JP3968536B2 - 冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御方法 - Google Patents

冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御および軌道追従制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、環境との接触に伴う冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御方式として、文献「冗長マクロ・マイクロ・マニピュレータのインピーダンス制御、日本ロボット学会誌Vol・12、No・5、pp.766−722、1994」に見られる永井、吉川らの方式がある。この方式は、マニピュレータ(マクロ部)の先端に小型軽量のマニピュレータ(マイクロ部)をシリアルに接続した冗長マニピュレータ(以降、マクロ・マイクロ・マニピュレータと呼ぶ)に対して、マクロ部ベースに対するマイクロ部先端の運動、マクロ部ベースに対するマクロ部先端の運動それぞれにコンプライアンスモデル(運動モデル)を設定するものである。
マイクロ部先端に加わる力信号を用いてマイクロ部先端をコンプライアンス制御し、マイクロ部からマクロ部先端に伝わる機構内部の力を用いて、マクロ部先端をコンプライアンス制御している。マクロ部、マイクロ部に対するコンプライアンスモデルの仮想剛性を等しく設定すれば、定常的にはマイクロ部が基準位置に戻るため、マイクロ部の狭い動作範囲を拡張することができる。更に、マクロ部に対するコンプライアンスモデルの共振周波数をマイクロ部のそれよりも低く設定することにより、周波数の高い運動をマイクロ部に、周波数の低い運動をマクロ部に分配し、エネルギー効率が良い。
また、冗長自由度マクロ/マイクロマニピュレータの軌道追従(位置制御)方式としては、例えば、文献「O.Khatib:Reduced Effective Inertia in Macro−/mini−Manipulator Systems、Int.Symp.on Robotic Research、Vol.5、pp.279−284、1990」の方式がある。このKhatibの方式は、マクロ/マイクロマニピュレータを1つの冗長自由度マニピュレータとみなし、1つのコントローラで制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、先の永井、吉川らの方式は、文献「Impeadance Control:An Approach to Manipulation:Part.1−3、Trans.of the ASME J.of Dynamic Systems、Measurement、and Control、Vol.107、pp.1−24、1985」のHoganの加速度ベースに基づく方法により、コンプライアンス制御を実現しており、制御則が複雑で演算量が多く、制御装置への実装が難しいという問題があった。
また、マイクロマニピュレータは一種のエンドエフェクタであり、作業内容に応じて取換える必要が生じるが、この永井、吉川らの方式は、マクロ部とマイクロ部の制御装置の独立性を考慮していないため、作業内容に応じてマイクロ部を取換える場合に、制御装置全体に修正を加えなければならないという問題があった。
更に、後者のKhatibらの方式は、マクロ/マイクロマニピュレータのヤコビ行列の一般化逆行列を用いて制御系を構成しており、制御則が複雑で演算量が多く、制御装置への実装が難しいという問題があった。
また、マイクロマニピュレータは一種のエンドエフェクタであり、作業内容に応じて取換える必要が生じる。このKhatibの方式も、マクロ部とマイクロ部の制御装置の独立性を考慮していないため、作業内容に応じてマイクロ部を取換える場合に、制御装置全体に修正を加えなければらないという問題があった。
そこで、本発明は、制御則の実装が大変に容易で、マイクロマニピュレータのハードウェアの変更時にはマイクロマニピュレータの制御部のみを変更すれば済むように、マイクロマニピュレータの変更が容易な、冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス、軌道追従制御方法および装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御方法に係り、マニピュレータにそのベース座標系を基準にした先端の位置および姿勢の制御系を構成し、前記マニピュレータ先端に加わる力およびモーメントを計測する計測手段を設けて、先端に力またはモーメントが加わった際の前記マニピュレータの参照位置を基準にした運動がマス、ダンパおよびバネ要素で構成される運動モデルの運動に一致するように前記計測手段から得られる外力信号と前記運動モデルを用いて前記参照位置の修正量を計算し、前記修正量を前記参照位置に加えた値を前記位置制御系の位置指令とするコンプライアンス制御系を構成したマニピュレータを2個直列に接続した冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御方法において、ベース部のマニピュレータをマクロマニピュレータ、前記マクロマニピュレータ先端に接続されたマニピュレータをマイクロマニピュレータと表わしたとき、前記マイクロマニピュレータの参照位置における仮想的な先端位置あるいは仮想的な把持物体位置の運動が前記マクロマニピュレータの前記運動モデルの運動に一致するように、前記マクロマニピュレータの計測手段から得られる外力信号と前記運動モデルを用いて前記マクロマニピュレータの参照位置を修正してその位置指令を作成し、
前記マイクロマニピュレータの実際の先端位置あるいは把持物体位置の運動が前記マイクロマニピュレータの前記運動モデルの運動に一致するように、前記マイクロマニピュレータの計測手段から得られる外力信号と前記運動モデルを用いて前記マイクロマニピュレータの参照位置を修正してその位置指令を作成し、
前記マクロマニピュレータの前記運動モデルによって前記マクロマニピュレータ先端がその参照位置から移動した位置変位の影響が前記冗長自由度マニピュレータのベース座標系を基準にした前記マイクロマニピュレータ先端あるいは前記把持物体の位置に現れないように、前記マイクロマニピューレータの位置指令に前記マクロマニピュレータの前記位置変位を相殺する補正を加え
前記マイクロマニピュレータの計測手段から得られる外力信号を用いて、前記マクロマニピュレータの前記運動モデルから前記マクロマニピュレータの参照位置を修正して位置指令を作成することを特徴としている。
【0005】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御方法において、前記マクロマニピュレータと前記マイクロマニピュレータの前記運動モデルの仮想的なマス、ダンパおよびバネのパラメータを全く同一とすることにより前記運動モデルを一つとし、前記一つの運動モデルから得られる参照位置修正量を用いて、前記マクロマニピュレータと前記マイクロマニピュレータの位置指令を作成すること、を特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について図を参照して説明する。
図1〜図3は本発明の第1の実施の形態に係る図である。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御装置の構成図である。
図2は図1に示す冗長自由度マニピュレータの概形図である。
図3は図2に示すマクロマニピュレータのコンプライアンス制御の概念説明図である。
図2はマクロ/マイクロマニピュレータの概形と座標系設定を示す図である。
図2において、201はマクロマニピュレータ、202はマイクロマニピュレータである。203、204はそれぞれマクロマニピュレータ先端の力(モーメントも含む)計測手段、マイクロマニピュレータの先端の力計測手段である。205はマイクロマニピュレータのエンドエフェクタ、206は把持物体である。
Σbはマクロマニピュレータのベース座標系である。すなわちそれはマクロ/マイクロマニピュレータ全体のベース座標系でもある。
Σe1はマクロマニピュレータ先端の座標系である。すなわちそれはマイクロマニピュレータのベース座標系でもある。
Σe2はマイクロマニピュレータ先端の座標系である。マクロマニピュレータにはΣbを基準にΣe1原点の位置制御系が構成されており、マイクロマニピュレータにはΣe1を基準にΣe2原点の位置制御系が構成されている。
Σtcpはエンドエフェクタ先端の座標系、
Σobjは把持物体に固定された物体座標系である。
ここでPを3次元ベクトルとし、Σbを基準にしたマクロマニピュレータ先端位置(すなわちΣe1原点位置)、Σe1を基準としたマイクロマニピュレータ先端位置(すなわちΣe2原点位置)、Σe2を基準にした把持物体位置(すなわちΣobj原点位置)、Σbを基準にした把持物体位置をそれぞれ、
【0008】
【数1】
Figure 0003968536
また、Rを3×3回転行列とし、Σe1からΣb、Σe2からΣe1、ΣobjからΣe2、ΣobjからΣbへの回転変換行列をそれぞれ、
【数2】
Figure 0003968536
他の位置ベクトルや座標系間の回転変換行列も同様の規則に基づいて表すものとする。
Σbを基準にした把持物体位置、ΣobjからΣbへの回転変換行列はつぎの関係式を満たす。
【数3】
Figure 0003968536
以降、上式のP2、Re2等に付加した添え記号(〜)は参照位置であることを表すものとする。
マクロ、マイクロマニピュレータの運動モデル(インピーダンスモデル)をそれぞれつぎのように表す。
【数4】
Figure 0003968536
ここで、Mはインピーダンスモデルの3×3仮想慣性行列、Dは3×3仮想粘性行列、Kは3×3仮想剛性行列である。M、D、Kに関して右下の添字のp、rはそれぞれ並進運動、回転運動に関するものであることを表し、同じく右下の添字M、mはそれぞれマクロ、マイクロマニピュレータに関するものであることを表している。
△p、△rはそれぞれ並進運動、回転運動に関する参照位置の修正量である。右下の添字M、mはM、D、Kの場合と同様な意味を表す。△rは姿勢変化を表す3次元ベクトルで、例えば、ZYZオイラー相対角、ロール、ピッチ、ヨー角(ZYXオイラー相対角)などで表現される。また、Fe、Meはそれぞれ、把持物体あるいはマイクロマニピュレータのエンドエフェクタに加わる力、モーメントである。Fd、Mdはそれぞれ力、モーメントの目標値である。なお、姿勢変化の3次元ベクトル△rを回転変換行列で表現したものを△Rと表すことにする。
つぎにマクロマニピュレータのコンプライアンス制御系について説明する。
先ず、図3の説明図に示すように、マクロマニピュレータ先端から先は仮想的な固定ツールが取付けられていると考える。
図3において、301はマクロマニピュレータ、302、303はそれぞれ仮想的な固定ツール、仮想的な把持物体である。
Σe1からの位置ベクトル、姿勢の回転行列が、
【数5】
Figure 0003968536
と表される仮想的な把持物体座標系、〜Σobjの原点の運動が式(5)、(6)のインピーダンス特性を持つようにマクロマニピュレータ先端を制御する。
そのためにはマクロマニピュレータへの位置指令は次式を満足する必要がある。
【数6】
Figure 0003968536
マクロマニピュレータの位置制御系への位置姿勢指令である。
以降、記号(∧)は位置制御系への指令値を表すものとする。
上の式(2)、(4)、(12)より次式が成り立つ。
【数7】
Figure 0003968536
以上より、式(13)、(14)に基づいてマクロマニピュレータの参照位置を修正して、位置指令値を計算する。
つぎにマイクロマニピュレータのコンプライアンス制御系について説明する。
図2の実際の把持物体(Σobjの原点)の運動が式(7)、(8)のインピーダンス特性を持つようにマイクロマニピュレータ先端を制御する。そのためには、マイクロマニピュレータへの位置指令は次式を満足する必要がある。
【0009】
【数8】
Figure 0003968536
以上より、式(17)、(18)に基づいてマイクロマニピュレータの参照位置を修正して、位置指令を計算する。また、式(17)、(18)より、マクロマニピュレータのインピーダンスモデルによる運動の影響がΣbを基準にしてマイクロマニピュレータの把持物体に現れないように、その運動を相殺する補正をマイクロマニピュレータの参照位置に加えていることがわかる。この補正機能により、マクロマニピュレータの位置制御系の追従遅れをマイクロマニピュレータで補償して、把持物体により高速なインピーダンスモデルの運動を実現することが可能となる。
マイクロマニピュレータが何も把持していない状態ではΣobjではなく、Σtcpに対して全く同様の制御を行えばよい。
ここで、把持物体に一定外力が加わった際の定常状態におけるマクロ、マイクロマニピュレータの挙動について説明する。
十分時間が経った定常状態では、
【数9】
Figure 0003968536
マイクロマニピュレータのインピーダンスモデルの仮想剛性Kpm、Krmを、マクロマニピュレータのインピーダンスモデルの仮想剛性KpM、KrMに等しく設定した場合を考える。この場合、
【数10】
Figure 0003968536
となる。上式に式(13)を代入すると次式が成り立つ。
【数11】
Figure 0003968536
上式に式(14)、(20)を代入して式(3)を用いると、次式が成り立つ。
【数12】
Figure 0003968536
従って、式(20)、(22)より定常状態で、
【数13】
Figure 0003968536
マイクロマニピュレータ先端はその参照位置に戻ることがわかる。
通常、マイクロマニピュレータの可動範囲はマクロマニピュレータに比べて非常に狭いものとなる。本実施の形態の方式では、定常状態でマイクロマニピュレータがその参照位置に戻ることが保証されるため、マイクロマニピュレータの動作範囲を拡大することができる。
つぎに、マクロ、マイクロマニピュレータ先端の力計測手段(力センサ)から得られる力モーメント信号の処理について説明する。
図2の203、204の力センサの座標系はそれぞれΣe1、Σe2に一致しているものとする。物体に加わる外力およびモーメントの作用点の位置ベクトルをpact、任意に設定するモーメント(インピーダンス)中心の位置ベクトルをpicと表す。作用点pactに加わる外力およびモーメントをそれぞれfe、meとする。このときモーメント中心から見た把持物体に加わる力FeおよびモーメントMeは次のように表される。
Fe=fe (23)
Me=me+(Pact−Pic)×fe (24)
先ず、マクロマニピュレータ先端の力センサから得られる力モーメント信号の処理を考える。力センサから得られる力モーメント信号からセンサのオフセットおよびマイクロマニピュレータと把持物体の重力による影響を補償した力をfM、モーメントをmMと表すと、次式が成り立つ。
【0010】
【数14】
Figure 0003968536
式(26)よりMeを求めるためには、モーメント中心の相違を考慮してmMを次のように変換する。
【数15】
Figure 0003968536
座標変換する。同様に、マイクロマニピュレータ先端の力センサから得られる力モーメント信号から、センサのオフセットおよび把持物体の重力による影響を補償した力、モーメントをfm、mmと表すと、次式が成り立つ。
【数16】
Figure 0003968536
式(29)より、Meを求めるためには、モーメント中心の相違を考慮してmmを次のように変換する。
【数17】
Figure 0003968536
以上説明した本実施の形態の冗長自由度マクロ/マイクロマニピュレータに対するコンプライアンス制御方式の制御ブロック図を図1に示す。図1には、制御アルゴリズムの処理と情報の流れを示している。
図1において、101、102はそれぞれマクロ、マイクロマニピュレータのコンプライアンス制御系である。103は制御系101と102の間の情報受け渡しを行う通信手段あるいはデータバスである。104、105はそれぞれマクロ、マイクロマニピュレータの位置制御系である。106、107はそれぞれマクロ、マイクロマニピュレータの関節角計測器である。108、109はそれぞれマクロ、マイクロマニピュレータ先端の力計測器である。110、111はそれぞれマクロ、マイクロマニピュレータの順キネマティクス演算部である。
112、113はそれぞれの逆キネマティクス演算部である。114、115はそれぞれマクロ、マイクロマニピュレータ先端の力計測器から得た力モーメント信号の変換処理部である。116、117はそれぞれマクロ、マイクロマニピュレータのインピーダンスモデルの演算部である。118、119はそれぞれマクロ、マイクロマニピュレータの位置指令演算部である。120、121はそれぞれpobj、picのフレーム変換演算部である。
図1中の太い実線はマクロ、マイクロマニピュレータのコンプライアンス制御系101と102間で受け渡しを行なう情報を示している。
つぎに動作について説明する。
マクロ側101では、エンコーダ等によるマクロマニピュレータの関節角計測器106により関節角θ1を検出して、順キネマティクス演算部110において位置情報として並進運動P1、回転運動Re1に変換する。一方、マクロマニピュレータ先端の力計測器108により力モーメントfM、mMを検出し、力モーメント信号の変換処理部114によりフレーム変換して
【数18】
Figure 0003968536
として、インピーダンスモデル演算部116において(5)、(6)式に示したようなインピーダンスモデル演算を行い、それぞれ並進運動、回転運動に関する参照位置の修正量△PM、△RMを算出する。
マクロマニピュレータの位置指令演算部118では、
【数19】
Figure 0003968536
インピーダンスモデル演算部116からの参照位置修正量によって、式(13)、(14)のような演算を行って修正して、
【0011】
【数20】
Figure 0003968536
この指令値を逆キネマティクス演算部112で再び関節角θに変換して、位置制御系104より関節を制御する。
以上がマクロマニピュレータのコンプライアンス制御系101の概略シーケンスであるが、マイクロマニピュレータのコンプライアンス制御系102も制御ブロックは殆ど同一構成なのでシーケンスも殆ど同じであり、マイクロマニピュレータのインピーダンスモデル演算部117では、式(7)、(8)に示すようなM、D、K演算を行って、参照位置修正量△Rm、△Pmを求め、マイクロマニピュレータの位置指令演算部119では式(17)、(18)に示す修正演算を行って、位置指令値を出力していることと、e2をe1フレームに変換する変換演算部120、121が付加されている。
こうした構成の両コンプライアンス制御系101、102では、更に、両制御系101、102間の通信回線103により協調制御系を構成し、例えば、マクロマニピュレータ側の順キネマティクス演算部110からの検出位置情報、あるいは回転参照位置信号等はマイクロマニピュレータへ位置指令演算部119の演算情報として送信し、マイクロマニピュレータ側からはe2、e1フレーム変換信号等をマクロ側へ送信している。こうした情報の受け渡しによって、式(18)に示すようなマクロマニピュレータの先端が移動した位置変位の影響が、マイクロマニピュレータの先端あるいは把持物体に現れないようにする、補正機能を実現している。
このような、本実施の形態の制御方式を、冗長自由度マクロ/マイクロマニピュレータのコンプライアンス制御に適用し、マクロおよびマイクロマニピュレータのインピーダンスモデルの仮想剛性、仮想慣性などを適切に設定することにより、動作範囲の狭いマイクロマニピュレータの動作範囲を拡大したり、マクロおよびマイクロマニピュレータの外力に対する運動の周波数分離が可能となる。
更にマクロおよびマイクロマニピュレータにおける従来の位置制御ベースのコンプライアンス制御系に簡単な修正を加え、マクロおよびマイクロマニピュレータのコンプライアンス制御系間に信号の通信手段あるいはデータバスを設けただけの非常に簡単な構成であるため、両コンプライアンス制御系の分離性に優れ、制御装置への実装が容易で、マイクロマニピュレータの変更にも容易に対処できる。
【0012】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態について図を参照して説明する。
図4は本発明の第2の実施の形態に係る多指多関節ハンドの概形図である。
図4において、401、402、403はそれぞれ第1、2、3の指である。404、405、406はそれぞれ第1、2、3の指先に加わる力の計測手段である。407はベース部、408は把持物体である。
この構成で、多指多関節ハンドの各指の制御を把持物体408の把持力を制御する部分と、把持物体408に加わる外力に対する協調制御部分に分割し、把持物体408に加わる外力に対する協調制御に運動モデルを設け、位置制御系をベースにしたコンプライアンス制御を構成することにより、第1の実施の形態による制御方式を容易に適用することが可能である。その際、各指先力計測手段404、405、406から得られる各指の力信号を、各指が発生している把持物体408の把持力と、把持物体408に加わる外力とに分解すればよい。
【0013】
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態について図を参照して説明する。
図5は本発明の第3の実施の形態に係る冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御装置の構成図である。
図5に示す装置は図1に示した第1の実施の形態より、マクロマニピュレータ側の力計測器108と、信号変換処理部114を省略した構成で、マイクロマニピュレータの力計測器109、115で得られる、変換された力モーメント信号を通信手段103を介してマクロ側へ送信することによって、第1の実施例の場合と同じ機能の制御系を構成できる。
【0014】
(第4の実施の形態)
次に本発明の第4の実施の形態について図を参照して説明する。
図6は本発明の第4の実施の形態に係る冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御装置の構成図である。
図6の場合は第3の実施の形態の図5の構成から、更に、マクロ側のインピーダンスモデル演算部116も省略した例である。各インピーダンスモデル演算部116と117のパラメータを全く同一とした場合には、マイクロ側の演算による参照位置修正量△Pm、△Rmをマクロ側位置指令演算部118へ送信して同様に制御系を構成できる。
以上、図1、図5、6に示した制御装置では、逆キネマティクスを解いて、関節空間でマクロ、マイクロマニピュレータの位置フィードバックループを構成しているが、作業座標空間で直接位置フィードックを構成してもよい。
更に、ここまではΣbを基準に把持物体にインピーダンス特性を与える場合を示しているが、新たな座標変換手順を加えることにより全く同様の方法で任意の座標系を基準に把持物体に対してインピーダンス特性を与えることもできる。
【0015】
(第5の実施の形態)
次に本発明の第5の実施の形態について図を参照して説明する。
図7は本発明の第5の実施の形態に係る冗長自由度マニピュレータの軌道追従制御装置の構成図である。
図8は図7に示す冗長自由度マニピュレータの概形図である。
図9は図8に示すマクロマニピュレータの位置制御の概念説明図である。
図8において、601、602はそれぞれマクロマニピュレータ、マイクロマニピュレータである。603はマイクロマニピュレータのエンドエフェクタであり、図2の把持物体を把持していない場合の構成である。Σbはマクロマニピュレータのベース座標系である。すなわちそれはマクロ/マイクロマニピュレータ全体のベース座標系でもある。
Σe1はマクロマニピュレータ先端の座標系であり、それはマイクロマニピュレータのベース座標系でもある。Σe2はマイクロマニピュレータ先端の座標系である。マクロマニピュレータにはΣbを基準にΣe1原点の位置制御系が構成されており、マイクロマニピュレータにはΣe1を基準にΣe2原点の位置制御系が構成されている。Σtcpはエンドエフェクタ先端の座標系である。ここでPを3次元位置ベクトルとし、Σbを基準にしたマクロマニピュレータ先端位置(すなわちΣe1原点位置)、Σe1を基準にしたマイクロマニピュレータ先端位置(すなわちΣe2原点位置)、Σe2を基準にしたエンドエフェクタ先端位置(すなわちΣtcp原点位置)、Σbを基準にしたエンドエフェクタ先端位置をそれぞれ、
【数21】
Figure 0003968536
またRを3×3回転行列とし、Σe1からΣb、Σe2からΣe1、ΣtcpからΣe2、ΣtcpからΣbへの回転変換行列をそれぞれ、
【数22】
Figure 0003968536
他の位置ベクトルや座標系間の回転変換行列も同様の規則に基づいて表すものとする。Σbを基準にしたエンドエフェクタ先端位置、ΣtcpからΣbへの回転変換行列はつぎの関係式を満たす。
【数23】
Figure 0003968536
マイクロマニピュレータのエンドエフェクタの目標位置軌道を、
【数24】
Figure 0003968536
と表す。
なお、以降、記号(〜)は第1の実施の形態では参照位置を表したが、本実施の形態では以降記号(〜)は目標位置軌道であることを表すものとする。
また、マイクロマニピュレータの基準位置を
【数25】
Figure 0003968536
以降、記号#は基準位置であることを表すものとする。
【0016】
先ず、マクロマニピュレータの位置制御系について説明する。
図9のように、マクロマニピュレータ先端から先は仮想的な固定ツールが取り付けられていると考える。
図9において、701はマクロマニピュレータ、702は仮想的な固定ツールである。Σe1からの位置ベクトル、姿勢の回転行列が、
【数26】
Figure 0003968536
と表される仮想的なエンドエフェクタ座標系#Σtcp原点の運動が目標位置軌道に一致するようにマクロマニピュレータ先端を制御する。そのためには、マクロマニピュレータへの位置指令は次式を満足する必要がある。
【数27】
Figure 0003968536
マクロマニピュレータの位置制御系への位置指令である。
なお以降、記号(∧)は位置制御系への指令値を表すものとする。式(36)、(38)、(40)より次式が成り立つ。
【数28】
Figure 0003968536
また式(35)、(37)、(39)、(41)より次式が成り立つ。
【数29】
Figure 0003968536
以上より、式(41)、(42)に基づいてマクロマニピュレータの位置指令値を計算する。
次に、マイクロマニピュレータの位置制御系について説明する。
図8の実際のエンドエフェクタ位置(Σtcpの原点)が目標軌道に一致するようにマイクロマニピュレータ先端を制御する。そのためには、マイクロマニピュレータへの位置指令は次式を満足する必要がある。
【数30】
Figure 0003968536
式(34)、(36)、(41)、(44)より次式が成り立つ。
【0017】
【数31】
Figure 0003968536
また、式(33)、(35)、(41)、(42)、(43)、(45)より次式が成り立つ。
【数32】
Figure 0003968536
以上より、式(45)、(46)に基づいてマイクロマニピュレータの基準位置を修正して、位置指令を計算する。
また、式(45)、(46)よりマクロマニピュレータの追従偏差による影響がΣbを基準にしてマイクロマニピュレータのエンドエフェクタ先端に現れないように、その運動を相殺する補正をマイクロマニピュレータの基準位置に加えていることが分かる。この補正機能により、マクロマニピュレータの位置制御系の追従遅れをマイクロマニピュレータで補償して、エンドエフェクタ先端により正確で高速な軌道追従特性を実現できる。
【0018】
以上説明した本実施の形態の冗長自由度マクロ/マイクロマニュピレータに対する軌道追従制御方式の制御ブロック図を図7に示す。図7にはその制御アルゴリズムの処理と情報の流れを示している。
図7において、501、502はそれぞれマクロ、マイクロマニピュレータの位置制御系である。503は501、502間の情報の通信手段あるいはデータバスである。504、505はそれぞれマクロ、マイクロマニピュレータの関節角位置制御系である。506、507はそれぞれマクロ、マイクロマニピュレータの関節角計測手段である。508、509はそれぞれマクロ、マイクロマニピュレータの逆キネマティクス演算部である。 510はマクロマニピュレータの順キネマティクス演算部である。511は式(35)、(36)の演算を行うマイクロマニピュレータのエンドエフェクタの目標位置演算部である。512は式(41)、(42)の演算を行うマクロマピュレータの位置指令演算部である。513は式(45)、(46)の演算を行うマイクロマニピュレータの位置指令演算部である。
なお、図7中の太い実線はマクロ、マイクロマニピュレータの位置制御系501と502間で受け渡しが行なわれる情報を表し、これによって式(45)、(46)に示した補正機能が実現される。
このような、本実施の形態によれば、従来のマニピュレータの位置制御系に簡単な修正を加えた軌道追従方式で、マクロ、マイクロマニピュレータの位置制御系間に通信手段又はデータバスを設けた簡単な構成のために、両位置制御系の分離性に優れ、制御装置への実装が容易でマイクロマニピュレータの変更にも容易に対処できる。
【0019】
(第6の実施の形態)
次に本発明の第6の実施の形態について図を参照して説明する。
図10は本発明の第6の実施の形態に係る冗長自由度マニピュレータの軌道追従制御装置の構成図である。
図10が、図7の構成図と異なる点は基準位置データの送信方法のみで、マイクロマニピュレータの基準位置データがマクロ側に与えられ、通信手段503を介してマイクロマニピュレータの位置制御系502側へ送信している。マイクロマニピュレータの基準位置は、頻繁に値が変更されるわけては無く、通常はマクロマニピュレータの動作範囲の中心に設定された定数値と考えてよいので、図10のような構成で、図7に示した第5の実施の形態と同一機能の制御系を構成できる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御において、マクロマニピュレータ先端がその参照位置から移動した位置変位の影響が、冗長自由度マニピュレータのベース座標を基準にしてマイクロマニピュレータ先端あるいは把持物体に現れないように補正しているので、従来の冗長自由度マクロ/マイクロマニピュレータのコンプライアンス制御方式に比べて、制御則が非常に簡潔で制御装置の分散化が可能になり、制御則の実装が容易でマイクロマニピュレータの変更も容易になって、実用的な冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御系が実現できるという効果がある。
更に、冗長自由度マニピュレータの軌道追従制御において、マクロマニピュレータ先端の位置指令値からの追従偏差の影響がベース座標系を基準にマイクロマニピュレータ先端に現れないように補正しているので、従来の冗長自由度マクロ/マイクロマニピユレータの軌道追従方式に比べて、制御則の実装が容易で、マイクロマニピュレータの変更も容易になり、実用的な冗長自由度マニピュレータの軌道追従制御系が実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御装置の構成図である。
【図2】図1に示す冗長自由度マニピュレータの概形図。
【図3】図1に示すマクロマニピュレータのコンプライアンス制御の概念説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る多指多関節ハンドの概形図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御装置の構成図。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御装置の構成図。
【図7】本発明の第5の実施の形態に係る冗長自由度マニピュレータの軌道追従制御装置の構成図。
【図8】図7に示す冗長自由度マニピュレータの概形図。
【図9】図7に示すマクロマニピュレータの位置制御の概念説明図。
【図10】本発明の第6の実施の形態に係る冗長自由度マニピュレータの軌道追従制御装置の構成図。
【符号の説明】
101 マクロマニピュレータのコンプライアンス制御系
102 マイクロマニピュレータのコンプライアンス制御系
103、503 通信手段
104 マクロマニピュレータの位置制御系
105 マイクロマニピュレータの位置制御系
106、506 マクロマニピュレータの関節角計測器
107、507 マイクロマニピュレータの関節角計測器
108 マクロマニピュレータ先端の力モーメント計測器
109 マイクロマニピュレータ先端の力モーメント計測器
110、510 マクロマニピュレータの順キネマティクス演算部
111 マイクロマニピュレータの順キネマティクス演算部
112、508 マクロマニピュレータの逆キネマティクス演算部
113、509 マイクロマニピュレータの逆キネマティクス演算部
114 マクロマニピュレータの力モーメントの変換部
115 マイクロマニピュレータの力モーメントの変換部
116 マクロマニピュレータのインピーダンスモデル演算部
117 マイクロマニピュレータのインピーダンスモデル演算部
118、512 マクロマニピュレータの位置指令演算部
119、513 マイクロマニピュレータの位置指令演算部
120、121 フレーム変換部
201、301、601、701 マクロマニピュレータ
202、302、602、702 マイクロマニピュレータ
203 マクロマニピュレータ先端に加わる力モーメントの計測器
204 マイクロマニピュレータ先端に加わる力モーメントの計測器
205、603 マイクロマニピュレータのエンドエフェクタ
206、408 把持物体
303 仮想的な把持物体
401 第1の指
402 第2の指
403 第3の指
404 第1の指先の力モーメント計測器
405 第2の指先の力モーメント計測器
406 第3の指先の力モーメント計測器
407 多指多関節ハンドのベース部
501 マクロ側位置制御系
502 マイクロ側位置制御系
504 マクロ側関節角位置制御系
505 マイクロ側関節角位置制御系
511 マクロ側エンドエフェクタの目標位置演算部

Claims (2)

  1. マニピュレータにそのベース座標系を基準にした先端の位置および姿勢の制御系を構成し、前記マニピュレータ先端に加わる力およびモーメントを計測する計測手段を設けて、先端に力またはモーメントが加わった際の前記マニピュレータの参照位置を基準にした運動がマス、ダンパおよびバネ要素で構成される運動モデルの運動に一致するように前記計測手段から得られる外力信号と前記運動モデルを用いて前記参照位置の修正量を計算し、前記修正量を前記参照位置に加えた値を前記位置制御系の位置指令とするコンプライアンス制御系を構成したマニピュレータを2個直列に接続した冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御方法において、
    ベース部のマニピュレータをマクロマニピュレータ、前記マクロマニピュレータ先端に接続されたマニピュレータをマイクロマニピュレータと表わしたとき、前記マイクロマニピュレータの参照位置における仮想的な先端位置あるいは仮想的な把持物体位置の運動が前記マクロマニピュレータの前記運動モデルの運動に一致するように、前記マクロマニピュレータの計測手段から得られる外力信号と前記運動モデルを用いて前記マクロマニピュレータの参照位置を修正してその位置指令を作成し、
    前記マイクロマニピュレータの実際の先端位置あるいは把持物体位置の運動が前記マイクロマニピュレータの前記運動モデルの運動に一致するように、前記マイクロマニピュレータの計測手段から得られる外力信号と前記運動モデルを用いて前記マイクロマニピュレータの参照位置を修正してその位置指令を作成し、
    前記マクロマニピュレータの前記運動モデルによって前記マクロマニピュレータ先端がその参照位置から移動した位置変位の影響が前記冗長自由度マニピュレータのベース座標系を基準にした前記マイクロマニピュレータ先端あるいは前記把持物体の位置に現れないように、前記マイクロマニピューレータの位置指令に前記マクロマニピュレータの前記位置変位を相殺する補正を加え
    前記マイクロマニピュレータの計測手段から得られる外力信号を用いて、前記マクロマニピュレータの前記運動モデルから前記マクロマニピュレータの参照位置を修正して位置指令を作成すること、を特徴とする冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御方法。
  2. 前記マクロマニピュレータと前記マイクロマニピュレータの前記運動モデルの仮想的なマス、ダンパおよびバネのパラメータを全く同一とすることにより前記運動モデルを一つとし、前記一つの運動モデルから得られる参照位置修正量を用いて、前記マクロマニピュレータと前記マイクロマニピュレータの位置指令を作成すること、を特徴とする請求項1記載の冗長自由度マニピュレータのコンプライアンス制御方法。
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