JP3963321B2 - データ単位を処理する装置及びデータ単位処理装置を制御する方法 - Google Patents

データ単位を処理する装置及びデータ単位処理装置を制御する方法 Download PDF

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Description

本発明はデータ単位を処理する装置とデータ単位処理装置を制御する方法とに関連する。
通信分野では、パケットの概念をベースとした通信手法が良く知られている。データパケットは任意の長さのデータを含み、そのデータ構造は、所定のプロトコルによって決まる。プロトコルとは、すなわち、パケットの交換、操作、翻訳等を制御するための取り決めの集合である。プロトコルに依存して様々な名称が使用されており、フレームとかパケットなどと呼ばれている。より一般的な用語としては、プロトコルデータ単位(PDU)という用語があり、以下の説明では、単に「データ単位」と呼ぶことにする。この用語「データ単位」は、パケットやフレームその他などいずれかの有限のデータキャリアを意味するものとして理解されなければならない。
2つのポイントにそれぞれ配置され、データ単位を交換する2つのプロトコル実装装置は、ピアと呼ばれることがある。データ単位を使用する通信では、一般に多層化(レイヤリング)という概念を採用している。多層化は、異なるプロトコルが階層的な順序で配置されていることを意味し、データの送信処理には、上位層のプロトコルから下位層のプロトコルへと下位層に向けてデータ単位を組み込んで行く処理が含まれており、受信処理には、組み込まれたデータ単位を反対に戻す処理が含まれている。用語「組み込み」は、一般に、セグメンテーション化だけでなくカプセル化も包含する用語である。例えば、図8は、アプリケーション層L5、トランスポート層L4、ネットワーク層L3、リンク層L2、及び物理層L1の実施機能を有するプロトコルスタックの一例を示している。この例示的な通信処理において、例えば、アプリケーション層L5はL5のデータ単位(すなわちL5のプロトコルに準拠したデータ単位)をL4のトランスポート層へと下位に引き渡し、この層でL5のデータ単位がL4のデータ単位へと組み込まれ、ネットワーク層L3へと引き渡され、この層でL4のデータ単位をL3のデータ単位へと組み込むといった具合である。このような通信処理で、図8に示された各層は、相補的な受信機ピアを備えているといえる。
図8に示されたスタックが受信機として作用するときは、受信されたデータ単位が下位レイヤから上位レイヤの方へと上位に向かって供給される。
当技術分野では、データ単位、プロトコルスタック、多層化などの概念は非常によく知られており、例えば、TCP/IP図説、第1巻、W.リチャード・スティーブンズ、アディソン・ウェズリー著、プロトコル、ロングマン株式会社、1994年発行を参照のこと。よって、これ以上の説明はここでは不要だろう。
本発明の目的は、改善されたデータ単位処理装置と、データ単位処理装置の改善された制御方法において、受信機として動作する多層化されたシステムにおけるデータ単位の処理を改善することである。
この目的は、請求項1に記載された特徴を有したデータ単位処理装置、又は請求項18に記載された特徴を有したデータ単位処理装置の制御方法によって達成される。有利な実施態様については、従属項に記載されている。
本発明によれば、第1のプロトコル層の実施機能と、第2のプロトコル層の実施機能とを有するデータ単位処理デバイスにおいて、前記第2のプロトコル層は、前記第1のプロトコル層の上位に位置し、受信側ピアとして動作するときは、前記第1のプロトコル層が、前記第2のプロトコル層へと上位に向かってデータ単位を引き渡すように構成されており、データ単位を前記第2の層へとリリースするように構成されたバッファは、(複数のデータ単位がリリースされるべきであると示されている場合)リリース期間の間、複数のデータ単位をリリースするように、バッファ・コントローラによって制御される。リリース期間は、複数のデータ単位の全てが即座にリリースされた場合に必要となる時間よりも長い。換言すれば、複数のデータ単位がバッファからリリースされるべき場合、上述のリリース期間の間、バッファからリリースされるべきデータ単位の出力ペース(タイミング)を調整するようにバッファが動作する。
この方法では、受信機として動作する際の、すなわち、プロトコルスタックにおいて上位方向へとデータ単位を供給する際の、多層化システムにおけるデータ単位の処理をより柔軟にすることができる。とりわけ、即時リリース時間よりも長い期間をかけて、上位層へと引き渡されるデータ単位の出力ペースを調整することで、複数のデータ単位のバースト的なリリースによって引き起こされる問題を回避することができる。すなわち、従来技術において、プロトコルスタック内で上位へと引き渡されるデータ単位はバースト的にリリースすることが可能であったが、このようなバーストが原因で、上位層では輻輳のような問題が生じる恐れがあった。
本発明は、階層的なプロトコルの実施機能を二つ備え、受信側システムにおいて上層へとリリースされるデータ単位をバッファリングする何れかのシステムにおいて適用可能である。本発明を適用するには、データ単位がどのような理由によりバッファリングされているかは問題とならない。受信側システムにおいてデータ単位をバッファリングする理由の一つは、例えば、上位層におけるデータ単位の転送順序に関する要求のためである。従って、好ましい例によれば、上述のコンセプトは、データ単位を順番にリリースするように構成されたバッファを有するシステムに適用できる。換言すれば、上位層へとリリースされるデータ単位は、予め定められた順序を有しており、バッファはこの予め定められた順序にだけ従ってデータ単位をリリースする。順序に従った転送処理は、例えば、TCP/IPスイートにおいて知られているトランスミッション・コントロール・プロトコル(TCP)など、多数のプロトコルにおいて非常に一般的な特徴となっている。順序転送を利用するようなシステムでは、リリース対象のデータ単位を蓄積することが可能である。なぜなら、予め定められた順序中のデータ単位が一つ消失(例えば、受信側のピアに到着しなかったとか、正しく受信できなかったなど)場合、その順序の中でより後ろに位置する全てのデータ単位は、消失したデータ単位を正しく受信するまで、バッファ中に保持されたままとなるからである。データ単位が最初に消失し、その後、後ろに位置する他のデータ単位が到着した後で、消失したデータ単位が正しく到着する理由は様々あるが、例えば、(ARQのような)再送機構やデータ単位再要求などを使用していることが上げられる。データ単位再要求は、データ単位を送信する側のネットワークにおいて、上述したシーケンスのなかで後方に位置する他のデータ単位に対し遅延したデータ単位が生じることになるが、これは、遅延してきた所定のデータ単位が異なる物理パスを介してトランスポートされて来たことにより、この所定のデータ単位の後に送信されたはずのデータ単位よりも遅延して到着することになるからである。再送機構もデータ単位の再要求もよく知られているので、これ以上の説明は不要であろう。
従来技術のシステムで、いったん行方不明となったデータ単位が受信されたならば、保持又はバッファリングされていた複数のデータ単位がすぐにリリースされることになろう。対照的に、本発明は、もし複数のデータ単位の全てがすぐにリリースされたならば経過するであろう時間よりも長い期間をかけて、複数のデータ単位の出力ペースを調整することが可能なシステムを提案する。
請求項1に記載された本発明のコンセプトを、順序転送を利用するシステムに適用することは好ましい一例であるが、本発明はこれに限定されることはなく、上層へとリリースされるベき複数のデータ単位が、リリースの前にバッファリングされるシステムであれば同様に適用することができる。上述したように、本発明によれば、データ単位がバッファリングされている理由は問題ではないし、順序転送はほんの一例に過ぎない。すなわち、下位層から複数のデータ単位が一つのバーストとなってバッファに到着した状態において、複数のデータ単位が即座にリリースされることを回避するために本発明が使用される。換言すれば、本発明に従って動作するバッファが、順序転送を提供するために制御されない場合であっても、複数のリリース可能なデータ単位がバッファ内に存在することがあり、またバッファ自体とは無関係なイベントによって発生したバーストであっても、本発明は、バースト的なトラヒックによる悪影響を回避することができる。
本発明によると、バッファ・コントローラは、即時リリースの時間よりも長いリリース期間をかけて、データ単位のリリースをコントロールするために動作しうる。バッファ・コントローラはそのような方法で動作しうるが、常にそのような方法で動作しなければならないでわけではない。すなわち、リリース対象のデータ単位のすべてについて、常にリリース期間中においてデータ単位のペース調整に関する特別の動作を実行する必要はなく、例えば、特別のモードで動作している場合において実行したり、リリースされるべきデータ単位の数に応じて選択的に実行したりしてもよい。このような本発明の技術思想によって柔軟性が提供される。
本発明の好ましい実施形態によると、データ単位処理装置は、蓄積時間に基づいて最大リリース期間が決定されるように構成されている。蓄積時間は、バッファからの複数のデータ単位が連続してリリースされる際の経過時間である。ペース調整処理のイベント中におけるデータ単位のリリース処理は、複数のデータ単位がリリースされるときのリリース期間が上述の最大リリース期間と等しいかそれ以下となるように実行される。
他の好ましい実施形態によると、データ単位を上位層へ受け渡す第1のプロトコル層が送信フィードバックプロシージャを実行可能なシステムにおいて、第1のプロトコル層の受信側ピアが第1のプロトコル層の送信側ピアにフィードバックメッセージを発行することで一以上のデータ単位の受信に関する情報が提供される。データ単位処理装置は、送信フィードバックプロシージャのフィードバックインターバルに基づいて最大リリース期間を決定するように構成されている。フィードバックインターバルは、一般に、受信側ピアによる2つの連続したフィードバックメッセージを送信する際の送信と送信との間の経過時間を表した値である。最大リリース期間はフィードバックインターバルに関連して何れかの適切な手法によって決定でき、例えば、フィードバックインターバルと等しく設定することもできる。フィードバックインターバルは何れかの適切な手法によって定義することができ、例えば、ラウンドトリップ時間RTT(例えば、最大リリース期間をRTTに等しく設定可能)や、特定の実施装置や要求に依存した他の何れかの手法により定義してもよい。例えば、フィードバックメッセージを送信した後はフィードバック禁止期間が経過するまでフィードバックメッセージを送信しないというフィードバック禁止プロシージャを使用するシステムにおいて、フィードバックインターバルは、上述のフィードバック禁止期間と等しく設定することもできる。そのようなフィードバック禁止期間の一例は、いわゆるUMTS(ユニバーサル移動体通信システム)において知られているステータス禁止タイマーの値である。
最大リリース期間をフィードバックインターバルに関連づけることの重要性は、一般に、フィードバックプロシージャが受信できなかったデータ単位や正しく受信できなかったデータ単位のための再送プロシージャに関連していること、及び、とりわけ(排他的ではないが)もしデータ単位が(順序転送による)シーケンスに従って上位層の方向にリースされる場合は、送信側装置によるそのような再送により受信機において複数のデータ単位がリリースを待機する状態にされることである。すなわち、シーケンスに従った転送を用いることで、シーケンス中の消失パケットが(再送により)受信され、データ単位のシリーズが突然完成してシリーズの全体がリリース可能となり、上述の状態が生じることとなる。
最大リリース期間を使用するそのような本発明の実施形態において、リリース期間の間にリリースされる複数のデータ単位のデータリリースレートは、最大リリース期間とリリース対象のデータ単位の数との関数であることが好ましい。より好ましくは、リリース期間は、リリース対象のデータ単位の数を最大リリース期間で除算して得られた値よりも大きいか等しければよい。データリリースレートに関して、もしこのデータリリースレートがバッファの蓄積レートよりも大きいか又は等しいことが好ましい。すなわち、このレートは、上位層へとリリースされるデータ単位によってバッファを満たすレートである。このようにしてバッファのオーバフローが回避できる。
すでに言及したように、所定期間の間、すべてのデータ単位についてペースを調整する必要はない。むしろ、本発明は、リリースされるべきデータ単位の数に対して予め定められたしきい値を設け、リリースされるべきデータ単位の数がこのしきい値より大きければ、これら複数のデータ単位の出力ペースを調整し、そうでなければデータ単位を即座にリリースするように、このしきい値を設定すればよい。
また、同時に一つのデータ単位の出力ペースを調整したり、あるいは、前記データ単位の少なくともいくつかをnタプル(個ずつ)だけ出力ペースを調整したりしてもよい(nは整数)。
図8に示された例示的な層構造に関して、リンクレイヤL2を第1のプロトコル層とし、ネットワーク層L3を第2のプロトコル層として本発明を好ましく適用することができる。より好ましくは、例えば、UMTS標準に準拠した無線回線の如くリンク層プロトコルが、無線リンクを介したデータ単位の送信を制御するプロトコルである場合に本発明を適用できる。
本発明に関し、パケットを調歩させるといったコンセプトは、データ単位の送信側装置、すなわち、漏れバケツ(リーキーバケット)方式などのプロトコル多層化方式における下位層方向へのデータ単位の受け渡し処理に関連づけて理解されなければならないが、本発明はプロトコルスタックの上位層方向における受信側において調歩処理を採用することを提案するものである。
以下では、様々な実施形態に関連し、添付の図面を参照しつつ本発明を説明する。
図1は、本発明の基本的な実施形態についての代表例を示した図であり、1は、第1のプロトコル層を示しており、2は、第1のプロトコル層の上位に位置する第2のプロトコル層を示しており、31は、第2のプロトコル層へと上位層にリリースする前に、第2のプロトコル層の形式に準拠した複数のデータ単位を蓄積するよう動作するバッファを示しており、32は、バッファ31を制御するためのバッファ・コントローラを示している。矢印42は、第1のプロトコル層からバッファ31へのデータの引き渡しを示しており、矢印41はバッファ31から第2のプロトコル層へのデータのリリースを示している。
図1の一番上と一番下に描かれている点線は、第2のプロトコル層2より上位に位置しうる層と、第1のプロトコル層1より下位に位置しうる層などの他の層を示している。同様に、第1及び第2のプロトコル層は必ずしも隣接している必要はないが、好ましくは隣接している層になろう。第1位及び第2のプロトコル層が隣接している場合、好ましくは、バッファ31は、第1のプロトコル層の実現機能の一部になる。
本発明によれば、バッファ・コントローラ32は、バッファ31から第2のプロトコル層2の形式に準拠したデータ単位のリリース処理41を制御するために動作する。第2のプロトコル層2の形式に合致した複数のデータ単位がリリースされるべきときに、前記複数のデータ単位のそれぞれが、リリース期間Tの間にリリースされる。このリリース期間は、複数のデータ単位のすべてを即時にリリースするときに必要となる時間に比し、より長い時間間隔である。すなわち、データ単位は、リリース期間Tの間に出力ペースが調整される。
即時リリースの場合の時間よりも長いリリース期間Tにかけて、データ単位を第2のプロトコル層にリリースすることによって、第2のプロトコル層又はそれより上位のプロトコル層におけるデータ単位のバースト的なリリースに起因する問題を回避しうる。本発明は、リリース処理の前にバッファ31に複数のデータ単位が蓄積されている理由がなぜかということには特に関係するわけではない。すなわち、データ単位をプロトコルスタックの上位へと供給する前に一旦バッファリングを行なう受信側システムであれば、如何なるシステムにおいても本発明を適用可能である。しかし、そのようなバッファリングは、例えば、順序転送を使用するシステムにおいて実行されることに注意すべきであり、本発明の好ましいアプリケーションはそのような順序転送を使用するシステムであろう。
図8に示した例の前後関係では、第1のプロトコル層1はプロトコル層L1乃至L4の何れかであり、第2のプロトコル層2はプロトコル層L2乃至L5の何れか一つにすることができる。好ましくは、第1のプロトコル層はリンク層L2であり、第2のプロトコル層はネットワーク層L3である。リンク層1が高い送信能力を備えた回線、例えば、UMTS(ユニバーサル移動体通信システム)標準に準拠して確立された回線である場合に、本発明は非常に良く適用できる。当然、これは単なる一例であり、本発明は如何なる回線にも適用可能であり、例えば、GPRS(一般パケット無線サービス)との関係で確立された回線にも利用できる。すなわち、高い回線キャパシティを備えたようなシステムにおいて、多数のデータ単位がバッファに蓄積される場合に、即時リリース処理を実行すると大きなバーストが発生する恐れがあるが、本発明によれば、即時リリースによって必要とされる時間よりも長い期間を用いてデータ単位の出力ペースを調整する機能を提供することにより、そのようなバーストを回避する狙いがある。
バッファ・コントローラ32は、上述した方法によりバッファ31をコントロールするために動作する。これは、バッファ31とバッファ・コントローラ32とがそのように動作することを意味するが、しかしながらそのような動作は常に実行される必要はない。むしろ、そのようなペース調整処理は、外部又は内部の状況に依存して、選択的に実行することも可能である。外部の状況の一例は、特定の動作モードについての外的な設定であり、内部状況の一例としては、例えば、リリースされるべきパケット数に依存することなどがあろう。
バッファ31から第2のプロトコル層へのデータ単位のペース調整処理は、任意の複数あるデータ単位のうちのデータ単位全てを即時にリリースした場合にかかる時間よりも長いリリース時間Tを用いるだけでなく、何れかの適切な又は望ましい方法を用いて実行することができる。これは、例えば、同時に1つのデータ単位をリリースするとともに、各データ単位間のリリース間隔を予じめ定められた遅延時間にセットすることによって成し遂げられる。ここで、予め定められた遅延時間は、例えば、一定の時間にすることもできる。このような一定の遅延時間を利用するシンプルなシステムでは、リリース期間は、リリースされるべきデータ単位の数にのみ依存するであろう。
しかし、最大リリース期間T(Tは適応パラメータ)に応じて、複数のデータ単位のペース調整処理を制御することが好ましい。これは、第一に最大リリース期間Tがセットされ、第2にデータ単位のペース調整処理が実行されることを意味する。ここで、実際のリリース期間TはTと等しいかそれより短いことになろう。そのような最大リリース期間Tを使用することで、システムの制御能力と柔軟性が向上する。なぜなら、実際のリリース期間Tは、内部又は外部の状況若しくはパラメータに依存することなく、変更することが可能だからである。
好ましくは、最大リリース期間Tを用いて複数のデータ単位のリリースを制御する時は、リリースレートRRがリリース対象のデータ単位の数(NPR)と、最大リリース期間Tとに依存することなく決定される。NPRは、すなわち、リリースされるべきデータ単位の数である。図5には、一例が示されており、引用符号Bは、PR=NPR/Tという関数を示しており、ここで、実際のリリースレートRRは、RR>=NPR/Tから選択可能である。
すなわち、リリースレートRRがリリース対象のデータ単位の数(NPR)の一次関数を基礎として決定されるのであり、この一次関数は1/Tに比例する。好ましくは、NPR/Tという関数に等しくなるか、又はこの関数より大きくなるようにリリースレートRRは調節される。もしデータ単位の複数が、NPR/Tに等しいリリースレートでもってリリースされれば、実際のリリース期間Tは、最大リリース期間Tに等しくなり、もしリリースレートがNPR/Tより大きなものに選択されれば、実際のリリース期間は最大リリース期間Tより小さくなる。
本発明の他の実施形態によると、リリースレートRRは同様にバッファ蓄積レート(BFR)に基づいて調節される。バッファ蓄積レートは、第1のプロトコル層1からのデータによってバッファ31を充填する際のレートをいう(図1の矢印42を参照のこと)。例えば、もし第1のプロトコル層1ががリンク層であれば、バッファ蓄積レートはリンク層に関係する回線の伝送速度に依存することになる。リリースレートは、少なくともバッファ蓄積レートBFRに等しいか、あるいはより大きいことが望ましい。すなわち、図5で示されるように、この実施形態でリリースレートRRはカーブA及びカーブBより上に位置するように選択されている。従って、リリースレートRRは、リリースされるべきデータ単位の数NPRが0と交差点の値ISとの間である場合、Aと同等かより大きくなり、NPRが、リリースされるべきデータ単位の数NPRがISより大きい場合、NPR/Tと同等かより大きい値となる。
図6には、上述の方法による複数のデータ単位をリリースするための例示的な制御プロシージャが示されている。図6の例では、第2の層がネットワーク層L3であり、リリースされるデータ単位はL3パケットである。第1のステップS61において、リリースの対象であるL3パケットが存在するか否かが決定される。この決定は本発明が適用されるシステムの特定の詳細に依存することになろう。例えば、ネットワーク層L3が順序転送処理を必要とし、バッファ31を含むリンク層L2が誤り訂正プロシージャ(ARQなど)を実行することを必要とする場合は、ステップS61における決定は、消失パケットが無事に復元されたか否かを決定することに相当し、これにより、予め定められた転送順序中の消失パケットと、その前に無事に到着していた後続パケットとがネットワーク層L3へとリリース可能となる。
図6の説明に戻り、最大リリース期間TがステップS62において決定され、そしてリリースレートRRがステップS63において決定され、最後に、例えばTがTに等しいか、あるいはより小さくなるようなTとRRとに従って、L3パケットがリリースされる。
上述の例において、データ単位が僅かであるかどうかにかかわらず、複数のデータ単位の出力ペースが調整される。しかしながら、しきい値Th導入することも可能であり、リリースされるべきデータ単位の数が当該しきい値を超える場合に限り、実際に速度低減処理が実行されてもよい。すなわち、リリースされるデータ単位の数がしきい値Thを超えるときに、即時リリース時間よりも長いリリース期間をかけたデータ単位のリリースが実行され、その数がThより小さければ、複数のデータ単位のリリースを即座に実行するように、バッファ・コントローラ32が制御する。そのようなしきい値Thを使用する処理に、上述の実施形態を組み合わせることも可能であり、図5に示す例では、バッファ蓄積レートBFRとNPR・Tの関数との交点であるISよりも下にしきい値Thが位置している。しかしながら、ThはISから完全に独立したものであり、従ってISに等しいかあるいはより大きくてもよい。
図7は、対応する制御プロシージャを示したフローチャートであり、図6のものと同一又は均等のステップについては同一の参照符号を使用することで、重複した説明を省略することにする。図6に示したステップに加え、図7のプロシージャには、S61の後にステップS65が含まれ、このステップS65において、リリースされるべきデータ単位の数であるNPRがしきい値Thを超えているか否かが決定される。もし否であれば、ステップS66で示されるように、L3のパケットがすぐにリリースされる。もし、しきい値Thを超えていれば、ステップS62乃至S64が実行される。
図6及び7に関連して説明した例では、パケットリリースコントロールが次のように実行される。すなわち、一度パケットグループのリリースが開始されると(ステップS64)、複数のパケットの全てがTとRRに従ってリリースされる。このリリースプロシージャの間にリリースの準備が整ったパケット、たとえば、TとRRとによって決定された実際のリリース期間Tの間に到着した下位層のパケットが蓄積され、そして、ステップS64が完了した後でステップS61において次に決定された後続のグループの中に限り当該パケットがリリースされてもよい。
しかしながら、本発明はこれに制限されなることはなく、そのような新しいパケットについても、即時リリースメカニズムを適用してもよい。これは図9及び10に示された例に関連づけて説明する。
図9は、図6に示したものと類似した例に関連するフローチャートを示している。第1のステップS91において、リリースされるべきパケットのグループが存在するか否かが決定される。用語「グループ」は、1つを含めて、何れの数のパケットであってもよい。もしリリースの準備ができたパケットグループが存在すれば、ステップS92においてTとRRが決定され、ステップS93においてパケットのリリースが開始される。これは第1のパケット又はパケットグループが出力ペースを調整されることを意味するが、現在のグループにおける一以上のパケットがバッファ中にまだ残っていることになろう。もし、例えばグループが3個のパケットからなり、一度に1個のパケットしかリリースされないように速度の低減が実行される場合に、1個のパケットがリリースされ、残り1個のパケットがバッファ中に残っていることになる。ステップS94において、もし残っているパケットの中に新しいパケットが存在するか否かを決定する。すなわち、一時的に新しいパケットのリリース、すなわち現在のTとRRの値を決定した過去のステップS91において決定されたが、リリースが未だ実行されていないグループについて、リリースの準備が整ったかどうかを決定する。例えば、そのような新しいパケットは、新たに到着したL2のデータ単位に起因して新しいL3パケットに組み立てられるものなどであろう。現在のT及びRRの値を考慮していない新しいリリース対象パケットがある場合は、プロシージャのループはステップS92へと戻り、新しいT及びRRの値が決定され、この新しい値に従った新しいグループがリリースされる(ステップS93)。もし新しいL3パケットのリリース準備ができていなければ、すなわちステップS94の結果が「いいえ」であれば、現在のTとRRの値に基づいたパケットのリリース処理が継続される(ステップS95参照)。上述したグループ中のオリジナルの3個のパケットにおいて、第2のパケットがリリースされることを意味する。ステップS96において、リリースされるべきパケットのグループが空か否か、すなわち、グループ中の全てのパケットがリリースされてゼロにまで減ったかどうかが決定される。もしグループが空であればプロシージャループはステップS91に戻る。もしグループに残ったパケットがあれば、プロシージャループはステップS94に戻る。
図10aと10Bには、図9に関して説明した方法の変形例が示してあり、また図10a及び10bの方法は図7の方法に類似している。すなわち、図10の方法では追加の技術特徴を提供するものであり、もしグループのなかのパケットの数が予め定められたしきい値より小さい場合は、これらのパケットがすぐにリリースされる。繰り返しの説明を省略するために、同一又は類似の構成要素については図9の参照符号と同様のものを図10aと10bにおいても使用する。
図10の方法には、ステップS91の後に、リリースされるべきパケットの数(すなわちグループ中のパケットの数)がしきい値より大きいか否かを決定するステップが含まれる。もしそうでなければ、パケットがすぐに(すなわち一度に全てが)リリースされ、プロシージャループはステップS91戻る。もしパケットの数がしきい値より大きければ、図9に関連して説明したステップS92、S93、及びS94が実行される。もしステップS94の結果が「否」であれば、ステップS103へと進み、リリースされるべき残りのパケットの数がしきい値Thより大きいか否かを決定する。否であれば、ステップS102に進み、残っていたパケットを即座にリリースする。しきい値Thを超えていれば、図9において既に説明したステップS95及びS96を続けて実行する。
図6,7,9及び10の例は、特定の順序で並んだステップを示しているが、当業者であればこれらのステップの順序を異ならしめてもよいことを理解できよう。同様に、代替的なステップが使用されてもよい。例えば、リリースされるべきパケットの数がしきい値より大きいか否かを決定するステップに代えて、リリースされるべき数がしきい値より小さいか否かを決定することも同様に可能であり、その上で上述のステップのシーケンスを用いてもよい。
図5に関連して説明したリリースレートRRの決定処理について、リリースされるべきデータ単位の数NPRとバッファ蓄積レートBFRは、双方とも時間とともに変動する動的なパラメータであってもよい。その結果、リリースレートも同様に時間とともに変化することになろう。
最大リリース期間Tはいずれかの適切な又は適当な方法によって決定することができる。例えば、最大リリース期間Tは一定値として選択することもできる。しかしながら、適応可能で、動的なパラメータとして最大リリース期間Tを選択する方が好ましいだろう。
好ましくは、リリース期間Tは、バッファ31の動作に関連した蓄積時間ATに基づいて決定されてもよい。すなわち、蓄積時間ATはバッファ31から連続的にリリースされる2つのデー単位の引き渡し処理の経過時間である。より具体的に、蓄積時間は、バッファに蓄積された複数のデータ単位のリリースを許可する連続した2つのイベント間の時間間隔である。最大リリース期間Tと蓄積時間ATとの関係は、何れかの望ましいか適切な方法によって選択することができ、例えば、最大リリース期間Tを、蓄積時間AT又は蓄積時間ATから導出された何れかのパラメータと等しくなるように設定してもよい。何れかのパラメータとは、最小蓄積時間ATminや平均蓄積時間ATavの如くである。
例えば、最大リリース期間Tが蓄積時間ATに等しく設定された場合には、バッファ制御動作の間、蓄積時間が単純に監視され、蓄積時間の新しい値が随時決定され、最大リリース期間Tが前記新しいATの値に更新される。最小蓄積時間ATminは単純に連続の値として監視され、すなわち、現在の最小値を記憶し、記憶されている最小蓄積時間ATminと新しい蓄積時間ATとを随時比較し、もし、ATの新しい値が、記憶されている値ATminより小さければ、新しい値が最小値ATminとして記憶され、それに従って、T値が更新される。最後に、平均蓄積時間を使用するときは、連続した値として平均蓄積時間ATavを決定することが望ましく、すなわち、蓄積時間の値を新しく決定するごとに、連続した値の平均値が更新され、その結果、最大リリース期間Tが同様に更新されることが望ましいだろう。
当然、これらは一例にすぎず、最大リリース期間Tは、蓄積時間ATから導出可能な他の何れかのパラメータに基づいて決定されてもよいし、そのようなパラメータを組み合わせて決定されてもよい。
第1のプロトコル層が、第1のプロトコル層1のデータ単位を第2のプロトコル層のデータ単位へと組み立てるよう構成されている特別な場合において、受信側ピアとして動作する際に、第1のプロトコル層1は、送信フィードバックプロシージャを実行する。また、送信フィードバックプロシージャのフィードバックインターバルFIに基づいて、最大リリース期間Tを調整することも可能である。すなわち、送信フィードバックプロシージャは、第1のプロトコル層の受信側ピアが、第2のプロトコル層の送信側ピアへとフィードバックメッセージを送信するように構成されている。このフィードバックメッセージは、第1のプロトコル層における一以上のデータ単位の受信についての情報を提供するものである(例えばARQメカニズムの如くである。)。フィードバック間隔FIは、受信側ピアによる2つの連続したフィードバックメッセージの送信間隔を示す値である。
受信側ピアによる2つの連続したフィードバックメッセージの送信間隔を示すものであれば如何なる値でも適切である。例えば、フィードバックプロシージャにおける2つの連続したフィードバックメッセージの送信間の時間間隔は、一般に、送信側ピアから受信側ピアへと送信されているデータ単位についてのコネクションに関連したラウンドトリップ時間(RTT)に依存してもよい。その結果、最大リリース期間Tは往復時間RTTに基づいて、一般には、RTTの任意関数(例えばT=RTTの如く)に基づいて決定することができる。
フィードバックプロシージャが、フィードバックメッセージの送信処理の後に、付加的にフィードバック禁止プロシージャを備える特別のケースでは、フィードバック禁止期間が経過するまではさらなるフィードバックメッセージが一切送信されることはない。フィードバック間隔は同様にそのようなフィードバック禁止期間によって定義することができる。最大リリース期間Tは、フィードバック禁止期間についての任意の関数として選択することもでき、例えば、フィードバック禁止期間に等しくしてもよい。フィードバック禁止期間の一例としては、UMTSのステータス禁止タイマーの値があり、これは、3GPP技術仕様グループ無線アクセスネットワーク、RLCプロトコル仕様、3G TS25.322で定義されている。
本発明を用いた多くの単純な例を図2から図4に関連して説明する。図2aは、複数のデータ単位がバースト的にリリースされるシチュエーションにおけるグラフを示しており、例えば図2aは従来技術の状況を示している。シーケンス番号(任意の単位)によって個々のデータ単位を識別することが可能であり、横軸は時間tを表している。図2aからわかるように、時刻t1において3つのデータ単位がリリースされ、時刻t2において4つのデータ単位がリリースされ、時刻t3において2つのデータ単位がリリースされ、時刻t4において6つのデータ単位がリリースされ、そして時刻t5において2つのデータ単位リリースされている。
それぞれの時間差(t2−t1)、(t3−t2)、(t4−t3)は蓄積時間ATに相当する。
図2bは、本発明を図2aで示された状況において適用した際の一例を示している。図から分かるように、図2aで示された複数のデータ単位のそれぞれは、それぞれのリリース期間Tiにおいて出力ペースが調整される。とりわけ、図2aのt1において即座にリリースされた3つのデータ単位は、図2のリリース期間T1の間にペースを調整され、図2aのt2において即時にリリースされた4つのデータ単位は、図2bのリリース期間T2の間にペースを調整されるが如くである。
図2bにおいて、複数あるデータ単位のうち一つずつが一度にリリースされるものとする。しかしながら、nタプルあるデータ単位のうちのいくつか又はその全てをリリースすることも同様に可能である。この例が図3に示されている。図3において、15あるデータ単位が3つずつリリース期間Tiの間にリリースされる。当然、これは一例に過ぎず、基本的にnタプルは如何なる整数値nに関連して選択されてもよい。同様に、データ単位は様々なnタプルとしてリリースされてもよく、nは一定である必要はない。例えば、ある数のデータ単位が同時に一つずつリリースされ、複数のデータ単位のうち他の部分はペアでリリースされ、他のグループでは3つずつ同時にリリースされてもよい。
図4は、図5及び図7に関連して説明したしきい値を用いるコンセプトを採用した一例を示している。すなわち、図4aは、図2bと同様の状況を示しているが、ペアのパケット(時刻t3及びt5を参照のこと)を即時にリリースするように、しきい値Thを2に設定した点で異なっている。図4bは、図4aと類似したケースを示しており、nタプルのリリースと、しきい値を用いるコンセプトとを組み合わせたものである。この例において、ペアのパケットは即時にリリースされ(Th=2)、リリースされるべきパケットの数が2以上であれば、これらのパケットをペアで出力ペースを調整している。
本発明を、詳細な実施形態に関連して説明してきたが、本発明は上記の例に限定されるものとして理解してはならない。すなわち、第1のプロトコル層をリンク層とし、しかもこのリンク層がユニバーサル移動通信システム(UMTS)に準拠して確立された移動回線に関連したものであれば本発明を好ましく適用できるが、しかしながら、本発明はこれにのみ適用することを限定されるわけではない。むしろ、第1のプロトコル層は、データ単位を上位層に向けてバッファへと引き渡すように構成されたプロトコル層であればどのような任意のプロトコル層であってもよい。このバッファは、第1のプロトコル層より上位に位置する第2のプロトコル層に適したデータ単位をバッファリングするように構成されている。従って、本発明はこれらの詳細な例にのみ限定されることはなく、これらは本発明をよりよく理解するためにのみ提供されているのであり、本発明が添付の特許請求の範囲によって定義されることはいうまでもない。さらに、特許請求の範囲に記載する参照符号は、これらの特許請求の範囲を限定するものではなく、特許請求の範囲を読みやすくするために付されていることを理解しなければならない。
図1は、本発明の基本的な実施形態の代表例を示した図である。 図2Aは、複数のデータ単位を即時にリリース処理する例を示した図である。 図2Bは、図2Aと同様の状況であって、対応するリリース期間Tiの間にデータ単位の出力ペースを調整する例を示している。 図3は、nタプルでデータ単位をリリースする例を示した図である。 図4Aは、図2bと同様の状況であるがしきい値Thが導入されており、リリース対象のデータ単位の数が当該しきい値Thより少なければ、複数のデータ単位を即座にリリースする例を示した図である。 図4Bは、図4Aに類似の例であり、しきい値による手法とnタプルのリリースとを組み合わせたコンセプトを示した図である。 図5は、リリースされるべきデータ単位の数NPRと最大リリース期間Tに基づいてリリースレートRRを決定する例を示した図である。 図6は、本発明に従って、バッファから複数のデータ単位をリリースする基本的な制御プロシージャの例を示したフローチャートである。 図7は、本発明に従って、バッファから複数のデータ単位をリリースする基本的な制御プロシージャの他の例を示したフローチャートである。 図8は、プロトコルスタックの代表例を示した図である。 図9は、本発明に従って、バッファから複数のデータ単位をリリースする基本的な制御プロシージャのさらに他の例を示したフローチャートである。 図10は、本発明に従って、バッファから複数のデータ単位をリリースする基本的な制御プロシージャのさらに他の例を示したフローチャートである。

Claims (36)

  1. データ単位の処理装置であって、
    第1のプロトコル層(1)の実行手段と、
    前記第1のプロトコル層(1)の上位に位置する第2のプロトコル層(2)の実行手段と、
    前記第2のプロトコル層(2)へとリリースされるべきデータ単位をバッファリングするバッファ(31)と、
    前記第2のプロトコル層(2)に準拠したデータ単位を前記バッファ(31)からリリースする処理を制御するよう動作するバッファ・コントローラ(32)と
    を含み、
    前記第1のプロトコル層(1)は、通信処理において受信側ピアとして動作するとき前記第2のプロトコル層(2)へと上位の方向にデータ単位を引き渡すように構成されており、
    前記バッファ(31)は、前記第2のプロトコル層(2)に準拠したデータ単位をリリースする前に、前記複数のデータ単位を蓄積するよう動作し、
    前記バッファ・コントローラ(32)は、前記第2のプロトコル層(2)に準拠した複数のデータ単位がリリースされる際に、各データ単位がリリース期間(T)にわたって前記バッファ(31)からリリースされるように制御し、
    前記リリース期間(T)は、前記複数のデータ単位を即時にリリースする際に必要となる時間よりも長い期間である、データ単位の処理装置。
  2. 前記バッファ(31)は、前記第1のプロトコル層(1)の一部である、請求項1に記載のデータ単位の処理装置。
  3. 前記第2のプロトコル層に準拠したデータ単位は、予め定められた順序を有し、前記バッファコントローラ(32)は、前記第2のプロトコルのデータ単位が前記順序に従ってリリースされるように制御する、請求項1又は請求項2に記載のデータ単位の処理装置。
  4. 前記データ単位の処理装置は、最大リリース期間(T)が蓄積時間(AT)に基づいて決定されるように構成されており、該蓄積時間(AT)は、前記バッファ(31)から連続してリリースされたデータ単位間の時間間隔である、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のデータ単位の処理装置。
  5. 前記データ単位の処理装置は、前記最大リリース期間(T)が最小蓄積時間(ATmin)又は平均蓄積時間(ATav)と等しくなるように構成されている、請求項4に記載のデータ単位の処理装置。
  6. 前記受信側ピアとして動作するとき、前記第1のプロトコル層(1)は、前記第1のプロトコル層(1)に準拠したデータ単位を前記第2のプロトコル層(2)に準拠したデータ単位へと組み立てるよう処理し、
    前記第1のプロトコル層に準拠した一以上のデータ単位の受信処理に関する情報を提供すべく、前記第1のプロトコル層の受信側ピアにより前記第1のプロトコル層の送信側ピアにフィードバックメッセージを発行するよう構成された送信フィードバックプロシージャを、前記第1のプロトコル層(1)の実行手段が実行するように構成されており、
    前記データ単位の処理装置は、最大リリース期間(T)が前記送信フィードバックプロシージャのフィードバック間隔(FI)に基づいて決定されるように構成されており、前記フィードバック間隔は、前記受信側ピアにより連続して送信されたフィードバックメッセージ間の時間間隔の値を示している、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のデータ単位の処理装置。
  7. 前記送信フィードバックプロシージャには、フィードバックメッセージを送信した後は、フィードバック禁止期間が経過するまで更なるフィードバックメッセージを送信しないようにするフィードバック禁止プロシージャが含まれており、前記フィードバック間隔は前記フィードバック禁止期間に等しい、請求項6に記載のデータ単位の処理装置。
  8. 前記最大リリース期間(T)は、前記フィードバック禁止期間に等しい、請求項7に記載のデータ単位の処理装置。
  9. 前記第1のプロトコル層(1)は、リンク層プロトコルを備えたリンク層(L2)であり、
    前記データ単位の処理装置は、前記リンク層プロトコルに準拠したデータ単位を、通信回線を介して受信するよう構成されており、
    前記通信回線は、ユニバーサル移動通信システムの標準に準拠したものであり、
    前記フィードバックメッセージは、前記ユニバーサル移動通信システムのステータスメッセージであり、
    前記フォードバック禁止期間は、前記ユニバーサル移動通信システムのステータス禁止タイマーについて設定された値である、請求項7または請求項8に記載のデータ単位の処理装置。
  10. 前記リリース期間(T)にわたって前記複数のデータ単位をリリースする際のデータリリースレート(RR)は、リリースの対象となっている前記複数のデータ単位の数(NPR)と前記最大リリース期間(T)とについての関数である、請求項4乃至請求項9の何れかに記載のデータ単位の処理装置。
  11. 前記リリース期間(T)にわたって前記複数のデータ単位をリリースする際のデータリリースレート(RR)は、リリースの対象となっている前記複数のデータ単位の数(NPR)を前記最大リリース期間(T)によって除算して求められた値以上である、請求項10に記載のデータ単位の処理装置。
  12. 前記リリース期間(T)にわたって前記複数のデータ単位をリリースする際のデータリリースレート(RR)は、バッファ蓄積レート(BFR)以上である、請求項10または請求項11に記載のデータ単位の処理装置。
  13. 前記バッファコントローラ(32)は、前記第2のプロトコル層に準拠した前記データ単位を前記バッファ(31)からのリリース処理を制御する際に、前記複数のデータ単位の数(NPR)が予め定められたしきい値(Th)を超えているときには、前記複数のデータ単位のそれぞれを、該複数のデータ単位の全てを即時にリリースした場合に必要となる時間よりも長いリリース期間(T)にわたってリリースし、一方、前記複数のデータ単位の数(NPR)が予め定められたしきい値(Th)を超えていないときには、該複数のデータ単位を即座にリリースするよう制御する、請求項1乃至12の何れかに記載のデータ単位の処理装置。
  14. 前記データ単位の処理装置は、前記リリース期間(T)にわたってリリースされる前記複数のデータ単位の少なくとも一部を、同時にn(nは1以上の整数)個ずつリリースする、請求項1乃至13の何れかに記載のデータ単位の処理装置。
  15. 前記第1のプロトコル層(1)は、リンク層プロトコルを備えたリンク層(L2)であり、前記データ単位の処理装置は、前記リンク層プロトコルに準拠したデータ単位を、通信回線を介して受信するように構成されている、請求項1乃至14の何れかに記載のデータ単位の処理装置。
  16. 前記通信回線は、無線通信回線であり、前記リンク層プロトコルは、前記無線通信回線を介したデータ単位の送信処理を制御するプロトコルである、請求項15に記載のデータ単位の処理装置。
  17. 前記通信回線は、ユニバーサル移動通信システムの標準に準拠した無線通信回線である、請求項16に記載のデータ単位の処理装置。
  18. 第1のプロトコル層(1)の実行手段と、該第1のプロトコル層(1)の上位に位置する第2のプロトコル層(2)の実行手段と、前記第2のプロトコル層(2)へとリリースされるべきデータ単位をバッファリングするバッファ(31)とを含み、前記第1のプロトコル層(1)は、通信処理において受信側ピアとして動作するとき前記第2のプロトコル層(2)へと上位の方向にデータ単位を引き渡すように構成されており、前記バッファ(31)は、前記第2のプロトコル層(2)に準拠したデータ単位をリリースする前に、前記複数のデータ単位を蓄積するよう動作する、データ単位処理装置の制御方法であって、
    前記第2のプロトコル層(2)に準拠した複数のデータ単位がリリースされるときは、各データ単位がリリース期間(T)にわたって前記バッファ(31)からリリースされるように制御し、
    前記リリース期間(T)は、前記複数のデータ単位を即時にリリースする際に必要となる時間よりも長い期間である、データ単位処理装置の制御方法。
  19. 前記バッファ(31)は、前記第1のプロトコル層(1)の一部である、請求項18に記載のデータ単位処理装置の制御方法。
  20. 前記第2のプロトコル層に準拠したデータ単位は、予め定められた順序を有し、前記第2のプロトコルのデータ単位が前記順序に従ってリリースされるように制御する、請求項18又は請求項19に記載のデータ単位処理装置の制御方法。
  21. 最大リリース期間(T)は、蓄積時間(AT)に基づいて決定され、該蓄積時間(AT)は、前記バッファ(31)から連続してリリースされたデータ単位間の時間間隔である、請求項18乃至請求項20の何れかに記載のデータ単位処理装置の制御方法。
  22. 前記最大リリース期間(T)は、最小蓄積時間(ATmin)又は平均蓄積時間(ATav)と等しくなるように構成されている、請求項21に記載のデータ単位処理装置の制御方法。
  23. 前記受信側ピアとして動作するとき、前記第1のプロトコル層(1)は、前記第1のプロトコル層(1)に準拠したデータ単位を前記第2のプロトコル層(2)に準拠したデータ単位へと組み立てるよう処理し、
    前記第1のプロトコル層(1)に準拠した一以上のデータ単位の受信に関する情報を提供すべく、前記第1のプロトコル層の受信側ピアによりフィードバックメッセージを前記第1のプロトコル層の送信側ピアに発行するよう、前記第1のプロトコル層(1)の実行手段の送信フィードバックプロシージャが構成されており、
    最大リリース期間(T)は、前記送信フィードバックプロシージャのフィードバック間隔(FI)に基づいて決定され、前記フィードバック間隔(FI)は、前記受信側ピアにより連続して送信されたフィードバックメッセージ間の時間間隔を示した値である、請求項18乃至請求項20の何れかに記載されたデータ単位処理装置の制御方法。
  24. 前記送信フィードバックプロシージャには、フィードバックメッセージを送信した後は、フィードバック禁止期間が経過するまで更なるフィードバックメッセージを送信しないようにするフィードバック禁止プロシージャが含まれており、前記フィードバック間隔は前記フィードバック禁止期間に等しい、請求項23に記載のデータ単位処理装置の制御方法。
  25. 前記最大リリース期間(T)は前記フィードバック禁止期間に等しい、請求項24に記載のデータ単位処理装置の制御方法。
  26. 前記第1のプロトコル層(1)は、リンク層プロトコルを備えたリンク層(L2)であり、
    前記データ単位処理装置は、前記リンク層プロトコルに準拠したデータ単位を、通信回線を介して受信するよう構成されており、
    前記通信回線は、ユニバーサル移動通信システムの標準に準拠したものであり、
    前記フィードバックメッセージは前記ユニバーサル移動通信システムのステータスメッセージであり、
    前記フォードバック禁止期間は、前記ユニバーサル移動通信システムのステータス禁止タイマーについて設定された値である、請求項24または請求項25に記載のデータ単位処理装置の制御方法。
  27. 前記リリース期間(T)にわたって前記複数のデータ単位をリリースする際のデータリリースレート(RR)は、リリースの対象となっている前記複数のデータ単位の数(NPR)と前記最大リリース期間(T)とについての関数である、請求項21乃至請求項26の何れかに記載のデータ単位処理装置の制御方法。
  28. 前記リリース期間(T)にわたって前記複数のデータ単位をリリースする際のデータリリースレート(RR)は、リリースの対象となっている前記複数のデータ単位の数(NPR)を前記最大リリース期間(T)によって除算して求められた値以上である、請求項27に記載のデータ単位処理装置の制御方法。
  29. 前記リリース期間(T)にわたって前記複数のデータ単位をリリースする際のデータリリースレート(RR)は、バッファ蓄積レート(BFR)以上である、請求項28に記載のデータ単位処理装置の制御方法。
  30. 前記第2のプロトコル層に準拠した前記データ単位を前記バッファ(31)からのリリース処理を制御する際に、前記複数のデータ単位の数(NPR)が予め定められたしきい値(Th)を超えているときは、前記複数のデータ単位のそれぞれを、該複数のデータ単位の全てを即時にリリースした場合に必要となる時間よりも長いリリース期間(T)にわたってリリースし、一方、前記複数のデータ単位の数(NPR)が予め定められたしきい値(Th)を超えていないときには、該複数のデータ単位を即座にリリースするよう制御する、請求項18乃至29の何れかに記載のデータ単位処理装置の制御方法。
  31. 前記リリース期間(T)にわたってリリースされる前記複数のデータ単位の少なくとも一部を、同時にn(nは1以上の整数)個ずつリリースする、請求項18乃至30の何れかに記載されたデータ単位処理装置の制御方法。
  32. 前記第1のプロトコル層(1)は、リンク層プロトコルを備えたリンク層(L2)であり、前記データ単位処理装置は、前記リンク層プロトコルに準拠したデータ単位を、通信回線を介して受信するように構成されている、請求項18乃至31の何れかに記載されたデータ単位処理装置の制御方法。
  33. 前記通信回線は、無線通信回線であり、前記リンク層プロトコルは、前記無線通信回線を介したデータ単位の送信処理を制御するプロトコルである、請求項32に記載されたデータ単位処理装置の制御方法。
  34. 前記通信回線は、ユニバーサル移動通信システムの標準に準拠した無線通信回線である、請求項33に記載されたデータ単位処理装置の制御方法。
  35. データ処理装置にロードされると、請求項18乃至請求項34の何れかに記載されたデータ単位処理装置の制御方法を実行するように構成されたコンピュータプログラム。
  36. 請求項35に記載されたコンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ可読記憶媒体。
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