JP3967753B2 - ゴルフ練習装置 - Google Patents
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Description
一方、練習場においては、練習者は例えば人工芝上に載置されたボールを打つので、芝がえぐり取られることはなく、練習者は、ショット後に自己のスウィングの良否を確認することができない。
また、特許文献2においては、練習者が、ボールの手前にクラブヘッドが接地する不正なスウィングを行ったことを認識できるゴルフ練習用マットが開示されている。しかしながら、練習者は、特許文献2において開示されたマットを用いても、良好なスウィングであるか否かを確認することはできない。
好適には、前記接触検出手段は、前記ボールバーとの間の距離を調整可能である。
好適には、前記ボールバーは、高さを調整可能である。
図1に示すように、ゴルフ練習装置10は、本体12、本体12に形成された溝16、本体12の上面に設けられた例えば人工芝のマット14、ボールを載置するボールバー18、本体12の上面に設けられ、クラブフェースが当たる度合いを検出するクラブ接触センサ20−1,20−2、溝16の内側に設けられ、ボールバー18が当たる度合いを検出するボールバー接触センサ22、クラブ接触センサ20−1,20−2及びボールバー接触センサ22からの出力を受け付け、スウィングの良否を判定する制御装置24、この制御装置24の判定結果を表示する表示装置及び練習者からの入力を受け付けるキーボードもしくはタッチパネルを含むユーザインターフェイス(UI)装置28、及び制御装置24とUI装置28とを接続する接続ケーブル26を有する。接続ケーブル26及びUI装置28は、本体12に対して着脱可能に取り付けられている。
なお、クラブ接触センサ20−1,20−2など、複数ある構成部分のいずれかを特定せずに示すときには、単にクラブ接触センサ20などと略記することがある。
図2(A)に示すように、本体12には、溝16が、打球方向と略水平方向に設けられている。クラブ接触センサ20−1,20−2は、打球方向に沿って形成される溝16の両側のマット14上に設けられている。また、クラブ接触センサ20−1,20−2は、打球方向(スウィング方向)においてはボールバー18(ボール載置位置)と同一又は前方に、かつ鉛直方向においてはボール載置位置と同一又は下方に設けられている。クラブ接触センサ20は、例えば人工芝と、この人工芝の下部に設けられた例えばひずみゲージ式、圧電式等による力検出器(不図示)とを備える。クラブ接触センサ20(圧力検出手段)は、クラブフェースが接触したか否かを検出するとともに、マット14に加えられた圧力を検出して、制御装置24に対して出力する。
なお、クラブ接触センサ20は、マット14の下部に設けられてもよい。
図3に示すように、台座34には、ラック36が固定されている。ラック36は、ボールバー18の長手方向に沿って直線状に形成されており、ラック36には、ピニオン38が噛み合っている。ピニオン38の回転軸は、モータ40に接続されており、モータ40は、駆動回路42を介して制御装置24により制御される。したがって、ピニオン38が、制御装置に24により回転されることにより、ラック36の高さが調整され、ラック36が、台座34を調整された高さに保持する。このようにして、ボールバー18は、高さを調整されうる。
また、連結部材32の端には、例えばバネ等の弾性体31が設けられている。台座34が、溝16の底面44に沿って移動すると、弾性体31が連結部材32により伝えられる力を調整することにより、力測定装置30は、適切に力を測定することができる。
図4(A)に示すように、ボールバー18とボールバー接触センサ22−1,22−2との間の距離Lは、ボールバー接触センサ22−1,22−2が、打球方向と垂直の方向に移動されることにより、調整されうる。ボールバー18は可撓性を有するので、ショット時にクラブフェースにより力を加えられることにより、ボールバー接触センサ22−1,22−2のいずれかと接触する場合がある。距離Lが小さい場合には、ボールバー18は、ショット時にボールバー接触センサ22−1,22−2と接触しやすく、距離Lが大きい場合には、ボールバー18は、ボールバー接触センサ22−1,22−2と接触しにくい。距離Lは、練習者のレベルに応じて調整され、例えば、練習者のレベルが上級者、中級者及び初級者の場合に、距離Lはそれぞれ1.5cm、2cm及び3cmと調整されうる。また、サイコロボール21は、直方体のボールであり、ゴルフボールの代わりとして用いられることができる。サイコロボール21は、8つの角を丸く削られた形状であってもよい。練習者がサイコロボール21を用いてスウィングを行うと、ボールが所望の方向に飛んだか否かを容易に確認することができる。
図5に例示するように、クラブ接触センサ20は、加えられた力に応じて例えば抵抗を変化させ、この抵抗に応じた値を制御装置24に出力することにより、クラブフェースが当たる度合いを検出する。力測定装置30は、同様にして、引っ張られた力に応じた値を制御装置24に出力することにより、クラブフェースがボールバー18に当たる度合いを検出する。ボールバー18及びボールバー接触センサ22−1,22−2は、図中に示されるようにスイッチの役割を果たすことにより、ボールバー18とボールバー接触センサ22−1,22−2とが接触したか否かが判定されうる。
制御装置24は、UI装置28から受け付けたクラブの番手を、メモリ58に記憶する。また、制御装置24は、UI装置28から受け付けたレベルに応じて、駆動回路54を制御して、ボールバー18とボールバー接触センサ22との間の距離を調整する。さらに、制御装置24は、UI装置28から受け付けたボールバーの高さ又はクラブの番手に応じて、制御装置42を制御して、ボールバー18の高さを調整する。
制御装置24は、メモリ58の記憶内容、及びクラブ接触センサ20、ボールバー接触センサ22−1,22−2等の出力に応じて、スウィングの良否を判定し、判定結果をUI装置28に表示する。
図6に例示するように、メモリ58は、スウィング時にマット14に加えられるのに適した力を、クラブごとに記憶する。メモリ58は、例えば、クラブが3番アイアンである場合には、加えられた力がa1[kPa(単位)]からa2[kPa]までの範囲であるならば良好なスウィングであるという判定基準を記憶する。制御装置24は、この判定基準に基づいて、クラブ接触センサ20から入力された力がa1[kPa]からa2[kPa]までの範囲に含まれる場合には、このスウィングは良好であると判定する。ここで、a1,a2等は、任意の値を設定されうる。したがって、制御装置24は、受け付けられたクラブの番手に応じて、クラブ接触センサ20により検出された圧力がメモリ58により記憶されている圧力の範囲に含まれるか否かに基づいてスウィングの良否を判定する判定手段を構成する。
図7(A)に例示するように、UI装置28は、クラブフェース選択画面68、レベル選択画面70及びボールバー高さ選択画面72を表示する。UI装置28はタッチパネル等を含むので、練習者は、画面に触れることにより、クラブフェース等を選択しうる。UI装置28は、練習者により選択されたクラブフェース、レベル等を、制御装置24に対して出力する。
まず、練習者は、UI装置28に表示されるクラブフェース選択画面68、レベル選択画面70及びボールバー高さ選択画面72を確認し、UI装置28の例えばタッチパネルを触れることにより、クラブ等を選択する。UI装置28は、選択されたクラブ等を、接続ケーブル26を介して制御装置24に対して出力する。
制御装置24は、UI装置28から練習者による選択を入力し、駆動回路42,54を制御して、モータ40,52、ラック36及びピニオン38,48を駆動させ、ボールバー18の高さ及びボールバー18とボールバー接触センサ22との間の距離Lを調整する。
このようにして、練習者は、スウィングが良好であるか否かをスウィング後に確認することができる。
12 本体
14 マット
16 溝
18 ボールバー
20 クラブ接触センサ
22 ボールバー検出センサ
24 制御装置
28 UI装置
30 力測定装置
58 メモリ
68 クラブフェース選択画面
70 レベル選択画面
72 ボールバー高さ選択画面
78 接触判定結果
80 打力判定結果
Claims (6)
- マットと、
クラブフェースにより前記マットに加えられる圧力を検出する圧力検出手段と、
クラブの番手に応じた圧力の範囲を記憶する記憶手段と、
クラブの番手の入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けられたクラブの番手に応じて、前記圧力検出手段により検出された圧力が前記記憶手段により記憶されている圧力の範囲に含まれるか否かに基づいてスウィングの良否を判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果を表示する表示手段と
を有するゴルフ練習装置。 - 前記圧力検出手段は、スウィング方向においては、ボール載置位置と同一又は前方にあり、鉛直方向においては、ボール載置位置と同一又は下方にある
請求項1に記載のゴルフ練習装置。 - 前記マットの溝に設けられ、ボールを載置するボールバーと、
前記マットの溝の側壁面への前記ボールバーの接触を検出する接触検出手段と
をさらに有し、
前記表示手段は、前記接触検出手段による検出結果をさらに表示する
請求項1又は2に記載のゴルフ練習装置。 - 前記接触検出手段は、スウィング方向において、前記ボールバーの左右の少なくとも一方に設けられてなる
請求項3に記載のゴルフ練習装置。 - 前記接触検出手段は、前記ボールバーとの間の距離を調整可能である
請求項4に記載のゴルフ練習装置。 - 前記ボールバーは、高さを調整可能である
請求項3に記載のゴルフ練習装置。
Priority Applications (1)
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JP2005108888A JP3967753B2 (ja) | 2005-04-05 | 2005-04-05 | ゴルフ練習装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005108888A JP3967753B2 (ja) | 2005-04-05 | 2005-04-05 | ゴルフ練習装置 |
Publications (3)
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JP3967753B2 true JP3967753B2 (ja) | 2007-08-29 |
Family
ID=37409698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2005
- 2005-04-05 JP JP2005108888A patent/JP3967753B2/ja not_active Expired - Fee Related
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