対応
新規転送命令の転送対象である新規オブジェクトをRAM6に転送すると容量が不足する場合、容量不足が解消するまでステップ3,4のループが繰り返される。これにより、容量不足時には、新規転送命令を受け付けても新規オブジェクトの転送が保留される。上述した特徴1に本特徴2を付加する場合、その実行条件は、上述した条件1、および、(条件2)新規オブジェクトを転送してもRAM6の容量不足が生じないと容量判定部71bが判定することである。
つぎに、図6に示したケースを参照しながら、本実施形態に係る転送制御の具体的なケースについて説明する。本ケースでは、5つの転送命令によって、A,B,C,B,Dの順にオブジェクトの転送が指示されるものとする。また、説明を簡略化するために、オブジェクトA,C,Dのデータ量を「1」、オブジェクトBのデータ量を「2」、RAM6の総容量を「3」とし、初期状態(タイミングt0)では、オーダ記憶部72およびマッピング記憶部74に何も記憶されていないものとする。なお、各記憶部72,74は、最大で5個のインデックスを格納でき、インデックス列の左側(先頭)に向かうほど時系列的に古いインデックスとなる。
タイミングt1において、オブジェクトA(データ量=「1」)の転送を指示する最初の転送命令が入力される。このオブジェクトAのインデックスaは、マッピング記憶部74に存在しない。したがって、オーダ記憶部72のインデックス列の最後尾(最も右側)にインデックスaが追加される(ステップ20=No,ステップ23,24)。また、RAM6には、データ量「1」のオブジェクトAを格納できるだけの残容量X(=「3」)が存在する。したがって、残容量Xが「3」から「2」に更新される(ステップ3=Yes,ステップ5)。そして、マッピング記憶部74のインデックス列の最後尾にインデックスaが追加された後、ROM2に格納されているオブジェクトAがRAM6に転送される(ステップ6,7)。
つぎに、タイミングt2において、オブジェクトB(データ量=「2」)の転送を指示する2番目の転送命令が入力される。このオブジェクトBのインデックスbは、マッピング記憶部74に存在しない。したがって、オーダ記憶部72のインデックス列の最後尾にインデックスbが追加される(ステップ20=No,ステップ23,24)。また、RAM6には、データ量「2」のオブジェクトBを格納できるだけの残容量X(=「2」)が存在する。したがって、残容量Xが「2」から「0」に更新される(ステップ3=Yes,ステップ5)。そして、マッピング記憶部74のインデックス列の最後尾にインデックスbが追加された後、ROM2に格納されているオブジェクトBがRAM6に転送される(ステップ6,7)。
続くタイミングt3において、オブジェクトC(データ量=「1」)の転送を指示する3番目の転送命令が入力される。このオブジェクトCのインデックスcは、マッピング記憶部74に存在しない。したがって、オーダ記憶部72のインデックス列の最後尾にインデックスcが追加される(ステップ20=No,ステップ23,24)。しかしながら、RAM6には、データ量「1」のオブジェクトCを格納できるだけの残容量X(=「0」)が存在しない。したがって、マッピング記憶部74の先頭インデックスaがオーダ記憶部72のインデックス列に存在しなくなるまで待機状態になる(ステップ3=No,ステップ42(ループ))。
そして、タイミングt4において、描画終了の通知を受けると、この描画処理で用いられたオブジェクトAのインデックスaがオーダ記憶部72より消去される。これによって、待機状態が解消されて、残容量Xが「0」から「1」に更新されるとともに、先頭インデックスaがマッピング記憶部74から消去される(ステップ42(ループ抜),ステップ43,44)。また、RAM6には、データ量「1」のオブジェクトCを格納できるだけの残容量X(=「1」)が存在する。したがって、残容量Xが「1」から「0」に更新される(ステップ3=No→Yes,ステップ5)。そして、マッピング記憶部74のインデックス列の最後尾にインデックスcが追加された後、ROM2に格納されているオブジェクトCがRAM6に転送される(ステップ6,7)。
タイミングt5において、オブジェクトB(データ量=「2」)の転送を指示する4番目の転送命令が入力される。このオブジェクトBのインデックスbは、マッピング記憶部74に既に存在する(キャッシュされている)。したがって、オーダ記憶部72のインデックス列の最後尾にインデックスbが追加される(ステップ20=Yes,ステップ21)。しかしながら、マッピング記憶部74の更新は行われない。
タイミングt6において、オブジェクトD(データ量=「1」)の転送を指示する最後の転送命令が入力される。このオブジェクトDのインデックスdは、マッピング記憶部74に存在しない。したがって、オーダ記憶部72のインデックス列の最後尾にインデックスdが追加される(ステップ20=No,ステップ23,24)。しかしながら、RAM6には、データ量「1」のオブジェクトDを格納できるだけの残容量X(=「0」)が存在しない。したがって、マッピング記憶部74の先頭インデックスbがオーダ記憶部72のインデックス列に存在しなくなるまで待機状態になる(ステップ3=No,ステップ42(ループ))。
タイミングt7において、描画終了の通知を受けると、この描画処理で用いられたオブジェクトBのインデックスbがオーダ記憶部72より消去される。しかしながら、オーダ記憶部72のインデックス列にはインデックスbがもう一つ存在するので、待機状態が継続される(ステップ42(ループ))。これにより、オブジェクトbは、RAM6から消去されることなく、キャッシュすべきオブジェクトとして引き続き保持される。
タイミングt8において、描画終了の通知を再度受けると、この描画処理で用いられたオブジェクトCのインデックスcがオーダ記憶部72より消去される。しかしながら、オーダ記憶部72のインデックス列にはインデックスbが未だ存在するので、待機状態が継続される(ステップ42(ループ))。これにより、オブジェクトbは、RAM6から消去されることなく、キャッシュすべきオブジェクトとして引き続き保持される。
そして、タイミングt9において、描画終了の通知を再々度受けると、この描画処理で用いられたオブジェクトBのインデックスbがオーダ記憶部72より消去される。これによって、先頭インデックスbがオーダ記憶部72に存在しなくなるので、待機状態が解消される(ステップ42(ループ抜))。そして、残容量Xが「0」から「2」に更新され、先頭インデックスbがマッピング記憶部74から消去される(ステップ43,44)。また、この時点において、RAM6には、データ量「1」のオブジェクトDを格納できるだけの残容量X(=「2」)が存在する。したがって、残容量Xが「2」から「1」に更新される(ステップ3=No→Yes,ステップ5)。そして、マッピング記憶部74のインデックス列の最後尾にインデックスdが追加された後、ROM2に格納されているオブジェクトCがRAM6に転送される(ステップ6,7)。以上のような手順で、1フレームの表示画像を生成するのに必要なすべてのオブジェクトA〜Dの転送制御が行われる。
このように、本実施形態では、一連の転送命令の入力順序で転送対象となるオブジェクトを管理するオーダ記憶部72と、RAM6に転送されたオブジェクトを消去順序で管理するマッピング記憶部74とを用いて、RAM6にキャッシュしておくべきオブジェクトを管理する。この管理下において、ある描画処理で必要とされたオブジェクトがその後の描画処理においても再度必要とされる場合、そのオブジェクトをRAM6から消去することなくキャッシュしておく。そして、キャッシュされているオブジェクトを転送対象としたその後の転送命令については、その転送を実際に実行することなくキャンセルする。これにより、ROM2からRAM6へのデータ転送頻度を減らせるので、画像処理全体のスループットの向上を図ることが可能となる。また、キャッシュしておく必要がなくなったオブジェクトについてはRAM6から随時消去される。したがって、RAM6のメモリ容量の浪費を抑制できるので、システムリソースの有効活用が可能になる。
また、本実施形態によれば、オブジェクトの転送によってRAM6の容量不足が生じる状況下でも有効に対応することができる。一般に、画像プロセッサ3に内蔵されたRAM6を転送先メモリとして用いる場合、これを外付けする場合と比較して、システムリソース(メモリ容量)の制約が厳しい。したがって、本実施形態によれば、特に内蔵型の転送先メモリを用いる場合、システムリソースを効率的に活用することが可能になる。
なお、上述した実施形態では、画像プロセッサ3に外付けされたROM2を転送元メモリとして用い、画像プロセッサ3に内蔵されたRAM6を転送先メモリとして用いたシステムについて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、転送先メモリが画像プロセッサ3が外付けされたシステムに対しても広く適用可能である。
また、上述した実施形態では、転送先メモリのキャッシュ機能のみならず、転送先メモリの容量不足にも対応可能な転送制御を行っている。しかしながら、容量不足対応は省略して、キャッシュ機能のみに着目した転送制御を行ってもよい。
この場合の具体的な転送制御は、以下のようになる。まず、判定部71は、新規転送命令に対応したオブジェクトのインデックスがマッピング記憶部74に存在するか否かだけを判定する。したがって、判定部71は、メモリ残容量管理部71aと、容量判定部71bとを備える必要はない。そして、新規転送命令に対応したオブジェクトのインデックスがマッピング記憶部74内に存在すると判定された場合、マッピング更新部75は、このインデックスをマッピング記憶部74に追加することを禁止する。これに対して、新規転送命令に対応したオブジェクトのインデックスがマッピング記憶部74内に存在しないと判定された場合、上述した条件1を実行条件として、新規転送命令に対応したオブジェクトのインデックスをマッピング記憶部74に追加する。
なお、上述した2つのバリエーションに関しては、後述する第2の実施形態についても同様である。
さらに、上述した実施形態では、オブジェクトを識別するための識別データとして、転送制御系で付与・管理されるインデックスを用いる例について説明した。しかしながら、識別データは、オブジェクトを識別し得るデータであれば足り、インデックスに限定されるものではない。インデックス以外の識別データとしては、例えば、転送元メモリにおけるオブジェクトの格納先を示す代表アドレスが挙げられる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態は、有効活用すべきシステムリソースの一例として、RAM6のメモリ容量に着目しているが、このようなリソースの範疇に属するものとしては、インデックスも考えられる。一般に、インデックスは所定のビット数で表現されるので、同時に使用できるインデックスの上限値は、このビット数相当に自ずと限定される。例えば、5ビット表現の場合、同時に使用できるインデックスの上限値は32といった如くである。したがって、同時に管理すべきオブジェクト(異種のもの)が上限値を超える場合には、もはや付与すべき値が存在せず、システムリソース不足が生じる。本実施形態は、このような上限付のインデックスを有効に活用するための転送制御に関する。なお、画像表示システムの全体的な構成については、図1と同様である。
図7は、第2の実施形態に係る転送制御回路7の詳細なブロック構成図である。この転送制御回路7の特徴は、図2の構成に加えて、判定部71が上限判定部71cを含む点である。この上限判定部71cは、新規転送命令に対応したオブジェクトに対して新たに付与すべきインデックスが上限値を超えるか否かを判定する。そして、マッピング更新部75は、上限判定部71cの判定結果に応じて、マッピング記憶部74の記憶内容を更新する。なお、これ以外の点については、第1の実施形態と同様であるから、図2に示した符号と同一の符号を付して、ここでの説明を省略する。
図8は、第2の実施形態に係るチェック処理のフローチャートである。図3に示した転送制御のフローチャートおよび図5に示したオブジェクト消去処理のフローについては、第1の実施形態と同様である。図8に示したチェック処理の特徴は、ステップ20とステップ23との間に、新規転送命令に対応したオブジェクトに付与すべきインデックスが上限値以内であるか否かの判定を設けた点にある(ステップ22)。
具体的には、ステップ20で否定判定された場合には、ステップ22に進み、上限判定部71cは、新規オブジェクトに付与すべきインデックスが上限値以内であるか否かを判定する。このステップ22で肯定判定された場合には、新規オブジェクトのインデックスを新たに採番した後、このインデックスがオーダ記憶部72に追加される(ステップ23,24)。これに対して、ステップ22で否定判定された場合、すなわち、インデックスの上限値を超える場合には、第1の実施形態で説明したオブジェクト消去処理が行われた後(ステップ4)、ステップ3に戻る。そして、インデックスが上限値以内になった時点で、ステップ3の判定結果が否定から肯定に切り替わって、ステップ22,4のループを抜ける。なお、これ以外の点については図4の処理手順と同様であるから、図4に示したステップ番号を同一の番号を付して、ここでの説明を省略する。
本実施形態に係る転送制御処理の特徴としては、第1の実施形態で挙げた2つの特徴1,2に加えて、以下の特徴3がある。
(特徴3)インデックス不足対応
新規転送命令の転送対象である新規オブジェクトに対して付与すべきインデックスが不足している場合、インデックス不足が解消するまでステップ22,4のループが繰り返される。これにより、インデックス不足時には、新規転送命令を受け付けてもインデックスの付与が保留される。上述した特徴1,2を本特徴3を付加する場合、その実行条件は、上述した2つの条件1,2、および、(条件3)新たに付与すべきインデックスが上限値を超えないと上限判定部71cが判定することである。
このように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果に加えて、インデックスが上限値を超える状況下でも有効に対応できるので、システムリソースの一層効率的な活用が可能になる。
画像表示システムの全体的なブロック構成図 転送制御回路の詳細なブロック構成図 転送制御のフローチャート チェック処理の詳細なフローチャート オブジェクト消去処理の詳細なフローチャート オーダ記憶部およびマッピング記憶部の記憶内容の遷移図 第2の実施形態に係る転送制御回路の詳細なブロック構成図 第2の実施形態に係るチェック処理のフローチャート
符号の説明
1 CPU
2 ROM
3 画像プロセッサ
3a,3c メモリインターフェイス
3b CPUインターフェィス
3d バッファインターフェイス
4 表示装置
5 転送回路
5a 伸張回路
6 RAM
7 転送制御回路
71 判定部
71a メモリ残容量管理部
71b 容量判定部
71c 上限判定部
72 オーダ記憶部
73 オーダ更新部
74 マッピング記憶部
75 マッピング更新部
76 転送指示部
8 管理テーブル
9 描画回路
10 フレームバッファ
11 表示回路

Claims (13)

  1. 画像プロセッサにおいて、
    転送元メモリに記憶されている画像データをオブジェクト単位で転送先メモリに順次転送する転送回路と、
    前記転送先メモリに記憶されたオブジェクトを用いた描画処理を行うことによって、出力すべき表示画像を生成する描画回路と、
    前記転送回路におけるオブジェクトの転送を制御する転送制御回路とを有し、
    前記転送制御回路は、
    前記転送元メモリから前記転送先メモリへのデータ転送手順を規定する一連の転送命令のそれぞれに対応し、かつ、前記描画回路における描画が終了していないオブジェクトの識別データを記憶するオーダ記憶部と、
    前記転送先メモリに転送済かつ未消去のオブジェクトのうち、時系列的に最も古いものを消去するという消去順序で、前記転送先メモリに転送済かつ未消去のそれぞれのオブジェクトの識別データを記憶するマッピング記憶部と、
    新たに入力された新規転送命令の入力時と、前記描画回路におけるオブジェクトの描画終了時とにおいて、前記オーダ記憶部の記憶内容を更新するオーダ更新部と、
    前記新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データが前記マッピング記憶部内に存在するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果と、前記オーダ記憶部の記憶内容の更新とに応じて、前記マッピング記憶部の記憶内容を更新するマッピング更新部と、
    前記マッピング記憶部に識別データが追加された場合、前記転送回路に対して、当該追加された識別データに対応したオブジェクトの転送実行を指示する転送指示部と
    を有することを特徴とする画像プロセッサ。
  2. 前記オーダ更新部は、
    前記新規転送命令の入力時に、当該新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データを前記オーダ記憶部に追加し、
    前記描画回路におけるオブジェクトの描画終了時に、当該描画終了に対応したオブジェクトの識別データを前記オーダ記憶部から消去することを特徴とする請求項1に記載された画像プロセッサ。
  3. 前記マッピング更新部は、
    前記新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データが前記マッピング記憶部内に存在すると前記判定部が判定した場合、前記新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データを前記マッピング記憶部に追加することを禁止し、
    前記新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データが前記マッピング記憶部内に存在しないと前記判定部が判定した場合、前記マッピング記憶部に記憶されている識別データの中で時系列的に最も古い識別データが前記オーダ記憶部内に存在しないことを実行条件として、前記新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データを前記マッピング記憶部に追加することを特徴とする請求項1または2に記載された画像プロセッサ。
  4. 前記判定部は、
    前記転送先メモリへのオブジェクトの転送と、前記転送先メモリからのオブジェクトの消去とによって変動する前記転送先メモリの残容量を管理するメモリ残容量管理部と、
    前記メモリ残容量管理部によって管理されている前記残容量と、前記新規転送命令に対応したオブジェクトのデータ量とに基づいて、前記新規転送命令に対応したオブジェクトの転送によって前記転送先メモリの容量不足が生じるか否かを判定する容量判定部とを含み、
    前記マッピング更新部は、前記容量判定部の判定結果に応じて、前記マッピング記憶部の記憶内容を更新することを特徴とする請求項1または2に記載された画像プロセッサ。
  5. 前記マッピング更新部は、
    前記新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データが前記マッピング記憶部内に存在すると前記判定部が判定した場合、前記新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データを前記マッピング記憶部に追加することを禁止し、
    前記新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データが前記マッピング記憶部内に存在しないと前記判定部が判定した場合、前記マッピング記憶部に記憶されている識別データの中で時系列的に最も古い識別データが前記オーダ記憶部内に存在しないことと、前記転送先メモリの容量不足が生じないと前記容量判定部が判定することとを実行条件として、前記新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データを前記マッピング記憶部に追加することを特徴とする請求項4に記載された画像プロセッサ。
  6. 前記転送回路は、前記転送元メモリに記憶された圧縮された画像データを伸長する伸長回路を含み、
    前記容量判定部は、前記画像データを伸長することによって得られる伸長後のデータ量に基づいて、前記転送先メモリの容量不足が生じるか否かを判定することを特徴とする請求項4または5に記載された画像プロセッサ。
  7. 前記識別データは、転送命令に対応したオブジェクトのそれぞれに付与される所定の上限付のインデックスであり、
    前記判定部は、前記新規転送命令に対応したオブジェクトに対して新たに付与すべきインデックスが上限値を超えるか否かを判定する上限判定部を含み、
    前記マッピング更新部は、前記上限判定部の判定結果に応じて、前記マッピング記憶部の記憶内容を更新することを特徴とする請求項1または2に記載された画像プロセッサ。
  8. 前記マッピング更新部は、
    前記新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データが前記マッピング記憶部に存在すると前記判定部が判定した場合、前記新規転送命令に対応したオブジェクトのインデックスを前記マッピング記憶部に追加することを禁止し、
    前記新規転送命令に対応したオブジェクトが前記転送先メモリ内に存在しないと前記判定部が判定した場合、前記マッピング記憶部に記憶されているインデックスの中で時系列的に最も古いインデックスが前記オーダ記憶部内に存在しないことと、前記新たに付与すべきインデックスが上限値を超えないと前記上限判定部が判定することとを実行条件として、前記新規転送命令に対応したオブジェクトのインデックスを前記マッピング記憶部に追加することを特徴とする請求項7に記載された画像プロセッサ。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載された画像プロセッサと、
    前記画像プロセッサ内の前記転送回路に実行させるべき一連の転送命令と、前記画像プロセッサ内の前記描画回路に実行させるべき一連の描画命令とを生成する上位のプロセッサと、
    前記一連の転送命令と、前記一連の描画命令とに基づいた処理を前記画像プロセッサが実行することによって生成された表示画像を表示する表示装置と
    を有することを特徴とする画像生成システム。
  10. 前記転送元メモリは、前記画像プロセッサに外付けされており、
    前記転送先メモリは、前記画像プロセッサに内蔵されていることを特徴とする請求項9に記載された画像生成システム。
  11. 転送元メモリに記憶されている画像データをオブジェクト単位で転送先メモリに順次転送するデータ転送方法において、
    前記転送元メモリから前記転送先メモリへのデータ転送手順を規定する一連の転送命令のそれぞれに対応し、かつ、描画が終了していないオブジェクトの識別データを記憶するオーダ記憶部の記憶内容を、新たに入力された新規転送命令の入力時と、前記転送先メモリに転送されたオブジェクトを用いた描画処理の終了時とに更新するオーダ更新ステップと、
    前記転送先メモリに転送済かつ未消去のオブジェクトのうち、時系列的に最も古いものを消去するという消去順序で、前記転送先メモリに転送済かつ未消去のそれぞれのオブジェクトの識別データを記憶するマッピング記憶部内に、前記新規転送命令に対応したオブジェクトの識別データが存在するか否かを判定することによって、第1の判定結果を得る第1の判定ステップと、
    前記第1の判定結果と、前記オーダ記憶部の記憶内容の更新とに応じて、前記マッピング記憶部の記憶内容を更新するマッピング更新ステップと、
    前記マッピング記憶部への識別データの追加に応じて、当該追加された識別データに対応したオブジェクトの転送を実行する実行ステップと
    を有することを特徴とするデータ転送方法。
  12. 前記転送先メモリへのオブジェクトの転送と、前記転送先メモリからのオブジェクトの消去とによって変動する前記転送先メモリの残容量を管理する管理ステップと、
    前記転送先メモリの前記残容量と、前記新規転送命令に対応したオブジェクトのデータ量とに応じて、前記新規転送命令に対応したオブジェクトの転送で前記転送先メモリの容量不足が生じるか否かを判定することによって、第2の判定結果を得る第2の判定ステップとをさらに有し、
    前記マッピング更新ステップは、前記第2の判定結果に応じて、前記マッピング記憶部の記憶内容を更新することを特徴とする請求項11に記載されたデータ転送方法。
  13. 前記識別データは、転送命令に対応したオブジェクトのそれぞれに付与される所定の上限付のインデックスであり、
    前記新規転送命令に対応したオブジェクトに対して新たに付与すべきインデックスが上限値を超えるか否かを判定することによって、第3の判定結果を得る第3の判定ステップをさらに有し、
    前記マッピング更新ステップは、前記第3の判定結果に応じて、前記マッピング記憶部の記憶内容を更新することを特徴とする請求項11または12に記載されたデータ転送方法。
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