JP3965047B2 - 暗号伝送システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルの映像信号及び音声信号を暗号化して伝送する暗号伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
LCD(Liquid Crystal Display Device)やCRT(Cathode Ray Tube)へアナログの映像信号を伝送すると、波形のひずみなどにより表示画面ににじみやゴーストが発生する。
(DVI規格)
上記の問題を解決するために、DVI(Digital Visual Interface)規格では、LCDやCRTへのビデオ信号をデジタルにより伝送する。これにより、伝送ひずみの無い高品質の画面が表示できる。
【0003】
DVI規格が適用された従来の信号伝送システムは、送信装置及び受信装置から構成され、送信装置及び受信装置は、伝送路を介して接続されている。送信装置は、3個のTMDSエンコーダ/シリアライザを備え、受信装置は、3個のTMDSデコーダ/リカバリーを備える。RED、GREEN、BLUEからなる3個のコンポーネント信号は、それぞれ対応するTMDSエンコーダ/シリアライザに入力され、各TMDSエンコーダ/シリアライザは、各コンポーネント信号をTMDSエンコードし、シリアライズして伝送路に送出する。次に、受信装置の各TMDSデコーダ/リカバリーは、受信した信号をTMDSデコードし、リカバーしてコンポーネント信号を復元する。
【0004】
DE(データイネーブル)信号は、RED、GREEN、BLUEなどのコンポーネント信号が存在する期間を示す信号であり、HIGHアクティブである。例えば、DE信号がLOWとなる期間は、映像の水平同期信号期間あるいは垂直同期信号期間である。CTL信号には、CTL0、CTL1、CTL2、CTL3が制御信号として用意されている。なお、現在のDVI規格ではこれらの信号は未使用状態である。具体的には信号のレベルが常時0になっている。
【0005】
送信装置のTMDSエンコーダ/シリアライザは、8ビットで入力された映像信号を10ビットに変換し、10ビットに変換された映像信号をシリアライズして伝送路に送出する。8ビットから10ビットへ変換する目的は、データの変化点を少なくして高速伝送に適した形にすることである。また、TMDSエンコーダ/シリアライザは、コントロール信号2ビットを10ビットに変換して伝送路に送出する。またデータイネーブル信号も合わせてエンコード、シリアライズされ伝送路に送出される。受信装置のTMDSデコーダ/リカバリーは、伝送路から受け取った10ビットのシリアルデータを色信号の8ビット、データイネーブル信号、コントロール信号のそれぞれ2ビットにデコードして展開する。
【0006】
(HDCP規格)
また、DVI規格に適合した、デジタルコンテンツ保護システムとして、HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection System)規格が提案されている。
HDCP規格は、DVI規格に適合する信号伝送システムを用いて、著作権保護が必要となる映像コンテンツを伝送するための規格であり、基本的には、送信装置と受信装置と間の認証、鍵共有、及び通信路上の映像コンテンツの暗号化からなる。
【0007】
HDCP規格を適用した信号伝送システムは、送信装置において、受信装置との認証及び鍵共有を行う認証部、共有した鍵を用いて映像情報を暗号化する暗号部、及びTMDS符号化部を有し、受信装置において、送信装置との認証及び鍵共有を行う認証部、TMDS復号部、及び受信した信号を共有した鍵を用いて復号する復号部を有している。
【0008】
この構成により、送信装置と受信装置との間でI2 Cバスを介して、認証と鍵共有とをした後、送信装置は、映像RGBデータを暗号化して、DVI規格のTMDSエンコーダを介して送信する。受信装置は、DVI規格のTMDS復号部を介して受信した後、送信装置と同じ鍵を用いて暗号化された映像RGBデータを復号し、もとの映像RGBデータを得る。HDCP規格では、ここで用いている暗号をHDCP Cipherと称しており、HDCP Cipherのコアの部分は認証、鍵共有、及び映像データの暗号化において共通である。
【0009】
以上説明したように、DVI規格及びHDCP規格を適用するデータ伝送システムでは、伝送路上における映像の著作物としての保護をしながら、高品質の画像を伝送することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
近年では、パーソナルコンピュータ、デジタル放送受信装置、DVD再生装置などにおいて、デジタル音声の付加されたデジタル映像の再生が普及しており、映像に加えて音声についても、上記と同様に、高品質の伝送を行うことが要望されるようになってきている。
【0011】
そこで本発明はかかる要望に対処するために、映像情報と音声情報とを高品質で伝送することができる伝送システム、送信装置、受信装置、映像表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、帰線期間を設けてデジタル映像情報を含むフレーム情報を生成し、暗号化して送信する送信装置と、暗号化された前記フレーム情報を受信して復号し、復号されたフレーム情報から前記デジタル映像情報を抽出し、表示する映像表示装置とから構成される暗号伝送システムであって、前記送信装置は、デジタル音声情報を前記帰線期間において前記フレーム情報に多重化し、前記デジタル音声情報が多重化されたフレーム情報を暗号化して送信し、前記映像表示装置は、暗号化された前記フレーム情報を受信し、復号してフレーム情報を生成し、生成した前記フレーム情報内に設けられた前記帰線期間から前記デジタル音声情報を抽出し、音声信号に変換し、前記デジタル映像情報は、フレームのライン毎に1個のライン映像情報を含み、前記デジタル音声情報は、ライン毎に1個のライン音声情報を含み、前記送信装置は、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報の暗号化において、同一の暗号方式を用い、ライン毎に、音声用初期値を設定し、設定した前記音声用初期値を用いて、ライン音声情報を暗号化し、次に、前記音声用初期値と同じ値を有する映像用初期値を設定し、設定した前記映像用初期値を用いて、ライン映像情報を暗号化し、前記映像表示装置は、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報の復号において、同一の復号方式を用い、フレームのライン毎に、音声用初期値を設定し、設定した前期音声用初期値を用いて、ライン音声情報を復号し、次に、前記音声用初期値と同じ値を有する映像用初期値を設定し、設定した前記映像用初期値を用いて、ライン映像情報を復号することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、1以上の帰線期間を設けてデジタル映像情報を含むフレーム情報を生成し、暗号化して送信する送信装置であって、デジタル音声情報を前記帰線期間において前記フレーム情報に多重化する多重化手段と、前記デジタル音声情報が多重化された前記フレーム情報を暗号化する暗号化手段と、暗号化された前記フレーム情報を送信する送信手段とを備え、前記デジタル映像情報は、フレームのライン毎に1個のライン映像情報を含み、前記デジタル音声情報は、ライン毎に1個のライン音声情報を含み、前記暗号化手段は、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報の暗号化において、同一の暗号化方式を用い、ライン毎に、音声用初期値を設定し、設定した前記音声用初期値を用いて、ライン音声情報を暗号化し、次に、前記音声用初期値と同じ値を有する映像用初期値を設定し、設定した前記映像用初期値を用いて、ライン映像情報を暗号化することを特徴とする。
【0015】
ここで、生成された前記フレーム情報は、垂直帰線期間を設け、続いて、ライン毎に水平帰線期間を設けてライン映像情報を含み、前記多重化手段は、前記垂直帰線期間及び/又は前記水平帰線期間において前記ライン音声情報を多重化するように構成してもよい。
【0016】
ここで、前記暗号化手段は、フレーム情報に対応して、暗号化の鍵として用いられるフレーム鍵を生成するフレーム鍵生成手段と、フレーム情報に対応して生成された前記フレーム鍵を用いて、前記フレーム情報に含まれるデジタル音声情報及びデジタル映像情報を暗号化するフレーム暗号手段とを含むように構成してもよい。
【0017】
ここで、前記フレーム暗号手段は、前記フレーム鍵を用いて、前記フレーム情報に含まれるライン音声情報及びライン映像情報を暗号化するライン暗号手段と、前記フレーム鍵を更新する鍵更新手段と、前記フレーム情報に含まれる全てのライン音声情報及びライン映像情報の暗号化が終了するまで、前記ライン暗号化手段に対して、更新された前記フレーム鍵を用いて、次のライン音声情報及び次のライン映像情報を暗号化するように制御し、前記鍵更新手段に対して、更新された前記フレーム鍵を再度更新するように制御する繰返制御手段とを含むように構成してもよい。
【0019】
ここで、前記送信装置は、暗号化された前記フレーム情報を映像表示装置に対して送信し、前記暗号化手段は、前記映像表示装置の認証、前記フレーム鍵の生成及び前記フレーム情報の暗号化において、共通の演算モジュールを用いるように構成してもよい。
ここで、前記多重化手段は、さらに、前記フレーム情報内で前記デジタル映像情報を含む期間において、前記デジタル映像情報の送信を示す映像イネーブル信号を生成し、前記帰線期間において、前記デジタル音声情報の送信を示す音声イネーブル信号を生成し、前記送信手段は、さらに、生成された前記映像イネーブル信号及び前記音声イネーブル信号を送信するように構成してもよい。
【0020】
ここで、前記多重化手段は、前記デジタル音声情報を多重化する前記垂直帰線期間及び/又は前記水平帰線期間において、前記デジタル音声情報の送信を示す音声イネーブル信号を生成するように構成してもよい。
ここで、前記多重化手段は、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報の送信を識別する多重制御信号を用いて、前記フレーム情報を生成し、前記送信手段は、前記多重制御信号を送信するように構成してもよい。
【0021】
ここで、前記多重化手段は、前記デジタル音声情報と前記デジタル映像情報との間に無信号期間を設けてフレーム情報を生成するように構成してもよい。
また、本発明は、前記送信装置から暗号化された前記フレーム情報を受信して復号し、復号されたフレーム情報から前記デジタル映像情報を抽出し、表示する映像表示装置であって、暗号化された前記フレーム情報を受信する受信手段と、暗号化された前記フレーム情報を復号する復号手段と、復号された前記フレーム情報内に設けられた前記帰線期間からデジタル音声情報を抽出し、他の期間からデジタル映像情報を抽出する抽出手段と、抽出した前記デジタル映像情報を表示し、抽出した前記デジタル音声情報を音声信号に変換する出力手段とを備え、前記デジタル映像情報は、フレームのライン毎に1個のライン映像情報を含み、前記デジタル音声情報は、ライン毎に1個のライン音声情報を含み、前記復号手段は、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報の復号において、同一の復号方式を用い、フレームのライン毎に、音声用初期値を設定し、設定した前記音声用初期値を用いて、ライン音声情報を復号し、次に、前記音声用初期値と同じ値を有する映像用初期値を設定し、設定した前記映像用初期値を用いて、ライン映像情報を復号することを特徴とする。
【0022】
ここで、前記デジタル音声情報は、複数個のライン音声情報から構成されており、前記フレーム情報は、垂直帰線期間を設け、続いて、ライン毎に、水平帰線期間を設けてライン映像情報を含み、前記垂直帰線期間及び/又は前記水平帰線期間において、前記ライン音声情報が多重化されており、前記抽出手段は、前記垂直帰線期間及び/又は前記水平帰線期間から前記ライン音声情報を抽出するように構成してもよい。
【0023】
ここで、前記復号手段は、フレーム情報に対応して、復号の鍵として用いられるフレーム鍵を生成するフレーム鍵生成手段と、フレーム情報に対応して生成された前記フレーム鍵を用いて、暗号化された前記フレーム情報に含まれるデジタル音声情報及びデジタル映像情報を復号するフレーム復号手段とを含むように構成してもよい。
【0024】
ここで、前記フレーム復号手段は、前記フレーム鍵を用いて、暗号化された前記フレーム情報に含まれるライン音声情報及びライン映像情報を復号するライン復号手段と、前記フレーム鍵を更新する鍵更新手段と、暗号化された前記フレーム情報に含まれる全てのライン音声情報及びライン映像情報の復号が終了するまで、前記ライン復号手段に対して、更新された前記フレーム鍵を用いて、次のライン音声情報及び次のライン映像情報を復号するように制御し、前記鍵更新手段に対して、更新された前記フレーム鍵を再度更新するように制御する繰返制御手段とを含むように構成してもよい。
【0026】
ここで、前記復号手段は、前記映像表示装置による認証、前記フレーム鍵の生成及び暗号化された前記フレーム情報の復号において、共通の演算モジュールを用いるように構成してもよい。
ここで、前記送信手段は、さらに、前記デジタル映像情報の送信を示す前記映像イネーブル信号及び前記デジタル音声情報の送信を示す前記音声イネーブル信号を受信し、前記抽出手段は、さらに、前記フレーム情報内で、前記映像イネーブル信号が示す期間において前記デジタル映像情報を抽出し、前記音声イネーブル信号が示す期間において前記デジタル音声情報を抽出するように構成してもよい。
【0027】
ここで、前記受信手段は、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報の送信を識別する多重制御信号を受信し、前記抽出手段は、前記多重制御信号を用いて、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報を抽出するように構成し
てもよい。
ここで、前記受信手段は、前記デジタル音声情報と前記デジタル映像情報との間に無信号期間を設けて、暗号化されたフレーム情報を受信し、前記抽出手段は、前記デジタル音声情報と前記デジタル映像情報との間の無信号期間において、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報の受信を識別する多重制御信号を生成し、生成した前記多重制御信号を用いて、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報を抽出するように構成してもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明に係る1の実施の形態としてのパーソナルコンピュータシステム10について説明する。
1.パーソナルコンピュータシステム10の構成
パーソナルコンピュータシステム10は、図1に示すように、PC(パーソナルコンピュータ)本体装置20、CRTディスプレィ装置30、キーボード41及びマウス42から構成されている。PC本体装置20とCRTディスプレィ装置30とは、ケーブル50a及び50bにより接続されている。
【0029】
また、PC本体装置20は、図2に示すように、ビデオ接続部201、映像音声処理部202、DVD入出力部203、制御部204及びその他の図示していないユニットから構成されている。また、PC本体装置20は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニットなどを含み、前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、PC本体装置20は、その機能を達成する。
【0030】
CRTディスプレィ装置30は、ビデオ接続部301、ディスプレィ制御部302、CRT部303、スピーカ制御部304及びスピーカ305を含んで構成されている。
ビデオ接続部201は、図3に示すように、多重部211、HDCP暗号部215及びTMDS符号化部213から構成される。HDCP暗号部215は、暗号部212及び認証鍵共有部214を含む。また、ビデオ接続部301は、図3に示すように、TMDS復号部311、HDCP復号部315及び分離部313から構成される。HDCP復号部315は、暗号部312及び認証鍵共有部314を含む。
【0031】
DVDは、映像情報が圧縮符号化された符号化映像情報と、音声情報が圧縮符号化された符号化音声情報とから構成される符号化映像音声情報を記録している。前記映像音声情報の一例は、動画像と音声情報とから構成される映画情報である。前記DVDは、利用者によりDVD入出力部203に装着される。
PC本体装置20は、PC本体装置20に装着されたDVDから、符号化映像音声情報を読み出し、読み出した符号化映像音声情報を分離して、符号化映像情報と符号化音声情報とを生成する。次に、符号化映像情報を復号して復号映像情報を生成する。ここで、復号映像情報と符号化音声情報とは、デジタル信号である。次に、PC本体装置20は、復号映像情報と符号化音声情報とをそれぞれ暗号化して暗号化映像情報と暗号化音声情報とを生成し、生成した暗号化映像情報と暗号化音声情報とをケーブル50aを介して、CRTディスプレィ装置30へ出力する。CRTディスプレィ装置30は、暗号化映像情報と暗号化音声情報とを受け取り、受け取った暗号化映像情報と暗号化音声情報とを復号して、復号映像情報と復号音声情報とを生成し、生成した復号映像情報をCRT部303に表示し、生成した復号音声情報をアナログの音声信号に変換してスピーカ305により出力する。
【0032】
1.1 キーボード41、マウス42、制御部204、DVD入出力部203及び映像音声処理部202
キーボード41及びマウス42は、利用者から、前記DVDに記録されている前記符号化映像音声情報を再生する指示の入力を受け付け、入力を受け付けた指示に対応する指示情報を生成し、生成した指示情報を制御部204へ出力する。
【0033】
制御部204は、前記指示情報を受け取り、受け取った指示情報に基づいて、前記符号化映像音声情報の読出指示をDVD入出力部203へ出力する。
DVD入出力部203は、前記読出指示を受け取り、受け取った読出指示に基づいて、前記DVDから前記符号化映像音声情報を読み出し、読み出した前記符号化映像音声情報を映像音声処理部202へ出力する。
【0034】
映像音声処理部202は、前記符号化映像音声情報を受け取り、受け取った前記符号化映像音声情報を分離して、符号化映像情報と符号化音声情報とを生成し、生成した符号化映像情報を復号して復号映像情報を生成し、生成した復号映像情報と生成した符号化音声情報とをビデオ接続部201へ出力する。
1.2 ビデオ接続部201
(1)多重部211
多重部211は、映像音声処理部202から復号映像情報と符号化音声情報とを受け取る。
【0035】
復号映像情報は、1フレームに相当するフレーム映像情報を複数個含む。前記複数のフレーム映像情報が連続して表示されることにより、CRTディスプレィ装置30において、動画像が表現される。また、各フレーム映像情報は、1ラインに相当するライン映像情報を480個含む。
また、符号化音声情報は、前記フレーム映像情報に対応するフレーム音声情報を含む。フレーム音声情報は、対応するフレーム映像情報がCRTディスプレィ装置30において、再生される時間帯内において、音声に変換されて出力される。また、各フレーム音声情報は、前記ライン映像情報に対応するライン音声情報を480個含む。
【0036】
多重部211は、前記復号映像情報のうち、1個のフレーム映像情報をPC本体装置20からCRTディスプレィ装置30へ伝送する際に、PC本体装置20とCRTディスプレィ装置30との間において、前記フレーム映像情報を表示するための同期を確立するために、前記フレーム映像情報が伝送される直前において、所定数個の垂直同期信号が送信される時刻を含む垂直帰線期間を設ける。次に、1個のフレーム映像情報内の各ライン映像情報を表示するための同期を確立するために、各ライン映像情報が伝送される直前において、水平同期信号が送信される時刻を含む水平帰線期間を設ける。
【0037】
垂直帰線期間、水平帰線期間及び1個のフレーム映像情報の関係を図4に示す。この図に示すように、各フレーム映像情報は、480個のライン映像情報から構成され、各ライン映像情報は、720画素から構成されるものとしている。また、各画素は、24ビットからなり、各画素は、RED、GREEN、BLUE用のコンポーネント情報をそれぞれ8ビットずつ含む。この図に示すように、多重部211は、1個のフレーム映像情報を伝送する直前において、45個のライン映像情報の伝送に相当する時間帯を垂直帰線期間として設ける。次に、各ライン映像情報を伝送する直前において、138個の画素の伝送に相当する時間帯を水平帰線期間として設ける。
【0038】
多重部211は、図5に示すように、受け取った復号映像情報のうち、1個のフレーム映像情報について、前記垂直帰線期間の開始時点において、映像信号用のデータイネーブル信号DEをLOWに設定し、音声信号用のデータイネーブル信号ADEをLOWに設定し、LOWに設定されたデータイネーブル信号DE及びADEをTMDS符号化部213へ出力する。
【0039】
次に、前記垂直帰線期間内において、後述するように、HDCP暗号部215がフレーム鍵の計算を完了した時、この時点から音声信号用のデータイネーブル信号ADEをHIGHに設定し、HIGHに設定されたデータイネーブル信号ADEをTMDS符号化部213へ出力する。また、この時点から符号化音声情報の出力を開始する。
【0040】
図5は、1個のフレーム映像情報が伝送される時間帯内におけるデータイネーブル信号DE、ADE、復号映像情報、符号化音声情報の時間的変化を示している。この図において、時間は、ライン401の左端から右端に向かって経過する。続いて、ライン402の左端から右端に向かって経過する。以下、ライン403、404、・・・、405において同様である。
【0041】
ライン401、402、・・・、403が示す時間帯は、前記垂直帰線期間である。
ライン401が示す時間帯において、多重部211は、データイネーブル信号DEをLOWに設定し、データイネーブル信号ADEをLOWに設定する。また、この時間帯において、復号映像情報及び符号化音声情報を出力しない。また、ライン401が示す時間帯の開始時点において、HDCP暗号部215によるフレーム鍵の計算が開始される。
【0042】
ライン402が示す時間帯の開始時点において、上記と同様に、多重部211は、データイネーブル信号DE及びADEをLOWに設定する。次に、ライン402が示す時間帯内において、上述したHDCP暗号部215によるフレーム鍵の計算が完了したとすると、この完了時点から音声信号用のデータイネーブル信号ADEをHIGHに設定し、HIGHに設定されたデータイネーブル信号ADEをTMDS符号化部213へ出力する。また、この時点から1個の音声映像情報の出力を開始する。
【0043】
ライン402の次のラインからライン403までが示す時間帯において、多重部211は、データイネーブル信号DEをLOWに設定し、音声信号用のデータイネーブル信号ADEをHIGHに設定し、データイネーブル信号DE及びADEをTMDS符号化部213へ出力する。また、多重部211は、継続して前記1個のライン映像情報の出力し続けている。
【0044】
次に、ライン404が示す時間帯において、水平帰線期間に相当する時間帯内で、多重部211は、データイネーブル信号DEをLOWに設定し、LOWに設定されたデータイネーブル信号DEをTMDS符号化部213へ出力する。次に、水平帰線期間の終了直後から始まる1個のライン映像情報の期間については、多重部211は、データイネーブル信号DEをHIGHに設定し、HIGHに設定されたデータイネーブル信号DEをTMDS符号化部213へ出力する。
【0045】
また、ライン404が示す時間帯において、多重部211は、水平帰線期間において、音声信号用のデータイネーブル信号ADEをHIGHに設定して出力し、前記1個のライン音声情報を継続して暗号部212へ出力する。ここで、ライン402〜ライン404において継続して出力される1個のライン音声情報は、HDCP暗号部215がフレーム鍵の計算を完了した時点により定まる個数の音声セルから構成される。各音声セルは、24ビット長の符号化音声情報から構成される。また、多重部211は、水平帰線期間の終了直後から始まる1個のライン映像情報の期間において、1個のライン映像情報を暗号部212へ出力する。1個のライン映像情報は、720画素からなる。
【0046】
図6に、ライン404の次のラインからライン405までが示す各時間帯内におけるデータイネーブル信号DE、ADE、符号化音声情報、及び復号映像情報の関係を示す。この図に示すように、多重部211は、水平帰線期間において、1個のライン音声情報を暗号部212へ出力する。ここで、1個のライン音声情報は、138個の音声セルから構成される。各音声セルは、24ビット長の符号化音声情報から構成される。また、多重部211は、水平帰線期間の終了直後から始まる1個のライン映像情報の期間において、1個のライン映像情報を暗号部212へ出力する。1個のライン映像情報は、720画素からなる。
【0047】
また、多重部211は、垂直帰線期間内において、前記所定数個の垂直同期信号VSYNCを生成し、生成した前記垂直同期信号VSYNCをTMDS符号化部213へ出力する。また、水平帰線期間内において、水平同期信号HSYNCを生成し、生成した水平同期信号HSYNCをTMDS符号化部213へ出力する。
【0048】
(2)認証鍵共有部214
認証鍵共有部214は、HDCP規格に従って動作する。認証鍵共有部214の主要な動作は、認証鍵共有部214と受信側の装置との間の機器認証、鍵共有、暗号化のための乱数の生成などである。認証鍵共有部214の詳細については、HDCP規格に規定されているので説明を省略する。
【0049】
認証鍵共有部214は、I2 Cバスであるケーブル50bを介して、後述する認証鍵共有部314と接続されている。
なお、本実施の形態における認証鍵共有部214の特有の機能及び構成などについては、後述する。
(3)暗号部212
暗号部212は、動作クロック毎に、多重部211から画素及び音声セルを受け取り、認証鍵共有部214から乱数PRjを受け取る。
【0050】
次に、画素を受け取った場合に、暗号部212は、式1に示すように、受け取った画素と乱数PRjとに排他的論理和をビット毎に施して、暗号化画素を生成し、生成した暗号化画素をTMDS符号化部213へ出力する。
(式1)暗号化画素=画素(+)乱数PRj
ここで、演算子(+)は、排他的論理和を示す。
【0051】
また、音声セルを受け取った場合に、同様に、暗号部212は、式2に示すように、受け取った音声セルと乱数PRjとに排他的論理和をビット毎に施して、暗号化音声セルを生成し、生成した暗号化音声セルをTMDS符号化部213へ出力する。
(式2)暗号化音声セル=音声セル(+)乱数PRj
(4)TMDS符号化部213
TMDS符号化部213は、ケーブル50aを介して、後述するTMDS復号部311と接続されている。
【0052】
TMDS符号化部213は、図7に示すように、TMDSエンコーダ・シリアライザ213a、213b及び213cから構成されている。TMDSエンコーダ・シリアライザ213a、213b及び213cは、この図に示すように、それぞれ、ケーブル50a内のチャネルC12、C11及びC10を介して、後述するTMDSデコーダ・リカバリ311a、311b及び311cと接続されている。
【0053】
(TMDSエンコーダ・シリアライザ213a)
TMDSエンコーダ・シリアライザ213aは、暗号部212から暗号化画素のうちのREDのコンポーネント情報、及び音声セルの先頭8ビットを受け取る。また、多重部211から映像信号用のデータイネーブル信号DE、音声信号用のデータイネーブル信号ADE及びその他の制御信号を受け取る。
【0054】
TMDSエンコーダ・シリアライザ213aは、受け取った8ビットのREDのコンポーネント情報及び音声セルの先頭8ビット[23:16]、データイネーブル信号DE、データイネーブル信号ADE及びその他の制御信号をTMDSエンコードし、シリアライズしてチャネルC12を介して、TMDSデコーダ・リカバリ311aへ送出する。
【0055】
具体的には、TMDSエンコーダ・シリアライザ213aは、8ビットのREDのコンポーネント情報及び音声セルの先頭8ビット[23:16]をそれぞれ10ビットの情報に変換し、10ビットの情報をシリアライズして送出する。8ビットから10ビットへ変換するのは、この変換によりデータの変化点を少なくして高速伝送に適した形にするためである。また、TMDSエンコーダ・シリアライザ213aは、2ビットのコントロール信号であるデータイネーブル信号DE、ADEを10ビットに変換して送出する。
【0056】
(TMDSエンコーダ・シリアライザ213b)
TMDSエンコーダ・シリアライザ213bは、暗号部212から暗号化画素のうちのGREENのコンポーネント情報及び音声セルの中央8ビット[15:8]を受け取る。また、多重部211から映像信号用のデータイネーブル信号DE及びその他の制御信号を受け取る。
【0057】
TMDSエンコーダ・シリアライザ213bは、受け取ったGREENのコンポーネント情報、音声セルの中央8ビット[15:8]、データイネーブル信号DE及びその他の制御信号を、上記と同様に、TMDSエンコードし、シリアライズしてチャネルC11を介して、TMDSデコーダ・リカバリ311bへ送出する。
【0058】
(TMDSエンコーダ・シリアライザ213c)
TMDSエンコーダ・シリアライザ213cは、暗号部212から暗号化画素のうちのBLUEのコンポーネント情報及び音声セルの末尾8ビット[0:7]を受け取る。また、多重部211から映像信号用のデータイネーブル信号DE、垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCを受け取る。
【0059】
TMDSエンコーダ・シリアライザ213cは、受け取ったBLUEのコンポーネント情報、音声セルの末尾8ビット[0:7]、データイネーブル信号DE、垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCを、上記と同様に、TMDSエンコードし、シリアライズしてチャネルC10を介して、TMDSデコーダ・リカバリ311cへ送出する。
【0060】
1.3 ビデオ接続部301
(1)TMDS復号部311
TMDS復号部311は、図7に示すように、TMDSデコーダ・リカバリ311a、311b及び311cから構成されている。
(TMDSデコーダ・リカバリ311a)
TMDSデコーダ・リカバリ311aは、チャネルC12を介して、TMDS符号化部213からシリアルデータを受け取り、受け取ったシリアルデータから8ビットのREDのコンポーネント情報、音声セルの先頭8ビット[23:16]、データイネーブル信号DE、データイネーブル信号ADE及びその他の制御信号を復号し、REDのコンポーネント情報及び音声セルの先頭8ビット[23:16]を暗号部312へ出力し、データイネーブル信号DE、データイネーブル信号ADE及びその他の制御信号を分離部313へ出力する。
【0061】
(TMDSデコーダ・リカバリ311b)
TMDSデコーダ・リカバリ311bは、チャネルC11を介して、TMDS符号化部213からシリアルデータを受け取り、受け取ったシリアルデータからGREENのコンポーネント情報及び音声セルの中央8ビット[15:8]を復号し、GREENのコンポーネント情報及び音声セルの中央8ビット[15:8]を暗号部312へ出力する。
【0062】
(TMDSデコーダ・リカバリ311c)
TMDSデコーダ・リカバリ311cは、チャネルC10を介して、TMDS符号化部213からシリアルデータを受け取り、受け取ったシリアルデータからBLUEのコンポーネント情報、音声セルの末尾8ビット[7:0]、垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCを復号し、BLUEのコンポーネント情報、音声セルの末尾8ビット[7:0]を暗号部312へ出力し、垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCをディスプレィ制御部302へ出力する。
【0063】
(2)認証鍵共有部314
認証鍵共有部314は、認証鍵共有部214と同様に、HDCP規格に従って動作する。認証鍵共有部314の主要な動作は、認証鍵共有部314と送信側の装置との間の機器認証、鍵共有、暗号化のための乱数の生成などである。認証鍵共有部314の詳細については、HDCP規格に規定されているので説明を省略する。
【0064】
なお、本実施の形態における認証鍵共有部314の特有の機能及び構成などについては、後述する。
(3)暗号部312
暗号部312は、暗号部212と同様に動作する。
暗号部312は、動作クロック毎に、TMDS復号部311から暗号化画素及び暗号化音声セルを受け取り、認証鍵共有部314から乱数PRjを受け取る。
【0065】
次に、暗号化画素を受け取った場合に、暗号部312は、式3に示すように、受け取った暗号化画素と乱数PRjとに排他的論理和をビット毎に施して、復号画素を生成し、生成した復号画素を分離部313へ出力する。
(式3)復号画素=暗号化画素(+)乱数PRj
ここで、式1において、暗号化画素が生成される際に用いられた乱数と、式3において、復号画素が生成される際に用いられた乱数とは、同一の値を有するので、元の画素が復号される。
【0066】
また、暗号化音声セルを受け取った場合に、同様に、暗号部312は、式4に示すように、受け取った暗号化音声セルと乱数PRjとに排他的論理和をビット毎に施して、復号音声セルを生成し、生成した復号音声セルを分離部313へ出力する。
(式4)復号音声セル=暗号化音声セル(+)乱数PRj
ここで、式2において、暗号化音声セルが生成される際に用いられた乱数と、式4において、復号音声セルが生成される際に用いられた乱数とは、同一の値を有するので、元の音声セルが復号される。
【0067】
(4)分離部313
分離部313は、動作クロック毎に、暗号部312から24ビット長の情報を受け取り、TMDS復号部311からデータイネーブル信号DE及びデータイネーブル信号ADEを受け取る。
分離部313は、受け取ったデータイネーブル信号DEがHIGHの場合、受け取った24ビット長の情報が復号画素であるとみなし、動作クロック毎に、受け取った24ビット長の情報を復号画素として、ディスプレィ制御部302へ出力する。また、分離部313は、受け取ったデータイネーブル信号DEをディスプレィ制御部302へ出力する。
【0068】
また、分離部313は、受け取ったデータイネーブル信号ADEがHIGHの場合、受け取った24ビット長の情報が復号音声セルであるとみなし、動作クロック毎に、受け取った24ビット長の情報を復号音声セルとして、スピーカ制御部304へ出力する。また、分離部313は、受け取ったデータイネーブル信号ADEをスピーカ制御部304へ出力する。
【0069】
1.4 ディスプレィ制御部302及びCRT部303
ディスプレィ制御部302は、分離部313から動作クロック毎に、復号画素及びデータイネーブル信号DEを受け取り、TMDS復号部311から垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCを受け取る。
ディスプレィ制御部302は、動作クロック毎に受け取った復号画素、データイネーブル信号DE、垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCに基づいて、RED、GREEN及びBLUEのアナログ信号を生成し、生成した各アナログ信号をCRT部303へ出力する。
【0070】
CRT部303は、ディスプレィ制御部302からRED、GREEN及びBLUEのアナログ信号を受け取り、カラーの画像を表示する。
1.5 スピーカ制御部304及びスピーカ305
スピーカ制御部304は、分離部313から動作クロック毎に復号音声セル及びデータイネーブル信号ADEを受け取り、受け取ったデータイネーブル信号ADEがHIGHの間、受け取った復号音声セルを復号して音声情報を生成し、生成した音声情報を変換してアナログ信号を生成し、生成したアナログ信号をスピーカ305へ出力する。
【0071】
スピーカ305は、スピーカ制御部304からアナログ信号を受け取り、受け取ったアナログ信号を変換して音声を生成し、出力する。
2.パーソナルコンピュータシステム10の動作
パーソナルコンピュータシステム10の動作について説明する。
(1)パーソナルコンピュータシステム10の概要動作
利用者の指示により、DVDに記録されている符号化映像音声情報を再生する場合のパーソナルコンピュータシステム10の概要動作について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0072】
PC本体装置20とCRTディスプレィ装置30との間において、HDCP規格に基づいて、PC本体装置20は、CRTディスプレィ装置30が正当な装置であるか否かを認証し(ステップS101)、認証が失敗した場合に(ステップS102)、処理を終了する。
認証が成功した場合に(ステップS102)、HDCP規格に基づいてKSVリストを生成する(ステップS103)。ここで、KSVリストの生成については、HDCP規格に記載されているので、説明を省略する。
【0073】
次に、フレームの番号を示す変数iに0の値を設定する(ステップS104)。
次に、ステップS105からS112において、フレーム毎に、ステップS105からS111に示す処理を繰り返す。
変数iに1の値を加算し(ステップS106)、フレーム毎の鍵共有を行う(ステップS107)。次に、ステップS108からS111において、ライン毎に、ステップS109からS110を繰り返す。
【0074】
1個のライン音声情報及び1個のライン映像情報の暗号化、送信及び復号を行い(ステップS109)、HDCP規格に基づいて、鍵の更新を行う(ステップS110)。
(2)装置認証の動作
図8のステップS101に示す装置認証の動作について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。なお、装置認証については、HDCP規格に記載されているので、詳細な説明を省略する。
【0075】
認証鍵共有部214は、Anを生成し(ステップS171)、An及びAksvをI2 Cバスであるケーブル50bを介して認証鍵共有部314へ送信する(ステップS172)。
認証鍵共有部314は、Bksv及びREPEATERをI2 Cバスであるケーブル50bを介して認証鍵共有部214へ送信する(ステップS173)。
【0076】
認証鍵共有部214は、Km=Akeys over Bksvを算出し(ステップS174)、(K、M 、R )=dviBlkCipher(Km、REPEATER||An)を算出する(ステップS175)。
認証鍵共有部314は、Km’=Bkeys over Aksvを算出し(ステップS176)、(K’、M ’、R ’)=dviBlkCipher(Km’、REPEATER||An)を算出し(ステップS177)、R’をI2 Cバスであるケーブル50bを介して認証鍵共有部214へ送信する(ステップS178)。
【0077】
認証鍵共有部214は、R とR ’とを比較し、一致する場合には(ステップS179)、CRTディスプレィ装置30が正当な装置であると認証する。また、一致しない場合には(ステップS179)、CRTディスプレィ装置30が正当な装置でないと認証する。
(3)フレーム毎の鍵共有の動作
図8のステップS107に示すフレーム毎の鍵共有の動作について、図10に示すフローチャートを用いて説明する。なお、フレーム毎の鍵共有については、HDCP規格に記載されているので、詳細な説明を省略する。
【0078】
認証鍵共有部214は、(Ki、Mi、Ri)=dviBlkCipher(Ks、REPEATER||Mi-1 )を算出する(ステップS131)。次に、認証鍵共有部214は、(i mod 128)が0である場合にのみ(ステップS132)、Ri=riを算出する(ステップS133)。
認証鍵共有部314は、(Ki’、Mi’、Ri’)=dviBlkCipher(Ks’、REPEATER||M’i-1 )を算出する(ステップS141)。次に、認証鍵共有部314は、(i mod 128)が0である場合にのみ(ステップS142)、Ri’=ri’を算出する(ステップS143)。次に、認証鍵共有部314は、2秒毎に、Ri’をI2 Cバスであるケーブル50bを介して認証鍵共有部214へ送信する
認証鍵共有部214は、2秒毎に、RiとRi’とを比較し、一致する場合には(ステップS135)、CRTディスプレィ装置30が正当な装置であると認証する。また、一致しない場合には(ステップS135)、CRTディスプレィ装置30が正当な装置でないと認証する。
【0079】
(4)1個のライン音声情報及び1個のライン映像情報の暗号化、送信及び復号の動作
図8のステップS109に示す1個のライン音声情報及び1個のライン映像情報の暗号化、送信及び復号の動作について、図11に示すフローチャートを用いて説明する。
【0080】
認証鍵共有部214は、HDCP規格において規定されている乱数生成の際に用いられる初期値を保存初期値として一旦記憶する。ここで、前記初期値は、具体的には、Mi-1 である。(ステップS200)。
次に、ステップS201〜ステップS205において、1個のライン音声情報内の各音声セルACjについて、以下のステップS202〜S204を繰り返す。ここで、1個のライン音声情報内には、138個の音声セルが含まれる。変数jは、上記の繰り返しにおいて、1〜138の値をとる。
【0081】
認証鍵共有部214は、24ビットの乱数PRjを生成し(ステップS202)、暗号部212は、音声セルACjと乱数PRjに排他的論理和を施して暗号化音声セルEACjを生成する(ステップS203)。次に、暗号部212は、TMDS符号化部213、ケーブル50a、TMDS復号部311を介して、暗号部312へ、生成した暗号化音声セルEACjを送信する(ステップS204)。
【0082】
認証鍵共有部314は、HDCP規格において規定されている乱数生成の際に用いられる初期値を保存初期値として一旦記憶する。ここで、前記初期値は、具体的には、M’i-1 である。(ステップS221)。
次に、ステップS222〜ステップS225において、1個のライン音声情報内の各暗号化音声セルDACjについて、以下のステップS223、S204、S224を繰り返す。ここで、1個のライン音声情報内には、138個の暗号化音声セルが含まれる。変数jは、上記の繰り返しにおいて、1〜138の値をとる。
【0083】
認証鍵共有部314は、24ビットの乱数PRjを生成し(ステップS223)、暗号部312は、暗号化音声セルDACjと乱数PRjに排他的論理和を施して復号音声セルDACjを生成し、暗号部312は、分離部313へ生成した復号音声セルDACjを出力する(ステップS224)。
認証鍵共有部214は、前記一旦記憶した保存初期値から前記初期値を復元する(ステップS206)。次に、ステップS207〜S211において、1個のライン映像情報内の各画素PCjについて、以下のステップS208〜S210を繰り返す。ここで、1個のライン映像情報内には、720個の画素が含まれる。変数jは、上記の繰り返しにおいて、1〜720の値をとる。
【0084】
認証鍵共有部214は、24ビットの乱数PRjを生成し(ステップS208)、暗号部212は、画素PCjと生成した乱数PRjとに排他的論理和を施して暗号化画素EPCjを生成し(ステップS209)、暗号部212は、TMDS符号化部213、ケーブル50a、TMDS復号部311を介して、暗号部312へ、生成した暗号化画素EPCjを送信する(ステップS210)。
【0085】
認証鍵共有部314は、前記一旦記憶した保存初期値から前記初期値を復元する(ステップS226)。次に、ステップS227〜S230において、1個のライン映像情報内の各暗号化画素DPCjについて、以下のステップS228、S210、S229を繰り返す。ここで、1個のライン映像情報内には、720個の暗号化画素が含まれる。変数jは、上記の繰り返しにおいて、1〜720の値をとる。
【0086】
認証鍵共有部314は、24ビットの乱数PRjを生成し(ステップS228)、暗号部312は、暗号化画素DPCjと生成した乱数PRjとに排他的論理和を施して復号画素DPCjを生成し、生成した復号画素DPCjを分離部313へ出力する(ステップS229)。
(5)HDCP暗号部215[HDCP復号部315]による暗号化[復号]の状態遷移
HDCP暗号部215[HDCP復号部315]による暗号化[復号]の状態遷移について、図12を用いて説明する。なお、ここでは、[ ]内の記載は、HDCP復号部315による復号の状態遷移を示している。
【0087】
(何れかの状態からアイドル状態D0への遷移)
Reset状態にある場合(ステップS301)、又は認証に失敗した場合に(ステップS304)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、アイドル状態D0に遷移する。
(アイドル状態D0からフレーム鍵計算状態D1への遷移)
HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、HDCP規格に基づき、DVI規格では未使用であったCTL3信号をフレーム鍵計算の同期信号に用いる。認証が成功したときであって、DVIインターフェイスのCTL3信号を生成したときに(ステップS302)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、フレーム鍵計算を行なうフレーム鍵計算状態D1に遷移する。フレーム鍵計算状態D1において、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、次の映像フレームの暗号化[復号]のために用いるフレーム鍵を計算する。
【0088】
(フレーム鍵計算状態D1から映像暗号化[復号]状態D2への遷移)
Vブランク期間中に、音声信号の開始信号がないとき、暗号化[復号]すべき映像信号の先頭を与えるDE信号を受け取ると(ステップS309)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、映像暗号化[復号]状態D2に遷移する。映像暗号化[復号]状態D2において、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、映像信号を暗号化[復号]する。
【0089】
(映像暗号化[復号]状態D2からUnknown Blank状態D3への遷移)
映像信号の終わり(一般に行の最後かフレームの最後)がDEにより通知される。図12において、この信号を「!DE」と表現している。!DEを受け取ると(ステップS308)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、Unknown Blank状態D3に遷移する。Unknown Blank状態D3において、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、鍵更新を始める。
【0090】
(Unknown Blank状態D3からフレーム鍵計算状態D1への遷移)
Unknown Blank状態D3において、CTL3信号を受け取ると(ステップS303)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、新たな映像フレーム鍵計算を行なうフレーム鍵計算状態D1へ遷移する。
(Unknown Blank状態D3からHブランク状態D4への遷移)
HsyncによりHブランク(一般に行間)であることが分かる。Hsyncを受け取ると(ステップS310)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、Hブランク状態D4へ遷移する。
【0091】
Hブランク状態D4において、鍵更新がD3でUnknown Blank状態完了しなければ、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、ここで待つ。
(Unknown Blank状態D3からVブランク状態D5への遷移)
VsyncによりVブランク(一般にフレーム間)であることが分かる。Vsyncを受け取ると(ステップS318)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、Vブランク状態D5へ遷移する。
【0092】
(Hブランク状態D4から映像暗号化[復号]状態D2への遷移)
Hブランキング期間に音声信号がないとき、DE信号を受け取ると(ステップS314)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、映像信号の次の行の暗号化[復号]を始め、映像暗号化[復号]状態D2へ遷移する。
(Hブランク状態D4からフレーム鍵計算状態D1への遷移)
CTL3信号が発生すれば(ステップS315)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、新たなフレーム鍵計算を行なうフレーム鍵計算状態D1へ遷移する。
【0093】
(Hブランク状態D4からVブランク状態D5への遷移)
VsyncによりVブランクであることが分かる。Vsyncを受け取ると(ステップS316)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、Vブランク状態D5へ遷移する。
Vブランク状態D5において、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、終了条件を待つ。
【0094】
(Vブランク状態D5からフレーム鍵計算状態D1への遷移)
CTL3信号が発生すれば(ステップS317)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、新たなフレーム鍵計算を行なうため、フレーム鍵計算状態D1へ遷移する。
(Vブランク状態D5からアイドル状態D0への遷移)
Vブランク期間中に、CTL3信号が発生する前に、DE信号により映像信号に戻った場合(ステップS319)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、次のフレームの暗号化は行なわない。これはリンクでの認証失敗などにより起こる。
【0095】
(フレーム鍵計算状態D1から音声暗号化[復号]状態D6への遷移)
Vブランク期間中、音声信号の開始信号ADEがあれば(ステップS305)、HDCP暗号部215<HDCP復号部315>は、音声信号の暗号化[復号]を始める。
音声暗号化[復号]状態D6において、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、音声信号を暗号化[復号]する。
【0096】
(音声暗号化[復号]状態D6から映像信号待状態D7への遷移)
音声信号の終わりがADEにより通知されると(ステップS306)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、映像信号が始まるのを待つ映像信号待状態D7へ遷移する。図12において、この信号を「!ADE」と表現している。
【0097】
(映像信号待状態D7から映像暗号化[復号]状態D2への遷移)
TMDSリンクのDE信号は暗号化[復号]すべき映像信号の先頭を与える。DE信号を受け取ると(ステップS307)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、映像暗号化[復号]状態D2へ遷移する。
(Hブランク状態D4から音声暗号化[復号]状態D8への遷移)
ADE信号を受け取り(ステップS311)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、次のHブランキング期間の音声信号の暗号化[復号]を始めるために、音声暗号化[復号]状態D8へ遷移する。
【0098】
音声暗号化[復号]状態D8において、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、音声信号を暗号化[復号]する。
(音声暗号化[復号]状態D8から映像信号待状態D9への遷移)
音声信号の終わりがADEにより通知されると(ステップS312)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、映像信号待状態D9へ遷移する。
【0099】
映像信号待状態D9において、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、映像信号が始まるのを待つ。
(映像信号待状態D9から映像暗号化[復号]状態D2への遷移)
TMDSリンクのDE信号は暗号化[復号]すべき映像信号の先頭を与える。DE信号を受け取ると(ステップS313)、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]は、映像暗号化[復号]状態D2へ遷移する。
【0100】
3.まとめ
以上説明した本実施の形態によると、映像信号及び音声信号を時分割多重して暗号伝送する暗号伝送システムは、送信側において、音声信号を時間軸圧縮し、該時間軸圧縮した音声信号を、映像信号のブランキング期間に多重して暗号伝送する。
【0101】
また、前記暗号伝送システムは、前記送信側において、受信側の認証の後、及び垂直同期信号の後にフレーム用の鍵を計算し、計算したフレーム用の鍵を用いて時間圧縮した音声信号を暗号化し、その後映像信号を暗号化し、さらに、鍵の更新を行って、水平同期信号の後に前記更新された鍵を用いて次の時間圧縮した音声信号を暗号化し、その後次の映像信号を暗号化する。
【0102】
また、前記暗号伝送システムは、前記受信側において、送信側との認証の後、及び垂直同期信号の後にフレーム用の鍵を計算し、計算したフレーム用の鍵を用いて暗号化された音声信号を復号し、その後暗号化された映像信号を復号し、さらに、鍵の更新を行って、水平同期信号の後に前記更新された鍵を用いて次の暗号化された音声信号を復号し、その後次の暗号化された映像信号を復号する。
【0103】
また、前記暗号伝送システムは、前記送信側において、音声信号の暗号化送信を音声信号イネーブル信号で受信側に通知し、映像信号の暗号化送信を映像信号イネーブル信号で受信側に通知し、一方、前記受信側では音声信号イネーブル信号がある場合に、音声信号の復号をして、映像信号イネーブル信号がある場合に、映像信号の復号をする。
【0104】
このように、前記暗号伝送システムにおいては、従来例における映像信号のデータイネーブル信号(DE信号)に加えて、音声信号のデータイネーブル信号(ADE信号)を追加し、これを多重制御信号として用いて制御する。この信号を追加しているので、音声信号の多重がない場合にも受信側で送信側に対応した処理を行うことができる。
【0105】
また、前記暗号伝送システムは、前記送信側及び受信側のそれぞれにおける映像信号の暗号化及び音声信号の暗号化において、同じ暗号方式を用いる。
また、前記暗号伝送システムは、前記暗号方式が内部状態を持つ場合、ある初期状態を設定して音声信号を暗号化し、その後、暗号方式の内部状態をもとの初期状態に戻して、次の映像信号を暗号化する。
【0106】
HDCPで用いているHDCP Cipherは、内部状態を保持し、これに依存して入力データを暗号化すると同時に内部状態を変更されるタイプの暗号方式である。送信側では、状態D3時点での暗号方式の内部状態を保存しておき、音声信号を処理(状態D8)したあと、状態D9の時点で保存しておいた内部状態に戻して、次の映像信号の暗号化処理(状態D2)をする。このことにより、受信側で、映像信号しか処理できないHDCP対応受信機であっても、映像信号を復号する時点での、送信側と受信側で暗号方式の内部状態が同じになり(つまり、状態D9から状態D2の遷移と、状態D4から状態D2への遷移)、HDCP受信機は正しく映像信号を処理することができる。
【0107】
また、前記暗号伝送システムは、前記送信側、及び受信側のそれぞれにおける認証と鍵計算、及び映像信号の暗号化と音声の暗号化において、共通の演算モジュールを用いる。
このように、前記暗号伝送システムは、音声信号と映像信号で用いる暗号アルゴリズムを共通にしているので、従来の暗号伝送システムからの追加部分が最小に抑えられる。また、HDCPと同様に認証と鍵共有、暗号化に共通の演算モジュールを用いるているので、実装規模を削減することができる。
【0108】
また、前記暗号伝送システムは、前記送信側において、前記映像信号及び前記音声信号を、多重制御信号を用いて多重化し、一方、受信側において、送信側から送られた多重制御信号を用いてこれを分離する。
また、本実施の形態によると、多重制御信号を送信側から受信側に送るものとしているが、音声信号の処理と映像信号の処理の間に、あらかじめ決められた長さの無信号期間を設け、これを受信側で認識することにより、音声信号と映像信号の切り替えを行うとしてもよい。このようにして、前記暗号伝送システムは、前記多重制御信号を送信側から受信側に送付する代わりに、音声信号と映像信号の間の切り替わりに無信号期間を設け、受信側でこれを認識して多重制御信号を生成する。
【0109】
以上のように、本実施の形態によれば、 HDCP規格の状態遷移、および実装規模を最小限拡張することにより、従来の映像信号のみならず、そのブランキング期間に時間軸圧縮した音声信号を多重して暗号化伝送することができる。従来のHDCP規格に音声信号の切り替え部を追加して、音声信号のイネーブル信号と切り替え信号で制御する。この制御により、音声信号が多重されない場合については従来のHDCP規格と同じ処理が可能である。なお、切り替え信号の追加が難しい場合は、データ信号上にある特定の長さの無信号区間を設けることにより、受信部で検知して切り替えを行うとしてもよい。
【0110】
また、従来のHDCP規格と上位互換性を保ちつつ、これを規格上および実装上において最小限に拡張して、映像信号とともに音声信号を暗号化伝送できる。さらに、従来のHDCP規格に準じた受信機においても暗号化映像信号が復号再生できる。
また、音声信号の暗号化には映像信号と同じ暗号方式を用いることにより、追加のモジュールも最小となりコンパクトな実装が可能となる。また、各ラインにおける音声信号の暗号化のあと、暗号方式の内部状態を各ラインでの初期状態に戻すことにより、受信機が拡張仕様に対応していない従来のHDCP規格のもの、つまり映像信号の復号しかできない場合であっても、映像信号を正しく復号することができる。
【0111】
4.その他の実施の形態
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)本実施の形態によると、パーソナルコンピュータにより実現されているが、これには限定されない。デジタル放送受信装置、DVD再生装置などにおいて、デジタル音声の付加されたデジタル映像の再生するとしてもよい。
【0112】
(2)本実施の形態によると、符号化音声情報を、チャネルC12、C11及びC10の全てを介して、ビデオ接続部201からビデオ接続部301へ伝送するとしているが、符号化音声情報の伝送量を少なくし、前記チャネルの内の1個、又は2個のみを介して、伝送するとしてもよい。
また、本実施の形態によると、符号化音声情報を、垂直帰線期間及び水平帰線期間において、ビデオ接続部201からビデオ接続部301へ伝送するとしているが、垂直帰線期間においてのみ、伝送するとしてもよい。また、水平帰線期間においてのみ、伝送するとしてもよい。
【0113】
(3)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
【0114】
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
【0115】
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(4)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
【0116】
(産業上の利用の可能性)
パーソナルコンピュータや情報処理端末などにおいて、映像と音声とを出力する場合において利用することができる。また、DVD再生装置やデジタル放送受信装置において、映像と音声とを出力する場合においても利用することができる。
【0117】
【発明の効果】
上記に説明したように、本発明は、デジタル映像情報を帰線期間を置いて送信する送信装置と、前記デジタル映像情報を受信する受信装置とから構成される伝送システムであって、前記送信装置は、前記帰線期間においてデジタル音声情報を送信し、前記受信装置は、前記帰線期間において前記デジタル音声情報を受信する。
【0118】
これによって、映像情報と音声情報とを高品質で送受信することができる。
また、本発明は、帰線期間を置いてデジタル映像情報を含むフレーム情報を生成し、暗号化して送信する送信装置と、暗号化された前記フレーム情報を受信して復号し、復号されたフレーム情報から前記デジタル映像情報を抽出し、表示する映像表示装置とから構成される暗号伝送システムであって、前記送信装置は、デジタル音声情報を前記帰線期間において前記フレーム情報に多重化し、前記デジタル音声情報が多重化されたフレーム情報を暗号化して送信し、前記映像表示装置は、暗号化された前記フレーム情報を受信し、復号してフレーム情報を生成し、生成した前記フレーム情報内に置かれた前記帰線期間から前記デジタル音声情報を抽出し、音声信号に変換する。
【0119】
これによって、映像情報と音声情報とを高品質で送受信し、かつ著作物としての保護ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、パーソナルコンピュータシステム10の外観を示す外観図である。
【図2】図2は、パーソナルコンピュータシステム10の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、ビデオ接続部201及びビデオ接続部301の構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、垂直帰線期間、水平帰線期間及び1フレーム分の映像情報の関係を示す概念図である。
【図5】図5は、時間の経過に伴う1フレームに相当するデータイネーブル信号DE、ADE、復号映像情報及び符号化音声情報の変化を示す。
【図6】図6は、時間の経過に伴う1ラインに相当するデータイネーブル信号DE、ADE、復号映像情報及び符号化音声情報の変化を示す。
【図7】図7は、TMDS符号化部213及びTMDS復号部311の構成を示すブロック図である。
【図8】図8は、符号化映像音声情報を再生する場合のパーソナルコンピュータシステム10の概要動作を示すフローチャートである。
【図9】図9は、装置認証の動作を示すフローチャートである。
【図10】図10は、フレーム毎の鍵共有の動作を示すフローチャートである。
【図11】図11は、1ライン内の音声情報及び映像情報の暗号化、送信及び復号の動作を示すフローチャートである。
【図12】図12は、HDCP暗号部215[HDCP復号部315]による暗号化[復号]の状態遷移を示す遷移チャートである。
【符号の説明】
10 パーソナルコンピュータシステム
20 PC本体装置
30 CRTディスプレィ装置
41 キーボード
42 マウス
50a ケーブル
50b ケーブル
201 ビデオ接続部
202 映像音声処理部
203 DVD入出力部
204 制御部
211 多重部
212 暗号部
213 TMDS符号化部
214 認証鍵共有部
215 HDCP暗号部
301 ビデオ接続部
302 ディスプレィ制御部
303 CRT部
304 スピーカ制御部
305 スピーカ
311 TMDS復号部
312 暗号部
313 分離部
314 認証鍵共有部
315 HDCP復号部

Claims (18)

  1. 帰線期間を設けてデジタル映像情報を含むフレーム情報を生成し、暗号化して送信する送信装置と、暗号化された前記フレーム情報を受信して復号し、復号されたフレーム情報から前記デジタル映像情報を抽出し、表示する映像表示装置とから構成される暗号伝送システムであって、
    前記送信装置は、デジタル音声情報を前記帰線期間において前記フレーム情報に多重化し、前記デジタル音声情報が多重化されたフレーム情報を暗号化して送信し、
    前記映像表示装置は、暗号化された前記フレーム情報を受信し、復号してフレーム情報を生成し、生成した前記フレーム情報内に設けられた前記帰線期間から前記デジタル音声情報を抽出し、音声信号に変換し、
    前記デジタル映像情報は、フレームのライン毎に1個のライン映像情報を含み、前記デジタル音声情報は、ライン毎に1個のライン音声情報を含み、
    前記送信装置は、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報の暗号化において、同一の暗号方式を用い、ライン毎に、音声用初期値を設定し、設定した前記音声用初期値を用いて、ライン音声情報を暗号化し、次に、前記音声用初期値と同じ値を有する映像用初期値を設定し、設定した前記映像用初期値を用いて、ライン映像情報を暗号化し、
    前記映像表示装置は、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報の復号において、同一の復号方式を用い、フレームのライン毎に、音声用初期値を設定し、設定した前期音声用初期値を用いて、ライン音声情報を復号し、次に、前記音声用初期値と同じ値を有する映像用初期値を設定し、設定した前記映像用初期値を用いて、ライン映像情報を復号する、
    ことを特徴とする暗号伝送システム
  2. 1以上の帰線期間を設けてデジタル映像情報を含むフレーム情報を生成し、暗号化して送信する送信装置であって、
    デジタル音声情報を前記帰線期間において前記フレーム情報に多重化する多重化手段と、
    前記デジタル音声情報が多重化された前記フレーム情報を暗号化する暗号化手段と、
    暗号化された前記フレーム情報を送信する送信手段と
    を備え、
    前記デジタル映像情報は、フレームのライン毎に1個のライン映像情報を含み、前記デジタル音声情報は、ライン毎に1個のライン音声情報を含み、
    前記暗号化手段は、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報の暗号化において、同一の暗号化方式を用い、ライン毎に、音声用初期値を設定し、設定した前記音声用初期値を用いて、ライン音声情報を暗号化し、次に、前記音声用初期値と同じ値を有する映像用初期値を設定し、設定した前記映像用初期値を用いて、ライン映像情報を暗号化する
    ことを特徴とする送信装置。
  3. 生成された前記フレーム情報は、垂直帰線期間を設け、続いて、ライン毎に、水平帰線期間を設けてライン映像情報を含み、
    前記多重化手段は、前記垂直帰線期間及び/又は前記水平帰線期間において前記ライン音声情報を多重化する
    ことを特徴とする請求項に記載の送信装置。
  4. 前記暗号化手段は、
    フレーム情報に対応して、暗号化の鍵として用いられるフレーム鍵を生成するフレーム鍵生成手段と、
    フレーム情報に対応して生成された前記フレーム鍵を用いて、前記フレーム情報に含まれるデジタル音声情報及びデジタル映像情報を暗号化するフレーム暗号手段と
    を含むことを特徴とする請求項に記載の送信装置。
  5. 前記フレーム暗号手段は、
    前記フレーム鍵を用いて、前記フレーム情報に含まれるライン音声情報及びライン映像情報を暗号化するライン暗号手段と、
    前記フレーム鍵を更新する鍵更新手段と、
    前記フレーム情報に含まれる全てのライン音声情報及びライン映像情報の暗号化が終了するまで、前記ライン暗号化手段に対して、更新された前記フレーム鍵を用いて、次のライン音声情報及び次のライン映像情報を暗号化するように制御し、前記鍵更新手段に対して、更新された前記フレーム鍵を再度更新するように制御する繰返制御手段と
    を含むことを特徴とする請求項に記載の送信装置。
  6. 前記送信装置は、暗号化された前記フレーム情報を映像表示装置に対して送信し、
    前記暗号化手段は、前記映像表示装置の認証、前記フレーム鍵の生成及び前記フレーム情報の暗号化において、共通の演算モジュールを用いる
    ことを特徴とする請求項4に記載の送信装置。
  7. 前記多重化手段は、さらに、前記フレーム情報内で前記デジタル映像情報を含む期間において、前記デジタル映像情報の送信を示す映像イネーブル信号を生成し、前記帰線期間において、前記デジタル音声情報の送信を示す音声イネーブル信号を生成し、
    前記送信手段は、さらに、生成された前記映像イネーブル信号及び前記音声イネーブル信号を送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の送信装置。
  8. 前記多重化手段は、前記デジタル音声情報を多重化する前記垂直帰線期間及び/又は前記水平帰線期間において、前記デジタル音声情報の送信を示す音声イネーブル信号を生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の送信装置。
  9. 前記多重化手段は、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報の送信を識別する多重制御信号を用いて、前記フレーム情報を生成し、
    前記送信手段は、前記多重制御信号を送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の送信装置。
  10. 前記多重化手段は、前記デジタル音声情報と前記デジタル映像情報との間に無信号期間を設けてフレーム情報を生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の送信装置。
  11. 請求項に記載の送信装置から暗号化された前記フレーム情報を受信して復号し、復号されたフレーム情報から前記デジタル映像情報を抽出し、表示する映像表示装置であって、
    暗号化された前記フレーム情報を受信する受信手段と、
    暗号化された前記フレーム情報を復号する復号手段と、
    復号された前記フレーム情報内に設けられた前記帰線期間からデジタル音声情報を抽出し、他の期間からデジタル映像情報を抽出する抽出手段と、
    抽出した前記デジタル映像情報を表示し、抽出した前記デジタル音声情報を音声信号に変換する出力手段と
    を備え
    前記デジタル映像情報は、フレームのライン毎に1個のライン映像情報を含み、前記デジタル音声情報は、ライン毎に1個のライン音声情報を含み、
    前記復号手段は、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報の復号において、同一の復号方式を用い、フレームのライン毎に、音声用初期値を設定し、設定した前記音声用初期値を用いて、ライン音声情報を復号し、次に、前記音声用初期値と同じ値を有する映像用初期値を設定し、設定した前記映像用初期値を用いて、ライン映像情報を復号する
    ことを特徴とする映像表示装置。
  12. 前記デジタル音声情報は、複数個のライン音声情報から構成されており、
    前記フレーム情報は、垂直帰線期間を設け、続いて、ライン毎に、水平帰線期間を設けてライン映像情報を含み、前記垂直帰線期間及び/又は前記水平帰線期間において、前記ライン音声情報が多重化されており、
    前記抽出手段は、前記垂直帰線期間及び/又は前記水平帰線期間から前記ライン音声情報を抽出する
    ことを特徴とする請求項11に記載の映像表示装置。
  13. 前記復号手段は、
    フレーム情報に対応して、復号の鍵として用いられるフレーム鍵を生成するフレーム鍵生成手段と、
    フレーム情報に対応して生成された前記フレーム鍵を用いて、暗号化された前記フレーム情報に含まれるデジタル音声情報及びデジタル映像情報を復号するフレーム復号手段と
    を含むことを特徴とする請求項12に記載の映像表示装置。
  14. 前記フレーム復号手段は、
    前記フレーム鍵を用いて、暗号化された前記フレーム情報に含まれるライン音声情報及びライン映像情報を復号するライン復号手段と、
    前記フレーム鍵を更新する鍵更新手段と、
    暗号化された前記フレーム情報に含まれる全てのライン音声情報及びライン映像情報の復号が終了するまで、前記ライン復号手段に対して、更新された前記フレーム鍵を用いて、次のライン音声情報及び次のライン映像情報を復号するように制御し、前記鍵更新手段に対して、更新された前記フレーム鍵を再度更新するように制御する繰返制御手段と
    を含むことを特徴とする請求項13に記載の映像表示装置。
  15. 前記復号手段は、前記映像表示装置による認証、前記フレーム鍵の生成及び暗号化された前記フレーム情報の復号において、共通の演算モジュールを用いる
    ことを特徴とする請求項13に記載の映像表示装置。
  16. 前記送信手段は、さらに、前記デジタル映像情報の送信を示す前記映像イネーブル信号及び前記デジタル音声情報の送信を示す前記音声イネーブル信号を受信し、
    前記抽出手段は、さらに、前記フレーム情報内で、前記映像イネーブル信号が示す期間において前記デジタル映像情報を抽出し、前記音声イネーブル信号が示す期間において前記デジタル音声情報を抽出する
    ことを特徴とする請求項12に記載の映像表示装置。
  17. 前記受信手段は、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報の送信を識別する多重制御信号を受信し、
    前記抽出手段は、前記多重制御信号を用いて、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報を抽出する
    ことを特徴とする請求項11に記載の映像表示装置。
  18. 前記受信手段は、前記デジタル音声情報と前記デジタル映像情報との間に無信号期間を設けて、暗号化されたフレーム情報を受信し、
    前記抽出手段は、前記デジタル音声情報と前記デジタル映像情報との間の無信号期間において、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報の受信を識別
    する多重制御信号を生成し、生成した前記多重制御信号を用いて、前記デジタル音声情報及び前記デジタル映像情報を抽出する
    ことを特徴とする請求項11に記載の映像表示装置。
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