JP3964639B2

JP3964639B2 - Reclining device

Info

Publication number: JP3964639B2
Application number: JP2001253889A
Authority: JP
Inventors: 浩史高柳; 昌幸上山; 修長野
Original assignee: Shiroki Corp
Current assignee: Shiroki Corp
Priority date: 2001-08-24
Filing date: 2001-08-24
Publication date: 2007-08-22
Anticipated expiration: 2021-08-24
Also published as: JP2003061772A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等のシートバックの傾斜角度を所望の値に調整できるリクライニング装置に関する。さらに詳しくは、ベースアームに対してラチェットが傾動可能に設けられ、両者の対向面のうち、ラチェット側の対向面には、傾動中心を中心とする略円形の凹部が形成され、該凹部内周面には内歯が刻設され、ベースアーム側の対向面には、ラチェット側を向いたガイド突起が少なくとも一対形成され、該ガイド突起の対向するガイド面に挟まれて、ポールが傾動の中心軸と直交する方向に摺動案内され、ポールの外歯がラチェットの所望の内歯に噛合する構成を有したリクライニング装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、リクライニング装置の基本構成として、ベースアームとラチェットの対向面のうち、ラチェット側の対向面には、傾動中心を中心とする略円形の凹部が形成され、該凹部内周面には内歯が刻設され、ベースアーム側の対向面には、ラチェット側を向いたガイド突起が少なくとも一対形成され、該ガイド突起の対向するガイド面に挟まれて、ポールが傾動の中心軸と直交する方向に摺動案内され、ポールの外歯がラチェットの所望の内歯に噛合する構成は知られている。
【０００３】
例えば特開２００１−８７０７３公報には、上記基本構成の他に、ラチェットをシートバック側に取り付け、ベースアームをシートクッション側に取り付けるリクライニング装置であって、ラチェットには、シートバック側に取り付けるための複数の結合用突起を配設し、ベースアームには、シートクッション側に取り付けるための二つの大きな鍔部を設けた構成も示されている。
【０００４】
さらに上記公報には、ベースアームのガイド突起間の底面に一対の角穴を形成し、ポールにはこの角穴にそれぞれ嵌入する一対の突部を設け、追突時等にガイド突起にかかる負荷を軽減する構造も示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
近年、リクライニング装置においても、基幹機構の共通化が求められており、異なるシートに対しても容易に装着できるリクライニング装置が要求されている。上記従来装置の場合、シートバック側については、シートバック側のバックフレーム（シートに固有の形状をしている）に、結合用突起が嵌入する嵌合穴を穿設しておけば、ラチェットの共通化が図れることになる。しかし、シートクッション側については、ベースアームに結合部として結合用突起ではなく鍔部が設けられており、ベースアームは一種類のシートに固有の形状となっている。このため、リクライニング装置の基幹機構中に個別のシートの専用部品が含まれることになり、基幹機構の共通化の要求に応えられない。
【０００６】
一方、この種のリクライニング装置において、ベースアームには種々の部品が搭載されるため、ベースアーム上には、ガイド突起を含め多くの凹凸部が既に形成されており、ここに、結合用突起と上記の補強用の角穴とを形成することは、容易なことではない。しかし、基幹機構の共通化を図るためには、ベースアームに結合用突起とガイド突起の負荷軽減用の角穴とを他の凹凸部と干渉することなく形成する必要がある。
【０００７】
本発明の課題は、上記問題を解決し、異なるシートに対しても容易に装着でき、しかも、ガイド突起の負荷も軽減できるリクライニング装置を実現することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項１に係る発明は、ベースアームに対してラチェットが傾動可能に設けられ、両者の対向面のうち、前記ラチェット側の対向面には、前記傾動中心を中心とする略円形の凹部が形成され、該凹部内周面には内歯が刻設され、前記ベースアーム側の対向面には、前記ラチェット側を向いたガイド突起が少なくとも一対形成され、該ガイド突起の対向するガイド面に挟まれて、ポールが前記傾動の中心軸と直交する方向に摺動案内され、前記ポールの外歯が前記ラチェットの所望の内歯に噛合する構成を有したリクライニング装置において、前記ラチェットにおける前記ベースアーム側とは反対側の面に、シートクッション側又はシートバック側の何れか一方に取り付けるための複数の円柱状の結合用突起を配設し、前記ベースアームにおける前記ラチェット側とは反対側の面にも、シートクッション側又はシートバック側の他方に取り付けるための複数の円柱状の結合用突起を配設し、又、前記ベースアームを前記ラチェット側から見たとき、前記ポールは、前記ベースアーム上の結合用突起の何れかと重なる位置にあり、前記ガイド突起のガイド面は、前記ポールと重なる結合用突起の背面部を両側から挟むような位置にあり、さらに、前記ポールと重なる前記ベースアーム上の結合用突起の背面部に、前記ガイド突起のガイド面と平行な一対の側壁面を持つ角穴を形成し、前記ポールには、前記角穴に嵌入し前記角穴の前記側壁面に摺接し前記傾動の中心軸と直交する方向に移動する突起を設けたことを特徴とするものである。
【０００９】
本発明では、ベースアームにおいて、結合用突起の背面部に、ガイド突起の負荷軽減用の角穴を形成する。このため、ガイド突起の負荷軽減用の角穴が占めるベースアーム上の面積は、ほとんど無視でき、結合用突起やガイド突起の負荷軽減用の角穴をベースアームに容易に形成できる。よって、リクライニング装置のシートクッション側及びシートバック側への取り付けを結合用突起を介して行うことができる。すなわち、本発明によれば、異なるシートに対しても容易に装着でき、しかも、ガイド突起の負荷も軽減できるリクライニング装置を実現できる。
【００１０】
ガイド突起の負荷軽減用の角穴と円柱状の結合用突起とをベースアームの表裏に形成することは、ハーフブロー成形（エンボス成形）等で容易に行える。結合用突起を円柱状にすることは、高精度かつ容易に形成できる点で好ましい。又、結合用突起が円柱状であれば、結合用突起の外周面とその嵌合穴の内壁面との良好な面接触状態を容易に確保できるため、衝突時等にバックフレームに大きな荷重がかかった場合にも、荷重が接触面に均等にかかり、嵌合穴の内壁面に亀裂や割れが発生することを回避できる。結合用突起を例えば角柱状にすると、嵌合穴の内壁面に亀裂や割れが発生することが考えられる。
【００１１】
請求項２に係る発明は、請求項１に係る発明において、前記ガイド突起のガイド面と該ガイド面間にあり該ガイド面に交叉する底面とからなる凹部における前記底面の側端には、前記ガイド突起のガイド面が前記底面をより深い位置まで延長されるように、矩形断面をした溝が、前記ガイド突起のガイド面と平行に形成されていることを特徴とするものである。この溝の存在により、ポールは、凹部の底面やガイド面に密着でき、ポールが凹部の底面から浮き上がるという事態を回避できる。
請求項３に係る発明は、請求項１又は２に係る発明において、ラチェットにおけるベースアーム側とは反対側の面への結合用突起の配設が、これら結合用突起がラチェットの傾動中心を中心とする同一円周上に等間隔で位置するようになされ、ベースアームにおけるラチェット側とは反対側の面への結合用突起の配設も、これら結合用突起がラチェットの傾動中心を中心とする同一円周上に等間隔で位置するようになされていることを特徴とするものである。
【００１２】
このように構成すれば、例えば、バックフレームとラチェットとの相対的な取り付け角度を、結合用突起間の開き角を調整単位にして変更でき、取り付け自由度が向上する。又、プレス成形の精度向上や熱処理歪みの発生防止も図れる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
図１〜図１０を用いて本発明の実施の形態例を説明する。本形態例のリクライニング装置では、シートクッション側のフレーム２０１に、ベースアーム１００がロアアームとして取り付けられ、シートバック側のバックフレーム２０２に、ラチェット１３０が取り付けられる（図３〜図５参照）。
【００１４】
特に図３〜図６及び図１０に示すように、ベースアーム１００には、回動シャフト１２０の円柱部１２１を回転可能に支持する嵌合穴１０１が中央部に形成され、さらに、この嵌合穴１０１の周囲には、嵌合穴１０１と同軸的に、ラチェット１３０側に突き出た二つの同一形状の断面円弧状支持部１０２，１０３が対向するように形成されている。
【００１５】
ラチェット１３０の中央部の嵌合穴１３１（図８参照）には、断面円弧状支持部１０２，１０３が回転自在に嵌合しており、このため、ベースアーム１００に対してラチェット１３０は傾動可能となっている。そして、ベースアーム１００の外周部とラチェット１３０の外周部とは、取り付け金具２０５により、相対回転可能に接合されている。ラチェット１３０のベースアーム１００との対向面には、図８に示すように、ラチェット１３０の傾動中心を中心とする略円形の凹部１３２が形成され、該凹部内周面には内歯１３３，１３４が刻設されている。
【００１６】
ベースアーム１００上の、ラチェット１３０の凹部１３２との対向面にも、凹部１０４（図６参照）が形成され、該凹部１０４の底面上部には、ラチェット１３０に向けてガイド突起１０５，１０６が突設され、底面下部には、ラチェット１３０に向けてガイド突起１０７，１０８が突設されている。
【００１７】
ベースアーム１００におけるラチェット１３０側とは反対側の面には、シートクッション側のフレーム２０１に取り付けるための複数の結合用突起１００ａが、嵌合穴１０１（ラチェット１３０の傾動中心）を中心とする同一円周上に等間隔で配設されている。一方、ラチェット１３０におけるベースアーム１００側とは反対側の面には、シートバック側のバックフレーム２０２に取り付けるための複数の結合用突起１３０ａが、嵌合穴１３１（ラチェット１３０の傾動中心）を中心とする同一円周上に等間隔で配設されている。尚、結合用突起１００ａ，１３０ａは共に円柱状をしている。
【００１８】
ポール１４０は、特に図２，図６及び図１０に示すように、ガイド突起１０５，１０６のガイド面１０５ａ，１０６ａに挟まれて、上記傾動の中心軸と直交する方向に摺動案内され、前端部の外歯１４１がラチェット１３０の内歯１３３に噛合できるように構成されている。ポール１５０についても同様に、ガイド突起１０７，１０８のガイド面１０７ａ，１０８ａに挟まれて、上記傾動の中心軸と直交する方向に摺動案内され、前端部の外歯１５１がラチェット１３０の内歯１３４に噛合できるように構成されている。
【００１９】
ベースアーム１００をラチェット１３０側から見たとき、特に図６に示すように、ガイド突起１０５，１０６のガイド面１０５ａ，１０６ａは、結合用突起１００ａの背面部を両側から挟むような位置にあり、図１０に示すように、ポール１４０は、ベースアーム１００上の結合用突起１００ａと重なる位置にある。さらに、図６に示すように、ポール１４０と重なる結合用突起１００ａの背面部には、ガイド突起１０５，１０６のガイド面１０５ａ，１０６ａと平行な一対の側壁面１００ｂ１，１００ｂ２を持つ角穴１００ｂが形成され、ポール１４０には、角穴１００ｂに嵌入する角柱状の突起１４４が設けられている。突起１４４の平面が角穴１００ｂの側壁面１００ｂ１，１００ｂ２に当接することになるので、当接強度は大きい。
【００２０】
同様に、特に図６に示すように、ガイド突起１０７，１０８のガイド面１０７ａ，１０８ａは、結合用突起１００ａの背面部を両側から挟むような位置にあり、図１０に示すように、ポール１５０も、ベースアーム１００上の他の結合用突起１００ａと重なる位置にある。さらに、図６に示すように、ポール１５０と重なる結合用突起１００ａの背面部にも、ガイド突起１０７，１０８のガイド面１０７ａ，１０８ａと平行な一対の側壁面１００ｃ１，１００ｃ２を持つ角穴１００ｃが形成され、ポール１５０には、角穴１００ｃに嵌入する角柱状の突起１５４を設けられている。突起１５４の平面が角穴１００ｃの側壁面１００ｃ１，１００ｃ２に当接することになる。
【００２１】
上記角柱状の突起１４４，１５４は、明確には図示されていないが、矩形の角穴１００ｂ，１００ｃの側壁面間隔よりも若干小さい幅を有した矩形断面形状を有しており、角穴１００ｂ，１００ｃに嵌合し、この中で、ポール１４０，１５０の摺動方向に移動できるものである。
【００２２】
図６〜図７に示すように、ガイド突起１０５〜１０８のガイド面１０５ａ〜１０８ａは、凹部１０４の底面から立ち上がっている。ガイド突起１０５〜１０８の先端は、ラチェット１３０の凹部１３２の空間内まで突き出ているが、該凹部１３２の空間内への突出部分には、ポール１４０，１５０と摺接するガイド面は形成されておらず、代わりに、ガイド突起１０５〜１０８の先端に行くほど開口幅がＶ字状に広がるように、ガイド面１０５ａ〜１０８ａと連続して、傾斜面１０９〜１１２が形成されている。
【００２３】
さらに、ガイド面１０５ａ〜１０８ａと交叉する凹部１０４の底面には、ポール１４０，１５０の摺動方向に延びた矩形断面の溝１０４ｈが形成されている。この溝１０４ｈの存在により、ポール１４０，１５０は、凹部１０４の底面やガイド面１０５ａ〜１０８ａに密着でき、ポール１４０，１５０が凹部１０４の底面から浮き上がるという事態を回避できる。
【００２４】
回動シャフト１２０の第１の断面小判形部分１２２には、レリーズ操作部としてのレリーズレバー１６０の小判穴が嵌合し、回動シャフト１２０の第２の断面小判形部分１２３には、カム１７０の小判穴１７１が嵌合している。このため、回動シャフト１２０には、レリーズレバー１６０とカム１７０とが相対回転不可状態に嵌合していることになる。このカム１７０には、ベースアーム１００の断面円弧状支持部１０２，１０３が遊嵌する円弧状長穴１７２，１７３が穿設されており、カム１７０はベースアーム１００に対して一定範囲内で回転できるようになっている。
【００２５】
すなわち、カム１７０は、回動シャフト１２０とともに回転し、押圧部１７４，１７５でもって、ポール１４０，１５０の背面１４２，１５２をその外歯１４１，１５１方向に押して、ポール１４０，１５０の外歯１４１，１５１をラチェット１３０の内歯１３３，１３４に噛合させるものである。
【００２６】
このカム１７０には、ラチェット１３０側に突き出た突起１７６，１７７が形成されており、この突起１７６，１７７がレリーズプレート１８０の穴１８１，１８２に嵌合されている。このため、カム１７０とレリーズプレート１８０とは連動して回転することになる。このレリーズプレート１８０には、ポール１４０，１５０の板厚方向の突起１４３，１５３に嵌合する長穴状のカム穴１８３，１８４が形成されており、このカム穴１８３，１８４の形状は、レリーズレバー１６０をロック解除方向に回転させたとき、カム穴１８３，１８４のカム面が突起１４３，１５３を押圧し、ポール１４０，１５０を背面側に後退させ、前端部の外歯１４１，１５１をラチェット１３０の内歯１３３、１３４から離脱させるように形成されている。
【００２７】
付勢手段としてのスパイラルスプリング１９１，１９５は、内端がベースアーム１００のフック１１１，１１２に掛止され、外端がカム１７０の段部１７８，１７９に掛止され、カム１７０がポール１４０，１５０の背面を押すようにカム１７０を回動付勢するものである。
【００２８】
回動シャフト１２０の第３の断面小判形部分１２４には、回動シャフト１２０の回転を他方のシート側部に設けたリクライニング機構の回動シャフトに伝達するために、コネクティングパイプ(図示せず)が連結されている。
【００２９】
本形態例では、回動シャフト１２０の第２の断面小判形部分１２３とカム１７０の小判穴１７１との円弧状嵌合部に、セレーションが切られている。又、回動シャフト１２０の抜け止めのために、回動シャフト１２０には止輪２０７が嵌着されている。
【００３０】
上記構成のリクライニング装置の作動を説明する。通常は、スパイラルスプリング１９１，１９５の付勢力により、カム１７０がポール１４０，１５０の背面を押し、ポール１４０，１５０の外歯１４１，１５１がラチェット１３０の内歯１３３，１３４に噛合し、ラチェット(シートバック)１３０の回転が禁止されている(ロック状態)。
【００３１】
レリーズレバー１６０を図１において上方に持ち上げると、スパイラルスプリング１９１，１９５の付勢力に抗して回動シャフト１２０，カム１７０，レリーズプレート１８０が図２における時計方向に回転する。
【００３２】
すると、カム１７０のポール１４０，１５０の背面への押圧が解除されるとともに、レリーズプレート１８０のカム穴１８３，１８４のカム面がポール１４０，１５０の突起１４３，１５３を押圧し、ポール１４０，１５０を背面側に後退させる。このため、ポール１４０，１５０はガイド突起１０５〜１０８のガイド面１０５ａ〜１０８ａに案内されて、背面側に移動し、ポール１４０，１５０の外歯１４１，１５１とラチェット１３０の内歯１３３，１３４との噛合が解除され、ラチェット(シートバック)１３０は、傾動可能となる(アンロック状態)。
【００３３】
又、回動シャフト１２０の動きは、コネクティングパイプを介して、他方のシート側部に設けられたリクライニング機構の回動シャフトへ伝達される。
シートバックを所望の角度まで傾動させ、レリーズレバー１６０への操作力を解除すると、スパイラルスプリング１９１，１９５の付勢力により、カム１７０がポール１４０，１５０の背面を押し、ポール１４０，１５０の外歯１４１，１５１がラチェット１３０の内歯１３３，１３４に再び噛合し、ラチェット(シートバック)１３０の回転が禁止された状態に復帰する。
【００３４】
前面衝突や追突等により、シートバック側のバックフレーム２０２に大きな力がかかると、この力は、ラチェット１３０及びポール１４０，１５０を介して、ガイド突起１０５〜１０８（ガイド突起１０５，１０８あるいはガイド突起１０６，１０７）にかかり、ガイド突起１０５〜１０８の変形が進むが、このような場合には、ポール１４０，１５０の突起１４４，１５４が角穴１００ｂ，１００ｃの側壁面１００ｂ１，１００ｂ２，１００ｃ１，１００ｃ２（側壁面１００ｂ２，１００ｃ２あるいは側壁面１００ｂ１，１００ｃ１）に当接し、ガイド突起１０５〜１０８と協働して、負荷を支えることになる。
【００３５】
本形態例では、ベースアーム１００において、結合用突起１００ａの背面部を有効利用し、ここに、ガイド突起１０５〜１０８の負荷軽減用の角穴１００ｂ，１００ｃを形成しているため、ガイド突起１０５〜１０８の負荷軽減用の角穴１００ｂ，１００ｃを形成するために新たなスペースを必要とせず、角穴１００ｂ，１００ｃが占めるベースアーム１００上の面積は、ほとんど無視でき、この結果、結合用突起１００ａやガイド突起１０５〜１０８の負荷軽減用の角穴１００ｂ，１００ｃの双方をベースアーム１００に容易に形成できる。よって、リクライニング装置のシートクッション側（フレーム２０１）及びシートバック側（バックフレーム２０２）への取り付けを結合用突起１００ａ，１３０ａを介して行うように構成することができ、異なるシートに対しても容易に装着できる。
【００３６】
又、ガイド突起１０５〜１０８の負荷軽減用の角穴１００ｂ，１００ｃと円柱状の結合用突起１００ａ，１３０ａとをベースアーム１００の表裏に形成することは、ハーフブロー成形（エンボス成形）等で容易に行える。しかも、結合用突起１００ａ，１３０ａを円柱状にすると、これらを高精度かつ容易に形成できる。しかも、結合用突起１００ａ，１３０ａが円柱状であれば、結合用突起１００ａ，１３０ａの外周面とその嵌合穴の内壁面との良好な面接触状態を容易に確保できるため、衝突時等にバックフレーム２０２に大きな荷重がかかった場合にも、荷重が接触面に均等にかかり、嵌合穴の内壁面に亀裂や割れが発生することを回避できる。
【００３７】
さらに、結合用突起１００ａ，１３０ａの配設が、それぞれ、ラチェット１３０の傾動中心を中心とする同一円周上に等間隔で位置するようになされているため、例えば、バックフレーム２０２とラチェット１３０との相対的な取り付け角度については、結合用突起１３０ａ間の開き角を調整単位にして変更でき、取り付け自由度が向上する。又、プレス成形の精度向上や熱処理歪みの発生防止も図れる。
【００３８】
尚、本発明は上記形態例に限定されるものではない。例えば、シートクッション側のフレーム２０１に、ラチェット１３０をロアアームとして取り付け、シートバック側のバックフレーム２０２に、ベースアーム１００を取り付けるようにしてもよい。又、ポール（１４０，１５０）の数は、１個でも３個以上でもよく、カム１７０の付勢も上記スパイラルスプリング１９１，１９５による方法に限らない。
【００３９】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項１に係る発明によれば、ベースアームにおいて、結合用突起の背面部に、ガイド突起の負荷軽減用の角穴を形成したので、ガイド突起の負荷軽減用の角穴が占めるベースアーム上の面積を、ほとんど無視でき、結合用突起やガイド突起の負荷軽減用の角穴をベースアームに容易に形成できる。よって、リクライニング装置のシートクッション側及びシートバック側への取り付けを結合用突起を介して行うことができ、その結果、異なるシートに対しても容易に装着でき、しかも、ガイド突起の負荷も軽減できるリクライニング装置を実現できる。
【００４０】
又、請求項１に係る発明によれば、ガイド突起の負荷軽減用の角穴と円柱状の結合用突起とをベースアームの表裏に形成することになり、加工が容易になる。又、結合用突起が円柱状であれば、結合用突起の外周面とその嵌合穴の内壁面との良好な面接触状態を容易に確保できるため、衝突時等にバックフレームに大きな荷重がかかった場合にも、荷重が接触面に均等にかかり、嵌合穴の内壁面に亀裂や割れが発生することを回避できる。
【００４１】
請求項２に係る発明によれば、溝の存在により、ポールは、凹部の底面やガイド面に密着でき、ポールが凹部の底面から浮き上がるという事態を回避できる。
請求項３に係る発明によれば、例えば、バックフレームとラチェットとの相対的な取り付け角度を、結合用突起間の開き角を調整単位にして変更でき、取り付け自由度を向上させることができる。又、プレス成形の精度向上や熱処理歪みの発生防止も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態例の外観を示す正面図である。
【図２】図１からベースアームを取り除いた正面図である。
【図３】図１及び図２の切断線Ｃ−Ｃにおける断面図である。
【図４】図１及び図２の切断線Ｄ−Ｄにおける断面図である。
【図５】図１及び図２の切断線Ｅ−Ｅにおける断面図である。
【図６】本発明の実施の形態例中のベースアームの背面図である。
【図７】図６の切断線Ｆ−Ｆにおける断面図である。
【図８】本発明の実施の形態例中のラチェットの正面図である。
【図９】本発明の実施の形態例中のカムの背面図である。
【図１０】本発明の実施の形態例中の主要部の概略分解斜視図である。
【符号の説明】
１００ベースアーム
１００ａ結合用突起
１００ｂ，１００ｃ角穴
１０２，１０３断面円弧状支持部
１０４凹部
１０５〜１０８ガイド突起
１０５ａ〜１０８ａガイド面
１２０回動シャフト
１３０ラチェット
１３０ａ結合用突起
１３２凹部
１３３，１３４内歯
１４０，１５０ポール
１４１，１５１外歯
１４４，１５４突起
１６０レリーズレバー
１７０カム[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a reclining device capable of adjusting a tilt angle of a seat back of an automobile or the like to a desired value. More specifically, the ratchet is provided so as to be tiltable with respect to the base arm, and of the opposing surfaces of the both, a substantially circular recess centered on the tilt center is formed on the opposing surface on the ratchet side, and the inner periphery of the recess Inner teeth are engraved on the surface, and at least a pair of guide projections facing the ratchet side are formed on the opposing surface on the base arm side, and the pole is centered by tilting between the opposing guide surfaces of the guide projections The present invention relates to a reclining device having a configuration in which sliding guides are provided in a direction perpendicular to an axis and external teeth of a pole mesh with desired internal teeth of a ratchet.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a basic configuration of a reclining device, a substantially circular recess centered on a tilting center is formed on an opposing surface on the ratchet side of an opposing surface of a base arm and a ratchet, and an inner peripheral surface of the recess is an inner surface. Teeth are engraved, and at least a pair of guide projections facing the ratchet are formed on the opposing surface on the base arm side, and the pole is orthogonal to the central axis of tilting, sandwiched between the opposing guide surfaces of the guide projections A configuration is known in which the outer teeth of the pole are slidably guided in the direction and mesh with the desired inner teeth of the ratchet.
[0003]
For example, Japanese Patent Laid-Open No. 2001-87073 discloses a reclining device that attaches a ratchet to the seat back side and attaches a base arm to the seat cushion side in addition to the above basic configuration. Also shown is a configuration in which a plurality of coupling protrusions are provided and the base arm is provided with two large collars for attachment to the seat cushion side.
[0004]
Furthermore, in the above publication, a pair of square holes are formed on the bottom surface between the guide projections of the base arm, and the pole is provided with a pair of projections that fit into the square holes, respectively, so that a load applied to the guide projections at the time of a rear projection or the like is provided. A mitigating structure is also shown.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In recent years, reclining devices are required to have a common basic mechanism, and a reclining device that can be easily attached to different seats is required. In the case of the above-described conventional apparatus, on the seat back side, if a fitting hole into which the coupling protrusion is fitted is formed in the back frame (having a shape unique to the seat) on the seat back side, the ratchet Sharing will be possible. However, on the seat cushion side, the base arm is provided with a collar portion as a coupling portion instead of a coupling projection, and the base arm has a shape unique to one type of seat. For this reason, the dedicated parts for the individual seats are included in the backbone mechanism of the reclining device, and the demand for common use of the backbone mechanism cannot be met.
[0006]
On the other hand, in this type of reclining apparatus, since various components are mounted on the base arm, many uneven portions including guide protrusions are already formed on the base arm. It is not easy to form the reinforcing square holes. However, in order to make the basic mechanism common, it is necessary to form the coupling projection and the square hole for reducing the load of the guide projection on the base arm without interfering with other uneven portions.
[0007]
An object of the present invention is to realize a reclining device that solves the above-described problems, can be easily mounted on different sheets, and can also reduce the load on guide protrusions.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In the invention according to claim 1 for solving the above-mentioned problem, the ratchet is provided so as to be tiltable with respect to the base arm, and of the opposing surfaces, the opposing surface on the ratchet side is substantially the center of the tilting center. A circular recess is formed, and internal teeth are engraved on the inner peripheral surface of the recess. At least a pair of guide protrusions facing the ratchet are formed on the opposing surface on the base arm side, and the guide protrusions are opposed to each other. In a reclining device having a configuration in which a pole is slidably guided in a direction orthogonal to the central axis of tilting, and the external teeth of the pole mesh with desired internal teeth of the ratchet. on the opposite side to the base arm side of the ratchet, arranged a plurality of cylindrical coupling projections for attachment to one of the seat cushion side or seat back side, wherein Also on the opposite side to the ratchet side of Suamu, it arranged a plurality of cylindrical coupling protrusions for attachment to the other of the seat cushion side or seat back side, also, the base arm from said ratchet-side When viewed, the pole is positioned so as to overlap with any of the coupling protrusions on the base arm, and the guide surface of the guide protrusion is positioned so as to sandwich the back surface of the coupling protrusion overlapping the pole from both sides. Further, a square hole having a pair of side wall surfaces parallel to the guide surface of the guide protrusion is formed on the back surface of the coupling protrusion on the base arm that overlaps the pole, and the square hole has the square hole And a protrusion that slides into contact with the side wall surface of the square hole and moves in a direction perpendicular to the central axis of the tilting .
[0009]
In the present invention, in the base arm, a square hole for reducing the load on the guide projection is formed on the back surface of the coupling projection. Therefore, the area on the base arm occupied by the square hole for reducing the load on the guide protrusion can be almost ignored, and the square hole for reducing the load on the coupling protrusion and the guide protrusion can be easily formed in the base arm. Therefore, the reclining device can be attached to the seat cushion side and the seat back side through the coupling protrusion. That is, according to the present invention, it is possible to realize a reclining device that can be easily attached to different sheets and that can reduce the load on the guide protrusion.
[0010]
Forming a square hole for load reduction guide protrusion and a cylindrical coupling projections on the front and rear base arm is easily by such as a half-blow molding (embossing). It is preferable to form the coupling protrusion in a columnar shape because it can be easily formed with high accuracy. In addition, if the coupling protrusion is cylindrical, a good surface contact state between the outer peripheral surface of the coupling protrusion and the inner wall surface of the fitting hole can be easily secured, so that a large load is applied to the back frame at the time of a collision or the like. Even when it is applied, it is possible to prevent the load from being applied evenly to the contact surface and causing cracks and cracks on the inner wall surface of the fitting hole. For example, when the coupling protrusion is formed in a prismatic shape, cracks and cracks may occur on the inner wall surface of the fitting hole.
[0011]
The invention according to claim 2 is the invention according to claim 1, wherein the side end of the bottom surface in the concave portion formed by the guide surface of the guide projection and the bottom surface between the guide surface and intersecting the guide surface is A groove having a rectangular cross section is formed in parallel with the guide surface of the guide protrusion so that the guide surface of the guide protrusion extends to a deeper position on the bottom surface. Due to the presence of the groove, the pole can be in close contact with the bottom surface and the guide surface of the recess, and the situation where the pole is lifted from the bottom surface of the recess can be avoided.
The invention according to claim 3 is the invention according to claim 1 or 2, wherein the connection protrusions are arranged on the surface of the ratchet opposite to the base arm side, and the connection protrusions are centered on the tilting center of the ratchet. Are arranged at equal intervals on the same circumference, and the coupling protrusions are arranged on the surface of the base arm opposite to the ratchet side so that the coupling protrusions are centered on the tilting center of the ratchet. It is characterized by being positioned at equal intervals on the same circumference.
[0012]
If comprised in this way, the relative attachment angle of a back frame and a ratchet can be changed by making the opening angle between coupling protrusions into an adjustment unit, for example, and an attachment freedom degree improves. In addition, it is possible to improve press molding accuracy and prevent the occurrence of heat treatment distortion.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the reclining device of this embodiment, the base arm 100 is attached as a lower arm to the frame 201 on the seat cushion side, and the ratchet 130 is attached to the back frame 202 on the seat back side (see FIGS. 3 to 5).
[0014]
In particular, as shown in FIGS. 3 to 6 and 10, the base arm 100 is formed with a fitting hole 101 in the central portion for rotatably supporting the cylindrical portion 121 of the rotating shaft 120. Around the hole 101, two identical cross-section arcuate support portions 102 and 103 protruding toward the ratchet 130 are formed so as to face each other coaxially with the fitting hole 101.
[0015]
Supporting portions 102 and 103 having an arcuate cross section are rotatably fitted in a fitting hole 131 (see FIG. 8) in the center of the ratchet 130, so that the ratchet 130 can tilt with respect to the base arm 100. It has become. And the outer peripheral part of the base arm 100 and the outer peripheral part of the ratchet 130 are joined by the attachment metal fitting 205 so that relative rotation is possible. As shown in FIG. 8, a substantially circular recess 132 centered on the tilting center of the ratchet 130 is formed on the surface of the ratchet 130 facing the base arm 100, and internal teeth 133, 134 are formed on the inner peripheral surface of the recess. Is engraved.
[0016]
A recess 104 (see FIG. 6) is also formed on the surface of the base arm 100 facing the recess 132 of the ratchet 130, and guide protrusions 105, 106 project toward the ratchet 130 on the bottom of the recess 104. Guide protrusions 107, 108 project toward the ratchet 130 at the bottom of the bottom surface.
[0017]
On the surface of the base arm 100 opposite to the ratchet 130 side, a plurality of coupling protrusions 100a for attaching to the frame 201 on the seat cushion side are the same centering on the fitting hole 101 (the tilting center of the ratchet 130). Arranged at equal intervals on the circumference. On the other hand, on the surface of the ratchet 130 opposite to the base arm 100 side, a plurality of coupling protrusions 130a for attaching to the back frame 202 on the seat back side are centered on the fitting hole 131 (the tilting center of the ratchet 130). Are arranged at equal intervals on the same circumference. The coupling protrusions 100a and 130a are both cylindrical.
[0018]
2, 6 and 10, the pole 140 is sandwiched between the guide surfaces 105a and 106a of the guide protrusions 105 and 106, and is slidably guided in the direction perpendicular to the center axis of the tilting. The external teeth 141 of the portion are configured to be able to mesh with the internal teeth 133 of the ratchet 130. Similarly, the pole 150 is sandwiched between the guide surfaces 107 a and 108 a of the guide protrusions 107 and 108, and is slidably guided in a direction perpendicular to the central axis of the tilt. The outer teeth 151 at the front end portion are the inner teeth of the ratchet 130. 134 is configured to be able to mesh.
[0019]
When the base arm 100 is viewed from the ratchet 130 side, as shown particularly in FIG. 6, the guide surfaces 105a and 106a of the guide protrusions 105 and 106 are positioned so as to sandwich the back surface of the coupling protrusion 100a from both sides. As shown in FIG. 10, the pole 140 is in a position overlapping the coupling protrusion 100 a on the base arm 100. Further, as shown in FIG. 6, a square hole 100b having a pair of side wall surfaces 100b1 and 100b2 parallel to the guide surfaces 105a and 106a of the guide protrusions 105 and 106 is formed on the back surface of the coupling protrusion 100a overlapping the pole 140. The pole 140 is formed with a prismatic projection 144 that fits into the square hole 100b. Since the flat surface of the projection 144 contacts the side wall surfaces 100b1 and 100b2 of the square hole 100b, the contact strength is high.
[0020]
Similarly, as shown in FIG. 6 in particular, the guide surfaces 107a and 108a of the guide protrusions 107 and 108 are positioned so as to sandwich the back surface of the coupling protrusion 100a from both sides, and as shown in FIG. Also, it is in a position overlapping with another coupling protrusion 100 a on the base arm 100. Further, as shown in FIG. 6, a square hole 100c having a pair of side wall surfaces 100c1 and 100c2 parallel to the guide surfaces 107a and 108a of the guide protrusions 107 and 108 is also formed on the back surface of the coupling protrusion 100a overlapping the pole 150. The pole 150 is formed with a prismatic protrusion 154 that fits into the square hole 100c. The plane of the protrusion 154 comes into contact with the side wall surfaces 100c1 and 100c2 of the square hole 100c.
[0021]
The prismatic protrusions 144 and 154 have a rectangular cross-sectional shape having a width slightly smaller than the interval between the side walls of the rectangular square holes 100b and 100c, although not clearly shown in the figure. , 100c, in which the poles 140, 150 can move in the sliding direction.
[0022]
As shown in FIGS. 6 to 7, the guide surfaces 105 a to 108 a of the guide protrusions 105 to 108 rise from the bottom surface of the recess 104. The leading ends of the guide protrusions 105 to 108 protrude into the space of the recess 132 of the ratchet 130, but the guide surface that comes into sliding contact with the poles 140 and 150 is not formed at the protruding portion of the recess 132 into the space. Instead, inclined surfaces 109 to 112 are formed continuously with the guide surfaces 105 a to 108 a so that the opening width increases in a V shape toward the tips of the guide protrusions 105 to 108.
[0023]
Furthermore, a rectangular cross-section groove 104h extending in the sliding direction of the poles 140 and 150 is formed on the bottom surface of the recess 104 intersecting with the guide surfaces 105a to 108a. Due to the presence of the groove 104h, the poles 140 and 150 can be in close contact with the bottom surface of the recess 104 and the guide surfaces 105a to 108a, and the situation where the poles 140 and 150 are lifted from the bottom surface of the recess 104 can be avoided.
[0024]
An oval hole of a release lever 160 as a release operation portion is fitted into the first oval portion 122 of the rotating shaft 120, and a cam 170 is inserted into the second oval portion 123 of the rotating shaft 120. The oval hole 171 is fitted. For this reason, the release lever 160 and the cam 170 are fitted to the rotation shaft 120 in a state in which relative rotation is impossible. The cam 170 is formed with arc-shaped elongated holes 172 and 173 into which the arc-shaped support portions 102 and 103 of the base arm 100 are loosely fitted, and the cam 170 rotates within a certain range with respect to the base arm 100. It can be done.
[0025]
That is, the cam 170 rotates together with the rotating shaft 120 and pushes the back surfaces 142 and 152 of the poles 140 and 150 in the direction of the external teeth 141 and 151 with the pressing portions 174 and 175, thereby external teeth 141 of the poles 140 and 150. , 151 is engaged with the internal teeth 133, 134 of the ratchet 130.
[0026]
The cam 170 has protrusions 176 and 177 protruding toward the ratchet 130, and the protrusions 176 and 177 are fitted in the holes 181 and 182 of the release plate 180. For this reason, the cam 170 and the release plate 180 rotate in conjunction with each other. The release plate 180 is formed with elongated hole-shaped cam holes 183 and 184 that fit into the projections 143 and 153 in the plate thickness direction of the poles 140 and 150, and the shape of the cam holes 183 and 184 is the release hole 180. When the lever 160 is rotated in the unlocking direction, the cam surfaces of the cam holes 183 and 184 press the projections 143 and 153, the poles 140 and 150 are moved backward, and the external teeth 141 and 151 at the front end are ratcheted. It is formed so as to be detached from the 130 internal teeth 133 and 134.
[0027]
The spiral springs 191 and 195 as urging means have inner ends hooked to the hooks 111 and 112 of the base arm 100, outer ends hooked to the step portions 178 and 179 of the cam 170, and the cam 170 is connected to the poles 140 and The cam 170 is urged to rotate so as to push the back surface of 150.
[0028]
The third cross-section oval portion 124 of the pivot shaft 120 has a connecting pipe (not shown) for transmitting the rotation of the pivot shaft 120 to the pivot shaft of the reclining mechanism provided on the other seat side. Are connected.
[0029]
In this embodiment, serrations are cut in the arcuate fitting portion between the second cross-sectional oval portion 123 of the rotating shaft 120 and the oval hole 171 of the cam 170. Further, a retaining ring 207 is fitted to the rotating shaft 120 to prevent the rotating shaft 120 from coming off.
[0030]
The operation of the reclining device having the above configuration will be described. Normally, due to the biasing force of the spiral springs 191 and 195, the cam 170 pushes the back surfaces of the poles 140 and 150, the external teeth 141 and 151 of the poles 140 and 150 mesh with the internal teeth 133 and 134 of the ratchet 130, and the ratchet ( The rotation of the seat back 130 is prohibited (locked state).
[0031]
When the release lever 160 is lifted upward in FIG. 1, the rotating shaft 120, the cam 170, and the release plate 180 rotate in the clockwise direction in FIG. 2 against the urging force of the spiral springs 191 and 195.
[0032]
Then, the pressing of the cam 170 to the back surface of the poles 140 and 150 is released, and the cam surfaces of the cam holes 183 and 184 of the release plate 180 press the projections 143 and 153 of the poles 140 and 150, thereby the poles 140 and 150. Move back to the back side. Therefore, the poles 140 and 150 are guided by the guide surfaces 105a to 108a of the guide protrusions 105 to 108 and move to the back side, and the external teeth 141 and 151 of the poles 140 and 150 and the internal teeth 133 and 134 of the ratchet 130 The ratchet (seat back) 130 can be tilted (unlocked).
[0033]
The movement of the rotation shaft 120 is transmitted to the rotation shaft of the reclining mechanism provided on the other seat side through the connecting pipe.
When the seat back is tilted to a desired angle and the operating force to the release lever 160 is released, the cam 170 pushes the back surface of the poles 140 and 150 by the urging force of the spiral springs 191 and 195, and the external teeth of the poles 140 and 150 141 and 151 mesh with the internal teeth 133 and 134 of the ratchet 130 again, and the ratchet (seat back) 130 returns to a state in which the rotation is prohibited.
[0034]
When a large force is applied to the back frame 202 on the seat back side due to a frontal collision or a rear-end collision, this force is applied to the guide protrusions 105 to 108 (the guide protrusions 105 and 108 or the guide protrusions) via the ratchet 130 and the poles 140 and 150. 106, 107), the guide protrusions 105 to 108 are deformed. In such a case, the protrusions 144, 154 of the poles 140, 150 are the side wall surfaces 100b1, 100b2, 100c1, 100c2 of the square holes 100b, 100c. It abuts on (side wall surfaces 100b2, 100c2 or side wall surfaces 100b1, 100c1) and cooperates with guide protrusions 105-108 to support the load.
[0035]
In this embodiment, in the base arm 100, the back surface portion of the coupling protrusion 100a is effectively used, and the square holes 100b and 100c for reducing the load of the guide protrusions 105 to 108 are formed therein. No new space is required to form the square holes 100b and 100c for reducing the load of .about.108, and the area on the base arm 100 occupied by the square holes 100b and 100c is almost negligible. Both the square holes 100b and 100c for reducing the load of 100a and the guide protrusions 105 to 108 can be easily formed in the base arm 100. Therefore, the reclining device can be configured to be attached to the seat cushion side (frame 201) and the seat back side (back frame 202) via the coupling protrusions 100a and 130a. Can be attached to.
[0036]
Further, it is easy to form the square holes 100b, 100c for reducing the loads of the guide protrusions 105 to 108 and the columnar coupling protrusions 100a, 130a on the front and back of the base arm 100 by half blow molding (emboss molding) or the like. Can be done. In addition, when the coupling protrusions 100a and 130a are formed in a columnar shape, they can be formed with high precision and ease. In addition, if the coupling protrusions 100a and 130a are cylindrical, a good surface contact state between the outer peripheral surface of the coupling protrusions 100a and 130a and the inner wall surface of the fitting hole can be easily secured. Even when a large load is applied to the back frame 202, the load is evenly applied to the contact surface, and it is possible to avoid the occurrence of cracks or cracks in the inner wall surface of the fitting hole.
[0037]
Further, since the coupling protrusions 100a and 130a are arranged at equal intervals on the same circumference around the tilt center of the ratchet 130, for example, the back frame 202, the ratchet 130, The relative attachment angle can be changed using the opening angle between the coupling protrusions 130a as an adjustment unit, and the degree of attachment freedom is improved. In addition, it is possible to improve press molding accuracy and prevent the occurrence of heat treatment distortion.
[0038]
The present invention is not limited to the above embodiment. For example, the ratchet 130 may be attached as a lower arm to the frame 201 on the seat cushion side, and the base arm 100 may be attached to the back frame 202 on the seat back side. The number of poles (140, 150) may be one or more, and the biasing of the cam 170 is not limited to the method using the spiral springs 191, 195.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, in the base arm, the square hole for reducing the load on the guide protrusion is formed on the back surface of the coupling protrusion. The area on the base arm occupied by the hole is almost negligible, and a square hole for reducing the load on the coupling protrusion and the guide protrusion can be easily formed on the base arm. Therefore, the reclining device can be attached to the seat cushion side and the seat back side through the coupling protrusion, and as a result, it can be easily attached to different seats, and the load on the guide protrusion can be reduced. A reclining device can be realized.
[0040]
According to the first aspect of the present invention, the square holes for reducing the load on the guide protrusions and the cylindrical connection protrusions are formed on the front and back surfaces of the base arm, which facilitates processing. In addition, if the coupling protrusion is cylindrical, a good surface contact state between the outer peripheral surface of the coupling protrusion and the inner wall surface of the fitting hole can be easily secured, so that a large load is applied to the back frame at the time of a collision or the like. Even when it is applied, it is possible to prevent the load from being applied evenly to the contact surface and causing cracks and cracks on the inner wall surface of the fitting hole.
[0041]
According to the second aspect of the present invention, due to the presence of the groove, the pole can be in close contact with the bottom surface or the guide surface of the recess, and the situation where the pole is lifted from the bottom surface of the recess can be avoided.
According to the third aspect of the invention, for example, the relative attachment angle between the back frame and the ratchet can be changed using the opening angle between the coupling protrusions as an adjustment unit, and the degree of attachment freedom can be improved. Further, it is possible to improve the accuracy of press molding and prevent the occurrence of heat treatment distortion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an appearance of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view with a base arm removed from FIG. 1;
3 is a cross-sectional view taken along a cutting line CC in FIGS. 1 and 2. FIG.
4 is a cross-sectional view taken along a cutting line DD in FIGS. 1 and 2. FIG.
5 is a cross-sectional view taken along a cutting line EE in FIGS. 1 and 2. FIG.
FIG. 6 is a rear view of the base arm in the embodiment of the present invention.
7 is a cross-sectional view taken along a cutting line FF in FIG. 6;
FIG. 8 is a front view of the ratchet in the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a rear view of the cam in the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a schematic exploded perspective view of a main part in an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
100 Base arm 100a Coupling projections 100b, 100c Square holes 102, 103 Cross-section arcuate support portion 104 Recesses 105-108 Guide projections 105a-108a Guide surface 120 Rotating shaft 130 Ratchet 130a Coupling projection 132 Recesses 133, 134 Internal teeth 140 , 150 Pole 141, 151 External teeth 144, 154 Protrusion 160 Release lever 170 Cam

Claims

A ratchet is provided to be tiltable with respect to the base arm, and of the opposing surfaces, a substantially circular recess centered on the tilting center is formed on the opposing surface on the ratchet side, and an inner peripheral surface of the recess is formed. The inner teeth are engraved, and at least one pair of guide protrusions facing the ratchet is formed on the opposing surface on the base arm side, and the pole is tilted between the opposing guide surfaces of the guide protrusion. In a reclining device having a configuration that is guided to slide in a direction perpendicular to the central axis, and the external teeth of the pole mesh with the desired internal teeth of the ratchet,
A plurality of columnar coupling protrusions for mounting on either the seat cushion side or the seat back side are disposed on the surface of the ratchet opposite to the base arm side, and the ratchet side of the base arm A plurality of columnar coupling projections for mounting on the other side of the seat cushion side or the seat back side are also disposed on the opposite side of the surface,
Further, when the base arm is viewed from the ratchet side, the pole is in a position overlapping any of the coupling protrusions on the base arm, and the guide surface of the guide protrusion is the coupling protrusion overlapping the pole. A square hole having a pair of side wall surfaces parallel to the guide surface of the guide projection is formed on the back surface of the coupling projection on the base arm that overlaps with the pole. A reclining device, wherein the pole is provided with a protrusion that fits into the square hole and slides in contact with the side wall surface of the square hole and moves in a direction perpendicular to the central axis of the tilt .

The guide surface of the guide projection extends to a deeper position at the side of the bottom surface of the recess formed by the guide surface of the guide projection and the bottom surface between the guide surface and intersecting the guide surface. The reclining device according to claim 1 , wherein the groove having a rectangular cross section is formed in parallel with the guide surface of the guide protrusion .

The coupling protrusions are arranged on the surface of the ratchet opposite to the base arm side so that the coupling protrusions are located at equal intervals on the same circumference centered on the tilting center of the ratchet. The coupling protrusions are arranged on the surface of the base arm opposite to the ratchet side so that the coupling protrusions are located at equal intervals on the same circumference centered on the tilting center of the ratchet. The reclining device according to claim 1, wherein the reclining device is made.