JP3967909B2 - ストリームの送信方法、送信装置、受信装置及び受信プログラム - Google Patents

ストリームの送信方法、送信装置、受信装置及び受信プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストリームの送信方法、ストリームを送信するための送信装置、ストリームの受信装置及びその受信プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に受信料が無料のテレビ放送は、放送時間の最初又は最後の数分間又は所定の番組の放送時間の途中に広告を放送する放送形態を採っている。
【0003】
このように広告を放送することで、放送局は広告主から広告料を得ることができる。放送局はこの広告料を基に、より良い番組を制作し、当該放送局の番組の視聴率を高めて、より多くの広告料を徴収するようにして、放送事業者としての利益の拡大を図ることを目的としている。
【0004】
また、放送局が広告料を基に番組を制作することで、視聴者は放送局に番組の制作代等を支払ずに、無料でテレビ放送を視聴することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし番組を録画して閲覧する場合、視聴者は広告の場面を早送りし、番組が録画されている場面を通常の再生モードで再生していることが多い。
【0006】
また、例えば番組の放送時間の最初と最後の5分は広告のみ放送されることを視聴者が予め知っている場合、視聴者は当該番組を録画する際に、放送時間の最初と最後の5分を除いて番組を録画することがある。
【0007】
以上のように、視聴者は録画した番組を視聴する場合、番組を録画せずに視聴する場合に比べて広告を見る時間が短くなり、そのため広告主の期待通りの宣伝・広告効果を得ることができない。
【0008】
更に、広告には例えば「明日、東京ドームにて○○イベント開催」というような広告があり、このような広告は広告が放送された日又はその次の日に視聴者が閲覧することで、広告の効果が得られる。従って、このような広告が所定の番組と共にビデオテープやD−VHS等に録画され、例えばイベント開催日の経過後に視聴者が視聴しても、宣伝・広告の効果は全く得られない。更に、イベント開催日の経過後にこのような広告が再生されると、視聴者は不快感を感じるようになる。
【0009】
そこで、本発明では視聴者、放送局、広告主のそれぞれの事情を勘案し、例えば番組をリアルタイムで見る場合と録画して見る場合とで、番組及び広告の再生方法が異なるストリームの送信方法、並びにそのストリームを送信するための送信装置、ストリームを受信するための受信装置、及びその受信プログラムを提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために以下の手段を採用している。すなわち、本発明のストリームの送信方法において送信されるストリームは、複数のサブストリームから構成されている。ストリームの送信側は、各サブストリームの再生形態を記述した再生制御情報をストリームに埋め込んで送信する。この再生制御情報は、例えば当該再生制御情報が対応付けられたサブストリームをリアルタイムに再生又は蓄積後に再生するか否か、又はリアルタイムに再生又は蓄積後に再生を禁止するか否かを示す情報である。
【0011】
受信装置のデータ受信部は上記ストリームを受信すると、受信したストリームをリアルタイムに再生したり、または蓄積部に蓄積したりする処理に移行する。
【0012】
受信装置はデータ受信部により受信したストリームをリアルタイム再生する場合、ストリームを受信すると直ぐに当該ストリームを再生制御情報解釈部に転送する。
【0013】
再生制御情報解釈部は受け取ったストリームに埋め込まれた再生制御情報を参照して、再生すべきサブストリームを判断する。同様に、受信装置は蓄積再生する場合も、ストリームに埋め込まれた再生制御情報を参照して再生すべきサブストリームを判断する。
【0014】
再生制御情報解釈部は、上記のように再生すべきと判断したサブストリームを、再生部に転送する。再生部は転送されたサブストリームを再生する。
【0015】
よって、ストリームの送信側は再生制御情報をサブストリームに対応付けることで、各サブストリームの再生形態を決定することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
まず、本実施の形態において、リアルタイム再生とは、受信したデータをそのままリアルタイムで再生することを意味し、蓄積再生とは受信したデータを一旦ハードディスク、DVD等の蓄積媒体に蓄積した後に、当該蓄積媒体より読み出したデータに基づいて再生をする場合をいう。
【0017】
さらに、本実施の形態で扱うストリーム100は、図に示すように、リアルタイム再生と蓄積再生の両方のモードで再生することができるデータに対応する第二のサブストリーム102、リアルタイム再生モードでのみ再生することができるデータに対応する第三のサブストリーム103、更に、蓄積再生モードでのみ再生可能な隠れデータに対応する第一のサブストリーム101より構成される。ここでは、リアルタイム再生と蓄積再生の両方のモードで再生することができるデータとして番組そのもののデータを、リアルタイム再生モードでのみ再生することができるデータとしてコマーシャルデータを、更に、蓄積再生モードでのみ再生可能な隠れデータとして、上記とは別のコマーシャルデータ(隠れコマーシャルデータ)が採用されている。
【0018】
各サブストリームのヘッダにはそのストリームが上記第二のサブストリーム102として再生されることを示す再生形態識別子「#2」、第三のサブストリーム103として再生されることを示す再生形態識別子「#3」、更に、第一のサブストリーム101として再生されることを示す再生形態識別子「#1」のいずれかが書き込まれている。
【0019】
上記各サブストリームのヘッダには、更に、上記再生形態識別子の他に、当該各サブストリームが属する番組の番組識別子が書き込まれた状態になっている。この番組識別子とは例えばEPGが使用されている番組番号、新聞の番組表に使用されている番号等を指す。この番組識別子は、番組の先頭のサブストリームのヘッダにのみ書き込むようにしてもよい。
【0020】
また、上記各サブストリームの組み合わせに係るストリーム100のヘッダ(ストリームの最初のサブストリーム)には、上記再生形態識別子の意味を示す再生制御情報105、すなわち図3に示す内容が書き込まれ、図2に示すように、当該最初のサブストリームのヘッダには、そのサブストリームのコンテンツが再生制御情報105である旨の識別子と番組識別子とを書き込んでおく。このように再生制御情報105を複数のサブストリームにて構成されるストリーム100の先頭に書き込むようにしても、又所定のサブストリーム(第一、第二、第三のサブストリーム)のヘッダに再生制御情報105を書き込むようにしてもよい。更に、所定の間隔でストリーム100の中に再生制御情報105を書き込むようにしても良い。
【0021】
また更に、前記再生制御情報105の内容を番組識別子に含めるようにしても良い。
【0022】
又、図に示す上記再生制御情報105には、再生形態識別子「#1」には蓄積再生のみ再生可能なサブストリームである旨の第一の情報を対応付け情報が、再生形態識別子「#2」には蓄積再生、リアルタイム再生の両方の再生形態で再生可能なサブストリームである旨を対応付けた情報が、更に再生形態識別子「#3」には、リアルタイム再生のみ再生可能なサブストリームである旨の第二の情報を対応付けた情報が書き込まれている。
【0023】
上記の状態で、放送局から送信されたストリーム100は、図に示す受信装置200のデータ受信部201にて受信される(図4、S401)。
【0024】
上記データ受信部201は上記ストリーム100を受信すると、まず、公知の技術で各サブストリームの順序を整える。次いで、当該ストリームをリアルタイム再生するか否かを、例えば受信装置200に備えられたモニタの電源のON/Offの状態に基づいて判断する。これはユーザがリアルタイムに視聴する(蓄積と同時に視聴する場合も含む)ことを目的とする場合は、一般的にモニタはONになっているためである(図4、S402)。
【0025】
ここでモニタの電源がONであるとすると、再生制御情報解釈部203はデータ受信部201よりストリーム100を受取って、以下のリアルタイム再生処理をする。
【0026】
まず再生制御情報解釈部203は、図に示す再生制御情報105をストリーム100から読み取り、再生制御情報105の内容に基づいてストリーム100に埋め込まれた各サブストリームの再生を以下のように行う。
【0027】
すなわち、上記再生制御情報解釈部203は、上記再生形態識別子105を読んで第二のサブストリーム102と第三のサブストリーム103とをリアルタイム再生を行うサブストリームと判断する(図4、S403)。そこで、再生制御情報解釈部203はリアルタイム再生を行わない、第一のサブストリーム101を捨てるようになっている(図4、S404)。
【0028】
続いて、再生制御情報解釈部203は再生順に従って第二のサブストリーム102或いは第三のサブストリーム103を再生部202に転送する(図4、S405)。
【0029】
上記再生部202は、第二のサブストリーム102と第三のサブストリーム103と受け取ると、目的とする番組を再生するようになる(図4、S406)。
【0030】
以上のように、リアルタイム再生においては第一のサブストリーム101を構成するコマーシャルが放送されないことになる。
【0031】
また、第一のサブストリーム101を削除することにより、実質的に転送レートが小さくなることになる。従って、送信側は、上記第一のサブストリーム101が削除された状態で再生レートと転送レートのバランスが取れるように配慮する必要がある。すなわち、実施の形態4で説明する式(1)に従ってストリーム100を転送する。
【0032】
ここで、転送可能なレートに十分余裕がある場合には、上記サイズSを番組データと同じ程度の解像度で転送すれば足りるが、転送レートに余裕がない場合には、蓄積再生データの解像度を粗くしてサイズSを小さくする必要がある。もちろん番組データの解像度を粗くしてもよい。
【0033】
尚、上記では再生制御情報105を書き込んだストリーム100を配信しているが、ストリーム100に再生制御情報105を書き込まずに、受信装置200の再生制御情報解釈部203が再生制御情報105の内容を記載したテーブルを保持しておくようにしてもよい。この場合、再生制御情報解釈部203は、ストリーム100を受け取ると、再生制御情報105が記載されたテーブルに基づいて、各サブストリームが再生すべきストリームか否かを判断するようにする。
【0034】
(実施の形態2)
上記データ受信部201は受信したストリーム100をリアルタイム再生するか否か判断する処理(実施の形態1)とは独立して、受信したストリーム100を蓄積部205に蓄積するか否かを判断する処理を行う(図5、S501〜図5、S502)。
【0035】
蓄積再生するためにはユーザは、以下の作業をしておく必要がある。すなわち、リモコンを用いて、STB(Set Top Box)等に組み込まれている録画予約記録部204(予約ソフト)を起動させて、番組識別子、放送日時、タイトル等をディスプレイ211から入力することによって、録画予約をしておく。このとき図6に示すようにEPG等のデータあるいはインターネット上の放送番組に関するデータを利用することで、タイトル等の入力が簡単にできることになる。このように入力された少なくとも番組識別子を含む予約情報は録画予約記録部204に登録される。
【0036】
この状態で、まずデータ受信部201は受信したストリーム100に埋め込まれている番組識別子を読み取る。続いて、データ受信部201は、録画予約記録部204の登録内容を参照して録画の対象となる番組の番組識別子が、上記取得した番組識別子と同一の番組識別子が上記録画予約記録部204に登録されているか否かを判断する。ここでは、上記録画予約記録部204には上記現在受信中の番組の番組識別子が予め登録されていることとすると、データ受信部201は上記受信したストリーム100を蓄積されるべきストリームと判断し、当該ストリーム100を再多重化部208に転送する(図5、S503)。このとき、上記録画予約記録部204に登録された予約情報、すなわち少なくとも番組識別子を含み、その他番組を視覚で判別できる情報例えばタイトル、放映日等を含む情報を、再多重化部208を介してあるいは直接蓄積部205に書き込んでおく。
【0037】
上記再多重化部208はストリーム100が転送されると、以下の再多重化処理に移行する(図5、S504)。すなわち、まず再多重化部208は、図に示すストリーム100に埋め込まれている、番組識別子、再生制御情報105と、再生形態識別子「#1」、「#2」、「#3」に基づいて第一のサブストリーム101、第二のサブストリーム102を別々に抽出する。
【0038】
次いで、ストリーム100を構成する第一のサブストリーム101は、順次蓄積部205に記憶され、同様に第二のサブストリーム103も順次に蓄積部205に記憶される。さらに、この記憶処理において、上記第一のサブストリーム101で構成されるストリーム(隠れコマーシャルデータ)は、例えば、第二のサブストリーム102で構成されるストリーム(番組データ)の前に置かれるように(番組データの前に広告データが記憶されるように)制御される。いずれにしても、蓄積部205に蓄積された状態では、再多重化されたデータはそのまま再生に供することができる状態となっている。また、このように生成された再多重化されたストリームと、上記蓄積部205に書き込まれた予約情報とを関連付けておく。
【0039】
尚、再生形態識別子がリアルタイム再生のみを意味する「#3」になって第三のサブストリーム103を残すか否かはユーザの選択に依存することにする。また、第一のサブストリーム101に対応するコマーシャルのストリームは必ずしも番組のストリームの前に置かれるものとは限らない。例えば番組データの中に分散して配置されてもよいし、番組データの後ろに配置されてもよい。
【0040】
また、再多重化処理を行うタイミングは特に限定されず、例えば蓄積部205はストリーム100が転送されると、当該ストリーム100を一旦蓄積媒体に蓄積し、所定の時間経過後、再多重化部208に再多重化処理を行わせるようにしてもよい。
【0041】
このように蓄積部205内の蓄積媒体に蓄積された再多重化処理が施された後のストリーム100を番組受信装置200のユーザが再生する処理は以下のようになる。
【0042】
まず、リモコン209を用いてユーザが蓄積再生指示を出すと、当該蓄積再生指示が、再生指示受付部206を介して、再生指示部207に入力される(図7、S701)。これによって、再生指示部207は上記蓄積部205に録画された番組データと関連付けられたタイトル等、番組を識別できるデータのリストを図8に示すようにディスプレイ上211に表示し、ユーザが目的とする番組を選択できることになる。ユーザが目的とする番組を選択すると、再生指示部207は当該番組の番組識別子に基づいて蓄積部205から対応する番組の再多重化されたストリームを順次読み出して、再生制御情報解釈部203に転送する(図7、S702)。
【0043】
上記再生制御情報解釈部203はストリーム100を受け取ると、実施の形態1ように当該ストリーム100に含まれる再生制御情報105を解釈し、第一のサブストリーム101と第二のサブストリーム102とを蓄積再生を行うサブストリームと判断する(図7、S703)。また、第三のサブストリーム103が残されている場合、上記再生制御情報解釈部203は第三のサブストリーム103を、蓄積再生を行わないサブストリームであることと判断し、捨てるようになっている(図7、S704)。
【0044】
続いて、再生制御情報解釈部203は、第一のサブストリーム101、第二のサブストリーム102の順に、これらのサブストリームを再生部202に転送する(図7、S705)。
【0045】
上記再生部202は、第一のサブストリーム101と第二のサブストリーム102とを受け取ると、当該第一のサブストリーム101と第二のサブストリーム102とに基づいて再生を実行する(図7、S706)。
【0046】
以上のように、蓄積再生においては第三のサブストリーム103が再生されないことになる。ここで第三のサブストリーム103が放映日のバーゲンセールに関する広告であった場合、ユーザは当該バーゲンセールが終了した後、蓄積再生した場合、ユーザは観ても意味のないバーゲンセール開催の告知を観なくてよいことになる。また、上記第三のサブストリーム103に代えて、第一のサブストリーム101が再生されるので、第三のサブストリーム103を意図的に除いて目的の番組を録画したとしても、別の意味での広告効果を挙げることができることになる。
【0047】
尚、上記では第三のサブストリーム103とするコマーシャルは、バーゲンセール開催の告知以外に、コンサート等のイベント開催の告知、期間限定商品・サービスの広告や気象情報等であってもよい。
【0048】
(実施の形態3)
上記では再生制御情報解釈部203は再生制御情報105の内容に従って、再生すべきサブストリームと再生すべきでないサブストリーとを判断している。しかしながら、再生制御情報解釈部203は例えば、時間や温度等の受信装置200の使用環境によって再生制御情報105の内容に従わず、例えば、再生制御情報解釈部203の内容を反対解釈して、再生すべきサブストリームと再生すべきでないサブストリーとを決定してもよい。
【0049】
例えば再生制御情報解釈部203は、昼と夜とで再生制御方法を切り換えるようにする。即ち、例えば実施の形態1のように上記再生制御情報解釈部203は上記データ受信手段201からストリーム100を受け取ると、まず当該ストリーム100に埋め込まれた再生制御情報105と現在の時刻とを認識する。例えば、時刻が15:00である場合、再生制御情報解釈部203は再生制御情報105に従い、第一のサブストリーム101を例えばリアルタイム再生すべきでないサブストリームと判断する。
【0050】
しかし、例えば、時刻が22:00になると、上記再生制御情報解釈部203の再生制御方法が切り替わり、例えば、再生制御情報105を反対解釈し、第一のサブストリーム101をリアルタイム再生すべきサブストリーム判断するようになる。
【0051】
また、実施の形態2に記載のように、再生制御情報解釈部203が再生指示部207からストリーム100を受け取り、ストリーム100を再生する場合、再生制御情報解釈部203はストリーム100に埋め込まれている再生制御情報105と現在の時刻とに基づいて、受け取った各サブストリームを再生すべきサブストリームか否かを判断する。
【0052】
尚、上記再生制御情報解釈部203が行う再生制御方法の切り換えは、例えば、蓄積後に再生する場合の再生制御方法は切り換えず、リアルタイムに再生する場合の再生制御方法を、例えば、「再生する」から「再生しない」に、あるいは「再生しない」から「再生する」に切り換えるようにしてもよい。またリアルタイムに再生する場合の再生制御方法は切り換えずに、蓄積後に再生する場合の再生制御方法を「再生する」から「再生しない」、あるいは「再生しない」から「再生する」に切り換えてもよい。
【0053】
また、上記各サブストリーム(第一のサブストリーム101、第二のサブストリーム102、第三のサブストリーム103)の構成単位は限定されない。例えば各サブストリームの構成単位は番組単位であったり、番組の各コーナ単位であったり、1つのCMであったり、複数のCMであってもよい。勿論、1分単位、1時間単位等の所定の放送時間単位であてもよい。また、1つのサブストリームの情報量は、各々のサブストリーム毎に異なっていても、同一であってもよい。
【0054】
又、上記では第一のサブストリーム101又は第三のサブストリーム103を、広告を再生するための情報としているが、第一のサブストリーム101又は第三のサブストリーム103は番組の一場面、例えば暴力シーン等であってもよい。
【0055】
尚、上記受信装置200は、コンピュータを用いて具体化することができる。その場合、蓄積部205には、コンピュータの記憶手段を用いることができる。また、データ受信部201、再生部202、再生制御情報解釈部203、録画予約記録部204、再生指示受付部206、再生指示部207は、コンピュータ上でプログラムを動作させることにより具体化される。
【0056】
(実施の形態4)
上記の構成を持つストリーム100は以下のようにして生成される。
【0057】
図9は本発明に使用するストリームの生成装置301を示すものである。
【0058】
図9においてマルチプレクサ306には、番組本来のデータである番組データが編集装置を介して入力されている。この編集装置は、番組が生データであるときに必要であって、すでに編集されたデータを放送する場合には必要ない。また、記憶手段303にはリアルタイムで再生されるべきコマーシャルデータ(リアルタイムデータ)が蓄積されており、この記憶手段303の出力もマルチプレクサ306に入力される。
【0059】
更に、記憶手段304には蓄積再生時のみに再生されるべき広告データ(蓄積再生データ)が蓄積されており、上記番組データとリアルタイム再生の対象となるコマーシャルデータと蓄積再生の対象となるコマーシャルデータが、マルチプレクサ306で多重化される。
【0060】
通常のリアルタイム再生のみであると、上記マルチプレクサ306は、上記リアルタイムに再生されるべきストリーム(番組データとリアルタイムデータ)を放送スケジュールに従って多重化すれば足りるが、ここでは、さらに、リアルタイム再生されない蓄積再生データ(隠れデータ)を多重化することになるので、以下の処理をする。
【0061】
すなわち、コントローラ307は、上記番組データに対応する第二のサブストリーム102とリアルタイムデータに対応する第三のサブストリーム103とをスケジュールに従って形成するようにマルチプレクサに指示することはもちろんであるが、更に、図に示すように、上記第二のサブストリーム102と第三のサブストリーム103の隙間に、蓄積再生データに対応する第一のサブストリーム101が多重化されように指示する。
【0062】
各サブストリームのヘッダには、当該サブストリームが属する番組識別子が書き込まれることはもちろん、第二のサブストリーム102のヘッダには、更に、リアルタイムで再生されるとともに蓄積再生モードでも再生されることを意味する再生形態識別子「#2」が書き込まれ、第三のサブストリーム103のヘッダには、リアルタイムモードでのみ再生されることを意味する「#3」が、更に、第一のサブストリーム101のヘッダには、蓄積再生モードでのみに再生される隠れデータであることを意味する再生形態識別子「#1」が書き込まれることになる。
【0063】
上記蓄積再生データがないときには、送信側は受信側の再生レートに合わせたレートで送信すれば足りる。しかしながら、ここでは更に蓄積再生データが加わっているので、コントローラ307は、以下の制御をする。すなわち、再生レートをr、放送時間をT、蓄積再生データの総サイズをSとしたとき、少なくとも
(rT+S)/T・・・(1)
の転送レートでストリームデータを転送するとともに、しかも、リアルタイム再生の必要のある、上記2種のデータが受信側のバッファでアンダーフローを起こさないように、上記蓄積再生データを分散させて転送するように、マルチプレクサに対して指示をする。
【0064】
これによって、番組データとリアルタイムデータ(第二のサブストリーム102と第三のサブストリーム103)が多重化されたストリームデータに、さらに、蓄積データ(第一のサブストリーム101)が多重化されたストリームデータが形成され、放送されることになる。
【0065】
尚、第一のサブストリーム101の転送方法は、図10(a)に示すように、例えばストリーム100の転送レートが6Mbpsの場合、リアルタイム再生を行う第二のサブストリーム102と第三のサブストリーム103とを5Mbpsで転送し、残りの1Mbpsで蓄積再生用の第一のサブストリーム101を転送するようにしても良い。
【0066】
また、図10(b)に示すように、例えば第一のサブストリーム101を3分おきに10秒間転送し、残りの時間に第二のサブストリーム102と第三のサブストリーム103とを転送するようにしても良い。
【0067】
以上のように第一のサブストリーム101を連続的に転送し続けたり、所定の間隔でサブストリーム101を転送することで、番組の途中から録画を行った場合であっても、番組を録画した時間に比例して第一のサブストリーム101が蓄積部205に蓄積されるようになる。
【0068】
尚、上記各実施の形態において、第一のサブストリーム101に対応するデータ、第三のサブストリーム103に対応するデータをコマーシャルデータとしたが、それに限定されるものではない。
【0069】
また、上記受信装置200は、蓄積媒体を備えた電子機器、例えば携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、カーナビゲーションにも適用することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上のように、ストリームにリアルタイムで再生できるサブストリームに加えて、蓄積再生時のみに再生できるサブストリームを含めて伝送するようにしている。従って、ユーザが意図的にリアルタイムで再生されるサブストリームの中、コマーシャルを除いて録画したとしても、上記蓄積再生時のみに再生可能なサブストリームのコンテンツ(隠れコマーシャルデータ)をリアルタイムと同じ内容のあるいは別の内容のコマーシャルデータとすることによって、蓄積再生時にも広告効果を発揮することができる。また、リアルタイム再生時と蓄積再生時との時間差を考慮した広告、例えば、リアルタイム再生ではその日のみに有効な広告を、蓄積再生ではその日以降に有効な広告をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】受信装置の構成図
【図2】ストリームの概略図
【図3】再生制御情報の概念図
【図4】リアルタイム再生の手順を示すフローチャート
【図5】ストリームの蓄積の手順を示したフローチャート
【図6】録画予約を行うことを示した図
【図7】蓄積再生の手順を示したフローチャート
【図8】 録画された番組のリストを示した図
【図9】ストリーム生成装置の概略図
【図10】ストリームの転送形態を示した図
【符号の説明】
100 ストリーム
105 再生制御情報
200 受信装置
201 データ受信部
202 再生部
203 再生制御情報解釈部
205 蓄積部
206 再生指示受付部
207 再生指示部

Claims (9)

  1. 再生についての情報を付加した番組を送付するストリームの送信方法であって、
    サブストリームと、リアルタイム再生の場合に再生するサブストリームか蓄積再生の場合に再生するサブストリームかを受信装置が判断するための情報を識別する再生形態識別子毎に前記判断するための情報を有する再生制御情報と、前記サブストリームに対応付けた前記再生形態識別子とを当該ストリームに含めて送信するストリームの送信方法。
  2. サブストリームと、リアルタイム再生の場合に再生するサブストリームか蓄積再生の場合に再生するサブストリームかを判断するための情報を識別する再生形態識別子毎に前記判断するための情報を有する再生制御情報と、前記サブストリームに対応付けた前記再生形態識別子とを含むストリームを受信する手段と、
    ストリームを受信した場合に、そのストリームをリアルタイム再生するか否かを判断する手段と、
    当該ストリームに含まれる再生制御情報および前記判断の結果にしたがって、そのストリームに含まれるサブストリームのうち再生するサブストリームを選別する手段と
    を備える受信装置。
  3. サブストリームと、リアルタイム再生の場合に再生するサブストリームか蓄積再生の場合に再生するサブストリームかを判断するための情報を識別する識別子である再生形態識別子毎に前記判断するための情報を有する再生制御情報と、前記サブストリームに対応付けた前記再生形態識別子とを含むストリームを受信する手段と、
    前記受信したストリームを蓄積する手段と、
    蓄積したストリームを再生する場合に、当該ストリームに含まれる再生制御情報にしたがって、そのストリームに含まれるサブストリームのうち再生するサブストリームを選別する手段と
    を備える受信装置。
  4. サブストリームと、リアルタイム再生の場合に再生するサブストリームか蓄積再生の場合に再生するサブストリームかを判断するための情報を識別する再生形態識別子毎に前記判断するための情報を有する再生制御情報と、前記サブストリームに対応付けた前記再生形態識別子とを含むストリームを受信する手段と、
    ストリームに含まれるサブストリームのうち蓄積再生の場合に再生するサブストリームを抽出し、抽出したサブストリームを再多重化する手段と、
    再多重化されたストリームを蓄積する手段と
    を備える受信装置。
  5. サブストリームと、リアルタイム再生の場合に再生するサブストリームか蓄積再生の場合に再生するサブストリームかを判断するための情報を識別する再生形態識別子毎に前記判断するための情報を有する再生制御情報と、前記サブストリームに対応付けた前記再生形態識別子とを含むストリームを受信する手段と、
    前記受信したストリームを蓄積する蓄積部と、
    ストリームを再生する再生部と、
    蓄積しているストリームの再生指示を受け付ける再生指示受付部と、
    前記再生指示を受け付けた場合に、前記蓄積部で蓄積したストリームを再生するように再生部に指示をする再生指示部と、
    ストリームが有する再生制御情報を解釈する再生制御情報解釈部を具備し、
    前記再生制御情報解釈部が、前記再生部がリアルタイム再生する場合と蓄積再生する場合とで、前記再生制御情報の解釈によって、前記ストリームを構成するサブストリームのうち再生するサブストリームを選別する受信装置。
  6. 前記再生制御情報解釈部が、当該受信装置の使用環境の変化によって、前記再生制御情報の解釈を変更する請求項5記載の受信装置。
  7. 前記再生制御情報解釈部が、前記再生制御情報および再生時刻に基づいて、前記ストリームを構成するサブストリームのうち再生するサブストリームを選別する請求項5記載の受信装置。
  8. 再生についての情報を付加した番組を送付するストリームを送信する送信装置であって、
    サブストリームと、リアルタイム再生の場合に再生するサブストリームか蓄積再生の場合に再生するサブストリームかを判断するための情報を識別する再生形態識別子毎に前記判断するための情報を有する再生制御情報と、前記サブストリームに対応付けた前記再生形態識別子とを当該ストリームに含めて送信する送信装置。
  9. サブストリームと、リアルタイム再生の場合に再生するサブストリームか蓄積再生の場合に再生するサブストリームかを判断するための情報を識別する再生形態識別子毎に前記判断するための情報を有する再生制御情報と、前記サブストリームに対応付けた前記再生形態識別子とを含むストリームを受信するデータ受信ステップと、
    前記受信したストリームを蓄積する蓄積ステップと、
    ストリームを再生する再生ステップと、
    前記蓄積ステップにて蓄積されたストリームの再生指示を受け付ける再生指示受付ステップと、
    前記再生指示受付ステップにて再生指示を受け付けた場合に、前記蓄積ステップで蓄積されたストリームを再生するように指示する再生指示ステップと、
    前記再生制御情報を解釈し、その解釈の結果にしたがって、前記再生ステップにてリアルタイム再生がされる場合と蓄積再生する場合とで、前記ストリームを構成するサブストリームのうち再生するサブストリームを選別する再生制御情報解釈ステップと
    をコンピュータに実行させるための受信プログラム。
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