JP3964273B2 - 3軸ロボット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、X、Y、Zの直交する3方向に、外部に対して作用する作用部を移動する3軸ロボットの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
X、Y、Zの直交する3方向に外部に対して作用する作用部を移動する3軸ロボットの一般的な構造としては、ベースに対してX方向に移動可能なXステージと、Xステージに対してY方向に移動可能なYステージと、Yステージに対してZ方向に移動可能な作用部を設け、ベースに設けたXアクチュエータと移動機構でXステージのX方向の移動を制御し、Xステージに設けたYアクチュエータと移動機構でYステージのY方向の移動を制御し、Yステージに設けたZアクチュエータと移動機構で作用部のZ方向の移動を制御する構造が知られている。
【0003】
また、これらのアクチュエータとしては、ACサーボモータやステップモータなどが用いられることが多く、これらのモータの回転運動をステージや作用部の直線運動に変換する移動機構としては、ボールネジなどを用いた送りネジ機構が使用されることが多い。
【0004】
また、この他の3軸ロボットの構造としては、ベースにエアコンプレッサを設け、エアコンプレッサよりYステージにエアチューブにより圧縮エアを供給して、当該圧縮エアの圧力により作用部のYステージに対するZ方向の移動を制御する構造も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述したベース、Xステージ、Yステージのそれぞれにアクチュエータと移動機構を搭載する構造によれば、XステージやYステージなどの移動部に重量物を搭載することになるため大きな構造的強度が必要となる。
一方、前述したエアコンプレッサを用いる構造によれば、Yステージにアクチュエータ等を搭載する必要がなくなるため、構造的強度の要請は軽減される。しかしながら、このような流動体である圧縮エアを用いた移動制御によって精度良い位置制御や速度制御を行うことは比較的困難であるし、Z方向移動のための構造も煩雑化する。
【0006】
そこで、本発明は、大きな構造的強度を必要とすること無しに、簡易な構造によって精度良い移動制御を行うことができる3軸ロボットを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題達成のために、本発明は、たとえば、ベース部と、当該ベース部に支持され直交する3軸のうちの第1軸方向にベース部に対して移動される第1移動体と、前記第1移動体に支持され前記3軸のうちの第2軸方向に前記第1移動体に対して移動される第2移動体と、前記第2移動体に支持され前記3軸のうちの第3軸方向に前記第2移動体に対して移動される第3移動体とを有する3軸ロボットを、第1端が前記第2移動体に保持される中空のチューブと、前記チューブに内挿されたワイヤとを有する伝達ケーブルと、前記ワイヤの前記チューブの第1端側の端である第1端に連結し、前記ワイヤの前記第2移動体に対する移動に伴い、前記第3移動体を前記第2移動体に対して前記第3軸方向に移動する、前記第2移動体に支持された移動機構と前記第3移動体及び第2移動体外に配置された、前記チューブの第2端を保持すると共に、前記ワイヤの前記チューブの第2側の端である第2端に連結し、前記ワイヤを前記チューブに対して、前記チューブに対する前記ワイヤの抜挿方向に移動する駆動機構とを設けて構成したものである。
【0008】
このような3軸ロボットによれば、第2移動体を介して第1移動体に支持される第3移動体の駆動源となる駆動機構を、第3移動体や第2移動体上ではなく、その外部に設け、駆動機構で発生した動力を伝達ケーブルを介して機械的に第3移動体に伝達し、第2移動体に対して第3軸方向に移動するように構成されているので、第3移動体や第2移動体上に第3移動体を移動するための機構の全てを搭載する場合に比べ、各移動体に加わる重量を低く抑えることができ、したがって、各部の構造的強度を低く抑えることができる。また、このように動力の伝達をカメラのケーブルレリーズに類似した構造によって機械的に実現するので、圧縮エアなどを動力の伝達に用いる場合に比べ簡易、安価な構造によって、精度良い移動制御を行うことができるようになる。
【0009】
ここで、このような3軸ロボットにおいて、前記駆動機構は、たとえば、回転モータと、前記回転モータの回転運動を、前記ワイヤの前記第2端と当該駆動機構との連結部の直進運動に変換する送りネジ機構とを用いて構成することができる。
【0010】
また、前記ワイヤの第1端と前記移動機構と、前記ワイヤの第2端と前記駆動機構との少なくとも一方は磁力によって連結するようにしても良い。
このようにすることにより、比較的劣化しやすい伝達ケーブルの交換などのメンテナンスを容易に行うことができるようになる。
さて、本発明は、以上のような3軸ロボットなどを適用して構成することのできる、ボタンキーなどの打点を行う3軸ロボットに適用できる第3移動体の構造として、第3軸方向に前記第2移動体に対して移動される軸部と、前記軸部に連結された弾性部材と、前記弾性部材に連結された打点部とを有し、前記弾性部材は、前記打点部と前記軸部に各端がそれぞれ連結した第1のコイルバネと、前記打点部に一端が連結された前記第1のコイルバネよりも短い第2のコイルバネとより構成された構造をも併せて提供する。
【0011】
このような第3移動体の構造によれば、所定の弾性をもって打点部によってボタンキーなどを打点することができるようになると共に、もし誤って所望の位置よりも下方まで第3移動体を移動してしまった場合でも、打点部が水平方向に傾き、ボタンキーに過度に強い力が加わってしまうことが避けられるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、携帯電話器の機能検査用の3軸ロボットへの適用を例にとり説明する。
図1に、本実施形態に係る3軸ロボットの外観を示す。
図示するように、本3軸ロボットは、大きく分けて、ベース部1、X移動アーム部2、Y移動ユニット3、Z移動作用部4、動力伝達ケーブル部5、Z方向駆動ユニット6とを有する。
X移動アーム部2は、支柱部21と片持ち梁状の梁部22とよりなり、ベース部1に収容された機構により支持されつつベース部1に対してX方向に移動する。また、Y移動ユニット3は、X移動アーム部2の梁部22に収容された機構により支持されつつX移動アーム部2に対してY方向に移動する。そして、Z移動作用部4は、Y移動ユニット3に支持され、動力伝達ケーブル部5を介して、Z方向駆動ユニット6に収容された機構から伝達される動力によって、Y移動ユニット3に対してZ方向に移動する。
【0013】
このように本3軸ロボットは、Z移動作用部4をXYZ各方向へ任意に移動することができるように構成されており、ユーザは、本3軸ロボットを用い、ベース部1上に載置した携帯電話器の複数のボタンキーを所望のシーケンスで、Z移動作用部4の下端によって打点させて、携帯電話器がボタンキーの打点に対して正常に応答するかどうかを調べる携帯電話器の機能検査を行う。
【0014】
以下、このような3軸ロボットにおける、XYZ各方向への各移動を行う機構について説明する。
図2に、ベース部1に収容された、X移動アーム部2をベース部1に対してX方向に移動する機構を模式的に示す。
図中aは、本機構を上方(Z方向)より、bは本機構を側方(Y方向)より見たようすを表している。
図示するように本機構は、ステップモータ11、二つのガイド板12を有し、これらはベース部1に対して固定されている。二つのガイド板12の間には、両端が各ガイド板12に固定された二つのガイドシャフト13が設けられ、二つのガイドシャフト13には、ガイドシャフト13に沿って滑動可能なリニアガイド14が4つ各ガイドシャフト13につき2つずつ装着されている。また、本機構はボールネジ15を有し、ボールネジ15の一端はガイド板12に設けられた軸受16によって回動可能に受けられており、ボールネジ15の他端はステップモータ11の回転軸に固定されている。そして、ボールネジナット17と4つのリニアガイド14に対して移動ベース18が固定されており、移動ベース18に、X移動アーム部2の支柱の下端が固定されている。
【0015】
そして、このような機構によって、ステップモータ11の回転に伴い、X移動アーム部2は、ベース部1に対してX方向に移動する。
次に、図3にX移動アーム部2の梁部22に収容された、Y移動ユニット3をX移動アーム部2に対してY方向に移動する機構を模式的に示す。
図中aは、本機構を上方(Z方向)より、bは本機構を正面方向(X方向)より見たようすを表している。
図示するように本機構は、ステップモータ201、二つのガイド板202を有し、これらはX移動アーム部2に対して固定されている。二つのガイド板202の間には、両端が各ガイド板202に固定された一つのガイドシャフト203が設けられ、ガイドシャフト203には、ガイドシャフト203に沿って滑動可能なリニアガイド204が一つ装着されている。また、本機構はボールネジ205を有し、ボールネジ205の一端はガイド板202に設けられた軸受206によって回動可能に受けられており、ボールネジ205の他端はステップモータ201の回転軸に固定されている。そして、ボールネジナット207とリニアガイド294に対してくの字状の移動ベース208が固定されており、移動ベース208に、Y移動ユニット3が固定されている。
【0016】
そして、このような機構によって、ステップモータ201の回転に伴い、Y移動ユニット3は、X移動アーム部2に対してY方向に移動する。
次に、Z移動作用部4をY移動ユニット3に対してZ方向に移動する機構について説明する。
ここで、この機構は、動力伝達ケーブル部5と、Z方向駆動ユニット6に収容された機構と、Y移動ユニット3に収容された機構とより構成される。
まず、動力伝達ケーブル部5の構造について説明する。
図4aに、動力伝達ケーブル部5の外形を、図4bに動力伝達ケーブル部5の断面を示す。
本動力伝達ケーブル部は、カメラのケーブルレリーズに類似した構造を有しており、大きく分けて中空のケーブルガイド部と、ケーブルガイド部の内側を滑動するワイヤ部とよりなる。
ワイヤ部は、コイルワイヤ51の両端にそれぞれ鋼性のあるシャフト52を固着したものであり、各シャフト52のコイルワイヤ51と連結していない方の端部はシャフト52よりも直径の大きな円盤形状となるように加工されている。
一方、ケーブルガイド部は、二重のフッ素樹脂チューブ(テフロン(商品名)チューブ)53よりなるチューブ部54と、チューブ部54の一端に連結した中空のY移動ユニット装着部55と、チューブ部54の他端に連結したZ方向駆動ユニット装着部56とよりなる。Y移動ユニット装着部55は、開口側端に雄ねじが切られた中空円筒形状の金具であり、開口側端の中空内部には摩擦軽減用の金属製の中空円筒551が内挿されている。また、Z方向駆動ユニット装着部56は、ねじ孔を有するフランジが設けられた中空の金具であり、やはり開口側端の中空内部には摩擦軽減用の金属製の中空円筒561が内挿されている。
【0017】
このような構造において、ワイヤ部のZ方向駆動ユニット装着部56側のシャフト52端をケーブルガイド部に対して押し込むと、ケーブルガイド部の反対側端よりワイヤ部のY移動ユニット装着部55側のシャフト52が突出し、ワイヤ部のZ方向駆動ユニット装着部56側のシャフト52端をケーブルガイド部に対して引き込むと、ワイヤ部のY移動ユニット装着部55側のシャフト52がケーブルガイド部に引き込まれることになる。
【0018】
次に、Z方向駆動ユニット6に収容された機構について説明する。
図5は、本機構を正面方向(X方向)より見たようすを表している。
図示するように本機構は、ステップモータ61、二つのガイド板62を有し、これらはZ方向駆動ユニット6、ベース部1に対して固定されている。二つのガイド板62の間には、両端が各ガイド板62に固定された一つのガイドシャフト63が設けられ、ガイドシャフト63には、ガイドシャフト63に沿って滑動可能なリニアガイド64が一つ装着されている。また、本機構はボールネジ65を有し、ボールネジ65の一端はガイド板62に設けられた軸受66によって回動可能に受けられており、ボールネジ65の他端はステップモータ61の回転軸に固定されている。そして、ボールネジナット67とリニアガイド64に対して移動ステージ68が固定されており、移動ステージ68上にはシャフト受部69が固定されている。
【0019】
また、Z方向駆動ユニット6に対しては、その上部において、動力伝達ケーブル部5のZ方向駆動ユニット装着部56が、Z方向駆動ユニット装着部56のフランジに設けらているネジ孔を利用してネジ止めされ装着される。また、このようにして動力伝達ケーブル部5がZ方向駆動ユニット6に装着された状態において、動力伝達ケーブル部5のZ方向駆動ユニット装着部56側のシャフト52端は、シャフト受け部69の上端に設けた凹み内に載置された状態となる。ここで、シャフト受部69は永久磁石を用いて形成されており、動力伝達ケーブル部5のZ方向駆動ユニット装着部56側のシャフト52端は鉄を用いて形成されている。よって両者は磁力によって一定の力をもって連結される。
【0020】
このような機構によって、ステップモータ61の回転に伴い、移動ステージ68は、Z方向駆動ユニット6、ベース部1に対してZ方向に移動し、この移動に伴い、シャフト受部69を介して、動力伝達ケーブル部5のZ方向駆動ユニット装着部56側のシャフト52が、ケーブルガイド部に対して押し込まれたり引き出されたりすることになる。
【0021】
次に、Y移動ユニット3に収容された機構について説明する。
図6aは、本機構を正面方向(X方向)より見たようすを表している。
図示するようにY移動ユニット3には、Z移動作用部4の軸部41がベアリングガイド31によって上下方向に滑動可能に指示されている。また、Z移動作用部4の軸部41の上方端には、シャフト受け部411が形成されており、このシャフト受け部411を介してZ移動作用部4は、コイルバネ32により上方向に一定の力で付勢されている。また、Y移動ユニット3の上部には、動力伝達ケーブル部5のY移動ユニット装着部55が、Y移動ユニット装着部55に設けられた雄ねじとY移動ユニット3の上部壁に設けられた雌ねじが切られた貫通孔を利用してネジ止めされ装着される。また、このようにして、動力伝達ケーブル部5がY移動ユニット3に装着された状態において、動力伝達ケーブル部5のY移動ユニット装着部55側のシャフト52端は、シャフト受け部411の上端に設けた凹み内に載置された状態となる。ここで、シャフト受け部411は永久磁石を用いて形成されており、動力伝達ケーブル部5のY移動ユニット3側のシャフト52端は鉄を用いて形成されている。よって両者は磁力によって一定の力をもって連結される。
【0022】
このような機構によって、動力伝達ケーブル部5のY移動ユニット3側のシャフト52がケーブルガイド部に対して押し出されるとZ移動作用部4は下方向に移動し、動力伝達ケーブル部5のY移動ユニット3側のシャフト52がケーブルガイド部に対して引き込まれるとZ移動作用部4は上方向に移動されることになる。
【0023】
したがって、Z方向駆動ユニット6のステップモータ61の回転に伴い、Z移動作用部4はZ方向に移動することになる。
なお、コイルバネ32は、主として、動力伝達ケーブル部5のコイルワイヤ51の遊びを無くすために設けられている。
以上、Z移動作用部4をY移動ユニット3に対してZ方向に移動する機構について説明した。
次に、Z移動作用部4の作用端の構造について説明する。
図6bは、Z移動作用部4の作用端すなわち下端部の構造を模式的に示したものである。
図示するように、Z移動作用部4の軸部の下端は中空円筒形状の加工されている。また、Z移動作用部4の最下端は、二重のコイルバネ42、43に連結された作用子45となっており、この二重のコイルバネ42、43を軸部の下端の中空円筒形状内に挿入し、ネジ44によって軸部に装着することにより、作用子45は軸部と弾性をもって連結される。そして、作用子45は円筒形状の金具の下部に、合成ゴム製の下向きドーム形状の接触部を形成したものとなっている。
【0024】
ここで、本実施形態では、作用子45に二つのコイルバネ42、43を、作用子45側の一部についてのみ2重となるように作用子45に連結している。これは、上下方向への所定の弾力を得つつ、左右方向への弾力を強化するためであり、このようにすることにより、所定の弾性をもって作用子45によって携帯電話器のボタンキーを打点することができるようになると共に、もし誤って所望の位置よりも下方までZ移動作用部4を移動してしまった場合でも、作用子45が水平方向に傾き、ボタンキーに過度に強い力が加わってしまうことが避けられるようになる。
【0025】
以上、本実施形態に係る3軸ロボットについて説明した。
なお、ベース部1には、この他、制御回路や、当該制御回路や前記各ステップモータに電力を供給する電源回路が内蔵されており、前記各ステップモータの回転は、この制御回路によって制御される。
さて、本実施形態に係る3軸ロボットによれば、Y移動ユニット3外にZ駆動ユニットを設けて、Y移動ユニット3外でZ方向移動の駆動力を発生し、発生した駆動力を動力伝達ケーブル部5でY移動ユニット3内に伝達し、Z移動作用部4をY移動ユニット3に対してZ方向に移動するようにしたので、Y移動ユニット3にZ移動作用部4のZ方向移動のためのアクチュエータや移動機構の全てを備える場合に比べ、Y移動ユニット3に加わる重量は小さく、したがって、Y移動ユニット3やY移動ユニット3を支持するX移動アーム部2やベース部1に必要とされる構造的強度を低く抑えることができる。また、このような駆動力の伝達をカメラのケーブルレリーズに類似した構造によって機械的に実現するので、圧縮エアなどを伝達してZ方向の移動を行う場合に比べ簡易、安価な構造によって、精度良い移動制御を行うことができるようになる。
【0026】
また、さらには、動力伝達ケーブル部5のワイヤ部の両端とワイヤ部とY移動ユニット3やZ方向駆動ユニット6内のシャフト受け部69、411との連結を磁力によって行い、動力伝達ケーブル部5のケーブルガイド部とY移動ユニット3やZ方向駆動ユニット6との連結を外部より操作可能なネジ止めにより行っているので、ワイヤ部とY移動ユニット3やZ方向駆動ユニット6内の機構を良好に保護しつつ、比較的劣化しやすい伝達ケーブルの交換などのメンテナンスを、Y移動ユニット3やZ方向駆動ユニット6を分解などすることなく容易に行うことができる。
【0027】
なお、本実施形態で示した、任意の用途における3軸ロボットに適用可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、大きな構造的強度を必要とすること無しに、簡易な構造によって精度良い移動制御を行うことができる3軸ロボットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る3軸ロボットの外観を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係るX移動アーム部のX方向の移動を行う機構を模式的に示した図である。
【図3】本発明の実施形態に係るY移動ユニットのY方向の移動を行う機構を模式的に示した図である。
【図4】本発明の実施形態に係る動力伝達ケーブル部の構造を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係るZ方向駆動ユニットに収容された機構を模式的に示した図である。
【図6】本発明の実施形態に係るY移動ユニットに収容された機構を模式的に示した図である。
【符号の説明】
1:ベース部、2:X移動アーム部、3:Y移動ユニット、4:Z移動作用部、5:動力伝達ケーブル部、6:Z方向駆動ユニット、11、61,201、:ステップモータ、12、62、202:ガイド板、13、63、203:ガイドシャフト、14、64、204:リニアガイド、15、65,205:ボールネジ、16、66、206:軸受、17、67、207:ボールネジナット、18、208:移動ベース、21:支柱部、22:梁部、31:ベアリングガイド、41:軸部、42、43:コイルバネ、44:ネジ、45:作用子、51:コイルワイヤ、52:シャフト、53:フッ素樹脂チューブ、54:チューブ部、55:Y移動ユニット装着部、56:Z方向駆動ユニット装着部、68:移動ステージ、69:シャフト受部、411:シャフト受部、551、561:中空円筒。
Claims (3)
- ベース部と、当該ベース部に支持され直交する3軸のうちの第1軸方向にベース部に対して移動される第1移動体と、前記第1移動体に支持され前記3軸のうちの第2軸方向に前記第1移動体に対して移動される第2移動体と、前記第2移動体に支持され前記3軸のうちの第3軸方向に前記第2移動体に対して移動される第3移動体とを有する3軸ロボットであって、
第1端が前記第2移動体に保持される中空のチューブと、前記チューブに内挿されたワイヤとを有する伝達ケーブルと、
前記ワイヤの前記チューブの第1端側の端である第1端に連結し、前記ワイヤの前記第2移動体に対する移動に伴い、前記第3移動体を前記第2移動体に対して前記第3軸方向に移動する、前記第2移動体に支持された移動機構と
前記第3移動体及び第2移動体外に配置された、前記チューブの第2端を保持すると共に、前記ワイヤの前記チューブの第2端側の端である第2端に連結し、前記ワイヤを前記チューブに対して、前記チューブに対する前記ワイヤの抜挿方向に移動する駆動機構とを有し、
前記ワイヤの第1端と前記移動機構と、前記ワイヤの第2端と前記駆動機構との少なくとも一方は磁力によって連結されていることを特徴とする3軸ロボット。 - 請求項1記載の3軸ロボットであって、
前記駆動機構は、
回転モータと、
前記回転モータの回転運動を、前記ワイヤの前記第2端と当該駆動機構との連結部の、前記チューブに対する前記ワイヤの抜挿方向の直進運動に変換する送りネジ機構とを有することを特徴とする3軸ロボット。 - ベース部と、当該ベース部に支持され直交する3軸のうちの第1軸方向にベース部に対して移動される第1移動体と、前記第1移動体に支持され前記3軸のうちの第2軸方向に前記第1移動体に対して移動される第2移動体と、前記第2移動体に支持され前記3軸のうちの第3軸方向に前記第2移動体に対して移動される第3移動体とを有する3軸ロボットであって、
前記第3移動体は、第3軸方向に前記第2移動体に対して移動される軸部と、前記軸部に連結された弾性部材と、前記弾性部材に連結された打点部とを有し、
前記弾性部材は、前記打点部と前記軸部に各端がそれぞれ連結した第1のコイルバネと、前記打点部に一端が連結された前記第1のコイルバネよりも短い第2のコイルバネとより構成されることを特徴とする3軸ロボット。
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