JP3963997B2 - Chair massage machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子本体の背もたれ部に施療子を体に沿う上下方向に移動可能に設けた椅子式マッサージ機に係り、椅子として使用する際、施療子が背中に当たることのないようにしたもの関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来の椅子式マッサージ機は、椅子本体の背もたれ部に、ローラ式マッサージ装置を体(背中)に沿う上下方向に移動可能に設けてなり、駆動装置を起動させると、ローラが背もたれ部にもたれている使用者の背中に沿って回転しながら上下方向に往復移動することによりマッサージするものである。
【0003】
この椅子式マッサージ機では、マッサージ運転を終了すると、一定の収納位置に移動して停止するように構成されており、その収納位置としては、通常、背もたれ部の上方部位、或いは下方部位に定められている。
【0004】
椅子式マッサージ機の椅子本体は、比較的豪華で、背もたれ部の角度を任意に変えることができるように構成されていて、リクライニングシートとして使用することができる。しかしながら、上記のようにローラ式マッサージ装置の収納位置が背もたれ部の上方部位、或いは下方部位に定められたものでは、椅子本体をリクライニングシートとして使用する際、頭や首、或いは腰や臀部に当たって不快感を与えるおそれがある。
【0005】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、マッサージ機を椅子として使用する場合に、背もたれ部の施療子が体に当たることのないようにすることができる椅子式マッサージ機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の手段は、椅子本体の背もたれ部に施療子を設け、この施療子を体に沿う上下方向に往復移動させてマッサージする椅子式マッサージ機において、マッサージ運転の終了時、前記施療子は、体から離れるべく、退避移動するように構成したことを特徴とするものである。この構成によれば、マッサージが終了すると、背もたれ部の施療子は背中に当たらない位置に退避するので、椅子本体に座ったとき、施療子が体に当たることがない。
【0007】
また、施療子は左右一対のローラを上下方向に間隔をおいて複数組並べて構成され、マッサージ運転の終了時、それら複数組のローラのうち、下側のローラは座部の上面よりも下方に移動して停止し、上側のローラは背もたれ部の裏面側に移動して停止するように構成されていることを特徴とするものである。この手段によれば、マッサージ運転が終了すると、下側のローラは座部の上面よりも下方に下がり、上側のローラは背もたれ部の裏面側に移動するので、ローラが頭や首はもちろんのこと、腰や臀部に当たるおそれはない。
【0008】
さらに、背もたれ部に、該背もたれ部の表裏方向に揺動可能で、且つマッサージ運転時に上下方向に往復移動される揺動部材を設けると共に、背もたれ部の下部位に揺動部材を後傾方向に揺動させる傾斜ガイドを設け、しかも、その揺動部材は、マッサージ運転の終了時、施療子の複数組のローラのうちの下側のローラを座部の上面よりも下方に移動して停止すると共に、傾斜ガイドにより後傾方向に揺動して施療子の上側のローラを背もたれ部の裏面側に向かって移動させるように構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
この手段によれば、背もたれ部に傾斜ガイドを設けるという簡単な構成で、下側のローラが座部の上面よりも下方に移動することに伴って、同時に上側のローラを背もたれ部の裏面側に移動させることができる。
【0010】
請求項2記載の手段は、背もたれ部は使用者の背を受けるプレートを備え、そのプレートの下部位には揺動部材が正規の停止位置、すなわち、揺動部材がマッサージ運転の終了時に停止すべき収納位置を越えて下方に移動したとき、該揺動部材の過剰移動を阻止するための突部が一体に形成されていると共に、その突部に傾斜ガイドが形成されていることを特徴とするものである。
【0011】
この手段によれば、揺動部材がマッサージ運転の終了時に停止すべき位置である収納位置を通過して更に下方に移動しても、揺動部材は突部に当たって止められるため、揺動部材の過度の移動を防止でき、しかも、この突部を利用して揺動部材にローラの退避のための揺動動作を行わせることができる。
【0012】
請求項3記載の手段は、揺動部材は後傾方向とは反対方向に揺動するように付勢されていることを特徴とするものである。この手段によれば、揺動部材が背もたれ部の上方部位に移動して上側のローラが背中から肩、首筋に移って行くような場合、揺動部材は付勢手段の付勢力により後傾方向とは反対方向に揺動し、上側のローラは肩の湾曲に倣って首筋に移動できるようになる。
【0013】
また、揺動部材は、上下方向に往復移動するマッサージ運転において、下側のローラが座部の上面よりも下がる位置まで下方に移動して上方への移動に転ずることを特徴とする。この手段によれば、下側のローラが座部の上面よりも下方に下がると、揺動部材が付勢手段の付勢力により上側のローラを臀部に押し当てながら下方に移動するようになるので、臀部をマッサージすることができる。
【0014】
また、本願発明は、上側の左右一対のローラと下側の左右一対のローラの対向間隔は異なり、上側のローラの対向間隔は狭く、下側のローラの対向間隔は広く設定されていることを特徴とするものである。この手段によれば、マッサージすべき首の両側部分の間隔は狭く、マッサージすべき腰や臀部の両側の間隔は比較的広いため、上下両側のローラの間隔を変えておくことにより、狭い間隔の上側のローラで首の両側をマッサージでき、幅の広い下側のローラで腰や臀部の両側をマッサージできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図9および図10に示すように、椅子式マッサージ機の椅子本体1は、左右一対の肘掛け部2を備えたベースフレーム3と、このベースフレーム3に固定された座部4と、ベースフレーム3に前後方向に回動可能(リクライニング動作可能)に支持された背もたれ部5と、座部4に上下方向に回動可能に支持された足載せ部6とから構成されている。
【0016】
この椅子本体1の各部と人体との関係について述べると、使用者(図9に二点鎖線で示す)が上半身を背もたれ部5にもたせ掛けるようにして座部4に座ったとき、膝部分が座部4と足載せ部6との境目部分に位置し、足のふくらはぎ部が足載せ部6に載るようになっている。そして、背もたれ部5を前後に回動させることにより、使用者は楽な姿勢で上半身を背もたれ部5にもたせ掛けることができるようになっている。また、足載せ部6は垂直下方に垂れ下がった状態から、上方に略水平となるように回動させることができるようになっており、略水平の状態にすることにより、使用者は足のふくらは部を足載せ部6に載せることができるようになっている。
【0017】
ここで、前記ベースフレーム3の具体的構成、座部4、背もたれ部5、足載せ部6の支持構成につき説明する。まず、ベースフレーム3は、左右一対の金属製の縦棒7を2本の同じく金属製の横桟8によって連結すると共に、左右一対の縦棒7の後方寄りの部位に一対の金属製の支柱9を固定してなる。また、前記肘掛け部2は金属製の角形パイプを半円弧状に曲成して形成したもので、上記のように構成されたベースフレーム3の左右一対の縦棒7に取り付けられている。
【0018】
かかるベースフレーム3の縦棒7の前後両端部には、プラスチック製のカバー10a,10bが嵌着されており、これにより床の傷付きを防止するようにしている。そして、後側のカバー10bには、車輪11が取り付けられており、この車輪11は常には床から離れ、椅子本体1の前部を持ち上げて全体をやや後に傾けると床に接するようになる。
【0019】
一方、前記座部4は、金属製のフレーム(以下、座フレーム)12の上にクッション材13を敷いて構成されたもので、座フレーム12はベースフレーム3に、金属パイプ製の肘掛け部2の前部分を前脚とし、支柱9を後脚とするようにして固定されている。足載せ部6もフレーム(以下、足載せフレーム)14の上にクッション材15を敷いて構成されたもので、その足載せフレーム14は上記座フレーム12の前端部に図9に示す軸16により上下方向に回動可能に連結されている。
【0020】
前記背もたれ部5のフレーム(以下、背フレーム)17は、図7に示すように、左右一対の棒状部材としての縦棒18を複数本の横棒19により連結して構成したもので、縦棒18の左右両側の下端寄りの部位には支持棒20が取り付けられている。そして、この背フレーム17には、中央部に縦方向に長い開口部21を形成したプラスチック製の背プレート22が取り付けられている。
【0021】
上記背フレーム17の下端寄りに取り付けられた支持棒20には、支持片23が取り付けられている。そして、これら支持片23は前記ベースフレーム3の一対の支柱9の上端部に支持ピン24を介して回動可能に取り付けられている。背フレーム17はこのようにして支持ピン24を中心に前後方向に回動可能にベースフレーム3に取付られるが、この取付状態において、図9に示すように、背フレーム17の下端側の部分(支持棒20よりも下方の部分)は座フレーム12の下方に位置されている。
【0022】
椅子本体1に腰を下ろした使用者の背中を受ける背プレート22には、袋状に形成された布カバー25が該背プレート22を背フレーム17と共に包み込むようにして被せられている。この布カバー25の前側部分のうち背プレート22の前面に接する部分にはクッション材26が取り付けられ、背プレート22の開口部21に対応する部分の裏側には耐摩耗性に優れた布製裏地27が設けられている。更に、布カバー25の前側には、図1、図9に示す背部クッション29を重ねて置くことができるようになっている。なお、背もたれ部5は周知のリクライニング機構30の作用によって前後の回動操作を軽く行うことができるようになっていると共に、所望のリクライニング角度にロックできるように構成されている。
【0023】
さて、前記座部4および足載せ部6には、図示はしないが、電磁ソレノイドを駆動源にして叩き体を体と交差する方向に上下動させる叩き式マッサージ機構がそれぞれ左右一対にして設けられている。このうち、座部4の叩き式マッサージ機構は使用者の両脚の大腿部、具体的には膝の直ぐ上の部分をマッサージするもので、また、脚載せ部6の叩き式マッサージ機構は使用者の両脚のふくらはぎ部をマッサージするものである。
【0024】
一方、背もたれ部5には、ローラ式マッサージ機構31が設けられている。このローラ式マッサージ機構31は、図7に示す駆動装置32により往復移動される条部材としての例えばステンレス製ベルト33に連結され、該ベルト33の移動により背プレート22の開口部21の内側をガイドレール34に案内されて使用者の背中に沿う方向(上下方向)に往復移動されるようになっている。以下にこのローラ式マッサージ機構31の具体構成を説明する。
【0025】
まず、背フレーム17の左右一対の縦棒18は鋼板製で、図3に示すように、背もたれ部5の表面側に向かって開放する断面略コ字形に形成され、その対向両側壁18a,18aの開放端側には、内向きに開放する略コ字形の取付部18b,18bが形成されている。そして、左右一対の各縦棒18の開放端側には、前記ガイドレール34がその左右両側を取付部18b,18b内に嵌着するようにして取り付けられている。
【0026】
上記ガイドレール34の前面側には互いに対向する一対のL形リブ34aと、この一対のL形リブ34aを挟んで対向する一対のリブ34bが突設されている。そして、一対のL形リブ34a間の空所は前記ベルト33が通るベルトガイド部35とされ、一方のL形リブ34aと一方のリブ34bとの間はローラ式マッサージ機構31の移動を案内する車輪ガイド部36とされている。
【0027】
また、一対の縦棒18の上端部内側および下端部内側には、図9に示すように、プーリ37および38が配置されている。上記ベルト33はこれら上下一対のプーリ37,38に掛け渡され、その両端側は背フレーム17の縦棒18の内側に挿入されている。下端側のプーリ38は縦棒18の一対の側壁18a間に回転自在に軸支されている。このように定位置形の下端側のプーリ38に対し、上端側のプーリ37はベルト33の張力調整のために位置調整機構39を介して上下方向に位置調節可能に設けられている。
【0028】
ベルト33を駆動する前記駆動装置32は背フレーム17の下部裏側に配設されている。この駆動装置32は、背フレーム17の縦棒18に固定された取付枠40に、上下一対の駆動軸41,42を回転可能に支持すると共に、駆動軸41,42を回転駆動する減速機構付きモータ43を配設してなる。そして、一方の駆動軸41の左右両側には歯車44aを一体に有する第1の駆動プーリ44が取着されていると共に、他方の駆動軸42の左右両側にも歯車45aを一体に有する第2の駆動プーリ45が取着されている。
【0029】
上記モータ43の回転軸43aは、図示右側の第1および第2の駆動プーリ44および45間に位置している。そして、回転軸43aに取着された駆動歯車46がそれら右側の第1および第2の駆動プーリ44および45の歯車44aおよび45aに噛合し、回転軸43aの回転が駆動歯車46および歯車44a,45aを介して右側の第1および第2の駆動プーリ44および45に伝達されるようになっている。このとき、右側の第1および第2の駆動プーリ44および45の回転は駆動軸41および42を介して左側の第1および第2の駆動プーリ44および45にも伝達される。
【0030】
背フレーム17の縦棒18の底壁18cのうち、駆動装置32が配設された部分は除去されており、第1および第2の駆動プーリ44および45はその縦棒18の除去部分から一部縦棒18内に挿入されている。そして、縦棒18内に挿入されたベルト33の両端部は、第1および第2の駆動プーリ44および45に互いに逆方向に巻装され、各駆動プーリ44,45に固定されている。
【0031】
このように両端部が第1および第2の駆動プーリ44および45に逆巻きとなるように固定されたベルト33は、図9に示すように、モータ43の回転軸43aが矢印A方向に回転すると、第1および第2の駆動プーリ44および45が共に矢印B方向に回転することにより、第1の駆動プーリ44に巻き取られながら第2の駆動プーリ45から巻き戻されるようになる。このとき、ベルト33はガイドレール34のベルトガイド部35を矢印C方向に移動する。
【0032】
逆に、モータ43の回転軸43aが矢印Aとは反対方向に回転すると、第1および第2の駆動プーリ44および45が共に矢印Bとは反対の方向に回転することにより、ベルト33は第2の駆動プーリ45に巻き取られながら第1の駆動プーリ44から巻き戻されるようになる。このとき、ベルト33はガイドレール34のベルトガイド部35を矢印Cとは反対方向に移動する。
【0033】
前記ローラ式マッサージ機構31は一対のベルト33によって移動される一対のサポート47に装着される。このサポート47は、図4および図5に示すように、ガイドレール34の車輪ガイド部36上を転動する2個の車輪48を往復移動方向(背もたれ部5の上下方向)に離して有している。そして、前記一対の各ベルト33のうち、ガイドレール34のベルトガイド部35を走行する部分には、2個の取付板49がねじ止めや溶接などによって取り付けられており、この取付板49はサポート47の側面に形成された連結部47aにねじ50によって連結されている。
【0034】
上記一対のサポート47には、図1〜図5に示すように、2個の車輪48の中間に位置して揺動軸51が設けられており、この揺動軸51に揺動部材としてのローラ支持台52が左右両側に略L字形に延出された揺動アーム53を介して背もたれ部5の表裏方向に揺動可能に支持されている。この揺動アーム53はサポート47の上部に形成された挿通孔54を通して両車軸78の中間に挿入されており、ローラ支持台52は揺動アーム53が挿通孔54の両内端面に当接することによって揺動範囲を規制されて、背もたれ部5がいかなるリクライニング角度にあっても、ローラ支持台52が不必要に大きく背もたれ部5の表面側或いは裏面側に揺動することが防止される。
【0035】
上記揺動軸51には、図3に示すように、両端部を揺動アーム53とサポート47とに係合させた付勢手段としての捩りスプリング55が設けられており、ローラ支持台52はこの捩りスプリング55によって図4に矢印Dで示す方向、すなわち揺動軸51の両側のうち座部4とは反対側の部分が背もたれ部5の表面側に揺動する方向に付勢されている。
【0036】
ローラ支持台52には、ローラ式マッサージ機構31の往復移動方向に離間して3本のローラ軸56〜58が配設されている。この場合、ローラ支持台52は揺動中心たる揺動軸51よりも座部4側(下方)に存在する部分よりも座部4とは反対側(上方)に存在する部分の方が長くなっており、上記3本のローラ56〜58のうち最も下側に位置する1本のローラ軸58は揺動軸51よりも座部4側に配置され、残る上側2本のローラ軸56,57は揺動軸51よりも反座部4側に配置されている。
【0037】
上記各ローラ軸56〜58の左右両端部には、施療子として、左右一対のローラを1組とした複数組、この実施例では3組のローラ59〜61が設けられている。そのうち、上下両側のローラ59,61はローラ軸56,58に同心に且つ回転自在に設けられており、上側の左右一対のローラ59の対向間隔は下側の左右一対のローラ61の対向間隔よりも小さく設定されている。また、中央のローラ60はローラ軸58に対し互いに逆方向に偏心して固定されている。この左右一対の偏心ローラ60の間隔は上側のローラ59の間隔と略同一に設定されている。
【0038】
また、偏心ローラ60はその1回転で背もたれ部5の表側に向かって突出する状態と裏側に向かって突出する状態とを呈し、これにより背中を叩くような動作を行う。このとき、偏心ローラ60が背もたれ部5の表側に向かって突出した状態では、図3に二点鎖線で示すように、偏心ローラ60はその上下両側に位置するローラ59,61の外周面のうち背もたれ部5の表側の外周面の接線L2よりも表側に突出し、裏側に突出した状態では、二点鎖線で示すように上記接線L2よりも裏側に没した状態となる。
【0039】
上記偏心ローラ60を取着した上記ローラ軸57は駆動源たるモータ62により回転駆動される。このモータ62はローラ支持台52に配設されており、その回転軸62aにはウオーム63が取着されている。そして、ローラ軸57にはウオーム63に噛合するウオーム歯車64が取着され、回転軸62aの回転がウオーム63とウオーム歯車64により減速されてローラ軸57に伝達されるようにしている。なお、ウオーム63とウオーム歯車64はローラ支持台52に固定されたギヤケース65内に収納されている。
【0040】
前記座部4および足載せ部6に設けられた図示しない叩き式マッサージ機構の電磁ソレノイド、ローラ式マッサージ機構31のモータ43,62は図10に示すリモートコントロールボックス66の操作に応じて図示しない制御装置により制御されるようになっている。そして、リモートコントロールボックス66はその不使用時には、支柱9に取り付けられた収納部67に収納できるようになっている。
【0041】
ローラ式マッサージ機構31の動作時、サポート47は一対のベルト33の往復移動によりガイドレール34に沿って往復移動するが、サポート47が上側と下側の移動限界位置に至ったことを検出するために、背フレーム17に位置検出手段として上限位置検出スイッチ68と下限位置検出スイッチ69が設けられている。そして、検出スイッチ68,69が検出動作を行うと、制御装置はモータ43をそれまでと逆方向に回転させてサポート47を反転移動させるようになっている。また、ローラ式マッサージ機構31は、サポート47を所望の位置に停止させることにより、偏心ローラ60で上半身の所望位置を集中的にマッサージできるようになっている。
【0042】
更に、リモートコントロールボックス66を操作してローラ式マッサージ機構31によるマッサージ運転を終了させると、制御装置は下限位置検出スイッチ69の検出信号を受けてもそのままモータ43を回転させてサポート47を下限移動限界位置よりも下方に移動させる。そして、ローラ式マッサージ機構31が収納位置に至ったことを検出するために、背フレーム17には収納位置検出スイッチ70が設けられており、制御装置は位置検出手段としての収納位置検出スイッチ70の検出信号を受けると、そこでモータ43を停止させるように構成されている。
【0043】
ここで、上限移動限界位置は、ローラ式マッサージ機構31の上側のローラ59が肩を通過して首筋に当たる位置に設定されている。また、下限移動限界位置は、下側のローラ61が座部4の上面より下方に下がり、上側のローラ59が座部4に座った使用者の臀部に当たるような位置に定められている。
【0044】
更に、収納位置は、図1に示すように、図1に示すように下側2組のローラ60,61が座部4の上面よりも下方に下がり、上側のローラ59だけが若干座部4の上面より上方に突出した位置となるように定められている。ちなみに、上側のローラ59が座部4の上面よりも下方に下がった位置を収納位置となし得ない理由は、椅子式マッサージ機の椅子本体1としては、座部4を床面から余り高く設定できず、このため、背もたれ部5も座部4から下方に延長される部分の長さをそれ程長く設定することは困難であるため、収納位置を更に下方に下げて上側のローラ59まで座部4の上面よりも下方に下がった位置に定めることが困難であるからである。なお、背もたれ部5を水平近くまで倒した場合には、上側のローラ59も座部4の上面より上方に下がった状態になる可能性はある。
【0045】
上記のようにローラ式マッサージ機構31の収納位置では、上側のローラ59が座部4の上面からやや上方に突出しているため、座部4に腰を下ろすと、臀部に上側のローラ59が当たるおそれがある。そこで、上側のローラ59が座部4の上面から突出していても使用者の臀部に当たることのないようにするために、ローラ支持台52は揺動軸51より上側の部分が背もたれ部4の後側である裏面側に傾く後傾方向、すなわち矢印Dとは反対方向に揺動するように構成されている。
【0046】
このように収納位置でローラ支持台52を矢印Dとは反対方向に揺動させるために、背プレート22には、図8に示すように開口部22の下部内側に略三角形の突部71が突設され、この突部71の左右両側の傾斜上面を、下方に向かって次第に前方に突出する傾斜ガイド72,72としている。この傾斜ガイド72,72はローラ式マッサージ機構31の下側の一対のローラ61に対応し、ローラ式マッサージ機構31が収納位置に到達する際、そのローラ61が傾斜ガイド72に乗り上げるようになっている。
【0047】
そして、下側のローラ61が傾斜ガイド72に乗り上げると、ローラ支持台52か揺動軸51を中心にして矢印Dとは反対方向の後傾方向に揺動し、これにより、上側のローラ59が背もたれ部4の表面側から裏面側に退避するように移動して使用者の体に触れるおそれのない位置で停止するようになっている。
【0048】
また、収納位置検出スイッチ70が故障する等してローラ式マッサージ機構31が下限移動位置で停止しなかった場合、ローラ支持台52は収納位置を越えて更に下方に移動するおそれがある。このような場合、ローラ支持台52は最終的に突部71の内側上面71aに衝突し、それ以上下方に移動することが防止される。このため、ローラ式マッサージ機構31が収納位置より更に下方に過度移動することによって過大な損傷が生ずることを未然に防止することができる。
【0049】
このようにローラ支持体52の過剰な下方への移動を阻止する作用を有する突部71に傾斜ガイド72を形成してこれにローラ61が乗り上げるようにするという簡単な構成で、ローラ支持体52を後傾方向に強制的に揺動させることができるものである。その他に、背プレート22と一体の突部71は、背プレート22のローラ支持台52の移動のための開口部21の形成により強度低下した背プレート22を補強でき、その強度を高める作用をも有している。
【0050】
次に上記構成の作用を、本発明と直接関係する背中マッサージ用のローラ式マッサージ機構31につき説明する。使用者が椅子本体1に座り、リモートコントロールボックス66によりローラ式マッサージ機構31を運転する操作を行うと、モータ43および62が通電される。そして、モータ43の回転方向により、ベルト33が第1の駆動プーリ44に巻き取られ(第2の駆動プーリ45から巻き戻され)、或いは第2の駆動プーリ45に巻き取られる(第1の駆動プーリ44から巻き戻される)ことによってサポート47が上下方向に往復移動する。このサポート47の往復移動により、上下両側のローラ59,61が背もたれ部5の布カバー26の裏地28付きの部分を介して使用者の背中に当たって回転しながら移動するようになる。
【0051】
このようにサポート47が移動する際、ローラ支持台52が揺動軸51に揺動自在に枢支されていること、このローラ支持台52には揺動軸51を挟んでその上下両側に位置してローラ59,61が設けられていることにより、両ローラ59,61は図5に実線および二点鎖線で示すようなローラ支持台52の揺動を伴って背中の凹凸に倣うように移動してゆくようになる。このため、両ローラ59,61は常に背中に接してマッサージ作用を及ぼしながら移動するようになる。
【0052】
このように常に背中に接して移動する上下のローラ59,61に対し、その中間に位置する偏心ローラ60がそれらローラ59,61の外周面のうち、背もたれ部5の表面側の外周面に共通に接する線L1に対して出没するので、偏心ローラ60が回転しながら背中に間欠的に当たるようになり、叩きによる良好なマッサージ効果を得ることができるのである。
【0053】
さて、ローラ式マッサージ機構31が上方に向かって移動し、上限移動限界位置に至る際、対向間隔の比較的狭い上側のローラ59は、背中から肩を経て首筋に当たるようになる。体は背中から肩、肩から首筋にかけて前側に湾曲しているが、ローラ支持台52は捩りスプリング55により矢印D方向に揺動付勢されているので、首筋に至っても体から離れることがなく、適度な押圧力をもって首筋に当たるようになり、首筋まで良好にマッサージすることができる。
【0054】
また、ローラ式マッサージ機構31が下方に向かって移動し、下限移動限界位置に至る際、下側のローラ61は座部4の上面より下方に移動し、そこで反転して上方への移動に転ずる。このローラ式マッサージ機構31が下限移動限界位置まで下方に向かって移動してゆくとき、対向間隔の比較的広い下側のローラ60は、ローラ支持台52の揺動を伴って臀部に沿って下方に移動し、臀部をマッサージする。そして、下側のローラ60が臀部から離れると、ローラ支持台55は捩りスプリング55により矢印D方向に回動付勢されるので、上側のローラ59は臀部に押し当てられつつ下方に移動し、臀部をマッサージする。
【0055】
このように3対のローラ59〜61の左右の対向間隔はそれぞれ異なっているので、それらローラ59〜61により背骨の両側を広い範囲に渡ってマッサージできる。しかも、ローラ式マッサージ機構31の上下方向の往復移動によって首筋から臀部まで広い範囲をマッサージすることができる。このうち、臀部のマッサージは従来の椅子式マッサージ機ではなし得なかったものであり、図示しない叩き式マッサージ機構により大腿部、ふくらはぎのマッサージが可能なことと相俟って全身をより広くマッサージできるものである。
【0056】
ローラ式マッサージ機構31によりマッサージする際、場合によっては、肩部を集中的にマッサージしたいことがある。このときには、偏心ローラ60が肩部に位置したところでリモートコントロールボックス66を操作してモータ43を停止させる。すると、ローラ支持台52は捩りスプリング55の弾発力により矢印D方向に揺動してローラ60を首の付け根部分に合せるようになるので、偏心ローラ60が肩部に当たるようになって該偏心ローラ60による肩叩きを良好に行うことができる。
【0057】
さて、ローラ式マッサージ機構31のマッサージ運転を停止すると、制御装置はこのローラ式マッサージ機構31を収納位置に向かって下方に移動させる。ローラ式マッサージ機構31が収納位置まで移動すると、下側のローラ61が突部71の傾斜ガイド72に乗り上げて停止する。そして、このローラ60のガイド面72への乗り上げにより、ローラ支持台52が矢印Dとは反対の後傾方向に揺動する。
【0058】
このローラ支持台52の後傾方向の揺動により、上側のローラ59が背もたれ部5の裏面側に向かって移動し、背中或いは臀部に当たらないような位置に退避する。このため、椅子本体1をリクライニングシートとして使用するような場合、体にローラ59などが当たることがなく、座り心地が良くなる。
【0059】
また、このとき、ローラ支持台52は捩りスプリング55により矢印D方向に揺動付勢されていることから、下側のローラ61が傾斜ガイド72に押し当てられるようになるので、がたつき音の発生等のおそれがない。
【0060】
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、次のような拡張或いは変更が可能である。ローラ式マッサージ機構31を往復移動させる装置はベルト35による牽引装置に限られない。下側のローラ61が傾斜ガイド72に乗り上げることでローラ支持台52が後傾方向に揺動するように構成したが、ローラ支持台52自身が傾斜ガイド72に乗り上げることで後傾方向に揺動する構成としても良い。
【0061】
背中をマッサージする施療子を体に当たらないように退避させる構成は、ローラ61を傾斜ガイド72に乗り上げさせるものに限られず、ガイドレール34を傾斜させ、その傾斜部分に至ると、ローラ式マッサージ機構31全体が背もたれ部5の裏面側に退避するように構成しても良い。ローラ式マッサージ機構31のローラは1組のローラから構成されていても良い。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば次のような効果を得ることができる。請求項1記載の発明によれば、背中のマッサージの終了時、施療子は体に当たらない位置に退避するので、椅子として使用する際、施療子が体に当たって不快感を感じるおそれがない。
【0063】
また、背中のマッサージの終了時、複数組のローラのうち、下側のローラは座部の上面よりも下方に下がり、上側のローラは背もたれ部の裏面側に移動するので、背をマッサージする施療子が複数組のローラから構成されていても、それら複数組のローラのいずれも体に当たらないようにすることができる。
【0064】
さらに、背もたれ部に傾斜ガイドを設けるという簡単な構成で、下側のローラを座部の上面よりも下方に退避移動させることに伴って、上側のローラを背もたれ部の裏面側に退避移動させることができる。
【0065】
請求項2記載の発明によれば、使用者の背を受けるプレートに揺動部材の過剰な下方移動を止めるための突部を一体に形成し、この突部に傾斜ガイドを設けるようにしたので、揺動部材の過剰な下方移動を防止でき、しかも、その突部を利用して揺動部材を後傾方向に揺動させることができる。また、突部によりプレートの強度を高めることができる。
【0066】
請求項3記載の発明によれば、揺動部材は付勢手段により後傾方向とは反対方向に付勢されているので、首筋も効果的にマッサージでき、また、マッサージ運転の終了により、揺動部材が傾斜ガイドの作用により後傾方向に揺動すると、その状態に保つように付勢されるので、揺動部材ががたつくことを防止できる。
【0067】
また、マッサージ運転中、上下に往復移動する揺動部材は下側のローラが座部の上面よりも下方まで下がる位置に移動して上方移動に転ずるので、臀部をもマッサージすることができる。
【0068】
また、本願発明は、上側の左右一対のローラの対向間隔は狭く、下側の左右一対のローラの対向間隔は広く設定されているので、左右幅の比較的狭い首筋から左右幅の比較的広い腰或いは臀部を良好にマッサージできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、ローラ式マッサージ機構を収納位置に移動させて示す縦断側面図
【図2】ローラ式マッサージ機構の正面図
【図3】同部分的な横断面図
【図4】同縦断側面図
【図5】ローラ支持台のマッサージのための揺動状態を示す縦断側面図
【図6】サポートおよびベルトの分解斜視図
【図7】ベルトの駆動構成を示す正面図
【図8】背プレートの斜視図
【図9】全体の縦断側面図
【図10】全体の斜視図
【符号の説明】
1 椅子本体
3 ベースフレーム
4 座部
5 背もたれ部
6 足載せ部
12 座フレーム
14 足載せフレーム
18 背フレーム
31 ローラ式マッサージ機構
32 駆動装置
33 ベルト
34 ガイドレール
37 プーリ
38 プーリ
43 モータ
44 第1の駆動プーリ
45 第2の駆動プーリ
47 サポート
48 車輪
51 揺動軸
52 ローラ支持台(揺動部材)
55 捩りスプリング(付勢手段)
59 ローラ(施療子)
60 ローラ(施療子)
61 ローラ(施療子)
62 モータ
71 突部
72 傾斜ガイド[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chair-type massage machine in which a treatment element is provided on a backrest portion of a chair body so as to be movable in the vertical direction along the body, and the treatment element does not hit the back when used as a chair. .
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional chair type massage machine, a roller type massage device is provided on the back portion of the chair body so as to be movable in the vertical direction along the body (back), and when the driving device is activated, the roller leans against the back portion. The massage is performed by reciprocating up and down while rotating along the back of the user.
[0003]
In this chair type massage machine, when the massage operation is finished, the chair type massage machine is configured to move to a certain storage position and stop, and the storage position is usually determined at an upper part or a lower part of the backrest part. ing.
[0004]
The chair body of the chair type massage machine is relatively luxurious and is configured so that the angle of the backrest can be arbitrarily changed, and can be used as a reclining seat. However, in the case where the storage position of the roller type massage device is set at the upper part or the lower part of the backrest portion as described above, when the chair body is used as a reclining seat, it does not hit the head, neck, waist or buttocks. May give a pleasant feeling.
[0005]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a chair type massage machine that can prevent the treatment element of the backrest from hitting the body when the massage machine is used as a chair. In offer.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the means according to
[0007]
In addition, the treatment element is composed of a pair of left and right rollers arranged at intervals in the vertical direction, and at the end of the massage operation, the lower roller of the plurality of sets is below the upper surface of the seat portion. It moves and stops, and the upper roller is configured to move to the back side of the backrest and stop. According to this means, when the massage operation is finished, the lower roller is lowered below the upper surface of the seat portion, and the upper roller moves to the back side of the backrest portion, so that the roller as well as the head and neck There is no risk of hitting the waist or buttocks.
[0008]
Further, the backrest portion is provided with a swinging member that can swing in the front and back direction of the backrest portion and reciprocated in the vertical direction during the massage operation, and the swinging member is tilted backward in the lower part of the backrest portion. An inclination guide is provided for swinging, and the swinging member moves and stops the lower roller of the plurality of sets of rollers of the treatment element below the upper surface of the seat at the end of the massage operation. At the same time, it is configured to swing in the backward tilt direction by the tilt guide and to move the upper roller of the treatment element toward the back side of the backrest portion.
[0009]
According to this means, with a simple configuration in which an inclined guide is provided on the backrest portion, the lower roller moves downward from the upper surface of the seat portion, and at the same time, the upper roller is moved to the back side of the backrest portion. Can be moved.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, the backrest includes a plate for receiving the user's back, and the swinging member is disposed at a normal stop position at a lower portion of the plate. That is, the storage position where the swinging member should be stopped at the end of the massage operation A protrusion for preventing the rocking member from excessively moving when it is moved downward, and an inclined guide is formed on the protrusion. is there.
[0011]
According to this means, the swinging member is at a position to be stopped at the end of the massage operation. A storage position Pass further Down Even if the swinging member moves, the swinging member is stopped by hitting the protrusion, so that the swinging member can be prevented from excessive movement, and the swinging operation is performed on the swinging member to retract the roller using the protrusion. Can be done.
[0012]
According to a third aspect of the present invention, the swing member is biased so as to swing in the direction opposite to the backward tilt direction. According to this means, when the swinging member moves to the upper part of the backrest part and the upper roller moves from the back to the shoulder and neck, the swinging member is tilted backward by the biasing force of the biasing means. The upper roller can move to the neck muscle following the shoulder curvature.
[0013]
Further, in the massaging operation in which the swinging member reciprocates in the vertical direction, the swinging member moves downward to a position where the lower roller is lower than the upper surface of the seat portion, and moves upward. According to this means, when the lower roller is lowered below the upper surface of the seat portion, the swinging member moves downward while pressing the upper roller against the collar portion by the urging force of the urging means. Can massage the buttocks.
[0014]
In the present invention, the facing distance between the pair of upper left and right rollers and the pair of lower left and right rollers is different, the facing distance between the upper rollers is narrow, and the facing distance between the lower rollers is set wide. It is a feature. According to this means, the distance between both sides of the neck to be massaged is narrow, and the distance between both sides of the waist and buttocks to be massaged is relatively wide. The upper roller can massage both sides of the neck, and the wide lower roller can massage both the waist and buttocks.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIGS. 9 and 10, the
[0016]
When the relationship between each part of the
[0017]
Here, a specific configuration of the
[0018]
Plastic covers 10a and 10b are fitted to both front and rear ends of the vertical bar 7 of the
[0019]
On the other hand, the seat portion 4 is configured by laying a
[0020]
As shown in FIG. 7, the frame (hereinafter referred to as the back frame) 17 of the
[0021]
A
[0022]
The
[0023]
The seat portion 4 and the
[0024]
On the other hand, the
[0025]
First, the pair of left and right
[0026]
On the front side of the
[0027]
In addition, pulleys 37 and 38 are arranged inside the upper end portion and the lower end portion of the pair of
[0028]
The driving
[0029]
The
[0030]
Of the
[0031]
As shown in FIG. 9, the
[0032]
Conversely, when the
[0033]
The
[0034]
As shown in FIGS. 1 to 5, the pair of
[0035]
As shown in FIG. 3, the
[0036]
Three
[0037]
At both left and right ends of each of the
[0038]
Further, the
[0039]
The
[0040]
An electromagnetic solenoid of a hitting massage mechanism (not shown) provided on the seat 4 and the
[0041]
During the operation of the
[0042]
When the massage operation by the roller
[0043]
Here, the upper limit movement limit position is set to a position where the
[0044]
Furthermore, as shown in FIG. 1, the lower two
[0045]
As described above, in the storage position of the roller
[0046]
Thus, in order to swing the
[0047]
When the
[0048]
Further, when the roller-
[0049]
In this way, the
[0050]
Next, the operation of the above configuration will be described for the
[0051]
Thus, when the
[0052]
In contrast to the upper and
[0053]
Now, when the roller
[0054]
Further, when the
[0055]
Thus, since the left and right facing intervals of the three pairs of
[0056]
When massaging with the roller-
[0057]
When the massage operation of the
[0058]
By swinging in the backward tilt direction of the
[0059]
At this time, since the
[0060]
The present invention is not limited to the embodiments described above and shown in the drawings, and can be expanded or changed as follows. A device for reciprocating the
[0061]
The configuration for retracting the treatment element for massaging the back so as not to hit the body is not limited to the one in which the
[0062]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the following effects can be obtained. According to the first aspect of the present invention, when the back massage is finished, the treatment element is retracted to a position where it does not hit the body, and therefore, when used as a chair, there is no possibility that the treatment element hits the body and feels uncomfortable.
[0063]
Also, at the end of back massage, the lower roller of the multiple sets of rollers falls below the upper surface of the seat, and the upper roller moves to the back side of the back, so massage the back Even if the child is composed of a plurality of sets of rollers, none of the plurality of sets of rollers can hit the body.
[0064]
Furthermore, with a simple configuration in which an inclined guide is provided on the backrest, the upper roller is retracted to the back side of the backrest as the lower roller is retracted below the upper surface of the seat. Can do.
[0065]
According to the second aspect of the present invention, the protrusion for stopping the swinging member from excessive downward movement is integrally formed on the plate that receives the back of the user, and the inclined guide is provided on the protrusion. The excessive downward movement of the swing member can be prevented, and the swing member can be swung in the backward tilting direction using the protrusion. Further, the strength of the plate can be increased by the protrusion.
[0066]
According to the third aspect of the present invention, since the swinging member is biased by the biasing means in the direction opposite to the backward tilting direction, the neck can be massaged effectively, and when the massage operation is finished, the swinging member is swung. When the moving member swings in the backward tilt direction by the action of the tilt guide, it is urged so as to maintain that state, so that the swinging member can be prevented from rattling.
[0067]
In addition, during the massage operation, the swinging member that reciprocates up and down moves to a position where the lower roller is lowered below the upper surface of the seat and moves upward, so that the buttocks can also be massaged.
[0068]
Further, according to the present invention, since the facing distance between the upper pair of left and right rollers is narrow and the facing distance between the lower pair of left and right rollers is set wide, the lateral width is relatively wide from the relatively narrow neck line. The waist or buttocks can be massaged well.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a first embodiment of the present invention, and is a longitudinal side view showing a roller type massage mechanism moved to a storage position.
FIG. 2 is a front view of a roller type massage mechanism.
FIG. 3 is a partial cross-sectional view of the same.
[Fig. 4] Side view of the longitudinal section
FIG. 5 is a longitudinal side view showing a swinging state for massage of the roller support base.
FIG. 6 is an exploded perspective view of a support and a belt.
FIG. 7 is a front view showing a belt driving configuration.
FIG. 8 is a perspective view of a back plate.
FIG. 9 is an overall vertical side view.
FIG. 10 is an overall perspective view.
[Explanation of symbols]
1 Chair body
3 Base frame
4 seats
5 Backrest
6 Foot rest
12 seat frame
14 Foot frame
18 Back frame
31 Roller massage mechanism
32 Drive unit
33 belt
34 Guide rail
37 pulley
38 pulley
43 Motor
44 First drive pulley
45 Second drive pulley
47 Support
48 wheels
51 Oscillating shaft
52 Roller support (swing member)
55 Torsion spring (biasing means)
59 Laura
60 Laura
61 Laura
62 Motor
71 Projection
72 Inclined guide
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